JP2014155426A - 高電圧部品のカバー取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成の複雑化を招くことなく安定したカバーの取付けが達成できる高電圧部品のカバー取付構造を提供することにある。
【解決手段】高電圧機器及び回路遮断装置31を収容するケース2及びケース2を閉蓋するカバー5を備え、回路遮断装置31からサービスプラグ35を引き抜くことにより電源回路を遮断し、サービスプラグ35を装着によって電源回路を接続して電流供給が可能な状態となるに高電圧部品であって、カバー5にはサービスプラグ挿入口7を有し、ケース2内の取付部12にカバー5の係止部8を下側に抑えるカバー押さえ20を設ける。ケース2に対するカバー5の取付状態にズレや変形等によりカバー押さえ20とカバー5との間に相対変位が生じた際にも、安定したカバー5の固定が維持できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、高電圧部品のカバー取付構造に関し、特に高電圧回路を有する電気自動車やハイブリッド車等の点検整備等に際して、サービスプラグを抜き出すことで電源回路を一時的に遮断する回路遮断装置を備えた高電圧部品のカバー取付構造に関する。
近年、電気自動車やハイブリッド車等が実用化されている。このような電気自動車やハイブリッド車等においては、高出力化された電動モータを駆動するために、バッテリに接続された電圧変換器等の高電圧機器において、例えば数百Vの高電圧が発生する。このような高電圧機器を備えた車両においては、作業者が高電圧機器を点検整備する際の感電事故を防止するために、特に高い作業安全性の確保が要求される。
安全対策の一例として特許文献1の電源遮断装置がある。図6に要部断面を示すように電源遮断装置100は、高電圧機器を収容する下蓋101と、下蓋101を覆蓋してボルト103によって取付けられる上蓋102を備え、上蓋102に設けられた気密シール104から挿入されるサービスプラグである摺動棒106を有する。通常、摺動棒106はボルト103を覆うように配置される。
保守整備にあたり、同図(a)に示す状態から、同図(b)に示すように摺動棒106を引き抜くことでメス端子109からオス端子108が引き抜かれて電源回路が遮断される。摺動棒106を引き抜くことでボルト103を取り外すことが可能になり、上蓋102と下蓋101とを分離することができる。
また、保守整備が終了して、摺動棒106を電源遮断装置100へ差し込む場合は、下蓋101に上蓋102をボルト103により取り付ける。次に、摺動棒106を気密シール104から押し込む。これによりメス端子109にオス端子108が嵌り込む。このように、摺動棒106を電源遮断装置100に取り付けることで高電圧機器への電流供給が可能となる。
また、高電圧部品の例として図7に示すものがある。高電圧部品111は高電圧機器を収容する箱状のケース112と、ケース112を覆蓋してボルト120によって固定されるカバー113を備え、カバー113にサービスプラグ挿入口114が開口する。
サービスプラグ119をサービスプラグ挿入口114から挿入してケース112内に配設された回路遮断装置118のプラグ挿着孔にピン部を差し込むことによってバッテリから電流が供給可能な状態になり、回路遮断装置118からサービスプラグ119を引き抜くことで電源回路が遮断される。
回路遮断装置118に隣接してケース112内にクリップ取付穴115aを有する取付ブラケット115が設けられる。一方、カバー113のサービスプラグ挿入口114の縁部に取付ブラケット115に接合する取付部116が折曲形成され、取付部116にクリップ挿入穴116aが形成される。クリップ117を取付部116のクリップ挿入穴116a及び取付ブラケット115のクリップ取付穴115aに挿入して係合する。
このクリップ117のクリップ挿入穴116a及びクリップ取付穴115aへの挿着及び取外しはクリップ着脱工具Wが使用される。このクリップ着脱工具Wは回路遮断装置118に装着されたサービスプラグ119によって挿入が阻害され、サービスプラグ119が引き抜かれた状態でクリップ着脱工具Wによるクリップ117の着脱が可能になる。
これにより、保守整備にあたりサービスプラグ119を回路遮断装置118から引き抜くことでクリップ着脱工具Wによりクリップ117を取り外すことが可能になり、カバー113を下蓋112から分離することができる。また、保守整備が終了し、サービスプラグ119を電源遮断装置118に差し込む場合には、ボルト120によりカバー113をケース112に取り付け、かつクリップ117によりカバー113を取付ブラケット115に装着する。次に、サービスプラグ119をサービスプラグ挿入口114から挿入して回路遮断装置118に取り付けることで電源回路を接続してバッテリからの電流供給が可能な状態になる。
特開2012−85416号公報
上記特許文献1によると、ボルト103を覆っている摺動棒106を引き抜いて電源回路を遮断した後にボルト103を取り外すことが可能になり、下蓋101から上蓋102を取り外した際には電源回路が遮断状態に維持されて点検整備する際の作業安全性が確保できる。
しかし、上蓋102にメス端子109が設けられることから、メス端子109に配設されるハーネス等によって下蓋101から分離された上蓋102の移動範囲が規制されて点検整備等の作業性に影響を及ぼすことが懸念される。また、上蓋102の変形等により摺動棒106の着脱作業性の悪化が懸念されることから、上蓋102の剛性及び取付精度が要求される。この剛性及び取付精度の確保は、重量増加や製造コストの増加を招くと共に作業コストの増加が懸念される。
一方、図7に示す後者の高電圧部品にあっては、サービスプラグ119を回路遮断装置118から引き抜くことでクリップ着脱工具Wによるクリップ117の取り外しが可能になり、カバー113をケース112から取り外した際にはバッテリからの電源回路が遮断状態に維持され、点検整備する際の作業安全性が確保できる。
しかし、ケース112に対してカバー113の取付状態にズレやカバー113の変形等によりクリップ117によるカバー113の取り付けが影響される。例えば、図8(a)に示すように、取付ブラケット115と取付部116との間に隙間があると、クリップ117のアンカー部117aの拡開が不十分になり、クリップ117による締結が不完全になる。また、同図(b)に示すように取付ブラケット115のクリップ取付穴115aと取付部116のクリップ挿入穴116aとの相対位置にズレがあるとクリップ117の挿着が困難になる。更に、同図(c)に示すようにクリップ117によって取付ブラケット115に取付部116が結合された状態でカバー113に上方から荷重Pが付与されると、取付ブラケット115の変形やカバー113が変形することが懸念される。一方、カバー113や取付ブラケット115の剛性を増大させると、カバー113及び取付ブラケット115の重量増加を招く要因となる。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、構成の複雑化を招くことなく安定したカバーの取付けが達成できる高電圧部品のカバー取付構造を提供することにある。
前記目的を達成する請求項1に記載の高電圧部品のカバー取付構造は、高電圧機器及び回路遮断装置を収容するケース及び該ケースを閉蓋するカバーを備え、前記回路遮断装置からサービスプラグを引き抜くことで電源回路が遮断し、サービスプラグの装着によって電源回路が接続して電流供給が可能な状態となる高電圧部品のカバー取付構造において、前記カバーは、前記回路遮断装置に対向して前記サービスプラグを挿入及び抜き出すためのサービスプラグ挿入口を有し、前記ケース内に前記サービスプラグ挿入口側に面して配置された取付部と、該取付部に形成された取付穴に前記サービスプラグ挿入口側から挿入するアンカー部及び取付部に当接するベース部を備え、前記サービスプラグ挿入口側から前記アンカー部内に挿入されるアンカーピンと協働してクリップを構成しかつ前記ベース部から前記サービスプラグの挿入方向と略直交方向に延在するカバー押さえ部からなるカバー押さえとを備え、前記カバーの一部を前記カバー押さえ部の下側に抑えることにより、前記カバーを固定することを特徴とする。
これによると、ケース内の取付部に取り付けられるカバー押さえのサービスプラグの挿入方向と略直交方向に延在するカバー押さえ部によって、カバーの一部を下側に抑えるこことで、ケースに対するカバーの取付状態にズレや、カバーの形状寸法精度及び変形等によりカバー押さえとカバーとの間に相対変位が生じた際にも、カバー押さえ部による安定したカバーの固定が維持される。
カバー押さえがクリップを備えることで、カバー押さえの取り付けが容易になると共に構成部品の削減が可能になり、カバーの取り外し及び装着作業の簡素化がえられる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の高電圧部品のカバー取付構造において、前記取付部の取付穴は、前記回路遮断装置に装着されたサービスプラグによって覆われることを特徴とする。
これにより、サービスプラグを回路遮断装置から引き抜くことでクリップ着脱工具によりカバー押さえの取り外しが可能になり、カバーをケースから取り外した際には高電圧機器への電源回路が遮断状態に維持され、点検整備する際の作業安全性が確保できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2の高電圧部品のカバー取付構造において、前記カバーの一部は、前記サービスプラグ挿入口の縁部に形成された係止部であることを特徴とする。
これによると、簡単な構成でカバー押さえにより抑えられるカバーの一部となる係止部が容易に形成できる。
本発明によると、ケース内に設けられる取付部に取り付けられるカバー押さえのカバー押さえ部によってカバーの一部を下側に抑えることで、ケースに対するカバーの取付状態にズレや、カバーの変形等によりカバー押さえとカバーとの間に相対変位が生じた際にも、カバー押さえ部による安定したカバーの固定が維持される。カバー押さえがクリップを備えることで、カバー押さえの取り付けが容易になると共に構成部品の削減が可能になり、カバーの取り外し及び装着作業の簡素化が得られる。
実施の形態に係る高電圧部品の斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 カバーの取外し操作概要説明図である。 カバー押さえの概要説明図である。 作用説明図である。 従来の電源遮断装置の要部断面図である。 従来の高圧電部品のカバー取付構造の概要を示す断面図である。 作用説明図である。
以下、本発明の高電圧部品のカバー取付構造の一実施の形態を、図を参照して説明する。
図1は高電圧部品1の斜視図であり、図2は模式的に示す図1のII−II線断面図である。高電圧部品1は、高電圧機器を収容する上方が開放されたボックス状のケース2と、ケース2を閉蓋するカバー5を有し、ケース2の開口縁部にカバー5の外周縁部が複数のボルト9によって取付けられる。カバー5の上面にサービスプラグ挿入口7が開口する。
図2に示すようにカバー5のサービスプラグ挿入口7に対向してケース2内の基板4に回路遮断装置31が配設される。回路遮断装置31に装着可能なサービスプラグ35を備える。サービスプラグ35は、プラグベース部36及びプラグベース部36から突出するピン部37を有する。
このサービスプラグ35をサービスプラグ挿入口7から挿入してピン部37を回路遮断装置31のピン挿着孔に差し込むことによって電源回路を接続してバッテリから高電圧機器に電流が供給可能な状態になり、回路遮断装置31からサービスプラグ35を抜き出すことでバッテリからの電源回路が遮断される。
回路遮断装置31に隣接して、基板4に取付ブラケット11が設けられる。取付ブラケット11は頂端11aが折曲する断面V字状で、サービスプラグ挿入口7側に面すると共に回路遮断装置31から離れるに従ってカバー5のプラグ挿入口7に接近するように傾斜する取付部12を有する。この取付部12の回路遮断装置31に装着されたサービスプラグ35のプラグベース部36に覆われる位置に取付穴13が開口する。
一方、カバー5の一部、本実施の形態ではプラグ挿入口7の縁部に、取付ブラケット11の頂端11aより上方でかつこの頂端11aを隔てて回路遮断装置31と反対側で取付ブラケット11から所定距離αだけ離れた位置に先端8aが設定された平板状の係止部8が形成される。この係止部8はカバー5を成形する際にカバー5の一部を折曲加工することによって容易に形成できる。
取付ブラケット11に装着されるカバー押さえ20を図4に示す。カバー押さえ20は、クリップを構成するクリップ本体21とアンカーピン25を備え、クリップ本体21は開口22aを有するベース部22と、中空形状で一対の弾性爪23aを有するアンカー部23とが一体形成される。ベース部22にカバー押さえ部24が延設される。カバー押さえ部24は、ベース部22からL字状に折曲してサービスプラグ35を回路遮断装置31に装着する際のサービスプラグ35の挿入及び抜き出し方向と略直交する方向に延在する矩形板形状であって、取付ブラケット11の頂端11aを覆うと共に、カバー5の係止部8に上方から当接可能な矩形板状に形成される。
アンカー部23を取付ブラケット11の取付穴13に差し込むことにより、一対の弾性爪23aが内方に撓みながら取付穴13を通過して取付穴13の縁部に係止するように構成される。
一方、アンカーピン25はクリップ本体21のベース部22の開口22aからアンカー部23の内部に挿入して両弾性爪23aの間に位置させる軸部27及び頭部26を有し、この軸部27によって両弾性爪23aがアンカー部23の内方へ撓むことを規制する。このアンカーピン25の軸部27のクリップ本体21への挿入及びクリップ本体21からの抜け出しは、頭部26に係止可能なクリップ着脱工具Wによって行われる。
このように構成される高電圧部品1のカバー5の取外し及び取付操作の概要を、図3を参照して説明する。図3の(a)〜(f)はカバー5の取外し及び取付操作を模式的に示す図である。
図3(a)は高電圧部品1にカバー5が装着された通常状態を示す。この通常状態においては、回路遮断装置31にサービスプラグ35が取付けられた状態で、高電圧機器を収容するケース2にカバー5がボルト9によって取付けられる。更に、取付ブラケット11の取付穴13にカバー押さえ20のアンカー部23が挿入して係止され、カバー押さえ部24の下側にカバー5の係止部8を抑え、カバー5を固定する。
この回路遮断装置31にサービスプラグ35が装着された状態においては、プラグ挿入口7からのクリップ着脱工具Wの挿入が回路遮断装置31に装着されたサービスプラグ35のプラグベース部36の当接によって阻止され、クリップ着脱工具Wによるカバー押さえ20の取り外しが不可能な状態に維持される。
保守整備にあたり、同図(b)に示すようにサービスプラグ35を回路遮断装置31から取外すとバッテリから高電圧機器への電源回路が遮断されると共にサービスプラグ挿入口7からのクリップ着脱工具Wの挿入が可能になる。クリップ着脱工具Wによりアンカーピン25をクリップ本体21から引く抜くことで弾性爪23aが内方に撓みながら取付ブラケット11の取付穴13から抜け出し、同図(c)に示すようにカバー押さえ20が取付ブラケット11から取り外される。しかる後、カバー5の取り外しが可能になり、ボルト9を取り外してカバー5をケース2から取り外す。
保守整備が終了した後には、カバー5をケース2にボルト9により取り付ける。しかる後、同図(d)に示すように、クリップ着脱工具Wによりカバー押さえ22のアンカー部23を取付ブラケット11の取付穴13に差し込み弾性爪23aをクリップ取付穴13の縁部に係止すると共にアンカーピン25を押し込むことで、カバー押さえ20が取付ブラケット11に固定される。
このようにカバー押さえ20が取り付けた状態で、同図(e)に示すようにサービスプラグ35をサービスプラグ挿入口7から挿入してピン部37を回路遮断装置31に差し込むことによって電源回路を接続してバッテリから高電圧機器への電力供給が可能な状態になる。
このようにサービスプラグ35を回路遮断装置31から引き抜くことでクリップ着脱工具Wによりカバー押さえ20の取り外しが可能になり、カバー5を下蓋2から取り外した際にはバッテリからの高電圧機器への電源回路が遮断状態に維持され、かつカバー5を取り付けた状態でサービスプラグ35を回路遮断装置31に装着して電流供給を可能にすることで、点検整備する際の作業安全性が確保できる。
更に、カバー5の下蓋2に対する取付状態にズレや、カバー5の形状寸法精度及び変形等により、カバー押さえ20とカバー5の係止部8との間に相対変位が生じた際にも、カバー押さえ部24にとって下側に係止部8を抑えることで安定した状態でカバー5が固定維持される。
例えば、図5(a)に示すようにカバー5が所期位置に位置する基準状態においては、取付ブラケット11の頂端11aに対しカバー5に形成された係止部8の先端8aが上方でかつ回路遮断装置31と反対側に所定距離αだけずれて設定され、係止部8の上面にカバー押さえ20のカバー押さえ部24が当接した状態に維持され、カバー押さえ部24の下側に係止部8を抑えることでカバー5が安定した装着状態に固定される。
同図(a)の基準状態に対し、同図(b)に示すように図示左側となる係止部8の先端8aが取付ブラケット11に接近する方向にズレが生じた状態でカバー5が取り付けられた際や、同図(c)に示すように図示右側となる係止部8の先端8aが取付ブラケット11から離れる方向にズレが生じた状態でカバー5が取り付けられ際でも、係止部8の上面がカバー押さえ20のカバー押さえ部24の当接が維持され、カバー押さえ部24の下側に係止部8を抑えるこことでカバー5が安定した装着状態に固定される。
また、同図(d)に示すようにカバー5が上方から押される外力Pが作用して
カバー5が下方に撓んだ際にも、係止部8がカバー押さえ20のカバー押さえ部24から下方に離反してカバー5の変形やカバー押さえ20等の変形が回避される。外力Pの作用が除去された際にはカバー5の係止部8がカバー押さえ20のカバー押さえ部24に当接する所期状態となり、カバー5が安定した装着状態に維持される。
従って、本実施の形態によると、サービスプラグ35を回路遮断装置31から引き抜くことでクリップ着脱工具Wによるカバー押さえ20の取り外しが可能になり、カバー5をケース2から取り外した際には電源回路が遮断状態に維持されて、点検整備する際の作業安全性が確保できる。
更に、カバー5が基準位置に対してズレ等を伴って取り付けられた状態やカバー5に外力が付与された際にも、カバー5等が変形することなく安定した状態に維持できる。カバー押さえ20がクリップ機能を備えることで、カバー押さえ20の取付部への取付け及び取り外しが容易になると共に構成部品の削減が可能になり、構成の複雑化を招くことなくカバーの取り外し及び装着作業の簡素化が得られる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、取付ブラケット11のカバー押さえ20を取付位置に保持する嵌合凹溝や突起を形成することもできる。また、ケース2とカバー5とが嵌合等により互いに相対位置が規制される場合にはボルト9による締結を省略することができる。
1 高電圧部品
2 ケース
5 カバー
7 サービスプラグ挿入口
8 係止部(カバーの一部)
8a 先端
11 取付ブラケット
11a 頂端
12 取付部
13 取付穴
20 カバー押さえ
21 クリップ本体
22 ベース部
22a 開口
23 アンカー部
23a 弾性爪
25 アンカーピン
31 回路遮断装置
35 サービスプラグ
36 プラグベース部
37 ピン部

Claims (3)

  1. 高電圧機器及び回路遮断装置を収容するケース及び該ケースを閉蓋するカバーを備え、前記回路遮断装置からサービスプラグを引き抜くことで電源回路が遮断し、サービスプラグの装着によって電源回路が接続して電流供給が可能な状態となる高電圧部品のカバー取付構造において、
    前記カバーは、前記回路遮断装置に対向して前記サービスプラグを挿入及び抜き出すためのサービスプラグ挿入口を有し、
    前記ケース内に前記サービスプラグ挿入口側に面して配置された取付部と、
    該取付部に形成された取付穴に前記サービスプラグ挿入口側から挿入するアンカー部及び取付部に当接するベース部を備え、前記サービスプラグ挿入口側から前記アンカー部内に挿入されるアンカーピンと協働してクリップを構成しかつ前記ベース部から前記サービスプラグの挿入方向と略直交方向に延在するカバー押さえ部からなるカバー押さえとを備え、
    前記カバーの一部を前記カバー押さえ部の下側に抑えることにより、前記カバーを固定することを特徴とする高電圧部品のカバー取付構造。
  2. 前記取付部の取付穴は、前記回路遮断装置に装着されたサービスプラグによって覆われることを特徴とする請求項1に記載の高電圧部品のカバー取付構造。
  3. 前記カバーの一部は、前記サービスプラグ挿入口の縁部に形成された係止部であることを特徴とする請求項1または2に記載の高電圧部品のカバー取付構造。
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