JP2014154101A - 情報処理装置、および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子番組表などのコンテンツの表示状態(拡大縮小表示)によって、リモコンの操作入力に対し、表示画面に対するカーソルの相対移動量が大きく異なるという問題があった。
【解決手段】 タッチセンサ102上の操作者の指の動きを検出して生成された操作情報が入力される操作情報入力手段110と、操作情報から、タッチセンサ102に指が触れたことを示すプレス状態、タッチセンサ102から指が離れたことを示すリリース状態を検出する操作内容判定部161と、表示データを、操作内容に応じて所定の方向に、所定の速度でスクロールさせるスクロール制御部(162、163)と、操作内容に応じて表示データ中の任意の表示項目上にカーソルを移動させるフリーカーソル操作を実行するときに、拡大率又は縮小率に応じて、カーソルが表示データ上の移動可能なスクロール範囲を変化させるスクロール範囲制御部(165)とを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使用者の操作入力に応じて情報を表示する情報処理装置、および情報処理方法に関する。
近年、コンピュータグラフィックスとポインティングデバイスを用いて、直感的な操作を提供するグラフィカル・ユーザ・インターフェースを備えた製品が普及している。例えば、テレビ受信機におけるリモートコントローラ(以降、リモコンと記す)や携帯情報端末、スマートフォンのなかには、タッチパッドを搭載した機種も存在する。タッチパッドは、平板状のセンサーを指でなぞることでマウスポインタの操作をするポインティングデバイスの一種である。ユーザはタッチパッドを介してリモコンや携帯情報端末、スマートフォンに操作情報を入力する。テレビ受信機や携帯情報端末、スマートフォンは、ユーザの操作情報に応じて、カーソルを移動させて所定の動作を選択操作する。本明細書では、表示画面上に設定される操作空間で、ある特定の場所(位置)を指し示す指標(位置指示指標)をカーソルと呼ぶ。
ユーザは、タッチパッドを使うことにより、従来のボタン式リモコンに比べて容易に、カーソルを任意の方向に移動させることができる。また、ユーザは、「フリック操作」と呼ばれる指先でタッチパッドを撥ねる操作や、タッチパッドを長く押し続ける「長押し操作」を実行することにより、高速にカーソルを移動できる。一方で、所望箇所まで早く正確にカーソルを移動させるためには、ユーザにある程度の慣れが求められる。
この問題に対処するために、特許文献1(特開2011−048423)には、使用者の操作入力手段を用いた表示画面におけるカーソル操作に応じて、操作領域を動的に変更させることによって、選択したい対象まで早く正確に移動することができる手段が提案されている。
特開2011−048423号公報
しかしながら、電子番組表のように情報量の多いコンテンツをテレビ画面に表示し、リモコンに設けられたタッチパッドへの操作入力によって電子番組表の任意の番号を選択するような操作を実行するとき、以下のような問題が生じる。まず、電子番組表の全体を縮小表示している場合、リモコンのタッチパッドへの所定の操作入力に対してカーソルがテレビ画面上大きく移動するため、カーソルが電子番組表の離れた表示項目(番組項目)まで移動してしまい、カーソルをひとつ隣の番組項目に移動させるような細かい操作は難しい。一方、電子番組表の一部を拡大表示している場合、リモコンのタッチパッドへの所定の操作入力に対してカーソルがテレビ画面上小さく移動するため、例えば、カーソルをひとつ隣の番組項目に移動させることもできない場合がある。このように、テレビ画面に表示される電子番組表などのコンテンツの表示状態(拡大表示と縮小表示)によって、リモコンのタッチパッドの操作入力に対して、カーソルの表示内容に対する相対移動量が大きく異なるので、リモコンを操作するユーザに違和感を感じさせるという問題があった。
本発明は、テレビ画面に表示される電子番組表などのコンテンツの表示状態(拡大表示と縮小表示)によって、リモコンのタッチパッドの操作入力に対して、カーソルの表示内容に対する相対移動量が大きく異なるという課題を解決し、リモコンを操作するユーザに違和感を感じさせない情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、タッチセンサ上の操作者の指の動きを検出して生成された操作情報が入力される操作情報入力手段と、この操作情報入力手段に入力された操作情報から、タッチセンサに指が触れたことを示すプレス状態、タッチセンサから指が離れたことを示すリリース状態を検出するとともに、指が触れた位置及び離れた位置を示す位置情報から操作内容の判定を行う操作内容判定部と、表示画面に表示されている表示データを、操作内容判定部により判定された操作内容に応じて所定の方向に、所定の速度でスクロールさせるスクロール制御部と、表示データの任意の表示項目上にカーソルを移動させるフリーカーソル操作を実行するときに、操作者により指定された拡大率又は縮小率に応じて、カーソルの移動可能な範囲を変化させるスクロール範囲制御部とを設けたものである。
本発明に係る情報処理方法は、タッチセンサ上の操作者の指の動きを検出して生成された操作情報が入力される操作情報入力処理と、操作情報から、タッチセンサに指が触れたことを示すプレス状態、タッチセンサから指が離れたことを示すリリース状態を検出するとともに、指が触れた位置及び離れた位置を示す位置情報から操作内容の判定を行う操作内容判定処理と、表示画面に表示されている表示データを、操作内容判定処理により判定された操作内容に応じて所定の方向に、所定の速度でスクロールさせるスクロール制御処理と、表示データの任意の表示項目上にカーソルを移動させるフリーカーソル操作を実行するときに、操作者により指定された拡大率又は縮小率に応じて、カーソルの移動可能な範囲を変化させるスクロール範囲制御処理とを含むものである。
本発明に係る情報処理装置は、タッチセンサ上の操作者の指の動きを検出して生成された操作情報が入力される操作情報入力手段と、この操作情報入力手段に入力された操作情報から、タッチセンサに指が触れたことを示すプレス状態、タッチセンサから指が離れたことを示すリリース状態を検出するとともに、指が触れた位置及び離れた位置を示す位置情報から操作内容の判定を行う操作内容判定部と、表示画面に表示されている表示データを、操作内容判定部により判定された操作内容に応じて所定の方向に、所定の速度でスクロールさせるスクロール制御部と、表示データの任意の表示項目上にカーソルを移動させるフリーカーソル操作を実行するときに、操作者により指定された拡大率又は縮小率に応じて、カーソルの移動可能な範囲を変化させるスクロール範囲制御部とを設けたので、テレビ画面に表示される電子番組表などのコンテンツの表示状態(拡大表示と縮小表示)によって、リモコンのタッチパッドの操作入力に対し、カーソルの表示内容に対する相対移動量が大きく異なるという課題を解決し、リモコンを操作するユーザに違和感を感じさせない情報処理装置を提供できるという効果を奏する。
本発明に係る情報処理方法は、タッチセンサ上の操作者の指の動きを検出して生成された操作情報が入力される操作情報入力処理と、操作情報から、タッチセンサに指が触れたことを示すプレス状態、タッチセンサから指が離れたことを示すリリース状態を検出するとともに、指が触れた位置及び離れた位置を示す位置情報から操作内容の判定を行う操作内容判定処理と、表示画面に表示されている表示データを、操作内容判定処理により判定された操作内容に応じて所定の方向に、所定の速度でスクロールさせるスクロール制御処理と、表示データの任意の表示項目上にカーソルを移動させるフリーカーソル操作を実行するときに、操作者により指定された拡大率又は縮小率に応じて、カーソルの移動可能な範囲を変化させるスクロール範囲制御処理とを含むので、テレビ画面に表示される電子番組表などのコンテンツの表示状態(拡大表示と縮小表示)によって、リモコンのタッチパッドの操作入力に対し、カーソルの表示内容に対する相対移動量が大きく異なるという課題を解決し、リモコンを操作するユーザに違和感を感じさせない情報処理装置を提供できるという効果を奏する。
実施の形態1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 操作情報の一例を示す説明図である。 操作端末画面の例を示す説明図である。 電子番組表の表示画面の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る情報処理装置が実行するユーザ操作判定処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る情報処理装置が実行するマルチタッチ処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る情報処理装置が実行するタップ処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る情報処理装置が実行するフリーカーソル処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る情報処理装置が実行する長押し処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る情報処理装置の表示画面において、電子番組表を全体表示したときのタッチセンサの操作領域を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る情報処理装置の表示画面において、電子番組表の一部を拡大表示したときのタッチセンサの操作領域を示す説明図である。 タッチセンサ上の操作量と表示画面上の移動量の関係を示すグラフである。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る実施の形態1の情報処理装置100の構成を示すブロック図である。情報処理装置100は、受信部110と、ユーザ操作情報受付部120と、ユーザプロファイル記憶部130と、表示データ生成部140と、記憶部150と、表示制御部160と、描画部170と、ビデオメモリ180と、表示部190とを備える。表示制御部160は、操作内容判定部161と、スクロール方向制御部162と、スクロール速度制御部163と、スクロール範囲制御部165と、表示内容更新部164とを含む。また、操作端末101は、タッチセンサ102、送信部103を備える。以下の説明において、情報処理装置100は、デジタルテレビのようなテレビ受信機、操作端末101はリモコンとして説明する。
ユーザが操作端末101のタッチセンサ102を操作し、タッチ操作(カーソル操作とも記す)を行なった結果、送信部103より操作信号が送信される。情報処理装置100の受信部110は、タッチセンサ102上の操作者の指の動きを検出して生成された操作情報が入力される操作情報入力手段である。受信部110は操作端末101から送信された操作信号を受信すると、受信した操作信号に含まれる操作情報をユーザ操作情報受付部120へ通知する。図2は、操作情報の一例を示す説明図である。操作情報MSG01は、プレス/リリース情報、パネル高さ、パネル幅、X1座標、Y1座標、X2座標、Y2座標から構成される。プレス/リリース情報は、ユーザがタッチパネル、タッチパッドなどのタッチセンサに指を接触させた状態(プレス状態)、またはタッチセンサから指を離した状態(リリース状態)を示す操作情報である。パネル高さとパネル幅は、タッチ操作領域、具体的にはタッチパネル、タッチパッドといったタッチセンサの大きさを示す操作情報である。操作情報には、指が触れた位置及び離れた位置を示す位置情報である座標情報も含まれている。例えば、X1座標、Y1座標はタッチセンサ上の1点に指が触れているときの接触点の座標(X1、Y1)を示す操作情報である。また、X2座標、Y2座標はタッチセンサ上の2点に指が触れているときの接触点の座標(X2、Y2)を示す操作情報である。X2座標、Y2座標は、タッチセンサ上の1点に指が触れているときには無効値(例えば0xFFFF)として通知される。
図3は、操作端末画面の一例を示す説明図である。 図3(a)において、操作端末101は、タッチセンサ102を備えている。タッチセンサ102がタッチパネルの場合には、ボタン1のアイコンBT01、ボタン2のアイコンBT02、ボタン3のアイコンBT03が表示されており、タッチパッドの場合には表面にボタン1からボタン3に相当するものが印刷されている。また、上下左右キーのアイコンとして、上キーのアイコンKE01、左キーのアイコンKE02、下キーのアイコンKE03、右キーのアイコンKE04が表示(印刷)されている。ユーザは、タッチセンサ102上のそれぞれのアイコンに割り当てられた領域をタップ(軽くたたく操作)することにより、ボタンや上下左右キーの選択操作を行う。図3(b)において、タッチセンサ102には、ボタン領域1〜3および上下左右キーの領域が表示されている。タッチセンサ102において、ボタン1〜3の領域を除き、ボタン1の領域を中心に4分割して、それぞれ、上キー、左キー、下キー、右キーの領域が割り当てられている。
図1に示す情報処理装置100のユーザ操作情報受付部120は、受信部110から通知される操作情報に含まれるプレス/リリース情報がプレス状態になった場合、操作情報(プレス/リリース情報、パネル高さ、パネル幅、X1座標、Y1座標、X2座標、Y2座標)より、ユーザの接触座標情報を、表示部190の画面の相対座標R1(RX1、RY1)、R2(RX2、RY2)に変換して表示制御部160へ通知する。X2座標、Y2座標が無効値であった場合(シングルタッチ操作の場合)には、相対座標に変換せずにRX2、RY2は無効値で通知する。その後、受信部110から通知される操作情報のプレス/リリース情報がリリース状態に変化するまで、表示制御部160へのプレス/リリース情報と前記座標情報の通知を継続する。
ユーザの接触座標情報を相対座標に変換するのは、スマートフォンの場合、タッチパネルの解像度は機種によって異なるため、ユーザの接触座標情報をそのまま使用した場合、範囲外の座標や、取り得ない領域が発生するためである。そこで、例えば、(X,Y)の最大値を(800、480)と規定し、パネル高さ、パネル幅から、X1座標、Y1座標、X2座標、Y2座標を正規化する。具体的には、パネル高さが640、パネル幅400であった場合、X1、X2座標は(800/640)=1.25倍、Y1、Y2座標は(480/400)=1.2倍する。これにより、ユーザの操作範囲を、スマートフォンのタッチパネルの解像度によらず、(0,0)から(800,480)として処理できる。
図1に示す情報処理装置100のユーザプロファイル記憶部130には、表示制御部160がユーザ操作情報受付部120から通知されるユーザ操作情報に基づいて表示制御を行う際に、ユーザの操作時の特性に応じた補正を行うための補正領域情報を格納する。
図1に示す情報処理装置100の表示データ生成部140は、表示制御部160からの指示を受けて、表示画面に表示される表示データを生成し、ビデオメモリ180へ記憶させる。例えば、テレビの電子番組表を表示する場合、受信したデジタル放送波から抽出した電子番組情報に基づいて格子状の番組表グラフィックスデータを生成する。このとき、表示データは、画面を構成する複数の素材データ(電子番組表上の番組項目)と、それぞれの素材データに対する表示定義情報とで構成される。表示定義情報には、ID情報と配置情報、重なり順序を示す深度情報、変換行列情報を含む。変換行列情報は、ID情報で定義される素材データに対して、平行移動、拡大、縮小、回転及び色指定を定義する。表示内容更新の際には、更新される素材データの対象定義、例えば、変換行列情報の平行移動、拡大、縮小、回転及び色のような更新される対象となる情報を変更する。
図4は、電子番組表の表示画面の一例を示す説明図である。電子番組表の表示画面は、縦方向に時間情報、横方向に放送局情報を示し、個々の番組情報データを格子状に組合せて配置する。ユーザは操作端末101を用いて、上下左右の方向キーをタップしたり、タッチセンサ102をなぞるフリーカーソル操作を行うことにより、電子番組表に含まれる複数の表示項目(番組項目)のうち、色が変更されたり、拡大されるなどの強調表示処理が施されている番組項目が変更される。電子番組表の番組項目のうち、ユーザの操作に応じて強調表示処理される番組項目を、以下、「フォーカスされた番組」と記載する。ユーザは、上下左右の方向キーをタップすることで、上下左右に隣接する番組へフォーカスされた番組が移動する。また、ユーザはタッチセンサ102をなぞるフリーカーソル操作を行うことで、上下左右といった方向に限定されずに、例えば斜め方向にフォーカスされた番組が移動する。ユーザは、このように電子番組表の表示画面においてフォーカスされた番組を移動させることで所望の番組を検索する。画面に表示された電子番組表の端付近の番組項目が選択されている場合、つまりフォーカスされた番組が画面表示されている電子番組表の端付近に位置する場合、情報処理装置100は、方向に応じて時間情報、放送局情報、番組情報のデータを更新して電子番組表の続きを表示する。
例えば、フォーカスされた番組が右方向に移動して、表示領域の端に表示されている放送局ch7まで移動した場合、次に右方向へのタップ操作(あるいはフリーカーソル操作や長押し操作、フリック操作)が行われると、図4に示す放送局情報と番組情報のデータを左方向へ1放送局分平行移動させる。この場合、表示されている電子番組表の全体が左方向へ移動されるので、ch2からch9までが表示される。同様に、上下方向へのタップ操作(あるいはフリーカーソル操作や長押し操作、フリック操作)が行われると、図4に示す時間情報と番組情報のデータを上下方向へ移動させる。また、斜め方向へのタップ操作(あるいはフリーカーソル操作や長押し操作、フリック操作)が行われると、図4に示す放送局情報と番組情報のデータを左右方向へ、時間情報のデータは上下方向へ、番組情報のデータは上下方向と左右方向に平行移動される。
図1に示す情報処理装置100の記憶部150には、表示データ生成部140が画面データを生成する際に必要となるフォントやアイコンなどの初期データが格納される。
図1に示す情報処理装置100の表示制御部160は、ユーザ操作情報受付部120から通知されるユーザ操作情報に基づいて、操作内容を判定し、操作内容に応じて表示データを更新する。操作内容判定部161は、プレス/リリース情報と座標情報から操作内容の判定を行う。判定には、プレス状態となった処理を開始した相対座標sR1、sR2と、前回操作時の相対座標pR1、pR2、そして、現在の相対座標R1、R2を使用する。スクロール方向制御部162は、操作内容判定部161にて判定結果がスクロール操作であった場合に、ユーザプロファイル記憶部130に記憶される補正領域情報に基づいて、スクロール方向を確定する。
同様に、スクロール速度制御部163は、操作内容判定部161にて判定結果がスクロール操作であった場合に、操作内容判定部161で判定された拡大縮小率、ユーザプロファイル記憶部130に記憶される補正領域情報に基づいて、スクロール速度を確定する。スクロール範囲制御部165は、操作内容判定部161にて判定結果がスクロール操作であった場合に、操作内容判定部161で判定された拡大縮小率に応じて、スクロール範囲を確定する。また、表示内容更新部164は、操作内容判定部161の判定結果に基づいて、表示データ生成部140で生成し、ビデオメモリ180へ記憶された表示データの変換行列定義を更新する。また、画面切り替えの際には、表示データ生成部140に対して表示データ生成指示を行う。
図1に示す情報処理装置100の描画部170は、ビデオメモリ180に記憶された表示データを、素材データとその表示定義に基づいて表示画面を生成する。表示部190は、描画部170で生成された表示画面を表示する。
図1に示す情報処理装置100の表示制御部160、ユーザプロファイル記憶部130、表示データ生成部140、記憶部150及び描画部170は、例えば、CPU等のマイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、タイマー回路、入出力インターフェース及び専用処理ユニットを含む集積回路で構成することができる。また、表示制御部160、ユーザプロファイル記憶部130、表示データ生成部140、記憶部150及び描画部170の全部又は一部の機能は、ハードウエアで実現されてもよいし、あるいは、所定のコンピュータプログラムを実行するマイクロプロセッサにより実現されてもよい。さらに、表示制御部160、ユーザプロファイル記憶部130、表示データ生成部140、記憶部150及び描画部170の全部又は一部の機能がコンピュータプログラム(実行形式のファイルを含む)で実現される場合、マイクロプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体からコンピュータプログラム又はこれに相当する実行形式のファイルをロードし実行することにより当該機能を実現することができる。また、記憶部150は、不揮発メモリ、HDD(ハードディスクドライブ)又は光ディスクを備えた読書装置等の記憶装置を用いて実現することができる。
以下、上記構成を有する情報処理装置100の動作について説明する。図5は、本発明の実施の形態1に係る情報処理装置が実行するユーザ操作判定処理を説明するフローチャートである。情報処理装置100の受信部110は操作端末101から送信された操作指示である操作情報を受信する。ユーザ操作情報受付部120は、操作情報であるプレス/リリース情報と座標情報を表示制御部160に出力する。以下、図5の処理が開始される。
まず、表示制御部160の操作内容判定部161は、ユーザ操作受付部120からの座標情報を受けて、マルチタッチ判定を行う(ステップS11)。このステップではユーザが2本の指で同時にタッチパネルに触れる操作であるマルチタッチか、1本の指でタッチパネルに触れる操作であるシングルタッチかを判定する。マルチタッチは画面の拡大表示、縮小表示をする操作に用いられる。シングルタッチはフリック、長押し、タップといった操作に用いられる。操作内容判定部161は、相対座標R2の座標情報が無効値であればシングルタッチ、有効値であればマルチタッチと判定する。マルチタッチと判定された場合はステップS12以後の手順を実行し、シングルタッチと判定された場合は、ステップS13以後の手順を実行する。
マルチタッチ操作であるとき(ステップS11)、表示制御部160は、マルチタッチ処理を行う(ステップS12)。図6は、表示制御部160のマルチタッチ処理を概略的に示すフローチャートである。
表示制御部160の操作内容判定部161は、マルチタッチ処理を開始した相対座標sR1、sR2と現在の相対座標R1、R2より、開始判定を行う(ステップS21)。マルチタッチ処理を開始した相対座標sR1、sR2に対して、現在の相対座標R1、R2のいずれかの移動量が規定値TH01を超えた場合は、ユーザに拡大縮小操作の意図があると判断してステップS22以後の手順を実行し、超えていない場合はタッチ接触時のブレであると判断してステップS25以後の手順を実行する。
拡大縮小操作が開始されたとき(ステップS21でYes)、操作内容判定部161は、前回の相対座標pR1、pR2と現在の相対座標R1、R2より、拡大縮小の判定を行う(ステップS22)。前回の相対座標pR1とpR2との2点間の距離と、現在の相対座標R1とR2との2点間の距離とを比較し、今回の相対座標R1とR2との2点間の距離のほうが大きかった場合は拡大操作であると判定する。逆に、現在の相対座標R1とR2との2点間の距離よりも、前回の相対座標pR1とpR2との2点間の距離のほうが大きかった場合は縮小操作であると判定する。拡大操作であると判定したときには、ステップS23が実行され、縮小操作であると判定したときには、ステップS24が実行される。
ステップS22で拡大操作と判定されたとき、表示内容更新部164は拡大操作のための表示更新処理を行う(ステップS23)。表示内容更新部164は、ビデオメモリ180に記憶されている表示データにおける、素材データの変換行列定義を一定割合増加した値に変更する。例えば、5%ごとに制御する場合、現在の定義が100%であった場合には、105%に変更する。その後、変更されたビデオメモリ180上の表示データにしたがって描画部170が表示画面を生成、表示内容が5%拡大される。
同様に、ステップS22で縮小操作と判定されたとき、表示内容更新部164は縮小操作のための表示更新処理を行う(ステップS24)。表示内容更新部164は、ビデオメモリ180に記憶されている表示データにおける、素材データの変換行列定義を一定割合減少した値に変更する。例えば、5%ごとに制御する場合、現在の定義が100%であった場合には、95%に変更する。その後、変更されたビデオメモリ180上の表示データにしたがって描画部170が表示画面を生成、表示内容が5%縮小される。
次に、表示制御部160はプレス/リリース情報よりリリース判定を行う(ステップS25)。プレス/リリース情報がプレス状態であった場合、拡大縮小操作が継続されていると判断して、ステップS21以後の手順を実行する。プレス/リリース情報がリリース状態であった場合、拡大縮小操作が終了したと判断してマルチタッチ処理を終了する。
図5のフローに戻り、ステップS11でマルチタッチ操作ではないと判定されたとき(S11でNo)、つまり、シングルタッチ操作と判定されたとき、操作内容判定部161は、ユーザ操作受付部120からのプレス/リリース情報と座標情報を受けて、タップ判定を行う(ステップS13)。プレス/リリース情報がプレス状態となってから一定時間以内にリリース状態となり、その間の座標情報の移動幅が規定値TH02を超えない場合、タップ操作が行われたと判定してステップS16以後の手順を実行する。前記条件を満たさない場合、ステップS15以後の手順を実行する。
ステップS13でタップ操作と判定されたとき、表示制御部160は、タップ処理を行う(ステップS16)。図7は、表示制御部160のタップ処理を示すフローチャートである。
表示制御部160の操作内容判定部161は、タップ判定した座標情報に基づいて上下キーに対する領域判定を行う(ステップS31)。タップ判定した座標情報が図3(b)における上キー領域、又は下キー領域であった場合、上下キー選択の操作が行われたと判定してステップS32以後の手順を実行する。前記条件を満たさない場合、ステップS33以後の手順を実行する。
ステップS31で上下キー選択の操作と判定されたとき、表示内容更新部164は、上下方向選択操作のための表示更新処理を行う(ステップS32)。表示内容更新部164は、タップ判定した座標情報より、上キー操作か下キー操作かを特定し、現在のフォーカスされた番組から、次に選択される番組項目(この番組項目が次に「フォーカスされた番組」となる。以下の説明では便宜上「次のフォーカス番組」と記す)を決定する。次のフォーカス番組が現在すべて表示されている場合は、現在のフォーカス番組の素材データの表示効果を通常状態に変更し、次のフォーカス番組の素材データの表示効果をフォーカス状態に変更する。次のフォーカス番組が現在表示されていない、又は、一部しか表示されていない場合は、現在のフォーカス番組の素材データの表示効果を通常状態に変更し、時間情報と番組情報の素材データを上下方向に平行移動し、次のフォーカス番組の素材データの表示効果をフォーカス状態に変更する。
ステップS31で上下キー選択の操作でなかったと判定されたとき、操作内容判定部161は、タップ判定した座標情報に基づいて左右キーに対する領域判定を行う(ステップS33)。タップ判定した座標情報が図3(b)における左キー領域、又は右キー領域であった場合、左右キー選択の操作が行われたと判断してステップS34以後の手順を実行する。前記条件を満たさない場合、ステップS35以後の手順を実行する。
ステップS33で左右キー選択の操作と判定されたとき、表示内容更新部164は、左右方向選択操作のための表示更新処理を行う(ステップS34)。表示内容更新部164は、タップ判定した座標情報より、左キー操作か右キー操作かを特定し、現在のフォーカス番組から、次のフォーカス番組を決定する。次のフォーカス番組が現在すべて表示されている場合は、現在のフォーカス番組の素材データの表示効果を通常状態に変更し、次のフォーカス番組の素材データの表示効果をフォーカス状態に変更する。次のフォーカス番組が現在表示されていない、又は、一部しか表示されていない場合は、現在のフォーカス番組の素材データの表示効果を通常状態へ変更し、放送局情報と番組情報の素材データを左右方向に平行移動し、次のフォーカス番組の素材データの表示効果をフォーカス状態に変更する。
ステップS33で左右キー選択の操作でなかったと判定されたとき、操作内容判定部161は、タップ判定した座標情報に基づいてボタンに対する領域判定を行う(ステップS35)。タップ判定した座標情報が図3(b)における、ボタン1領域、ボタン2領域、ボタン3領域のいずれかであった場合、ボタン操作が行われたと判断し、それぞれ、ステップS36、ステップS37、ステップS38以後の手順を実行する。
ステップS35でボタン1選択の操作と判定されたとき、表示内容更新部164は、ボタン1選択操作のための表示更新処理を行う(ステップS36)。表示内容更新部164は、ボタン1に割り当てられた表示切り替えとして、例えば、詳細番組画面を表示するために、あらかじめ表示データ生成部140で生成しビデオメモリ180に記憶されている、詳細番組画面を構成する素材データを表示データの表示定義に追加する。その後、変更されたビデオメモリ180上の表示データにしたがって描画部170が表示画面を生成し、表示部190に詳細番組画面が表示される。
ステップS35でボタン2選択の操作と判定されたとき、表示内容更新部164は、ボタン2選択操作のための表示更新処理を行う(ステップS37)。表示内容更新部164は、ボタン2に割り当てられた表示切り替えとして、例えば、メニュー画面を表示するために、あらかじめ表示データ生成部140で生成しビデオメモリ180に展開している、メニュー画面を構成する素材データを表示データの表示定義に追加する。その後、変更されたビデオメモリ180上の表示データにしたがって描画部170が表示画面を生成し、表示部190にメニュー画面が表示される。
ステップS35でボタン3選択の操作と判定されたとき、表示内容更新部164は、ボタン3選択操作のための表示更新処理を行う(ステップS38)。表示内容更新部164は、ボタン3に割り当てられる表示切り替えとして、例えば、電子番組表以外の別画面へ切り替えるために、描画部170に対して、描画対象の表示データを、あらかじめ表示データ生成部140で生成しビデオメモリ180に展開している、別画面の表示データへ切り替える通知を行う。その後、ビデオメモリ180上の別画面の表示データにしたがって描画部170が表示画面を生成し、表示部190に別画面が表示される。
図5のフローに戻り、ステップS13でタップ操作でなかったと判定されたとき、操作内容判定部161は、ユーザ操作受付部120からのプレス/リリース情報と座標情報を受けて、長押し判定を行う(ステップS15)。プレス/リリース情報がプレス状態となってから一定時間を経過し、その間の座標情報の移動幅が規定値TH02を超えない場合、長押し操作が行われたと判断してステップS18以後の手順を実行する。前記条件を満たさない場合、フリーカーソル操作が行われたと判断してステップS17以後の手順を実行する。
図5のステップS15でフリーカーソル操作と判定されたとき、表示制御部160は、フリーカーソル処理を行う(ステップS17)。図8は、表示制御部160のフリーカーソル処理を概略的に示すフローチャートである。
表示制御部160の操作内容判定部161において、ステップS22で拡大縮小率を算出、スクロール範囲制御部165において、ステップS61でカーソルのスクロール範囲を決定、スクロール速度制御部163において、ステップS62でカーソルのスクロール速度を決定、表示内容更新部164は、前回の相対座標pR1と現在の相対座標R1から移動量を決定し、フリーカーソル操作のための表示更新処理を行う(ステップS41)。表示内容更新部164は、フリーカーソル処理開始時に、フリーカーソル操作対象番組とその番組データの表示領域内でのフリーカーソル位置を示す座標情報とで構成される、フリーカーソル制御情報を、現在のフォーカス番組より決定し、以降、前回の相対座標と現在の相対座標から得られた移動量から、現在のフリーカーソル制御情報を更新する。また、フォーカス番組の素材データの表示効果をフォーカス状態からフリーカーソル状態に変更する。具体的には、フォーカス状態は、電子番組表の所定位置に静止したカーソルに対応する番組項目(素材データ)の色が変更されたり、拡大されるなどの強調表示処理がされている状態である。フリーカーソル状態は、ユーザの指の動きに応じて電子番組表を移動するカーソルに対応する番組項目の色が変更される状態である。一例としてフリーカーソル状態の番組項目の色はフォーカス状態とは違う色に表示される。
フリーカーソル操作対象番組範囲が移動した場合は、現在のフリーカーソル操作対象番組の番組項目(素材データ)の表示効果を通常状態に変更し、移動後のフリーカーソル操作対象番組の素材データの表示効果をフリーカーソル状態に変更する。このとき、移動後のフリーカーソル操作対象番組が現在表示されていない、又は、一部しか表示されていない場合、移動量の方向に応じて放送局情報、時間情報、番組情報の素材データを移動量の方向と逆方向へ移動し、移動後のフリーカーソル操作対象番組の素材データの表示効果をフリーカーソル状態に変更する。その後、変更されたビデオメモリ180上の表示データにしたがって描画部170が表示画面を生成し、表示内容がフリーカーソル操作に応じて更新される。
次に、表示内容判定部161は、ユーザ操作受付部120からのプレス/リリース情報と座標情報より、長押し判定を行う(ステップS42)。座標情報の移動幅が規定値TH02を超えない時間が一定時間継続した場合、フリーカーソル操作から長押し操作へ移行したと判断して長押し処理の手順を実行する。前記条件を満たさない場合は、ステップS43以後の手順を実行する。
ステップS42で長押し操作と判定されなかったとき、表示制御部160は、プレス/リリース情報よりリリース判定を行う(ステップS43)。プレス/リリース情報がプレス状態であった場合、フリーカーソル操作が継続されていると判断して、ステップS41以後の手順を実行する。プレス/リリース情報がリリース状態であった場合、フリーカーソル操作が終了したと判断してステップS44以後の手順を実行する。
ステップS44でフリーカーソル操作が終了したと判定されたとき、表示制御部160は、前回の相対座標pR1と現在の相対座標からR1より、慣性スクロール判定を行う(ステップS44)。表示制御部160は、前回の相対座標pR1と現在の相対座標R1の2点間の距離が規定値TH03を超えた場合、慣性スクロール操作(フリック操作、タッチセンサをはじく操作)が行われたと判断してステップS45を実行する。前記条件を満たさない場合、フリーカーソル操作対象番組の素材データの表示効果をフリーカーソル状態からフォーカス状態に変更する。
ステップS44で慣性スクロール操作と判定されたとき、表示制御部160は、慣性スクロールの判定に用いた前回の座標情報pR1と現在の座標情報R1より、慣性スクロールの方向と強さを決定し、フリーカーソル制御情報より、慣性スクロール完了までに表示される画像の枚数を決定する。次に、表示される画像毎の慣性スクロールによる移動量を決定し、更新処理を行う。更新処理は、移動量からフリーカーソル制御情報を更新し、フリーカーソル操作対象番組が移動した場合、現在のフリーカーソル番組の素材データの表示効果を通常状態に変更し、移動後のフリーカーソル番組の素材データの表示効果をフリーカーソル状態に変更する。このとき、移動後のフォーカス番組が現在表示されていない、又は、一部しか表示されていない場合、慣性スクロールの方向に応じて放送局情報、時間情報、番組情報の素材データを慣性スクロールの方向と逆方向へ移動し、移動後のフリーカーソル操作対象番組の素材データの表示効果をフリーカーソル状態に変更する。その後、変更されたビデオメモリ180上の表示データにしたがって描画部170が表示画面を生成し、表示部190に慣性スクロール途中の画面が表示される。以後、慣性スクロール完了まで更新処理を継続し、慣性スクロール完了後、フリーカーソル操作対象番組の素材データの表示効果をフリーカーソル状態からフォーカス状態に変更する。なお、慣性スクロール更新処理は、ユーザ操作に応じて途中で停止し、そのときのフリーカーソル操作対象番組の素材データの表示効果をフリーカーソル状態からフォーカス状態に変更しても良い。
なお、フリーカーソル操作において、処理で用いる前回の座標pR1と現在の座標R1は、バッファリングした2回以上の平均座標としてもよい。
図5のステップS15、あるいは、図8のステップS42で長押し操作と判定されたとき、表示制御部160は、長押し処理を行う(図5のステップS18、図8のステップS46)。図9は、表示制御部160の長押し処理を概略的に示すフローチャートである。
スクロール方向制御部162は、長押し操作における相対座標R1により、スクロール方向を決定する(ステップS51)。スクロール方向は、長押し操作における相対座標R1の基準中心座標からの角度で決定する。
スクロール速度制御部163は、長押し操作における相対座標R1により、スクロール速度を決定する(ステップS52)。基準の中心座標から、長押し操作における相対座標R1の距離を算出し、一定係数VRを乗算することでスクロール速度を決定する。
表示内容更新部164は、ステップS51で決定したスクロール方向と、ステップS52で決定したスクロール速度から、スクロール対象となる素材データと移動量を決定する。表示内容更新部164は、長押し処理開始時に、長押し操作対象番組とその番組データの表示領域内での操作位置を示す座標情報とで構成される、長押し制御情報を、現在のフォーカス番組または、フリーカーソル操作対象番組より決定し、前記スクロールによる移動量を加算することにより、長押し制御情報を更新する。また、フォーカス番組または、フリーカーソル操作対象番組の素材データの表示効果を通常に変更する。以後、スクロール操作表示更新処理ごとに、移動量より長押し制御情報を更新する。次に、表示内容更新部164は、スクロール対象の素材データの変換行列定義を移動量に応じて変更する(ステップS53)。その後、変更されたビデオメモリ180上の表示データにしたがって描画部170が表示画面を生成し、表示部190上の表示内容が移動量に応じてスクロールする。
次に、表示制御部160は、プレス/リリース情報よりリリース判定を行う(ステップS54)。プレス/リリース情報がプレス状態であった場合、長押し操作が継続されていると判断して、ステップS51以後の手順を実行する。プレス/リリース情報がリリース状態であった場合、長押し操作が終了したと判断して、長押し操作対象番組の素材データの表示効果をフォーカス状態に変更する。
以上のように、ユーザはタッチパネルの任意の点を長押しすることにより、スクロールの方向や速度を選択してスクロール表示を開始することが可能であり、スクロール表示中においても、接触している点を動かすことで、スクロールの方向や速度を変更することが可能である。
次に、表示画面の拡大縮小率によるフリーカーソル移動範囲の制限について、図10、図11を用いて説明する。電子番組表のような表形状(マス目状、格子状)のものを画面表示し、操作端末101のタッチセンサ102から操作する場合である。タッチセンサ102のある領域を使って、表示画面上の全部、あるいは一部が操作できるようにマッピングされることが多い。ここでは、タッチセンサ102のある領域を使って、表示画面上の破線の領域が操作できるようにマッピングされている。長押し操作でない場合、以前のある放送局、ある時間帯のフォーカス番組から、慣性スクロール操作により、現在の放送局(例えば、CH4)、時間帯(例えば、11:00−12:00)のフォーカス番組にカーソルが移動される。通常、慣性スクロールによって、選択したい放送局、時間帯の周辺までカーソルを移動させたあと、フリーカーソル操作により、選択したい番組に移動、選択するという操作がなされる。
図10のように電子番組表を全体表示している場合を考えると、タッチセンサ102の全領域で電子番組表の全領域が操作できるようにマッピングしていると、わずかに、タッチセンサ102のタッチ位置(座標)がずれるとカーソルが大きく移動することになり、早くて正確な操作が困難である。そこで、図10では、タッチセンサ102の全領域を、たとえば、現在のフォーカス番組を中心に3放送局×3時間の範囲(フリーカーソル移動可能範囲)に制限する。そのため、上下左右の番組に移動、選択することが容易である(フリーカーソル操作対象番組)。なお、3放送局×3時間に限定するものではない。
また、この状態から電子番組表に記載された内容を確認する場合、拡大縮小操作(ここでは拡大操作)を行い、例えば、図11のように、電子番組表の一部画面が拡大表示される。このとき、表示画面上で図10と同じ面積範囲に、カーソルの移動範囲を制限してしまうと、隣の放送局、時間帯の番組に移動、選択できない。そこで、図11のように、フリーカーソル移動可能範囲を広げることにより、図10と同じ番組がフリーカーソル操作対象番組となる。
具体的には、表示制御部160の操作内容判定部161において、図6のステップS22で拡大縮小率を算出、スクロール範囲制御部165において、図8のステップ61でカーソルのスクロール範囲を上記のように、拡大時(例えば部分拡大表示時)には大きく、縮小時(例えば全画面表示時)には小さくなるように制御し、表示内容更新部164において、ステップS41でフリーカーソル操作の表示を更新する。
また、他の具体化手段として、表示制御部160の操作内容判定部161において、ステップS22で拡大縮小率を算出、スクロール速度制御部163において、ステップS62でカーソルのスクロール速度を、拡大時(例えば部分拡大表示時)には速く、縮小時(例えば全画面表示時)には遅くするように制御する。結果として、単位時間あたり、拡大時には広い範囲を移動できるが、縮小時には移動範囲が制限されることになる。
図12は、タッチセンサ102上の操作量と表示部190の表示画面上の移動量の関係を示すグラフである。図12には、タッチセンサ102上の操作量(操作範囲、操作速度)に対する、表示部190の表示画面上のカーソル移動量(スクロール範囲、スクロール速度)の関係が示されている。従来方式(破線で示す)では、表示画面の拡大縮小率によらず、操作量Aに対する表示画面上のカーソル移動量は一定であった。したがって、従来の情報処理装置では、表示画面の拡大縮小率によって、表示画面に表示されている表示画面上、カーソルが移動可能な番組項目(放送局、時間帯)の範囲が大きく異なる。そのため、表示部190の表示画面(例えば電子番組表)の全体が縮小表示されている場合には、タッチセンサ102上、少しの操作量でも、表示部190の表示画面上、放送局、時間帯を大きく移動してしまう。一方、表示部190の表示画面(例えば電子番組表)の一部が拡大表示されている場合には、タッチセンサ102上、大きい操作量でも、表示部190の表示画面上、カーソルをほとんど移動させることができず、電子番組表の現在選択されている番組項目の隣の番組項目に移動できない場合がある。
本実施の形態1では、拡大時(例えば部分拡大表示時)には、操作量Aに対する移動量を大きく、縮小時(例えば全画面表示時)には、同じ操作量Aに対する移動量を小さく設定する。これにより、表示画面の拡大縮小率によらず、ほぼ同範囲の放送局、時間帯に移動、選択が可能となる。
以上のように、実施の形態1によれば、表示制御部160の操作内容判定部161において算出された表示画面の拡大縮小率に基づいて、スクロール範囲制御部165でカーソルのスクロール範囲を制御することにより、拡大縮小率によらず必要十分な移動が可能となり、選択したい対象に早く正確に移動して選択することが可能である。
スクロール範囲制御部165で、カーソルのスクロール範囲(フリーカーソル移動可能範囲)を拡大時に大きく、縮小時に小さくすることにより、フリーカーソル操作対象の差を小さくすることができる。
スクロール範囲制御部165で、カーソルのスクロール範囲(フリーカーソル移動可能範囲)を拡大縮小率に比例させることにより、フリーカーソル操作対象を同じくすることができる。
また、実施の形態1によれば、表示制御部160の操作内容判定部161において算出された表示画面の拡大縮小率に基づいて、スクロール速度制御部163でカーソルのスクロール速度を制御することにより、結果として、スクロール範囲を制御することで、拡大縮小率によらず必要十分な移動が可能となり、選択したい対象に早く正確に移動して選択することが可能である。
スクロール速度制御部163で、カーソルのスクロール速度を拡大時に速く、縮小時に遅くすることにより、結果として、フリーカーソル移動可能範囲を拡大時に大きく、縮小時に小さくすることができ、フリーカーソル操作対象の差を小さくすることができる。
スクロール速度制御部163で、カーソルのスクロール速度を拡大縮小率に比例させることにより、結果として、フリーカーソル移動可能範囲を拡大縮小率に比例させることができ、フリーカーソル操作対象を同じくすることができる。
電子番組表のように、表示画面に表形状のものを表示、操作、選択する場合、フリーカーソル移動可能範囲を縦3列×横3行、縦3放送局×横3時間とすることにより、必要十分な範囲をフリーカーソル操作対象とすることができ、選択したい対象に早く正確に移動して選択することが可能である。
したがって、本発明は、テレビ画面に表示される電子番組表などのコンテンツの表示状態(拡大表示と縮小表示)によって、リモコンのタッチパッドの操作入力に対し、カーソルの表示内容に対する相対移動量が大きく異なるという課題を解決し、リモコンを操作するユーザに違和感を感じさせない情報処理装置を提供できる。
上記説明において、本発明に係るスクロール制御装置100はデジタルテレビ、操作端末101はリモコンとして説明した。しかし、本発明の適用可能な製品はデジタルテレビとリモコンに限定されない。たとえば、スクロール制御装置100は、表示ディスプレイを有しないが、外部のディスプレイに情報量の多い電子番組表を表示させるHDDレコーダーやセットトップボックスに適用することも可能である。また、操作端末101はタッチパネルを備えたリモコンに限らず、スマートフォンやタブレット端末のような携帯情報端末一般でその機能を実行させることも可能である。
100 情報処理装置、110 受信部、120 ユーザ操作情報受付部、
130 ユーザプロファイル記憶部、140 表示データ生成部、150 記憶部、
160 表示制御部、161 操作内容判定部、162 スクロール方向制御部、
163 スクロール速度制御部、164 表示内容更新部、
165 スクロール範囲制御部、170 描画部、180 ビデオメモリ、
190 表示部、101 操作端末、102 タッチセンサ、103 送信部

Claims (10)

  1. タッチセンサ上の操作者の指の動きを検出して生成された操作情報が入力される操作情報入力手段と、
    この操作情報入力手段に入力された前記操作情報から、前記タッチセンサに指が触れたことを示すプレス状態、前記タッチセンサから指が離れたことを示すリリース状態を検出するとともに、指が触れた位置及び離れた位置を示す位置情報から操作内容の判定を行う操作内容判定部と、
    表示画面に表示されている表示データを、前記操作内容判定部により判定された操作内容に応じて所定の方向に、所定の速度でスクロールさせるスクロール制御部と、
    前記表示データの任意の表示項目上にカーソルを移動させるフリーカーソル操作を実行するときに、操作者により指定された拡大率又は縮小率に応じて、前記カーソルの移動可能な範囲を変化させるスクロール範囲制御部とを設けたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 操作内容判定部は、操作者の指2本で実行される操作であるマルチタッチ操作であると判定すると、さらに前記マルチタッチ操作が拡大操作か縮小操作かを判定し、拡大率又は縮小率を求めることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 操作情報は、ユーザがタッチセンサに指を接触させたプレス状態、または前記タッチセンサから指を離したリリース状態を示すプレス/リリース情報、前記タッチセンサの大きさを示すパネル高さ、パネル幅情報、前記タッチセンサ上の1点または2点に指が触れているときの接触点の位置情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. スクロール範囲制御部は、表示画面に表示される表示データが拡大表示されているとき、カーソルの移動可能な範囲を拡大し、前記表示画面に表示される前記表示データが縮小表示されているとき、前記カーソルの移動可能な範囲を縮小するように前記カーソルの移動可能な範囲を変化させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. スクロール範囲制御部は、表示画面に表示される表示データが拡大表示されているとき、カーソルの単位時間あたりに移動する距離が大きくなるようにスクロール速度を速くし、前記表示画面に表示される前記表示データが縮小表示されているとき、前記カーソルの単位時間あたりに移動する距離が小さくなるように前記スクロール速度を遅くすることにより、前記カーソルの移動可能な範囲を制限することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. タッチセンサ上の操作者の指の動きを検出して生成された操作情報が入力される操作情報入力処理と、
    前記操作情報から、前記タッチセンサに指が触れたことを示すプレス状態、前記タッチセンサから指が離れたことを示すリリース状態を検出するとともに、指が触れた位置及び離れた位置を示す位置情報から操作内容の判定を行う操作内容判定処理と、
    表示画面に表示されている表示データを、前記操作内容判定処理により判定された操作内容に応じて所定の方向に、所定の速度でスクロールさせるスクロール制御処理と、
    前記表示データの任意の表示項目上にカーソルを移動させるフリーカーソル操作を実行するときに、操作者により指定された拡大率又は縮小率に応じて、前記カーソルの移動可能な範囲を変化させるスクロール範囲制御処理とを含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. 操作内容判定処理は、操作者の指2本で実行される操作であるマルチタッチ操作であると判定すると、さらに前記マルチタッチ操作が拡大操作か縮小操作かを判定し、拡大率又は縮小率を求めることを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 操作情報は、ユーザがタッチセンサに指を接触させたプレス状態、または前記タッチセンサから指を離したリリース状態を示すプレス/リリース情報、前記タッチセンサの大きさを示すパネル高さ、パネル幅情報、前記タッチセンサ上の1点または2点に指が触れているときの接触点の位置情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  9. スクロール範囲制御処理は、表示画面に表示される表示データが拡大表示されているとき、カーソルの移動可能な範囲を拡大し、前記表示画面に表示される表示データが縮小表示されているとき、前記カーソルの移動可能な範囲を縮小するように前記カーソルの移動可能な範囲を変化させることを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  10. スクロール範囲制御処理は、表示画面に表示される表示データが拡大表示されているとき、カーソルの単位時間あたりに移動する距離が大きくなるようにスクロール速度を速くし、前記表示画面に表示される前記表示データが縮小表示されているとき、前記カーソルの単位時間あたりに移動する距離が小さくなるように前記スクロール速度を遅くすることにより、前記カーソルの移動可能な範囲を制限することを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の情報処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106406655A (zh) * 2016-08-29 2017-02-15 珠海市魅族科技有限公司 一种文本处理的方法及移动终端

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