JP2014153823A - 画像形成出力制御システム、画像形成出力制御装置及び制御プログラム - Google Patents

画像形成出力制御システム、画像形成出力制御装置及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークアクセスが制限されている環境において、情報処理装置から画像形成装置を利用するためのプログラムの各種の設定を行うための画面の情報の取得を、正当性が認証されたプログラムの情報の書き換えを行うことなく可能化すること。
【解決手段】デスクトップUI拡張ファイルを取得するためのURLの変更要求を受け付け、変更要求に基づき、変更後のURLをプリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存し、プリンタドライバがインストールされるPCに対してデスクトップUI拡張ファイルの取得先を通知する際に、プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存された変更後のURLを通知することを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成出力制御システム、画像形成出力制御装置及び制御プログラムに関し、特に、情報処理装置から画像形成装置を利用するためのプログラムの、情報処理装置へのインストールに関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能なMFP(Multi Function Peripheral:複合機)として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる印刷装置においては、PC(Personal Computer)等の情報処理装置において生成された印刷ジョブに基づいて印刷出力を実行するプリンタが一般的に利用されている。そして、プリンタに入力する印刷ジョブを生成するための機能を実現するソフトウェア・プログラムとして、夫々のプリンタの機能に対応したプリンタドライバを情報処理装置にインストールすることが一般的である。
他方、上述したプリンタドライバの機能を、PC側で全て担うのではなく、機能の一部をサーバに委託するような態様もある。例えば、Point&Printと呼ばれる仕組みでは、OS(Operating System)の制御により、サーバにインストールされているプリンタドライバを構成する情報がPCにコピーされ、PCとサーバとで機能を分担することによってプリンタドライバが対象としている画像形成装置からの画像形成出力が実現される。
また、サーバとPCとの間の機能の差異を解消するため、サーバにインストールされているデバイスドライバのうち、PCにインストールされていないものをサーバから受信することによって機能を補完する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上述したPoint&Printや特許文献1に開示された技術においては、社内LAN(Local Area Network)等のイントラネット内にサーバ及びPCが接続されていることが想定されており、ルータを越えてインターネットのような公衆回線を介して情報をやり取りすることは想定されていない。
これに対して、上述したようなプリンタドライバの機能分散の技術として、プリンタドライバに搭載されている様々な機能の詳細な設定を行うための画面であるGUI(以降、「拡張UI」とする)の情報が、プリンタドライバの提供元のサーバからインターネットなどの公衆回線を介して提供されるような場合があり得る。
しかしながら、企業などのネットワーク環境によっては、外部へのインターネットアクセスが制限されている場合がある。そして、上述したような拡張UIの情報を、インターネットを介して取得するような態様において、インターネットアクセスが制限されているために拡張UIの情報が取得できなかった場合、OSに標準的に搭載されているGUIが表示されることとなり、プリンタドライバ特有の機能の設定を行うことができない。
このように、インターネットを介して拡張UIの情報を提供する場合の、アクセス先の情報、即ちネットワークアドレスの情報は、プリンタドライバに含まれる設定ファイルに記述されていることが一般的である。従って、イントラネット内のような制限されないネットワーク上に設置されたサーバに拡張UIの情報を記憶させると共に、このような設定ファイルの情報を書き換えて、拡張UIの情報を記憶させたサーバのアドレスを記述すれば、外部へのインターネットアクセスが制限されていたとしても、拡張UIの情報を取得することは可能である。
しかしながら、プリンタドライバのようなソフトウェア・プログラムは、プログラムとしての正当性を証明するための認証を受けた上で提供されることがあり、その認証は上述した設定ファイルの情報も含めて取得されるため、認証を受けた情報を書き換えることは避けるべきである。即ち、プリンタドライバに含まれる設定ファイルの記述を書き換えることにより、拡張UIの取得先を変更するような対応は可能な限り用いるべきではない。
尚、上述したような課題は、プリンタドライバの機能分散を前提とするものではなく、プリンタドライバ特有の機能を設定するための画面の情報を、ネットワークを介して取得するような態様において、同様に課題となり得る。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、ネットワークアクセスが制限されている環境において、情報処理装置から画像形成装置を利用するためのプログラムの各種の設定を行うための画面の情報の取得を、正当性が認証されたプログラムの情報の書き換えを行うことなく可能化することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、情報処理装置から画像形成装置を利用するためのプログラムであるプリンタドライバがインストールされている画像形成出力制御装置から前記プリンタドライバを構成する情報を取得することにより、他の情報処理装置に前記プリンタドライバのインストールを行う画像形成出力制御システムであって、前記他の情報処理装置は、前記画像形成出力制御装置にインストールされているプリンタドライバのうち指定されたプリンタドライバを構成する情報を前記画像形成出力制御装置から取得し、前記プリンタドライバを構成する情報の取得に際して、前記プリンタドライバによって実現される機能の設定を行うための画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスを前記画像形成出力制御装置から取得し、取得された前記ネットワーク上のアドレスにアクセスすることによって前記画面の情報を取得し、前記画像形成出力制御装置は、前記画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスの変更を指示する情報を取得する取得先変更受付部と、前記変更の指示に基づき、変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報を前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存する変更設定部と、前記他の情報処理装置に対して前記画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスを通知する際に、前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存された変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報を通知する取得先通知部とを含むことを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、情報処理装置から画像形成装置を利用するためのプログラムであるプリンタドライバがインストールされている画像形成出力制御装置から前記プリンタドライバを構成する情報を取得することにより、他の情報処理装置に前記プリンタドライバのインストールを行うと共に、前記画像形成出力制御装置から通知されたネットワーク上のアドレスにアクセスすることによって前記プリンタドライバによって実現される機能の設定を行うための画面の情報を取得する画像形成出力制御システムにおいて用いられる画像形成出力制御装置であって、前記画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスの変更を指示する情報を取得する取得先変更受付部と、前記変更の指示に基づき、変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報を前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存する変更設定部と、前記他の情報処理装置に対して前記画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスを通知する際に、前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存された変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報を通知する取得先通知部とを含むことを特徴とする。
また、本発明の更に他の態様は、情報処理装置から画像形成装置を利用するためのプログラムであるプリンタドライバがインストールされている画像形成出力制御装置から前記プリンタドライバを構成する情報を取得することにより、他の情報処理装置に前記プリンタドライバのインストールを行うと共に、前記画像形成出力制御装置から通知されたネットワーク上のアドレスにアクセスすることによって前記プリンタドライバによって実現される機能の設定を行うための画面の情報を取得する画像形成出力制御システムにおいて前記画像形成出力制御装置を制御する制御プログラムであって、前記画像形成出力制御装置は、前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存された情報に基づいて前記ネットワーク上のアドレスの通知を行うものであり、前記画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスの変更を指示する情報を取得するステップと、前記変更の指示に基づき、変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報を前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存するステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークアクセスが制限されている環境において、情報処理装置から画像形成装置を利用するためのプログラムの各種の設定を行うための画面の情報の取得が、正当性が認証されたプログラムの情報の書き換えを行うことなく可能となる。
本発明の実施形態に係るシステムの運用形態を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るPCの機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るドライバサーバの機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリンタドライバに含まれる機能を示す図である。 本発明の実施形態に係るPCでのプリンタドライバのインストール動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る拡張UIサーバからのデスクトップUI拡張ファイルのダウンロード態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るUI拡張ファイル取得先処理部の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るデスクトップUI拡張ファイルの取得先変更動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデスクトップUI拡張ファイルの取得先変更に係るGUIの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る基本設定ファイルの内容を示す図である。 本発明の実施形態に係るレジストリ変更の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るデスクトップUI拡張ファイルの取得先変更に係るGUIの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るデスクトップUI拡張ファイルの取得先変更動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデスクトップUI拡張ファイルの取得先変更動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、サーバにインストールされているプリンタドライバをPC(Personal Computer)にコピーした上で、サーバとPCとで画像形成出力に係るプリンタドライバの機能を分散するシステムについて説明する。このような仕組みは、例えばPoint&Printとして知られている。
図1は、本実施の形態に係る画像形成出力制御システムの運用形態の例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成出力制御システムは、ドライバサーバ1、拡張UI(User Interface)サーバ2、画像処理装置3、PC4がLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続されて構成されている。また、図1においては、拡張UIサーバ2と同様の機能を有する拡張UIサーバ5が、インターネット等の公衆回線を経た他のLANに接続されている状態が示されている。
ドライバサーバ1は、画像処理装置3をはじめとした様々な画像処理装置を利用するためのソフトウェア・プログラムであるプリンタドライバが、利用対象の画像処理装置毎にインストールされている情報処理装置である。ドライバサーバ1にインストールされているプリンタドライバを構成する情報がPC4にコピーされることにより、PC4にプリンタドライバがインストールされると共に、ドライバサーバ1との連携による画像形成出力が実現される。即ち、ドライバサーバ1が、画像形成出力制御装置として機能する。
拡張UIサーバ2は、ドライバサーバ1からPC4にコピーされたプリンタドライバに対応した設定画面であるGUI(Graphical User Interface)を表示するための情報を記憶している情報処理装置である。プリンタドライバに対応したGUIとは、OSに標準で搭載されている機能だけでなく、プリンタドライバ特有の機能、即ち、対応する画像処理装置に対応した拡張機能の設定が可能なGUIである。このようなGUIを以降「拡張UI」とする。
画像処理装置3は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能なMFP(Multi Function Peripheral:複合機)である。PC4は一般的な情報処理装置であり、本実施形態に係るシステムにおいては、ドライバサーバ1にインストールされているプリンタドライバのファイルを取得して記憶する。また、PC4は、ドライバサーバ1からプリンタドライバをコピーする際、そのプリンタドライバのGUIを、拡張UIサーバ2から取得する。
このような構成において、本実施形態に係るシステムは、PC4から画像処理装置3を利用する際に、画像処理装置3を利用するためのプリンタドライバのインストーラーパッケージを用意してPC4に対してインストールするのではなく、予めドライバサーバ1にインストールされているプリンタドライバを、ネットワークを介してPC4にコピーする。また、実際に画像形成出力を実行する際には、プリンタドライバによる印刷ジョブの生成やスプーリングの機能の一部をドライバサーバ1に担わせることにより、PC4側の処理負荷を低減させる。
拡張UIサーバ5は、拡張UIサーバ2と同様に、拡張UIを表示するための情報を記憶している情報処理装置である。例えばWindows8(登録商標)では、Point&Printに相当する機能であるPrinter Sharingにおいては、ドライバサーバ1からPC4にプリンタドライバをコピーしてインストールする際、PC4は、プリンタドライバ内に記述されている所定のURL(Uniform Resource Locator)、即ちネットワーク上のアドレスにアクセスすることにより、拡張UIを表示するための情報を取得する。
そして、上記所定のURLは、拡張UIサーバ5によって提供されているウェブスペースのアドレスであり、拡張UIサーバ5は、画像処理装置3や、それに対応したプリンタドライバの提供元によって運営されるサーバである。しかしながら、オフィスなどのネットワーク環境によっては、外部へのアクセスが制限されている場合があるため、ドライバサーバ1からPC4へプリンタドライバをコピーする際に、拡張UIサーバ5から拡張UIの情報を取得できない場合があり得る。これが、本実施形態に係るシステムが対象とする課題である。
次に、本実施形態に係るシステムに含まれるドライバサーバ1、拡張UIサーバ2、画像処理装置3及びPC4等の装置のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態に係るPC4のハードウェア構成を示すブロック図であるが、ドライバサーバ1、拡張UIサーバ2、画像処理装置3においても同様の構成を有する。図2に示すように、本実施形態に係るPC4は、情報処理装置としての一般的な構成を有する。
即ち、本実施形態に係るPC4は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス80を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60及び操作部70が接続されている。この他、画像処理装置1は、画像形成出力やスキャンを実行するエンジンを含む。
CPU10は演算手段であり、PC4全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F50は、バス80と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザが情報処理装置の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボード、マウス、各種のハードボタン、タッチパネル等、ユーザが画像処理装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。尚、ドライバサーバ1及び拡張UIサーバ2は、サーバとして運用されるため、LCD60や操作部70などのユーザインタフェースは省略可能である。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がそれらのプログラムに従って演算を行うことによりソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るシステムを構成する各機器の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係るPC4において、画像形成出力に関する機能について説明する。図3は、本実施形態に係るPC4の機能のうち、画像形成出力に関する機能の構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係るPC4は、アプリケーション401、OS402、ネットワークI/F403及び各種のプリンタドライバ410を含む。
アプリケーション401は、対応するソフトウェア・プログラムがPC4にインストールされて構成されるソフトウェアモジュールであり、ワープロソフト、表計算ソフト、画像編集ソフト等の一般的なアプリケーション・ソフトウェアである。アプリケーション401は、ユーザの操作に応じてプリンタドライバ410の拡張UIを起動し、拡張UIを介して設定される印刷出力の設定情報を取得して、出力対象の画像の情報と共にOS402に受け渡す。
OS402は、PC4全体を制御する基本ソフトウェアである。また、OS402は、PC4が画像処理装置3を利用して画像形成出力を実行させる際の制御に関する機能や、ドライバサーバ1からPC4へのプリンタドライバのコピー機能も含む。ネットワークI/F403は、PC4がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースである。
プリンタドライバ410は、PC4から画像処理装置3を利用するためのソフトウェアモジュールであり、対応するソフトウェア・プログラムがPC4にインストールされることによって構成される。図3に示すように、プリンタドライバ410は、画像処理装置3に限らず、様々な画像処理装置に対応して複数構成される。
次に、本実施形態に係るドライバサーバ1の機能構成について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係るドライバサーバ1の機能の構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態に係るドライバサーバ1は、ネットワークI/F101、OS102、各種のプリンタドライバ103及びUI拡張ファイル取得先処理部110を含む。
ネットワークI/F101は、ネットワークI/F403と同様に、ドライバサーバ1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースである。OS102は、ドライバサーバ1全体を制御する基本ソフトウェアである。また、OS102は、PC4のOS402と同様に、画像処理装置3を利用して画像形成出力を実行させる際の制御に関する機能や、ドライバサーバ1からPC4へのプリンタドライバのコピー機能も含む。
プリンタドライバ103は、PC4におけるプリンタドライバ410と同様に、画像処理装置3を利用するためのソフトウェアモジュールである。但し、ドライバサーバ1は、単独で画像処理装置3を利用して画像形成出力を実行する処理は原則として発生せず、PC4との連動により画像処理装置3を動作させる場合が基本となる。また、プリンタドライバ103は、ドライバサーバ1からPC4にプリンタドライバをコピーする際のコピー元でもある。
UI拡張ファイル取得先処理部110は、本実施形態の要旨に係る構成の1つであり、プリンタドライバ103がPC4にコピーされてプリンタドライバ410が構成される際にPC4がプリンタドライバ410の拡張UIの表示情報を取得する取得先の変更処理を行う。
ここで、本実施形態に係るプリンタドライバ410、103に含まれる機能について説明する。図5は、本実施形態に係るプリンタドライバ410に含まれる機能を示す図であるが、プリンタドライバ103も同様である。図5に示すように、本実施形態に係るプリンタドライバ410は、デスクトップUI拡張ファイル411、メトロUI拡張ファイル412、リソースファイル413、印刷設定項目定義ファイル414、基本設定ファイル415、双方向通信設定ファイル416、排他制御項目設定ファイル417、フィルタ418、419、420、421及びフィルタパイプライン構成ファイル422を含む。
デスクトップUI拡張ファイル411は、“PrinterUI Extension”とも呼ばれることがあり、デスクトップから開かれる印刷設定画面をOS標準の画面ではなく、上述した拡張UIに変更するための情報である。即ち、デスクトップUI拡張ファイルが、上述した拡張UIの表示情報として用いられる。メトロUI拡張ファイルは、“DCA(Device Companion Application)”とも呼ばれることがあり、メトロアプリから印刷する際の印刷設定画面を拡張UIに変更したり、スタート画面から起動するアプリとして動作させたりするための情報である。
リソースファイル413は、UIの言語表示のための多言語の用語を保持するファイルである。ここでいう用語とは、“部数”、“両面/片面”、“集約”、“用紙サイズ”等の画像形成出力における設定項目の名称である。即ち、リソースファイル413においては、画像形成出力における設定項目を識別する識別情報毎に、夫々の設定項目の名称が多言語にわたって登録されている。
印刷設定項目定義ファイル414は、GPD/PPDファイルなどのOS既定のフォーマットで定義されており、UIに表示させる項目を記載したり、UI項目の排他条件を記載したりするために使用される。デスクトップUI拡張ファイル411やメトロUI拡張ファイル412がない場合には、このファイルに記載の内容を元にOSの標準UIで印刷設定画面が表示される。
基本設定ファイル415は、ドライバ全体の設定が記述された情報である。基本設定ファイル415に含まれる情報は、例えば、そのプリンタドライバ410を識別するドライバIDや、そのプリンタドライバに対応するデスクトップUI拡張ファイル411の取得先、即ち、拡張UIサーバ5にアクセスするためのURLや、デスクトップUI拡張ファイル411のファイル名等である。
双方向通信ファイル414は、USB(Universal Serial Bus)、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、WSD(Device Profile for Web Service)等のポートでの通信において機器のデバイス情報やステータス情報を記載するファイルである。
排他制御項目設定ファイル417は、排他条件が発生した場合においてPrintCapabilitiesやPrintTicketのValidationをするために記載するファイルである
フィルタ418〜421は、プリンタドライバ410のレンダリングに関するファイであり、プリンタドライバ410による印刷ジョブの生成に際して、画像形成出力対象の画像に対して画像処理を行う。フィルタパイプライン構成ファイル422は、フィルタ418〜421の選択や処理順が記述された情報である。即ち、プリンタドライバ410による印刷ジョブの生成に際しては、フィルタ418〜421のうち、フィルタパイプライン構成ファイル422において選択されているフィルタが、同じくフィルタパイプライン構成ファイル422において記述されている順序に従って出力対象の画像を処理し、その処理結果のデータが印刷ジョブとして画像処理装置3に送信される。
本実施形態に係るシステムにおいて、ドライバサーバ1のプリンタドライバ103をPC4にコピーしてプリンタドライバ410をPC4にインストールする場合、デスクトップUI拡張ファイル411及びメトロUI拡張ファイル412以外のモジュールは、ドライバサーバ1からPC4にインストールされるが、デスクトップUI拡張ファイル411及びメトロUI拡張ファイル412はドライバサーバ1からコピーされない。
これは、OS102及びOS402の仕様によって定まる特性である。即ち、ドライバサーバ1からPC4へのプリンタドライバのコピーによるインストールおよびプリンタドライバの機能のドライバサーバ1とPC4との分散処理は、OS102及びOS402に搭載された機能によって実現されるものであり、そのOSの仕様として、デスクトップUI拡張ファイル411及びメトロUI拡張ファイル412は、ドライバサーバ1からコピーするのではなく外部のサーバから提供するような仕様となっているからである。
メトロUI拡張ファイル412は、OS102及びOS402の提供元によって運営されるウェブサービスから取得される仕様となっており、例えば、Windows(登録商標)OSであれば、Windows(登録商標) Storeから取得される。また、デスクトップUI拡張ファイル411は、上述したように、本来は拡張UIサーバ5から取得される。
次に、図6を参照して、ドライバサーバ1からPC4にプリンタドライバの情報をコピーする際の動作について説明する。PC4におけるプリンタドライバのインストールに際しては、まずはPC4を利用しているユーザがPC4を操作することにより、PC4のOS402が、ドライバサーバ1にプリンタドライバがインストールされて利用可能となっている画像処理装置の一覧をドライバサーバ1から取得する(S601)。
S601において利用可能なプリンタの一覧を取得したOS402は、取得した一覧をLCD60のような表示装置に表示させる(S602)。これにより、PC4を利用しているユーザは、表示された一覧から、プリンタドライバをインストールするべきプリンタを選択することが可能となる。ユーザの操作によりプリンタの選択を受け付けると(S603)、OS402は、選択されたプリンタのプリンタドライバのファイルをドライバサーバ1に要求する(S604)。
PC4からドライバファイルの要求を受けたドライバサーバ1のOS102は、要求されたプリンタドライバのファイルをPC4に送信する(S605)。S605において送信されるファイルは、上述したように、図5において説明した夫々のモジュールのうち、デスクトップUI拡張ファイル411及びメトロUI拡張ファイル412以外のモジュールのファイルである。また、S605においては、PC4がデスクトップUI拡張ファイル411を取得する取得先の情報、即ち、拡張UIサーバ2内において対象のデスクトップUI拡張ファイル411をダウンロードするためのURLが、ドライバサーバ1からPC4に通知される。即ち、OS102が、取得先通知部として機能する。
ドライバサーバ1からドライバファイルを受信したPC4においては、OS402が、受信したドライバファイルを内部の記憶媒体に格納して利用可能なプリンタのプリンタドライバとして登録する(S606)。これにより、図3に示すように、PC4にプリンタドライバ410がインストールされる。
また、OS402は、ドライバサーバ1から通知されたURL、即ち対象のデスクトップUI拡張ファイル411をダウンロードするためのURLに基づき、拡張UIサーバ2に対して拡張UIの情報、即ち図5に示すデスクトップUI拡張ファイル411を要求する(S607)。PC4から拡張UIの情報の要求を受けた拡張UIサーバ2においては、アクセスされたURLに応じて、要求に際して付加されている情報に基づき、要求元であるPC4のOS402のバージョンや、32bit/64bitの種別が判断され(S608)、その判断結果に対応するデスクトップUI拡張ファイル411が、PC4に送信される(S609)。
図7は、拡張UIサーバ2における、S608、S609の処理を模式的に示す図である。図7に示すように、PC4がドライバサーバ1からの通知に応じてアクセスしたURLのウェブページにおいて、アクセス元であるPC4のOSの種類を判断すること、並びにその判断結果応じた格納先のファイルをダウンロードすることが記述されている。
拡張UIサーバ2からデスクトップUI拡張ファイル411を受信したPC4においては、OS402が、受信したデスクトップUI拡張ファイル411を、図5に示すようにプリンタドライバ410のモジュールとして登録する(S610)。このような処理により、本実施形態におけるPC4へのプリンタドライバ410のインストールが完了する。
尚、図6においては、拡張UIサーバ2からデスクトップUI拡張ファイル411がダウンロードされる場合を例としている。この他、拡張UIサーバ2からダウンロードされるファイルは、S606においてPC4に登録されたプリンタドライバ410に適用することにより、デスクトップUI拡張ファイル411を構成するためのセットアッププログラムとして用意される場合もあり得る。
上述したように、OS102、OS402によって実現される、プリンタドライバのコピーによるプリンタドライバのインストール機能においては、本来、拡張UIサーバ5にアクセスすることによってデスクトップUI拡張ファイル411が取得される。これに対して、本実施形態に係るシステムにおいては、図6に示すように、ドライバサーバ1からPC4に対して拡張UIサーバ2からデスクトップUI拡張ファイル411をダウンロードするためのURLが通知され、PC4は拡張UIサーバ2からデスクトップUI拡張ファイル411をダウンロードする。
このため、PC4は、LANの外部へのネットワークアクセスを制限されていたとしても、拡張UIサーバ2はLAN内に存在するため、デスクトップUI拡張ファイル411をダウンロードすることが可能である。これは、図6のS605の処理においてドライバサーバ1からPC4に通知されるURLが、拡張UIサーバ2のURLであるために実現される効果である。
上述したように、デスクトップUI拡張ファイル411の取得先であるURLの情報は、基本設定ファイル415内部に記述されている。従って、基本設定ファイル415の情報を拡張UIサーバ5のURLから拡張UIサーバ2のURLに書き換えてしまえば、上述したような拡張UIサーバ2からのデスクトップUI拡張ファイル411のダウンロードは実現可能である。
しかしながら、基本設定ファイル415はプリンタドライバ410を構成するモジュールの1つであるため、プリンタドライバ410の正当性の認証は、基本設定ファイル415に記述されている内容も含めて行われる。従って、基本設定ファイル415の内容を書き換えることは、正当性の証明されたプログラムの情報を書き換えることであり、可能な限り避けるべきである。
これに対して、本実施形態においては、UI拡張ファイル取得先処理部110が、基本設定ファイル415の記述を書き換えることなく、デスクトップUI拡張ファイル411の取得先の変更処理を行う。そのため、正当性の証明されたプログラムの情報を書き換える状態を防ぐことができる。
次に、本実施形態に係るUI拡張ファイル取得先処理部110の機能構成について図8を参照して説明する。図8に示すように、本実施形態に係るUI拡張ファイル取得先処理部110は、UI拡張ファイル取得URL判定部111、UI拡張ファイル取得URL再設定部112、UI拡張ファイル取得部113、UI拡張ファイル保存先設定部114、UI拡張ファイルコピー部115及びUI拡張ファイル取得用ページ生成部116を含む。
UI拡張ファイル取得URL判定部111は、デスクトップUI拡張ファイルの本来の取得先である拡張UIサーバ5のURLを取得する。UI拡張ファイル取得URL判定部による拡張UIサーバ5のURLの取得態様としては、図5において説明したようなプリンタドライバ103の構成モジュールの中から、拡張UIの情報の本来の取得先である拡張UIサーバ5のURLが記述されている基本設定ファイルを探索し、そこに記述されている情報を取得する態様が考えられる。
また、UI拡張ファイル取得URL判定部による拡張UIサーバ5のURLの他の取得態様としては、ドライバサーバ1においてプリンタドライバ103がインストールされることにより、拡張UIの情報の取得先の情報が保持されるレジストリから取得する態様が考えられる。
UI拡張ファイル取得URL再設定部112は、UI拡張ファイル取得URL判定部111によって取得された拡張UIの情報の取得先の情報を上書きする。ここで、UI拡張ファイル取得URL再設定部112が情報を上書きする先は、基本設定ファイル内の記述ではなく、ドライバサーバ1においてプリンタドライバ103がインストールされることにより、拡張UIの情報の取得先の情報が保持されるレジストリである。
換言すると、本実施形態に係るドライバサーバ1は、図6のS605においてPC4に対して拡張UIの情報の取得先URLを通知する際、拡張UIの情報の取得先の情報が保持されるレジストリに基づいてURLを通知する。そのため、UI拡張ファイル取得URL再設定部112が、そのレジストリの情報を書き換えることにより、基本設定ファイルの記述を書き換えることなく、PC4に通知される拡張UIの情報の取得先を変更することができる。
UI拡張ファイル取得部113は、基本設定ファイル415の情報に基づき、拡張UIの情報の本来の取得先である拡張UIサーバ5から、デスクトップUI拡張ファイルを取得する。ここで、拡張UIサーバ5においても、図7において説明したように、アクセス元のOSの種類に応じたファイルが提供されるような仕組みとなっている可能性があるため、UI拡張ファイル取得部113は、ドライバサーバ1のOS102の種類にかかわらず、32bit版、64bit版、異なるOSバージョン版等の、全てのデスクトップUI拡張ファイルを取得する。
UI拡張ファイル取得部113による、異なるOSの種類に応じたすべてのファイルの取得態様としては、例えば、夫々のOS種類に対応したエージェント・プログラムにより別個にアクセスすることにより、夫々のOS種類に対応したファイルを取得する態様が考えられる。
尚、ドライバサーバ1にプリンタドライバがインストールされる際には、プリンタドライバのインストール用のパッケージが用いられることが一般的である。そして。インストール用のパッケージによってインストールが行われる場合、PC4へのインストールのためにドライバサーバ1からプリンタドライバのファイルがコピーされる場合とは異なり、デスクトップUI拡張ファイルも含まれた状態でインストールが行われる可能性もある。従って、UI拡張ファイル取得部113は、プリンタドライバ103に含まれているデスクトップUI拡張ファイルを取得しても良い。
UI拡張ファイル保存先設定部114は、変更後の取得先となるURLの入力を受け付ける。即ち、デスクトップUI拡張ファイル保存先設定部は、変更後の取得先となるURLの入力を受け付けるためのGUIの情報を含み、そのGUIを介してユーザによって入力されたURLの情報を取得することにより、拡張UIの情報の取得先の変更を受け付ける。UI拡張ファイルコピー部115は、UI拡張ファイル取得部113によって取得されたデスクトップUI拡張ファイル411を、UI拡張ファイル保存先設定部114が受け付けた変更後の取得先にコピーして保存する。
UI拡張ファイル取得用ページ生成部116は、UI拡張ファイルコピー部115によってコピーされたデスクトップUI拡張ファイル411をダウンロードするためのウェブページを生成し、UI拡張ファイル保存先設定部114が受け付けた変更後の取得先の窓口となるウェブページとして拡張UIサーバ2に保存する。UI拡張ファイル取得用ページ生成部116は、図7において説明したように、要求元のPC4のOS402の種類に応じたファイルをダウンロードさせるようなウェブページを生成する。
次に、本実施形態に係るUI拡張ファイル取得先処理部110によるデスクトップUI拡張ファイルの取得先の変更におけるUI拡張ファイル取得先処理部110の動作ついて、図9を参照して説明する。図9に示すように、デスクトップUI拡張ファイルの取得先の変更に際して、まずは、UI拡張ファイル保存先設定部114が、図10に示すようなGUIを表示装置に表示させ、そのGUIに対して入力された情報によりファイルの取得先の変更を受け付ける(S901)。即ち、UI拡張ファイル保存先設定部114が、拡張UIの情報を取得するためのネットワーク上のアドレスの変更を指示する情報を取得する取得先変更受付部として機能する。
尚、上述したようにドライバサーバ1はサーバであるため、図10に示すような画面は、ドライバサーバ1に接続された表示装置に表示される他、ドライバサーバ1を管理する管理者が操作するPCにネットワークを介して表示される場合もある。そのような場合、UI拡張ファイル保存先設定部114は、管理者のPCにおいて入力された情報をネットワークを介して取得する。
図10に示すように、S901において表示されるGUIには、デスクトップUI拡張ファイルの取得先を変更する対象のプリンタドライバの指定や、変更後の取得先のURLの入力を受け付けるためのインタフェースが含まれる。そして、UI拡張ファイル保存先設定部114は、取得先の変更対象のプリンタドライバの指定及び変更後の取得先のURLを受け付ける。尚、ここでは、ユーザによって拡張UIサーバ5にアクセスするためのURLが指定される。
UI拡張ファイル保存先設定部114が、変更対象のプリンタドライバの指定及び変更後の取得先のURLを受け付けると、UI拡張ファイル取得URL判定部111が、指定されたプリンタドライバについて、デスクトップUI拡張ファイルの取得先の記載の有無を判断する(S902)。デスクトップUI拡張ファイルの取得先としては、上述したように、基本設定ファイルやレジストリの記載によって設定されているURLとインストール時にドライバに関連づくようにドライバパッケージに含まれている場合とがある。
URLの場合、UI拡張ファイル取得URL判定部111は、指定されたプリンタドライバ内の基本設定ファイルの記述や、対応するレジストリの記述を参照し、URLの設定の有無を判断する。図11は、本実施形態に係る基本設定ファイル内の記述の例を示す図である。図11に示すように、基本設定ファイルにおいては、“[DriverConfig]”、“[PrinterExtensions]”等の内容毎に、必要な情報が記述されている。図11の例においては、“[PrinterExtensions]”の記述が、デスクトップUI拡張ファイルの取得先の情報である。
また、ドライバパッケージに含まれている場合も、基本設定ファイルの記述を確認することによってファイルの取得先の有無を判断することができる。URLの場合、ドライバパッケージの場合、いずれの場合としても取得先の情報が存在しない場合(S902/NO)、UI拡張ファイル取得先処理部110は、そのまま処理を終了する。この際、取得先の変更が完了しなかったことを通知するための画面を表示しても良い。
他方、取得先の情報が抽出された場合(S902/YES)、UI拡張ファイル取得部113が、抽出された取得先から、デスクトップUI拡張ファイルを取得する(S903)。即ち、UI拡張ファイル取得部113が、拡張UIの情報の取得先の変更の指示されたプリンタドライバに係るデスクトップUI拡張ファイルを取得する画面情報取得部として機能する。尚、抽出されたURLがLANの外部にある拡張UIサーバ5の場合もあり得る。本実施形態においては、PC4は一般ユーザが利用する情報処理端末であるため、外部へのアクセスが制限されていることが前提となっているが、図9の処理は権限ある管理者によって管理されるサーバの動作であるため、外部へのアクセスも可能である。
S903において、UI拡張ファイル取得部113は、上述したように、ドライバサーバ1のOS102に対応するファイルのみではなく、異なるアーキテクチャに対応するファイルも含めて、指定されたプリンタドライバのデスクトップUI拡張ファイルを取得する。指定されたプリンタドライバのデスクトップUI拡張ファイルが取得されると、UI拡張ファイルコピー部115が、S901において指定された変更後の取得先である拡張UIサーバ2に、取得されたデスクトップUI拡張ファイルをコピーする(S904)。即ち、UI拡張ファイルコピー部115が、画面情報格納部として機能する。
また、UI拡張ファイル取得用ページ生成部116が、S901において入力されたURL用のウェブページを生成し、同じく拡張UIサーバ2に保存する(S905)。即ち、UI拡張ファイル取得用ページ生成部116が、変更後のURLに対するアクセスによって、対象のデスクトップUI拡張ファイルがアクセス元にダウンロードされるようなウェブアクセスに対応するためのウェブページの情報を生成するアクセス情報生成部として機能する。
そして、UI拡張ファイル取得URL再設定部112が、ドライバサーバ1におけるデスクトップUI拡張ファイルの取得先の設定を変更する(S906)。この取得先の設定は、上述した通りOS102のレジストリの情報である。即ち、UI拡張ファイル取得URL再設定部112が、変更設定部として機能する。このような処理により、本実施形態に係るデスクトップUI拡張ファイルの取得先の変更動作が完了する。
図12(a)、(b)は、レジストリの書き換えの例を示す図である。図12(a)は、書き換え前のレジストリの記述を示す図であり、“・・・http://www.internet.com/・・・”のように、LAN外部のネットワークアドレスが指定されている。これに対して、図12(b)は、書き換え後のレジストリの記述を示す図であり、“・・・http://localnet.com/・・・”のように、LAN内部のネットワークアドレスが指定されている。
図6において説明したように、本実施形態に係るドライバサーバ1は、図6のS605において、プリンタドライバをコピーしてインストールするPC4に対して、デスクトップUI拡張ファイルの取得先を通知する際、基本設定ファイルの記述ではなく、プリンタドライバ103のインストールによって記述が追加されたレジストリの情報に基づいて、PC4に対して、デスクトップUI拡張ファイルの取得先を通知する。そして、本実施形態に係るシステムにおいては、そのレジストリの情報を、拡張UIサーバ2にアクセスされるようなURLに書き換えておくことにより、PC4がドライバサーバ1からプリンタドライバをコピーしてインストールする際には、拡張UIサーバ2からデスクトップUI拡張ファイルがダウンロードされるようにする。
ドライバサーバ1におけるレジストリの設定は、正当性が認証されたプリンタドライバの外側の情報、即ち、プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報であり、その設定を書き換えたとしても、正当性が認証されたプリンタドライバの情報を書き換えることにはならない。従って、本実施形態に係るシステムにより、ネットワークアクセスが制限されている環境において、情報処理装置から画像形成装置を利用するためのプログラムの各種の設定を行うための画面の情報の取得が、正当性が認証されたプログラムの情報の書き換えを行うことなく可能となる。
尚、上記実施形態においては、図9において説明したように、S902においてデスクトップUI拡張ファイルの取得先の設定有無を判断する。また、その取得先の例として、拡張UIサーバ5のURLの場合と、ドライバパッケージの場合とがある。このような場合において、URL及びドライバパッケージの両方から取得が可能な場合があり得る。URL及びドライバパッケージの両方から取得が可能な場合、予め定められたいずれか一方を優先的に取得先として選択する態様や、取得先をユーザに選択させる態様が可能である。
特に、拡張UIサーバ5から提供されるファイルは、プリンタドライバの提供元によって逐次更新されていく可能性があり、URLから取得されるファイルと、ドライバパッケージから取得されるファイルとのバージョンが異なる場合があり得る。URLから取得されるファイルと、ドライバパッケージから取得されるファイルとのバージョンが異なる場合、最新バージョンを優先的に取得するようにすることもできるし、いずれのバージョンを取得するかをユーザに選択させることも可能である。図13は、URLから取得されるファイルと、ドライバパッケージから取得されるファイルとのバージョンが異なる場合において、いずれのバージョンを取得するかをユーザに選択させるためのGUIの例を示す図である。
また、上記実施形態においては、図9のS902において取得先の情報が抽出されなかった場合、拡張UIサーバ2にコピーするべきデスクトップUI拡張ファイルの取得先が不明であるため、そのまま処理を終了する場合を例として説明した。この他、デスクトップUI拡張ファイルの取得先が既に判明している場合には、オペレータに対して取得先の入力を求めることも可能である。そのような場合について以下に説明する。
図14は、オペレータに対して取得先の入力を求める場合の、デスクトップUI拡張ファイルの取得先の変更動作を示すフローチャートである。図14に示すように、全体的な処理の流れは図9と略同一である。そして、図9のS902に相当するS1402の処理において取得先の情報が抽出されなかった場合(S1402/NO)、UI拡張ファイル取得URL判定部111が、図15に示すようなGUIを表示させ、デスクトップUI拡張ファイルの取得先の情報をオペレータに入力させる(S1407)。
尚、図15においては、デスクトップUI拡張ファイルの取得先としてURLを入力する場合を例示しているが、URLの他、ドライバサーバ1やその他のサーバのファイルパスとして入力される場合もあり得る。図15に示すGUIに対するオペレータの操作により、UI拡張ファイル取得URL判定部111は、デスクトップUIファイルの取得先の情報を取得する(S1408)。
以降、図9のS903以降と同様に処理が実行されるが、S1407、S1408を経てS1403の処理を実行する場合、UI拡張ファイル取得部113は、S1408において取得されたURLやファイルパスにアクセスすることにより、デスクトップUI拡張ファイルを取得する。このような処理により、デスクトップUI拡張ファイルの取得先を自動的に取得できない場合であっても、取得先の変更処理を完了することが可能となる。
また、上記実施形態においては、PC4へのプリンタドライバのインストールに際して、ドライバサーバ1に既にインストールされているプリンタドライバをコピーし、実際の画像形成出力の際には、PC4のプリンタドライバ410とドライバサーバ1のプリンタドライバ103とで処理を分散する場合を例として説明した。これは一例であり、本実施形態に係る要旨は、プリンタドライバ103に含まれる基本設定ファイルの記述を変更することなく、デスクトップUI拡張ファイルの取得先の設定を変更することにある。
従って、実際の画像形成出力の際の機能分散は必須ではなく、PC4へのプリンタドライバのインストールに際して、ドライバサーバ1に既にインストールされているプリンタドライバをコピーすると共に、そのプリンタドライバに対応するGUIの情報をネットワークを介して取得するような態様であれば、同様に適用可能である。
また、上記実施形態においては、図1において説明したように、ドライバサーバ1と拡張UIサーバ2とが異なる装置として構成される場合を例として説明した。この他、1つの装置として構成することも可能であるし、1つの装置を用いて、仮想的に異なる2つのサーバとして構成することも可能である。
1 画像処理装置
2、5 拡張UIサーバ
3 画像処理装置
4 PC
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 バス
101 ネットワークI/F
102 OS
103 プリンタドライバ
110 UI拡張ファイル取得先処理部
111 UI拡張ファイル取得URL判定部
112 UI拡張ファイル取得URL再設定部
113 UI拡張ファイル取得部
114 UI拡張ファイル保存先設定部
115 UI拡張ファイルコピー部
116 UI拡張ファイル取得用ページ生成部
401 アプリケーション
402 OS
403 ネットワークI/F
410 プリンタドライバ
411 デスクトップUI拡張ファイル
412 メトロUI拡張ファイル
413 リソースファイル
414 印刷設定項目定義ファイル
415 基本設定ファイル
416 双方向通信設定ファイル
417 排他制御項目設定ファイル
418、419、420、421 フィルタ
422 フィルタパイプライン構成ファイル
特開2008−234577号公報

Claims (6)

  1. 情報処理装置から画像形成装置を利用するためのプログラムであるプリンタドライバがインストールされている画像形成出力制御装置から前記プリンタドライバを構成する情報を取得することにより、他の情報処理装置に前記プリンタドライバのインストールを行う画像形成出力制御システムであって、
    前記他の情報処理装置は、
    前記画像形成出力制御装置にインストールされているプリンタドライバのうち指定されたプリンタドライバを構成する情報を前記画像形成出力制御装置から取得し、
    前記プリンタドライバを構成する情報の取得に際して、前記プリンタドライバによって実現される機能の設定を行うための画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスを前記画像形成出力制御装置から取得し、
    取得された前記ネットワーク上のアドレスにアクセスすることによって前記画面の情報を取得し、
    前記画像形成出力制御装置は、
    前記画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスの変更を指示する情報を取得する取得先変更受付部と、
    前記変更の指示に基づき、変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報を前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存する変更設定部と、
    前記他の情報処理装置に対して前記画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスを通知する際に、前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存された変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報を通知する取得先通知部とを含むことを特徴とする画像形成出力制御システム。
  2. 前記変更設定部は、変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報をレジストリの情報として保存し、
    前記取得先通知部は、前記レジストリの情報に基づいて変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報を通知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成出力制御システム。
  3. 前記画像形成出力制御装置は、
    前記画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスの変更が指示されたプリンタドライバに係る前記画面の情報を取得する画面情報取得部と、
    前記変更の指示に基づき、変更後の前記ネットワーク上のアドレスに対応する記憶領域に、取得された前記画面の情報を格納する画面情報格納部と、
    格納された前記画面の情報が、変更後の前記ネットワーク上のアドレスに対するアクセスによってアクセス元にダウンロードされるようなウェブアクセスに対応するための情報を、前記変更の指示に基づいて生成するアクセス情報生成部とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成出力制御システム。
  4. 前記画面情報取得部は、基本ソフトウェアの種類に応じて異なる前記画面の情報を夫々取得し、
    前記画面情報格納部は、基本ソフトウェアの種類に応じて異なる複数の前記画面の情報を、変更後の前記ネットワーク上のアドレスに対応する記憶領域に格納し、
    前記アクセス情報生成部は、前記アクセス元の動作を制御する基本ソフトウェアの種類に応じた前記画面の情報がダウンロードされるように、前記ウェブアクセスに対応するための情報を生成することを特徴とする請求項3に記載の画像形成出力制御システム。
  5. 情報処理装置から画像形成装置を利用するためのプログラムであるプリンタドライバがインストールされている画像形成出力制御装置から前記プリンタドライバを構成する情報を取得することにより、他の情報処理装置に前記プリンタドライバのインストールを行うと共に、前記画像形成出力制御装置から通知されたネットワーク上のアドレスにアクセスすることによって前記プリンタドライバによって実現される機能の設定を行うための画面の情報を取得する画像形成出力制御システムにおいて用いられる画像形成出力制御装置であって、
    前記画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスの変更を指示する情報を取得する取得先変更受付部と、
    前記変更の指示に基づき、変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報を前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存する変更設定部と、
    前記他の情報処理装置に対して前記画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスを通知する際に、前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存された変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報を通知する取得先通知部とを含むことを特徴とする画像形成出力制御装置。
  6. 情報処理装置から画像形成装置を利用するためのプログラムであるプリンタドライバがインストールされている画像形成出力制御装置から前記プリンタドライバを構成する情報を取得することにより、他の情報処理装置に前記プリンタドライバのインストールを行うと共に、前記画像形成出力制御装置から通知されたネットワーク上のアドレスにアクセスすることによって前記プリンタドライバによって実現される機能の設定を行うための画面の情報を取得する画像形成出力制御システムにおいて前記画像形成出力制御装置を制御する制御プログラムであって、
    前記画像形成出力制御装置は、前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存された情報に基づいて前記ネットワーク上のアドレスの通知を行うものであり、
    前記画面の情報を取得するためのネットワーク上のアドレスの変更を指示する情報を取得するステップと、
    前記変更の指示に基づき、変更後の前記ネットワーク上のアドレスを示す情報を前記プリンタドライバを構成する情報とは異なる情報として保存するステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
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