JP2014153706A - 現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP2014153706A
JP2014153706A JP2013026411A JP2013026411A JP2014153706A JP 2014153706 A JP2014153706 A JP 2014153706A JP 2013026411 A JP2013026411 A JP 2013026411A JP 2013026411 A JP2013026411 A JP 2013026411A JP 2014153706 A JP2014153706 A JP 2014153706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
carrier
latent image
toner
electrostatic latent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013026411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6205743B2 (ja
Inventor
Koichi Sakata
宏一 坂田
Shigenori Taniguchi
重徳 谷口
Hiroshi Higashimatsu
宏 東松
Hitoshi Iwatsuki
仁 岩附
Hiroyuki Kishida
宏之 岸田
Toyoaki Tano
豊明 田野
Kenichi Masuko
健一 増子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013026411A priority Critical patent/JP6205743B2/ja
Publication of JP2014153706A publication Critical patent/JP2014153706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6205743B2 publication Critical patent/JP6205743B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】画像濃度を一定に保ち、白スジの発生を抑制し、現像剤の長寿命化が可能な画像形成装置の提供。
【解決手段】現像剤を複数の磁極により担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の軸方向の一方向に現像剤を搬送する第1現像剤搬送部材と、逆方向に搬送する第2現像剤搬送部材と、連通口を有する仕切り板とを有し、前記第1現像剤搬送部材は現像剤汲み上げ部近傍に、前記第2現像剤搬送部材は現像剤離し部近傍に配置され、前記現像剤離し部の回転軸中心位置は前記現像剤担持体の回転軸中心位置よりも低くし、前記第1現像剤搬送部材の回転方向を前記現像剤担持体の回転方向と同じとし、前記第2現像剤搬送部材の回転方向を前記現像剤担持体の回転方向と逆とした現像装置において、前記現像剤は2成分現像剤であり、磁性キャリアが、体積平均粒径が0.1〜0.9μmである導電性微粒子を樹脂層に含有するものであることを特徴とする現像装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等に用いられる現像装置、並びにこの現像装置を用いた画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジに関するものである
従来、トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤を用いる現像装置として、図1に示す構造ものが知られている。図1に示す現像装置4は、現像剤担持体である現像ローラ5は内部に備えた複数の磁極により磁性キャリアとトナーとからなる現像剤を表面上に担持し、感光体との対向部まで搬送するものである。また、現像ローラ5に現像剤を供給する搬送路と現像剤を攪拌する搬送路とを分けて設けており、2つの搬送路で現像剤を逆方向に搬送することにより現像剤を循環させている。図1に示す現像装置4では、現像ローラ5に現像剤を供給する搬送路と、現像ローラに供給され現像領域を通過した現像剤を回収する搬送路とが共通である。よって、現像ローラ5に供給する搬送路の搬送方向下流側ほど現像ローラ5に供給する現像剤のトナー濃度が低下するという問題があった。現像ローラ5に供給するトナー濃度が低下すると、現像時の画像濃度も低下となる。
このような問題は、特許文献1及び特許文献2に記載された現像装置4のように現像ローラ5への現像剤の供給用のスクリュと現像済みの現像剤の回収用のスクリュとを異なる現像剤搬送路に設けることで解消することができる。以下、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に記載された現像装置の構成について説明する。
特許文献1に記載の現像装置を図2に示す。図2に示す現像装置4は、現像ローラ5に現像剤を供給する供給搬送路9と現像領域を通過した現像剤を回収する回収搬送路7とを分けて設けている。さらに、供給搬送路9の最下流側まで搬送された現像剤と回収搬送路7の最下流側まで搬送された回収現像剤とを攪拌しながら供給搬送路9とは逆方向に現像剤を搬送する攪拌搬送路10を備えている。
このような現像装置4では、現像済みの現像剤は回収搬送路7に送られるため、供給搬送路9に混入することがない。これにより、供給搬送路9内の現像剤のトナー濃度が変化することなく、現像ローラ5に供給される現像剤のトナー濃度も一定となる。さらに、回収現像剤をすぐに供給搬送路9に供給するのではなく、攪拌搬送路10で攪拌した後で供給搬送路9に現像剤を供給するため、十分に攪拌された状態の現像剤を供給搬送路に供給することができる。これにより、攪拌搬送路10を有さず回収搬送路7に送られた現像剤をすぐに供給搬送路9に供給する現像装置で生じ易い、攪拌不足に起因する現像時の画像濃度の不均一や画像濃度の低下を防止することができる。
しかしながら、特許文献1では供給搬送路9が攪拌搬送路10の垂直上方に配置されている。攪拌搬送路10から垂直上方の供給搬送路9へ現像剤を受け渡すためには、攪拌搬送路10の下流部では現像剤を滞留させ、過剰の現像剤を供給し、攪拌スクリュ11で押し込むことにより現像剤を盛り上がらせる必要がある。現像剤を押し込んで垂直上方に供給すると、現像剤には過剰なストレスがかかることになり、現像剤の寿命を低下させることになる。
特許文献2に記載の現像装置を図3に示す。図3に示す現像装置4は、回収搬送路7と攪拌搬送路10とを設け、現像剤の回収と攪拌とを回収搬送路7と攪拌搬送路10とに分けて行っている。これにより、特許文献1と同様に、攪拌が不十分な現像剤が供給搬送路9に供給されることに起因する、現像剤全体のトナー濃度の低下や、トナー濃度が不均一になるという問題を防止することができる。
さらに、供給搬送路9と攪拌搬送路10とをほぼ同じ高さに配置し、回収搬送路7を供給搬送路9及び攪拌搬送路10よりも上方に配置している。回収搬送路7は、回収仕切り壁46によって供給搬送路9と仕切られ、回収搬送路7の搬送方向下流端の回収仕切り壁46に開口部が設けられ、回収搬送路7の搬送方向下流端と供給搬送路9の搬送方向上流端とが連通している。上方にある回収搬送路7に供給される現像剤は現像ローラ5に担持され上方に持ち上げられた現像剤である。回収搬送路7内の現像剤を搬送する現像剤回収搬送部材である回収スクリュ6によって回収搬送路7の下流部に到達した現像剤は、回収仕切り壁46の開口部から落下することで攪拌搬送路10の上流部に供給される。一方、攪拌搬送路10及び供給搬送路9の下流部に到達した現像剤は同じ高さにある他方の上流部にそれぞれ供給される。このように、現像剤搬送路内の現像剤の循環系で現像剤を上方に供給することがなく、現像剤を上方に供給するときの現像剤に係るストレスに起因する、現像剤の寿命を低下させることを抑制できる。
しかしながら、特許文献2では、回収スクリュ6の回転軸である回収回転軸6aの中心位置が現像ローラ5の回転軸である現像回転軸5aの中心位置よりも高い位置となるように配置されている。回収回転軸6aの中心位置が現像回転軸5aの中心位置よりも高い位置となると、現像ローラ5に対する回収スクリュ6及び回収搬送路7の配置も高い位置となる。そのため、現像ローラ5上の現像剤を回収し、回収搬送路7に供給するローラ上現像剤回収部7aの現像ローラ5に対する位置も高い位置となり、ローラ上現像剤回収部7aにおける現像ローラ5の表面の接線の傾きは小さくなる。ローラ上現像剤回収部7aにおける現像ローラ5の表面の接線の水平面に対する傾きが小さいと、現像ローラ5上の現像剤の回収に重力が寄与しにくくなる。そして、ローラ上現像剤回収部7aにおける磁力による担持力を弱めるだけでは現像済み現像剤の1部が現像ローラ5の表面上に乗ったままとなる。現像済み現像剤が現像ローラ5の表面上に乗ったままだと、現像ローラ5のつれ回りにより、ローラ上現像剤回収部7aでの回収仕切り壁46と現像ローラ5表面との隙間を、現像済み現像剤の一部がすり抜けやすくなる。回収仕切り壁46と現像ローラ5表面との隙間をすり抜けた現像剤は、回収搬送路9の下方にある供給搬送路9に入ってしまう。現像済みの現像剤が供給搬送路9に入ってしまう状態は、図1で示した現像装置4の問題を十分に解消するものではなく、供給搬送路9内の現像剤のトナー濃度が部分的に低下してしまうおそれがあった。供給搬送路9内の現像剤のトナー濃度が部分的に低下すると、現像ローラ5上の現像剤にトナー濃度ムラが生じ、画像濃度が不均一になるという問題が生じる。
特許文献3に記載の現像装置は、内部に備えた複数の磁極により、磁性キャリアとトナーとからなる現像剤を表面上に担持し、その表面が回転して潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給する現像剤担持体と、該現像剤担持体の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材と、該現像剤担持体と対向する箇所を通過後の該現像剤担持体上から回収された該現像剤を該現像剤担持体の軸線方法に沿って、且つ、該現像剤供給搬送部材と同方法に搬送する現像剤回収搬送部材と、現像剤担持体に供給されずに該現像剤供給搬送部材の搬送方向の最下流側まで搬送された余剰現像剤と、現像剤担持から回収され該現像剤回収搬送部材の搬送方向の最下流側まで搬送された回収現像剤との供給を受け、該現像剤担持体の軸線方向に沿って、且つ、該余剰現像剤と該回収現像剤とを攪拌しながら該現像剤供給搬送部材とは逆方向に搬送し、該現像剤を該現像剤供給搬送部材の搬送方向最上流側に供給する現像剤攪拌搬送部材とを有し、該現像剤供給搬送部材、該該現像剤回収搬送部材及び該現像剤攪拌搬送部材の3つの現像剤搬送部材を配置する核空間はケーシングによって仕切られて3つの現像剤搬送路を形成し、該3つの現像剤搬送路は、該現像剤回収部材を配置する現像剤回収搬送路、該現像剤供給搬送路を配置する現像剤供給搬送路及び該現像剤攪拌搬送部材を配置する攪拌搬送路から成り、該現像剤供給搬送路と該現像剤回収搬送路との搬送方向下流側端部は該現像剤攪拌搬送路の搬送方向上流側部と連通し、該現像剤攪拌搬送路の下流側端部は該現像剤供給搬送路の該搬送方向上流側端部と連通して、該3つの現像剤搬送部材はそれぞれ回転軸を中心に回転することにより該回転軸の軸方向に現像剤を搬送するものであり、該現像剤回収搬送部材の回転軸中心位置が該現像剤攪拌搬送部材の回転中心位置及び該現像剤供給搬送部材の回転中心位置よりも高い位置である現像装置において、該現像剤回収搬送部材の回転中心位置が該現像剤担持体の回転中心位置よりも低い位置であり、該現像剤回収搬送部材の外径は、該現像剤供給搬送部材及び該該現像剤攪拌搬送部材の外形よりも大きいことを特徴とするものである。
特許文献3に記載の現像装置を図4に示す。図4に示す現像装置4は、現像剤担持体としての現像ローラ5、現像装置4内で現像剤を循環させる現像剤搬送部材、現像剤層厚規制部材としてのドクタ18、トナー濃度センサ27等を備えている。現像剤搬送部材は回転軸に螺旋状の羽部を備えるスクリュ形状であり、回転軸を中心に回転することにより回転軸軸方向に現像剤を搬送するものであり、以下の3つのものを備えている。
一つ目の現像剤搬送部材は、図4中の現像ローラ5の左下方に配置し、現像ローラ5の軸線方向に沿って現像剤を搬送し、現像ローラ5に現像剤を供給する現像剤供給搬送部材としての供給スクリュ8である。
二つの現像剤搬送部材は、図4中の現像ローラ5の左側に配置している。感光体1と対向する箇所を通過後の現像ローラ5表面上から回収された現像剤を現像ローラ5の軸線方向に沿って、且つ、供給スクリュ8と同方向に搬送する現像剤回収搬送部材としての回収スクリュ6である。
また、三つ目の現像剤搬送部材は、図4中の供給スクリュ8の左側に配置している。現像ローラ5に供給されずに供給スクリュ8の搬送方向の最下流側まで搬送された余剰現像剤と、現像ローラ5から回収され回収スクリュ6の搬送方向の最下流側まで搬送された回収現像剤との供給を受ける。そして、現像ローラ5の軸線方向に沿って、且つ、余剰現像剤と回収現像剤とを攪拌しながら供給スクリュ8とは逆方向に搬送し、現像剤を供給スクリュ8の搬送方向最上流側に供給する現像剤攪拌搬送部材としての攪拌スクリュ11である。
ここで、回収回転軸6aの中心位置は、現像ローラ5の回転軸である現像回転軸5aの中心位置よりも低い位置となるように配置されている。これにより、回収スクリュ6及び回収搬送路7の現像ローラ5に対する位置を低くすることができる。そのため、仕切り壁上端部材47の先端が現像ローラ5と対向し、現像ローラ5上の現像剤を回収し回収搬送路7に供給するためのローラ上現像剤回収部7aを現像ローラ5表面の低い位置に設定することができる。
そして、ローラ上現像剤回収部7aにおける現像ローラ5の表面の接線の水平面に対する傾き大きくすることができる。これにより、ローラ上現像剤回収部7aで現像剤に働く重力の現像ローラ5の現像回転軸5aに向かって働く成分が従来よりも小さくなり、現像ローラ5表面から現像剤が離間しやすくなる。よって、現像剤が現像ローラ5表面に担持されたままローラ上現像剤回収部7aをすり抜けることを抑制し、回収搬送路7に回収されることを促進することで現像ローラ5の表面上の現像剤の回収率を向上することができる。現像剤が現像剤ローラ5表面に担持されたままローラ上現像剤回収部7aをすり抜けることを抑制することにより、現像済みの現像剤が現像ローラ5と連れ回り、供給位置に達することによるトナー濃度の部分的な低下を防止することができる。
しかしながら、このような構成の現像装置4では現像ローラ5、供給スクリュ8、攪拌スクリュ11の3本が横方向に並んでいるために、横方向の大きさを小さくすることが難しい。昨今、電子写真方式を用いた画像形成装置ではカラー化が進んでいるが、その生産性を向上させるためには、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色毎に、4個の像担持体としての感光体ドラムを用いて画像を形成するタンデム方式を採用することが効果的である。
タンデム方式では4個の感光体ドラムを横方向に並べて、各ドラムに帯電装置等の作像装置を設けることになり、現像装置も各ドラムに対して設けることとなる。画像形成装置を小さくするためには、各ドラムの間隔を狭める必要があるがそのためには現像装置も水平方向の大きさを小さくする必要があり、上述した2本のスクリュを水平方向に並べる方式の現像装置では省スペース化に限界がある。
この問題に対して、攪拌スクリュをなくして横方向の大きさを小さくした現像器が図5である。図5に示す現像装置4は、図4に示す現像装置から攪拌スクリュ11を除き、供給スクリュ8と回収スクリュ6のみとなっている。現像ローラ5上に汲み上げられた現像剤は回収スクリュ6によって回収される。回収スクリュ6の最下流まで搬送された現像剤は連通口を通って供給スクリュ8に供給される。ここから、現像ローラ5上に汲み上げられる。
しかしながら、このような構成の現像装置4では回収スクリュ6の回転方向により現像剤が現像ローラ5と逆の方向(現像ローラ5(現像剤担持体)の回転方向)の下流側)にたまりやすい。このため、回収スクリュ6から供給スクリュ8への連通口において壁面側の現像剤が滞留しやすくなる。壁面側の現像剤はそこで長時間動かずパッキングされていくため、現像剤の凝集体ができ易く、これがドクタ等に詰まって白スジ画像などの異常画像が発生することがある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、小型化された現像装置においても、現像時の画像濃度を一定のまま長期にわたり保つことができ、かつ、現像剤の凝集体などによる白スジの発生を抑制し、現像剤の長寿命化を図ることが可能な現像装置、画像形成方法、画像形成装置及びこれを用いたプロセスカートリッジを提供することにある。
本発明者らは、特定の属性を有する現像剤と特定構像の現像装置との選択的組合せは上記課題の解決のため非常に有効であることを知見し、該知見に基いてさらに検討を重ねた結果、本発明に到達した。
而して、上記課題は、以下に記載の「現像装置」、「画像形成方法」、「画像形成装置」及び「プロセスカートリッジ」を含む本発明により解決される。
即ち、本発明によれば、第一に、「現像剤を複数の磁極により担持している表面が回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給する現像剤担持体と、上記現像剤担持体の軸方向に沿って一方向に現像剤を搬送する第1現像剤搬送部材と、上記現像剤担持体の軸方向に沿って逆方向に現像剤を搬送する第2現像剤搬送部材と、上記第1現像剤搬送部材の周囲の空間と上記第2現像剤搬送部材の周囲の空間とを遮蔽する仕切り板とを有し、上記現像剤担持体は、上記現像剤を汲み上げる現像剤汲み上げ部と、この現像剤汲み上げ部の上方に位置し該現像剤を離す現像剤離し部とを有し、
上記第1現像剤搬送部材は上記現像剤汲み上げ部近傍に配置され、上記第2現像剤搬送部材は上記現像剤離し部近傍に配置され、上記現像剤離し部の回転軸中心位置が上記現像剤担持体の回転軸中心位置よりも低い位置であり、上記第1現像剤搬送部材の回転方向を上記現像剤担持体の回転方向と同じとし、上記第2現像剤搬送部材の回転方向を上記現像剤担持体の回転方向と逆とし、上記第1現像剤搬送部材は、現像剤を上記現像剤担持体の軸線方向に沿った一方向に搬送することができるものであり、上記第2現像剤搬送部材は、上記現像剤を上記現像剤担持体の軸線方向に沿った逆方向に搬送することができるものであり、上記仕切り板は、上記第1現像剤搬送部材の現像剤搬送方向の上流端部に対応する位置に、上記第2現像剤搬送部材の下流端部位置に対応する空間と連通し該第2現像剤搬送部材の下流端部位置に搬送された回収現像剤を受け容れるための連通口と、
上記第1現像剤搬送部材の現像剤搬送方向の下流端部に対応する位置に、上記第2現像剤搬送部材の上流端部位置に対応する空間と連通し現像剤担持体の表面上に供給されなかった余剰現像剤を上記第2現像剤搬送部材の上流端に回収するための連通口とを有する現像装置において、
上記現像剤は磁性を有する芯材粒子とその表面を被覆する樹脂層とからなる磁性キャリア及びトナーを含む2成分現像剤であり、上記磁性キャリアが、体積平均粒径が0.1〜0.9μmである導電性微粒子を樹脂層に含有するものであることを特徴とする現像装置」を提供する。
第二に、上記第一に記載の現像装置において、上記磁性キャリアが、その樹脂層中に上記導電性微粒子を30重量%以上80重量%未満含有するものであることを特徴とする現像装置を提供する。
第三に、上記第一、二のいずれかに記載の現像装置において、上記磁性キャリアが、被覆層中に含まれる導電性微粒子の体積平均粒径をDとし、キャリア被覆層の厚みをhとしたとき、Dとhとの比、D/hが、0.2<D/h<1.2となるような微粒子を含有するものであることを特徴とする現像装置を提供する。
第四に、上記第一乃至三のいずれかに記載の現像装置において、上記芯材粒子のRaが、0.65〜0.95μmであることを特徴とする現像装置を提供する。
第五に、上記第一乃至四のいずれかに記載の現像装置において、上記磁性キャリアの重量平均粒子径が、25〜45μmであることを特徴とする現像装置を提供する。
第六に、上記第一乃至五のいずれかに記載の現像装置において、上記磁性キャリアの被覆層は、平均膜厚が0.3μm以上1.8μm以下であることを特徴とする現像装置を提供する。
第七に、静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程と、該静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、上記第一乃至六のいずれかに記載の現像装置を用いて現像してトナー像を形成する工程と、該静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する工程と、該記録媒体に転写されたトナー像を定着させる工程とを有することを特徴とする画像形成方法を提供する。
第八に、静電潜像担持体上に静電潜像を形成するための静電潜像形成手段と、該静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成するための上記第一乃至六のいずれかに記載の現像装置と、該静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、該記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
第九に、静電潜像担持体、該静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、上記第一乃至六のいずれかに記載の現像装置を用いて現像する手段が少なくとも一体に支持されていることを特徴とするプロセスカートリッジを提供する。
上記第一〜第九の発明によれば、小型化された現像装置においても、現像時の画像濃度を一定のまま長期にわたり保つことができ、かつ、現像剤の凝集体などによる白スジの発生を抑制できるという優れた効果がある。
従来の現像装置図。 特許文献1の現像装置図。 特許文献2の現像装置図。 特許文献3の現像装置図。 本発明の現像装置図。 画像形成装置。 現像装置と周辺装置。 現像装置の主要部斜視図。 現像剤の搬送図。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における現像装置は、上記に記載のような構成を有するものである。
そして、第1現像剤搬送部材及び第2現像剤搬送部材は、共に、回転軸に螺旋状の羽を有するスクリュ構造であリ得る。第1現像剤搬送部材は、現像剤担持体の軸と平行に配設されこの軸の一方向に沿って一方向(搬送路の下流方向、現像剤担持体に供給するため展開する方向)に現像剤を搬送するものであり、第2現像剤搬送部材は現像剤担持体の軸と平行に配設されこの軸の一方向に沿って逆方向(搬送路の下流方向、使用済み現像剤及び余剰現像剤を回収する方向)に現像剤を搬送する。第1現像剤搬送部材のスクリュ構造部を囲む搬送路は、搬送中の現像剤が現像剤担持体の表面に汲み上げ可能になるように上部が開放されており、また、第1現像剤搬送部材のスクリュ構造部を囲む搬送路には、少なくとも現像剤を供給搬送路中に掬い上げるための開口部を有する。
第1現像剤搬送部材により搬送される現像剤は、攪拌・搬送されつつ現像剤担持体の磁力により現像剤担持体の表面に汲み上げられる。現像剤担持体表面上に汲み上げられた現像剤は現像剤担持体の回転により静電潜像と対面する現像域に移動し、ここで静電潜像の現像に供された後、現像剤離し部において表面から除去されるが、この現像剤の除去には、第1現像剤搬送部材及び第2現像剤搬送部を配置した各空間を仕切る仕切り板、特にその上端部、が有効に働く。仕切り板は、上記第1現像剤搬送部材と上記第2現像剤搬送部材との間に配設されたものであり、その頂部には、例えば現像剤回収部(後述の図5中の符号58で示される部材)を有する。この現像剤回収部の稜線部は、現像剤担持体表面に弾力性をもって接触し、残存現像剤を第2現像剤搬送部材が配置された空間に掻き落とす。
現像剤担持体、第1現像剤搬送部材、および、第2現像剤搬送部材の位置関係、回転方向、及び、これらの機作につき更に説明すると、第1現像剤搬送部材は、現像剤担持体の現像剤汲み上げ部近傍に配置され、第2現像剤搬送部材は、上記現像剤離し部近傍に配置されている。そして、前記現像剤離し部の回転軸中心位置が上記現像剤担持体の回転軸中心位置よりも低い位置であり、第1現像剤搬送部材の回転方向を、現像剤担持体の回転方向と同じとし、第2現像剤搬送部材の回転方向を、現像剤担持体の回転方向と逆とすることが好ましい。これにより、第1現像剤搬送部材の周囲の空間においては、現像剤が現像剤担持体に寄せられながら第1現像剤搬送部材によって上記一方向に搬送される。第2現像剤搬送部材の周囲の空間においては、現像剤がローラ形状の現像剤担持体から離されながら第2現像剤搬送部材によって前記他方向(回収方向)に搬送される。また、第1現像剤搬送部材は、第2現像剤搬送部材の下方に位置していることが好ましく、現像剤担持体の現像剤を離す現像剤離し部は、現像剤を汲み上げる現像剤汲み上げ部の上方に位置していることが好ましい。これにより、現像剤に不要な機械的ストレスを与えることなく、現像剤を現像剤担持体の表面に均一に汲み上げられ。トリミングされた状態の現像剤層を現像剤担持体の表面に形成することができる。
現像剤担持体は、内部に備えた複数の磁極により、表面上に磁気感応性現像剤を担持するものであることが好ましく、また、該現像剤は、磁性を有する芯材粒子とその表面を被覆する樹脂層とからなる磁性キャリアとトナーとからなるものであることが好ましい。
まず、図6にて、本発明の画像形成装置例の全体の構成・動作について説明するが、この装置例は、本発明についての理解を深めるためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
本発明における現像装置は、上記特許文献3記載の現像装置と異なり、回収現像剤と余剰現像剤との混合物を攪拌するための第3の現像剤搬送手段、即ち攪拌スクリュ11、の存在を必須とはしていない(第1現像剤搬送手段と第2現像剤搬送手段だけでもよい)。この画像形成装置例における現像装置も、図から理解されるように、第1現像剤搬送手段と第2現像剤搬送手段のみで、第3の現像剤搬送手段、即ち攪拌スクリュは設けられていない例である。
図6において、符号1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機の装置本体、3は原稿を原稿読込部に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、5は出力画像が積載される排紙トレイ、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する転写バイアスローラ(1次転写バイアスローラ)、を示す。
また、符号17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、28は各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナー(トナー粒子)を現像装置13に供給する各色のトナー容器、を示す。
以下、この画像形成装置例における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
なお、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上でおこなわれる作像プロセスについては、図7をも参照することができる。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明光源から発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部(不図示である。)に送信される。そして、書込み部からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(図7を参照できる。)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図6の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電部12(図7を参照できる。)との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Y表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11M表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11C表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BK表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の潜像が現像される(現像工程である)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように転写バイアスローラ14が設置されている。そして、転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像及びクリーニングプロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の反時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、その後に定着装置20に導かれる。
定着装置20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。また、前記タイミングは、前記それぞれの工程でも調節され得る点が理解されなければならない。例えば50mm(5cm)径の感光体では、1回転でA4版サイズの記録媒体Pの長手方向全面に亘って特定カラーの画素部分を形成できる外周長を有しないが、現実には、小径の感光体を用いた画像形成装置によりA4版サイズの画像が得られていることからも、これは理解される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出されて、排紙トレイ5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
図5は、本発明の現像装置例の断面図であり、図8が斜視図である。現像剤担持体としての現像スリーブ5と第1現像剤搬送部材としての供給スクリュ8、第2現像剤搬送部材としての回収スクリュ6、ドクターブレード52、仕切り部材(分離板)57とで構成され、この例ではポリエステル樹脂を主成分とするトナー(5.8μm)と磁性微粒子であるキャリア(35μm)を7wt%に均一混合した現像剤が350g充填されており、並列に配置した供給スクリュ8と回収スクリュ6内を600rpmで回転させることによって補給後のトナー攪拌と搬送を同時に行い、トナーとキャリアの均一混合と帯電付与を行っている。
均一混合された現像剤は現像スリーブ5に近接して平行に設けられた供給スクリュ8より現像スリーブ5に内包されたマグローラ55のP5磁力によってスリーブ外周部の表面に搬送され、現像スリーブ5が図中矢印方向に回転することによって感光体と現像スリーブ5によって作られる現像領域に運ばれ、図示しない高圧電源による現像電界を形成することによってトナーが感光体上の潜像を現像する。現像後の現像剤は現像スリーブ5の回転に伴って現像器内に回収されるようになっている。
現像スリーブ5の軸線に沿った長手方向の現像剤の動きは、図9に示すとおり、図示した太矢印の剤搬送をしつつ供給スクリュ8より現像スリーブ5に汲み上げられる。現像後の現像剤は現像スリーブ5上から分離板57を介して分離され回収スクリュ搬送路内に送られる。
ここで、図5に記載した現像装置に使用する磁性キャリアは、体積平均粒径が0.1〜0.9μmである導電性微粒子を樹脂層に含有することが重要である。図5に記載した現像装置4には回収スクリュ6から供給スクリュ8に現像剤を供給する連通口(図9の右端の矢印)が回収スクリュ6の下流側に存在する。連通口では現像剤の自重によって回収スクリュ6から供給スクリュ8へ現像剤が供給されるが、回収スクリュ6は図5に記載の矢印方向に回転しているため、現像剤は現像ローラ5とは反対側の壁面側に寄せられている。
このため、回収スクリュ6の下流側の連通口付近では壁面側に現像剤が滞留しやすい。
このとき、現像剤とトナーが付着しやすいと、壁面側で現像剤がパッキングされ、凝集体となりやすい。この影響はスクリュの回転数が早くなるほど特に顕著に起こりやすい。
この凝集体が現像器内に戻ると、ドクターブレード52と現像ローラ5の間に凝集体が詰まり、現像剤の穂が割れて白スジ画像が発生する。また、緩凝集状態の現像剤も存在するが、こちらも現像領域で黒ポチなどの異常画像として現像される。
しかしながら、磁性キャリアの樹脂層に体積平均粒径が0.1〜0.9μmである導電性微粒子を含有させることによって、磁性キャリアの表面に細かい凹凸が発生し、トナーやキャリア同士の接触面積が減少する。これによって、トナー−キャリア間、キャリア−キャリア間の付着力が減少し、凝集体ができず、白スジ画像や黒ポチ画像などの異常画像が出現しなくなる。ここで、導電性微粒子の体積平均粒径が0.1μm未満の場合、キャリア表面の凹凸が小さくなり、付着力を減少させる効果が不十分となってしまう。また、導電性微粒子の体積平均粒径が0.9μmよりも大きい場合、キャリアの粒子径に対して導電性微粒子の粒子径が大きくなってしまうために、導電性微粒子が樹脂層から剥がれやすくなってしまい、芯材が露出してキャリア付着などの問題が発生してしまう。
また、導電性微粒子の体積平均粒径は0.4〜0.9μmであることが、より好ましい。導電性微粒子の体積平均粒径が0.4μm以上であるならキャリア表面の凹凸がより顕著に表れるため、付着力を減少させる効果もより大きく表れる。
導電性微粒子の体積平均粒径は自動粒度分布測定装置CAPA−700(堀場製作所製)にて体積平均粒径を測定する。測定の前処理として、ジューサーミキサーにアミノシラン(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)30mlにトルエン溶液300mlを入れる。試料を6.0g加え、ミキサー回転速度をlowにセットし、3分間分散する。1000mlビーカーに予め用意されたトルエン溶液500mlの中に分散液を適量加えて希釈する。希釈液はホモジナイザーにて常に攪拌を続ける。この希釈溶液を超遠心式自動粒度分布測定装置CAPA−700にて測定する。
[測定条件]
回転速度:2000rpm
最大粒度:2.0μm
最小粒度:0.1μm
粒度間隔:0.1μm
分散媒粘度:0.59mPa・s
分散媒密度:0.87g/cm
粒子密度:無機微粒子の密度は乾式自動嵩密度計アキュピック1340II(島津製作所社製)を用い測定した真比重値を入力する。
本発明においては、上記導電性微粒子を樹脂層中に30重量%以上80重量%未満含有することが好ましい。導電性微粒子が30重量%未満の場合、キャリア表面の凹凸が不十分となり、付着力の減少が足りずに緩凝集が起こりやすくなる。導電性微粒子が80重量%以上の場合、樹脂層中の導電性微粒子が多すぎるために、導電性微粒子が剥離しやすくなってしまい、結果として芯材露出してしまいキャリア付着等の問題が発生してしまうことがある。なお、樹脂層中の導電性微粒子の含有率は、[導電性微粒子の重量]/[芯材を被覆した全ての樹脂の重量と導電性微粒子の重量の合計]×100で示される。
本発明においては、キャリア被覆層に含まれる導電性微粒子の体積平均粒径(D)と、該被覆層膜厚(h)の関係が、0.2<D/h<1.2であることが好ましい。
[D/h]が0.2以下の場合、該微粒子は結着樹脂中に埋もれてしまうことがあるため、キャリア表面の凹凸が不十分となり、付着力の減少が足りずに緩凝集が起こりやすくなる。[D/h]が1.2以上の場合、表面の凹凸が大きいためにキャリアの間隔が疎になってしまい、現像剤担持体の手前側と奥側での現像剤の圧力の違いによって現像剤の穂立ちの密度が変わってしまい、ムラ画像が出やすくなってしまう。また、キャリア被覆層に含まれる導電性微粒子の体積平均粒径(D)と、該被覆層膜厚(h)の関係は0.4<D/h<1.2であることがより好ましい。D/hが0.4より大きければ、キャリア表面の凹凸がより顕著に表れるため、付着力を減少させる効果もより大きく表れる。
キャリア被覆層の厚みhは、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、キャリア断面を観察し、キャリア表面を覆う被覆層の樹脂部の厚みを測定し、その平均値からを求めた。具体的には、芯材表面と粒子との間に存在する樹脂部の厚みのみを測定する。粒子間に存在する樹脂部の厚みや、無機微粒子上の樹脂部の厚みは測定には含めない。前記キャリア断面の任意の50点測定の平均を求め厚みh(μm)とした。また、導電性微粒子の平均粒子径(D)は前述した自動粒度分布測定装置CAPA−700(堀場製作所製)にて体積平均粒径を測定する。
本発明においては、磁性キャリアの芯材粒子のRaが0.65〜0.95μmであることが好ましい。芯材粒子のRaが0.65〜0.95μmであれば、キャリア表面の導電性微粒子による凹凸だけでなく、芯材に起因する凹凸も表れるため、キャリアの付着力がより減少することとなる。一方で、芯材粒子のRaが0.65μm未満の場合、芯材の起因する凹凸がキャリア表面に表れにくくなり、付着力の現象が十分ではないことがある。また、芯材粒子のRaが0.95μm以上の場合、芯材の凹凸が大きすぎるために被覆樹脂で芯材を十分に覆うことができず、芯材が露出するためにキャリアの抵抗が低下し、キャリア付着が起こってしまうことがある。
なお、芯材粒子の表面粗さRaは以下の方法によって測定した。共焦点顕微鏡(レーザーテック社製、OPTELICS C130)を用いて、キャリア表面の10μm四方の範囲を設定し、当該範囲において高さ測定を行って平均線を求め、この範囲での平均線から測定曲線までの偏差の絶対値を合成し、平均化することで算出した。
本発明でいうキャリアの芯材としては、電子写真用二成分キャリアとして公知のもの、例えば、フェライト、Cu−Znフェライト、Mnフェライト、Mn−Mgフェライト、Mn−Mg−Srフェライト、マグネタイト、鉄、ニッケル等キャリアの用途、使用目的に合わせ適宜選択して用いればよく、例に限るものではない。
次に、芯材の製造方法について説明する。まず、フェライトを構成する各原材料(MnO、MgO、Fe、SrCO等)を適量計量し、これに水を適量加え、ボールミル又は振動ミルなどの分散機にて0.5〜24時間程度の分散をしスラリーを得る。次に、このスラリーを乾燥、粉砕し、500〜1500℃にてプレ焼成を行う。こうして得たプレ焼成物をボールミルにて粉砕を行い、目的とする芯材粒径に適した粒径に粉砕する。次に、この粉砕物に水、結着樹脂、及び必要であればその他の添加物を加え、スプレードライにより造粒を行う。次に、この造粒物を焼成炉により800〜1600℃にて本焼成をし、粉砕、分級し、目的とする粒度分布を得る。必要であれば表面を再酸化させてもよい。
なお、飽和磁化を調整するには原材料の選択、焼成温度の調整、酸化処理の有無等が有効である。但し、ここに記載したものは一例であり、本発明においてはこれに限定するものではない。
本発明では、結着樹脂にシリコン樹脂が含まれていることが好ましい。本明細書でいうシリコン樹脂とは、一般的に知られているシリコン樹脂全てを指し、オルガノシロキサン結合のみからなるストレートシリコンや、アルキド、ポリエステル、エポキシ、アクリル、ウレタンなどで変性したシリコン樹脂などが挙げられるが、これに限るものではない。例えば、市販品としてストレートシリコン樹脂としては、信越化学製のKR271、KR255、KR152、東レ・ダウコーニング・シリコン社製のSR2400、SR2406、SR2410等が挙げられる。この場合、シリコン樹脂単体で用いることも可能であるが、架橋反応する他成分、帯電量調整成分等を同時に用いることも可能である。さらに、変性シリコン樹脂としては、信越化学製のKR206(アルキド変性)、KR5208(アクリル変性)、ES1001N(エポキシ変性)、KR305(ウレタン変性)、東レ・ダウコーニング・シリコン社製のSR2115(エポキシ変性)、SR2110(アルキド変性)などが挙げられる。
本発明において、被覆層用組成物は、シランカップリング剤を含有することが好ましい。
これにより、導電性粒子を安定に分散させることができる。
シランカップリング剤としては、特に限定されないが、r−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、r−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、r−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−r−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、r−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、r−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、r−クロルプロピルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、r−アニリノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、オクタデシルジメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アンモニウムクロライド、r−クロルプロピルメチルジメトキシシラン、メチルトリクロルシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、アリルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン、メタクリルオキシエチルジメチル(3−トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
シランカップリング剤の市販品としては、AY43−059、SR6020、SZ6023、SH6026、SZ6032、SZ6050、AY43−310M、SZ6030、SH6040、AY43−026、AY43−031、sh6062、Z−6911、sz6300、sz6075、sz6079、sz6083、sz6070、sz6072、Z−6721、AY43−004、Z−6187、AY43−021、AY43−043、AY43−040、AY43−047、Z−6265、AY43−204M、AY43−048、Z−6403、AY43−206M、AY43−206E、Z6341、AY43−210MC、AY43−083、AY43−101、AY43−013、AY43−158E、Z−6920、Z−6940(東レ・シリコーン社製)等が挙げられる。
シランカップリング剤の添加量は、シリコーン樹脂に対して、0.1〜10質量%であることが好ましい。シランカップリング剤の添加量が0.1質量%未満であると、芯材粒子や導電性粒子とシリコーン樹脂の接着性が低下して、長期間の使用中に被覆層が脱落することがあり、10質量%を超えると、長期間の使用中にトナーのフィルミングが発生することがある。
また、シリコーン樹脂の縮合反応を促進するために、チタン系触媒、スズ系触媒、ジルコニウム系触媒、アルミニウム系触媒を使用できる。これら各種触媒のうち、優れた結果をもたらすチタン系触媒の中でも、特にチタンアルコキシドとチタンキレートが好ましい。
これは、架橋成分Bに由来するシラノール基の縮合反応を促進する効果が大きく、且つ触媒が失活しにくいためであると考えられる。チタンアルコキシド系触媒の例としては、下記構造式1で表されるチタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)が挙げられ、また、チタンキレート系触媒の例としては、下記構造式2で表されるチタンジイソプロポキシビス(トリエタノールアミネート)が挙げられる。
Figure 2014153706
本発明において、磁性キャリアの重量平均粒径は25〜45μmであることが好ましい。
重量平均粒径が25μm未満であると、キャリア付着が発生することがあり、45μmを超えると、画像細部の再現性が低下し、精細な画像を形成できなくなることがある。
なお、重量平均粒径は、マイクロトラック粒度分布計モデルHRA9320−X100(日機装社製)を用いて測定することができる。
本発明において、被覆層は、平均膜厚が0.3〜1.8μmであることが好ましい。平均膜厚が0.3μm未満であると、被覆層が破壊されやすくなり、膜が削れてしまうことがあり、1.8μmを超えると、キャリア表面の凹凸が表れにくくなり、キャリアの付着力が上がってしまうことがある。
本発明の現像剤は、本発明のキャリア及びトナーを有する。
トナーは、結着樹脂と着色剤を含有するが、モノクロトナー及びカラートナーのいずれであってもよい。また、定着ローラにトナー固着防止用オイルを塗布しないオイルレスシステムに適用するために、トナーは、離型剤を含有してもよい。このようなトナーは、一般に、フィルミングが発生しやすいが、本発明のキャリアは、フィルミングを抑制することができるため、本発明の現像剤は、長期に亘り、良好な品質を維持することができる。
さらに、カラートナー、特に、イエロートナーは、一般に、キャリアの被覆層の削れによる色汚れが発生するという問題があるが、本発明の現像剤は、色汚れの発生を抑制することができる。
トナーは、粉砕法、重合法等の公知の方法を用いて製造することができる。例えば、粉砕法を用いてトナーを製造する場合、まず、トナー材料を混練することにより得られる溶融混練物を冷却した後、粉砕し、分級して、母体粒子を作製する。次に、転写性、耐久性をさらに向上させるために、母体粒子に外添剤を添加し、トナーを作製する。
このとき、トナー材料を混練する装置としては、特に限定されないが、バッチ式の2本ロール;バンバリーミキサー;KTK型2軸押出し機(神戸製鋼所社製)、TEM型2軸押出し機(東芝機械社製)、2軸押出し機(KCK社製)、PCM型2軸押出し機(池貝鉄工社製)、KEX型2軸押出し機(栗本鉄工所社製)等の連続式の2軸押出し機;コ・ニーダ(ブッス社製)等の連続式の1軸混練機等が挙げられる。
また、冷却した溶融混練物を粉砕する際には、ハンマーミル、ロートプレックス等を用いて粗粉砕した後、ジェット気流を用いた微粉砕機、機械式の微粉砕機等を用いて微粉砕することができる。なお、平均粒径が3〜15μmとなるように粉砕することが好ましい。
さらに、粉砕された溶融混練物を分級する際には、風力式分級機等を用いることができる。なお、母体粒子の平均粒径が5〜20μmとなるように分級することが好ましい。
また、母体粒子に外添剤を添加する際には、ミキサー類を用いて混合攪拌することにより、外添剤が解砕されながら母体粒子の表面に付着する。
結着樹脂としては、特に限定されないが、ポリスチレン、ポリp−スチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体の単独重合体;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロロメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共重合体;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸ブチル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は芳香族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
圧力定着用の結着樹脂としては、特に限定されないが、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等のポリオレフィン;エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂等のオレフィン共重合体;エポキシ樹脂、ポリエステル、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリビニルピロリドン、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、マレイン酸変性フェノール樹脂、フェノール変性テルペン樹脂等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
着色剤(顔料又は染料)としては、特に限定されないが、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ等の黄色顔料;モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK等の橙色顔料;ベンガラ、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B等の赤色顔料;ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等の紫色顔料;コバルトブルー、アルカリブルー、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等の青色顔料;クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ等の緑色顔料;カーボンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物等の黒色顔料等が挙げられ、二種以上を併用してもよい。
離型剤としては、特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、パラフィンワックス、アミド系ワックス、多価アルコールワックス、シリコーンワニス、カルナウバワックス、エステルワックス等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
また、トナーは、帯電制御剤をさらに含有してもよい。帯電制御剤としては、特に限定されないが、ニグロシン;炭素数が2〜16のアルキル基を有するアジン系染料(特公昭42−1627号公報参照);C.I.Basic Yello 2(C.I.41000)、C.I.Basic Yello 3、C.I.Basic Red 1(C.I.45160)、C.I.Basic Red 9(C.I.42500)、C.I.Basic Violet 1(C.I.42535)、C.I.Basic Violet 3(C.I.42555)、C.I.Basic Violet 10(C.I.45170)、C.I.Basic Violet 14(C.I.42510)、C.I.Basic Blue 1(C.I.42025)、C.I.Basic Blue 3(C.I.51005)、C.I.Basic Blue 5(C.I.42140)、C.I.Basic Blue 7(C.I.42595)、C.I.Basic Blue 9(C.I.52015)、C.I.Basic Blue 24(C.I.52030)、C.I.Basic Blue25(C.I.52025)、C.I.Basic Blue 26(C.I.44045)、C.I.Basic Green 1(C.I.42040)、C.I.Basic Green 4(C.I.42000)等の塩基性染料;これらの塩基性染料のレーキ顔料;C.I.Solvent Black 8(C.I.26150)、ベンゾイルメチルヘキサデシルアンモニウムクロライド、デシルトリメチルクロライド等の4級アンモニウム塩;ジブチル、ジオクチル等のジアルキルスズ化合物;ジアルキルスズボレート化合物;グアニジン誘導体;アミノ基を有するビニル系ポリマー、アミノ基を有する縮合系ポリマー等のポリアミン樹脂;特公昭41−20153号公報、特公昭43−27596号公報、特公昭44−6397号公報、特公昭45−26478号公報に記載されているモノアゾ染料の金属錯塩;特公昭55−42752号公報、特公昭59−7385号公報に記載されているサルチル酸;ジアルキルサルチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸のZn、Al、Co、Cr、Fe等の金属錯体;スルホン化した銅フタロシアニン顔料;有機ホウ素塩類;含フッ素4級アンモニウム塩;カリックスアレン系化合物等が挙げられるが、二種以上併用してもよい。なお、ブラック以外のカラートナーにおいては、白色のサリチル酸誘導体の金属塩等が好ましい。
外添剤としては、特に限定されないが、シリカ、酸化チタン、アルミナ、炭化珪素、窒化珪素、窒化ホウ素等の無機粒子;ソープフリー乳化重合法により得られる平均粒径が0.05〜1μmのポリメタクリル酸メチル粒子、ポリスチレン粒子等の樹脂粒子が挙げられ、二種以上併用してもよい。中でも、表面が疎水化処理されているシリカ、酸化チタン等の金属酸化物粒子が好ましい。さらに、疎水化処理されているシリカ及び疎水化処理されている酸化チタンを併用し、疎水化処理されているシリカよりも疎水化処理されている酸化チタンの添加量を多くすることにより、湿度に対する帯電安定性に優れるトナーが得られる。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。なお、「部」は、重量部を表わす。
[キャリア芯材の製造]
(芯材の製造1)
MnCO3、Mg(OH)2、Fe2O3、及びSrCO3粉を秤量し混合して混合粉を得た。この混合粉を、加熱炉により900℃、1時間、大気雰囲気下で仮焼し、得られた仮焼物を冷却後、粉砕して、ほぼ粒径5μmの粉体とした。
この粉体を1wt%の分散剤を水と共に加えてスラリーとし、このスラリーをスプレードライヤに供給して造粒し、平均粒径約40μmの造粒物を得た。この造粒物を焼成炉に装填し、窒素雰囲気下で、1140℃、4時間焼成した。
得られた焼成物を解砕機で解砕した後、篩い分けにより粒度調整を行い、体積平均粒径が約35μmの[球形フェライト粒子1]を得た。このときのRaは0.81であった。
(芯材の製造2)
MnCO3、Mg(OH)2、Fe2O3、及びSrCO3粉を秤量し混合して混合粉を得た。この混合粉を、加熱炉により900℃、1時間、大気雰囲気下で仮焼し、得られた仮焼物を冷却後、粉砕して、ほぼ粒径3μmの粉体とした。
この粉体を1wt%の分散剤を水と共に加えてスラリーとし、このスラリーをスプレードライヤに供給して造粒し、平均粒径約40μmの造粒物を得た。この造粒物を焼成炉に装填し、窒素雰囲気下で、1190℃、4時間焼成した。
得られた焼成物を解砕機で解砕した後、篩い分けにより粒度調整を行い、体積平均粒径が約35μmの[球形フェライト粒子2]を得た。このときのRaは0.67であった。
(芯材の製造3)
MnCO3、Mg(OH)2、Fe2O3、及びSrCO3粉を秤量し混合して混合粉を得た。この混合粉を、加熱炉により900℃、1時間、大気雰囲気下で仮焼し、得られた仮焼物を冷却後、粉砕して、ほぼ粒径2μmの粉体とした。
この粉体を1wt%の分散剤を水と共に加えてスラリーとし、このスラリーをスプレードライヤに供給して造粒し、平均粒径約40μmの造粒物を得た。この造粒物を焼成炉に装填し、窒素雰囲気下で、1230℃、4時間焼成した。
得られた焼成物を解砕機で解砕した後、篩い分けにより粒度調整を行い、体積平均粒径が約35μmの[球形フェライト粒子3]を得た。このときのRaは0.62であった。
(芯材の製造4)
MnCO3、Mg(OH)2、Fe2O3、及びSrCO3粉を秤量し混合して混合粉を得た。この混合粉を、加熱炉により900℃、1時間、大気雰囲気下で仮焼し、得られた仮焼物を冷却後、粉砕して、ほぼ粒径6μmの粉体とした。
この粉体を1wt%の分散剤を水と共に加えてスラリーとし、このスラリーをスプレードライヤに供給して造粒し、平均粒径約40μmの造粒物を得た。
この造粒物を焼成炉に装填し、窒素雰囲気下で、1060℃、4時間焼成した。
得られた焼成物を解砕機で解砕した後、篩い分けにより粒度調整を行い、体積平均粒径が約35μmの球形[フェライト粒子4]を得た。このときのRaは0.94であった。
(芯材の製造5)
MnCO3、Mg(OH)2、Fe2O3、及びSrCO3粉を秤量し混合して混合粉を得た。この混合粉を、加熱炉により900℃、1時間、大気雰囲気下で仮焼し、得られた仮焼物を冷却後、粉砕して、ほぼ粒径7μmの粉体とした。
この粉体を1wt%の分散剤を水と共に加えてスラリーとし、このスラリーをスプレードライヤに供給して造粒し、平均粒径約40μmの造粒物を得た。
この造粒物を焼成炉に装填し、窒素雰囲気下で、1020℃、4時間焼成した。
得られた焼成物を解砕機で解砕した後、篩い分けにより粒度調整を行い、体積平均粒径が約35μmの[球形フェライト粒子5]を得た。このときのRaは1.01であった。
[導電性微粒子の製造]
(導電性粒子1)
酸化アルミニウム(住友化学製AKP−30)100gを水1リットルに分散させ懸濁液とし、この液を70℃に加温した。その懸濁液に塩化第二錫200gと五酸化りん6gを2N塩酸2リットルに溶かした溶液と12重量%アンモニア水とを懸濁液のPHが7〜8になるように4時間かけて滴下した。滴下後、懸濁液を濾過、洗浄して得られたケーキを110℃で乾燥した。次にこの乾燥粉末を窒素気流中で500℃1時間処理し[導電性粒子1]を得た。得られた導電性粒子1の粒径は0.6μmであった。
(導電性粒子2)
酸化アルミニウム(住友化学製AKP−30)100gを水1リットルに分散させ懸濁液とし、この液を70℃に加温した。その懸濁液に塩化第二錫400gと五酸化りん12gを2N塩酸4リットルに溶かした溶液と12重量%アンモニア水とを懸濁液のPHが7〜8になるように8時間かけて滴下した。滴下後、懸濁液を濾過、洗浄して得られたケーキを110℃で乾燥した。次にこの乾燥粉末を窒素気流中で500℃1時間処理し[導電性粒子2]を得た。得られた導電性粒子2の粒径は0.9μmであった。
(導電性粒子3)
酸化アルミニウム(住友化学製AKP−30)100gを水1リットルに分散させ懸濁液とし、この液を70℃に加温した。その懸濁液に塩化第二錫67gと五酸化りん2gを2N塩酸0.7リットルに溶かした溶液と12重量%アンモニア水とを懸濁液のPHが7〜8になるように1.5時間かけて滴下した。滴下後、懸濁液を濾過、洗浄して得られたケーキを110℃で乾燥した。次にこの乾燥粉末を窒素気流中で500℃1時間処理し[導電性粒子3]を得た。得られた導電性粒子3の粒径は0.4μmであった。
(導電性粒子4)
酸化アルミニウム(住友化学製AKP−30)100gを水1リットルに分散させ懸濁液とし、この液を70℃に加温した。その懸濁液に塩化第二錫480gと五酸化りん14.4gを2N塩酸4.8リットルに溶かした溶液と12重量%アンモニア水とを懸濁液のPHが7〜8になるように9.6時間かけて滴下した。滴下後、懸濁液を濾過、洗浄して得られたケーキを110℃で乾燥した。次にこの乾燥粉末を窒素気流中で500℃1時間処理し[導電性粒子4]を得た。得られた導電性粒子4の粒径は1.0μmであった。
(導電性粒子5)
導電性粒子S−2000(三菱マテリアル電子化成製)をそのまま[導電性粒子5]として使用した。導電性粒子5の粒径は0.03μmであった。
(導電性粒子6)
導電性粒子EC210(チタン工業製)をそのまま[導電性粒子6]として使用した。
導電性粒子6の粒径は0.5μmであった。
(導電性粒子7)
導電性粒子パストラン4310(三井金属製)をそのまま[導電性粒子7]として使用した。導電性粒子7の粒径は0.1μmであった。
〔実施例1〕
[キャリア被覆層]
・シリコン樹脂溶液[固形分20重量%] 650重量部
(SR2410:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・アミノシラン[固形分100重量%] 5.0重量部
(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート) 14.7重量部
(TC−750:マツモトファインケミカル社製)
・導電性粒子1(粒径:0.6μm) 130重量部
・トルエン 800重量部
をホモミキサーで10分間分散し、シリコン樹脂の混合被覆膜形成溶液を得た。芯材としてフェライト粒子1:5000重量部を用い、上記被覆膜形成溶液を芯材表面に膜厚0.8μmになるように、スピラコーター(岡田精工社製)によりコーター内温度75℃で塗布し乾燥した。得られたキャリアを電気炉中にて240℃で1時間放置して焼成した。冷却後フェライト粉バルクを目開き63μmの篩を用いて解砕し、D/h:0.8の[キャリア1]を得た。
[トナー1]
−ポリエステル樹脂Aの合成−
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAのエチレンオキシド2モル付加物65部、ビスフェノールAのプロピオンオキシド3モル付加物86部、テレフタル酸274部及びジブチルスズオキシド2部を投入し、常圧下、230℃で15時間反応させた。次に、5〜10mmHgの減圧下、6時間反応させて、ポリエステル樹脂を合成した。得られたポリエステル樹脂Aは、数平均分子量(Mn)が2,300、重量平均分子量(Mw)が8,000、ガラス転移温度(Tg)が58℃、酸価が25mgKOH/g、水酸基価が35mgKOH/gであった。
−スチレンアクリル樹脂Aの合成−
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、酢酸エチル300部、スチレン185部、アクリルモノマー115部及びアゾビスイソブチルニトリル5部を投入して、窒素雰囲気下、65℃(常圧)で8時間反応させた。次に、メタノール200部を加え、1時間攪拌した後、上澄みを除去し、減圧乾燥させて、スチレン−アクリル樹脂Aを合成した。得られたスチレンアクリル樹脂Aは、Mwが20,000、Tgが58℃であった。
−プレポリマー(活性水素基含有化合物と反応可能な重合体)の合成−
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物682質量部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物81質量部、テレフタル酸283質量部、無水トリメリット酸22質量部、及びジブチルチンオキサイド2質量部を仕込み、常圧下で、230℃にて8時間反応させた。次いで、10〜15mHgの減圧下で、5時間反応させて、中間体ポリエステルを合成した。
得られた中間体ポリエステルは、数平均分子量(Mn)が2,100、重量平均分子量(Mw)が9,600、ガラス転移温度(Tg)が55℃、酸価が0.5、水酸基価が49であった。
次に、冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応容器中に、前記中間体ポリエステル411質量部、イソホロンジイソシアネート89質量部、及び酢酸エチル500質量部を仕込み、100℃にて5時間反応させて、プレポリマー(前記活性水素基含有化合物と反応可能な重合体)を合成した。
得られたプレポリマーの遊離イソシアネート含有量は、1.60質量%であり、プレポリマーの固形分濃度(150℃、45分間放置後)は50質量%であった。
−ケチミン(前記活性水素基含有化合物)の合成−
攪拌棒及び温度計をセットした反応容器中に、イソホロンジアミン30質量部及びメチルエチルケトン70質量部を仕込み、50℃にて5時間反応を行い、ケチミン化合物(前記活性水素基含有化合物)を合成した。得られたケチミン化合物(前記活性水素機含有化合物)のアミン価は423であった。
−マスターバッチの作製−
水1,000部、DBP吸油量が42mL/100g、pHが9.5のカーボンブラックPrintex35(デグサ社製)540部、及び1,200部のポリエステル樹脂Aを、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)を用いて混合した。次に、二本ロールを用いて、得られた混合物を150℃で30分間混練した後、圧延冷却し、パルペライザー(ホソカワミクロン社製)で粉砕して、マスターバッチを作製した。
−水系媒体の調製−
イオン交換水306部、リン酸三カルシウムの10質量%懸濁液265部及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.0部を混合攪拌し、均一に溶解させて、水系媒体を調製した。
−臨界ミセル濃度の測定−
界面活性剤の臨界ミセル濃度は以下の方法で測定した。表面張力計Sigma(KSV Instruments社製)を用いて、Sigmaシステム中の解析プログラムを用いて解析を行なった。界面活性剤を水系媒体に対して0.01wt%ずつ滴下し、攪拌、静置後の界面張力を測定した。得られた表面張力カーブから、界面活性剤の滴下によっても界面張力が低下しなくなる界面活性剤濃度を臨界ミセル濃度として算出した。水系媒体に対するドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの臨界ミセル濃度を表面張力計Sigmaで測定を行ったところ、水系媒体の重量に対して0.05wt%であった。
−トナー材料液の調整−
ビーカー内に、ポリエステル樹脂Aを70部、プレポリマーを10質量部及び酢酸エチル100部を入れ、攪拌して溶解させた。離型剤としてパラフィンワックス5部(日本精鑞社製 HNP−9 融点75℃)、MEK−ST(日産化学工業社製)2部、及びマスターバッチ10部を加えて、ビーズミルのウルトラビスコミル(アイメックス社製)を用いて、送液速度1kg/時、ディスクの周速度6m/秒で、粒径0.5mmのジルコニアビーズを80体積%充填した条件で3パスした後、前記ケチミン2.7質量部を加えて溶解させ、トナー材料液を調製した。
−乳化乃至分散液の調製−
前記水系媒体相150質量部を容器に入れ、TK式ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用い、回転数12,000rpmで攪拌し、これに前記トナー材料の溶解乃至分散液100質量部を添加し、10分間混合して乳化乃至分散液(乳化スラリー)を調製した。
−有機溶剤の除去−
攪拌機及び温度計をセットしたコルベンに、前記乳化スラリー100質量部を仕込み、攪拌周速20m/分で攪拌しながら30℃にて12時間脱溶剤した。
−洗浄−
前記分散スラリー100質量部を減圧濾過した後、濾過ケーキにイオン交換水100質量部を添加し、TK式ホモミキサーで混合(回転数12,000rpmにて10分間)した後濾過した。得られた濾過ケーキにイオン交換水300質量部を添加し、TK式ホモミキサーで混合(回転数12,000rpmにて10分間)した後濾過する操作を2回行った。得られた濾過ケーキに10質量%水酸化ナトリウム水溶液20質量部を添加し、TK式ホモミキサーで混合(回転数12,000rpmにて30分間)した後減圧濾過した。
得られた濾過ケーキにイオン交換水300質量部を添加し、TK式ホモミキサーで混合(回転数12,000rpmにて10分間)した後濾過した。得られた濾過ケーキにイオン交換水300質量部を添加し、TK式ホモミキサーで混合(回転数12,000rpmにて10分間)した後濾過する操作を2回行った。更に得られた濾過ケーキに10質量%塩酸20質量部を添加し、TK式ホモミキサーで混合(回転数12,000rpmにて10分間)した後濾過した。
−界面活性剤量調整−
上記洗浄により得られた濾過ケーキに、イオン交換水300質量部を添加し、TK式ホモミキサーで混合(回転数12,000rpmにて10分間)した際のトナー分散液の電気伝導度を測定し、事前に作成した界面活性剤濃度の検量線より、トナー分散液の界面活性剤濃度を算出した。その値から、界面活性剤濃度が狙いの界面活性剤濃度0.05wt%になるように、イオン交換水を追加し、トナー分散液を得た。
−表面処理工程−
前記所定の界面活性剤濃度に調整されたトナー分散液を、TK式ホモミキサーで5000rpmで混合しながら、ウォーターバスで加熱温度T1=55℃で10時間加熱を行なった。その後トナー分散液を25℃まで冷却し、濾過を行なった。更に得られた濾過ケーキに、イオン交換水300質量部を添加し、TK式ホモミキサーで混合(回転数12,000rpmにて10分間)した後濾過した。
−乾燥−
得られた最終濾過ケーキを循風乾燥機にて45℃で48時間乾燥し、目開き75μmメッシュで篩い、[トナー母体粒子1]を得た。
−外添処理−
さらに、トナー母体粒子1を100重量部に対して、平均粒径100nmの疎水性シリカ0.6重量部と、平均粒径20nmの酸化チタン1.0重量部と、平均粒径15nmの疎水性シリカ微粉体を0.8部とをヘンシェルミキサーにて混合し、[トナー1]を得た。
こうして得た[トナー1]7部と[キャリア1]93部を混合攪拌して得た[現像剤1]を評価した。結果を表1、表2に示す。
[評価方法]
以下に実施例における評価の方法及び条件を示す。
図6に記載した画像形成装置(Imagio MP C5002の改良機、現像部以外の構成はImagio MP C5002)を使って、図5の現像装置の中に現像剤をセットし、単色モードで3%画像面積の画像チャートにて60,000枚のランニング評価を行った。そして、このランニングを終えた後に画像を出力し、白スジ、黒ポチ、キャリア付着、ベタムラを評価した。
また、単色モードで0.5%画像面積の画像チャートにて300,000枚のランニング評価を行った。そして、このランニングを終えた後に画像を出力し、白スジ、黒ポチ、キャリア付着、ベタムラを評価した。
白スジは、出力後にベタ画像及びハーフトーン画像を出力、観察し、さらに、現像ローラ上の現像剤の状態を観察し、目視にて評価した。
◎はベタ画像、ハーフトーン画像共に白スジは発生しておらず、現像ローラ上の現像剤もムラなく汲み上げられている状態、○はベタ画像、ハーフトーン画像共に白スジは発生しておらず、現像ローラ上の現像剤もムラなく汲み上げられているが、現像ローラを手動で回していくとドクターブレードと現像ローラの間には詰まらない大きさの凝集体が1つ以上表れる状態、△はベタ画像、ハーフトーン画像共に白スジは発生していないが、現像ローラ上を観察すると現像ローラとドクターブレードの間に凝集体が詰まっており、わずかに現像剤の穂が割れている状態、×はベタ画像もしくはハーフトーン画像のいずれかに白スジが目視で判別できる状態となる。◎、○、△を合格とし、×を不合格とした。
黒ポチは、出力後にベタ画像及びハーフトーン画像をそれぞれ10枚出力、観察し、画像上のポチ画像(他の部位よりも濃い色の点)の状態を目視にて評価した。
◎はベタ画像、ハーフトーン画像共に黒ポチが1つもない状態、○はいずれかの画像の一枚に0.5mm以下の大きさの黒ポチ画像が2つ以下の個数で存在する状態、△は複数の画像に0.5mm以下の大きさの黒ポチ画像が2つ以下の個数で存在する状態、×は0.5mmより大きい黒ポチが存在するか、もしくは0.5mm以下の黒ポチが1枚に3つ以上存在する状態となる。◎、○、△を合格とし、×を不合格とした。
キャリア付着は、出力後にベタ画像を所定の現像条件(帯電電位(Vd):−600V、画像部(ベタ原稿)にあたる部分の感光後の電位:−100V、現像バイアス:DC −500V)にて作像中に電源をOFFにする等の方法で作像を中断し、転写後の感光体上のキャリア付着の個数を数えて評価を実施した。なお、評価する領域は感光体上の10mm×100mmの領域とした。◎はキャリア付着の個数が0個である状態、○はキャリア付着の個数が1〜3個の状態、△はキャリア付着の個数が4〜10個の状態、×はキャリア付着の個数が11個以上の状態となる。◎、○、△を合格とし、×を不合格とした。
ベタムラ(濃度ムラ)は、出力後にベタ画像及びハーフトーン画像を出力、観察して、ムラ画像を目視にて評価した。◎は画像上に濃度ムラが全くない状態、○はわずかに観察されるが問題とはしないレベルである状態、△は濃度ムラが目立つがぎりぎり問題とならないレベルである状態、×は濃度ムラが目立ち問題となるレベルである状態となる。◎、○、△を合格とし、×を不合格とした。
〔実施例2〕
導電性粒子1を導電性粒子2に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:1.1の[キャリア2]を得た。こうして得た[キャリア2]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤2]を評価した。
〔実施例3〕
導電性粒子1を導電性粒子3に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.5の[キャリア3]を得た。こうして得た[キャリア3]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤3]を評価した。
〔実施例4〕
導電性粒子1を導電性粒子6に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.6の[キャリア4]を得た。こうして得た[キャリア4]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤4]を評価した。
〔実施例5〕
導電性粒子1の処方量を203重量部に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.8の[キャリア5]を得た。こうして得た[キャリア5]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤5]を評価した。
〔実施例6〕
導電性粒子1の処方量を221重量部に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.8の[キャリア6]を得た。こうして得た[キャリア6]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤6]を評価した。
〔実施例7〕
導電性粒子1の処方量を81重量部に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.8の[キャリア7]を得た。こうして得た[キャリア7]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤7]を評価した。
〔実施例8〕
導電性粒子1の処方量を68重量部に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.8の[キャリア8]を得た。こうして得た[キャリア8]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤8]を評価した。
〔実施例9〕
[キャリア被覆層]
・シリコン樹脂溶液[固形分20重量%] 1463重量部
(SR2410:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・アミノシラン[固形分100重量%] 11.3重量部
(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート) 33.2重量部
(TC−750:マツモトファインケミカル社製)
・導電性粒子2(粒径:0.9μm) 293重量部
・トルエン 1800重量部
キャリア被覆層を上記の内容に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.5の[キャリア9]を得た。こうして得た[キャリア9]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤9]を評価した。
〔実施例10〕
[キャリア被覆層]
・シリコン樹脂溶液[固形分20重量%] 1544重量部
(SR2410:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・アミノシラン[固形分100重量%] 11.9重量部
(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート) 35.0重量部
(TC−750:マツモトファインケミカル社製)
・導電性粒子2(粒径:0.9μm) 309重量部
・トルエン 1900重量部
キャリア被覆層を上記の内容に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.5の[キャリア10]を得た。こうして得た[キャリア10]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤10]を評価した。
〔実施例11〕
[キャリア被覆層]
・シリコン樹脂溶液[固形分20重量%] 244重量部
(SR2410:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・アミノシラン[固形分100重量%] 1.9重量部
(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート) 5.5重量部
(TC−750:マツモトファインケミカル社製)
・導電性粒子3(粒径:0.4μm) 49重量部
・トルエン 300重量部
キャリア被覆層を上記の内容に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:1.3の[キャリア11]を得た。こうして得た[キャリア11]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤11]を評価した。
〔実施例12〕
[キャリア被覆層]
・シリコン樹脂溶液[固形分20重量%] 1219重量部
(SR2410:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・アミノシラン[固形分100重量%] 9.4重量部
(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート) 27.6重量部
(TC−750:マツモトファインケミカル社製)
・導電性粒子1(粒径:0.6μm) 244重量部
・トルエン 1500重量部
キャリア被覆層を上記の内容に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.4の[キャリア12]を得た。こうして得た[キャリア12]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤12]を評価した。
〔実施例13〕
[キャリア被覆層]
・シリコン樹脂溶液[固形分20重量%] 1463重量部
(SR2410:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・アミノシラン[固形分100重量%] 11.3重量部
(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート) 33.2重量部
(TC−750:マツモトファインケミカル社製)
・導電性粒子1(粒径:0.6μm) 293重量部
・トルエン 1800重量部
キャリア被覆層を上記の内容に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.3の[キャリア13]を得た。こうして得た[キャリア13]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤13]を評価した。
〔実施例14〕
フェライト粒子1をフェライト粒子2に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.8の[キャリア14]を得た。こうして得た[キャリア14]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤14]を評価した。
〔実施例15〕
フェライト粒子1をフェライト粒子3に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.8の[キャリア15]を得た。こうして得た[キャリア15]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤15]を評価した。
〔実施例16〕
フェライト粒子1をフェライト粒子4に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.8の[キャリア16]を得た。こうして得た[キャリア16]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤16]を評価した。
〔実施例17〕
フェライト粒子1をフェライト粒子5に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.8の[キャリア17]を得た。こうして得た[キャリア17]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤17]を評価した。
〔実施例18〕
[キャリア被覆層]
・シリコン樹脂溶液[固形分20重量%] 488重量部
(SR2410:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・アミノシラン[固形分100重量%] 3.8重量部
(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート) 11.1重量部
(TC−750:マツモトファインケミカル社製)
・導電性粒子7(粒径:0.1μm) 98重量部
・トルエン 600重量部
キャリア被覆層を上記の内容に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.2の[キャリア18]を得た。こうして得た[キャリア18]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤18]を評価した。
〔実施例19〕
[キャリア被覆層]
・シリコン樹脂溶液[固形分20重量%] 1463重量部
(SR2410:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・アミノシラン[固形分100重量%] 11.3重量部
(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート) 33.2重量部
(TC−750:マツモトファインケミカル社製)
・導電性粒子7(粒径:0.1μm) 293重量部
・トルエン 1800重量部
キャリア被覆層を上記の内容に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.1の[キャリア19]を得た。こうして得た[キャリア19]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤19]を評価した。
〔比較例1〕
導電性粒子1を導電性粒子4に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:1.3の[キャリア20]を得た。こうして得た[キャリア20]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤20]を評価した。
〔比較例2〕
導電性粒子1を導電性粒子5に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:0.04の[キャリア21]を得た。こうして得た[キャリア21]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤21]を評価した。
〔比較例3〕
[キャリア被覆層]
・シリコン樹脂溶液[固形分20重量%] 731重量部
(SR2410:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・アミノシラン[固形分100重量%] 5.6重量部
(SH6020:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
・チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート) 16.6重量部
(TC−750:マツモトファインケミカル社製)
・導電性粒子4(粒径:1.0μm) 146重量部
・トルエン 900重量部
キャリア被覆層を上記の内容に変更した以外は[キャリア1]と同様にして、D/h:1.1の[キャリア22]を得た。こうして得た[キャリア22]93部と[トナー1]7部を混合攪拌して得た[現像剤22]を評価した。
Figure 2014153706
Figure 2014153706
特開平11−167260号公報 特開2001−290369号公報 特許第4913492号公報

Claims (9)

  1. 現像剤を複数の磁極により担持している表面が回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給する現像剤担持体と、上記現像剤担持体の軸方向に沿って一方向に現像剤を搬送する第1現像剤搬送部材と、上記現像剤担持体の軸方向に沿って逆方向に現像剤を搬送する第2現像剤搬送部材と、上記第1現像剤搬送部材の周囲の空間と上記第2現像剤搬送部材の周囲の空間とを遮蔽する仕切り板とを有し、上記現像剤担持体は、上記現像剤を汲み上げる現像剤汲み上げ部と、この現像剤汲み上げ部の上方に位置し該現像剤を離す現像剤離し部とを有し、
    上記第1現像剤搬送部材は上記現像剤汲み上げ部近傍に配置され、上記第2現像剤搬送部材は上記現像剤離し部近傍に配置され、上記現像剤離し部の回転軸中心位置が上記現像剤担持体の回転軸中心位置よりも低い位置であり、上記第1現像剤搬送部材の回転方向を上記現像剤担持体の回転方向と同じとし、上記第2現像剤搬送部材の回転方向を上記現像剤担持体の回転方向と逆とし、上記第1現像剤搬送部材は、現像剤を上記現像剤担持体の軸線方向に沿った一方向に搬送することができるものであり、上記第2現像剤搬送部材は、上記現像剤を上記現像剤担持体の軸線方向に沿った逆方向に搬送することができるものであり、上記仕切り板は、上記第1現像剤搬送部材の現像剤搬送方向の上流端部に対応する位置に、上記第2現像剤搬送部材の下流端部位置に対応する空間と連通し該第2現像剤搬送部材の下流端部位置に搬送された回収現像剤を受け容れるための連通口と、
    上記第1現像剤搬送部材の現像剤搬送方向の下流端部に対応する位置に、上記第2現像剤搬送部材の上流端部位置に対応する空間と連通し現像剤担持体の表面上に供給されなかった余剰現像剤を上記第2現像剤搬送部材の上流端に回収するための連通口とを有する現像装置において、
    上記現像剤は磁性を有する芯材粒子とその表面を被覆する樹脂層とからなる磁性キャリア及びトナーを含む2成分現像剤であり、上記磁性キャリアが、体積平均粒径が0.1〜0.9μmである導電性微粒子を樹脂層に含有するものであることを特徴とする現像装置。
  2. 上記磁性キャリアが、その樹脂層中に上記導電性微粒子を30重量%以上80重量%未満含有するものであることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 上記磁性キャリアが、被覆層中に含まれる導電性微粒子の体積平均粒径をDとし、キャリア被覆層の厚みをhとしたとき、Dとhとの比、D/hが、0.2<D/h<1.2となるような微粒子を含有するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 上記芯材粒子のRaが、0.65〜0.95μmであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 上記磁性キャリアの重量平均粒子径が、25〜45μmであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 上記磁性キャリアの被覆層は、平均膜厚が0.3μm以上1.8μm以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程と、該静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、請求項1乃至6のいずれかに記載の現像装置を用いて現像してトナー像を形成する工程と、該静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する工程と、該記録媒体に転写されたトナー像を定着させる工程とを有することを特徴とする画像形成方法。
  8. 静電潜像担持体上に静電潜像を形成するための静電潜像形成手段と、該静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成するための請求項1乃至6のいずれかに記載の現像装置と、該静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、該記録媒体に転写されたトナー像を定着させる定着手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 静電潜像担持体、該静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、請求項1乃至6のいずれかに記載の現像装置を用いて現像する手段が少なくとも一体に支持されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
JP2013026411A 2013-02-14 2013-02-14 現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ Expired - Fee Related JP6205743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013026411A JP6205743B2 (ja) 2013-02-14 2013-02-14 現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013026411A JP6205743B2 (ja) 2013-02-14 2013-02-14 現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014153706A true JP2014153706A (ja) 2014-08-25
JP6205743B2 JP6205743B2 (ja) 2017-10-04

Family

ID=51575580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013026411A Expired - Fee Related JP6205743B2 (ja) 2013-02-14 2013-02-14 現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6205743B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020154022A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 株式会社リコー キャリア、現像剤、画像形成装置及びキャリアの製造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090074450A1 (en) * 2007-09-13 2009-03-19 Masashi Nagayama Image forming apparatus
JP2009139405A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Ricoh Co Ltd 電子写真現像剤用キャリアと電子写真現像剤、及び画像形成方法、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP2009258599A (ja) * 2008-03-17 2009-11-05 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ
JP2011145388A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Ricoh Co Ltd 電子写真用キャリアおよび現像剤および画像形成装置
JP2011150150A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 静電潜像現像用樹脂被覆キャリアとその製造方法、及びそれを用いた画像形成方法
JP2011174954A (ja) * 2009-03-05 2011-09-08 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2012189880A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Ricoh Co Ltd キャリア、現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成方法
JP2012208473A (ja) * 2011-03-11 2012-10-25 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090074450A1 (en) * 2007-09-13 2009-03-19 Masashi Nagayama Image forming apparatus
JP2009139405A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Ricoh Co Ltd 電子写真現像剤用キャリアと電子写真現像剤、及び画像形成方法、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP2009258599A (ja) * 2008-03-17 2009-11-05 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ
JP2011174954A (ja) * 2009-03-05 2011-09-08 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2011145388A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Ricoh Co Ltd 電子写真用キャリアおよび現像剤および画像形成装置
JP2011150150A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 静電潜像現像用樹脂被覆キャリアとその製造方法、及びそれを用いた画像形成方法
JP2012189880A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Ricoh Co Ltd キャリア、現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成方法
JP2012208473A (ja) * 2011-03-11 2012-10-25 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020154022A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 株式会社リコー キャリア、現像剤、画像形成装置及びキャリアの製造方法
JP7238505B2 (ja) 2019-03-18 2023-03-14 株式会社リコー キャリア、現像剤、画像形成装置及びキャリアの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6205743B2 (ja) 2017-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5534409B2 (ja) 静電荷像現像用キャリア、現像剤、現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ
US10234783B2 (en) Carrier, developer, image forming apparatus, developer stored unit, and image forming method
JP2012208473A (ja) 現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ
KR101717338B1 (ko) 캐리어, 이성분 현상제, 보급용 현상제, 화상 형성 방법, 프로세스 카트리지 및 화상 형성 장치
JP6769233B2 (ja) 静電潜像現像剤用キャリア、現像剤、及び画像形成装置
JP4817389B2 (ja) 画像形成装置、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び電子写真用現像剤
JP2013033223A (ja) 現像装置、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2017003858A (ja) キャリア及び現像剤
JP4673790B2 (ja) 電子写真用キャリア、現像剤、画像形成方法、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP6473287B2 (ja) 静電潜像現像用キャリア、それを用いた二成分現像剤および補給用現像剤、二成分現像剤を備えるプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP6182960B2 (ja) 二成分現像剤用キャリア、それを用いた静電潜像現像剤、カラートナー現像剤、補給用現像剤、画像形成方法、静電潜像現像剤を備えるプロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2017120394A (ja) 画像形成用キャリア、画像形成用現像剤、画像形成装置、画像形成方法、トリクル現像用補充トナーおよびプロセスカートリッジ
JP6930358B2 (ja) キャリア、現像剤、現像剤収容ユニット、画像形成装置及び画像形成方法
JP2018155970A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び画像形成方法
JP6699331B2 (ja) キャリア、現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法
JP6205743B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、画像形成方法及びプロセスカートリッジ
CN112782947A (zh) 电子照相成像用载体及显影剂,电子照相成像方法及装置
JP7001954B2 (ja) 静電潜像現像用キャリア、二成分現像剤、補給用現像剤、画像形成装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成方法
JP2017021199A (ja) キャリア、現像剤および画像形成方法
JP6079311B2 (ja) 静電潜像現像用キャリア
JP2023178047A (ja) 電子写真画像形成用キャリア、電子写真画像形成用現像剤、電子写真画像形成方法、電子写真画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2015166809A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ
JP2023143749A (ja) 電子写真画像形成用キャリア、電子写真画像形成用現像剤、電子写真画像形成方法、電子写真画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2023005605A (ja) キャリア、現像剤、補給用現像剤、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び画像形成方法
JP2015141379A (ja) 現像装置、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20150624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150703

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170821

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6205743

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees