JP2014152994A - 空気清浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気清浄機周辺の空気汚れ度が低い場合であっても、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除される場合がある。
【解決手段】この空気清浄機では、みはり運転モード時(ファンの間欠運転時)において、ファンの停止から所定時間(第1所定時間)T3が経過したときに、ニオイセンサの感度を鈍くする誤検知防止制御が開始される。また、ファンの運転開始から所定時間(第2所定時間)T4が経過したときに、誤検知防止制御が終了する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ニオイセンサによって空気汚れ度を検出して、その空気汚れ度に応じてファンを制御する空気清浄機に関する。
従来の空気清浄機には、ニオイセンサによって空気汚れ度(ニオイ)を検出して、その空気汚れ度が所定範囲内である場合に、ファンが間欠運転されるみはり運転モードを有するものがある。みはり運転モードでは、ファンの運転及び停止にかかわらず、常にニオイセンサで空気汚れ度が検出されており、その空気汚れ度が所定範囲外に変化した場合に、みはり運転モードが解除され、ファンの連続運転が再開される。
特開2006−57942号公報
みはり運転モードのファン停止時においては、ニオイセンサ周辺では空気が流れないが、ニオイセンサのヒータに基づくニオイやニオイセンサ周辺の電気部品に基づくニオイによって、ニオイセンサで検出される空気汚れ度が徐々に増加する。したがって、上記の空気清浄機では、ファンが停止してから所定時間が経過すると、ニオイセンサで検出される空気汚れ度が大きくなり、空気清浄機周辺の空気汚れ度が低い場合であっても、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除される場合がある。
また、みはり運転モードのファン停止時においては、ニオイセンサのヒータに基づくニオイやニオイセンサ周辺の電気部品に基づくニオイがニオイセンサ周辺にこもるため、ファン運転開始時において、ニオイセンサ周辺の空気が流れ始めたときに、ニオイセンサで検出される空気汚れ度が一時的に急激に増加する。したがって、上記の空気清浄機では、ファン運転開始時に、ニオイセンサで検出される空気汚れ度が大きくなり、空気清浄機周辺の空気汚れ度が低い場合であっても、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除される場合がある。
そこで、本発明の目的は、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるのを防止できる空気清浄機を提供することである。
第1の発明にかかる空気清浄機は、吸込口と吹出口を有するケーシングと、前記ケーシング内に配置されたファンと、ニオイを検出するニオイセンサと、前記ファンを制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、前記ニオイセンサの出力が所定範囲内の出力である場合に、運転及び停止が交互に繰り返される間欠運転が行われるように前記ファンを制御するとともに、前記ファンの間欠運転時において、前記ファンの停止から第1所定時間が経過したときに、前記ニオイセンサの感度を鈍くする、または、前記ニオイセンサの出力を制御に使用しない誤検知防止制御が開始されることを特徴とする。
この空気清浄機では、ファンの間欠運転時において、ファンの停止から所定時間が経過したときに、ニオイセンサの感度を鈍くする、または、ニオイセンサの出力を制御に使用しない誤検知防止制御が開始されるので、ファンの停止から所定時間が経過して、ニオイセンサのヒータに基づくニオイやニオイセンサ周辺の電気部品に基づくニオイによって、ニオイセンサで検出される空気汚れ度が増加した場合に、みはり運転モードが解除されることが防止される。したがって、空気清浄機周辺の空気汚れ度が低い場合であっても、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるのを防止できる。
第2の発明にかかる空気清浄機では、吸込口と吹出口を有するケーシングと、前記ケーシング内に配置されたファンと、ニオイを検出するニオイセンサと、前記ファンを制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、前記ニオイセンサの出力が所定範囲内の出力である場合に、運転及び停止が交互に繰り返される間欠運転が行われるように前記ファンを制御するとともに、前記ファンの間欠運転時において、前記ファンの停止状態から前記ファンの運転が開始されたときに、前記ニオイセンサの感度を鈍くする、または、前記ニオイセンサの出力を制御に使用しない誤検知防止制御が開始されることを特徴とする。
この空気清浄機では、ファンの間欠運転時において、ファンの停止状態からファンの運転が開始されたときに、ニオイセンサの感度を鈍くする、または、ニオイセンサの出力を制御に使用しない誤検知防止制御が開始されるので、ファンの停止状態からファンの運転が開始されて、ニオイセンサ周辺にこもったニオイがファンによって発生した空気流によって流れ始め、ニオイセンサで検出される空気汚れ度が増加した場合に、みはり運転モードが解除されることが防止される。したがって、空気清浄機周辺の空気汚れ度が低い場合であっても、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるのを防止できる。
第3の発明にかかる空気清浄機では、第1または第2の発明にかかる空気清浄機において、前記誤検知防止制御は、前記ファンの運転開始から第2所定時間が経過したときに終了することを特徴とする。
この空気清浄機では、誤検知防止制御は、ファンの運転開始から所定時間が経過したときに終了するので、ファンによって発生した空気流によって、ニオイセンサ周辺にこもったニオイが分散され、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することがなくなった場合に、誤検知防止制御が終了する。したがって、誤検知防止の必要がないときに、誤検知防止制御を終了できる。
第4の発明にかかる空気清浄機では、第1−第3のいずれかの発明にかかる空気清浄機において、前記ニオイセンサは、常時、通電されており、ニオイを検出することを特徴とする。
この空気清浄機では、ニオイセンサによって常時、空気汚れ度を検出する空気清浄機において、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるのを防止できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、ファンの間欠運転時において、ファンの停止から所定時間が経過したときに、ニオイセンサの感度を鈍くする、または、ニオイセンサの出力を制御に使用しない誤検知防止制御が開始されるので、ファンの停止から所定時間が経過して、ニオイセンサのヒータに基づくニオイやニオイセンサ周辺の電気部品に基づくニオイによって、ニオイセンサで検出される空気汚れ度が増加した場合に、みはり運転モードが解除されることが防止される。したがって、空気清浄機周辺の空気汚れ度が低い場合であっても、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるのを防止できる。
第2の発明では、ファンの間欠運転時において、ファンの停止状態からファンの運転が開始されたときに、ニオイセンサの感度を鈍くする、または、ニオイセンサの出力を制御に使用しない誤検知防止制御が開始されるので、ファンの停止状態からファンの運転が開始されて、ニオイセンサ周辺にこもったニオイがファンによって発生した空気流によって流れ始め、ニオイセンサで検出される空気汚れ度が増加した場合に、みはり運転モードが解除されることが防止される。したがって、空気清浄機周辺の空気汚れ度が低い場合であっても、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるのを防止できる。
第3の発明では、誤検知防止制御は、ファンの運転開始から所定時間が経過したときに終了するので、ファンによって発生した空気流によって、ニオイセンサ周辺にこもったニオイが分散され、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することがなくなった場合に、誤検知防止制御が終了する。したがって、誤検知防止の必要がないときに、誤検知防止制御を終了できる。
第4の発明では、ニオイセンサによって常時、空気汚れ度を検出する空気清浄機において、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるのを防止できる。
本発明の第1実施形態に係る空気清浄機の斜視図である。 図1に示す空気清浄機の側面図である。 図1に示す空気清浄機の機能ブロック図である。 図1に示す空気清浄機の動作を示すフローチャートである。 図1に示す空気清浄機の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る空気清浄機の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る空気清浄機の動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
[空気清浄機1の構成]
第1実施形態に係る空気清浄機1は、図1〜図3に示すように、本体ケース2aと前パネル2bとからなるケーシング2と、このケーシング2内に収容されたニオイセンサ3、ファン4、操作部5、制御部(制御手段)6等とを備えている。
<ケーシング2>
図1に示すように、空気清浄機1の正面は、前パネル2bで覆われている。正面の下方には、前パネル2bに覆われていない部分があり、当該部分に下吸込口11が設けられている。図2に示すように、空気清浄機1の側面の一部は、本体ケース2aの一部分である合成樹脂製の側方吸込口形成部材2cにより覆われている。側方吸込口形成部材2cには、空気を取り込む第1側方吸込口12が縦方向に延びるように形成されている。つまり、第1側方吸込口12は、縦の寸法の方が、横の寸法よりも大きい。また、図示されていないが、空気清浄機1の反対側の側面の一部も同様に側方吸込口形成部材2cにより覆われている。側方吸込口形成部材2cには、第1側方吸込口12に対向する位置に第2側方吸込口13が縦方向に延びるように形成されている。第2側方吸込口13の縦横の寸法は、第1側方吸込口12の寸法と同じである。以下、第1側方吸込口12、第2側方吸込口13、及び下吸込口11の全てを指す場合は、吸込口10と記載する。
空気清浄機1内に吸い込まれた空気が吹き出される吹出口14は、図1に示すように空気清浄機1の上面に設けられている。
<ニオイセンサ3>
ニオイセンサ3は、空気清浄機1内の上部に設けられており、空気清浄機1の周辺の空気汚れ度(ニオイ)を検出する。このニオイセンサ3は、図示しないヒータを有し、空気中のニオイ成分がヒータに接触した際の電気抵抗の変化を読み取り、電気抵抗の変化を数値化して出力するものでる。ニオイセンサ3の出力は、0以上の値で表され、値が大きくなるにつれて空気汚れ度が大きいことを示す。
また、このニオイセンサ3の周辺には、図示しない各種電気部品が配置されている。このニオイセンサ3の周辺では、ニオイセンサ3のヒータに基づくニオイやニオイセンサ3周辺の電気部品に基づくニオイが発生する。なお、このニオイセンサ3は、空気清浄機1が通電されている状態において、常時、通電されており、常時、空気清浄機1の周辺の空気汚れ度を検出する。
<ファン4>
ファン4は、吸込口10から吹出口14に至る空気流路に配置されている。このファン4は、後述する制御部6によってファン回転数(風量)が制御される。この空気清浄機1の風量としては、しずか、標準、強の3つの風量があり、しずか、標準、強の順にファン回転数が大きくなる。
このファン4によって、吸込口10から吹出口14に至る空気の流れが発生する。吸込口10から吸い込まれた室内空気は、図示しないフィルタで塵埃や臭い成分などが取り除かれ、吹出口14から清浄な空気が吹き出される。
<操作部5>
操作部5は、図1に示すように、空気清浄機1の上面に設けられている。この操作部5は、運転スイッチと、ECO節電スイッチ等とを備えている。
運転スイッチは、空気清浄機1の運転又は停止を選択するスイッチである。空気清浄機1が停止した状態(待機状態)で運転スイッチが押されると、ファン4が駆動し、空気清浄運転(以下、空清運転とも称する)が開始される。一方、空清運転が行われている状態で運転スイッチが押されると、ファン4が停止し、空清運転が停止する。
ECO節電スイッチは、省エネ運転を実行するか否かを選択するスイッチである。ECO節電スイッチが押されると、省エネ運転モードに変化し、省エネ運転モードであることを示すランプが点灯する。一方、省エネ運転モードで、ECO節電スイッチが押されると、省エネ運転モードが停止され、省エネ運転モードに切り換わる前の状態に戻り、当該ランプが消灯する。
省エネ運転モードは、みはり運転モードと通常運転モードを備えている。みはり運転モードとは、ファン4の運転及び停止が交互に繰り返される間欠運転が行われる運転モードである。通常運転モードとは、ファン4が連続運転され、空清運転が行われる運転モードである。みはり運転モードと通常運転モードは、後述する制御部6によって自動的に切り換わる。なお、間欠運転では、例えばファン4の5分間の停止と2分間の運転が交互に繰り返される。また、間欠運転時のファン運転中においては、空気清浄機1の風量は、「しずか」に制御される。
<制御部6>
制御部6(制御手段)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの複数のハードウェアから構成されている。ROMには、制御部6の動作を制御する制御プログラムなどが格納されている。そして、この制御部6は、タイマ部6aを有し、ニオイセンサ3、ファン4、及び操作部5等と電気的に接続されている。
この空気清浄機1では、省エネ運転モード中において、ニオイセンサ3の出力に基づいてファン4のファン回転数(風量)が制御される。即ち、この空気清浄機1では、省エネ運転モード中、空気清浄機1の周辺の空気汚れ度に応じて風量が決まる。
省エネ運転モード中において、後述する誤検知防止制御が行われていない場合、表1に示すように、ニオイセンサ3の出力が0〜10、10〜20、20〜のいずれであるかによって、ファン4のファン回転数(風量)が決まる。例えば、ニオイセンサ3の出力が0〜10(0以上10未満)の場合には、空気汚れ度が「きれい」と判断され、空気清浄機1の風量が「しずか」に制御される。また、ニオイセンサ3の出力が10〜20(10以上20未満)の場合には、空気汚れ度が「普通」と判断され、空気清浄機1の風量が「標準」に制御される。また、ニオイセンサ3の出力が20〜(20以上)の場合には、空気汚れ度が「汚い」と判断され、空気清浄機1の風量が「強」に制御される。
Figure 2014152994
一方、省エネ運転モード中において、後述する誤検知防止制御が行われている場合、ニオイセンサ3の感度が鈍くされ、感度を鈍くしたニオイセンサ3の出力に基づいてファン4のファン回転数(風量)が制御される。なお、この空気清浄機1において、ニオイセンサ3の感度を鈍くするとは、空気汚れ度の指標「きれい」、「普通」、「汚い」の閾値を変えることを意味し、ニオイセンサ3の出力値自体は、ニオイセンサ3の感度を鈍くする場合とそうでない通常の場合とで変わらない。
具体的には、表2に示すように、ニオイセンサ3の出力が0〜15、15〜25、25〜のいずれであるかによって、ファン4のファン回転数(風量)が決まる。例えば、ニオイセンサ3の出力が0〜15(0以上15未満)の場合には、空気汚れ度が「きれい」と判断され、空気清浄機1の風量が「しずか」に制御される。また、ニオイセンサ3の出力が15〜25(15以上25未満)の場合には、空気汚れ度が「普通」と判断され、空気清浄機1の風量が「標準」に制御される。また、ニオイセンサ3の出力が25〜(25以上)の場合には、空気汚れ度が「汚い」と判断され、空気清浄機1の風量が「強」に制御される。
Figure 2014152994
ここで、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御が開始される条件としては、(i)空清運転が停止されて所定時間T1が経過した後で、空清運転が開始される場合、(ii)みはり運転モード時(ファン4の間欠運転時)において、ファン4の停止から所定時間(第1所定時間)T3が経過した場合の2つがある。即ち、空清運転が停止されてから、あるいは、みはり運転モード時においてファン4が停止されてから、所定の時間が経過して、ニオイセンサ3のヒータに基づくニオイやニオイセンサ3周辺の電気部品に基づくニオイによって、空気汚れ度(ニオイ)が増加し、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤って検出しやすい状態となったときに、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御が開始される。なお、この空気清浄機1においては、「ファン4の停止から所定時間」とは、最後にファン4が運転状態から停止状態に切り換わった時からの所定時間を言う。
また、上記(i)の条件を満たして誤検知防止制御が開始された場合、ファン4の運転開始から所定時間T2が経過した場合に誤検知防止制御が終了する。また、上記(ii)の条件を満たして誤検知防止制御が開始された場合、ファン4の運転開始から所定時間(第2所定時間)T4が経過した場合に誤検知防止制御が終了する。即ち、ファン4の運転開始から所定の時間が経過し、ファン4によって発生した空気流によって、ニオイセンサ3周辺にこもったニオイが分散され、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤って検出することがなくなった場合に、誤検知防止制御が終了する。なお、「ファン4の運転開始から所定時間」とは、最後にファン4が停止状態から運転状態に切り換わった時からの所定時間を言う。
また、この空気清浄機1では、上記したように、みはり運転モードと通常運転モードが自動的に切り換わる。通常運転モードからみはり運転モードに切り換わる条件(みはり運転モードへの移行条件)は、通常運転モード時において、ニオイセンサ3の出力が所定範囲内の出力である状態が所定時間T5継続した場合である。ここで、ニオイセンサ3の出力が所定範囲内の出力である状態とは、空気汚れ度が「きれい」の状態を意味する。即ち、誤検知防止制御が行われていない場合、ニオイセンサ3の出力が0〜10の範囲にある状態であり、誤検知防止制御が行われている場合、ニオイセンサ3の出力が0〜15の範囲にある状態である。
一方、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わる条件は、みはり運転モード時において、ニオイセンサ3の出力が所定範囲内から所定範囲外に変化した場合である。ここで、ニオイセンサ3の出力が所定範囲内から所定範囲外に変化した場合とは、空気汚れ度が「きれい」の状態から、空気汚れ度が「普通」または「汚い」状態に変化した場合を意味する。
即ち、誤検知防止制御が行われていない場合、ニオイセンサ3の出力が0〜10の範囲から、10〜20の範囲または20〜の範囲に変化した場合を意味し、誤検知防止制御が行われている場合、ニオイセンサ3の出力が0〜15から、15〜25または25〜に変化した場合を意味する。なお、みはり運転モード中に誤検知防止制御が行われている場合、誤検知防止制御は、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わると同時に、自動的に解除される。
例えば、みはり運転モード中であって、誤検知防止制御が行われていない場合に、ニオイセンサ3の出力値が“22”となったときには、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わり、風量が「強」に制御される。また、例えば、みはり運転モード中であって、誤検知防止制御が行われている場合に、ニオイセンサ3の出力値が“22”となったときには、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わり、風量が「普通」に制御される。また、みはり運転モードから通常運転モードに切り換わるのと同時に、誤検知防止制御が解除される。
タイマ部6aは、前回の空清運転停止から所定時間T1が経過しているか否か、ファン4の運転開始から所定時間T2が経過したか否か、みはり運転モードにおいてファン4の停止から所定時間T3が経過したか否か、ファン4の運転開始から所定時間T4が経過したか否か、ニオイセンサ3の出力が所定範囲内の出力である状態が所定時間T5継続したか否かを判断する際の各所定時間T1〜T5を計測するためのタイマを駆動制御する。
<フロー>
次に、図4を参照して本実施形態に係る空気清浄機1の動作(フロー)について説明する。なお、スタート時においては、空清運転は開始されていないものとする。また、空清運転中は、常に省エネ運転モードであるものとする。
まず、空清運転中か否かを判断する(S1)。空清運転中でない場合(S1:No)、空清運転を開始する運転スイッチがONにされたか否かを判断する(S2)。一方、空清運転中の場合(S1:Yes)、ステップS7に進む。
次に、空清運転を開始する運転スイッチがONにされた場合(S2:Yes)、前回の空清運転停止から所定時間T1が経過しているか否かを判断する(S3)。一方、空清運転を開始する運転スイッチがOFFのままの場合(S2:No)、ステップS1に戻る。
前回の空清運転停止から所定時間T1が経過している場合(S3:Yes)、空清運転を開始するとともに、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御を開始する(S4)。一方、所定時間T1が経過していない場合(S3:No)、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤って検出することが生じにくい、あるいはニオイセンサ3が空気汚れ度を誤って検出したとしても検出誤差が小さいので、誤検知防止制御を開始せずに、空清運転を開始する。
ステップS5においては、ファン4の運転開始から所定時間T2が経過したか否かを判断する。所定時間T2が経過した場合(S5:Yes)、誤検知防止制御を解除する(S6)。一方、所定時間T2が経過していない場合(S5:No)、所定時間T2が経過するまで、誤検知防止制御を継続する。即ち、所定時間T2が経過するまで、表2に基づいて、ファン4のファン回転数(風量)を制御する。
なお、この空気清浄機1では、誤検知防止制御を解除するか否かを判断するための所定時間T2が、ニオイセンサ3の出力が所定範囲内の出力である状態が所定時間T5継続したか否かを判断するための所定時間T5よりも短いので、上記所定時間T2は、空清運転を開始してからみはり運転モードに移行するまでに要する時間よりも常に短い。そのため、この空気清浄機1では、ファン4の運転開始から所定時間T2が経過するまでの間に、みはり運転モードに移行することはない。
ステップS7では、みはり運転モード中か否かを判断する。みはり運転モード中の場合(S7:Yes)、ファン4が停止中か否かを判断する(S8)。一方、みはり運転モード中でない場合(S7:No)、ステップS14に進む。
ファン4が停止中である場合(S8:Yes)、ファン4の停止から所定時間T3が経過したか否かを判断する(S9)。所定時間T3が経過した場合(S9:Yes)、誤検知防止制御を開始する(S10)。即ち、誤検知防止制御が終了されるまで、表2に基づいて、ファン4のファン回転数(風量)を制御する。一方、所定時間T3が経過していない場合(S9:No)、ステップS1に戻る。即ち、表1に基づいて、ファン4のファン回転数(風量)を制御する。
また、ファン4が停止中でない場合(S8:No)、誤検知防止制御中か否かを判断する(S11)。誤検知防止制御中の場合(S11:Yes)、ファン4の運転開始から所定時間T4が経過したか否かを判断する(S12)。一方、誤検知防止制御中でない場合(S11:No)、ステップS1に戻る。
ファン4の運転開始から所定時間T4が経過した場合(S12:Yes)、誤検知防止制御を解除する(S13)。一方、所定時間T4が経過していない場合(S12:No)、ステップS1に戻る。なお、みはり運転モード中において、ニオイセンサ3の出力が所定範囲内から所定範囲外に変化した場合、みはり運転モードから自動運転モードに切り換わるので、フローを中断し、ステップS1に戻る。また、その場合において、誤検知防止制御中であった場合には、みはり運転モードから自動運転モードに切り換わると同時に、誤検知防止制御が解除される。
ステップS14においては、みはり運転モードへの移行条件を満たすか否かを判断する。みはり運転モードへの移行条件を満たす場合(S14:Yes)、みはり運転モードを開始する(S15)。みはり運転モードへの移行条件を満たさない場合(S14:No)、ステップS1に戻る。
次に、図5(タイミングチャート)を参照して空気清浄機1の動作(フロー)について説明する。
図5は、空清運転が停止されて(t0)、空気清浄機1が停止した状態(待機状態)となってからの空気清浄機1の動作(フロー)である。
まず、図5に示すように、空清運転が停止されてから所定時間T1(t0〜t1)が経過した後で、空清運転が開始され、ファン4が駆動されたとする(t2)。したがって、空清運転開始時には、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御が開始される。また、空清運転開始時において、ニオイセンサ3の出力は所定範囲内の出力(0〜15)であるので、空気清浄機1の風量は「しずか」に制御される。誤検知防止制御は、ファン4の運転開始から所定時間T2(t2〜t3)が経過したところで終了する(t3)。
t0〜t2の間では、ファン4が運転されておらず、ニオイセンサ3の周辺では空気が流れないため、ニオイセンサ3のヒータに基づくニオイやニオイセンサ3の周辺の電気部品に基づくニオイによって、ニオイセンサ3で検出される空気汚れ度が徐々に増加しているのが分かる。また、t2〜t3の間では、ファン4の運転開始により、ニオイセンサ3周辺にこもったニオイがファン4によって発生した空気流によって流れ始め、ニオイセンサ3で検出される空気汚れ度が一時的に急激に増加していることが分かる。具体的には、ニオイセンサ3の出力が一時的に10〜15の範囲となっている。
但し、t2〜t3の間では、誤検知防止制御が行われているので、ニオイセンサ3の出力が10〜15の範囲(誤検知防止制御が行われていない場合における、風量「普通」の範囲)であっても、空気清浄機1の風量は「しずか」が継続される。したがって、ニオイセンサ3の出力が一時的に10〜15の範囲となっても、空気清浄機1の風量が「しずか」から「普通」に誤って制御されることがない。
t3において誤検知防止制御が解除された後、ニオイセンサ3の出力の変化に応じて空気清浄機1の風量が制御される。そして、t5において、ニオイセンサ3の出力が所定範囲内(0〜10)である状態が所定時間T5(t4〜t5)継続したので、通常運転モードからみはり運転モードに切り換わる。
みはり運転モード(間欠運転)に切り換わった後、ファン4の停止から所定時間T3(t5〜t6)が経過すると、誤検知防止制御が開始される(t6)。ここで、所定時間T3は、間欠運転のファン停止時間(t5〜t7、例えば5分)よりも短くされているので、ファン4が停止状態から運転状態に切り換わる前に誤検知防止制御が開始される。その後、ファン4の運転開始から所定時間T4(t7〜t8)が経過すると、誤検知防止制御は解除される(t8)。
t5〜t7の間では、ファン4が運転されておらず、ニオイセンサ3の周辺では空気が流れないため、ニオイセンサ3のヒータに基づくニオイやニオイセンサ3の周辺の電気部品に基づくニオイによって、ニオイセンサ3で検出される空気汚れ度が徐々に増加しているのが分かる。また、t7〜t8の間では、ファン4の運転開始により、ニオイセンサ3周辺にこもったニオイがファン4によって発生した空気流によって流れ始め、ニオイセンサ3で検出される空気汚れ度が一時的に急激に増加していることが分かる。具体的には、ニオイセンサ3の出力が一時的に10〜15の範囲(誤検知防止制御が行われていない場合における、所定範囲外の出力の範囲)となっている。
但し、t6〜t8の間では、誤検知防止制御が行われているので、ニオイセンサ3の出力は所定範囲内の出力(0〜15)となり、みはり運転が継続される。したがって、ニオイセンサ3の出力が一時的に10〜15の範囲となっても、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤検知して、みはり運転が解除されることがない。
t9において、ファン4が再度停止してから所定時間T3(t9〜t10)が経過すると、再び誤検知防止制御が開始される(t10)。その後、ファン4の運転開始から所定時間T4(t11〜t12)が経過すると、誤検知防止制御が解除される(t12)。
t10〜t12の間でも、ニオイセンサ3の出力が一時的に10〜15の範囲(誤検知防止制御が行われていない場合における、所定範囲外の出力の範囲)となっている。但し、t10〜t12の間においてもt6〜t8の間と同様に、誤検知防止制御が行われているので、ニオイセンサ3の出力は所定範囲内の出力(0〜15)となり、みはり運転が継続される。したがって、ニオイセンサ3の出力が一時的に10〜15の範囲となっても、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤検知して、誤ってみはり運転が解除されることがない。
<本実施形態の空気清浄機1の特徴>
本実施形態の空気清浄機1には、以下の特徴がある。
この空気清浄機1では、図5に示すように、みはり運転モード時(ファン4の間欠運転時)において、ファン4の停止から所定時間(第1所定時間)T3が経過したときに、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御が開始されるので、ファン4の停止から所定時間T3が経過して、ニオイセンサ3のヒータに基づくニオイやニオイセンサ3周辺の電気部品に基づくニオイによって、ニオイセンサ3で検出される空気汚れ度が増加した場合に、みはり運転モードが解除されることが防止される。したがって、空気清浄機1周辺の空気汚れ度が低い場合であっても、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるのを防止できる。
また、この空気清浄機1では、図5に示すように、誤検知防止制御は、ファン4の運転開始から所定時間(第2所定時間)T4が経過したときに終了するので、ファン4によって発生した空気流によって、ニオイセンサ3周辺にこもったニオイが分散され、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤って検出することがなくなった場合に、誤検知防止制御を終了できる。したがって、誤検知防止の必要がないときに、誤検知防止制御を終了できる。
また、この空気清浄機1では、ニオイセンサ3は、常時、通電されており、空気汚れ度(ニオイ)を検出するので、ニオイセンサ3によって、常時、空気汚れ度を検出する空気清浄機1において、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるのを防止できる。
[第2実施形態]
以下、図6及び図7を参照しつつ第2実施形態に係る空気清浄機について説明する。
第1実施形態に係る空気清浄機1では、みはり運転モード時(ファン4の間欠運転時)において、ファン4の停止から所定時間(第1所定時間)T3が経過したときに、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御が開始されることとした。しかし、第2実施形態に係る空気清浄機では、第1実施形態でみはり運転モード時(ファン4の間欠運転時)において、ファン4の停止から所定時間(第1所定時間)T3が経過したときに誤検知防止制御を開始する代わりに、ファン4の停止状態からファン4の運転が開始されたときに、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御が開始されることとした。第1実施形態に係る空気清浄機1と、第2実施形態に係る空気清浄機とは、上記の点で異なり、その他の点では同じである。
<フロー>
図6を参照して本実施形態に係る空気清浄機の動作(フロー)について説明する。なお、スタート時においては、空清運転は開始されていないものとする。また、空清運転中は、常に省エネ運転モードであるものとする。なお、ステップS101〜106は、第1実施形態に係る空気清浄機1のフローのステップS1〜S6と同じであるため、その説明を割愛する。
ステップS107では、みはり運転モード中か否かを判断する。みはり運転モード中の場合(S107:Yes)、ファン4が停止中か否かを判断する(S108)。一方、みはり運転モード中でない場合(S107:No)、ステップS114に進む。
次に、ファン4が停止中である場合(S108:Yes)、ファン4の停止状態からファン4の運転が開始されたか否かを判断する(S109)。ファン4の停止状態からファン4の運転が開始された場合(S109:Yes)、ファン4の運転が開始されて、ニオイセンサ3周辺にこもったニオイがファン4によって発生した空気流によって流れ始め、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤って検出することが生じうるので、誤検知防止制御を開始する(S110)。即ち、誤検知防止制御が終了されるまで、表2に基づいて、ファン4のファン回転数(風量)が制御される。一方、ファン4が停止状態のままの場合(S109:No)、ステップS101に戻る。即ち、表1に基づいて、ファン4のファン回転数(風量)が制御される。
また、ファン4が停止中でない場合(S108:No)、誤検知防止制御中か否かを判断する(S11)。誤検知防止制御中の場合(S111:Yes)、ファン4の運転開始から所定時間T4が経過したか否かを判断する(S112)。一方、誤検知防止制御中でない場合(S111:No)、ステップS101に戻る。
ファン4の運転開始から所定時間(第2所定時間)T4が経過した場合(S112:Yes)、誤検知防止制御を解除する(S113)。一方、所定時間T4が経過していない場合(S112:No)、ステップS101に戻る。なお、みはり運転モード中において、ニオイセンサ3の出力が所定範囲内から所定範囲外に変化した場合、みはり運転モードから自動運転モードに切り換わるので、フローを中断し、ステップS101に戻る。また、その場合において、誤検知防止制御中であった場合には、みはり運転モードから自動運転モードに切り換わると同時に、誤検知防止制御が解除される。
ステップS114においては、みはり運転モードへの移行条件を満たすか否かを判断する。みはり運転モードへの移行条件を満たす場合(S114:Yes)、みはり運転モードを開始する(S115)。みはり運転モードへの移行条件を満たさない場合(S114:No)、ステップS101に戻る。
次に、図7(タイミングチャート)を参照して空気清浄機の動作(フロー)について説明する。
図7は、空清運転が停止されて(t20)、空気清浄機1が停止した状態(待機状態)となってからの空気清浄機の動作(フロー)である。なお、t20〜t25のフローは、第1実施形態に係る空気清浄機1のt0〜t5のフローと同じであるため、その説明を割愛する。
みはり運転モード(間欠運転)に切り換わった後、ファン4の停止状態からファン4の運転が開始されると(t26)、誤検知防止制御が開始される(t26)。その後、ファン4の運転開始から所定時間T4(t26〜t27)が経過すると、誤検知防止制御が解除される(t27)。
t25〜t26の間では、ファン4が運転されておらず、ニオイセンサ3の周辺では空気が流れないため、ニオイセンサ3のヒータに基づくニオイやニオイセンサ3の周辺の電気部品に基づくニオイによって、ニオイセンサ3で検出される空気汚れ度が徐々に増加しているのが分かる。また、t26〜t27の間では、ファン4の運転開始により、ニオイセンサ3周辺にこもったニオイがファン4によって発生した空気流によって流れ始め、ニオイセンサ3で検出される空気汚れ度が一時的に急激に増加していることが分かる。具体的には、ニオイセンサ3の出力が一時的に10〜15の範囲(誤検知防止制御が行われていない場合における所定範囲外の出力の範囲)となっている。但し、t26〜t27の間では、誤検知防止制御が行われているので、ニオイセンサ3の出力は所定範囲内の出力(0〜15)となり、みはり運転が継続される。したがって、ニオイセンサ3の出力が一時的に10〜15の範囲となっても、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤検知して、みはり運転が解除されることがない。
t28において、ファン4が再度停止してからファン4の運転が開始されると(t29)、再び誤検知防止制御が開始される(t29)。その後、ファン4の運転開始から所定時間T4(t29〜t30)が経過すると、誤検知防止制御が解除される(t30)。
t29〜t30の間でも、ニオイセンサ3の出力が一時的に10〜15の範囲(誤検知防止制御が行われていない場合における所定範囲外の出力の範囲)となっていることが分かる。但し、t29〜t30の間においてもt26〜t27の間と同様に、誤検知防止制御が行われているので、ニオイセンサ3の出力は所定範囲の出力(0〜15)となり、みはり運転が継続される。したがって、ニオイセンサ3の出力が一時的に10〜15の範囲となっても、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤検知して、みはり運転が解除されることがない。
<本実施形態の空気清浄機の特徴>
本実施形態の空気清浄機には、以下の特徴がある。
この空気清浄機では、図7に示すように、みはり運転モード時(ファン4の間欠運転時)において、ファン4の停止状態からファン4の運転が開始されたときに、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御が開始されるので、ファン4の停止状態からファン4の運転が開始されて、ニオイセンサ3周辺にこもったニオイがファン4によって発生した空気流によって流れ始め、ニオイセンサ3で検出される空気汚れ度が増加した場合に、みはり運転モードが解除されることが防止される。したがって、空気清浄機周辺の空気汚れ度が低い場合であっても、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるのを防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記第1実施形態では、図5に示すように、ファン4の停止から所定時間(第1所定時間)T3が経過したときに、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御が開始されることとしたが、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御の代わりに、ニオイセンサ3の出力を制御に使用しない誤検知防止制御が開始されてもよい。
また、上記第2実施形態では、図7に示すように、ファン4の停止状態からファン4の運転が開始されたときに、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御が開始されることとしたが、ニオイセンサ3の感度を鈍くする誤検知防止制御の代わりに、ニオイセンサ3の出力を制御に使用しない誤検知防止制御が開始されてもよい。
なお、ニオイセンサ3の出力を制御に使用しない誤検知防止制御が開始された場合には、誤検知防止制御が行われている間、ニオイセンサ3の出力に基づいてファン4のファン回転数(風量)が制御されたり、みはり運転モードと通常運転モードとが切り換わることがない。
また、上記第1及び第2実施形態では、図5及び図7に示すように、誤検知防止制御が、ファン4の運転開始から所定時間(第2所定時間)T4が経過したときに終了することとしたが、誤検知防止制御を終了させるタイミングは、上記に限られるものではない。
また、上記第1及び第2実施形態では、ニオイセンサ3は、常時、通電されており、ニオイを検出することとしたが、ニオイセンサ3は、常時、通電されている必要はない。したがって、空清運転中のみニオイセンサ3が通電され、その間のみニオイを検出してもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、ニオイセンサ3がヒータを有しているが、ニオイセンサはヒータを有さないものであってもよい。なお、この場合においては、ニオイセンサ3のヒータに基づくニオイが発生しないが、ニオイセンサ3周辺の電気部品に基づくニオイは発生するため、空気清浄機1周辺の空気汚れ度が低い場合であっても、ニオイセンサ3が空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるという上記と同様の課題が生じうる。
また、上記第1及び第2実施形態では、空気汚れ度(ニオイ)の指標「きれい」、「普通」、「汚い」の閾値を変えることで、ニオイセンサ3の感度を鈍くしているが、ニオイセンサ3の感度を鈍くする方法は、上記に限られるものではない。
また、上記第1実施形態では、所定時間T3は、間欠運転のファン停止時間(t5〜t7、例えば5分)よりも短くされているが、所定時間T3が、間欠運転のファン停止時間よりも長くされていてもよい。
また、空気清浄機が加湿機能や除湿機能を備えており、上記第1及び第2実施形態で記載した空清運転に、ファン4の駆動と加湿運転を同時に行う加湿空清運転や、ファン4の駆動と除湿運転を同時に行う除湿空清運転を含めてもよい。
本発明を利用すれば、空気清浄機周辺の空気汚れ度が低い場合であっても、ニオイセンサが空気汚れ度を誤って検出することによって、みはり運転モードが解除されるのを防止できる。
1 空気清浄機
2 ケーシング
3 ニオイセンサ
4 ファン
6 制御部(制御手段)
10 吸込口
14 吹出口

Claims (4)

  1. 吸込口と吹出口を有するケーシングと、
    前記ケーシング内に配置されたファンと、
    ニオイを検出するニオイセンサと、
    前記ファンを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段が、前記ニオイセンサの出力が所定範囲内の出力である場合に、運転及び停止が交互に繰り返される間欠運転が行われるように前記ファンを制御するとともに、
    前記ファンの間欠運転時において、前記ファンの停止から第1所定時間が経過したときに、前記ニオイセンサの感度を鈍くする、または、前記ニオイセンサの出力を制御に使用しない誤検知防止制御が開始されることを特徴とする空気清浄機。
  2. 吸込口と吹出口を有するケーシングと、
    前記ケーシング内に配置されたファンと、
    ニオイを検出するニオイセンサと、
    前記ファンを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段が、前記ニオイセンサの出力が所定範囲内の出力である場合に、運転及び停止が交互に繰り返される間欠運転が行われるように前記ファンを制御するとともに、
    前記ファンの間欠運転時において、前記ファンの停止状態から前記ファンの運転が開始されたときに、前記ニオイセンサの感度を鈍くする、または、前記ニオイセンサの出力を制御に使用しない誤検知防止制御が開始されることを特徴とする空気清浄機。
  3. 前記誤検知防止制御は、前記ファンの運転開始から第2所定時間が経過したときに終了することを特徴とする請求項1または2に記載の空気清浄機。
  4. 前記ニオイセンサは、常時、通電されており、ニオイを検出することを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の空気清浄機。
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