JP2014152935A - 乾燥システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電動モータ7の動力によって開閉する開閉体5a(5b)を有し、開閉体が閉じられると閉鎖空間が形成される乾燥室3と、乾燥室内に暖気を送出する乾燥手段11と、乾燥室内に設けられた乾燥物の乾燥終了時間を設定するための操作部19と、操作部によって設定された乾燥終了時間よりも第1の時間前になると乾燥室内に設けられた乾燥物の乾燥度合を検出する乾燥度合検出手段と、電動モータおよび乾燥手段の駆動を制御する駆動制御手段と、を備える。乾燥度合検出手段によって検出された乾燥度合が、予め設定された第1閾値未満である場合に、開閉体を閉じるとともに、乾燥手段を駆動して乾燥室内に暖気を送出する。
【選択図】図2
Description
まず、制御部Cは、蓄熱槽27内における第2の熱媒の温度T2が、所定温度(例えば50℃)未満であるか否かを判定する。その結果、温度T2が所定温度未満であると判定した場合にはステップS102に処理を移し、温度T2は所定温度未満ではない(温度T2が所定温度以上である)と判定した場合にはステップS105に処理を移す。
上記ステップS101において、蓄熱槽27内における第2の熱媒の温度T2が、所定温度未満であると判定した場合には、制御部Cは、(温度T1−温度T2)≧3℃を満たすか否か、すなわち、太陽光発電集熱装置9における太陽熱集熱ユニット内の第1の熱媒の温度T1が、蓄熱槽27内の温度T2よりも3℃以上高いか否かを判定する。その結果、温度T1が温度T2よりも3℃以上高いと判定した場合にはステップS103に処理を移し、温度T1は、温度T2よりも3℃以上高くないと判定した場合には、ステップS105に処理を移す。
上記ステップS102において、(温度T1−温度T2)≧3℃と判定した場合には、制御部Cは、第1ポンプP1を駆動する。なお、既に第1ポンプP1が駆動中である場合には、そのままステップS104に処理を移す。
次に、制御部Cは、第2ポンプP2を駆動する。なお、既に第2ポンプP2が駆動中である場合には、そのまま当該蓄熱処理を終了する。
一方、上記ステップS101において、温度T2は所定温度未満ではないと判定した場合、および、上記ステップS102において、(温度T1−温度T2)≧3℃ではないと判定した場合には、制御部Cは、第1ポンプP1の駆動を停止する。なお、第1ポンプP1が駆動していない場合には、そのままステップS106に処理を移す。
次に、制御部Cは、第2ポンプP2の駆動を停止する。なお、第2ポンプP2が駆動していない場合には、そのまま当該蓄熱処理を終了する。
乾燥終了時間にかかる情報(例えば5時間等)を示す操作信号が入力されると、まず、制御部Cは、受信した操作信号に基づいて、乾燥終了時間を記憶する。
次に、制御部Cは、上記ステップS201で記憶した乾燥終了時間に対応するカウンタ値をタイマにセットする。なお、カウンタ値がタイマにセットされると、カウンタ値を所定時間おきに減算する計時処理が行われ、カウンタ値が0になると計時処理が終了する。
次に、制御部Cは、上記の計時処理を開始するために必要な処理を実行し、当該乾燥終了時間入力処理を終了する。
まず、制御部Cは、降雨検出センサS1から入力される検出信号に基づいて、開閉体5a、5bを開閉する開閉制御処理を実行する。この開閉制御処理について、図9を用いて説明する。
制御部Cは、降雨検出センサS1から入力される検出信号に基づき、現在、降雨があるか否かを判定する。その結果、降雨があると判定した場合にはステップS301−2に処理を移し、降雨はないと判定した場合にはステップS301−5に処理を移す。
上記ステップS301−1において、現在、降雨があると判定した場合には、制御部Cは、位置検出センサS5からの検出信号に基づき、開閉体5a、5bが開放されているか否かを判定する。その結果、開閉体5a、5bが開放されていると判定した場合にはステップS301−3に処理を移し、開閉体5a、5bは開放されていない(閉じられている)と判定した場合には当該開閉制御処理を終了する。
上記ステップS301−2において、開閉体5a、5bが開放されていると判定した場合には、制御部Cは、電動モータ7を駆動して開閉体5a、5bを閉じる。
次に、制御部Cは、ファン15cを駆動して換気運転を開始し、当該開閉制御処理を終了する。これにより、制御部Cの自動制御中において、開閉体5a、5bを開放して乾燥物Wを自然乾燥しているときに降雨が検出されると、開閉体5a、5bが自動的に閉じられ、換気運転が開始されることとなる。
上記ステップS301−1において、現在、降雨はないと判定した場合には、制御部Cは、位置検出センサS5からの検出信号に基づき、開閉体5a、5bが閉じられているか否かを判定する。その結果、開閉体5a、5bが閉じられていると判定した場合にはステップS301−6に処理を移し、開閉体5a、5bは閉じられていない(開放されている)と判定した場合には当該開閉制御処理を終了する。
上記ステップS301−5において、開閉体5a、5bが閉じられていると判定した場合には、制御部Cは、電動モータ7を駆動して開閉体5a、5bを開放する。
次に、制御部Cは、ファン15cの駆動を停止して換気運転を停止、当該開閉制御処理を終了する。これにより、換気運転中に降雨がなくなった場合には、開閉体5a、5bが自動的に開放されることとなる。
図8に戻り、制御部Cは、計時されているタイマのカウンタ値を確認し、設定された乾燥終了時間の残り時間が、180分未満(第1の時間前)であるかを判定する。その結果、残り時間が180分未満であると判定した場合にはステップS400に処理を移し、残り時間は180分未満ではないと判定した場合には、上記ステップS301から処理を繰り返す。なお、ここでは残り時間が180分未満であるか否かを判定することとしたが、この判定処理に適用する判定時間は180分に限定されるものではなく、適宜設定可能である。ただし、ここで設定する時間は、乾燥運転を行った際に、乾燥物Wの乾燥度合に拘わらず、確実に乾燥物Wの乾燥を完了することが可能な時間に設定することが望ましい。
上記ステップS302において、残り時間が180分未満であると判定した場合には、制御部Cは、乾燥物Wの乾燥度合を判定する乾燥度合判定処理を実行する。この乾燥度合判定処理について、図10を用いて説明する。
まず、制御部Cは、開閉体5a、5bが開放されているかを判定する。その結果、開閉体5a、5bが開放されていると判定した場合にはステップS402に処理を移し、開閉体5a、5bは開放されていない(閉じられている)と判定した場合にはステップS403に処理を移す。
上記ステップS401において、開閉体5a、5bが開放されていると判定した場合には、制御部Cは、電動モータ7を駆動して開閉体5a、5bを閉じる。
当該ステップS403において、制御部Cは、湿度センサS2から入力される検出信号に基づき、閉鎖された乾燥室3内の湿度から、乾燥物Wの乾燥度合を検出する。ここで、乾燥度合と乾燥時間との関係は次のとおりとなる。
上記の乾燥度合判定処理について、図10に戻って説明すると、制御部Cは、上記ステップS403において検出された乾燥度合が、第2閾値以上であるかを判定する。その結果、乾燥度合が第2閾値以上であると判定した場合にはステップS405に処理を移し、乾燥度合は第2閾値以上ではない(第2閾値未満である)と判定した場合にはステップS407に処理を移す。
上記ステップS404において、乾燥度合が第2閾値以上であると判定した場合には、制御部Cは、現在、乾燥運転中であるかを判定する。その結果、乾燥運転中であると判定した場合にはステップS406に処理を移し、乾燥運転中ではないと判定した場合には当該乾燥度合判定処理を終了し、図8のステップS303に処理を移す。
上記ステップS405において、現在、乾燥運転中であると判定した場合には、制御部Cは、ファン13c、15cの駆動を停止するとともに、第2ポンプP2および第3ポンプP3、または、第4ポンプP4および熱源機11aの駆動を停止し、乾燥運転を停止する。
また、上記ステップS404において、乾燥度合は第2閾値以上ではない(乾燥度合は第2閾値未満である)と判定した場合には、制御部Cは、再判定時間(t2−t1時間、例えば30分)に相当するカウンタ値をタイマカウンタにセットする。なお、ここでセットされたカウンタ値は、計時処理によって0になるまで減算される。
次に、制御部Cは、乾燥度合が第1閾値以上であるかを判定する。その結果、乾燥度合が第1閾値以上であると判定した場合にはステップS405に処理を移し、乾燥度合は第1閾値以上ではない(第1閾値未満である)と判定した場合にはステップS409に処理を移す。
上記ステップS408において、乾燥度合は第1閾値以上ではない(第1閾値未満である)と判定した場合には、制御部Cは、現在、乾燥運転中であるかを判定する。その結果、乾燥運転中であると判定した場合には、当該乾燥度合判定処理を終了して、図8のステップS303に処理を移し、乾燥運転中ではないと判定した場合には、ステップS410に処理を移す。
上記ステップS409において、現在、乾燥運転中ではないと判定した場合には、制御部Cは、ファン13c、15cを駆動する。
次に、制御部Cは、蓄熱槽27内の第2の熱媒の温度T2が所定温度以上であるかを判定する。その結果、蓄熱槽27内の第2の熱媒の温度T2が所定温度以上であると判定した場合にはステップS412に処理を移し、蓄熱槽27内の第2の熱媒の温度T2は所定温度以上ではないと判定した場合にはステップS413に処理を移す。なお、ここで判定基準とする所定温度は、図6のステップS101の判定基準とする温度と同じであってもよいが、ステップS101の判定基準温度よりも、当該ステップS411の判定基準温度を低く設定することが望ましい。
上記ステップS411において、蓄熱槽27内の第2の熱媒の温度T2が所定温度以上であると判定した場合には、制御部Cは、第2ポンプP2および第3ポンプP3を駆動し、上記ステップS303に処理を移す。これにより、太陽熱集熱ユニットによって集熱された熱を熱源として生成された暖気が、乾燥室3内に送出され、乾燥運転が開始することとなる。
一方、上記ステップS411において、蓄熱槽27内の第2の熱媒の温度T2は所定温度以上ではないと判定した場合には、制御部Cは、第4ポンプP4および熱源機11aを駆動し、上記ステップS303に処理を移す。これにより、熱源機11aを熱源として生成された暖気が、乾燥室3内に送出され、乾燥運転が開始することとなる。
図8に戻り、上記のように乾燥度合判定処理が行われると、制御部Cは、現在、乾燥運転中であるかを判定する。その結果、乾燥運転中であると判定した場合にはステップS308に処理を移し、乾燥運転中ではないと判定した場合にはステップS304に処理を移す。
上記ステップS303において、乾燥運転中であると判定した場合には、制御部Cは、降雨の有無を判定する。その結果、降雨があると判定した場合にはステップS305に処理を移し、降雨はないと判定した場合にはステップS306に処理を移す。
上記ステップS304において、降雨があると判定した場合には、制御部Cは、ファン15cを駆動して換気運転を開始する。なお、既に換気運転が行われている場合には、そのままステップS308に処理を移す。
一方、上記ステップS304において、降雨はないと判定した場合には、制御部Cは、ファン15cの駆動を停止して、換気運転を停止する。なお、換気運転中でなかった場合には、そのまま次のステップS307に処理を移す。
次に、制御部Cは、電動モータ7を駆動して開閉体5a、5bを開放する。
当該ステップS308において、制御部Cは、上記ステップS407でセットされた再判定時間が計時され、かつ、その再判定時間が経過したかを判定する。その結果、再判定時間が経過したと判定した場合にはステップS400から処理を繰り返し、再判定時間は経過していないと判定した場合にはステップS301に処理を移す。
上記ステップS308において、再判定時間はセットされていない、もしくは、再判定時間は経過していないと判定した場合には、制御部Cは、上記の開閉制御処理を行い、降雨の有無に応じて、開閉体5a、5bを開閉制御する。
次に、制御部Cは、乾燥終了時間の残り時間が0になったかを判定する。その結果、残り時間が0になったと判定した場合には、当該乾燥運転制御処理を終了し、残り時間は0になっていないと判定した場合には、ステップS308から処理を繰り返す。
また、上記実施形態において、図8のステップS301、ステップS305〜ステップS307、図10のステップS406、ステップS410、ステップS412、ステップS413の処理を実行する制御部Cが、本発明の駆動制御手段に相当する。
また、上記実施形態において、図8のステップS304の処理、図9のステップS301−1の処理を実行する制御部Cが、本発明の開放判定手段に相当する。
3 …乾燥室
5a、5b …開閉体
7 …電動モータ(アクチュエータ)
9 …太陽光発電集熱装置(太陽光発電モジュール、太陽熱集熱ユニット)
11 …乾燥手段
19 …操作部
C …制御部
S1 …降雨検出センサ(降雨検出手段)
S2 …湿度センサ(乾燥度合検出手段)
W …乾燥物
Claims (8)
- アクチュエータの動力によって開閉する開閉体を有し、該開閉体が閉じられると閉鎖空間が形成される乾燥室と、
前記乾燥室内に暖気を送出する乾燥手段と、
前記乾燥室内に設けられた乾燥物の乾燥終了時間を設定するための操作部と、
少なくとも、前記操作部によって設定された乾燥終了時間よりも第1の時間前になると、前記乾燥室内に設けられた乾燥物の乾燥度合を検出する乾燥度合検出手段と、
前記アクチュエータおよび前記乾燥手段の駆動を制御する駆動制御手段と、
を備え、
前記駆動制御手段は、
前記乾燥度合検出手段によって検出された乾燥度合が、予め設定された第1閾値未満である場合に、前記開閉体を閉じるとともに、前記乾燥手段を駆動して前記乾燥室内に暖気を送出することを特徴とする乾燥システム。 - 前記駆動制御手段は、
前記操作部によって設定された乾燥終了時間よりも第1の時間前になると、前記開閉体を閉じて前記乾燥室を閉鎖し、
前記乾燥度合検出手段は、
前記乾燥度合として、閉鎖された前記乾燥室内の湿度を検出することを特徴とする請求項1記載の乾燥システム。 - 前記開閉体を開放するための条件として予め設定された開放条件の成立可否を判定する開放判定手段をさらに備え、
前記開放判定手段は、
前記乾燥度合が前記第1閾値以上である場合に、前記開放条件の成立可否を判定し、
前記駆動制御手段は、
前記開放判定手段によって前記開放条件が成立していると判定された場合に、前記開閉体を開放することを特徴とする請求項1または2記載の乾燥システム。 - 前記乾燥手段は、
前記乾燥室内に暖気を送出する乾燥運転、および、該乾燥室内に空気流れを生成する空気流れ生成運転が可能に構成され、
前記駆動制御手段は、
前記開放判定手段によって前記開放条件が成立していないと判定された場合に、前記開閉体を閉じるとともに、前記乾燥手段を駆動して前記空気流れ生成運転を開始することを特徴とする請求項3記載の乾燥システム。 - 降雨の有無を検出する降雨検出手段をさらに備え、
前記開放判定手段は、
少なくとも前記降雨検出手段によって降雨が検出されていない場合に、前記開放条件が成立していると判定することを特徴とする請求項3または4記載の乾燥システム。 - 前記乾燥度合検出手段は、
検出した乾燥度合が、前記第1閾値以上であって、かつ、該第1閾値よりも乾燥度合の高い第2閾値未満であった場合に、該検出時点から第2の時間経過後に、再度、乾燥度合を検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の乾燥システム。 - 太陽熱を集熱する太陽熱集熱ユニットをさらに備え、
前記乾燥手段は、
前記太陽熱集熱ユニットによって集熱された熱を、前記乾燥室に送出する暖気の熱源として用いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の乾燥システム。 - 太陽光によって発電する太陽光発電モジュールをさらに備え、
前記駆動制御装置は、
前記太陽光発電モジュールによって発電された電力を、前記アクチュエータの駆動に用いることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の乾燥システム。
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