JP5827820B2 - 機器制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、機器制御システムにかかり、特に、賃貸住宅の空き室の室内環境を維持するために空調装置等の各種機器を制御する機器制御システムに関する。
住宅に設けられた家電等の機器を制御する種々の技術が提案されており、一例としては、制御対象の機器としては空調装置を制御して、室内環境を効率的に快適にする技術などが提案されている。
具体的には、特許文献1に記載の技術では、室内の人の在不在を検知する人検知センサの出力と、室内外の環境を計測するセンサの出力と、前記人検知センサの出力に基づいて在室率を予測する在室予測部の算出結果とから、室内の温熱的な環境や空気質を効率良く改善するための複数の空調機器の運転スケジュールを空調機器群制御部が決定することにより、部屋の使用者が入室する時刻までに部屋を快適な状態にする技術が提案されている。
特開2000−35242号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、部屋の使用者の入室時に快適な状態にすることができるものの、賃貸住宅などの空き室の室内環境の維持などについては考慮されていないため、改善の余地がある。
ところで、賃貸住宅では、空き室が発生して、空き室の期間が長くなると、室内にカビなどの発生や、水道管内の錆の発生などにより室内環境が悪化してしまう。そこで、室内環境を維持するために、換気などを行う必要があり、管理会社や建物所有者に煩雑な作業を強いることになる。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、賃貸住宅の空き室の室内環境を維持することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、自然エネルギを利用して発電する発電手段と、水を循環させる循環部を含み、前記循環部により水を循環させることで賃貸住宅の室内環境を調整する調整手段と、賃貸住宅に空き室があるか否かを判断するための情報を取得する取得手段と、前記取得手段の取得結果に基づいて、所定条件を満たす前記空き室があるか否かを判断し、所定条件を満たす前記空き室がある場合に、前記発電手段の発電電力により前記調整手段を作動して前記室内環境を調整するように前記調整手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、発電手段では、自然エネルギを利用した発電が行われる。例えば、太陽光を利用した発電を適用するようにしてもよいし、水力、風力、潮力等の各種自然エネルギを利用した発電を適用するようにしてもよい。
調整手段では、水を循環させる循環部を含み、循環部により水を循環させることで賃貸住宅の室内環境が調整される。例えば、調整手段は、請求項8に記載の発明のように、循環部が電気温水器の追い炊き機能を利用して水の循環を行うことにより、水道管の錆の防止等を行うことで室内環境を調整するようにしてもよい。また、調整手段は、請求項9に記載の発明のように、賃貸住宅の各部屋を空調する空調手段、各部屋の窓に設けられたブラインドシャッタ手段、及び循環部としての電気温水器の少なくとも1つを作動することにより、室内環境を調整するようにしてもよい。あるいは、換気扇等の他の機器を適用して室内環境を調整するようにしてもよいし、これらを適宜組み合わせるようにしてもよい。
取得手段では、賃貸住宅に空き室があるか否かを判断するための情報が取得される。例えば、賃貸住宅の入居や空き室を入力するための入力手段の入力結果を取得するようにしてもよいし、人感センサ等の在室を検出する在室検出手段の検出結果を取得するようにしてもよい。
そして、制御手段では、取得手段の取得結果に基づいて、所定条件を満たす空き室があるか否かを判断して、所定条件を満たす空き室がある場合に、発電手段の発電電力により調整手段を作動して室内環境を調整するように調整手段が制御される。
すなわち、所定条件を満たす空き室がある場合には、制御手段が調整手段を制御することによって空き室の室内環境が調整されるので、賃貸住宅の空き室の室内環境を維持することができる。
制御手段は、例えば、請求項2に記載の発明のように、所定条件を満たす空き室として空き室期間が所定期間以上の空き室が存在する場合に、当該空き室の室内環境を調整するように調整手段を制御するようにしてもよい。これによって、室内環境の悪化を抑制して室内環境を維持することが可能となる。
また、請求項3に記載の発明のように、賃貸住宅の複数の部屋の各々の室内温度を検出する温度検出手段を更に備えると共に、調整手段が、賃貸住宅内の温度を調整する温度調整部を更に含み、制御手段が、温度検出手段によって検出された空き室の室内温度と、該空き室の隣室の室内温度と、を比較し、比較結果に応じて予め定めた調整状態になるように温度調整部を更に制御するようにしてもよい。この場合、制御手段は、請求項4に記載の発明のように、空き室の室内温度≧隣室の室内温度の場合と、隣室の室内温度<空き室の室内温度の場合とで、調整状態が異なるように温度調整部を制御してもよい。また、制御手段は、請求項5に記載の発明のように、比較結果及び発電手段の発電状態に応じて予め定めた調整状態になるように温度調整部を制御するようにしてもよい。このとき、制御手段は、請求項6に記載の発明のように、発電手段による発電が予め定めた発電量より少ない場合は、予め定めた弱稼働状態になるように、または停止するように、温度調整部を制御するようにしてもよい。また、制御手段は、請求項7に記載の発明のように、発電手段による発電が予め定めた発電量より多い場合は、予め定めた弱稼働状態になるように、または停止するように、温度調整部を制御するようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、所定条件を満たす空き室がある場合に、発電電力によって室内環境を調整するように制御することにより、賃貸住宅の空き室の室内環境を維持することができる、という効果がある。
本発明の実施の形態に係わる機器制御システムを備えた集合住宅を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる機器制御システムの概略構成を示すブロック図である。 HEMSによって行われる空き室の室内環境維持を行うための制御内容を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる機器制御システムのHEMSで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 接続点Aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 賃貸住宅に適用した場合の空き室の室内環境維持を行うための制御内容を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わる機器制御システムを備えた集合住宅を示す図であり、図2は、本発明の実施の形態に係わる機器制御システムの概略構成を示すブロック図である。
集合住宅12は、図1に示すように、複数の各住戸14を備えており、各住戸14には、室内の空調を行う空調装置16が設けられていると共に、窓部分の開閉が可能なブラインドシャッタ装置18が設けられている。
空調装置16は、冷房や暖房を行うための空調風を吹き出すことにより、各住戸14の環境温度を調整する。また、本実施の形態では、外部からの制御により空調装置16の作動が可能とされている。
また、ブラインドシャッタ装置18は、ブラインド機能及びシャッタ機能を備えている。具体的には、ブラインドシャッタ装置18は、プレート状の太陽光を遮光するための複数の遮光板を回転可能に備え、モータ等のアクチュエータによって遮光板を回転することによりブラインド機能が調整され、複数の遮光板自体を巻き取るモータ等のアクチュエータ等を駆動することによって複数の遮光板の出し入れが行われることによりシャッタ機能が実現される。
集合住宅12の各住戸14には、室内温度を検出するための室温センサ20が設けられており、集合住宅12の外壁等の外部には外気温を検出するための外気温センサ22が設けられている。
また、図2に示すように、本実施の形態に係わる機器制御システム10は、集合住宅12の電力供給を制御するHEMS(Home Energy Management System)24が設けられている。
HEMS24は、集合住宅12の電力供給の制御の他に、上述の空調装置16及びブラインドシャッタ装置18や、電気温水器26の動作を制御することが可能とされており、本実施の形態では、空き室が発生した場合に、これらの各機器(空調装置16、ブラインドシャッタ装置18、及び電気温水器26)の作動を制御することにより、室内環境を維持するための制御を行うようになっている。
なお、本実施の形態では、電気温水器26の追い炊き機能を利用して水を循環させることによって、水道管等の錆の発生等を抑制して室内環境を維持するが、電気温水器26ではなくて、水道の水の循環が可能であれば、他の装置を適用するようにしてもよい。
HEMS24や各機器(空調装置16、ブラインドシャッタ装置18、及び電気温水器26)は、分電盤30から電力が供給される。分電盤30には、系統電力32及び太陽光発電装置34が接続されており、系統電力32からの電力だけではなく、太陽光発電装置34によって発電された電力が供給される。なお、本実施の形態では、自然エネルギを利用した発電装置として太陽光発電装置34を備える例を説明するが、これに限るものではなく、例えば、水力発電、風力発電、潮力発電等の各種自然エネルギを利用した発電装置を適用するようにしてもよいし、各種発電装置を組み合わせるようにしてもよい。
また、HEMS24には、室温センサ20、外気温センサ22、及び表示操作パネル28が接続されており、表示操作パネル28を操作することにより、空き室の発生を入力し、所定期間(本実施の形態では、1ヶ月)経過後に、室温センサ20及び外気温センサ22の検出結果に基づいて、空き室の室内環境を維持するために、各機器の動作を制御するようになっている。
ここで、集合住宅12に空き室が発生した場合に、HEMS24によって行われる空き室の室内環境維持を行うための制御について説明する。図3は、HEMS24によって行われる空き室の室内環境維持を行うための制御内容を示す図である。
本実施の形態では、空き室が発生した場合には、表示操作パネル28を操作することによって空き室の発生を入力し、空き室が発生してから、所定期間(例えば、1ヶ月)経過するまでは、空調装置16、ブラインドシャッタ装置18、及び電気温水器26の作動を停止したまま、すなわち、室内環境を維持するための制御を行わず、所定期間経過後に、室内環境を維持するための制御を行うようになっている。室内環境を維持するための制御としては、空き室の室温とその隣室の室温とを比較し、比較結果及び太陽光発電装置34の発電状態に応じて予め定めた調整状態になるように、各機器(空調装置16、ブラインドシャッタ装置18、及び電気温水器26)を制御して室内環境を調整する。なお、本実施の形態では、予め定めた調整状態としては、空調装置16は、予め定めた強稼働状態(以下、強稼働と称す。)、予め定めた弱稼働状態(以下、弱稼働と称す。)、及び停止状態(以下、停止と称す。)の3段階に調整可能とし、ブラインドシャッタ装置18は、閉鎖状態(以下、閉と称す。)、半開状態(以下、半開と称す。)、及び全開状態(以下、全開と称す。)の3段階に調整可能とし、電気温水器26は、循環状態(以下、循環と称す。)と停止状態(以下、停止と称す。)の2段階に調整可能とする。
具体的には、空き室とその隣室の室内温度を比較すると共に、外気温と空き室の室温とを比較して、空き室>隣室、外気温≧室温、かつ太陽光発電装置34の発電量が予め定めた値以上の強の場合に、空調装置16を弱稼働、ブラインドシャッタ装置18を閉、及び電気温水器26が循環するように各機器の動作が制御され、空き室>隣室、外気温≧室温、かつ太陽光発電装置34の発電量が予め定めた値未満の弱の場合に、空調装置16を弱稼働、ブラインドシャッタ装置18を閉、及び電気温水器26が循環するように各機器の動作が制御され、空き室>隣室、外気温≧室温、かつ太陽光発電装置34の発電がない無光の場合に、空調装置16が停止、ブラインドシャッタ装置18を閉、及び電気温水器26が循環するように各機器の動作が制御される。
また、空き室>隣室、外気温<室温、かつ太陽光発電装置34が強の場合に、空調装置16を強稼働、ブラインドシャッタ装置18を半開、及び電気温水器26が循環するように各機器の動作が制御され、空き室>隣室、外気温<室温、かつ太陽光発電装置34の発電量が弱の場合に、空調装置16を弱稼働、ブラインドシャッタ装置18を半開、及び電気温水器26が循環するように各機器の動作が制御され、空き室>隣室、外気温<室温、かつ太陽光発電装置34の発電がない無光の場合に、空調装置16を弱稼働、ブラインドシャッタ装置18を全開、及び電気温水器26が循環するように各機器の動作が制御される。
また、空き室≦隣室、かつ外気温≧室温の場合には、太陽光発電装置34の発電量に関わらず空調装置16を停止、ブラインドシャッタ装置18を閉、及び電気温水器26が循環するように各機器の動作が制御される。
そして、空き室≦隣室、外気温<室温、かつ太陽光発電装置34が強の場合に、空調装置16を弱稼働、ブラインドシャッタ装置18を閉、及び電気温水器26が循環するように各機器の動作が制御され、空き室≦隣室、外気温<室温、かつ太陽光発電装置34の発電量が弱の場合に、空調装置16を弱稼働、ブラインドシャッタ装置18を半開、及び電気温水器26が循環するように各機器の動作が制御され、空き室≦隣室、外気温<室温、かつ太陽光発電装置34の発電がない無光の場合に、空調装置16を弱稼働、ブラインドシャッタ装置18を全開、及び電気温水器26が循環するように各機器の動作が制御される。
なお、基本的には、太陽光発電装置34の発電電力を供給して、各機器を動作制御することにより電力料金の低減を図るようにしているが、無光の場合等の発電電力がない場合には、系統電力32の電力を利用する。
また、本実施の形態では、空き室の室温とその隣室の室温との比較結果及び太陽光発電装置34の発電状態に応じて予め定めた調整状態になるように、各機器(空調装置16、ブラインドシャッタ装置18、及び電気温水器26)を制御して室内環境を調整するものとして説明するが、発電状態に関わらず、比較結果に応じて予め定めた調整状態になるように各機器を制御するようにしてもよい。
続いて、上述のように構成された本発明の実施の形態に係わる機器制御システム10のHEMS24で行われる具体的な処理について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係わる機器制御システム10のHEMS24で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ100では、空き室があるか否かHEMS24によって判定される。該判定は、表示操作パネル28が操作されて空き室が発生したことを表す入力が行われたか否かが判定され、該判定が否定された場合には当該処理を終了し、判定が肯定された場合にはステップ102へ移行する。
ステップ102では、空き室となってから1ヶ月経過したか否か判定される。すなわち、表示操作パネル28が操作されて空き室が発生したことを表す入力が行われてから1ヶ月を経過したか否かが判定され、該判定が否定された場合には、当該処理を終了し、判定が肯定された場合にはステップ104へ移行する。
ステップ104では、空き室温度≦隣室か否かが判定される。該判定は、室温センサ20の検出結果を取得し、各住戸14の室温センサ20の検出結果から空き室の室温と、当該空き室の隣室の室温とを比較して、空き室室温≦隣室室温か否かを判定し、該判定が否定された場合には、接続点A(後述)へ移行し、判定が肯定された場合には、ステップ106へ移行する。
ステップ106では、外気温≧室温か否か判定される。すなわち、外気温センサ22の検出結果が取得されて、外気温と空き室の室温とが比較され、該判定が肯定された場合にはステップ108へ移行し、否定された場合にはステップ110へ移行する。
ステップ108では、空調装置16が停止、ブラインドシャッタ装置18が閉、及び電気温水器26が循環するように、各機器の動作が制御されてステップ120へ移行する。
一方、ステップ110では、太陽光発電装置34の発電量が予め定めた値以上の強であるか否か判定される。該判定は、HEMS24が太陽光発電装置34の発電量を監視して強か否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ112へ移行し、否定された場合にはステップ114へ移行する。
ステップ112では、空調装置16が予め定めた弱稼働、ブラインドシャッタ装置18が全開、及び電気温水器26が循環するように、各機器の動作が制御されてステップ114へ移行する。
ステップ114では、太陽光発電装置34の発電量が予め定めた値未満の弱であるか否か判定される。該判定は、HEMS24が太陽光発電装置34の発電量を監視して強か否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ116へ移行し、否定された場合には無光で発電がないものとしてステップ118へ移行する。
ステップ116では、空調装置16が予め定めた弱稼働、ブラインドシャッタ装置18が半開、及び電気温水器26が循環するように、各機器の動作が制御されてステップ120へ移行する。
また、ステップ118では、空調装置16が予め定めた弱稼働、ブラインドシャッタ装置18が全開、及び電気温水器26が循環するように、各機器の動作が制御されてステップ120へ移行する。このとき、太陽光発電装置34によって発電されていないので、系統電力32を利用して各機器を作動する。
ステップ120では、各機器(空調装置16、ブラインドシャッタ装置18、及び電気温水器26)が制御されてから所定時間経過したか否か判定される。該判定は、各機器の制御によって室内環境の調整が行われて、調整結果が反映される所定時間経過したか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ122へ移行する。
ステップ122では、空調装置16が停止、ブラインドシャッタ装置18が閉、及び電気温水器26が停止るように、各機器が制御されて一連の処理を終了する。なお、本実施の形態では、所定時間経過後に制御を停止するものとしたが、これに限るものではなく、例えば、空き室と隣室との温度差が所定値範囲になった場合に制御を停止するようにしてもよい。
次に、上述の接続点Aの処理について説明する。図5は、接続点Aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
接続点Aへ移行すると、ステップ130では、外気温≧室温か否か判定される。すなわち、外気温センサ22の検出結果が取得されて、外気温と空き室の室温とが比較され、該判定が肯定された場合にはステップ132へ移行し、否定された場合にはステップ140へ移行する。
ステップ132では、太陽光発電装置34の発電量が予め定めた値以上の強であるか否か判定される。該判定は、HEMS24が太陽光発電装置34の発電量を監視して強か否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ134へ移行し、否定された場合にはステップ136へ移行する。
ステップ134では、空調装置16が予め定めた弱稼働、ブラインドシャッタ装置18が閉、及び電気温水器26が循環するように、各機器の動作が制御されてステップ150へ移行する。
ステップ136では、太陽光発電装置34の発電量が予め定めた値未満の弱であるか否か判定される。該判定は、HEMS24が太陽光発電装置34の発電量を監視して強か否かを判定し、該判定が肯定された場合には上述のステップ134へ移行し、否定された場合には無光で発電がないものとしてステップ138へ移行する。
ステップ138では、空調装置16が停止、ブラインドシャッタ装置18が閉、及び電気温水器26が循環するように、各機器の動作が制御されてステップ150へ移行する。このとき、太陽光発電装置34によって発電されていないので、系統電力32を利用して各機器を作動する。
一方、ステップ140では、太陽光発電装置34の発電量が予め定めた値以上の強であるか否か判定される。該判定は、HEMS24が太陽光発電装置34の発電量を監視して強か否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ142へ移行し、否定された場合にはステップ144へ移行する。
ステップ142では、空調装置16が予め定めた強稼働、ブラインドシャッタ装置18が半開、及び電気温水器26が循環するように、各機器の動作が制御されてステップ144へ移行する。
ステップ144では、太陽光発電装置34の発電量が予め定めた値未満の弱であるか否か判定される。該判定は、HEMS24が太陽光発電装置34の発電量を監視して強か否かを判定し、該判定が肯定された場合には上述のステップ146へ移行し、否定された場合には無光で発電がないものとしてステップ148へ移行する。
ステップ146では、空調装置16が予め定めた弱稼働、ブラインドシャッタ装置18が半開、及び電気温水器26が循環するように、各機器の動作が制御されてステップ150へ移行する。
また、ステップ148では、空調装置16が予め定めた弱稼働、ブラインドシャッタ装置18が全開、及び電気温水器26が循環するように、各機器の動作が制御されてステップ150へ移行する。このとき、太陽光発電装置34によって発電されていないので、系統電力32を利用して各機器を作動する。
ステップ150では、各機器(空調装置16、ブラインドシャッタ装置18、及び電気温水器26)が制御されてから所定時間経過したか否か判定される。該判定は、各機器の制御によって室内環境の調整が行われて、調整結果が反映される所定時間経過したか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ152へ移行する。
ステップ152では、空調装置16が停止、ブラインドシャッタ装置18が閉、及び電気温水器26が停止るように、各機器が制御されて一連の処理を終了する。なお、本実施の形態では、所定時間経過後に制御を停止するものとしたが、これに限るものではなく、例えば、空き室と隣室との温度差が所定値範囲になった場合に制御を停止するようにしてもよい。
このようにHEMS24が処理を行うことによって、図3に示すように、各機器(空調装置16、ブラインドシャッタ装置18、及び電気温水器26)を制御して、空き室の室内環境を調整して維持することができる。
本実施の形態では、空き室になってから所定期間(本実施の形態では、1ヶ月)経過後には、電気温水器26が制御されて水が循環されることにより、水道管の錆等が防止されて室内環境が維持される。
また、室内温度や外気温度に応じて、空調装置16やブラインドシャッタ装置18が作動されることにより、室内の温度調整や換気等が行うことができ、カビ等の発生を抑制することができ、室内環境を維持することができる。
さらに、これらの機器の作動は、太陽光発電装置34の発電電力を用いるため、電力料金を抑制することができる。本実施の形態では、無光等によって発電電力がない場合には、系統電力32を利用するので、室内環境維持のために系統電力32を一部利用して電力料金がかかることになるので、太陽光発電装置34によって発電されているときに、室内環境維持のための制御を行うようにしてもよい。これによって電力料金がかかることなく制御を行うことが可能となる。或いは、太陽光発電装置34の発電電力を蓄電する蓄電池等を備えて、発電電力を蓄電して発電されていないときに蓄電電力を利用して室内環境を維持するための制御を行うようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態では、空き室の期間を表示操作パネル28による入力結果に基づいて判断するものとして説明したが、これに限るものではなく、例えば、人感センサを各住戸14に備えて、人感センサによって所定期間の不在を検出した場合に空き室と判断するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、集合住宅の空き室の室内環境を維持する場合を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、例えば、戸建て等の賃貸住宅を適用するようにしてもよい。この場合には、上述の各住戸14の代わりに、図6に示すように、賃宅住宅の各部屋を適用して上記の実施の形態と同様に処理を行うことにより、戸建て等の賃貸住宅の空き室についても室内環境の維持が可能となる。
また、上記の実施の形態では、空き室の室内環境を調整するために、空調装置16、ブラインドシャッタ装置18、及び電気温水器26を利用する例を説明したが、空き室の室内環境を調整するための構成としては、これに限るものではなく、上記の例の他に例えば、換気扇等を適用するようにしてもよい。
10 機器制御システム
14 住戸
16 空調装置
18 ブラインドシャッタ装置
20 室温センサ
22 外気温センサ
24 HEMS
26 電気温水器
34 太陽光発電装置

Claims (9)

  1. 自然エネルギを利用して発電する発電手段と、
    水を循環させる循環部を含み、前記循環部により水を循環させることで賃貸住宅の室内環境を調整する調整手段と、
    賃貸住宅に空き室があるか否かを判断するための情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段の取得結果に基づいて、所定条件を満たす前記空き室があるか否かを判断し、所定条件を満たす前記空き室がある場合に、前記発電手段の発電電力により前記調整手段を作動して前記室内環境を調整するように前記調整手段を制御する制御手段と、
    を備えた機器制御システム。
  2. 前記制御手段は、前記所定条件を満たす前記空き室として空き室期間が所定期間以上の前記空き室が存在する場合に、当該空き室の前記室内環境を調整するように前記調整手段を制御する請求項1に記載の機器制御システム。
  3. 賃貸住宅の複数の部屋の各々の室内温度を検出する温度検出手段を更に備えると共に、前記調整手段が、賃貸住宅内の温度を調整する温度調整部を更に含み、前記制御手段が、前記温度検出手段によって検出された前記空き室の室内温度と、該空き室の隣室の室内温度と、を比較し、比較結果に応じて予め定めた調整状態になるように前記温度調整部を更に制御する請求項1又は請求項2に記載の機器制御システム。
  4. 前記制御手段は、前記空き室の室内温度≧前記隣室の室内温度の場合と、前記隣室の室内温度<前記空き室の室内温度の場合とで、前記調整状態が異なるように前記温度調整部を制御する請求項3に記載の機器制御システム。
  5. 前記制御手段は、前記比較結果及び前記発電手段の発電状態に応じて予め定めた調整状態になるように前記温度調整部を制御する請求項3又は請求項4に記載の機器制御システム。
  6. 前記制御手段は、前記発電手段による発電が予め定めた発電量より少ない場合は、予め定めた弱稼働状態になるように、または停止するように、前記温度調整部を制御する請求項5に記載の機器制御システム。
  7. 前記制御手段は、前記発電手段による発電が予め定めた発電量より多い場合は、予め定めた弱稼働状態になるように、または停止するように、前記温度調整部を制御する請求項5に記載の機器制御システム。
  8. 前記調整手段は、前記循環部が電気温水器の追い炊き機能を利用して水の循環を行うことにより前記室内環境を調整する請求項1〜6の何れか1項に記載の機器制御システム。
  9. 前記調整手段は、賃貸住宅の各部屋を空調する空調手段、前記各部屋の窓に設けられたブラインドシャッタ手段、及び前記循環部としての電気温水器の少なくとも1つを作動することにより、前記室内環境を調整する請求項1〜6の何れか1項に記載の機器制御システム。
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