JP2014152816A - 撓み防止部材およびそれを用いた屋内配管の撓み防止方法 - Google Patents

撓み防止部材およびそれを用いた屋内配管の撓み防止方法 Download PDF

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Abstract

【構成】 撓み防止部材10は、ポリオレフィン系樹脂製の給水立て管などの屋内配管50に取り付けられて、屋内配管50の支持部52,58間で発生する熱伸縮による管の撓みを抑制する。撓み防止部材10は、屋内配管50の外側面に沿う内側面を有する筒状部20を含み、屋内配管50の支持部52,58間において、建物の壁面にアンカボルト等を用いて固定されることなく、屋内配管50の外側面に直接取り付けられる。
【効果】 屋内配管の曲げ剛性を高めることができるので、屋内配管の熱伸縮による撓みを抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は撓み防止部材およびそれを用いた屋内配管の撓み防止方法に関し、特にたとえば、ポリオレフィン製の屋内配管が熱伸縮することにより発生する撓みを防止するために屋内配管に取り付けられる、撓み防止部材およびそれを用いた屋内配管の撓み防止方法に関する。
従来技術の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の技術は、屋内配管を建物の壁面に固定する配管の固定構造に関する。特許文献1の技術では、配管に取り付けられて配管の熱伸縮に応じて配管の長手方向に移動する固定具と、配管が貫通する孔を有し壁面に固定される固定具との間にコイルスプリングを挟み込み、配管の熱収縮に応じてコイルスプリングを伸縮させることによって、配管の保持部に作用する応力を軽減するようにしている。
特開2006−283814号公報 [F16L 3/12]
近年、給水管や給湯管などの屋内配管に対するポリオレフィン管の採用実績が伸びてきている。ポリエチレン管などのポリオレフィン管は、耐久性や耐震性などに優れる反面、金属管などと比較して曲げ剛性が小さいため、配管後に支持部間で熱伸縮による撓みが発生し易い。特に、低温である冬場に施工すると、高温となる夏場に管が伸びて撓みが発生してしまう。この際、管が座屈して撓むと、管に曲げ癖が残ってしまい、冬場になっても撓みが解消せずに管の変形が保持されてしまう。
特許文献1の技術では、配管の保持部に作用する応力を軽減させることはできる。しかしながら、管の撓み防止については何ら考慮されていない。ここで、管の熱伸縮による撓みを防止するためには、管を建物の壁面に支持固定する支持金具(固定部材)の数を増やすことが考えられるが、これでは施工費が嵩んでしまう。また、施工場所によっては、配管スペースに他の管が既に設置されている等の理由により、支持金具の固定場所に制限が生じて適切に支持金具を取り付けられない場合もある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、撓み防止部材およびそれを用いた屋内配管の撓み防止方法を提供することである。
この発明の他の目的は、簡単な方法で屋内配管の熱伸縮による撓みを防止できる、撓み防止部材およびそれを用いた屋内配管の撓み防止方法を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明などは、本発明の理解を助けるために後述する実施の形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、ポリオレフィン製の屋内配管が熱伸縮することにより発生する撓みを防止するために屋内配管に取り付けられる撓み防止部材であって、屋内配管の外側面に沿う内側面を有する筒状部を備え、屋内配管の支持部間において、建物の壁面に固定されることなく屋内配管の外側面に取り付けられる、撓み防止部材である。
第1の発明では、撓み防止部材(10)は、ポリオレフィン系樹脂製の給水立て管などの屋内配管(50)に取り付けられて、屋内配管の支持部(52,58)間で発生する熱伸縮による管の撓みを抑制する。撓み防止部材は、屋内配管の外側面に沿う内側面を有する筒状部(20)を含み、建物の壁面にアンカボルト等を用いて固定されることなく、屋内配管の外側面に直接取り付けられる。撓み防止部材を屋内配管の支持部間に取り付けることにより、その取り付けた部分において縦弾性係数および断面2次モーメントの双方が大きくなり、支持部間における屋内配管の曲げ剛性が高まる。
第1の発明によれば、屋内配管の曲げ剛性を高めることができるので、屋内配管の熱伸縮による撓みを抑制することができる。屋内配管の外側面に撓み防止部材を取り付ける際には、支持金具のようにアンカボルト等で壁面に固定しないので、施工が容易である。つまり、簡単な方法で屋内配管の熱伸縮による撓みを防止できる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、屋内配管に取り付けた際に、筒状部の内側面が屋内配管の外側面に密着される。
第2の発明では、撓み防止部材(10)は、筒状部(20)と一体的に形成されるクランプ部(24)や、別体であるホースクランプ等の締付具などを利用して、筒状部の内側面が屋内配管(50)の外側面にしっかりと密着するように、屋内配管に取り付けられる。筒状部の内側面と屋内配管の外側面とをしっかりと密着させることにより、その密着部分において屋内配管が支持固定されることと同様の作用、つまり屋内配管の支持部間の長さを短くすることに相当する作用を奏する。
第2の発明によれば、より確実に屋内配管の熱伸縮による撓みを抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明に従属し、少なくとも筒状部の一方端部は屋内配管の外側面に密着され、他方端部は屋内配管の外側面に密着されるかまたは屋内配管を支持する支持具に対して固定される。
第3の発明では、少なくとも筒状部(20)の一方端部は、屋内配管(50)の外側面に密着される。一方、筒状部の他方端部は、屋内配管の外側面に密着されるか、または建物の壁面に固定されて屋内配管を支持する支持具(58)に対して固定される。
第4の発明は、第2または第3の発明に従属し、筒状部の内側面と屋内配管の外側面とは弾性部材を圧着することによって密着される。
第4の発明では、たとえば筒状部(20)の内側面にゴム輪などの弾性部材が設けられ、筒状部の内側面と屋内配管(50)の外側面とが弾性部材を圧着することによって密着される。
第4の発明によれば、筒状部の内側面と屋内配管の外側面とがより強固に密着するので、屋内配管の支持部間の長さを短くすることに相当する作用がより確実に機能するようになる。
第5の発明は、第1ないし第4のいずれかの発明に従属し、筒状部は、軸方向に沿って分離可能な分割体によって形成される。
第5の発明では、筒状部(20)は、軸方向に沿って分離可能な分割体(20a,20b)によって形成される。たとえば、筒状部は、半円筒状に形成される第1分割体(20a)および第2分割体(20b)を含み、これらを円筒状に接続することによって形成される。
第5の発明によれば、筒状部が分離可能に形成されるので、屋内配管に対して撓み防止部材を配管後に取り付けることも可能となり、配管の自由度が大きくなる。
第6の発明は、第1ないし第5のいずれかの発明に従属し、筒状部の外側面側に設けられる緩衝部をさらに備える。
第6の発明では、筒状部(20)の外側面側に緩衝部(32)が設けられる。たとえば、緩衝部は、筒状部の外側面に形成される突条(22)の先端部から横方向に延出する断面矩形状に形成される。
第6の発明によれば、万が一、撓み防止部材を取り付けた屋内配管が撓んでしまった場合でも、他の管や建物の壁面などの構造物と緩衝部が接触することで、構造物との接触によるダメージを和らげることができる。
第7の発明は、第1ないし第6のいずれかの発明に従属し、屋内配管を支持する支持具に対して、筒状部を固定的に連結する支持具連結部をさらに備える。
第7の発明では、支持具連結部(44)をさらに備える。支持具連結部は、建物の壁面に固定されて屋内配管を支持する支持具(58)に対して、筒状部(20)を固定的に連結するものであり、たとえば、筒状部の端部に形成される表面円滑な部分が支持具連結部として利用される。
第7の発明によれば、筒状部が支持具に連結固定されるので、より確実に屋内配管の撓みを防止することができる。
第8の発明は、第1ないし第7のいずれかの発明に従属し、屋内配管の近傍に配管されている他の管に対して、筒状部を固定的に連結する配管連結部をさらに備える。
第8の発明では、配管連結部(36)をさらに備える。配管連結部は、撓み防止部材(10)を取り付ける屋内配管(50)の近傍に配管される他の管(66)、たとえば屋内配管より曲げ剛性の高い金属管に対して、筒状部(20)を固定的に連結するものである。配管連結部は、たとえば、筒状部の外側面から外方に突出する連結板(38)と、連結板の先端部に形成される短筒状の保持部(40)とを備える。
第8の発明によれば、他の管と筒状部とが所定間隔を維持するように連結固定されるので、より確実に屋内配管の撓みを防止することができる。
第9の発明は、ポリオレフィン製の屋内配管が熱伸縮することによって発生する撓みを防止するための撓み防止方法であって、屋内配管の外側面に沿う内側面を有する筒状部を備える撓み防止部材を用意し、屋内配管の支持部間において建物の壁面に固定することなく屋内配管の外側面に撓み防止部材を取り付けることによって屋内配管の撓みを防止する、屋内配管の撓み防止方法である。
第9の発明では、ポリオレフィン系樹脂製の給水立て管などの屋内配管(50)に対して撓み防止部材(10)を取り付けることによって、屋内配管の支持部(52,58)間で発生する熱伸縮による管の撓みを抑制する。撓み防止部材としては、屋内配管の外側面に沿う内側面を有する筒状部(20)を含むものを用意し、建物の壁面にアンカボルト等を用いて固定することなく、屋内配管の外側面に直接取り付ける。撓み防止部材を屋内配管の支持部間に取り付けることにより、その取り付けた部分において縦弾性係数および断面2次モーメントの双方が大きくなり、支持部間における屋内配管の曲げ剛性が高まる。
第9の発明によれば、屋内配管の外側面に撓み防止部材を取り付けることによって、屋内配管の曲げ剛性を高めることができるので、屋内配管の熱伸縮による撓みを抑制することができる。屋内配管に撓み防止部材を取り付ける際には、支持金具のようにアンカボルト等で壁面に固定しないので、施工が容易である。つまり、簡単な方法で屋内配管の熱伸縮による撓みを防止できる。
この発明によれば、屋内配管の曲げ剛性を高めることができるので、屋内配管の熱伸縮による撓みを抑制することができる。屋内配管の外側面に撓み防止部材を取り付ける際には、支持金具のようにアンカボルト等で壁面に固定しないので、施工が容易である。つまり、簡単な方法で屋内配管の熱伸縮による撓みを防止できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例である撓み防止部材を給水立て管に取り付けた様子を示す図解図である。 図1の撓み防止部材の外観を示す斜視図である。 (a)は図1の撓み防止部材を示す平面図であり、(b)は正面図である。 図3(a)のIV−IV線で切断した撓み防止部材の断面を示す断面図である。 この発明の撓み防止部材の他の実施例を示す断面図である。 この発明の撓み防止部材のさらに他の実施例を示す断面図であり、(a)は撓み防止部材を分割した状態を示し、(b)は撓み防止部材を一体化した状態を示す。 この発明の撓み防止部材のさらに他の実施例を示す断面図である。 この発明のさらに他の実施例である撓み防止部材を給水立て管に取り付けた様子を示す図解図である。 この発明のさらに他の実施例である撓み防止部材を給水立て管に取り付けた様子を示す図解図である。 この発明の撓み防止部材のさらに他の実施例を示す平面図である。 図10に示す撓み防止部材を給水立て管に取り付けた様子を示す図解図である。 この発明のさらに他の実施例である撓み防止部材を給水立て管に取り付けた際の支持具連結部付近の様子を示す断面図である。
図1を参照して、この発明の一実施例である撓み防止部材10は、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリブテン等のポリオレフィン系樹脂製の屋内配管に取り付けられて、管の支持部間で発生する熱伸縮による管の撓みを抑制する。屋内配管には、給水管、給湯管およびガス管などが含まれ、撓み防止部材10は、これら屋内配管の立て管部分および横管部分のいずれに対しても適用可能である。この実施例では、高層住宅の給水立て管50に対して撓み防止部材10を適用した例を示す。
図1に示すように、高層住宅における給水立て管50は、一般的に、ガス管などの他の管(図示せず)と共に配管スペース内に収容され、各階の床スラブ52を貫通するように配設される。給水立て管50は、床スラブ52を貫通する部分においてモルタル54等で固定されると共に、床スラブ52上面にアンカボルト等で固定される通部支持具56によって支持される。また、給水立て管50の各階における中央高さ位置には、支持金具(中間振れ止め支持具)58が設けられる。この支持金具58は、建物の壁面にアンカボルト等で固定されて給水立て管50を支持するものであり、給水立て管50と壁面との間に所定間隔を保持するように給水立て管50を支持する。また、給水立て管50には、各階においてゲートバルブ60が設けられると共に、分岐継手を介して給水枝管62およびメータ64等が適宜接続される。
一般的な高層住宅において、床スラブ52間の距離は、3000mm程度であり、支持金具58は、給水立て管50の各階の中央高さ位置、つまり床スラブ52から1500mm程度の間隔を開けた位置に設置される。ここで、給水立て管50の熱伸縮による撓みは、上階側の床スラブ52および支持金具58の支持部間で発生し易い。そこで、この実施例では、上階側の床スラブ52と支持金具58との間の中央部分に撓み防止部材10を取り付けることによって、この支持部間における給水立て管50の撓みを抑制している。なお、一般的な高層住宅において、給水立て管50の呼び径は、25−50mm程度であり、給水立て管50の熱伸縮による撓みは、その呼び径が小さいほどが大きくなる。このため、撓み防止部材10は、呼び径が25−30mmの給水立て管50に適用されることによって、より顕著な撓み防止効果を発揮する。
以下、図2−図4を参照して、撓み防止部材10の構成について具体的に説明する。撓み防止部材10は、ポリ塩化ビニルおよびポリエチレン等の合成樹脂、或いは鉄鋼およびステンレス鋼等の金属などの適宜な材料によって形成され、射出成型などを利用して製作される。この実施例では、軽量で剛性が大きくかつ安価であるという理由で、ポリ塩化ビニルを用いて撓み防止部材10を形成している。
撓み防止部材10は、筒状部20を備える。筒状部20は、給水立て管50の外側面に沿う内側面を有する円筒状に形成され、筒状部20の内径は、給水立て管50の外径と同じ或いはほぼ同じ大きさとされる。また、後述するクランプ部24を含む筒状部20の長さは、たとえば500mmであり、その管壁の厚みは、たとえば4mmである。
筒状部20の外側面には、管軸方向に延びる1ないし複数の突条22が形成される。この実施例では、断面矩形状の4つの突条22が周方向に90°間隔で形成される。このような突条22を有することにより、筒状部20の剛性が高まるので、給水立て管50の撓みをより確実に抑制することが可能となる。
また、筒状部20の両端部には、クランプ部24が一体的に形成される。クランプ部24は、筒状部20の一部分を構成するものであり、半割り円筒状の第1片24aおよび第2片24bを含む。第1片24aおよび第2片24bの周方向両端のそれぞれには、互いに対向するように外方に延出する締付部26a,26bが形成される。締付部26a,26bの略中央には、透孔28が形成され、この透孔28には、タッピングねじ30が挿入される。すなわち、この実施例のクランプ部24では、透孔28にタッピングねじ30を挿入して回し、タッピングねじ30を透孔28に螺入させる。そして、これに応じて締付部26a,26bを互いに接近させることによって、筒状部20内に挿通される給水立て管50をクランプし、給水立て管50の外側面全体に筒状部20の内側面全体を密着させる。つまり、筒状部20の内側面によって給水立て管50の外側面を締め付けるようにしてしっかりと密着させる。
このように、この実施例では、タッピングねじ30を螺入するだけでクランプ部24によって給水立て管50をクランプできるので、撓み防止部材10を給水立て管50に取り付け固定する際の作業性がよい。なお、クランプ部24としては、半割構造ではなく、たとえば第1片24aおよび第2片24bの対応する一端どうしを連続させ、対応する他端どうしが互いに対向するような、「C」字状のものを採用してもよい。
このような撓み防止部材10は、給水立て管50の配管施工時において、予め給水立て管50の外側面に取り付けられる。具体的には、先ず、撓み防止部材10の筒状部20内に給水立て管部材を挿通し、クランプ部24によって給水立て管部材をクランプすることにより、撓み防止部材10を固定的に取り付けた給水立て管部材を用意する。そして、撓み防止部材10が上階側の床スラブ52と支持金具58との間の中央部分に位置するように、給水立て管50を構成する各部材を通常通りに配管する。このように、撓み防止部材10は、建築物の壁面に固定されることなく給水立て管50の外側面に取り付けられる。つまり、撓み防止部材10は、支持金具58のようにアンカボルト等で壁面に固定する必要がなく、給水立て管50に直接取り付けることができるので、施工が容易である。
ここで、両端が支持固定された配管が熱によって伸びた際の配管の撓み挙動は、長柱に対して軸方向に圧縮荷重を加えた場合の座屈に関するオイラーの式(1)に近似するものと考えられる。
Figure 2014152816
式(1)において、Pcrは座屈荷重であり、nは柱端の固定条件による定数であり、lは柱の長さであり、EIは曲げ剛性(縦弾性係数×断面2次モーメント)である。すなわち、式(1)は、配管の曲げ剛性EIが大きい程、また、配管の支持部間の長さlが短い程、配管の座屈荷重Pcrが大きくなる、つまり配管が撓み難くなることを表している。そこで、給水立て管50(屋内配管)に撓み防止部材10を取り付けた状態を考えると、撓み防止部材10を取り付けることにより、その取り付けた部分において縦弾性係数および断面2次モーメントの双方が大きくなり、支持部間における給水立て管50の曲げ剛性が高まる。また、給水立て管50の外側面と撓み防止部材10の筒状部20の内側面とをしっかりと密着させることにより、その密着部分において給水立て管50が支持金具で壁面に支持固定されることと同様の作用、つまり給水立て管50の支持部間の長さを短くすることに相当する作用を奏する。したがって、給水立て管50に撓み防止部材10を取り付けることによって、給水立て管50の撓みが抑制される。
なお、発明者等による実験によれば、図1−図4に示す実施例、および後述する図5−図12に示す各実施例のいずれにおいても、良好な撓み抑制効果を発揮することが確認された。この実験では、冬季施工した屋内配管の夏季における撓みを想定した実験を行った。先ず、室温を−5℃に保った屋内において、ポリエチレン管(PE管)を十分に冷やした後、1.5mの支持間隔でPE管を固定した。その後、室温を31℃に上げ、PE管が十分に加熱された後、PE管の撓みの大きさを測定した。
その結果、撓み防止部材10を取り付けないPE管においては、呼び径が25mmのPE管で60mm程度の撓みが発生し、呼び径が30mmのPE管で50mm程度の撓みが発生した。これに対して、呼び径が25mmのPE管に図1−図12に示す各実施例の撓み防止部材10を取り付けたところ、いずれの実施例においても、11mm以下の撓みしか発生しなかった。すなわち、PE管の撓み量が20%以下に抑制された。また、撓み量の測定後に、PE管から撓み防止部材10を取り外しても、PE管は直線状の形状を保持していた。このことから、撓み防止部材10を取り付けることによって、PE管自体は伸びずに、熱によるPE管の伸び量は内部応力として蓄えられるようになると考えられる。なお、撓み防止部材10を取り付けないPE管においては、再び温度を下げても、撓んだ状態(変形状態)を保持したままで元の直線状のPE管には戻らなかった。
この実施例によれば、当該撓み防止部材10を屋内配管(給水立て管50)の外側面に取り付けることによって、屋内配管の曲げ剛性を高めることができ、また、屋内配管の支持部間の長さを短くすることに相当する作用を奏することができるので、屋内配管の熱伸縮による撓みを抑制することができる。この際、撓み防止部材10は、支持金具58のようにアンカボルト等で壁面に固定する必要がなく、屋内配管に直接取り付けることができるので、施工が容易である。すなわち、この実施例によれば、撓み防止部材10を屋内配管の外側面に取り付けるという簡単な方法で屋内配管の撓みを防止できる。
また、屋内配管の撓みを抑制できるので、隣り合う他の配管や壁面との接触を避けることができ、接触による屋内配管の傷つきを防止できる。さらに、屋内配管を配管したときの状態を保てるので、外観上も好ましい。
なお、上述の実施例では、筒状部20の両端部に対してクランプ部24を形成し、クランプ部24で締め付けることによって撓み防止部材10を屋内配管に固定しているが、これに限定されない。たとえば、筒状部20の両端部に形成したクランプ部24に加えて、またはその代わりに、筒状部20の軸方向中央部分に適宜な間隔で1または複数のクランプ部24を形成してもよい。
また、たとえば、筒状部20に対してクランプ部24を一体的に形成する代わりに、別体であるホースクランプ(ホースバンド)等の締付具を用いて撓み防止部材10を屋内配管に固定することもできる。ホースクランプ等を用いて固定する場合には、筒状部20の外側面両端部などに突条22を形成しない部分を形成して、その部分にホースクランプ等を巻き付けるようにしてもよいし、筒状部20の軸方向全長に亘って突条22を形成して、突条22の上からホースクランプ等を巻き付けるようにしてもよい。
また、上述の実施例では、筒状部20の内側面と屋内配管の外側面とを直接密着させているが、筒状部20の内側面と屋内配管の外側面とは、ゴム輪などの弾性部材を介して密着させるようにしてもよい。図示は省略するが、たとえば、筒状部20の両端部内側面に対して周方向に延びるゴム輪溝を形成し、そのゴム輪溝に合成ゴムまたはエラストマ等によって形成される円環状のゴム輪を装着しておく。そして、筒状部20内に屋内配管を挿通し、クランプ部24またはホースクランプ等を用いて筒状部20を締め付けることにより、筒状部20の内側面と屋内配管の外側面とがゴム輪を圧着することによって密着する。このようにゴム輪(弾性部材)を用いることによって、筒状部20の内側面と屋内配管の外側面とがより強固に密着するので、屋内配管の支持部間の長さを短くすることに相当する作用がより確実に機能するようになる。
なお、クランプ部24を備える代わりにホースバンド等の締付具を用いて撓み防止部材10を屋内配管に取り付けてもよいこと、および筒状部20の内側面と屋内配管の外側面とが弾性部材を圧着することによって密着してもよいことは、後述する他の実施例においても同様である。
さらに、上述の実施例では、撓み防止部材10の筒状部20の外側面に突条22を形成するようにしたが、突条22は必ずしも形成される必要はない。つまり、筒状部20の外側面は平滑に形成されていてもよい。
また、図5に示す実施例のように、筒状部20の外側面側に緩衝部32を設けることもできる。たとえば、緩衝部32は、突条22の先端面を幅広とするものであり、突条22の先端部から横方向に延出する断面矩形状に形成される。このような緩衝部32を有することにより、筒状部20(延いては屋内配管)の曲げ剛性がより高まる。それに加えて、万が一、撓み防止部材10を取り付けた屋内配管が撓んでしまった場合でも、幅広の緩衝部32が他の構造物(管や壁面など)と接触することで、他の構造物との接触によるダメージを和らげることができる。なお、緩衝部32の外側面(突条22の先端面)に対して軟質材を貼り付けるようにしてもよい。
さらにまた、上述の実施例では、筒状部20を円筒状に一体成形するようにしたが、これに限定されず、筒状部20は、軸方向に沿って分離可能な分割体によって形成することもできる。たとえば、図6に示す実施例では、筒状部20は、半円筒状に形成される第1分割体20aおよび第2分割体20bを含み、これら分割体20a,20bを接続して一体化することによって円筒状に形成される。第1分割体20aおよび第2分割体20bの周方向中央部の外側面には、管軸方向に延びる突条22が形成される。また、第1分割体20aの周方向両側縁には、軸方向に延びる条溝(雌側の嵌合部)34aが形成され、第2分割体20bの周方向両側縁には、軸方向に延びる突起(雄側の嵌合部)34bが形成される。
図6に示す撓み防止部材10を給水立て管50等の屋内配管に取り付ける際には、屋内配管を分割体20a,20bで挟み込むような状態で、分割体20a,20bを軸方向にスライドさせて嵌合部34a,34bを嵌合させる。これにより、分割体20a,20bが一体化して円筒状の筒状部20が形成されるので、その後、クランプ部24またはホースクランプ等を用いて筒状部20を締め付けることにより、屋内配管の外側面に撓み防止部材10を固定する。
このように、筒状部20を分離可能に形成することによって、屋内配管に対して撓み防止部材10を配管後に取り付けることも可能となり、配管の自由度が大きくなる。ただし、嵌合部34a,34bの形状は特に限定されるものではなく、分割体20a,20b同士の接続には、適宜の嵌合構造を採用し得る。また、分割体20a,20bの周方向側縁に嵌合部34a,34bを形成せずに、単に分割体20a,20bの周方向側縁同士を突き合わせて一体化することもできる。さらに、分割体20a,20b同士は、完全に分離可能に形成するのではなく、たとえば分割体20a,20bの周方向側縁の一方をヒンジ結合しておくことによって、周方向に開くように分離可能にすることもできる。
また、筒状部20を分割可能に形成する場合においても、図7に示す実施例のように、筒状部20の外側面(突条22の先端部)に緩衝部32を形成することもできる。
また、上述の実施例では、屋内配管に外嵌して取り付けるだけであったが、図8に示す実施例のように、配管連結部36を備えることもできる。この実施例の撓み防止部材10は、当該撓み防止部材10を取り付ける給水立て管50等の屋内配管の近傍に、金属管などの曲げ剛性の高い管66が配管されている場合に用いられる。配管連結部36は、他の管66に対して筒状部20を固定的に連結するものであり、筒状部20と一体的に形成される。配管連結部36は、筒状部20の外側面から外方に突出する矩形板状の連結板38を含み、連結板38先端部には、他の管66が挿通される保持部40が形成される。保持部40は、ヒンジ等を用いて周方向に開閉可能とされる短円筒状に形成される。保持部40は、ボルト42等を用いてその先端部が連結板38と接続されることによって閉じられる。
図8に示す撓み防止部材10では、配管連結部36を利用して、他の管66に対して筒状部20が固定的に連結される。つまり、他の管66と筒状部20(延いては屋内配管)とが所定間隔を維持するように連結固定されるので、より確実に屋内配管の撓みを防止することができる。
さらに、上述の実施例では、屋内配管の支持部間の中央部分に撓み防止部材10を取り付けるようにしているが、撓み防止部材10は、屋内配管の支持部間のどの部分に取り付けても構わない。たとえば、図9に示すように、給水立て管50の支持部間の最下位置、つまり支持金具58と接するように撓み防止部材10を給水立て管50に取り付けることもできる。
この場合には、支持金具58によって撓み防止部材10が係止されるので、必ずしも、クランプ部24またはホースクランプ等を用いて筒状部20を締め付け、給水立て管50の外側面と撓み防止部材10の筒状部20の内側面とをしっかりと密着させて固定する必要はない。すなわち、撓み防止部材10を給水立て管50などの屋内配管に取り付ける場合には、クランプ部24などを用いて筒状部20の両端部を屋内配管の外側面に密着させてもよいし、クランプ部24などを用いて筒状部20の一方端部のみを屋内配管の外側面に密着させてもよいし、筒状部20の両端部を屋内配管の外側面に密着させないようにしてもよい。ただし、給水立て管50の支持部間の長さを短くすることに相当する作用を確実に奏するためには、少なくとも筒状部20の上端部(支持金具58から離れた方の端部)は、屋内配管の外側面としっかりと密着されることが好ましい。
また、支持金具58と接するように撓み防止部材10を屋内配管に取り付ける場合には、図10および図11に示す実施例のように、支持具連結部44を備えることもできる。支持具連結部44は、支持金具(支持具)58に対して筒状部20を固定的に連結するものであり、筒状部20と一体的に形成される。この実施例では、図10に示すように、筒状部20の他端部(下端部)にクランプ部24および突条22を形成しない部分を形成して、この表面円滑な部分を支持具連結部44として利用している。
図10に示す撓み防止部材10を給水立て管50等の屋内配管に取り付ける際には、図11に示すように、支持具連結部44を屋内配管の外側面と支持金具58との間に嵌め込む。つまり、支持具連結部44(筒状部20の端部)を支持金具58に対して固定する。一方、筒状部20の一方端部(上端部)は、クランプ部24またはホースクランプ等を用いて固定する。これにより、屋内配管の外側面に撓み防止部材10が固定される。このように、支持具連結部44によって筒状部20を支持金具58に連結固定することにより、筒状部20と支持金具58とが一体となって(協働して)より確実に屋内配管の撓みを防止することができる。
なお、支持具連結部44の形状はこれに限定されず、たとえば、筒状部20の他端部まで突条22を形成して、その突条22有りの他端部を支持具連結部44として利用し、屋内配管の外側面と支持金具58との間に嵌め込むようにしてもよい。この際、筒状部22と支持金具58との間にできる隙間は、断面円弧状のピース部材を挿入する等して適宜埋めるようにするとよい。また、たとえば、支持金具58に対して巻き付けることが可能な連結ベルトのような支持具連結部44を筒状部20や突条22などに設けることもできる。
また、上述の実施例では、給水立て管50などの屋内配管を壁面に固定する支持金具58として、屋内配管と建築物の壁面68との間に所定間隔を保持するように支持するものを用いている(図11参照)。しかしながら、支持金具58の形状は特に限定されず、たとえば、支持金具58としてU字金具を用いることもできる。
たとえば、図12に示すように、撓み防止部材10が支持具連結部44を備える場合であって、支持金具58としてU字金具を用いる場合には、給水立て管50などの屋内配管の外側面と支持金具58との間に支持具連結部44を嵌め込み、筒状部20の外側面が壁面68に接するように、屋内配管と壁面68とを近接させて配管するとよい。言い換えると、撓み防止部材10を取り付けることによって屋内配管の撓みを防止できるので、壁面68との接触を避けるために屋内配管の周囲にクリアランスを予め大きくとる必要はなく、壁面68に近接して屋内配管を配設することができる。なお、屋内配管と壁面68とを近接させて配設する場合には、突条22が壁面68と干渉しないように、突条22を小さめに形成するとよい。
さらに、上述の実施例では、屋内配管の支持部間の一部に撓み防止部材10を取り付けるようにしたが、支持部間の全長に亘るように撓み防止部材10を取り付けることもできる。この際には、長尺の撓み防止部材10を形成して取り付けるようにしてもよいし、複数の撓み防止部材10を取り付けるようにしてもよい。これによって、より確実に屋内配管の撓みを防止できると共に、結露防止機能も適切に発揮できるようになる。なお、屋内配管の支持部間の一部に撓み防止部材10を取り付ける場合には、撓み防止部材10を含む屋内配管の全体をポリエチレンフォームカバー等の結露防止カバーで覆うようにしてもよい。
なお、上で挙げた寸法などの具体的数値はいずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …撓み防止部材
20 …筒状部
22 …突条
24 …クランプ部
32 …緩衝部
36 …配管連結部
44 …支持具連結部
50 …給水立て管(屋内配管)
52 …床スラブ(支持部)
58 …支持金具(支持部,支持具)

Claims (9)

  1. ポリオレフィン製の屋内配管が熱伸縮することにより発生する撓みを防止するために前記屋内配管に取り付けられる撓み防止部材であって、
    前記屋内配管の外側面に沿う内側面を有する筒状部を備え、
    前記屋内配管の支持部間において、建物の壁面に固定されることなく前記屋内配管の外側面に取り付けられる、撓み防止部材。
  2. 前記屋内配管に取り付けた際に、前記筒状部の内側面が前記屋内配管の外側面に密着される、請求項1記載の撓み防止部材。
  3. 少なくとも前記筒状部の一方端部は前記屋内配管の外側面に密着され、他方端部は前記屋内配管の外側面に密着されるかまたは前記屋内配管を支持する支持具に対して固定される、請求項2記載の撓み防止部材。
  4. 前記筒状部の内側面と前記屋内配管の外側面とは弾性部材を圧着することによって密着される、請求項2または3記載の撓み防止部材。
  5. 前記筒状部は、軸方向に沿って分離可能な分割体によって形成される、請求項1ないし4のいずれかに記載の撓み防止部材。
  6. 前記筒状部の外側面側に設けられる緩衝部をさらに備える、請求項1ないし5のいずれかに記載の撓み防止部材。
  7. 前記屋内配管を支持する支持具に対して、前記筒状部を固定的に連結する支持具連結部をさらに備える、請求項1ないし6のいずれかに記載の撓み防止部材。
  8. 前記屋内配管の近傍に配管されている他の管に対して、前記筒状部を固定的に連結する配管連結部をさらに備える、請求項1ないし7のいずれかに記載の撓み防止部材。
  9. ポリオレフィン製の屋内配管が熱伸縮することによって発生する撓みを防止するための撓み防止方法であって、
    前記屋内配管の外側面に沿う内側面を有する筒状部を備える撓み防止部材を用意し、
    前記屋内配管の支持部間において、建物の壁面に固定することなく前記屋内配管の外側面に前記撓み防止部材を取り付けることによって、前記屋内配管の撓みを防止する、屋内配管の撓み防止方法。
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