JP2014152611A - 学習装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御パラメータの検出値の実際のばらつきに応じて、学習における安定性と応答性とのバランスを調整することが可能な学習装置を提供することを主たる目的とする。
【解決手段】燃料噴射弁10に対する噴射指令を算出するために用いる噴射率パラメータを学習する学習装置において、噴射率パラメータを学習値として記憶するメモリ32と、燃料噴射弁10が噴射指令により制御された時に、噴射率パラメータの検出値を取得する取得手段と、メモリ32に記憶されている学習値と取得手段により検出された検出値とにそれぞれ重みを付けて算出した加重平均により、メモリ32に記憶されている学習値を更新する学習手段と、を備え、学習手段は、所定期間において取得手段により取得された検出値の分散を算出し、算出した分散が大きいほど、学習値の重みを大きく設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、制御対象に対する制御指令を算出するために用いる制御パラメータを学習する学習装置に関する。
特許文献1に記載の学習装置では、制御パラメータ及び基準変数を要素とした学習ベクトルを、制御パラメータの計測値及び基準変数の計測値を要素とした計測ベクトルに基づいて更新している。具体的には、計測ベクトルと学習ベクトルとの差分に、所定割合を乗じて補正ベクトルを算出し、学習ベクトルに算出した補正ベクトルを加算して学習ベクトルを更新している。
上記学習装置では、学習回数が多いほど、又は制御対象の制御開始からの経過時間が長いほど、所定割合を小さくしている。すなわち、学習回数が少ない又は経過時間が短い場合は、学習ベクトルの真値からのずれが大きいと想定して、所定割合を大きく設定して速度を優先している。一方、学習回数が多い又は経過時間が長い場合は、学習ベクトルの真値からのずれが小さいと想定して、所定割合を小さく設定して精度を優先している。
特開2011−001916号公報
特許文献1では、学習回数や経過時間は学習速度に反映されるが、計測ごとの計測ベクトルの実際のばらつきは学習速度に反映されない。それゆえ、計測ベクトルの実際のばらつきが想定よりも大きい場合には、安定した学習を行うことができないおそれがある。また、計測ベクトルの実際のばらつきが想定よりも小さい場合には、学習の速度を上げることが可能であるにもかかわらず、学習の応答性を向上させることができない。
本発明は、上記実情に鑑み、制御パラメータの検出値の実際のばらつきに応じて、学習における安定性と応答性とのバランスを調整することが可能な学習装置を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、制御対象に対する制御指令を算出するために用いる制御パラメータを学習する学習装置において、前記制御パラメータを学習値として記憶する記憶手段と、前記制御対象が前記制御指令により制御された時に、前記制御パラメータの検出値を取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶されている前記学習値と前記取得手段により検出された前記検出値とにそれぞれ重みを付けて算出した加重平均により、前記記憶手段に記憶されている前記学習値を更新する学習手段と、を備え、前記学習手段は、所定期間において前記取得手段により取得された前記検出値のばらつき度を算出し、算出した前記ばらつき度が大きいほど、前記学習値の重みを大きく設定する。
請求項1に記載の発明によれば、制御対象に対する制御指令を算出するために用いる制御パラメータが、学習値として記憶される。さらに、制御対象が制御指令により制御されたときに、制御パラメータの検出値が取得される。取得された制御パラメータの検出値及び記憶されている制御パラメータの学習値には、それぞれ重みが付けられて加重平均が算出される。そして、記憶されている学習値は、算出された加重平均に更新される。すなわち、制御パラメータは、学習値の重みが大きいほど遅い速度で学習される。この学習値の重みは、所定期間における制御パラメータの検出値のばらつき度が大きいほど、大きく設定される。
よって、制御パラメータの検出値の実際のばらつきが大きい場合には、学習速度を遅くして安定性の高い学習を行うことができる。一方、制御パラメータの検出値の実際のばらつきが小さい場合は、学習速度を速くして応答性の高い学習を行うことができる。したがって、検出値の実際のばらつきに応じて、学習における安定性と応答性とのバランスを調整することができる。
燃料噴射システムの概略を示す図。 指令信号の設定、噴射率パラメータの検出及び学習の概要を示すブロック図。 噴射指令信号に対応する噴射率及び燃圧の変化を示す図。 噴射率パラメータの学習の手順を示すブロック線図。 検出噴射量、検出噴射量の分散、学習値の重み係数を示すタイムチャート。 噴射率パラメータの学習の手順を示すフローチャート。
以下、学習装置を、燃料噴射弁(制御対象)に対する噴射指令(制御指令)を算出するために用いる噴射率パラメータの学習に適用した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1に、本学習装置を備えた燃料噴射システムの構成を示す。本燃料噴射システムは、車両のディーゼルエンジン(多気筒内燃機関)に搭載されることを想定している(図1は4気筒を例示)。本燃料噴射システムは、高圧燃料を畜圧保持するコモンレール42(畜圧容器)と、エンジンの各気筒#1〜#4に設けられた燃料噴射弁10と、コモンレール42から各燃料噴射弁10の噴射口までの各燃料通路内の燃料圧力をそれぞれ逐次検出する燃圧センサ20と、を備える。
燃料タンク40は、エンジンの各気筒#1〜#4に供給される燃料(軽油)を溜めておくためのタンクである。燃料タンク40内の燃料は、エンジンのクランク軸に連動して駆動される燃料ポンプ41により、コモンレール42に圧送されて蓄圧保持される。コモンレール42内の圧力が、各気筒の燃料噴射弁10へ供給される燃料の供給圧Pcとなる。コモンレール42内に蓄圧された燃料は、配管43(燃料通路)を通して各気筒の燃料噴射弁10へ分配されて供給される。各気筒の燃料噴射弁10は、予め設定された順番で順次燃料を噴射する。
燃料噴射弁10は、ボデー11と、ニードル弁12と、電磁コイルやピエゾ素子等のアクチュエータ13とを備えて構成される。ボデー11は、内部に、高圧通路11a(燃料通路)と、低圧通路11dと、高圧通路11aと繋がる噴孔11b(噴射口)とが形成されている。コモンレール42から供給された燃料は、高圧通路11aを通って噴孔11bから噴射される。ニードル弁12は、ボデー内部に収容されて噴孔11bを開閉する。
さらに、ボデー11は、内部に、ニードル弁12に背圧を付与する背圧室11cが形成されている。高圧通路11a及び低圧通路11dは、背圧室11cと接続されている。そして、高圧通路11a及び低圧通路11dと背圧室11cとの連通状態は、制御弁14により切り替えられる。
具体的には、アクチュエータ13へ通電されると、制御弁14は噴孔11b側へ押し下げられる。それにより、背圧室11cは低圧通路11dと連通した状態となるので、背圧室11c内の燃料圧力は低下し、ニードル弁12を噴孔11b側に押し付ける背圧が低下する。その結果、ニードル弁12のシート面12aが、噴孔11bと繋がるように形成されたボデー11のシート面11eから離座するので、噴孔11bから燃料が噴射される。
一方、アクチュエータ13への通電をオフにすると、制御弁14はアクチュエータ13側に押し上げられる。それにより、背圧室11cは高圧通路11aと連通した状態となるので、背圧室11c内の燃料圧力は上昇し、ニードル弁12を噴孔11b側に押し付ける背圧が上昇する。その結果、ニードル弁12のシート面12aが、ボデー11のシート面11eに着座するので、噴孔11bからの燃料噴射が停止される。
よって、噴射指令信号により、アクチュエータ13の駆動期間を制御すると、噴孔11bから噴射される燃料の噴射量が制御される。
燃圧センサ20は、各燃料噴射弁10に搭載されており、ステム21(起歪体)、圧力センサ素子22、通信回路22aを備えている。ステム21は、ボデー11に取り付けられており、ダイヤフラム部21aを有している。ダイヤフラム部21aは、高圧通路11aを流通する高圧燃料の圧力を受けて弾性変形する。圧力センサ素子22は、ダイヤフラム部21aに取り付けられており、ダイヤフラム部21aの弾性変形量に応じた圧力信号を通信回路22aからECU30へ送信する。
ECU30(学習装置)は、CPU、ROM及びRAM等のメモリ32(記憶手段)、I/O、及びこれらを接続するバスライン等からなるマイクロコンピュータとして構成される。メモリ32は、気筒ごとに、後述する複数のパラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmax,Qからなる噴射率パラメータ(制御パラメータ)を学習値として記憶する。
ECU30は、アクセルペダルの操作量、エンジン負荷、エンジン回転速度等に基づき、要求供給圧及び要求噴射量からなる目標噴射状態を算出する。例えば、エンジン負荷及びエンジン回転速度に対応する最適噴射状態を噴射状態マップにして記憶させておく。ECU30は、現状のエンジン負荷及びエンジン回転速度に基づき、噴射状態マップを参照して目標噴射状態を算出する。また、ECU30は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することで、後述する取得手段、学習手段、設定手段としての機能を実現する。
次に、図2を参照して、ECU30が実現する取得手段、学習手段、設定手段について説明する。取得手段は、燃圧センサ20の出力に基づき、噴射特性を定量化した噴射率パラメータの検出値を取得する。学習手段は、メモリ32に記憶されている学習値と取得手段により取得された検出値とにそれぞれ重みを付けて算出した加重平均により、メモリ32に記憶されている学習値を更新する。噴射率パラメータは、その時の供給圧Pcに応じて異なる値となるため、供給圧Pc又は後述する基準圧力Pbaseと関連付けて学習させることが望ましい。噴射率パラメータの取得方法、及び噴射率パラメータの学習方法は後で詳しく述べる。設定手段は、算出した目標噴射状態に対応する指令信号Tq,t1(図3(a)参照)を、噴射特性を定量化した噴射率パラメータの学習値に基づき設定する。設定手段により設定された指令信号Tq,t1が燃料噴射弁10へ出力されることにより、燃料噴射弁10の作動が制御される。
要するに、燃圧センサ20の出力に基づき噴射率パラメータの検出値を取得し、その検出値を用いて学習値を更新し、更新された学習値を用いて次回の噴射指令信号を設定する。これにより、要求する噴射状態と実際の噴射状態との偏差がゼロに近づくようにフィードバック制御する。
次に、図3を参照して、取得手段により噴射率パラメータを取得する方法について説明する。まず、燃圧センサ20による出力に基づいて、噴射に起因する圧力変動を表す噴射時波形W(図3(c)参照)を検出する。そして、検出した噴射時波形Wに基づき、燃料の噴射率の時間に対する変動を表した噴射率波形(図3(b)参照)を演算して、噴射特性を検出する。
具体的には、噴射時波形Wのうち、噴射開始に伴い燃圧が降下を開始するまでの部分の平均燃圧を、基準圧力Pbaseとして算出する。さらに、噴射時波形Wのうち、噴射開始に伴い燃圧降下を開始する変曲点P1から降下が終了する変曲点P2までの降下波形を、最小二乗法等により直線に近似した降下近似直線Lαを算出する。そして、降下近似直線Lαのうち基準値Bαとなる時期(LαとBαの交点時期LBα)を算出する。この交点時期LBαと噴射開始時期R1とは相関が高いことに着目し、交点時期LBαに基づき噴射開始時期R1を算出する。例えば、交点時期LBαよりも所定の遅れ時間Cαだけ前の時期を噴射開始時期R1として算出すればよい。
また、噴射時波形Wのうち、噴射終了に伴い燃圧上昇を開始する変曲点P3から降下が終了する変曲点P5までの上昇波形を、最小二乗法等により直線に近似した上昇近似直線Lβを算出する。そして、上昇近似直線Lβのうち基準値Bβとなる時期(LβとBβの交点時期LBβ)を算出する。この交点時期LBβと噴射終了時期R4とは相関が高いことに着目し、交点時期LBβに基づき噴射終了時期R4を算出する。例えば、交点時期LBβよりも所定の遅れ時間Cβだけ前の時期を噴射終了時期R4として算出すればよい。
次に、降下近似直線Lαの傾きと噴射率増加の傾きとは相関が高いことに着目し、図3(b)に示す噴射率波形のうち噴射増加を示す直線Rαの傾きを、降下近似直線Lαの傾きに基づき算出する。例えば、Lαの傾きに所定の係数を掛けてRαの傾きを算出すればよい。同様にして、上昇近似直線Lβの傾きと噴射率減少の傾きとは相関が高いので、噴射率波形のうち噴射減少を示す直線Rβの傾きを、上昇近似直線Lβの傾きに基づき算出する。
次に、噴射率波形の直線Rα,Rβに基づき、噴射終了を指令したことに伴いニードル弁12がリフトダウンを開始する時期(閉弁作動開始時期R23)を算出する。具体的には、両直線Rα,Rβの交点を算出し、その交点時期を閉弁作動開始時期R23として算出する。また、噴射開始時期R1の駆動開始時期t1に対する遅れ時間、すなわち噴射指令により燃料噴射弁10に噴射が指令された時期に対する噴射開始の遅れ時間(リフト上昇遅れ時間td)を算出する。また、閉弁作動開始時期R23の噴射終了指令時期t2に対する遅れ時間(リフト降下遅れ時間te)を算出する。
また、降下近似直線Lα及び上昇近似直線Lβの交点に対応した圧力を交点圧力Pαβとして算出し、基準圧力Pbaseと交点圧力Pαβとの圧力差ΔPγを算出する。この圧力差ΔPγと最大噴射率Rmaxとは相関が高いことに着目し、圧力差ΔPγに基づき最大噴射率Rmaxを算出する。具体的には、圧力差ΔPγに相関係数Cγを掛けることで最大噴射率Rmaxを算出する。但し、圧力差ΔPγが所定値ΔPγth未満である小噴射の場合には、上述の如くRmax=ΔPγ×Cγとする一方で、ΔPγ≧ΔPγthである大噴射の場合には、予め設定しておいた値(設定値Rγ)を最大噴射率Rmaxとして算出する。
なお、上記「小噴射」とは、噴射率がRγに達する前にニードル弁12がリフトダウンを開始する態様の噴射を想定しており、シート面11e,12aで燃料が絞られて、噴射量が制限されている時の噴射率が最大噴射率Rmaxとなる。一方、上記「大噴射」とは、噴射率がRγに達した後にニードル弁12がリフトダウンを開始する態様の噴射を想定しており、噴孔11bで燃料が絞られて、噴射量が制限されている時の噴射率が最大噴射率Rmaxとなる。要するに、駆動期間Tqが十分に長く、最大噴射率に達した以降も開弁状態を継続させる場合においては、図3(b)に示すように噴射率波形は台形となる。一方、最大噴射率に達する前に閉弁作動を開始させるような小噴射の場合には、噴射率波形は三角形となる。
よって、噴射時波形Wから噴射率パラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmaxを算出することができる。そして、これらの噴射率パラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmaxの学習値に基づき、噴射指令信号(図3(a)参照)に対応した噴射率波形(図3(b)参照)を算出することができる。さらに、算出した噴射率波形の面積(図3(b)中の網点ハッチ参照)から、噴射指令により燃料噴射弁10が噴射する燃料の噴射量を表す噴射量Qを算出することができる。以上により、燃圧センサ20の出力に基づき、噴射率パラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmax,Qの検出値を取得できる。
次に、図4を参照して、学習手段により噴射率パラメータを学習する方法について説明する。噴射率パラメータの学習は、気筒ごとに行う。まず、基本係数Kのマップから、算出した要求供給圧及び要求噴射量に応じた係数Kを取得する。基本係数Kは、初期状態において学習の安定性と応答性とを考慮して、学習モデルを適合することにより決定されている。基本係数Kのマップは、供給圧及び噴射量に応じて異なる値のKが設定されている。
次に、所定期間において、取得手段により取得した噴射率パラメータQの検出値の分散σを算出する。そして、補正係数Wtマップから、噴射率パラメータQの検出値の分散σに応じた補正係数Wtを取得する。補正係数Wtマップは、噴射率パラメータQの検出値の分散σが大きいほど大きな値のWtが設定されている。そして、取得した基本係数Kに取得した補正係数Wtをかけて、学習値の重み係数Kw=K×Wtを算出する。算出した学習値の重み係数Kwは、0以上1以下の数値であり、噴射率パラメータQの検出値の分散σが大きいほど大きくなる。一方、検出値の重み係数は、1から学習値の重み係数Kwを差し引いた値1−Kwとする。学習値の重み係数Kwは、全ての噴射率パラメータの学習値の重み係数とし、検出値の重み係数1−Kwは、全ての噴射率パラメータの検出値の重み係数とする。
次に、全ての噴射率パラメータに対して、今回の検出値に検出値の重み係数1−Kwを乗じた値と、前回の学習値に学習値の重み係数Kwを乗じた値とを加算して、今回の学習値を算出する。そして、メモリ32に記憶されている学習値を今回算出した学習値に更新する。すなわち、噴射率パラメータの検出値と噴射率パラメータの学習値とにそれぞれ重みを付けて算出した加重平均により、メモリ32に記憶されている学習値を更新する。したがって、噴射率パラメータQの検出値のばらつきが大きいほど、学習値の割合が大きくなるため、学習速度は遅くなる。また、全ての噴射率パラメータは、噴射率パラメータQの検出値のばらつきに応じた同じ学習速度で学習される。
図5(a),(b),(c)のそれぞれに、噴射率パラメータQの検出値、噴射率パラメータQの検出値の分散σ、噴射率パラメータQの検出値の分散σに基づいて設定した学習速度の重み係数Kwの時間変動を示す。なお、ここでは基本係数Kを0.95とし、重み係数Kwが基本係数Kよりも小さくならないようにしている。すなわち、基本係数Kを学習値の重み係数とした場合よりも学習速度を遅くして、学習における安定性が高くなるようにしている。
図5に示すように、1〜3secの間では、噴射率パラメータQの検出値の分散σが大きくなるのに応じて、重み係数Kwも大きくなっている。一方、5〜7.5secの間では、噴射率パラメータQの検出値の分散σが小さくなるのに応じて、重み係数Kwも小さくなっている。よって、噴射率パラメータQの検出値のばらつきが大きくなれば学習速度は遅くなり、噴射率パラメータQの検出値のばらつきが小さくなれば学習速度は速くなる。
次に、図6のフローチャートを参照して、所定期間を1トリップ期間及び1トリップ期間よりも短く設定された短期期間にそれぞれ設定した場合において、ECU30が噴射率パラメータを学習する処理手順を説明する。本処理は、気筒ごとに、車両の1トリップ走行中において繰り返し実行する。
まず、S11では、運転情報を取得する。具体的には、アクセルペダルの操作量、エンジン負荷、エンジン回転速度等を取得し、要求供給圧及び要求噴射量を算出する。また、イグニッションの位置を取得する。
次に、S12では、S11で取得したイグニッションの位置がONか否か判定する。イグニッションの位置がONである場合は(YES)、続いてS13〜S17の処理を行う。一方、イグニッションの位置がONではない場合は(NO)、S18において、イグニッションの位置がONからOFFになったのか否か、すなわち車両が1トリップの走行を終了したか否か判定する。イグニッションの位置がONからOFFになった場合には(YES)、続いてS19及びS20の処理を行う。イグニッションの位置がONからOFFになっていな場合(NO)、すなわち、イグニッションの位置がOFFで維持されている場合やアクセサリの場合には、本処理を終了する。
S12においてイグニッションの位置がONと判定された場合には、S13で、S11において算出された要求供給圧及び要求噴射量に基づいて、基本係数Kを算出する。
次に、S14では、前回の走行時における噴射率パラメータQの検出値の長期的なばらつき度を、S13で算出した基本係数Kに反映させて、重み係数Kwaを算出する。詳しくは、噴射率パラメータQの検出値の長期的なばらつき度に応じた補正係数Wtaを算出し、基本係数Kと補正係数Wtaとから重み係Kwaを算出する。補正係数Wtaは、噴射率パラメータQの検出値の長期的なばらつき度が大きいほど、大きな値に算出される。なお、噴射率パラメータQの検出値の長期的なばらつき度は、後述するS19及びS20において算出される。
次に、S15では、今回の走行中に、短期期間において取得された噴射率パラメータQの検出値の分散σ(短期的なばらつき度)を算出する。そして、噴射率パラメータQの検出値の短期的なばらつき度を、S14で算出した重み係数Kwaに反映させて、重み係数Kwを算出する。詳しくは、噴射率パラメータQの検出値の短期的なばらつき度に応じた補正係数Wtbを算出し、重み係数Kwaと補正係数Wtbとから重み係数Kwを算出する。補正係数Wtbは、噴射率パラメータQの検出値の短期的なばらつき度が大きいほど、大きな値に算出される。さらに、重み係数Kwが基本係数Kよりも小さくならないように、基本係数を下限値としてガード処理を行う。
次に、S16では、全ての噴射率パラメータに対して、S15で算出した重み係数Kwを学習値に乗じた値と、重み係数1−Kwを検出値に乗じた値と、を加算して新しい学習値を算出する。
次に、S17では、メモリ32に記憶されている学習値を、S16で算出した学習値に更新する。走行中において、S13〜S17の処理が繰り返し実行されることにより、前回走行時の噴射率パラメータQの検出値の長期的なばらつき、及び今回の走行中における噴射率パラメータQの検出値の短期的なばらつきが、全ての噴射率パラメータの学習速度に反映される。すなわち、1トリップ期間と短期期間のそれぞれの期間が経過するごとに、長期的なばらつきと短期的なばらつきのそれぞれが、全ての噴射率パラメータの学習速度に反映される。
一方、S12においてイグニッションの位置がONではないと判定され、且つ、S18において、イグニッションの位置がONからOFFになったと判定された場合、すなわち、1トリップの走行が終了したと判定された場合は、S19の処理を行う。
S19では、1トリップ期間において取得された噴射率パラメータQの検出値の分散σ(長期的なばらつき度)を算出する。次に、S20では、S19で算出した噴射率パラメータQの検出値の長期的なばらつき度を記憶する。S20において記憶された長期的なばらつき度は、次回の走行時に、S14の処理により噴射率パラメータの学習速度に反映される。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
・取得された噴射率パラメータの検出値及び記憶されている噴射率パラメータの学習値には、それぞれ重みが付けられて加重平均が算出され、記憶されている学習値は、算出された加重平均に更新される。この学習値の重みは、所定期間における噴射率パラメータQの検出値の分散が大きいほど、大きく設定される。よって、噴射率パラメータQの検出値の実際のばらつきが大きい場合には、学習速度を遅くして安定性の高い学習を行うことができる。一方、噴射率パラメータQの検出値の実際のばらつきが小さい場合は、学習速度を速くして応答性の高い学習を行うことができる。したって、検出値の実際のばらつきに応じて、学習における安定性と応答性とのバランスを調整することができる。
・所定期間に1つの噴射率パラメータQに対して取得された検出値の分散に基づいて、全ての噴射率パラメータが同じ学習速度で学習される。よって、噴射率パラメータ同士の整合性を維持したまま、学習における安定性と応答性とのバランスを調整することができる。
・噴射量Qは、他の噴射率パラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmaxの組合せから算出される総合的なパラメータである。よって、噴射量Qのばらつきに基づいて重みを設定することにより、総合的な検出値のばらつきを全ての噴射率パラメータの学習速度に反映させることができる。
・要求供給圧及び要求噴射量が一定状態の走行時では、全ての気筒に対して基本係数Kは一定値となるが、気筒ごとに基本係数Kを補正して重みを設定できる。よって、気筒ごとの状況に合わせた重みに基づいて、噴射率パラメータを学習できる。したがって、特定の気筒に対して検出値のばらつきが大きくなった場合でも、特定の気筒に対しては学習の安定性を高くし、他の気筒に対しては学習の応答性を高くすることができる。
・所定期間を1トリップ期間及び1トリップよりも短い期間にそれぞれ設定することにより、走行中には、短期的な検出値のばらつきが学習速度に反映され、1トリップ終了時には、長期的な検出値のばらつきが学習速度に反映される。したがって、今回の走行中の学習速度に、前回の走行時の長期的な検出値のばらつきと、今回の走行中における短期的な検出値のばらつきの両方を反映させることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。
・要求供給圧及び要求噴射量ごとに、噴射率パラメータQの分散値σが大きいほど重み係数Kwの値が大きく設定されているマップを用いて、学習値の重み係数Kwを取得してもよい。
・検出値のばらつき度は、分散に代えて、所定期間における検出値の平均値と検出値との差の絶対値の和を、所定期間で割った値を用いてもよい。
・所定期間として1トリップ期間だけを設定してもよい。すなわち、図6のフローチャートにおいて、S15の処理を行わず、Kwaを学習値の重み係数、1−Kwaを検出値の重み係数としてもよい。このようにすれば、長期的な検出値のばらつきだけを学習速度に反映させることができる。
・所定期間として1トリップ期間よりも短い期間だけを設定してもよい。すなわち、図6のフローチャートにおいて、S14、S18〜S20の処理を行わず、基本係数Kと補正係数Wtbとから重み係数Kwを算出してもよい。このようにすれば、短期的な検出値のばらつきだけを学習速度に反映させることができる。
・噴射率パラメータQ以外の噴射率パラメータの分散に基づいて、重み係数Kwを設定してもよい。特に、噴射率パラメータの中で検出信頼度が最も高い、噴射開始遅れ時間tdの分散に基づいて重み係数Kwを設置すると、検出値のばらつきを確実に全てのパラメータの学習速度に反映させることができる。
・1つの噴射率パラメータの検出値の分散に基づいて重み係数Kwを設定する場合よりも計算負荷は大きくなるが、2つ以上の噴射率パラメータの検出値の分散に基づいて重み係Kwを設定してもよい。
・重み係数Kwを基本係数Kよりも小さくしてもよい。すなわち、基本係数Kを学習値の重み係数とした場合よりも学習速度を速くして、学習における応答性が高くなるようにしてもよい。
・全ての噴射率パラメータを同じ学習速度で学習することが望ましいが、全ての噴射率パラメータを同じ学習速度で学習しなくてもよい。
・気筒ごとに噴射率パラメータの学習を行うことが望ましいが、気筒ごとに行わなくてもよい。
・学習手段は、メモリ32に記憶されている学習値と取得手段により検出された噴射率パラメータの検出値との差分に、学習値の重みKwを乗じて補正値を算出し、算出した補正値を噴射率パラメータの検出値に加算して学習値を更新してもよい。この場合、学習値の算出手順が上記実施形態と異なるのみで、上記実施形態と実質的に同一の作用効果を奏することができる。
・制御対象を内燃機関に搭載された燃料噴射弁とし、燃料噴射弁に対する空燃比制御指令を算出するために用いる制御パラメータを、エンジン回転速度及びエンジン負荷に基づき算出した目標噴射量を補正する補正量とし、この補正量の学習に学習装置を適用してもよい。この場合、燃料噴射弁が空燃比制御指令により制御されたときに、排気中の酸素濃度を検出するA/Fセンサの出力に基づき、補正量の検出値を取得する。
・燃料噴射システムは、ディーゼルエンジンに限らずガソリンエンジンやガスエンジンに搭載してもよい。また、燃料噴射システムは、4気筒以外のエンジンに搭載してもよい。また、燃料噴射システムは、車両のエンジンに限らず、船舶等のエンジンに搭載してもよい。
10…燃料噴射弁、20…燃圧センサ、30…ECU、32…メモリ、42…コモンレール、td,te,Rα,Rβ,Rmax,Q…噴射率パラメータ。

Claims (11)

  1. 制御対象(10)に対する制御指令を算出するために用いる制御パラメータを学習する学習装置(30)において、
    前記制御パラメータを学習値として記憶する記憶手段(32)と、
    前記制御対象が前記制御指令により制御された時に、前記制御パラメータの検出値を取得する取得手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記学習値と前記取得手段により取得された前記検出値とにそれぞれ重みを付けて算出した加重平均により、前記記憶手段に記憶されている前記学習値を更新する学習手段と、を備え、
    前記学習手段は、所定期間において前記取得手段により取得された前記検出値のばらつき度を算出し、算出した前記ばらつき度が大きいほど、前記学習値の重みを大きく設定することを特徴とする学習装置。
  2. 前記制御対象は、多気筒内燃機関の気筒ごとに設けられ、畜圧容器(42)に畜圧保持された燃料を噴射する燃料噴射弁(10)であり、
    前記制御パラメータは、前記燃料噴射弁の噴射特性を定量化した複数のパラメータであり、
    前記取得手段は、前記畜圧容器から各燃料噴射弁の噴射口(11b)までの各燃料通路(43,11a)内の燃料圧力をそれぞれ検出する燃圧センサ(20)の出力に基づき、前記複数のパラメータの検出値を取得する請求項1に記載の学習装置。
  3. 前記学習手段は、前記複数のパラメータのうちの1つのパラメータに対して前記取得手段により取得された検出値の前記ばらつき度に基づいて、前記複数のパラメータの全てに対して同じ前記重みを設定する請求項2に記載の学習装置。
  4. 前記1つのパラメータは、前記制御指令により前記燃料噴射弁が噴射する燃料の噴射量である請求項3に記載の学習装置。
  5. 前記1つのパラメータは、前記制御指令により前記燃料噴射弁に噴射が指令された時期に対する噴射開始の遅れ時間である請求項3に記載の学習装置。
  6. 前記学習値は、前記記憶手段に前記気筒ごとに記憶されており、
    前記学習手段は、前記気筒ごとに、前記重みを設定して前記学習値を更新する請求項2〜5のいずれかに記載の学習装置。
  7. 前記機関は車両に搭載されており、
    前記学習手段は、前記所定期間を、1トリップ期間とする請求項2〜6のいずれかに記載の学習装置。
  8. 前記機関は車両に搭載されており、
    前記学習手段は、前記所定期間を、1トリップ期間よりも短い期間とする請求項2〜6のいずれかに記載の学習装置。
  9. 前記機関は車両に搭載されており、
    前記学習手段は、前記所定期間を、1トリップ期間及び1トリップ期間よりも短い期間にそれぞれ設定し、それぞれの期間が経過するごとに前記重みを設定する請求項2〜6のいずれかに記載の学習装置。
  10. 前記ばらつき度は、分散である請求項1〜9のいずれかに記載の学習装置。
  11. 前記学習手段は、前記記憶手段に記憶されている前記学習値と前記取得手段により検出された前記検出値との差分に、前記学習値の重みを乗じて補正値を算出し、算出した補正値を前記検出値に加算して前記学習値を更新する請求項1〜10のいずれかに記載の学習装置。
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