JP2014151388A - 電動機械器具及びバッテリパック - Google Patents

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Abstract

【課題】電動機械器具において、バッテリ電力の消費を抑えつつ、モータ内の永久磁石の減磁をモータの動作期間全体に渡って効果的に抑制することが可能な技術を提供する。
【解決手段】電動機械器具1は、バッテリ3と、バッテリ3からの電力により動作するモータ2と、上限電流値が記憶される上限電流値記憶部8と、モータ2に流れている電流を検出する電流検出部7と、上限電流値記憶部8に記憶されている上限電流値に応じた電流閾値を生成する閾値設定部10と、電流検出部7による検出電流が電流閾値以上になったか否か判断して電流閾値以上になった場合に遮断信号を出力する電流超過判断部11と、電流超過判断部11から遮断信号が出力された場合に通電経路を遮断する通電遮断部(例えばFET)5とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機械器具およびバッテリパックに関する。
永久磁石を用いたモータでは、モータに流れる電流(詳しくは電機子に流れる電流)が過大になると、そのレベルによっては、電機子から発生する磁界の影響を受けて永久磁石の減磁が発生する。モータにおける永久磁石の減磁はモータの特性の変化を引き起こすため、減磁が発生しないよう何らかの対策を講じる必要がある。
特許文献1には、モータ起動時の突入電流による減磁を防ぐために、モータへの通電経路に抵抗を挿入したり、起動時の通電電流が徐々に上昇するようトライアックで制御したりする技術が記載されている。
特開平9−285977号公報
しかし、通電経路に抵抗を挿入すると、モータ動作中は常時、抵抗による電力の損失が発生するため、その分、バッテリの残容量が早く低下してしまう。また、トライアックにより起動時の電流を制御する方法は、起動時の突入電流は防止できるものの、起動後の通常動作中に発生する過大な電流には対応できない。このように、特許文献1に記載の減磁防止技術は、バッテリ電力の犠牲を伴ったり減磁抑制効果が限定的であったりするなどの問題がある。
そこで、本発明は、電動機械器具において、バッテリの電力の無駄な消費を抑えつつ、モータ内の永久磁石の減磁をモータの動作期間全体に渡って効果的に抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた、本発明の第1局面における電動機械器具は、バッテリと、モータと、瞬間最大電流上限値記憶部と、電流検出部と、電流閾値指示部と、電流超過判断部と、通電遮断部とを備えている。
モータは、界磁として永久磁石を有し、バッテリからの電力により動作する。瞬間最大電流上限値記憶部は、所定の瞬間最大電流上限値が記憶される。電流検出部は、モータに流れている電流を検出する。電流閾値指示部は、瞬間最大電流上限値記憶部に記憶されている瞬間最大電流上限値に基づいて電流閾値を生成し出力する。電流超過判断部は、電流検出部による検出電流が電流閾値以上になったか否か判断して電流閾値以上になった場合にバッテリからモータへの通電経路を遮断させるための遮断信号を出力する。通電遮断部は、電流超過判断部から遮断信号が出力された場合に通電経路を遮断する。
電流検出部は、モータに流れている電流を連続的に検出可能であり、例えば瞬間的に大きな変化が生じてもその変化した瞬間的な電流値を検出することができる。電流閾値指示部は、瞬間最大電流上限値に基づき、モータに流れる電流が瞬間最大電流上限値に到達するよりも前に通電経路が遮断されるように、電流閾値を設定する。
このように構成された電動機械器具では、仮に、モータに流れる電流が瞬間的に急増したとしても、その瞬間的に急増する電流が電流検出部により検出される。そして、電流超過判断部が、その検出された電流(急増する過程にある電流)が電流閾値以上かどうかを判断(この判断を、以下、「電流超過判断」ともいう。)して、電流閾値以上になった場合に遮断信号を出力する。よって、瞬間最大電流上限値に基づいて電流閾値指示部が電流閾値を適切に設定することで、永久磁石の減磁が発生する前に通電経路を遮断させることができる。
そのため、本発明の電動機械器具によれば、バッテリの電力の無駄な消費を抑えつつ、モータ内の永久磁石の減磁をモータの動作期間全体に渡って効果的に抑制することが可能となる。
瞬間最大電流上限値は適宜決めることができるが、モータへ通電すると永久磁石の減磁が発生する電流値に基づいて予め設定された値にするとよい。瞬間最大電流上限値が、減磁が発生する電流値(減磁が発生する電流値の範囲内における所定の値)に基づいて決められた値であれば、電流閾値指示部は、その瞬間最大電流上限値に基づいてより適切な値の電流閾値を生成することができる。
更に具体的には、瞬間最大電流上限値は、モータへ通電されてもその電流によっては永久磁石の減磁が発生するおそれのないような電流の最大値又はその最大値以下の所定の値であるとよい。
瞬間最大電流上限値がこのような値に設定されていれば、モータに流れる電流がその瞬間最大電流上限値を超えない限り減磁のおそれがないことから、その瞬間最大電流上限値に基づいて電流閾値を容易かつ適切な値に生成することができる。
そして、電流閾値指示部は、電流閾値を、瞬間最大電流上限値に対してある程度のマージをとって生成するとよい。すなわち、電流閾値指示部は、瞬間最大電流上限値記憶部に記憶されている瞬間最大電流上限値に基づき、電流超過判断部により検出電流が電流閾値以上と判断された場合にモータに流れる電流が瞬間最大電流上限値を超える前に通電遮断部により通電経路が遮断されるような、瞬間最大電流上限値よりも所定量低い値を、電流閾値として生成するようにするとよい。
このように、瞬間最大電流上限値に対してある程度のマージンをとった値に電流閾値を設定することで、モータに流れる電流が瞬間最大電流上限値を超える前に通電を遮断することができ、減磁の発生をより確実に抑制することができる。
電流超過判断部は、電流検出部による検出電流が電流閾値以上になったか否かの判断(電流超過判断)及び遮断信号の出力をコンピュータによるソフトウェア処理を経ることなくハードウェア回路により行うよう構成するとよい。
電流超過判断部の機能をハードウェア回路(ソフトウェア処理を経ない、すなわちプログラマブルではない構成)で実現することで、検出電流が電流閾値以上になってから遮断信号を出力するまでの時間をより早くすることができる。そのため、モータに流れる電流が瞬間的に電流閾値以上になってもそれを検出してより早く通電経路を遮断することができる。
本発明の電動機械器具は、バッテリパックと、そのバッテリパックが着脱可能に装着される本体とを備えた構成であってもよい。具体的には、バッテリパックには少なくともバッテリが収容され、本体には少なくともモータ及び瞬間最大電流上限値記憶部が搭載されている。このようにバッテリパックと本体とがそれぞれ別体で構成されている場合に、本体側に瞬間最大電流上限値を記憶しておくようにすれば、その本体に対応した(モータに対応した)適切な電流閾値によって電流超過判断が行われるようにすることができる。
電動機械器具がバッテリパックと本体とを備えた構成である場合、電流検出部、電流閾値指示部、電流超過判断部及び通電遮断部をどちらにどのように設けるかについては、適宜決めることができる。
例えば、本体が、モータを制御する第1制御部を備え、その第1制御部が、電流閾値指示部の機能のうち少なくとも瞬間最大電流上限値記憶部に記憶されている瞬間最大電流上限値を取得する取得機能を実現するようにし、電流閾値指示部は、その取得機能により取得した瞬間最大電流上限値に基づいて電流閾値を生成するようにしてもよい。
このように、本体内において、モータを制御する第1制御部に、電流閾値指示部の機能の少なくとも一部(少なくとも取得機能)も担わせることで、本体の構成を簡素化でき、本体のコストダウンが可能となり、ひいては電動機械器具のコストダウンが可能となる。
上記のように本体が第1制御部を備えている場合、更に次のように構成してもよい。すなわち、バッテリパックは、バッテリの状態を監視する第2制御部を備える。第1制御部は、上限値情報出力部を備える。この上限値情報出力部は、電流閾値指示部の機能のうち上記取得機能を実現するものであって、瞬間最大電流上限値記憶部に記憶されている瞬間最大電流上限値を取得してその瞬間最大電流上限値を示す上限値情報を第2制御部へ出力するものである。また、第2制御部は、電流閾値指示部の機能のうち少なくとも本体の上限値情報出力部から出力された上限値情報を取得してその上限値情報に基づいて電流閾値を示す電流閾値設定情報を生成する電流閾値設定情報生成機能を実現する。そして、電流閾値指示部は、バッテリパックに設けられる閾値生成部を備える。この閾値生成部は、第2制御部における電流閾値設定情報生成機能により生成された電流閾値設定情報に基づいて電流閾値を生成する。なお、閾値生成部は、第2制御部とは別に設けるようにしてもよいし、第2制御部がその機能を兼ねるようにしてもよい。
このように、バッテリパック内において、バッテリの状態を監視する第2制御部に、電流閾値指示部の機能の少なくとも一部(少なくとも電流閾値設定情報生成機能)も担わせることで、バッテリパックの構成を簡素化でき、バッテリパックのコストダウンが可能となり、ひいては電動機械器具のコストダウンが可能となる。
しかも、バッテリパック側において、本体側から上限値情報を取得してそれに基づいて電流閾値を生成することで、バッテリパックが多種多様な本体に装着されても、その本体に応じた適切な電流閾値を生成でき、その本体に応じた適切な電流超過判断を行うことができる。
また、バッテリパックが電流超過判断部を備えるようにし、本体が通電遮断部を備えるようにしてもよい。その場合、バッテリパックは、更に、電流超過判断部により検出電流が電流閾値以上になったと判断された場合に遮断信号を本体へ出力する遮断信号出力部を備え、本体側の通電遮断部は、バッテリパックから遮断信号が入力された場合に通電経路を遮断するようにするとよい。
このように、電流超過判断はバッテリパック側で実行させるものの、遮断信号に基づく通電経路の遮断は本体側で実行させることで、バッテリパックの小型化、コストダウンが可能となる。
また、電流超過判断部及び通電遮断部をバッテリパックに搭載するようにしてもよい。本体の構成によっては、バッテリパックから本体へ遮断信号を出力しても本体側でその遮断信号に基づく通電経路の遮断ができない構成となっている可能性もある。そこで、電流超過判断部及び通電遮断部をバッテリパックに搭載することで、本体の構成にかかわらず、検出電流が電流閾値以上になった場合はバッテリパック側で通電経路を遮断することができる。
また、電流検出部、電流閾値指示部、電流超過判断部及び通電遮断部を、本体に搭載するようにしてもよい。このようにすることで、バッテリパックに依存することなく、本体内で減磁抑制のための各機能を実現することができる。そのため、ごく簡素な構成の(例えば上記第2制御部がないような)バッテリパックが本体に装着される可能性がある場合は特に有用である。
また、本体が、操作スイッチと、操作スイッチの操作量を示す操作量信号をバッテリパックへ出力する操作量信号出力部とを備え、バッテリパックが、電流検出部と、電流閾値指示部と、電流超過判断部と、通電遮断部とを備えるようにしてもよい。この場合、更に、バッテリパックは、バッテリからモータへの通電経路を導通・遮断するスイッチング素子と、本体から入力される操作量信号に基づいて上記スイッチング素子をオン・オフさせることによりバッテリからモータへの通電を制御する制御部とを備えるようにし、通電遮断部は、電流超過判断部から遮断信号が出力された場合、上記スイッチング素子を強制的にオフさせることで通電経路を遮断するようにするとよい。
このように、減磁抑制のための各機能の大部分をバッテリパック内で実現することで、本体内の構成を簡素化しつつ減磁を抑制することが可能となる。
電流閾値指示部は、アナログの電流閾値を生成して電流超過判断部へ出力する構成とすることができる。アナログの電流閾値を生成することで、電流超過判断部を簡素なハードウェア回路で実現でき、且つ検出電流が電流閾値以上となった場合にそれを短時間で検出することが可能となる。
本発明の電動機械器具は、さらに、モータの永久磁石の温度を直接的又は間接的に検出する温度検出部を備え、電流閾値指示部は、瞬間最大電流上限値、及び温度検出部により検出された温度に基づいて電流閾値を生成するようにしてもよい。
電動機械器具は、一般に、屋外で使用されることが多く、幅広い温度環境で用いられる。一方、永久磁石の減磁には温度特性があり、永久磁石の種類(材料)によって、温度が高いほど減磁しやすいものもあれば、逆に温度が低いほど減磁しやすいものもある。そこで、電流閾値の生成に永久磁石の温度を反映させることで、様々な温度環境下で使用されても減磁を抑制することが可能となる。
本発明の第2局面におけるバッテリパックは、電動機械器具の本体に装着されて使用されるバッテリパックであって、バッテリと、電流検出部と、電流閾値指示部と、電流超過判断部とを備えている。
バッテリは、本体に搭載されている、界磁として永久磁石を有するモータへ、電力を供給するためのものである。電流検出部は、バッテリからモータへ流れている電流を検出する。電流閾値指示部は、本体に記憶されている所定の瞬間最大電流上限値に基づいて、電流閾値を生成し出力する。電流超過判断部は、電流検出部による検出電流が電流閾値以上になったか否か判断して電流閾値以上になった場合にバッテリからモータへの通電経路を遮断させるための遮断信号を出力する。
このように構成されたバッテリパックでは、仮に、本体側のモータに流れる電流が瞬間的に急増したとしても、その瞬間的に急増する電流が電流検出部により検出される。そして、電流超過判断部が電流超過判断を行い、検出電流が電流閾値以上になった場合に遮断信号を出力する。そのため、本発明の第1局面と同様の効果を発揮し得る。
第1実施形態の電動機械器具の電気的構成を表すブロック図である。 第2実施形態の電動機械器具の電気的構成を表すブロック図である。 第2実施形態のバッテリパックの第2制御部が実行する閾値設定用PWM信号生成処理を表すフローチャートである。 第3実施形態の電動機械器具の電気的構成を表すブロック図である。 第4実施形態の電動機械器具の電気的構成を表すブロック図である。 第5実施形態の電動機械器具の電気的構成を表すブロック図である。 第6実施形態の電動機械器具の電気的構成を表すブロック図である。 第7実施形態の電動機械器具の電気的構成を表すブロック図である。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の形態を採り得る。また、下記の実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も本発明の実施形態であり、下記の複数の実施形態を適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。
[第1実施形態]
図1に示す本実施形態の電動機械器具1は、電動工具として構成され、より具体的には、被材へ穴をあけたりネジの締結作業を行ったりするために用いられるドライバドリルとして構成されている。
図1に示すように、本実施形態の電動機械器具1は、モータ2と、バッテリ3と、メインスイッチ4と、駆動用FET5と、駆動制御部6と、電流検出部7と、上限電流値記憶部8と、設定値出力部9と、閾値設定部10と、電流超過判断部11と、遮断信号出力ラッチ部12と、AND回路13とを備えている。
モータ2は、界磁として永久磁石を備えたブラシ付き直流モータであり、バッテリ3から電力供給を受けて動作する。バッテリ3は、直列接続された複数(本実施形態では5つ)のセルを有している。本実施形態における各セルは、二次電池(例えばリチウムイオン二次電池)セルとして構成されている。
メインスイッチ4は、バッテリ3からモータ2への通電経路におけるモータ2よりも上流側(バッテリ3の正極側)の経路上に挿入され、この通電経路を導通(オン)・遮断(オフ)する。メインスイッチ4は、電動機械器具1の使用者等によりオン・オフ操作される。
駆動用FET5は、バッテリ3からモータ2への通電経路におけるモータ2よりも下流側(バッテリ3の負極側)の経路上に挿入され、この通電経路を導通(オン)・遮断(オフ)する。駆動用FET5は、本実施形態では、NチャネルMOSFETである。駆動用FETは、AND回路13から出力される駆動信号によりオン・オフされる。すなわち、駆動信号がHighレベル(Hレベル)のときにオンし、駆動信号がLowレベル(Lレベル)のときにオフして通電経路が遮断される。
AND回路13は、駆動制御部6からの制御信号と遮断信号出力ラッチ部12からの遮断信号の論理積を演算してその演算結果を駆動用FET5のゲートに出力する。
駆動制御部6は、メインスイッチ4がオフされているときはLレベルの制御信号をAND回路13へ出力し、メインスイッチ4がオンされているときはHレベルの制御信号をAND回路13へ出力する。そのため、メインスイッチ4がオンされたときに、遮断信号出力ラッチ部12からの遮断信号がHレベルであれば、駆動用FET5がオンして、バッテリ3からモータ2へ電流が流れ、モータ2が動作(回転)する。
電流検出部7は、モータ2に流れている電流を検出する。電流検出部7は、例えば、抵抗値のごく小さいシャント抵抗を有する構成となっており、シャント抵抗の電圧が、モータ2に流れる電流の電流値を示すアナログ信号として電流超過判断部11に入力される。そのため、電流検出部7は、モータ2に流れている電流を連続的に検出できる。すなわち、モータ2に流れる電流が瞬間的に大きく変動しても、その変動する過程の電流を検出することができる。
電流超過判断部11は、電流検出部7により検出された電流(検出電流)と、閾値設定部10により設定(閾値設定部10で生成されて出力)された電流閾値とを比較し、検出電流が電流閾値より低い場合はHレベルの信号を出力し、検出電流が電流閾値以上となった場合はLレベルの信号(遮断信号)を出力する。
電流超過判断部11は、コンピュータによるソフトウェア処理を行うことなく上記比較及び判断結果を示す信号の出力を行うことが可能な(すなわちプログラマブルではない)ハードウェア回路により構成されている。具体的には、本実施形態の電流超過判断部11は、アナログのコンパレータにより構成されている。
遮断信号出力ラッチ部12は、電流超過判断部11からLレベルの遮断信号が出力された時(詳しくは出力信号がHレベルからLレベルに転じた時)に、その出力時から一定時間、そのLレベルの遮断信号をラッチして、そのラッチした遮断信号(以下、ラッチ遮断信号という)をAND回路13へ出力する。
検出電流が電流閾値以上になると、電流超過判断部11からLレベルの遮断信号が出力され、それが遮断信号出力ラッチ部12により一定時間ラッチされてAND回路13へ出力される。そのため、そのラッチされている間は、駆動制御部6からの制御信号にかかわらず駆動用FET5は強制的にオフされ、モータ2の電流が強制的に遮断される。
遮断信号出力ラッチ部12が電流超過判断部11からの遮断信号をどの程度の時間ラッチするかについては適宜決めることができる。例えば、予め固定した時間を定めてもよいし、メインスイッチ4がオフされるまでの間としてもよいし、メインスイッチ4が一旦オフされて再びオンされるまでの間としてもよい。
上限電流値記憶部8は、モータ2に流れる電流の上限値である上限電流値が記憶されている。この上限電流値は、モータ2の永久磁石の減磁が発生しないような値に設定されている。すなわち、上限電流値は、モータ2へ通電されても(たとえ瞬間的な通電であっても)その電流によっては永久磁石の減磁が発生するおそれのないような電流の最大値(以下、最大限度値ともいう)又はその最大値限度値以下の所定の値に設定されている。
どの程度の電流をモータ2に流すとその内部の永久磁石がその電流によって(詳しくはその電流によって電機子から発生する磁界によって)減磁されるかは、永久磁石の種類や形状、電機子との相対的位置関係などの各種要件から、理論的あるいは実験的に知る(又は推測する)ことができる。つまり、最大でどの程度の電流までは減磁が発生するおそれがないかについては予め把握できる。
そこで、減磁が発生するおそれがない電流の範囲の最大限度値に基づき、その最大限度値又はその最大限度値以下の所定の値を、上限電流値として設定することができる。本実施形態では、その最大限度値が、上限電流値として上限電流値記憶部8に記憶されている。
設定値出力部9は、上限電流値記憶部8に記憶されている上限電流値に基づいて電流閾値を演算し、その演算した電流閾値を示す閾値情報を閾値設定部10へ出力する。本実施形態では、設定値出力部9は、閾値情報として、演算した電流閾値に応じたデューティ比のパルス信号である閾値設定用PWM信号を出力する。
閾値設定部10は、設定値出力部9から出力された閾値設定用PWM信号に基づき、その閾値設定用PWM信号のデューティ比が示す電流閾値を設定(生成)し、電流超過判断部11へ出力する。閾値設定部10は、本実施形態では、LPF(ローパスフィルタ)を備えており、このLPFによって、入力される閾値設定用PWM信号を平滑化してアナログの電流閾値(アナログ電圧値)を生成する。
ここで、電流超過判断部11をプログラマブルではないハードウェア回路により構成していることの意義について、簡単に説明する。たとえ瞬間的であっても、モータ2に上記最大限度値を超える大電流が流れて大きな逆磁界が永久磁石に加わると、永久磁石の減磁が発生する。
例えばニッケル・カドミウム蓄電池のような、従来広く用いられているバッテリは、放電能力が標準的であるため、大きな電流が流れるとバッテリの内部抵抗によってバッテリ出力電圧が低下し、これにより過度な電流上昇が抑えられていた。つまり、バッテリ自身の性能により、モータ側で減磁が発生するほどの大電流が流れることはほとんどなかった。
これに対し、近年、バッテリの高性能化により、バッテリの内部抵抗が非常に小さくなってきている。そのため、モータに流れる電流が大きくなってもバッテリ出力電圧はあまり下がらず、よって過大な電流が流れると永久磁石に加わる逆磁界もどんどん大きくなって、永久磁石の減磁が発生するおそれがある。
モータを過電流から保護するための回路等は、すでに様々なものが提案されて実用化されている。しかし、従来の過電流保護方法は、マイクロコンピュータによるソフトウェア処理を経て通電を遮断する構成であったため、電流が実際に過電流状態になってから通電経路が遮断されるまでの時間差(応答遅れ)が比較的大きい。そもそも従来の過電流保護は、過電流によるモータやバッテリの過熱を保護することが主目的であり、過電流を認識から実際に通電を遮断するまでの時間はある程度は許容されている。そのため、マイクロコンピュータでのソフトウェア処理に多少時間がかかっても問題はない。
減磁の発生を抑えることだけを考えれば、応答遅れを考慮して、電流閾値をより低い値に設定すれば、減磁の発生を抑えることは可能である。しかし、そのためには電流閾値を上記最大限度値よりも非常に低い値にする必要があり、モータ2の正常な動作に影響を及ぼしてしまう。
しかも、従来の過電流保護は、突入電流のような瞬間的な大電流はエラーとしてむしろキャンセルされることが多い。つまり、従来の過電流保護のほとんどは、瞬間的な電流よりもむしろ平均的な電流に着目し、検出電流を平均化したり検出電流から高周波成分を除去したりするなどして、瞬間的な大電流はむしろキャンセルことが多い。
しかし、永久磁石の減磁という観点では、既述の通り、たとえ瞬間的であっても最大限度値を超える大電流が流れると減磁が発生してしまう。そのため、減磁を抑制するためには、電流が過度に上昇してきた場合はその電流が最大限度値を超える前に素早く通電を低減又は停止させる必要がある。よって、検出電流から瞬間的な電流成分をキャンセルするような従来の過電流保護方法では、瞬間的な大電流による減磁発生を防ぐことはできない。
そこで、本実施形態では、モータ2固有の特性に応じて設定された上限電流値をもとに電流閾値を設定し、その電流閾値及び検出電流に基づき、ソフトウェア処理を行うことなくハードウェア処理によって、検出電流が電流閾値以上となったか否か判断し、電流閾値以上となった場合は遮断信号を出力してモータ2への通電を強制停止させるようにしている。ソフトウェア処理を介さないハードウェア回路による処理であるため、検出電流が電流閾値以上になったらごく短時間で通電を強制停止させることができる。
電流閾値は、設定値出力部9が設定するのであるが、その電流閾値についてより具体的に説明する。設定値出力部9は、モータ2に流れる電流が電流閾値以上となった場合に、その後その電流が上限電流値を超える前に電流超過判断部11からLレベルの遮断信号が出力(ひいては駆動用FET5が強制オフされてモータ2への通電が強制停止)されるように、電流閾値を演算する。
また、設定値出力部9は、検出電流が電流閾値以上になったことが検出されてから実際にモータ2への通電が強制停止されるまでの間の応答遅れを考慮して、上限電流値よりも所定量低い値に電流閾値を設定する。より具体的には、設定値出力部9は、上限電流値以下であって且つモータ2の通常動作に支障を来すことの無い(通常動作に必要な電流値よりは十分高い)レベルの値に、電流閾値を設定する。
本実施形態では、上記のように、電流超過判断部11が、ソフトウェア処理を行うことなくハードウェア回路の処理により動作するよう構成されている。そのため、本実施形態における上記応答遅れは、従来の過電流保護方法での応答遅れよりも大幅に短い。よって、電流閾値を上限電流値に近い値に設定できる。そのため、モータ2の通常動作に支障を与えることを抑えつつ、モータ2を減磁電流から保護することができる。
以上説明したように、本第1実施形態の電動機械器具1では、電流検出部7がモータ2に流れている電流を連続的に検出してアナログ信号として出力し、一方、閾値設定部10が、上限電流値に基づいて演算された電流閾値をアナログ出力する。そして、電流超過判断部11は、検出電流と電流閾値を比較し、検出電流が電流閾値以上になったら、Lレベルの遮断信号を出力して、駆動用FET5を強制オフさせ、モータ2への通電を強制停止させる。特許文献1に記載の技術のように、通電経路に抵抗を挿入して電流上昇を抑えるものではないのはもちろん、起動時の突入電流にしか対応できないものでもない。
そのため、バッテリ3の電力の無駄な消費を抑えつつ、モータ2内の永久磁石の減磁をモータ2の動作期間全体に渡って効果的に抑制することができる。
また、電流超過判断部11は、コンピュータによるソフトウェア処理を経ないハードウェア回路(本例ではアナログコンパレータ)により構成されている。入力される処理対象の検出電流及び電流閾値がいずれもアナログ信号であることも、簡素なハードウェア回路での構成を可能としている要因の1つである。そのため、簡素な構成ながら、モータ2に流れる電流が瞬間的に電流閾値以上になっても、それを検出してより早く(上限電流値を超える前に)通電経路を遮断することができる。
また、電流超過判断部11から出力されたLレベルの遮断信号は、遮断信号出力ラッチ部12によって一定時間ラッチされ、そのラッチされたラッチ遮断信号がAND回路13へ出力される。そのため、モータ2に流れる電流が電流閾値以上に上昇した場合に、モータ2への通電を必要十分な時間、強制停止させることができ、永久磁石の減磁の抑制効果をより高めることができる。
なお、本実施形態において、上限電流値記憶部8は本発明の瞬間最大電流上限値記憶部の一例に相当し、駆動用FET5は本発明の通電遮断部の一例に相当し、設定値出力部9及び閾値設定部10からなる構成は本発明の電流閾値指示部の一例に相当する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の電動機械器具20について、図2を用いて説明する。図2に示す本実施形態の電動機械器具20も、第1実施形態の電動機械器具1と同様、ドライバドリルとして構成されている。
図2に示すように、本実施形態の電動機械器具20は、バッテリパック16と、本体18とを備えている。バッテリパック16は、本体18に着脱可能である。図2は、バッテリパック16が本体18に装着されて両者が電気的に接続された状態を示している。
なお、本実施形態の電動機械器具20も、第1実施形態の電動機械器具1と同様、モータ2と、バッテリ3と、メインスイッチ4と、駆動用FET5と、電流検出部7と、上限電流値記憶部8と、設定値出力部9と、閾値設定部10と、電流超過判断部11と、遮断信号出力ラッチ部12と、AND回路13とを備えている。そのため、第1実施形態と同じこれら各構成要素については第1実施形態と同じ符号を付し、その詳細説明は省略する。そして、以下、主に第1実施形態の電動機械器具1と異なる部分について説明する。
バッテリパック16は、バッテリ3と、第2制御部25と、電流検出部7と、閾値設定部10と、電流超過判断部11と、遮断信号出力ラッチ部12とを備えている。なお、バッテリパック16は、図示は省略したものの、バッテリ3の電圧を所定電圧値の制御電圧に降圧する電源回路を備えており、第2制御部25をはじめバッテリパック16内の各部のほとんどは、この電源回路からの制御電圧を電源として動作する。
バッテリ3の正極は、正極端子21に接続され、バッテリ3の負極は、電流検出部7を介して負極端子22に接続されている。遮断信号出力ラッチ部12からのラッチ遮断信号は、ラッチ遮断信号出力端子24から本体18へ出力される。
第2制御部25は、セル状態監視部26と、上限電流値入力部27と、設定値出力部9とを備えている。セル状態監視部26は、バッテリ3の各セルの電圧やバッテリ3の残容量などの、バッテリ3の各種状態監視を行い、監視結果に応じた各種の処理を行う。
上限電流値入力部27は、本体18から上限電流値入力端子23を介して入力される上限電流値を入力(受信)する。設定値出力部9は、上限電流値入力部27に入力された上限電流値に基づいて、第1実施形態で説明したように電流閾値を演算し、その電流閾値を示す閾値設定用PWM信号を閾値設定部10へ出力する。詳細は図3を用いて後述する。
本体18は、モータ2と、駆動用FET5と、トリガスイッチ部30と、第1制御部35とを備えている。駆動用FET5は、ドレインがモータ2に接続され、ソースが負極端子32に接続されている。なお、本体18は、図示は省略したものの、バッテリパック16が装着されたときにバッテリ3から供給される電圧を所定電圧値の制御電圧Vccに降圧する電源回路を備えており、モータ2を除く、第1制御部35をはじめ本体18内の各部のほとんどは、この電源回路からの制御電圧Vccを電源として動作する。
バッテリパック16が本体18に装着されると、バッテリパック16の正極端子21と本体18の正極端子31、バッテリパック16の負極端子22と本体18の負極端子32、バッテリパック16の上限電流値入力端子23と本体18の上限電流値出力端子33、バッテリパック16のラッチ遮断信号出力端子24と本体18のラッチ遮断信号入力端子34とが、それぞれ電気的に接続される。
トリガスイッチ部30は、ユーザにより直接引き操作されるトリガ(図示略)と、トリガの操作状態に応じてオン・オフされるメインスイッチ4と、操作量信号出力部36とを備えている。メインスイッチ4は、一端が正極端子31に接続され、他端がモータ2に接続されている。操作量信号出力部36は、使用者によるトリガの引き操作量に応じて抵抗値が変化する可変抵抗を備え、その操作量に応じた操作量信号を出力する。使用者がトリガをわずかに引くと、メインスイッチ4がオンし、正極端子31とモータ2との間の通電経路が導通する。その状態から使用者がさらにトリガを引くと、その引き操作量に応じた操作量信号が第1制御部35に入力される。
第1制御部35は、上限電流値記憶部8と、上限電流値出力部39と、トリガレベル入力部37と、速度制御部38と、AND回路13とを備えている。上限電流値出力部39は、上限電流値記憶部8に記憶されている上限電流値を読み出し(取得し)、その上限電流値を、上限電流値出力端子33を介してバッテリパック16へ出力する。
トリガレベル入力部37は、トリガスイッチ部30からの操作量信号を入力し、その操作量信号に応じた操作量情報を速度制御部38へ出力する。速度制御部38は、トリガレベル入力部37から入力された操作量情報に基づき、トリガの引き量に応じた速度でモータ2を回転させるためのPWM駆動信号を生成する。すなわち、トリガの引き量に応じたデューティ比のPWM駆動信号を生成する。そして、その生成したPWM駆動信号をAND回路13へ出力する。
AND回路13には、バッテリパック16から出力されるラッチ遮断信号が、ラッチ遮断信号入力端子34を介して入力される。このラッチ遮断信号は、モータ2に流れる電流が電流閾値以上にならない限り、Hレベルである。そのため、モータ2に流れる電流が電流閾値より低い通常動作時は、AND回路13から出力される駆動信号は、速度制御部38から出力されるPWM駆動信号と同じである。つまり、モータ2の回転は、トリガの引き量に応じた速度に制御される。そして、バッテリパック16からLレベルのラッチ遮断信号が入力されると、AND回路13からの駆動信号は、速度制御部38からのPWM駆動信号に関係なくLレベルとなり、駆動用FET5が強制的にオフされる。
なお、第1制御部35及び第2制御部25は、本実施形態では、CPUやメモリ、I/O、その他の各種周辺回路等を備えたマイクロコンピュータにより構成されている。
そのため、本体18の第1制御部35において、上限電流値記憶部8は不揮発性のメモリであり、速度制御部38の機能はCPUがプログラムを実行することにより実現される。バッテリパック16の第2制御部25においても、セル状態監視部26の一部又は全て、及び設定値出力部9は、CPUがプログラムを実行することにより実現される。但しもちろん、第1制御部35及び第2制御部25がマイクロコンピュータにより構成されていることはあくまでも一例である。
ここで、バッテリパック16の第2制御部25が設定値出力部9の機能を実現するために実行する閾値設定用PWM信号生成処理について、図3を用いて説明する。第2制御部25は、制御電圧が供給されることにより動作を開始すると、図3の閾値設定用PWM信号生成処理を開始する。
第2制御部25は、図3の閾値設定用PWM信号生成処理を開始すると、S110で、本体18から上限電流値入力部27へ上限電流値が入力されたか否か判断する。上限電流値が入力されていない場合は、S150で、デューティ比100%の閾値設定用PWM信号を出力する。つまり、本体18から上限電流値が入力されない場合は、電流超過判断を無効化する。
本体18から上限電流値入力部27へ上限電流値が入力された場合は、S120で、その入力された上限電流値に応じた電流閾値を演算する。S130では、その演算した電流閾値を設定するための閾値設定用PWM信号のデューティ比を算出する。S140では、その算出したデューティ比の閾値設定用PWM信号を閾値設定部10へ出力する。
このように構成された本第2実施形態の電動機械器具20では、本体18の第1制御部35内に上限電流値記憶部8が設けられ、ここから上限電流値が読み出されてバッテリパック16へ出力される。そして、バッテリパック16では、本体18から入力された上限電流値に基づき、電流閾値が演算・生成されて電流超過判断部11へ出力される。
そのため、バッテリパック16では、装着される本体18に対応した(モータ2の永久磁石の特性に対応した)適切な電流閾値が生成され、それに基づく適切な電流超過判断が行われる。
また、本体18においては、上限電流値記憶部8及び上限電流値出力部39が第1制御部35の一機能として実現される。つまり、モータ2の制御を主機能とする第1制御部35が、上限電流値記憶部8及び上限電流値出力部39の機能も兼ね備えている。これにより、本体18の構成の簡素化が実現され、本体18のコストダウンが可能となり、ひいては電動機械器具20のコストダウンが可能となる。
また、バッテリパック16においては、上限電流値入力部27及び設定値出力部9が第2制御部25の一機能として実現される。つまり、バッテリ3の状態監視を主目的とする第2制御部25が、上限電流値入力部27及び設定値出力部9の機能も兼ね備えている。これにより、バッテリパック16の構成の簡素化が実現され、バッテリパック16のコストダウンが可能となり、ひいては電動機械器具20のコストダウンが可能となる。
しかも、バッテリパック16において、本体18から上限値情報を取得してそれに基づいて電流閾値が生成されるため、バッテリパック16が多種多様な本体に装着されても、その本体が持つモータの永久磁石の特性に応じた適切な電流閾値を生成でき、その本体に応じた適切な電流超過判断を行うことができる。
また、電流超過判断部11による電流超過判断はバッテリパック16で行われるものの、その電流超過判断により検出電流が電流閾値以上と判断された場合のモータ2の通電電流強制遮断は本体18側で行われる。このように、通電電流の強制遮断については本体18側に任せることで、その分、バッテリパック16の小型化、コストダウンが可能となる。
なお、本実施形態において、トリガスイッチ部30は本発明の操作スイッチの一例に相当し、上限電流値出力部は本発明の上限値情報出力部の一例に相当し、閾値設定部10は本発明の閾値生成部の一例に相当する。また、電流超過判断部11は、本発明の遮断信号出力部の一例にも相当するものである。また、バッテリパック16の第2制御部25における上限電流値入力部27及び設定値出力部9による実現される機能は、本発明の第2制御部が備える電流閾値設定情報生成機能の一例に相当する。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の電動機械器具40について、図4を用いて説明する。図4に示す本実施形態の電動機械器具40も、第2実施形態の電動機械器具20と同様、ドライバドリルとして構成されている。また、本実施形態の電動機械器具40がバッテリパック41とこれを着脱可能な本体46とを備えた構成であることも第2実施形態と同様である。
また、本実施形態の電動機械器具40の構成要素の一部は、図2に示した第2実施形態の電動機械器具20の構成要素と同じである。そのため、第2実施形態と同じ構成要素については第2実施形態と同じ符号を付し、その詳細説明は省略する。そして、以下、主に第2実施形態の電動機械器具20と異なる部分について説明する。
図4に示すように、バッテリパック41は、バッテリ3と、第2制御部42と、電流検出部7と、電流超過判断部11と、遮断信号出力ラッチ部12とを備えている。第2制御部42は、セル状態監視部26を備えているものの、第2実施形態の第2制御部25(図2)が備えていた上限電流値入力部27や設定値出力部9は備えていない。また、バッテリパック41は、閾値設定部10も備えていない。
本実施形態では、閾値設定部10は本体46に備えられている。バッテリパック41には、その本体46内の閾値設定部10で生成された電流閾値(アナログ電圧)が入力され、その電流閾値が直接、電流超過判断部11へ入力される。
本体46は、モータ2と、駆動用FET5と、トリガスイッチ部30と、第1制御部47と、閾値設定部10とを備えている。第1制御部47は、第2実施形態の第1制御部35(図2)と比較して、上限電流値出力部39がなく、設定値出力部48が備えられている。設定値出力部48は、上限電流値記憶部8から上限電流値を取得し、その上限電流値に基づいて電流閾値を演算する。そして、その演算した電流閾値を示す閾値設定用PWM信号を閾値設定部10へ出力する。閾値設定部10は、閾値設定用PWM信号のデューティ比が示す電流閾値を生成してバッテリパック41へ出力する。
このように、本第3実施形態の電動機械器具40は、バッテリパック41が簡素化された構成となっているため、その分、バッテリパックのコストダウンが可能となる。バッテリパックにある程度の高機能をもたせつつコストダウンも実現した場合などは、本第3実施形態のような構成が有用である。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態の電動機械器具50について、図5を用いて説明する。図5に示す本実施形態の電動機械器具50も、第2実施形態の電動機械器具20と同様、バッテリパック51と本体56を備えたドライバドリルとして構成されている。
また、本実施形態の電動機械器具50の構成要素の一部は、図2に示した第2実施形態の電動機械器具20の構成要素と同じである。そのため、第2実施形態と同じ構成要素については第2実施形態と同じ符号を付し、その詳細説明は省略する。そして、以下、主に第2実施形態の電動機械器具20と異なる部分について説明する。
本実施形態のバッテリパック51は、第2実施形態のバッテリパック16(図2)と比較して、負極端子22と電流検出部7との間の通電経路に通電遮断部としての経路遮断用FET52が挿入されている点、及び遮断信号出力ラッチ部12からのラッチ遮断信号が本体56には出力されずにバッテリパック51内の経路遮断用FET52のゲートに入力される点が異なる。
経路遮断用FET52は、本実施形態では、NチャネルMOSFETであり、ドレインが負極端子22に接続され、ソースが電流検出部7に接続されている。経路遮断用FET52は、検出電流が電流閾値より小さい通常時はオンされるが、検出電流が電流閾値以上になるとオフされて、通電経路を遮断する。
一方、本体56は、第2実施形態の本体18(図2)と比較して、第1制御部57にAND回路13が備えられていない点が異なる。本実施形態の第1制御部57では、速度制御部38からのPWM駆動信号が、AND回路を経由することなく駆動用FET5のゲートへ入力される。
このように、本第4実施形態の電動機械器具50では、減磁抑制のための通電経路遮断が、バッテリパック51側で行われる。そのため、このバッテリパック51が仮に通電遮断機能のない本体に装着されて使用されたとしても、検出電流が電流閾値以上になった場合はバッテリパック51側で通電経路を遮断することができる。つまり、本体の構成にかかわらず、バッテリパック51側の機能にて、本体が備えるモータの永久磁石の減磁を抑制することができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態の電動機械器具60について、図6を用いて説明する。図6に示す本実施形態の電動機械器具60は、図4に示した第3実施形態の電動機械器具40と同様、バッテリパック61と本体66を備えたドライバドリルとして構成されている。
また、本実施形態の電動機械器具60の構成要素の一部は、図4に示した第3実施形態の電動機械器具40の構成要素と同じである。そのため、第4実施形態と同じ構成要素については第4実施形態と同じ符号を付し、その詳細説明は省略する。そして、以下、主に第4実施形態の電動機械器具40と異なる部分について説明する。
本実施形態のバッテリパック61は、バッテリ3は備えているものの、他の第2制御部や電流検出部7、電流超過判断部11、遮断信号出力ラッチ部12は備えていない。本実施形態のバッテリパック61は、他の各実施形態のバッテリパックに比べて非常に簡素な構成となっている。
一方、本体66は、第4実施形態の本体46(図4)の構成に加えてさらに、電流検出部7、電流超過判断部11及び遮断信号出力ラッチ部12を備えている。つまり、本実施形態の電動機械器具60は、モータ2の制御及び減磁抑制のための制御のほぼ全てが本体66側で行われる。
そのため、本体66は、装着されるバッテリパックに依存することなく、減磁抑制のための各機能を実現することができる。よって、本実施形態のバッテリパック61のようなごく簡素な構成のバッテリパックが本体66に装着される可能性がある場合は特に有用である。
[第6実施形態]
上記第5実施形態では、モータ2の制御及び減磁抑制のための制御のほぼ全てが本体側で行われる構成の電動機械器具を示したが、本第6実施形態では、逆に、モータ2の制御及び減磁抑制のための制御の大半がバッテリパック側で行われるよう構成された電動機械器具について説明する。
図7に示す本実施形態の電動機械器具70は、第2実施形態の電動機械器具20と同様、バッテリパック71と本体76を備えたドライバドリルとして構成されている。
また、本実施形態の電動機械器具70の構成要素の一部は、図2に示した第2実施形態の電動機械器具20の構成要素と同じである。そのため、第2実施形態と同じ構成要素については第2実施形態と同じ符号を付し、その詳細説明は省略する。そして、以下、主に第2実施形態の電動機械器具20と異なる部分について説明する。
本実施形態の本体76は、第2実施形態の本体18(図2)と比較して、第1制御部や駆動用FETがない。トリガスイッチ部30の操作量信号出力部36からの操作量信号は、操作量信号出力端子77からバッテリパック71へ出力される。なお、上限電流値記憶部8及び上限電流値出力部39は、本体76に備えられており、上限電流値出力部39から上限電流値出力端子33を介してバッテリパック71へ上限電流値が出力される。
一方、バッテリパック71は、第2実施形態のバッテリパック16(図2)と比較して、AND回路13及び駆動用FET5が設けられている点、及び第2制御部72内にトリガレベル入力部37及び速度制御部38が備えられている点で異なる。
駆動用FET5は、本実施形態では、第4実施形態のバッテリパック51内の経路遮断用FET52と全く同じように、バッテリパック71の負極端子22と電流検出部7との間の通電経路に挿入されている。そして、この駆動用FET5のゲートに、AND回路13からの駆動信号が入力される。
第2制御部72内においては、本体76から操作量信号入力端子73を介して入力された操作量信号がトリガレベル入力部37に入力され、その操作量信号に基づいてトリガレベル入力部37が操作量情報を生成して速度制御部38へ出力する。速度制御部38は、その操作量情報に基づいてPWM駆動信号を生成し、AND回路13へ出力する。
したがって、バッテリパック71に設けられた駆動用FET5は、第2実施形態の本体18に設けられた駆動用FET5と同じく、速度制御部38からのPWM駆動信号及び遮断信号出力ラッチ部12からの出力信号に応じてオン・オフされる。つまり、トリガの引き操作量に応じたモータ2の通電制御(速度制御)と、減磁抑制のための通電経路強制遮断が、共に、駆動用FET5のオン・オフにより実現される。
このように、モータ2の通電制御及び減磁抑制のための各種機能の大部分をバッテリパック71内で実現することで、本体76の構成を簡素化しつつ、減磁を抑制することが可能となる。なお、本実施形態において、第2制御部72は本発明の制御部の一例に相当し、駆動用FET5は本発明のスイッチング素子の一例に相当する。
[第7実施形態]
次に、第7実施形態の電動機械器具80について、図8を用いて説明する。図8に示す本実施形態の電動機械器具80は、図2に示した第2実施形態の電動機械器具20と同様、バッテリパック16と本体86を備えたドライバドリルとして構成されている。
また、本実施形態の電動機械器具80の構成要素の一部は、図2に示した第2実施形態の電動機械器具20の構成要素と同じである。そのため、第2実施形態と同じ構成要素については第2実施形態と同じ符号を付し、その詳細説明は省略する。そして、以下、主に第2実施形態の電動機械器具20と異なる部分について説明する。
本実施形態の電動機械器具80において、バッテリパック16は、第2実施形態のバッテリパック16と全く同じである。一方、本体86は、第2実施形態の本体18(図2)と比較して、温度センサ82を備えている点、及び第1制御部87内にモータ温度検出部88が備えられている点で異なる。また、第1制御部87内の上限電流値出力部89の機能も、第2実施形態の第1制御部35内の上限電流値出力部39とは一部異なっている。
温度センサ82は、モータ2の温度を検出するためにモータ2の近傍に設けられている。温度センサ82は、例えばサーミスタなどの感温素子により構成することができる。
第1制御部87内のモータ温度検出部88には、温度センサ82から、その温度センサ82により検出された温度に応じたアナログの温度検出信号が入力される。モータ温度検出部88は、温度センサ82から入力される温度検出信号に基づき、モータ2の温度を算出し、上限電流値出力部89へ出力する。
上限電流値出力部89は、上限電流値記憶部8から上限電流値を取得し、その取得した上限電流値を、モータ2の温度に応じて補正する。
既述の通り、永久磁石の減磁には温度特性があり、永久磁石の種類(材料)によってその特性も異なる。そのため、減磁抑制をより適切に実現するためには、永久磁石の温度も考慮して電流閾値を生成するのが好ましい。そこで本実施形態では、上限電流値出力部89が、モータ2の温度に応じて上限電流値を補正する。永久磁石はモータ2の内部における、円筒状の固定子の内周面に取り付けられている。そのため、温度センサ82により検出される温度は、モータ2内の永久磁石の温度に近く、よって永久磁石の温度として扱っても差し支えない。
上限電流値出力部89は、例えば、永久磁石の減磁の温度特性が、温度が低いほど減磁しやすくなるような特性である場合は、上限電流値記憶部8から取得した上限電流値を、検出された温度に基づき、その温度が低いほど上限電流値も低くなるように補正する。これにより、温度が低いほど電流閾値も低く設定されることになる。
このように、電流閾値の生成に永久磁石の温度を反映させることで、電動機械器具80が様々な温度環境下で使用されても減磁を効果的に抑制することが可能となる。なお、本実施形態において、温度センサ82は本発明の温度検出部の一例に相当する。
[他の実施形態]
(1)図2に示した第2実施形態の電動機械器具20において、閾値設定部10は、第2制御部25内に備えるようにしてもよい。逆に、設定値出力部9は第2制御部25とは別構成としてもよい。図5,図7,図8に示した各電動機械器具50,70,80も同様である。
(2)図3に示した第3実施形態の電動機械器具40において、閾値設定部10は、第1制御部47内に備えるようにしてもよいし、バッテリパック41内に備えるようにしてもよい。図6の電動機械器具60も同様である。
(3)図2に示した第2実施形態の電動機械器具20において、本体18に、駆動用FET5とは別に経路遮断用FETを設け、駆動用FET5は速度制御部38からのPWM駆動信号によりオン・オフさせ、経路遮断用FETはバッテリパック16からのラッチ遮断信号によりオン・オフさせるようにしてもよい。図1,図4,図6,図7,図8に示した各電動機械器具1,40,60,70,80も同様である。
(4)上限電流値に基づいて電流閾値を生成するための具体的構成は、上記各実施形態で示した構成に限らない。例えば、制御部内で、上限電流値に基づいて電流閾値(デジタル値)を演算し、その演算した電流閾値を、制御部内又は制御部外に設けたDA変換器でアナログ信号に変換して電流超過判断部11へ出力するようにしてもよい。
また例えば、デジタルポテンショメータを設け、上限電流値に基づいて演算された電流閾値(デジタル値)をそのデジタルポテンショメータに入力することで、デジタルポテンショメータからアナログの電流閾値を出力させるようにしてもよい。
上限電流値記憶部8に記憶されている上限電流値に基づいて電流閾値を生成して電流超過判断部11へ出力するための具体的回路等は、その機能を実現出来る限り様々な構成が考えられ、上記各実施形態で示した構成はそのうちの一例に過ぎない。
(5)上限電流値記憶部8に記憶される上限電流値は、上記実施形態では、モータ2へ通電されても(たとえ瞬間的な通電であっても)その電流によっては永久磁石の減磁が発生するおそれのないような電流の最大値(最大限度値)であったが、このように最大限度値に設定することは必須ではない。
例えば、最大限度値以下の所定の値に設定してもよい。また例えば、最大限度値より大きい範囲内(つまり減磁が発生し得る範囲内)の所定の値に設定してもよい。その場合、設定値出力部9は、例えば、上限電流値が最大限度値よりもどの程度大きいかを考慮して、適切なマージンをとって電流閾値を演算するようにするとよい。
電流超過判断部11で検出電流が電流閾値以上と判断された場合に、モータ2に流れる電流が最大限度値を超える前に(あるいは上限電流値を超える前に)モータ2の電流を強制的に遮断させることができる限り、上限電流値をどのような値に設定するか、またその上限電流値に基づいて電流閾値をどのように演算するかについては、適宜決めることができる。
(6)電流超過判断部11をアナログコンパレータにより構成するのも一例にすぎない。コンピュータによるソフトウェア処理を経ることなく検出電流が電流閾値以上となったかどうかを判断してその判断結果を示す信号を出力できる限り、電流超過判断部11の具体的なハードウェア回路構成は特に限定されるものではない。
また、各制御部としてのマイクロコンピュータと電流超過判断部11(例えばアナログコンパレータ)とがSIP(System In Package )のように1つのパッケージ内に納められた構成とすることもできる。
(7)第1制御部又は第2制御部とは別に、第3の回路等を設けて、この第3の回路等によって上限電流値の読み込みから閾値情報(閾値設定用PWM信号など)の生成まで(あるいは更に電流超過判断部11へ入力する電流閾値の生成まで)を担うようにしてもよい。
(8)バッテリパックが備える第2制御部は、上述した各実施形態における各機能(セル状態監視や電流閾値演算等)に加えて、従来のバッテリパックのマイコンが一般的に備えている過電流検出機能、過負荷検出機能、過放電検出機能なども兼ね備えた構成であってもよい。
(9)上記実施形態では、第1制御部及び第2制御部は、マイクロコンピュータに限らず、例えばASICやFPGA、その他の各種IC、ロジック回路等により構成してもよい。
(10)上記実施形態のモータ2はブラシ付きDCモータであったが、永久磁石を備えた他の各種モータを備えた電動機械器具に対しても本発明を適用可能である。
(11)上記実施形態では、本発明を電動工具(具体的にはドライバドリル)に適用した例を示したが、本発明は、電動工具に限らず、例えば刈払機のような電動作業機など、あらゆる種類の電動機械器具に適用可能である。
1,20,40,50,60,70,80…電動機械器具、2…モータ、3…バッテリ、4…メインスイッチ、5…駆動用FET、6…駆動制御部、7…電流検出部、8…上限電流値記憶部、9…設定値出力部、10…閾値設定部、11…電流超過判断部、12…遮断信号出力ラッチ部、13…AND回路、16,41,51,61,71…バッテリパック、18,46,56,66,76,86…本体、21,31…正極端子、22,32…負極端子、23…上限電流値入力端子、24…ラッチ遮断信号出力端子、25,42,72…第2制御部、26…セル状態監視部、27…上限電流値入力部、30…トリガスイッチ部、33…上限電流値出力端子、34…ラッチ遮断信号入力端子、35,47,57,87…第1制御部、36…操作量信号出力部、37…トリガレベル入力部、38…速度制御部、39,89…上限電流値出力部、48…設定値出力部、52…経路遮断用FET、73…操作量信号入力端子、77…操作量信号出力端子、82…温度センサ、88…モータ温度検出部。

Claims (15)

  1. バッテリと、
    界磁として永久磁石を有し、前記バッテリからの電力により動作するモータと、
    所定の瞬間最大電流上限値が記憶される瞬間最大電流上限値記憶部と、
    前記モータに流れている電流を検出する電流検出部と、
    前記瞬間最大電流上限値記憶部に記憶されている前記瞬間最大電流上限値に基づいて電流閾値を生成し出力する電流閾値指示部と、
    前記電流検出部による検出電流が前記電流閾値以上になったか否か判断して前記電流閾値以上になった場合に前記バッテリから前記モータへの通電経路を遮断させるための遮断信号を出力する電流超過判断部と、
    前記電流超過判断部から前記遮断信号が出力された場合に前記通電経路を遮断する通電遮断部と、
    を備えていることを特徴とする電動機械器具。
  2. 請求項1に記載の電動機械器具であって、
    前記瞬間最大電流上限値は、前記モータへ通電すると前記永久磁石の減磁が発生する電流値に基づいて予め設定された値である
    ことを特徴とする電動機械器具。
  3. 請求項2に記載の電動機械器具であって、
    前記瞬間最大電流上限値は、前記モータへ通電されてもその電流によっては前記永久磁石の減磁が発生するおそれのないような電流の最大値又はその最大値以下の所定の値である
    ことを特徴とする電動機械器具。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電動機械器具であって、
    前記電流閾値指示部は、前記瞬間最大電流上限値記憶部に記憶されている前記瞬間最大電流上限値に基づき、前記電流超過判断部により前記検出電流が前記電流閾値以上と判断された場合に前記モータに流れる電流が前記瞬間最大電流上限値を超える前に前記通電遮断部により前記通電経路が遮断されるような、前記瞬間最大電流上限値よりも所定量低い値を、前記電流閾値として生成する
    ことを特徴とする電動機械器具。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の電動機械器具であって、
    前記電流超過判断部は、前記電流検出部による検出電流が前記電流閾値以上になったか否かの判断及び前記遮断信号の出力をコンピュータによるソフトウェア処理を経ることなくハードウェア回路により行うよう構成されている
    ことを特徴とする電動機械器具。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の電動機械器具であって、
    少なくとも前記バッテリが収容されたバッテリパックと、
    前記バッテリパックが着脱可能に装着され、少なくとも前記モータ及び前記瞬間最大電流上限値記憶部が搭載された本体と、
    を備えていることを特徴とする電動機械器具。
  7. 請求項6に記載の電動機械器具であって、
    前記本体は、前記モータを制御する第1制御部を備え、
    前記第1制御部は、前記電流閾値指示部の機能のうち少なくとも前記瞬間最大電流上限値記憶部に記憶されている前記瞬間最大電流上限値を取得する取得機能を実現するよう構成されており、
    前記電流閾値指示部は、前記取得機能により取得した前記瞬間最大電流上限値に基づいて前記電流閾値を生成する
    ことを特徴とする電動機械器具。
  8. 請求項7に記載の電動機械器具であって、
    前記バッテリパックは、前記バッテリの状態を監視する第2制御部を備え、
    前記第1制御部は、前記電流閾値指示部の機能のうち前記取得機能を実現するものであって、前記瞬間最大電流上限値記憶部に記憶されている前記瞬間最大電流上限値を取得してその瞬間最大電流上限値を示す上限値情報を前記第2制御部へ出力する上限値情報出力部を備え、
    前記第2制御部は、前記電流閾値指示部の機能のうち少なくとも前記本体の前記上限値情報出力部から出力された前記上限値情報を取得してその上限値情報に基づいて前記電流閾値を示す電流閾値設定情報を生成する電流閾値設定情報生成機能を実現するよう構成されており、
    前記電流閾値指示部は、前記バッテリパックに設けられて前記第2制御部における前記電流閾値設定情報生成機能により生成された前記電流閾値設定情報に基づいて前記電流閾値を生成する閾値生成部を備えている
    ことを特徴とする電動機械器具。
  9. 請求項6〜請求項8の何れか1項に記載の電動機械器具であって、
    前記バッテリパックは、
    前記電流超過判断部と、
    前記電流超過判断部により前記検出電流が前記電流閾値以上になったと判断された場合に前記遮断信号を前記本体へ出力する遮断信号出力部と、
    を備え、
    前記通電遮断部は、前記本体に搭載され、前記バッテリパックから前記遮断信号が入力された場合に前記通電経路を遮断する
    ことを特徴とする電動機械器具。
  10. 請求項6〜請求項8の何れか1項に記載の電動機械器具であって、
    前記電流超過判断部及び前記通電遮断部は、前記バッテリパックに搭載されている
    ことを特徴とする電動機械器具。
  11. 請求項6又は請求項7に記載の電動機械器具であって、
    前記電流検出部、前記電流閾値指示部、前記電流超過判断部及び前記通電遮断部は、前記本体に搭載されている
    ことを特徴とする電動機械器具。
  12. 請求項6に記載の電動機械器具であって、
    前記本体は、
    操作スイッチと、
    前記操作スイッチの操作量を示す操作量信号を前記バッテリパックへ出力する操作量信号出力部と、
    を備え、
    前記バッテリパックは、
    前記電流検出部と、
    前記電流閾値指示部と、
    前記電流超過判断部と、
    前記通電遮断部と、
    前記バッテリから前記モータへの通電経路を導通・遮断するスイッチング素子と、
    前記本体から入力される前記操作量信号に基づいて前記スイッチング素子をオン・オフさせることにより前記バッテリから前記モータへの通電を制御する制御部と、
    を備え、
    前記通電遮断部は、前記電流超過判断部から前記遮断信号が出力された場合、前記スイッチング素子を強制的にオフさせることで前記通電経路を遮断する
    ことを特徴とする電動機械器具。
  13. 請求項1〜請求項12の何れか1項に記載の電動機械器具であって、
    前記電流閾値指示部は、アナログの前記電流閾値を生成して前記電流超過判断部へ出力する
    ことを特徴とする電動機械器具。
  14. 請求項1〜請求項13の何れか1項に記載の電動機械器具であって、
    前記モータの前記永久磁石の温度を直接的又は間接的に検出する温度検出部を備え、
    前記電流閾値指示部は、前記瞬間最大電流上限値、及び前記温度検出部により検出された温度に基づいて前記電流閾値を生成する
    ことを特徴とする電動機械器具。
  15. 電動機械器具の本体に装着されて使用されるバッテリパックであって、
    前記本体に搭載されている、界磁として永久磁石を有するモータへ、電力を供給するためのバッテリと、
    前記バッテリから前記モータへ流れている電流を検出する電流検出部と、
    前記本体に記憶されている瞬間最大電流上限値に基づいて電流閾値を生成し出力する電流閾値指示部と、
    前記電流検出部による検出電流が前記電流閾値以上になったか否か判断して前記電流閾値以上になった場合に前記バッテリから前記モータへの通電経路を遮断させるための遮断信号を出力する電流超過判断部と、
    を備えていることを特徴とするバッテリパック。
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