JP2014151341A - 板材の連結方法 - Google Patents

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JP2014151341A JP2013022694A JP2013022694A JP2014151341A JP 2014151341 A JP2014151341 A JP 2014151341A JP 2013022694 A JP2013022694 A JP 2013022694A JP 2013022694 A JP2013022694 A JP 2013022694A JP 2014151341 A JP2014151341 A JP 2014151341A
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久之 南部
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Abstract

【課題】先後の板材端部同士を連結して連結強度に優れた板材の連結方法を提供する。
【解決手段】先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを対向させ、板材終端と板材始端とを所定の形状を有する打抜きパンチ10aを用いて切断するとともに、板材始端に板材連結用の凸部12bを形成し、板材終端に凹部11bを形成し、凸部を凹部に嵌入して仮連結し、凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部12uを形成した後、凹部の外周縁部11eを上下方向に押圧するとともに薄肉凸部の上下面に塑性流動させて被覆部11uを形成して被覆部で薄肉凸部をカシメ加工し、先行板材と後行板材の端部同士を本連結する。
【選択図】図5

Description

本発明は、順送プレス加工において、コイルから繰り出した先行板材の終端と後行板材の始端とを連結する板材の連結方法に関する。
順送プレス加工において、アンコイラーによりコイルから鋼板等の帯板を繰り出して順送プレス機に供給させるが、供給しているコイルが無くなると新たなコイルの掛け替えが行われる。この掛け替え時間を短縮し生産ラインの運転効率を向上させるため、帯板の端部同士を溶接により接合させてコイルを長尺化することが行われている。
コイルを長尺化するに当たっては、その運搬等の取り扱い上、またアンコイラーでのコイル取り付け部のサイズ等により巻径は制限される。そこで、順送プレス加工等の生産ライン内で先行板材と後行板材とのコイル端部同士を突合せ溶接して接合することが考えられる。
例えば特許文献1には、帯鋼移送ライン上で帯鋼の端縁部同士を突き合せ、突き合せ部を挟んで帯鋼の左右の側縁にタブ板を当接せしめたうえ、一方のタブ板の板面を溶接始点、他方のタブ板の板面を溶接終点として突き合せ部を溶接し、溶接施工の後、突き合せ溶接部の縁部に溶着しているタブ板を帯鋼から分離する突き合せ継ぎ手の形成方法であって、帯鋼の突き合せ溶接部及びタブ板を加熱し空冷する仮焼鈍処理を施し、その降温過程においてタブ板の溶着部分が軟質状態に保持されている間にタブ板を帯鋼から分離し、タブ板分離の後、突き合せ溶接部を焼鈍処理する帯鋼の突き合せ溶接継ぎ手方法が記載されている。
また、特許文献2には、金属ストリップの連続処理ラインにおいて先行ストリップの尾端と後行ストリップの先端を重ね合わせ、幅方向にスポット溶接を行って両ストリップを接続するとともに、前記重ね合わせ部分の前記スポット溶接列後方にこれと平行して幅方向に、中央ならびに両端を含む少なくとも3点のスポット溶接を施すことが記載されている。
特開2005−95963号公報 特開平6−23559号公報
しかしながら、順送プレス加工等の生産ライン内で先行板材と後行板材とのコイル端部同士を突合せ溶接して接合するに際しては、溶接接合部が熱歪みにより変形して帯板が長さ方向にく字状に曲がった場合、そのまま順送プレス機に供給すると、溶接接合部が順送金型に引っ掛かって送り不良を起こしたり順送金型を破損させる等の問題を生じさせる。
そのため、溶接の場合は、上記歪みを無くす後加工処理が必要となり、また、溶接装置の調節が複雑であり作業者にも溶接の知識が必要となる等のため、生産ラインの生産性を更に向上するのが困難であった。
また、潤滑油等を使用するプレス現場では、火が発生する溶接装置を付設するのは好ましくない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、生産ライン内で先後の板材端部同士を連結しても連結部を境に曲がりを生じさせることがなく簡易に且つ確実な連結が行える板材の連結方法を提供することを課題とする。
(1)本発明に係る板材の連結方法は、
先行板材と後行板材の端部同士を連結して連続板材を製造する方法であって、
先行板材の板材終端と後行板材の板材始端とを対向させ、
先行板材の板材終端と後行板材の板材始端とを所定の形状を有する打抜きパンチを用いて切断するとともに、
該後行板材の板材始端に板材連結用の凸部を形成し、
該先行板材の板材終端に前記凸部を受け入れて端部同士を連結するための凹部を形成し、
該凸部を前記先行板材の板材終端の凹部に嵌入して仮連結し、
前記後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成した後、
該凹部の外周縁部を上下方向に押圧するとともに前記薄肉化した凸部の上下面に塑性流動させて被覆部を形成して被覆部で前記薄肉凸部をカシメ加工し、
先行板材と後行板材の端部同士を本連結することを特徴とする。
(2)本発明に係る板材の連結方法は、上記(1)において、
前記後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成する際に、
該薄肉凸部を、先行板材の板材終端の凹部に形成した板材幅方向の欠落部にも塑性流動させて充填した充填部を形成し、
該薄肉凸部及び該充填部の上下面に、先行板材の凹部の外周縁部を上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部を形成して、該被覆部で該薄肉凸部及び該充填部を上下方向でカシメ加工し、
先行板材と後行板材の端部同士を本連結することを特徴とする。
(3)本発明に係る板材の連結方法は、上記(1)において、
前記後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成する際に、
その上面又は下面、あるいはその両面に突起を設け、
前記被覆部が該突起の周囲を巻き込むように形成され被覆部で前記薄肉凸部をカシメ加工し、先行板材と後行板材の端部同士を本連結することを特徴とする。
(4)本発明に係る板材の連結方法は、上記(1)において、
前記後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成する際に、
その上面又は下面、あるいはその両面に窪みを設け、
前記被覆部が該窪みの中にも入った状態で形成され被覆部で前記薄肉凸部をカシメ加工し、先行板材と後行板材の端部同士を本連結することを特徴とする。
これにより、先行板材の板材終端と後行板材の板材始端との連結部は、打抜き型で打抜いた凸部、凹部同士を嵌合して形成されるので、溶接による接合部のような段差やひずみ等が生じることもなく接合部以外の場所と変らず略平坦な状態にすることができる。
また、上記連結部は、カシメ加工して形成されるので、引っ張り方向や押し方向の力にも十分に耐える連結状態とすることができる。
従って、上記連結部を後加工処理することなくそのまま順送プレス機等の加工機へ送り込むことができ、生産ラインの生産性を向上させることができる。
実施形態1において板材連結装置が配設された順送プレス加工ラインを示す側面図である。 実施形態1において、先行板材の板材終端と後行板材の板材始端を切断し、後行板材の板材始端に板材連結用の凸部を形成し、先行板材の板材終端に凸部を受け入れて端部同士を連結するための凹部を形成して対向させた状態を示す平面図である。 実施形態1において、後行板材の板材始端の凸部を先行板材の板材終端の凹部に嵌入する直前の状態を示す平面図である。 実施形態1において、先行板材の板材終端の凸部を先行板材の板材終端の凹部に嵌入して仮連結させた状態を示す平面図である。 実施形態1において、後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成し、凹部の外周縁部を上下方向に押圧するとともに薄肉凸部の上下面に塑性流動させて被覆部を形成して被覆部で薄肉凸部をカシメ加工し、先行板材と後行板材の端部同士を本連結させた状態を示す概略説明図であり、(a)は板材連結装置であり、(b)は薄肉凸部の拡大平面図であり、(c)は(a)のX−X断面図であり、(d)は凹部の外周縁部を上下方向に押圧するとともに薄肉凸部の上下面に塑性流動させて被覆部を形成して被覆部で薄肉凸部をカシメ加工した状態を示す平面図であり、(e)は(d)のY−Y断面図である。 実施形態2において、切断時に形成する先行板材の板材終端の凹部を板材長手方向及び幅方向に欠落させた形状とした状態を示す平面図である。 実施形態2において、先行板材の板材終端の凸部を先行板材の板材終端の凹部に嵌入して仮連結させた状態を示す平面図である。 実施形態2において、後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成する際に、該薄肉凸部を、先行板材の板材終端の凹部に形成した板材幅方向の欠落部にも塑性流動させて充填した充填部を形成し、該薄肉凸部及び該充填部の上下面に、先行板材の凹部の外周縁部を上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部を形成して、該被覆部で薄肉凸部及び該充填部を上下方向でカシメ加工し、先行板材と後行板材の端部同士を本連結させた状態を示す概略説明図であり、(a)は板材連結装置であり、(b)は薄肉凸部の拡大平面図であり、(c)は(a)のX−X断面図であり、(d)は、外周縁部を上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部を形成して、該被覆部で薄肉凸部及び充填部を上下方向でカシメ加工した状態を示す平面図であり、(e)は(d)のY−Y断面図である。 実施形態3において、後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成する際に、その上面又は下面、あるいはその両面に突起を設け、前記被覆部が該突起の周囲を巻き込むように形成され被覆部で前記薄肉凸部をカシメ加工し、先行板材と後行板材の端部同士を本連結させた状態を示す概略説明図であり、(a)は突起を設けた薄肉凸部の拡大平面図であり、(b)は(a)のX−X断面図であり、(c)は、外周縁部を上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部を形成して、該被覆部で薄肉凸部及び突起を上下方向でカシメ加工した状態を示す平面図であり、(d)は(d)のY−Y断面図である。 実施形態4において、前記後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成する際に、その上面又は下面、あるいはその両面に窪みを設け、前記被覆部が該窪みの中にも入った状態で形成され被覆部で前記薄肉凸部をカシメ加工し、先行板材と後行板材の端部同士を本連結させた状態を示す概略説明図であり、(a)は窪みを設けた薄肉凸部の拡大平面図であり、(b)は(a)のX−X断面図であり、(c)は、外周縁部を上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部を形成して、該被覆部で薄肉凸部及び窪みを上下方向でカシメ加工した状態を示す平面図であり、(d)は(d)のY−Y断面図である。
<実施形態1>
実施形態1の板材の連結方法は、先行板材11と後行板材12の端部同士を連結して連続板材を製造する方法であって、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを対向させ、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを所定の形状を有する打抜きパンチ10aを用いて切断するとともに、該後行板材12の板材始端12aに板材連結用の凸部12bを形成し、該先行板材11の板材終端11aに前記凸部12bを受け入れて端部同士を連結するための凹部11bを形成し、該凸部12bを前記先行板材11の板材終端11aの凹部11bに嵌入して仮連結し、前記後行板材12の板材始端12aの凸部12bを上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部12uを形成した後、該凹部11bの外周縁部11eを上下方向に押圧するとともに前記薄肉凸部12uの上下面に塑性流動させて被覆部11uを形成して被覆部11uで薄肉凸部12uをカシメ加工し、先行板材11と後行板材12の端部同士を本連結することを特徴とする。
実施形態1における詳細を図面を用いて説明する。
図1は、実施形態1の板材の連結方法に用いる板材連結装置の概略を示す側面図である。
図2は、打抜き装置によって、先行板材の板材終端と後行板材の板材始端を切断し、後行板材の板材始端に板材連結用の凸部を形成し、先行板材の板材終端に凸部を受け入れて端部同士を連結するための凹部を形成して対向させた状態を示す平面図である。
図3は、先行板材の板材終端の凸部を先行板材の板材終端の凹部に嵌入する直前の状態を示す平面図である。
図4は、先行板材の板材終端の凸部を先行板材の板材終端の凹部に嵌入して仮連結させた状態を示す平面図である。
図5は、後行板材の板材始端の凸部bを上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成し、凹部の外周縁部を上下方向に押圧するとともに薄肉凸部の上下面に塑性流動させて被覆部を形成して被覆部で薄肉凸部をカシメ加工し、先行板材と後行板材の端部同士を本連結させた状態を示す概略説明図であり、(a)は板材連結装置であり、(b)は薄肉凸部の拡大平面図であり、(c)は(a)のX−X断面図であり、(d)は凹部の外周縁部を上下方向に押圧するとともに薄肉凸部の上下面に塑性流動させて被覆部を形成して被覆部で薄肉凸部をカシメ加工した状態を示す平面図であり、(e)は(d)のY−Y断面図である。
図示するように、実施形態1の板材の連結方法においては、被加工材料である板材をコイル19から繰り出し、所定の送りピッチで間欠送りして板材連結装置10に供給する。例えば、順送プレス加工ラインでは、板材連結装置10は、順送プレス機の前に配設され、供給された先行板材11が無くなり新たに後行板材12を供給する際に、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを連結する。
図1に示す板材連結装置10において、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを連結するため、それぞれ所定の形状を有する端部を形成する。そのため、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを対向させて、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを所定の形状を有する打抜きパンチ10a及びダイス10bを用いて切断する。
図2に示すように、この打抜きパンチ10a及びダイス10bによる切断で、後行板材12の板材始端12aに板材連結用の凸部12bを形成する。また、先行板材11の板材終端11aに、後行板材12の凸部12bを受け入れて端部同士を連結するための凹部11bを形成する。
なお、幅方向の位置合わせのために、後行板材12の幅方向両端部に位置決め凸部12c、先行板材11の幅方向両端部に位置決め凸部12cと嵌合する形状の位置決め凹部11dを形成して、位置決め凸部12cを位置決め凹部11dに導入することによって仮連結時に幅方向の位置合わせをすることもできる。
図2では、位置決め凹部11d、位置決め凸部12cを、Ω字状の形状としているが、台形状、矩形状など、互いに嵌合可能な種々の嵌合形状とすることができる。
次に、図3、図4を用いて、板材連結装置10による板材の連結動作を説明する。図3の平面図に示すように、後行板材12の板材始端の凸部12bが先行板材11の板材終端の凹部11bに嵌入する直前の状態まで、後行板材12を所定の送りピッチで間欠送りする。そして、後行板材12の幅方向両端部の位置決め凸部12c、12cを、先行板材11の幅方向両端部の位置決め凹部11d、11dに導入して幅方向の位置合わせをするとともに、凸部12b、12bを先行板材11の板材終端11aの凹部11b、11bに嵌入して、後行板材12を先行板材11に仮連結する。
そして、図5(a)に示すように、後行板材12及び先行板材11を先方向に間欠送りするとともに仮連結部を板材連結装置10の薄肉化パンチ10cの下方に配置させる。次に、薄肉化パンチ10cを下降させ、後行板材12の板材始端12aの凸部12bを上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部12uを形成する(図5(b)、(c)参照)。さらに、後行板材12及び先行板材11を先方向に間欠送りするとともに、仮連結部を板材連結装置10のカシメパンチ10dの下方に配置させる。
そして、カシメパンチ10dを下降させ、凹部11bの外周縁部11eを上下方向に押圧するとともに薄肉凸部12uの上下面に塑性流動させて被覆部11uを形成して被覆部11uで薄肉凸部12uをカシメ加工し、先行板材11と後行板材12の端部同士を本連結させる(図5(d)、(e)参照)。
このような一連の動作により、先行板材11の板材終端と後行板材12の板材始端との連結が完了する。
そして、この連結された板材を順送プレス機(図示せず)に供給して順送プレス加工を再開させることができる。
以上のように、本実施形態による板材連結方法によれば、先行板材11の板材終端と後行板材12の板材始端との連結部は、打抜きパンチ10aで打抜いた夫々の凹凸部11b,12b同士を嵌合させるとともに、板材を薄肉化してカシメ加工して形成されるので、溶接による接合部のような段差やひずみ等が生じることもなく、板材全体の板厚を変えること無く、後工程の順送プレス作業に支障を来すことがない。
なお、本実施形態の板材の連結方法は、順送プレスの生産ラインに限らず、他の生産ライン等に適用することもできる。
<実施形態2>
実施形態2の板材の連結方法は、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを対向させ、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを所定の形状を有する打抜きパンチ10aを用いて切断するとともに、該後行板材12の板材始端12aに板材連結用の凸部12bを形成し、該先行板材11の板材終端11aに前記凸部12bを受け入れて端部同士を連結するための凹部11bを形成し、該凸部12bを前記先行板材11の板材終端11aの凹部11bに嵌入して仮連結する点では、実施形態1と同様であるが、以下の点で異なる。
すなわち、前記後行板材12の板材始端の凸部12bを上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部12uを形成する際に、薄肉凸部12uを、先行板材11の板材終端の凹部11bに形成した板材幅方向の欠落部11k、11k(実施形態2では1つの凹部11bに2個設ける)にも塑性流動させて充填した充填部12k、12k(実施形態2では1つの薄肉凸部12uを2方向の充填部を設ける)を形成し、薄肉凸部12u及び充填部12k、12kの上下面に、先行板材11の凹部11bの外周縁部11eを上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部11uを形成して、被覆部11uで、薄肉凸部12u及び充填部12k、12kを上下方向でカシメ加工し、先行板材11と後行板材12の端部同士を本連結する。
実施形態2の板材の連結方法の詳細を図面を用いて説明する。
図6は、切断時に形成する先行板材の板材終端の凹部を板材長手方向及び幅方向に欠落させた形状とした状態を示す平面図である。
図7は、先行板材の板材終端の凸部を先行板材の板材終端の凹部に嵌入して仮連結させた状態を示す平面図である。
図8は、後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成する際に、該薄肉凸部を、先行板材の板材終端の凹部に形成した板材幅方向の欠落部にも塑性流動させて充填した充填部を形成し、該薄肉凸部及び該充填部の上下面に、先行板材の凹部の外周縁部を上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部を形成して、該被覆部で薄肉凸部及び該充填部を上下方向でカシメ加工し、先行板材と後行板材の端部同士を本連結させた状態を示す概略説明図であり、(a)は板材連結装置であり、(b)は薄肉凸部の拡大平面図であり、(c)は(a)のX−X断面図であり、(d)は後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成する際に、該薄肉凸部を、先行板材の板材終端の凹部に形成した板材幅方向の欠落部にも塑性流動させて充填した充填部を形成し、該薄肉凸部及び該充填部の上下面に、先行板材の凹部の外周縁部を上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部を形成して、該被覆部で薄肉凸部及び充填部を上下方向でカシメ加工した状態を示す平面図であり、(e)は(d)のY−Y断面図である。
図6に示すように、実施形態2では、打抜きパンチ10a及びダイス10bによる切断で、後行板材12の板材始端12aに板材連結用の凸部12bを形成する。
また、先行板材11の板材終端11aに、後行板材12の凸部12bを受け入れて端部同士を連結するための凹部11bを形成する。
なお、凹部11bには、互いに板材幅方向に拡張した欠落部11k、11kを形成する。図6では、1つの凹部11bの先端からそれぞれ反対向きの板材幅方向に欠落させて形成した2個の欠落部11k、11kを示している。
次に、図7、図8を用いて、実施形態2の板材の連結動作を説明する。
図7の平面図に示すように、後行板材12の幅方向両端部の位置決め凸部12c、12cを、先行板材11の幅方向両端部の位置決め凹部11d、11dに導入して幅方向の位置合わせをするとともに、凸部12b、12bを先行板材11の板材終端11aの凹部11b、11bに嵌入して、後行板材12を先行板材11に仮連結する。
そして、図8(a)に示すように、後行板材12及び先行板材11を先方向に間欠送りするとともに仮連結部を板材連結装置10の薄肉化パンチ10cの下方に配置させる。次に、薄肉化パンチ10cを下降させ、後行板材12の板材始端12aの凸部12bを上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部12uを形成する(図8(b)、(c)参照)。
その際に、薄肉凸部12uを、先行板材11の板材終端の凹部11dに形成した板材幅方向の欠落部11k、11kにも塑性流動させて充填した充填部12kを形成し、薄肉凸部12u及び充填部12k、12kの上下面に、先行板材11の凹部11bの外周縁部11eを上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部11uを形成して、被覆部11uで薄肉凸部12u及び充填部12k、12kを上下方向でカシメ加工し、先行板材11と後行板材12の端部同士を本連結させる(図8(d)、(e)参照)。
以上のように、本実施形態による板材連結方法によれば、先行板材11の板材終端と後行板材12の板材始端との連結部は、薄肉凸部12uを、板材幅方向の欠落部11k、11kにも塑性流動させて充填した充填部12kを形成し、薄肉凸部12u及び充填部12k、12kの上下面に、先行板材11の凹部11bの外周縁部11eを上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部11uを形成して、被覆部11uで薄肉凸部12u及び充填部12k、12kを上下方向でカシメ加工し、先行板材11と後行板材12の端部同士を本連結させるので、板材をさらに強固に連結させることができる。
<実施形態3>
実施形態3の板材の連結方法は、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを対向させ、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを所定の形状を有する打抜きパンチ10aを用いて切断するとともに、該後行板材12の板材始端12aに板材連結用の凸部12bを形成し、該先行板材11の板材終端11aに前記凸部12bを受け入れて端部同士を連結するための凹部11bを形成し、該凸部12bを前記先行板材11の板材終端11aの凹部11bに嵌入して仮連結する点では、実施形態1と同様であるが、以下の点で異なる。
すなわち、後行板材12の板材始端の凸部12bを上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部12uを形成する際に、その上面又は下面、あるいはその両面に突起12fを設け、被覆部11uが突起12fの周囲を巻き込むように形成され被覆部11uで薄肉凸部12uをカシメ加工し、先行板材11と後行板材12の端部同士を本連結させる。
実施形態3の板材の連結方法の詳細を図面を用いて説明する。
図9(a)は突起を設けた薄肉凸部の拡大平面図であり、(b)は(a)のX−X断面図であり、(c)は、外周縁部を上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部を形成して、該被覆部で薄肉凸部及び突起を上下方向でカシメ加工した状態を示す平面図であり、(d)は(d)のY−Y断面図である。
図9に示すように、その下面に凹部を設けた薄肉化パンチ10cを下降させ、後行板材12の板材始端12aの凸部12bを上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部12uを形成する(図9(a)、(b)参照)。
その際に、薄肉化パンチ10c下面に設けた凹部に薄肉凸部12uの上面に突起が形成される。
そして、薄肉凸部12u上下面に、先行板材11の凹部11bの外周縁部11eを上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部11uを形成して、被覆部11uで薄肉凸部12u及び突起12fを上下方向でカシメ加工し、先行板材11と後行板材12の端部同士を本連結させる(図9(c)、(d)参照)。
なお、薄肉化パンチ10cに対向する受け台10eの上面にも凹部を設けて、薄肉凸部12uの下面にも突起を形成してもよい。
以上のように、本実施形態による板材連結方法によれば、後行板材12の板材始端の凸部12bを上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部12uを形成する際に、その上面又は下面、あるいはその両面に突起12fを設け、被覆部11uが突起12fの周囲を巻き込むように形成され被覆部11uで薄肉凸部12uをカシメ加工し、先行板材11と後行板材12の端部同士を本連結させるので、板材をさらに強固に連結させることができる。
<実施形態4>
実施形態4の板材の連結方法は、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを対向させ、先行板材11の板材終端11aと後行板材12の板材始端12aとを所定の形状を有する打抜きパンチ10aを用いて切断するとともに、該後行板材12の板材始端12aに板材連結用の凸部12bを形成し、該先行板材11の板材終端11aに前記凸部12bを受け入れて端部同士を連結するための凹部11bを形成し、該凸部12bを前記先行板材11の板材終端11aの凹部11bに嵌入して仮連結する点では、実施形態1と同様であるが、以下の点で異なる。
すなわち、後行板材12の板材始端の凸部12bを上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部12uを形成する際に、その上面又は下面、あるいはその両面に窪み12gを設け、被覆部11uが窪み12gの中にも入った状態で形成され被覆部11uで薄肉凸部12uをカシメ加工し、先行板材11と後行板材12の端部同士を本連結させる。
実施形態4の板材の連結方法の詳細を図面を用いて説明する。
図10(a)は窪みを設けた薄肉凸部の拡大平面図であり、(b)は(a)のX−X断面図であり、(c)は、外周縁部を上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部を形成して、該被覆部で薄肉凸部及び窪みを上下方向でカシメ加工した状態を示す平面図であり、(d)は(d)のY−Y断面図である。
図10に示すように、その下面に突起を設けた薄肉化パンチ10cを下降させ、後行板材12の板材始端12aの凸部12bを上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部12uを形成する(図10(a)、(b)参照)。
その際に、薄肉化パンチ10c下面に設けた突起で薄肉凸部12uの上面に窪み12gが形成される。
そして、薄肉凸部12u上下面に、先行板材11の凹部11bの外周縁部11eを上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部11uを形成して、被覆部11uで薄肉凸部12u及び窪み12gを上下方向でカシメ加工し、先行板材11と後行板材12の端部同士を本連結させる(図10(c)、(d)参照)。
なお、薄肉化パンチ10cに対向する受け台10eの上面にも突起を設けて、薄肉凸部12uの下面にも窪みを形成してもよい。
以上のように、本実施形態による板材連結方法によれば、後行板材12の板材始端の凸部12bを上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部12uを形成する際に、その上面又は下面、あるいはその両面に窪み12gを設け、被覆部11uが窪み12gの中にも入った状態で形成され被覆部11uで薄肉凸部12uをカシメ加工し、先行板材11と後行板材12の端部同士を本連結させるので、板材をさらに強固に連結させることができる。
本発明の板材の連結方法は、順送プレス装置などの生産ライン内で先後の板材端部同士を連結しても連結部を境に曲がりを生じさせることがなく簡易に且つ確実な連結が行えので、産業上の利用可能性が極めて高い。
10 板材連結装置
10a 打抜きパンチ
10b ダイス
10c 薄肉化パンチ
10d カシメパンチ
10e 受け台
11 先行板材
11a 板材終端
11b 凹部
11d 位置決め凹部
11e 外周縁部
11k 欠落部
11u 被覆部
12 後行板材
12a 板材始端
12b 凸部
12c 位置決め凸部
12f 突起
12g 窪み
12k 充填部
12u 薄肉凸部
19 コイル

Claims (4)

  1. 先行板材と後行板材の端部同士を連結して連続板材を製造する方法であって、
    先行板材の板材終端と後行板材の板材始端とを対向させ、
    先行板材の板材終端と後行板材の板材始端とを所定の形状を有する打抜きパンチを用いて切断するとともに、
    該後行板材の板材始端に板材連結用の凸部を形成し、
    該先行板材の板材終端に前記凸部を受け入れて端部同士を連結するための凹部を形成し、
    該凸部を前記先行板材の板材終端の凹部に嵌入して仮連結し、
    前記後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成した後、
    該凹部の外周縁部を上下方向に押圧するとともに前記薄肉化した凸部の上下面に塑性流動させて被覆部を形成して被覆部で前記薄肉凸部をカシメ加工し、
    先行板材と後行板材の端部同士を本連結することを特徴とする板材の連結方法。
  2. 前記後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成する際に、
    該薄肉凸部を、先行板材の板材終端の凹部に形成した板材幅方向の欠落部にも塑性流動させて充填した充填部を形成し、
    該薄肉凸部及び該充填部の上下面に、先行板材の凹部の外周縁部を上下方向に押圧して塑性流動させて被覆した被覆部を形成して、該被覆部で該薄肉凸部及び該充填部を上下方向でカシメ加工し、
    先行板材と後行板材の端部同士を本連結することを特徴とする請求項1に記載の板材の連結方法。
  3. 前記後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成する際に、
    その上面又は下面、あるいはその両面に突起を設け、
    前記被覆部が該突起の周囲を巻き込むように形成され被覆部で前記薄肉凸部をカシメ加工し、先行板材と後行板材の端部同士を本連結することを特徴とする請求項1に記載の板材の連結方法。
  4. 前記後行板材の板材始端の凸部を上下方向に押圧して薄肉化して薄肉凸部を形成する際に、
    その上面又は下面、あるいはその両面に窪みを設け、
    前記被覆部が該窪みの中にも入った状態で形成され被覆部で前記薄肉凸部をカシメ加工し、先行板材と後行板材の端部同士を本連結することを特徴とする請求項1に記載の板材の連結方法。
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