JP2014151011A - カーテン - Google Patents

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Shinichi Naomura
信一 直村
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NAOMURA KIKAKU KK
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Abstract

【課題】通常使用時には開口部を強固に閉塞する一方、出入り等の必要時には開口部を容易に開放することができるカーテンの提供。
【解決手段】開口部2に左右一対のシート3,4を接離自在に設けて開口部2を開閉可能とするためのカーテン1において、各シート3,4の端縁に複数の上下に伸延させた棒状の磁石10,11を上下に並べて配置するとともに、各シート3,4の端縁を上下に並べた磁石10,11の間で屈曲可能とし、左右のシート3,4に設けた磁石10,11の引力で左右のシート3,4を接合させて開口部2を閉塞する。また、左右のシート3,4に設けた磁石10,11を、互いに対向させた平板部と、平板部に直交させた梁部とで断面T字状に形成する。また、上下に並べた磁石10,11の間に、シート3,4を開放状態に固定する固定具20,21に連結するための連結具13,15を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、開口部に左右一対のシートを接離自在に設けて開口部を開閉可能とするためのカーテンに関するものである。
従来より、カーテンは、建屋の窓や出入口などの開口部に左右一対のシートが互いに接離自在に設けられ、左右のシートの端縁同士を離反させることで開口部を開放する一方、左右のシートの端縁同士を近接させることで開口部を閉塞する。
一般的に用いられているカーテンでは、遮光性とともに通気性を重視するために、開口部を左右のシートで閉塞している場合であっても、風などの影響で左右のシートが離反して通気が行われても支障はない。しかし、冷暖房効率の向上などを目的とするカーテンでは、閉塞性が重視され、通常使用時には左右のシートの端縁同士が容易に離反することがなく、それでいて出入り等の必要時には左右のシートの端縁同士を容易に離反させることができるように、左右のシートの端縁に磁石を設けたものが利用されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平9−187365号公報
ところが、左右のシートの端縁に磁石を設けたカーテンでは、各シートの端縁に磁石を上下に間隔をあけて点在させた場合には、風等の影響で磁石と磁石との間において左右のシートの端縁が離反して通気が行われてしまうおそれがある。
一方、各シートの端縁に上下に伸延させた1本の帯状の磁石を設けた場合には、左右のシートの端縁同士が強固に接合してしまい、出入り等の必要時に左右のシートの端縁同士を離反させて開口部を開放させることが困難となるおそれがある。
そこで、請求項1に係る本発明では、開口部に左右一対のシートを接離自在に設けて開口部を開閉可能とするためのカーテンにおいて、各シートの端縁に複数の上下に伸延させた棒状の磁石を上下に並べて配置するとともに、各シートの端縁を上下に並べた磁石の間で屈曲可能とし、左右のシートに設けた磁石の引力で左右のシートを接合させて開口部を閉塞することにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、左右のシートに設けた磁石を、互いに対向させた平板部と、平板部に直交させた梁部とで断面T字状に形成することにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項1又は請求項2に係る本発明において、上下に並べた磁石の間に、シートを開放状態に固定する固定具に連結するための連結具を設けることにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、開口部に左右一対のシートを接離自在に設けて開口部を開閉可能とするためのカーテンにおいて、各シートの端縁に複数の上下に伸延させた棒状の磁石を上下に並べて配置するとともに、各シートの端縁を上下に並べた磁石の間で屈曲可能とし、左右のシートに設けた磁石の引力で左右のシートを接合させて開口部を閉塞することにしているために、通常使用時には左右のシートの端縁同士を近接させて開口部を強固に閉塞することができるとともに、出入り等の必要時には左右のシートの端縁同士を離反させて開口部を容易に開放することができる。
特に、左右のシートに設けた磁石を、互いに対向させた平板部と、平板部に直交させた梁部とで断面T字状に形成した場合には、左右の磁石の接触面積が大きくなって互いの磁石の間に生じる引力を増大させることができるので、通常使用時に左右のシートの端縁同士で開口部を強固に閉塞することができ、また、磁石の強度を増大させることができるので、出入り等の必要時に左右のシートの端縁同士を繰返し離反させても磁石が破損することがなくカーテンの長寿命化を図ることができる。
また、上下に並べた磁石の間に、シートを開放状態に固定する固定具に連結するための連結具を設けた場合には、固定具と連結具とを連結することで上下に並べた磁石の間でシートの端縁を屈曲させた状態で開口部を開放させることができる。
本発明に係るカーテンの使用状態を示す正面説明図。 カーテンの正面図(a)、同拡大水平断面図(b)、同拡大正面図(c)。
以下に、本発明に係るカーテンの具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、カーテン1は、窓や出入口などの開口部2に開閉可能に取付けられている。
このカーテン1は、左右一対の縦長矩形状のシート3,4からなり、左側のシート3の右側上端部と右側のシート4の左側上端部とを接合(縫合)し、左右のシート3,4が互いに接離自在となっている。左側のシート3は、左端縁と上端縁を開口部2の枠体5に両面テープ等を用いて貼着している。右側のシート4は、右端縁と上端縁を開口部2の枠体5に両面テープ等を用いて貼着している。なお、各シート3,4は、縦長矩形状の透明ビニール製のシート本体6,7の周囲に袋帯状の布製の縁8,9を取付けている。
カーテン1は、左右のシート3,4の端縁に磁石10,11をそれぞれ設けて、互いの磁石10,11の引力で左右のシート3,4を閉塞した状態で保持するようにしている。左側のシート3は、右端縁に袋帯状の縁8で上下に連通する中空部12を形成し、中空部12に5本の上下に伸延させた棒状の磁石10を上下に間隔をあけて並べて収容して、上下に並べた磁石10,10の間でシート3の端縁を容易に屈曲可能とするとともに、磁石10の上下部分の縁8に雌型ボタンからなる連結具13を取付けて、磁石10が中空部12から落下するのを防止している。右側のシート4は、左端縁に袋帯状の縁9で上下に連通する中空部14を形成し、中空部14に5本の上下に伸延させた棒状の磁石11を上下に間隔をあけて並べて収容して、上下に並べた磁石11,11の間でシート4の端縁を容易に屈曲可能とするとともに、磁石11の上下部分の縁9に雌型ボタンからなる連結具15を取付けて、磁石11が中空部14から落下するのを防止している。
ここで、左側のシート3に設けた磁石10は、右側に平坦面を向けて形成した平板部16と、その平板部16と直交させた梁状の梁部17とで断面T字状に形成している。一方、右側のシート4に設けた磁石11は、左側に平坦面を向けて形成した平板部18と、その平板部18と直交させた梁状の梁部19とで断面T字状に形成している。そして、左側のシート3に設けた磁石10の平板部16と右側のシート4に設けた磁石11の平板部18とを互いに対向させた状態で、各磁石10,11を縁8,9に収容している。
さらに、カーテン1は、左右のシート3,4に各シート3,4をそれぞれ開放させた状態で固定するための固定具20,21を設けている。左側の固定具20は、ベルト22の基端部を上下回動自在に取付けるとともに、ベルト22の先端部に連結具13と連結する雄型ボタンからなる連結具23を取付けている。右側の固定具21は、ベルト24の基端部を上下回動自在に取付けるとともに、ベルト24の先端部に連結具15と連結する雄型ボタンからなる連結具25を取付けている。
カーテン1は、以上に説明したように構成しており、通常使用時には、左右のシート3,4の端縁に設けた磁石10,11の引力で左右のシート3,4を接合させて開口部2を閉塞した状態にする(図1参照。)。また、出入り等の必要時には、左右のシート3,4に設けた磁石10,11を互いに離反させる方向に移動して左右のシート3,4を離反させて開口部2を開放した状態にし、さらに、必要に応じて固定具20,21の連結具23,25と各シート3,4の連結具13,15とを連結させて、各シート3,4をそれぞれ開放させた状態に固定する(図2参照。)。
以上に説明したように、上記カーテン1は、開口部2に左右一対のシート3,4を接離自在に設けて開口部2を開閉可能としており、各シート3,4の端縁に複数の上下に伸延させた棒状の磁石10,11を上下に並べて配置するとともに、各シート3,4の端縁を上下に並べた磁石10,11の間で屈曲可能とし、左右のシート3,4に設けた磁石10,11の引力で左右のシート3,4を接合させて開口部2を閉塞するように構成している。
そのため、上記構成のカーテン1では、通常使用時には左右のシート3,4の端縁同士を近接させて開口部2を強固に閉塞することができるとともに、出入り等の必要時には左右のシート3,4の端縁同士を離反させて開口部2を容易に開放することができ、使い勝手を良好なものとすることができる。
また、上記カーテン1は、左右のシート3,4に設けた磁石10,11を、互いに対向させた平板部16,18と、平板部16,18に直交させた梁部17,19とで断面T字状に形成した構成としている。
そのため、上記構成のカーテン1では、左右の磁石10,11の接触面積が大きくなって互いの磁石10,11の間に生じる引力を増大させることができるので、通常使用時に左右のシート3,4の端縁同士で開口部2を強固に閉塞することができ、また、磁石10,11の強度を増大させることができるので、出入り等の必要時に左右のシート3,4の端縁同士を繰返し離反させても磁石10,11が破損することがなくカーテン1の長寿命化を図ることができる。
さらに、上記カーテン1は、上下に並べた磁石10,11の間に、シート3,4を開放状態に固定する固定具20,21に連結するための連結具13,15を設けた場合には、固定具20,21と連結具13,15とを連結することで上下に並べた磁石10,11の間でシート3,4の端縁を屈曲させた状態で開口部2を開放させることができ、これによっても使い勝手の向上を図ることができる。
1 カーテン 2 開口部
3,4 シート 5 枠体
6,7 シート本体 8,9 縁
10,11 磁石 12,14 中空部
13,15 連結具 16,18 平板部
17,19 梁部 20,21 固定具
22,24 ベルト 23,25 連結具

Claims (3)

  1. 開口部に左右一対のシートを接離自在に設けて開口部を開閉可能とするためのカーテンにおいて、
    各シートの端縁に複数の上下に伸延させた棒状の磁石を上下に並べて配置するとともに、各シートの端縁を上下に並べた磁石の間で屈曲可能とし、左右のシートに設けた磁石の引力で左右のシートを接合させて開口部を閉塞することを特徴とするカーテン。
  2. 左右のシートに設けた磁石を、互いに対向させた平板部と、平板部に直交させた梁部とで断面T字状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のカーテン。
  3. 上下に並べた磁石の間に、シートを開放状態に固定する固定具に連結するための連結具を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカーテン。
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