JP2014150352A - パノラマ映像情報再生方法、パノラマ映像情報再生システム、及びプログラム - Google Patents

パノラマ映像情報再生方法、パノラマ映像情報再生システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】パノラマ映像の全ての領域を効率良く見やすい速度で表示するパノラマ映像情報再生方法を提供する。
【解決手段】再生が行われる表示画面のサイズに対応する表示対象領域によってパノラマ映像情報から選択される映像情報を送信するサーバ装置と、受信する前記映像情報を前記表示画面に再生する再生装置とによって行われるパノラマ映像情報再生方法であって、前記サーバ装置または前記再生装置が、前記表示対象領域を移動させるユーザの手動操作によって得られる前記表示対象領域の移動速度に基づいて速度の平均値を算出し、算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させ、前記サーバ装置は、移動する前記表示対象領域によって選択される映像情報を前記再生装置に送信することを特徴とするパノラマ映像情報再生方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、パノラマ映像情報再生方法、パノラマ映像情報再生システム、及びプログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータや携帯端末などの再生装置を用いてサーバ装置から再生装置の表示画面よりも大きな映像領域を有するパノラマ映像を受信して再生する技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。このような技術では、パノラマ映像の全ての映像を再生装置の表示画面に表示できないため、パノラマ映像の一部分を表示画面に表示し、タッチパネルやマウスなどの手動操作により表示対象領域を移動させることで目視する領域を変更することができるようになっている。
武田、他6名、「インタラクティブ・パノラマ映像配信システムの一検討/ファン視聴の実証実験」、映情学技報、2011年10月27日、Vol.35、no.40、pp1-4
しかしながら、上記のように再生装置においてタッチパネルやマウスなどの手動操作により表示対象領域を変更する場合、ユーザは、パノラマ映像の全ての領域を漏れなく目視するためには、意識的にパノラマ映像の端から端まで表示対象領域を移動させる必要がある。意識的に移動させない場合、映像を重複して表示するような無駄な移動操作を行ったり、一度も表示しない映像領域を生じさせてしまったりするという問題がある。
また、ユーザの操作の力加減によっては表示対象領域を移動させる速度にばらつきが生じたり、断続した移動になるなど見づらくなってしまうという問題もある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、パノラマ映像の全ての領域を効率良く見やすい速度で表示していくことを可能とするパノラマ映像情報再生方法、パノラマ映像情報再生システム、及びプログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、再生が行われる表示画面のサイズに対応する表示対象領域によってパノラマ映像情報から選択される映像情報を送信するサーバ装置と、受信する前記映像情報を前記表示画面に再生する再生装置とによって行われるパノラマ映像情報再生方法であって、前記サーバ装置または前記再生装置が、前記表示対象領域を移動させるユーザの手動操作によって得られる前記表示対象領域の移動速度に基づいて速度の平均値を算出し、算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させ、前記サーバ装置は、移動する前記表示対象領域によって選択される映像情報を前記再生装置に送信することを特徴とするパノラマ映像情報再生方法である。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記サーバ装置または前記再生装置が、算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させる前に、前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するのに要する時間に基づいて定められる時間、前記パノラマ映像情報の予め定められる一定の位置を表示対象領域とすることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記パノラマ映像情報と前記表示対象領域は、長方形の形状であり、前記パノラマ映像情報の一方の辺と前記表示対象領域の一方の辺の長さが等しく、前記パノラマ映像情報の他方の辺の長さは、前記表示対象領域の他方の辺の長さよりも長く、等しい長さの前記表示対象領域の一方の辺と前記パノラマ映像情報の一方の辺とを重ねあわせ、前記パノラマ映像情報の対向する前記一方の辺の間を前記表示対象領域が移動する状態で、前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記再生装置が、前記速度の平均値を算出する場合、前記再生装置は、算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させるために、前記パノラマ映像情報の映像領域上での前記表示対象領域の位置を特定する位置情報を含んだ操作情報を、移動させる前記表示対象領域の位置の変化にしたがって生成し、生成した操作情報を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記再生装置から受信する操作情報に基づく前記映像情報を前記再生装置に送信することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記サーバ装置が、前記速度の平均値を算出する場合、前記サーバ装置は、算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させるために、前記パノラマ映像情報の映像領域上での前記表示対象領域の位置を特定する位置情報を含んだ操作情報を、移動する前記表示対象領域の変化にしたがって生成し、生成した操作情報に基づく前記映像情報を前記再生装置に送信することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記再生装置は、ユーザによる前記パノラマ映像情報の再生の要求を受けてから、前記速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させることが開始されるまで、前記サーバ装置が送信する前記パノラマ映像情報を参照しながら前記表示対象領域を移動させるユーザの手動操作を受けつつ、当該手動操作により得られる前記表示対象領域の移動速度を算出することを特徴とする。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、再生が行われる表示画面のサイズに対応する表示対象領域によってパノラマ映像情報から選択される映像情報を送信するサーバ装置と、受信する前記映像情報を前記表示画面に再生する再生装置とを備えたパノラマ映像情報再生システムであって、前記サーバ装置または前記再生装置は、前記表示対象領域を移動させるユーザの手動操作によって得られる前記表示対象領域の移動速度に基づいて速度の平均値を算出し、算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させる制御パラメータを算出する演算部を有し、前記サーバ装置は、更に、前記演算部が生成する制御パラメータに基づいて移動する前記表示対象領域によって選択される映像情報を前記再生装置に送信する映像ストリーム送出部を有することを特徴とするパノラマ映像情報再生システムである。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、再生が行われる表示画面のサイズに対応する表示対象領域によってパノラマ映像情報から選択される映像情報を送信するサーバ装置に用いられるコンピュータと、受信する前記映像情報を前記表示画面に再生する再生装置に用いられるコンピュータとで実行されるプログラムであって、前記サーバ装置または前記再生装置に用いられるコンピュータに、前記表示対象領域を移動させるユーザの手動操作によって得られる前記表示対象領域の移動速度に基づいて速度の平均値を算出する手順、算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させる手順を実行させ、前記サーバ装置に用いられるコンピュータに、移動する前記表示対象領域によって選択される映像情報を前記再生装置に送信する手順、を実行させるためのプログラムである。
この発明によれば、パノラマ映像の全ての領域を効率良く見やすい速度で表示していくことが可能となる。
本発明の第1実施形態によるパノラマ映像情報再生システムのブロック図である。 同実施形態によるログ記憶部と設定情報記憶部のデータ構成を示した図である。 同実施形態による自動画面移動の処理の制御パラメータを説明するための図(その1)である。 同実施形態による自動画面移動の処理の制御パラメータを説明するための図(その2)である。 同実施形態による自動画面移動の処理のシーケンス図である。 同実施形態による自動画面移動の処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるパノラマ映像情報再生システムのブロック図である。 同実施形態によるログ記憶部と設定情報記憶部のデータ構成を示した図である。 同実施形態による自動画面移動の処理のシーケンス図である。 同実施形態による自動画面移動の処理のフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態によるパノラマ映像情報再生システム100の構成を示した概略ブロック図である。パノラマ映像情報再生システム100は、サーバ装置1と再生装置2を備える。
サーバ装置1において、送受信部11は、再生装置2との間で無線または有線の通信ネットワークを介して情報の送受信を行う。パノラマ映像情報記憶部12は、送信するパノラマ映像情報を予め記憶する。パノラマ映像情報の大きさは、ピクセル単位で表され、例えば、0〜5000ピクセル程度の大きさである。映像ストリーム送出部10は、再生開始の際に送受信部11を介して再生装置2から再生装置2の表示画面のサイズを含んだ再生開始の要求を受信する。また、映像ストリーム送出部10は、再生開始の要求を受信した場合、送信するパノラマ映像情報の映像の表示サイズの情報を含めたACK(確認応答)を再生装置2に送信する。また、映像ストリーム送出部10は、再生開始の要求を受信した場合、予め定められる初期位置の映像情報であって、再生開始の要求に含まれる表示画面のサイズに応じた表示対象領域によりパノラマ映像情報から選択される映像情報をパノラマ映像情報記憶部12から読み出して送信する。また、映像ストリーム送出部10は、送受信部11を介して再生装置2から表示対象領域を示す位置の情報を含んだ操作情報を受信する。また、映像ストリーム送出部10は、受信した操作情報に含まれる表示対象領域を示す位置と表示画面のサイズに基づいて、パノラマ映像情報における当該位置とサイズに対応する領域の映像情報をパノラマ映像情報記憶部12から読み出して送信する。ここで、表示対象領域を示す位置とは、例えば、映像情報の中央の画素に対応するパノラマ映像情報の座標であり、この位置を中心として表示画面のサイズにより特定されるパノラマ映像情報の領域を送信する映像情報として切り出して読み出すことができる。また、映像ストリーム送出部10は、再生装置2から再生終了の要求を受信する。
なお、上述した表示画面のサイズとは、本実施形態では、表示画面の縦方向の長さがパノラマ映像の縦方向の長さと同じであることから、長さの異なる横方向の長さの値を示すものとして説明する。
再生装置2は、例えば、パーソナルコンピュータやスマートフォン、タブレット端末などの携帯端末である。再生装置2において、送受信部20は、サーバ装置1との間で無線または有線の通信ネットワークを介して情報の送受信を行う。インタフェース部21は、例えば、表示画面に設けられているタッチパネルや、パーソナルコンピュータに接続されているマウスなどであり、ユーザの操作を受けて当該操作に対応する表示画面上の位置を検出する。また、インタフェース部21は、位置を検出した際の時刻を計時部25から取得し、取得した時刻の情報と検出した位置の情報を対応付けて出力する。映像再生部22は、表示画面を有し、送受信部20を介して受信した映像情報を表示画面に表示する。また、映像再生部22は、ユーザがインタフェース部21を操作して再生の開始を選択した場合、表示画面のサイズを含む再生開始の要求をサーバ装置1に送信する。また、映像再生部22は、ユーザがインタフェース部21を操作して再生の終了を選択した場合、再生終了の要求をサーバ装置1に送信する。手動操作部23は、インタフェース部21が出力する位置情報に基づいて、一定間隔、例えば、0.05秒ごとに、連続する位置の変化を検出する。ここで、連続する位置の変化とは、表示画面に表示されている映像情報の1点をマウスで選択して任意の方向にドラッグするような操作や、タッチパネル上で、接触として検出される状態を維持して指を任意の方向に動かすような操作である。また、手動操作部23は、連続する位置の変化を検出した場合、位置の変化によって変更された表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置を算出する。また、手動操作部23は、前述した検出を行う一定間隔で、表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置を含めた操作情報を生成して送受信部20を介してサーバ装置1に送信する。ここで、送信する操作情報に含める位置の情報は、手動操作部23が、連続する位置の変化を検出した場合には、手動操作部23が、算出した位置の変化によって変更された表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置となる。また、手動操作部23が、連続する位置の変化を検出しなかった場合には、送信する操作情報に含める位置の情報は、現在再生している表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置、すなわち前回の検出時と同じ位置となる。また、手動操作部23は、計時部25から取得する検出を行った時刻と、操作情報に含めた表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置と、位置の変化の情報に基づいて算出した移動距離と、移動に要した移動時間と、移動操作の有無を示す情報とをログ記憶部26に書き込む。なお、移動距離は、ピクセル単位で表され、例えば、左方向は、プラス(+)、右方向は、マイナス(−)で示される。移動時間は、検出間隔となるため、検出間隔を示す一定の時間がそのまま書き込まれる。また、移動操作の有無を示す情報は、手動操作部23が移動距離の値に基づいて判定する情報であり、例えば、移動距離が0の場合は「無」、移動距離が0以外の場合は「有」として表される。
演算部24は、パノラマ映像情報の表示対象領域を自動的に変更する自動画面移動操作のためのパラメータ値の算出、及び表示対象領域の位置を示す情報を含む操作情報の生成を行い、送受信部20を介してサーバ装置1に生成した操作情報を送信する。計時部25は、内部に時計を有しており要求を受けた際の時刻を出力する。ログ記憶部26は、図2(a)に示すように、検出時刻と位置と移動距離と移動時間と移動操作の項目を含むデータ構成を有しており、上述したように手動操作部23によってこれらの情報が書き込まれる。設定情報記憶部27は、図2(b)に示すデータ構成を有しており、演算部24による演算に用いられる各種パラメータである尤度係数μ、自動画面移動をさせる場合の中央に留める時間を決める重み付け係数h、自動画面移動操作を行うか否かを示す自動画面移動操作のフラグ、自動画面移動操作を終了するか否かを示す自動画面移動操作終了のフラグの項目を含んでいる。同図では、それぞれのパラメータの値は、初期値に設定された状態として示されている。
図3及び図4は、第1実施形態による自動画面移動の操作に用いられる制御パラメータを説明するための図である。パノラマ映像500と表示画面600とは、一方の辺の長さが等しく、他方の辺の長さが異なる長方形の形状をしており、表示画面600の形状は、そのまま表示対象領域の形状となる。なお、表示画面600は、四辺が等しい正方形であってもよい。パノラマ映像500のサイズに対して、表示画面600のサイズが図3に示すようになっている場合、表示画面600をパノラマ映像500の左辺から右辺まで移動させた場合、移動の距離を示す移動サイズの両端は、表示画面600がパノラマ映像500の左辺及び右辺に接した場合の表示画面600の中央点となる。したがって、移動サイズは、パノラマ映像500の横の長さから、表示画面600の横の長さを減算した値となる。すなわち、式で記載すると「移動サイズ=(パノラマ映像全体サイズ−表示画面サイズ)」となる。演算部24は、再生開始の要求の応答としてサーバ装置1から受信したACKに含まれているパノラマ映像情報の映像の表示サイズの情報と、映像再生部22が有している表示画面サイズから移動サイズを算出する。
図4は、自動画面移動の処理による表示対象領域の変化を示した図である。最初に、再生装置2において再生を開始する場合、表示対象領域は、パノラマ映像の中央を表示する領域601となり、中央待機時間T2の間、この領域の映像を再生する。中央の領域を一定時間再生するのは、映像の内容の中で中央部分が見る人にとって重要であることが知られているからである(例えば、非特許文献1参照)。次に、表示対象領域は、一定の速度で左に移動してパノラマ映像情報の左辺に接する領域602まで到達すると、逆の方向、すなわち右方向に同じ速度で移動する。表示対象領域は、パノラマ映像情報の右辺に接する領域603まで到達すると、再び左の方向に向かって同じ速度で移動し、中央の領域604に戻って1回分の自動画面移動の処理が完了する。移動を行う際の一定の速度は、演算部24が、ログ記憶部26に記憶されている移動距離と移動時間の情報を用いて算出する。例えば、演算部24が演算を開始する前の予め定められた短時間、例えば、2〜3分以内のログ記憶部26に記憶されている移動距離と移動時間の情報うち、移動操作の項目が「有」の情報を用いて、演算部24が速度を算出し、算出した複数の速度の平均をとって平均速度を算出する。手動操作には個人差があるため調整を行う必要があり、この調整を上述した設定情報記憶部27に記憶されている尤度係数μを用いる。すなわち、演算部24が、「速度の平均値S=総加算(移動距離の絶対値/移動時間)/移動操作の総数×μ・・・式(1.1)」を算出し、これが上述した移動における一定の速度となる。移動距離の絶対値を用いる理由は、移動距離の値には、上述したように正負が存在するからである。μの初期値は、上述した通り1であり、0.8〜1.2程度の間でユーザの操作によって変更可能である。往復時間T1は、図3において説明した移動サイズの2倍の距離を平均の速度Sで移動するため、式で記載すると、「往復時間T1=2×移動サイズ/速度の平均値S・・・式(1.2)」となる。中央の待機時間T2は、ほぼ往復時間T1に近い値を設定するため、式で記載すると、「中央待機時間T2≒往復時間T1×h・・・式(1.3)」となる。ここで、hは、上述したように初期値が1であり、ユーザによって変更可能な値である。また、再生開始から領域604に到達するまでの自動画面移動の1回の処理当たりの周期である自動再生周期Tは、中央待機時間T2と往復時間T1を加算した値であり、式で記載すると、「自動再生周期T=T1+T2・・・式(1.4)」となる。これらの式(1.1)から式(1.4)で示される値に加えて、演算部24が更新していく経過時間の制御パラメータKを加えた5つの値が、自動画面移動の制御を行う際の制御パラメータとなる。
次に、図5と図6を参照しつつ、第1実施形態におけるパノラマ映像情報に対する自動画面移動の処理について説明する。
図5において、まず、ユーザが再生装置2のインタフェース部21を操作してパノラマ映像情報の再生の開始を選択する(ステップSa101)。再生装置2の映像再生部22は、表示画面のサイズを含んだ再生開始の要求を送受信部20を介してサーバ装置1に送信する(ステップSa102)。サーバ装置1の映像ストリーム送出部10は、送受信部11を介して再生開始の要求を受信すると、送信するパノラマ映像情報の映像の表示サイズを含んだACKを送受信部11を介して再生装置2に送信する(ステップSa103)。サーバ装置1の映像ストリーム送出部10は、再生開始の要求に含まれている表示画面のサイズを読み出し、パノラマ映像情報記憶部12に記憶されているパノラマ映像情報から表示画面のサイズに対応する表示対象領域の映像情報を読み出して再生装置2に送信する。このとき、サーバ装置1が送信する表示対象領域の位置は、サーバ装置1において予め定められている初期位置、例えば、パノラマ映像情報の中央の領域である。次に、ユーザは、目視する領域を変更するため、インタフェース部21を操作する(ステップSa104)。手動操作部23は、一定間隔で、ユーザによるインタフェース部21の操作により連続する位置の変化の検出を行う。手動操作部23は、連続する位置の変化を検出した場合、位置の変化によって変更された表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置を算出する。手動操作部23は、検出を行う一定間隔で、表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置を含めた操作情報を生成して送受信部20を介してサーバ装置1に送信する。このとき、手動操作部23は、連続する位置の変化を検出している場合、算出した表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置を用い、一方、連続する位置の変化を検出していなかった場合、現在再生している表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置を用いて操作情報を生成する。手動操作部23は、計時部25から時刻の情報を取得する。手動操作部23は、移動距離の情報に基づいて判定を行い、例えば、移動距離が0の場合「無」、移動距離が0以外の場合「有」として、移動操作の有無を示す情報を求める。そして、手動操作部23は、取得した検出時刻と、操作情報に含めた表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置と、位置の変化の情報に基づいて算出した移動距離と、移動に要した移動時間と、移動操作の有無を示す情報とをログ記憶部26に書き込む(ステップSa105)。サーバ装置1の映像ストリーム送出部10は、送受信部11を介して操作情報を受信し、操作情報に含まれる位置に対応する領域の映像情報をパノラマ映像情報記憶部12から読み出して再生装置2に送信する。再生装置2の映像再生部22は、送受信部20を介してサーバ装置1から受信した映像情報を表示画面に表示する。
このステップSa104とSa105の手動操作の処理は、ユーザのインタフェース部21への操作を受けて繰り返し行われ、この繰り返しの操作の間に、演算部24は、まず、再生開始の要求に対するACKに含まれているパノラマ映像情報の映像の表示サイズと表示画面のサイズから移動サイズを算出する。次に、演算部24は、一定間隔で、ログ記憶部26に記録されていく移動距離と移動時間の情報のうち、移動操作の項目が「有」であり、かつ処理開始前の予め定められた短時間内の情報をログ記憶部26の検出時刻を参照して読み出す。また、演算部24は、設定情報記憶部27からμとhを読み出し、読み出した移動距離、移動時刻、μ、h、移動サイズを用いて、上述した式(1.1)〜(1.4)に基づいて制御パラメータを算出する。なお、ユーザが、インタフェース部21を操作して設定情報記憶部27に記憶されているμとhの値を変更する場合、自動画面移動操作の処理が開始される前までに変更しておくことが望ましい。当該処理が開始された後にμとhの値を変更しても、一度処理が終了するまで、その変更が自動画面移動操作に反映されないことになる。
ここで、ユーザが、自動画面移動への切り替えを考え、インタフェース部21を操作してメニューから自動画面移動を選択すると、演算部24は、設定情報記憶部27の自動画面移動操作に「Yes」を書き込む(ステップSa106)。演算部24は、自動画面移動開始の要求を送受信部20を介してサーバ装置1に送信する(ステップSa107)。サーバ装置1の映像ストリーム送出部10は、自動画面移動開始の要求を受信すると、ACKを送受信部11を介して再生装置2に送信する(ステップSa108)。
次に、図6を参照しつつ、図5のステップSa109に示す複数の操作情報の送信の詳細処理について説明する。上述したように再生装置2の演算部24は、ユーザによる手動操作が行われている間に、ログ記憶部26に記録されていく移動距離と移動時間の情報のうち移動操作の項目が「有」であり、かつ処理開始前の予め定められた短時間内の情報を検出時刻を参照して取得する(ステップSa1)。演算部24は、ログ記憶部26に記憶されている情報と、設定情報記憶部27に記憶されているμとhと、移動サイズの情報とに基づいて、速度の平均値Sと、往復時間T1、中央待機時間T2、自動再生周期Tを上記の式(1.1)〜(1.4)により算出する(ステップSa2)。演算部24は、設定情報記憶部27の自動画面移動操作のフラグを参照して自動画面移動操作を開始するか否かを判定する。(ステップSa3)。演算部24は、自動画面移動操作のフラグがNoの場合、手動操作の状態が継続されるため、ステップSa1からの処理を繰り返すことになる。ここまでの処理が、図5のステップSa104とステップSa105と並列に行われる処理である。演算部24は、ステップSa3において、自動画面移動操作のフラグがYesの場合、経過時間の制御パラメータKを0に初期化して、計時部25からその時点での時刻を取得して内部に記憶する(ステップSa4)。次に、演算部24は、自動画面移動の処理の終了が選択されていないかを判定する(ステップSa5)。演算部24は、設定情報記憶部27の自動画面移動操作終了のフラグを参照し、フラグがYesの場合、処理を終了する。演算部24は、自動画面移動操作終了のフラグがNoの場合、計時部25から新たな時刻を取得し、内部で記憶する時刻と比較し、前回からρ秒経過していれば、経過時間の制御パラメータKにρ秒を加える。すなわち、K=K+ρとしてKを更新する。ここで、ρ秒は、例えば、0.05秒などの値である。また、演算部24は、内部で記憶する時刻を新たに取得した時刻に更新する(ステップSa6)。演算部24は、更新したKを自動再生周期Tで除算し、除算結果の整数部分をnとして算出する。この演算を式で記載すると「n=整数関数INT(K/T)」となる。ここで、整数関数INTは、小数点以下を切り捨てる関数である(ステップSa7)。
演算部24は、Kが、「nT<K≦nT+T2」の式を満たすか否か、すなわち経過時間の制御パラメータKが、表示対象領域を中央に待機させる時間内にあるか否かを判定する(ステップSa8)。Kが、当該式を満たす場合、演算部24は、表示対象領域を中央とする位置の情報を含む操作情報を生成し、生成した操作情報を送受信部20を介してサーバ装置1に送信する(ステップSa9)。一方、演算部24は、KがステップSa8の式を満たさない場合、Kが、「nT+T2<K≦nT+T2+(T1)/4」の式を満たすか否か、すなわち、Kが、表示対象領域を左に向かって移動させる時間内にあるか否かを判定する(ステップSa10)。Kが、当該式を満たす場合、演算部24は、表示対象領域を、中央から左に(K−(nT+T2))×Sずらした位置として操作情報を生成し、生成した操作情報を送受信部20を介してサーバ装置1に送信する(ステップSa11)。一方、演算部24は、KがステップSa10の式を満たさない場合、Kが、「nT+T2+(T1)/4<K≦nT+T2+3(T1)/4」を満たすか否か、すなわち、Kが、表示対象領域を右に向かって移動させる時間内にあるか否かを判定する(ステップSa12)。演算部24は、Kが、当該式を満たす場合、表示対象領域を、中央から左に−(K−(nT+T2+(T1)/4))×S+S×(T1)/4ずらした位置として操作情報を生成し、生成した操作情報を送受信部20を介してサーバ装置1に送信する(ステップSa13)。一方、演算部24は、KがステップSa12の式を満たさない場合、表示対象領域を、中央から左に(K−(nT+T2+3(T1)/4))×S−S×(T1)/4ずらした位置として操作情報を生成し、生成した操作情報を送受信部20を介してサーバ装置1に送信する(ステップSa14)。
ステップSa9、Sa11、Sa13、Sa14のいずれにおいても、サーバ装置1の映像ストリーム送出部10は、送受信部11を介して操作情報を受信し、操作情報に含まれる位置に対応する領域の映像情報をパノラマ映像情報記憶部12から読み出して再生装置2に送信する。これらの操作情報の送信の処理が図5のステップSa109に示される複数の操作情報の送信に対応する。再生装置2の映像再生部22は、送受信部20を介してサーバ装置1から受信した映像情報を表示画面に表示する。ステップSa9、Sa11、Sa13、Sa14のいずれかの処理の後、演算部24は、ステップSa5からの処理を繰り返す。すなわち、図4を用いて説明した中央の静止状態から開始して左へ移動してパノラマ映像情報の左辺に達すると右へ移動し、パノラマ映像情報の右辺に達するとさらに左に移動して中央で止まるという一連の動作が繰り返されることになる。図5に戻り、再生の途中で再生を終了する場合、ユーザがインタフェース部21を操作して、再生の終了を選択すると(ステップSa110)、再生装置2の映像再生部22は、再生終了の要求をサーバ装置1に送信するとともに、設定情報記憶部27の自動画面移動操作終了を「Yes」に書き換える(ステップSa111)。演算部24は、図6のステップSa5の判定処理において、自動画面移動操作終了のフラグがYesであると判定して処理を終了する。サーバ装置1の映像ストリーム送出部10は、送受信部11を介して再生終了の要求を受信すると映像情報の送信を終了し、ACKを再生装置2に送信する(ステップSa112)。
上記の第1実施形態の構成により、再生装置2が、ユーザが行った表示対象領域の手動操作による変更の速度に基づいて、自動画面移動処理において表示対象領域を移動させる際の一定の速度を算出する。また、再生装置2が、表示対象領域を、一定時間、中央の領域で留めた後、一定速度で左方向へ移動させて、パノラマ映像情報の左辺まで移動させた場合、同じ速度で逆の右方向に移動させる。また、パノラマ映像情報の右辺まで移動させた場合、さらに、同じ速度で左方向に移動させて中央の領域に留めるという操作情報を生成してサーバ装置1に送信することにより表示画面における自動画面移動が繰り返し行われる。これにより、パノラマ映像の全ての領域を効率良く表示していくことができる。
また、上記の第1実施形態の構成により、再生装置2が、自動画面移動の処理の開始前の予め定められた短時間の間に、再生されているパノラマ映像を実際にみているユーザが手動で表示対象領域を移動させた移動速度に基づいて自動画面移動の際の一定の速度を算出する。これにより、自動画面移動処理を行う前の短時間の間にパノラマ映像情報を参照しつつ表示対象領域を移動させたユーザの表示対象領域を移動させる際の移動速度の傾向にしたがった当該ユーザにとって見やすい速度でパノラマ映像情報の全ての領域を表示していくことができる。
なお、上記の第1実施形態の構成では、再生開始の要求を受信した映像ストリーム送出部10が、映像情報を配信する際に、初期位置としてパノラマ映像情報の中央の領域の位置としていたが、本発明の実施形態は当該構成に限られず、パノラマ映像情報の任意の位置を初期位置として映像情報を送信するようにしてもよい。
また、上記の第1実施形態の構成では、演算部24が制御パラメータの算出を行う際、ログ記憶部26に記憶されている移動距離と移動時間の情報のうち、移動操作の項目が「有」であり、かつ演算開始前の予め定められる短時間内の情報を用いるとしており、この短時間を、例えば、2〜3分としている。しかし、本発明の実施形態は当該構成に限られず、ユーザによる表示対象領域を変更させる速度の傾向を取得できるのであれば、2〜3分よりも短い時間でも長い時間でもよく、また、再生装置2による再生の終了ごとにログ記憶部26の情報をクリアする構成とした上で、再生の開始後にログ記憶部26に記憶されている全ての移動距離と移動時間の情報を用いるようにしてもよく、この場合、ログ記憶部26において、検出時刻の項目はなくてもよい。
また、上記の第1実施形態の構成では、自動画面移動の処理を開始する際に、ステップSa107とステップSa108において、演算部24が、自動画面移動開始の要求をサーバ装置1に送信し、映像ストリーム送出部10が、ACKを再生装置2に送信する構成としているが、本発明の実施形態は、サーバ装置1に対する自動画面移動開始の要求、およびそれを受信したサーバ装置1からのACKの送信がなくとも、その後の処理を行うことができ、また、同様の効果を奏する。
また、上記の第1実施形態では、操作情報が、表示対象領域の変更先となる位置の情報を含むとしているが、本発明の実施形態は当該構成に限られず、操作情報として、現在の表示対象領域の位置と、変更による移動距離の情報を含むようにし、サーバ装置側で、変更後の表示対象領域の位置を算出するようにしてもよい。
また、上記の第1実施形態の構成では、再生装置2が制御パラメータの算出を行っているが、本発明の実施形態は、当該構成に限られず、サーバ装置1が制御パラメータの算出を行い、算出した制御パラメータに基づいてサーバ装置1が表示対象領域を移動させる自動画面移動処理を行う構成とすることができる。具体的には、まず、ステップSa104とステップSa105において再生装置2が、一定間隔で送信する操作情報に含まれる情報を、表示対象領域の位置、移動距離、移動時間、検出時刻、及び移動操作の有無を示す情報を含むものとする。サーバ装置1は、ログ記憶部26と同じデータ構成の記憶部を備え、この記憶部に受信する操作情報に含まれる検出時刻、位置、移動距離、移動時間、移動操作の有無を示す情報を記憶させる。なお、移動時間及び移動操作の有無の情報を操作情報に設定せず、サーバ装置1で生成してもよい。さらに、サーバ装置1は、受信した操作情報に含まれる表示対象領域の位置に対応した映像情報を再生装置2に送信する処理も行う。サーバ装置1は、内部で記憶している検出時刻、移動距離、移動時間、移動操作の有無を示す情報を用いて再生装置2で行っているのと同じ制御パラメータの算出を行う。μとhの情報については、ステップSa102の再生開始の要求に含めて再生装置2がサーバ装置1に送信し、サーバ装置1がμとhの項目を有する内部の記憶部に記憶させておいてもよいし、毎回の操作情報に設定情報記憶部27に記憶されているものを含めるようにしてもよい。再生装置2が、ステップSa107において自動画面移動開始の要求を送信する。これを受信したサーバ装置1は、再生装置2からのステップSa109の操作情報を受信することなく、算出した制御パラメータによって図6のフローチャートのステップSa4以降に基づいて自動画面移動の処理を行うことが可能となる。制御パラメータKの更新のために、サーバ装置1は、計時部を備えるものとする。なお、ステップSa5については、送信するパノラマ映像情報の全再生時間を経過しているか否か、または、再生装置2から再生終了の要求を受信しているか否かという判定処理とし、送信するパノラマ映像情報の全再生時間を経過している場合、または、再生装置2から再生終了の要求を受信している場合、処理を終了することになる。当該構成の場合、再生装置2は、制御パラメータの算出を行う必要なく、ステップSa109の操作情報の送信も行う必要がなくなる。なお、パノラマ映像情報再生システム100が複数台の再生装置2を備える場合、サーバ装置1は、複数の再生装置2から受信した操作情報を用いて制御パラメータを算出してもよい。
(第2実施形態)
次に、図7から図10を参照しつつ本発明の第2実施形態について説明する。図7は、第2実施形態によるパノラマ映像情報再生システム200の構成を示した概略ブロック図である。パノラマ映像情報再生システム200は、サーバ装置1aと再生装置2aを備える。第1実施形態では、上述したように自動画面移動の処理を行うためには、自動画面移動の処理の都度、事前にユーザが手動操作によって表示対象領域を変更する必要があった。これに対して、第2実施形態は、自動画面移動の処理の都度、ユーザの手動操作を必要としない自動画面移動の処理を行う。
サーバ装置1aにおいて第1実施形態のサーバ装置1と同一の構成については同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。映像ストリーム送出部10aは、演算部13によって生成される表示対象領域を示す位置の情報を含んだ操作情報を受ける。また、映像ストリーム送出部10aは、再生装置2aから送受信部11を介して表示対象領域を示す位置の情報を含んだ操作情報と、検出時刻、移動距離の情報を受信する。また、映像ストリーム送出部10aは、操作情報に含まれる表示対象領域を示す位置の情報と再生装置2aの表示画面のサイズに基づいて、パノラマ映像情報における当該位置とサイズに対応する領域の映像情報をパノラマ映像情報記憶部12から読み出して送信する。ここで、表示対象領域を示す位置とは、例えば、映像情報の中央の画素に対応するパノラマ映像情報の座標であり、この位置を中心として表示画面のサイズにより特定されるパノラマ映像情報の領域を送信する映像情報として切り出して読み出すことができる。また、映像ストリーム送出部10aは、再生装置2aから送受信部11を介して操作情報を受信した場合、当該操作情報とともに受信する移動距離と移動時間の情報をログ記憶部15に書き込む。また、映像ストリーム送出部10aは、再生装置2aから再生終了の要求を受信する。
演算部13は、送受信部11を介して再生装置2aから再生装置2aの表示画面のサイズを含んだ自動画面移動再生開始の要求を受信する。また、演算部13は、自動画面移動再生開始の要求に含まれる表示画面のサイズを映像ストリーム送出部10aに出力する。また、演算部13は、パノラマ映像情報の表示対象領域を自動的に変更する自動画面移動操作のための制御パラメータの算出、及び表示対象領域の位置を示す情報を含む操作情報の生成を行い、生成した操作情報を映像ストリーム送出部10aに出力する。計時部14は、内部に時計を有しており要求を受けた際の時刻を出力する。ログ記憶部15は、図8(a)に示すように、検出時刻、位置、移動距離、移動時間、及び移動操作の項目を含むデータ構成を有しており、上述したように映像ストリーム送出部10aによってこれらの情報が書き込まれる。映像ストリーム送出部10aは、位置の項目については、受信した操作情報に含まれる位置の情報を書き込み、検出時刻、移動距離の項目については、操作情報とともに受信した情報を書き込む。移動時間の項目については、受信した検出時刻と前回受信した検出時刻の差を算出し、算出した値を書き込む。移動操作の項目については、映像ストリーム送出部10aが移動距離の値に基づいて判定した情報が書き込まれ、例えば、移動距離が0の場合「無」、移動距離が0以外の場合「有」の情報が書き込まれる。設定情報記憶部16は、図8(b)に示すデータ構成を有しており、演算部13による演算に用いられる各種パラメータである尤度係数μ、自動画面移動をさせる場合の中央に留める時間を決める重み付け係数h、自動画面移動操作を終了するか否かを示す自動画面移動操作終了のフラグの項目を含んでいる。同図では、それぞれのパラメータの値は、初期値に設定された状態として示されている。
なお、上述した表示画面のサイズは、本実施形態においても第1実施形態と同じく、表示画面の縦方向の長さがパノラマ映像の縦方向の長さと同じであることから、長さの異なる横方向の長さの値を示すものとして説明するものとする。
第2実施形態による再生装置2aは、第1実施形態と同一の送受信部20、インタフェース部21、計時部25を備えており、以下、第1実施形態とは異なる映像再生部22aおよび手動操作部23aについて説明する。映像再生部22aは、表示画面を有し、送受信部20を介して受信した映像情報を表示画面に表示する。また、映像再生部22aは、ユーザがインタフェース部21を操作して自動画面移動再生の開始を選択した場合、表示画面のサイズを含む自動画面移動再生開始の要求をサーバ装置1aに送信する。また、映像再生部22aは、ユーザがインタフェース部21を操作して再生の終了を選択した場合、再生終了の要求をサーバ装置1aに送信する。また、映像再生部22aは、μとhの値が、ユーザのインタフェース部21の操作によって変更された場合、変更されたμとhの値を表示画面のサイズの情報とともに自動画面移動再生開始の要求に含めて送信する。手動操作部23aは、ユーザがインタフェース部21を操作することによってインタフェース部21が出力する位置情報に基づいて、一定間隔、例えば、0.05秒ごとに、連続する位置の変化を検出する。ここで、連続する位置の変化とは、表示画面に表示される映像情報の1点をマウスで選択して任意の方向にドラッグするような操作や、タッチパネル上で、接触として検出される状態を維持して指を任意の方向に動かすような操作である。また、手動操作部23aは、連続する位置の変化を検出した場合、位置の変化によって変更された表示対象領域を特定するパノラマ映像情報での座標の位置を算出する。また、手動操作部23aは、前述した検出を行う一定間隔で、表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置を含めた操作情報を生成して送受信部20を介してサーバ装置1に送信する。ここで、送信する操作情報に含める位置の情報は、手動操作部23aが、連続する位置の変化を検出した場合には、手動操作部23aが、算出した位置の変化によって変更された表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置となる。また、手動操作部23aが、連続する位置の変化を検出しなかった場合には、送信する操作情報に含める位置の情報は、現在再生している表示対象領域を特定するパノラマ映像情報における座標の位置、すなわち前回の検出時と同じ位置となる。また、手動操作部23aは、計時部25から取得した検出を行った時刻と、位置の変化の情報に基づいて算出した移動距離とを操作情報とともに(あるいは操作情報に設定して)送受信部20を介してサーバ装置1aに送信する。なお、移動距離は、ピクセル単位で表され、例えば、左方向は、プラス(+)、右方向は、マイナス(−)で示される。
ここで、第2実施形態の自動画面移動の処理において用いられる制御パラメータの算出について説明する。第1実施形態では、演算部24が演算を開始する前の予め定められた短時間内の移動距離と移動時間の情報を用いて平均速度を算出していた。これに対して、第2実施形態では、演算部13は、ログ記憶部15に記憶されている過去に行われた表示対象領域の変更操作の結果、すなわち移動操作の項目が「有」となっている全ての移動距離と移動時間の情報を用いて平均速度を算出する。これにより、長期的なユーザの表示対象領域を移動させる際の移動速度の傾向を取得することができる。第1実施形態と同じく尤度係数μによる調整を行うため、第2実施形態における速度の平均値を式で記載すると、「速度の平均値S2=(過去の再生の速度の絶対値の平均値の総加算/平均値の総数)×μ・・・式(2.1)」となる。速度の絶対値を用いる理由は、上述したように正負の値を有する移動距離から算出される速度の値には、正負が存在することになるからである。μについては第1実施形態と同じく初期値が1であり、0.8〜1.2程度の間でユーザの操作によって変更可能となっている。移動サイズについては、演算部13が、パノラマ映像情報の映像の表示サイズをパノラマ映像情報記憶部12から取得し、自動画面移動再生開始の要求に含まれている再生装置2aの表示画面のサイズを用いて、「移動サイズ=(パノラマ映像全体サイズ−表示画面サイズ)」の式に基づいて算出する。往復時間、中央待機時間、自動再生周期は、第1実施形態と同様に、それぞれ、「往復時間T3=2×移動サイズ/速度の平均値S2・・・式(2.2)」、「中央待機時間T4≒往復時間T3×h・・・式(2.3)」、「自動再生周期T5=T3+T4・・・式(2.4)」として算出される。hについても、第1実施形態と同じく初期値が1であり、ユーザによって変更可能な値である。μとhの値の変更の処理は、設定情報記憶部16に記憶される値を変更することによって行われる。例えば、ユーザがインタフェース部21を操作してこれらの値を変更し、再生装置2aの映像再生部22aが変更後のμとhの値を含めて自動画面移動再生開始の要求を送信する。演算部13は、自動画面移動再生開始の要求を受信した際に、μとhの値が含まれている場合は、これらの値を設定情報記憶部16に書き込み、再計算を行う。
次に、図9及び図10を参照しつつ第2実施形態による自動画面移動の処理について説明する。まず、図10に示すように、サーバ装置1aの映像ストリーム送出部10aは、自動画面移動再生開始の要求を再生装置2aから受信する以前に、再生装置2aにおいて行われたユーザの手動操作によるログを取得する。すなわち、映像ストリーム送出部10aは、一定間隔で、再生装置2aから操作情報とともに送信される検出時刻、移動距離の情報を受信してログ記憶部15に書き込む(ステップSb1)。演算部13は、サーバ装置1aのログ記憶部15に記憶されている情報のうち移動操作の項目が「有」の移動距離と移動時間の情報を用いて上述した式(2.1)により速度の平均値S2の制御パラメータを算出する(ステップSb2)。この状態で、サーバ装置1aは、再生装置2aからの自動画面移動再生開始の要求の受信を待機する(ステップSb3)。待機している間に、ログ記憶部15に新たな情報が書き込まれた場合には、ステップSb1およびステップSb2の処理が行われ、速度の平均値S2の制御パラメータが再計算される。ここで、図9に示すように、再生装置2aのユーザが、インタフェース部21を操作して自動画面移動の処理を選択することにより(図9のステップSb101)、再生装置2aの映像再生部22aは、自動画面移動再生開始の要求をサーバ装置1aに送信する(図9のステップSb102)。サーバ装置1aの演算部13は、自動画面移動再生開始の要求を受信すると、再生装置2aにACKを送信し(図9のステップSb103)、自動画面移動再生開始の要求に含まれている再生装置2aの表示画面のサイズを映像ストリーム送出部10aに出力する。演算部13は、表示画面のサイズとパノラマ映像情報記憶部12から取得する送信対象のパノラマ映像情報のサイズを用いて移動サイズを算出し、式(2.2)〜式(2.4)に基づいて残りの制御パラメータを算出する。自動画面移動再生開始の要求にμとhの値が含まれている場合、設定情報記憶部16にμとhの値を書き込み、速度の平均値S2の再計算も合わせて行う。また、演算部13は、経過時間の制御パラメータをKを0に初期化して、計時部14からその時点での時刻を取得して内部に記憶する(ステップSb4)。
演算部13は、Kがパノラマ映像情報の始まりから終わりまでの全再生時間を超えているか否か、または、設定情報記憶部の自動画面移動操作終了のフラグがYesであるか否かを判定する(ステップSb5)。演算部13は、Kがパノラマ映像情報の全再生時間を超えている、または、自動画面移動操作終了のフラグがYesであると判定した場合、処理を終了する。一方、演算部13は、Kがパノラマ映像情報の全再生時間を超えておらず、かつ自動画面移動操作終了のフラグがNoである場合、計時部14から新たな時刻を取得し、内部で記憶する時刻と比較し、前回からρ秒経過していれば、経過時間の制御パラメータKにρ秒を加える。すなわち、K=K+ρとしてKを更新する。ここで、ρ秒は、例えば、0.05秒などの値である。演算部13は、内部で記憶する時刻を新たに取得した時刻に更新する(ステップSb6)。演算部13は、更新したKを自動再生周期T5で除算し、除算結果の整数部分をnとして算出する。この演算を式で記載すると「n=整数関数INT(K/T5)」となる。ここで、整数関数INTは、小数点以下を切り捨てる関数である(ステップSb7)。
演算部13は、Kが、「nT5<K≦nT5+T4」の式を満たすか否か、すなわち経過時間の制御パラメータKが、表示対象領域を中央に待機させる時間内にあるか否かを判定する(ステップSb8)。Kが、当該式を満たす場合、演算部13は、表示対象領域を中央とする位置の情報を含む操作情報を生成して映像ストリーム送出部10aに出力する(ステップSb9)。一方、演算部13は、KがステップSb8の式を満たさない場合、Kが、「nT5+T4<K≦nT5+T4+(T3)/4」の式を満たすか否か、すなわち、Kが、表示対象領域を左に向かって移動させる時間内にあるか否かを判定する(ステップSb10)。Kが、当該式を満たす場合、演算部13は、表示対象領域を、中央から左に(K−(nT5+T4))×S2ずらした位置として操作情報を生成して映像ストリーム送出部10aに出力する(ステップSb11)。一方、演算部13は、KがステップSb10の式を満たさない場合、Kが、「nT5+T4+(T3)/4<K≦nT5+T4+3(T3)/4」を満たすか否か、すなわち、Kが、表示対象領域を右に向かって移動させる時間内にあるか否かを判定する(ステップSb12)。演算部13は、Kが、当該式を満たす場合、表示対象領域を、中央から左に−(K−(nT5+T4+(T3)/4))×S2+S2×(T3)/4ずらした位置として操作情報を生成して映像ストリーム送出部10aに出力する(ステップSb13)。一方、演算部13は、KがステップSb12の式を満たさない場合、表示対象領域を、中央から左に(K−(nT5+T4+3(T3)/4))×S2−S2×(T3)/4ずらした位置として操作情報を生成して映像ストリーム送出部10aに出力する(ステップSb14)。なお、ステップSb9、Sb11、Sb13、Sb14のいずれにおいても、映像ストリーム送出部10aは、演算部13から出力された操作情報を受けて、パノラマ映像情報の操作情報に含まれる位置に対応する領域の映像情報を読み出して再生装置2aに送信する。再生装置2aの映像再生部22aは、送受信部20を介してサーバ装置1aから受信した映像情報を表示画面に表示する。ステップSb9、Sb11、Sb13、Sb14のいずれかの処理の後、演算部13は、ステップSb5からの処理を繰り返す。すなわち中央の静止状態から開始して左へ移動してパノラマ映像情報の左辺に達すると右へ移動して、パノラマ映像情報の右辺に達するとさらに左に移動して中央で止まるという一連の動作が繰り返されることになる。再生を途中で終了する場合、ユーザがインタフェース部21を操作し(図9のステップSb104)、映像再生部22aが、再生終了の要求をサーバ装置1aに送信する(図9のステップSb105)。サーバ装置1aの映像ストリーム送出部10aは、再生終了の要求を受信すると設定情報記憶部16の自動画面移動操作終了のフラグをYesに書き換え、ACKを再生装置2aに送信するとともに、映像情報の送信を終了する(図9のステップSb106)。演算部13は、ステップSb5の判定処理において、自動画面移動操作終了のフラグがYesであると判定して処理を終了する。
上記の第2実施形態の構成により、サーバ装置1aが、ユーザが送信するパノラマ映像に対して行った手動操作による変更の速度に基づいて、自動画面移動処理において表示対象領域を移動させる際の一定の速度を算出する。また、サーバ装置1aが、表示対象領域を、一定時間、中央の領域で留めた後、一定速度で左方向へ移動させ、パノラマ映像情報の左辺まで移動させた場合、同じ速度で逆の右方向に移動させる。また、パノラマ映像情報の右辺まで移動させた場合、さらに、同じ速度で左方向に移動させて中央の領域に留めるという操作情報を生成して映像ストリーム送出部10aに出力することにより再生装置2aの表示画面において表示対象領域の自動画面移動が繰り返し行われる。これにより、パノラマ映像の全ての領域を効率良く見やすい速度で表示していくことができる。
また、上記の第2実施形態の構成により、サーバ装置1aが、過去に当該ユーザが送信するパノラマ映像を参照した際に、表示対象領域を移動させた際の移動距離と移動時間の情報を用いて自動画面移動処理において表示対象領域を移動させる際の一定速度を算出する。これにより、長期的なユーザの表示対象領域を移動させる際の移動速度の傾向にしたがった見やすい速度でパノラマ映像の全ての領域を表示していくことができる。
また、上記の第1実施形態では、ユーザが、再生を開始した後、短時間ではあるがインタフェース部21を操作して再生されるパノラマ映像情報の表示対象領域を変更させて移動距離と移動時間の情報をログ記憶部26に記憶させておく必要があった。これに対して、第2実施形態では、ユーザが、過去にパノラマ映像をみて表示対象領域を移動させた際にサーバ装置1aのログ記憶部15に記憶されている情報を用いる。そのため、パノラマ映像を自動画面移動の処理によって再生させる直前に、ユーザが表示対象領域の変更の操作を行う必要がなく、再生の開始とともに自動画面移動の処理を実行することが可能となり、再生ごとにユーザが手動による操作を行う必要がなくなる。
なお、上記の第2実施形態の構成では、再生装置2aを1台の構成、すなわち、ユーザが1人の構成として説明しているが、本発明の実施形態は当該構成に限られない。例えば、複数のユーザがそれぞれの再生装置を用いてパノラマ映像情報を参照し、各々のユーザが表示対象領域を移動させた際の移動距離と移動時間の情報をログ記憶部15に記憶させておく。そして、あるユーザの自動画面移動の処理において、ログ記憶部15に記憶されている移動距離と移動時間の情報を用いて一定の速度を算出する構成にしてもよい。当該構成の場合、パノラマ映像情報を初めて再生するユーザであっても自動画面移動の処理を利用することができる。また、当該構成の場合、当該パノラマ映像情報に対する一般的なユーザの表示対象領域の移動速度で自動画面移動の処理を行うことができる。
また、上記の第2実施形態の構成では、再生するパノラマ映像情報に対して過去に表示対象領域の移動の操作がされた際の移動距離と移動時間の情報を用いて一定の速度を算出するようにしているが、本発明の実施形態は当該構成に限られない。例えば、サーバ装置1aが複数のパノラマ映像情報を再生装置2aに送信する構成とし、各々のパノラマ映像情報に対してユーザが過去に表示対象領域の変更の操作を行った場合、ログ記憶部15にパノラマ映像情報ごとに移動距離と移動時間の情報を記憶させるようにしておく。そのような構成とした場合、ユーザがあるパノラマ映像情報に対して自動画面移動の処理を要求したときに、当該パノラマ映像情報に対して過去に表示対象領域の移動がされていなくても、内容において類似するパノラマ映像情報の移動距離と移動時間の情報を利用することができる。すなわち、類似するパノラマ映像情報の移動距離と移動時間から一定の速度を算出し、この速度を、自動画面移動の速度とすることで、再生するパノラマ映像情報に適した速度で表示対象領域を移動させることが可能となる。
また、再生するパノラマ映像情報についての移動距離と移動時間の情報の数が少ない場合にも内容において類似するパノラマ映像情報の移動距離と移動時間の情報を用いることによって適した速度を求めることが可能となる。
また、上記の第2実施形態の構成では、ログ記憶部15に記憶されている全ての移動距離と移動時間の情報を用いて平均の速度を算出するようにしているが、本発明の実施形態は、当該構成に限られず、ログ記憶部15に記憶されている情報の数が膨大な場合には、情報の数を限って平均値を算出するようにしてもよい。
また、上記の第2実施形態の構成では、移動時間の項目については、映像ストリーム送出部10aが、受信した検出時刻と前回受信した検出時刻の差を算出し、算出した値を書き込む構成としているが、本発明の実施形態は当該構成に限られない。手動操作部23aによる検出が一定間隔で行われることは、予め定められていることであるため、手動操作が行われる前、例えば、再生装置から再生の際に最初に送信される再生開始の要求の信号において、一定間隔の時間の情報を含めるようにし、これを受信した映像ストリーム送出部10aが、この値を移動時間の全ての項目に書き込むようにしてもよい。
また、上記の第2実施形態の構成では、操作情報が、表示対象領域の変更先となる位置の情報を含むとしているが、本発明の実施形態は当該構成に限られず、操作情報として、現在の表示対象領域の位置と、変更による移動距離の情報を含むようにし、サーバ装置側で、変更後の表示対象領域の位置を算出するようにしてもよい。
なお、上記の第1及び第2の実施形態において、表示対象領域の移動は、左方向から始まり、右方向に変わって、さらに、左方向に変わるという順序になっているが、本発明の実施形態は当該構成に限られず、右方向から始まり、左方向に変わって、さらに右方向に変わるという順序であってもよい。
また、上記の第1及び第2の実施形態において、パノラマ映像情報と表示画面の縦のサイズを同じ値としているが、本発明の実施形態は当該構成に限られず、パノラマ映像情報と表示画面の横のサイズが同じであり、パノラマ映像情報は、縦に長く、表示対象領域が上下方向に移動するようになっていてもよい。また、この場合、自動画面移動については、左右方向の移動の順序が上下方向の移動の順序に変えられたものとなる。さらに、パノラマ映像情報は、表示画面に対して、横方向にも縦方向に長くてもよく、この場合、表示対象領域は、縦と横方向に移動することになる。また、この場合、自動画面移動については、例えば、左右方向と上下方向の移動を組み合わせることによって実現してもよい。
また、上記の第1及び第2の実施形態において、表示対象領域を示す位置とは、例えば、映像情報の中央の画素に対応するパノラマ映像情報の座標としていたが、本発明の実施形態は当該構成に限られず、予め定めるのであれば映像情報のいずれの画素であってもよく、当該画素の映像情報における位置を考慮して表示画面のサイズにより特定されるパノラマ映像情報の領域を送信する映像情報として切り出すようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態の構成において、手動操作部23及び23aが、検出した時刻を計時部25から取得するタイミングは、検出の開始の時刻としてもよいし、検出の終了の時刻としてもよいし、開始と終了の中間の時刻としてもよい。
また、上記の第1及び第2の実施形態において、自動画面移動の処理において、最初に中央の表示対象領域を中央待機時間の間表示する構成となっているが、本発明の実施形態は当該構成に限られず、一定の位置であれば、中央付近でもよいし、中央以外の表示対象領域を自動画面移動の最初の表示時間で表示するようにしてもよいし、最初に一定時間同じ表示対象領域を表示するのではなく、最初から表示対象領域を移動させるような構成であってもよい。
また、上記の第1及び第2の実施形態において、パノラマ映像情報は、パノラマ映像情報記憶部12に記憶されているものを読み出して送信する構成としていたが、本発明の実施形態は当該構成に限られず、外部から映像ストリームとして受信したものを送信するようにしてもよいし、受信したものを一時的にパノラマ映像情報記憶部12に記憶させ、それを読み出すようにしてもよい。
また、上記の第1実施形態と第2実施形態において、サーバ装置1及びサーバ装置1aが複数のパノラマ映像情報の送信を行う場合には、再生装置から送信する第1実施形態における再生開始の要求、及び第2実施形態における自動画面移動再生開始の要求においてパノラマ映像情報を特定する情報を含めるように構成することで複数のパノラマ映像情報の送信に対応することができる。なお、この場合、さらに第1実施形態の自動画面移動開始の要求、または各操作情報に送信対象のパノラマ映像情報を特定する情報を含めるように構成してもよい。
また、上記の第1実施形態と第2実施形態において、サーバ装置1またはサーバ装置1aは、表示画面のサイズを再生開始の要求により受信しているが、再生開始の要求の送信元の再生装置2または再生装置2aに対応して予め表示画面のサイズを記憶しておいてもよく、固定の表示画面のサイズのサイズを用いてもよい。
また、上記の第1実施形態と第2実施形態の双方を備えるパノラマ映像情報再生システムを構成してもよい。
なお、本発明における各処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりアセンブリプログラムの変換を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1、1a サーバ装置
2、2a 再生装置
10、10a 映像ストリーム送出部
11 送受信部
12 パノラマ映像情報記憶部
13、24 演算部
14、25 時計部
15、26 ログ記憶部
16、27 設定情報記憶部
20 送受信部
21 インタフェース部
22、22a 映像再生部
23、23a 手動操作部
100、200 パノラマ映像情報再生システム

Claims (8)

  1. 再生が行われる表示画面のサイズに対応する表示対象領域によってパノラマ映像情報から選択される映像情報を送信するサーバ装置と、受信する前記映像情報を前記表示画面に再生する再生装置とによって行われるパノラマ映像情報再生方法であって、
    前記サーバ装置または前記再生装置が、前記表示対象領域を移動させるユーザの手動操作によって得られる前記表示対象領域の移動速度に基づいて速度の平均値を算出し、算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させ、
    前記サーバ装置は、移動する前記表示対象領域によって選択される映像情報を前記再生装置に送信する
    ことを特徴とするパノラマ映像情報再生方法。
  2. 前記サーバ装置または前記再生装置が、
    算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させる前に、前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するのに要する時間に基づいて定められる時間、前記パノラマ映像情報の予め定められる一定の位置を表示対象領域とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のパノラマ映像情報再生方法。
  3. 前記パノラマ映像情報と前記表示対象領域は、長方形の形状であり、前記パノラマ映像情報の一方の辺と前記表示対象領域の一方の辺の長さが等しく、前記パノラマ映像情報の他方の辺の長さは、前記表示対象領域の他方の辺の長さよりも長く、等しい長さの前記表示対象領域の一方の辺と前記パノラマ映像情報の一方の辺とを重ねあわせ、前記パノラマ映像情報の対向する前記一方の辺の間を前記表示対象領域が移動する状態で、前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のパノラマ映像情報再生方法。
  4. 前記再生装置が、前記速度の平均値を算出する場合、
    前記再生装置は、
    算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させるために、前記パノラマ映像情報の映像領域上での前記表示対象領域の位置を特定する位置情報を含んだ操作情報を、移動させる前記表示対象領域の位置の変化にしたがって生成し、生成した操作情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記再生装置から受信する操作情報に基づく前記映像情報を前記再生装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のパノラマ映像情報再生方法。
  5. 前記サーバ装置が、前記速度の平均値を算出する場合、
    前記サーバ装置は、
    算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させるために、前記パノラマ映像情報の映像領域上での前記表示対象領域の位置を特定する位置情報を含んだ操作情報を、移動する前記表示対象領域の変化にしたがって生成し、生成した操作情報に基づく前記映像情報を前記再生装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のパノラマ映像情報再生方法。
  6. 前記再生装置は、
    ユーザによる前記パノラマ映像情報の再生の要求を受けてから、前記速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させることが開始されるまで、前記サーバ装置が送信する前記パノラマ映像情報を参照しながら前記表示対象領域を移動させるユーザの手動操作を受けつつ、当該手動操作により得られる前記表示対象領域の移動速度を算出する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のパノラマ映像情報再生方法。
  7. 再生が行われる表示画面のサイズに対応する表示対象領域によってパノラマ映像情報から選択される映像情報を送信するサーバ装置と、受信する前記映像情報を前記表示画面に再生する再生装置とを備えたパノラマ映像情報再生システムであって、
    前記サーバ装置または前記再生装置は、
    前記表示対象領域を移動させるユーザの手動操作によって得られる前記表示対象領域の移動速度に基づいて速度の平均値を算出し、算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させる制御パラメータを算出する演算部を有し、
    前記サーバ装置は、更に、
    前記演算部が生成する制御パラメータに基づいて移動する前記表示対象領域によって選択される映像情報を前記再生装置に送信する映像ストリーム送出部を有する
    ことを特徴とするパノラマ映像情報再生システム。
  8. 再生が行われる表示画面のサイズに対応する表示対象領域によってパノラマ映像情報から選択される映像情報を送信するサーバ装置に用いられるコンピュータと、受信する前記映像情報を前記表示画面に再生する再生装置に用いられるコンピュータとで実行されるプログラムであって、
    前記サーバ装置または前記再生装置に用いられるコンピュータに、前記表示対象領域を移動させるユーザの手動操作によって得られる前記表示対象領域の移動速度に基づいて速度の平均値を算出する手順、
    算出した速度の平均値に基づく一定の速度で前記表示対象領域が前記パノラマ映像情報の全ての領域を通過するように前記表示対象領域を移動させる手順
    を実行させ、
    前記サーバ装置に用いられるコンピュータに、
    移動する前記表示対象領域によって選択される映像情報を前記再生装置に送信する手順、
    を実行させるためのプログラム。
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