JP2014149762A - 運転支援装置及び運転支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲車両に応じた運転支援を、運転者への違和感を低減させて実施可能な運転支援装置及び運転支援方法を提供する。
【解決手段】本発明の運転支援装置1は、自車両Mの進路における運転者Pからの死角領域DEを認識する死角領域認識部11と、進路に関する道路情報を取得する道路情報取得部23と、死角領域認識部11により認識された死角領域DE及び道路情報取得部23により取得された道路情報に基づいて、自車両Mの運転支援を行う運転支援部30と、を備え、道路情報取得部11は、進路上における他車両及び歩行者の少なくとも一方の交通規則に関する情報を道路情報として取得し、運転支援部11は、交通規則に関する情報に応じて運転支援を促進する。
【選択図】図2

Description

本発明は、運転支援装置及び運転支援方法に関する。
従来の運転支援装置として、例えば、下記特許文献1に記載された車両運転支援装置が知られている。この特許文献1に記載の装置では、車両の現在位置から前方のカーブ道路内の見通し状態を判定し、見通し状態が良い場合は運転支援を禁止することが図られている。
特開2000−30199号公報
上記の車両運転支援装置では、例えば、車両の進行方向に死角領域が存在する等、進行方向のカーブ道路内の見通しが悪いときにおいて、衝突回避のための運転支援を促進する場合が想定される。この場合においては、周辺車両の存在の有無等の様々な状況に合わせた運転支援を実施することや、不要な作動を低減し、運転者に対し違和感を生じさせずに運転支援を実施することが望まれる。
そこで、本発明は、周囲環境に応じた運転支援を、運転者への違和感を低減させて実施可能な運転支援装置及び運転支援方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る運転支援装置は、自車両の進路における運転者からの死角領域を認識する死角領域認識部と、進路に関する道路情報を取得する道路情報取得部と、死角領域認識部により認識された死角領域及び道路情報取得部により取得された道路情報に基づいて、自車両の運転支援を行う運転支援部とを備え、道路情報取得部は、進路上における他車両及び歩行者の少なくとも一方の交通規則に関する情報を道路情報として取得し、運転支援部は、交通規則に関する情報に応じて運転支援を促進することを特徴とする。
また、本発明に係る運転支援方法は、自車両の進路における運転者からの死角領域を認識する死角領域認識ステップと、進路に関する道路情報を取得する道路情報取得ステップと、死角領域認識ステップにおいて認識された死角領域及び道路情報取得ステップにおいて取得された道路情報に基づいて自車両の運転支援を行う運転支援ステップと、を含み、道路情報取得ステップは、進路上における他車両及び歩行者の少なくとも一方の交通規則に関する情報を前記道路情報として取得し、運転支援ステップは、交通規則に関する情報に応じて運転支援を促進することを特徴とする。
本発明の運転支援装置及び運転支援方法では、運転支援部が、死角領域認識部で認識された死角領域と道路情報取得部で取得された道路情報とに基づき自車両の運転支援を実施する。このとき、道路情報取得部が取得する道路情報は、他車両及び歩行者の少なくとも一方の交通規則に関する情報を含んでおり、運転支援部は、進路上における他車両及び歩行者の少なくとも一方の交通規則に応じて運転支援を促進する。従って、例えば、死角領域に一時停止可能な交通規則が存在する場合においては、当該死角領域に停車車両又は歩行者が存在する虞があるとして、運転支援が促進されることとなる。これにより、周囲環境に応じた運転支援を、運転者への違和感を低減させて実施されることができる。
ここで、上記作用効果を好適に奏する構成として、具体的には、道路情報取得部は、進路上における一時停止を促す交通規則に関する情報を道路情報として取得し、運転支援部は、一時停止を促す交通規則が死角領域に存在する場合、当該交通規則が死角領域に存在しない場合に比べ、運転支援を促進することが好ましい。
また、進路を予測する進路予測部を更に備え、死角領域認識部は、進路予測部により予測された進路における死角領域を認識することが好ましい。この場合、例えば、予測された自車両の進路が交差点を直進する場合、当該交差点の右折路及び左折路の延長上の死角領域を排除することができる。
また、道路情報取得部は、進路におけるカーブ道路に関する情報を道路情報として更に取得し、運転支援部は、カーブ道路における死角領域に一時停止を促す交通規則が存在する場合、運転支援を促進することが好ましい。これにより、カーブ道路の先に死角領域がある場合であっても、死角領域が認識される。
また、好ましいとして、道路情報取得部は、進路の前方の交差点に関する情報を道路情報として取得し、運転支援部は、死角領域に交差点が存在する場合、死角領域に交差点が存在しない場合に比べ、運転支援を促進してもよい。
また、好ましいとして、運転支援部は、局所音源が存在すると判定されやすくする支援手段、支援発動の条件を緩和する支援手段、支援発動のタイミングをより速くする支援手段、及び、支援内容のレベルを引き上げる支援手段、のうち少なくとも1つの支援手段を有し、当該少なくとも1つの支援手段により運転支援を促進してもよい。また、好ましいとして、運転支援部は、運転支援が実施されない場合に、運転支援の促進として運転支援を発動させてもよい。
本発明によれば、周囲環境に応じた運転支援を、運転者への違和感を低減させて実施可能な運転支援装置及び運転支援方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る運転支援装置のブロック構成図である。 自車両がカーブ道路に進入する様子の一例を示した図である。 本発明の第1実施形態における処理内容を示すフローチャートである。 自車両がカーブ道路に進入する様子の他の例を示した図である。 本発明の第2実施形態における処理内容を示すフローチャートである。 自車両がカーブ道路に進入する様子の更に他の例を示した図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には、同一符号を用い、重複する説明は省略する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る運転支援装置のブロック構成図である。図2は、自車両がカーブ道路に進入する直前の様子の一例を示した図である。図1に示すように、運転支援装置1は、主に、ECU(Electronic Control Unit)2と、HMI(Human MachineInterface)50と、運転制御部60と、を備えている。
ECU2は、運転支援装置1を制御する電子制御ユニットである。ECU2は、例えば、CPUを主体として構成され、ROM、RAM、入力信号回路、出力信号回路、及び電源回路等を備えている。このECU2は、側方間隔取得部13、死角領域認識部11、運転操作状態取得部15、現在地取得部17、通信部19、死角領域内情報取得部21、道路情報取得部23、進路予測部25、及び運転支援部30を機能的構成として備えている。
側方間隔取得部13は、自車両Mと自車両Mが走行する車線の壁との距離に関する情報をレーダ5から取得する。側方間隔取得部13は、例えば自車両Mが走行する車線LD1及び対向車線LD2がカーブ道路R(図2参照)である場合、車線LD1の進行方向左側が壁のとき、自車両Mと当該壁との距離を取得する。レーダ5としては、レーザーレーダ又はミリ波レーダ等が用いられており、レーダ5は、例えば、出射される電波の反射波を測定することにより自車両Mと自車両Mが走行する車線の壁との距離に関する情報を取得する。
死角領域認識部11は、自車両Mの進路の延長線上の死角領域DEを認識する。死角領域認識部11は、側方間隔取得部13、現在地取得部17及び道路情報取得部23に接続されており、主に、自車両Mと自車両Mが走行する車線の壁との距離、自車両Mの現在地及び自車両Mが走行している道路に関する道路情報から死角領域DEを認識する。自車両Mが走行している道路に関する道路情報は、カーブ道路Rのカーブ曲率、カーブ道路の道幅、自車両Mが走行する道路に関する交通規則を含んでいる。あるいは、例えば、死角領域11は、車載カメラ6が取得する自車両周辺の撮像画像から死角領域DEを認識してもよい。
車載カメラ6としては、CCDカメラ又とCMOSカメラ等が用いられている。例えば、車載カメラ6は、自車両M周辺の撮像画像に対してエッジ検出等の画像処理することにより、自車両Mの運転者Pからの死角領域DEを取得する。尚、レーダ5又は車載カメラ6により、自車両M付近の構造物や他車両等の移動体を検出してもよい。
このような死角領域認識部11では、自車両Mが走行しているカーブ道路Rの進路の先において運転者Pの視界に入り難い領域が死角領域DEとして認識される。また、死角領域認識部11は、上り坂の進路先や下り坂の進路先等の運転者Pの視界に入らない領域が死角領域DEとして認識してもよい。あるいは、死角領域認識部11は、トンネル、橋梁の下、又は、立体道路の下等の運転者Pの視界において周囲よりも照度が低い領域を死角領域DEとして認識してもよい。
運転操作状態取得部15は、自車両Mの運転操作状態に関する情報を車両速度取得センサ7又はペダル操作状態取得センサ8から取得する。
車両速度取得センサ7は、自車両Mの車両速度に関する情報を取得するものであり、例えば、自車両Mの速度を検知する速度センサ又は自車両Mの加速度を検知する加速度センサが用いられている。この車両速度取得センサ7は、検知した自車両Mの速度又は加速度に関する情報をECU2に送信する。
ペダル操作状態取得センサ8は、自車両Mを制御するために操作されているペダルに関する情報を取得するセンサであり、運転者Pによる自車両Mの操作情報を検知する。ペダル操作状態取得センサ8としては、例えば、アクセル開度を検知するアクセルセンサ、ブレーキの踏み込み量を検知するブレーキセンサ、ステアリングの操舵角を検知する操舵センサ、シフトレバーの位置を検知するシフトセンサ等が用いられている。このペダル操作状態取得センサ8は、検知したアクセル開度、ブレーキの踏み込み量、操舵角、シフトレバーの位置等の自車両Mの操作情報をECU2に送信する。
現在地取得部17は、自車両Mが走行している現在地を地図情報記憶部3から取得する。現在地取得部17は、GPS(Global Positioning System)装置4からGPS情報を受信することにより、自車両Mが走行している現在地に関する情報を取得してもよい。また、現在地取得部17は、後述する通信部19から現在地を取得してもよい。
道路情報取得部23は、自車両Mが走行している道路に関する情報を地図情報記憶部3から取得する。地図情報記憶部3には、地図情報と道路に関する情報とが格納されている。本実施形態において、道路に関する情報は、カーブ道路Rのカーブ曲率、及びカーブ道路の道幅、自車両Mが走行する道路に関する交通規則を含んでいる。また、ここでの道路に関する交通規則は、他車両M1及び歩行者W1の少なくとも一方の交通規則を少なくとも含んでいる。
通信部19は、EUC2外部の通信装置9との間で情報を送受信する。通信部19と通信装置9との送受信は、車車間、車路間、又は、歩行者が所持する通信装置と車両との間で行われてもよい。通信部19が送受信する情報は、例えば、自車両Mが走行している現在地に関する情報、自車両Mが走行する道路に関する情報(カーブ道路Rのカーブ曲率、カーブ道路Rの道幅、並びに、カーブ道路Rの先の交差点の有無及び当該交差点付近の他車両M1の有無を含む)、自車両Mが走行する道路に関する交通規則(他車両M1及び歩行者W1の少なくとも一方の交通規則)を含んでいてもよい。
死角領域内情報取得部21は、死角領域DEと、道路情報及び交通規則とから、死角領域DE内の道路情報及び交通規則に関する情報を取得する。死角領域内情報取得部21は、死角領域DEに関する情報を死角領域認識部11から取得すると共に、自車両Mが走行する道路に関する情報及び自車両Mが走行する道路に関する交通規則を道路情報取得部23又は通信部19から取得する。
進路予測部25は、道路情報取得部23が取得した自車両Mが走行している道路に関する情報と、側方間隔取得部13が取得した自車両Mが走行する車線の壁との距離に関する情報とに基づいて、自車両Mの走行進路を予測する。また、進路予測部25は、自車両Mの走行進路の予測に、現在地取得部17が取得した現在地を用いてもよい。また、進路予測部25は、自車両Mの走行進路の予測に、運転操作状態取得部15が取得した自車両Mの運転操作状態に関する情報を用いてもよい。
なお、進路予測部25が予測した進路に交差点が含まれ、且つ、自車両Mが当該交差点を直進する場合には、右折路及び左折路の延長上の死角領域DEを死角領域DEから除く処理が死角領域内情報取得部21で実施される。
運転支援部30は、デッドゾーン算出部32、目標速度算出部34、及び支援判断部36を機能的構成として備えている。デッドゾーン算出部32は、自車両Mが死角領域DEに進入した場合、死角領域DE内に一時停止している可能性がある他車両M1と自車両Mとの衝突の可能性がある領域をデッドゾーンとして算出する。デッドゾーンは、デッドゾーン算出部32により、主に、死角領域認識部11が認識する死角領域DEと、運転操作状態取得部15が取得する自車両Mの運転操作状態に関する情報と、死角領域内情報取得部21が取得する死角領域DE内の道路情報及び交通規則に関する情報と、に基づいて算出される。
目標速度算出部34は、自車両Mが死角領域DEに進入する際、デッドゾーンに入らないような速度を算出し、当該速度を目標速度として設定する。目標設定速度は、目標速度算出部34により、主に、デットゾーン算出部32が算出したデッドゾーンと、死角領域認識部11が認識した死角領域DEとに基づいて、算出される。
支援判断部36は、運転行動評価部42、支援判定部44、及び支援制御部46を機能的構成として備えている。支援判断部36は、運転操作状態取得部15が取得した自車両Mの運転操作状態に関する情報と、目標速度算出部34が算出した目標速度と、に基づいて、運転支援の判断を行う。
運転行動評価部42は、自車両Mの運転操作状態に関する情報を運転操作状態取得部15から取得し、自車両Mの運転操作状態を評価する。運転行動評価部42が取得する運転操作状態は、主に、自車両Mの速度及び加速度と、運転者Pが操作しているペダルの状態を含んでいる。
支援判定部44は、他車両M1又は歩行者W1の少なくとも一方の交通規則に基づいて、促進する運転支援を判定する。この支援判定部44により判定される運転支援は、自車両Mの進路上の死角領域DE内に一時停止可能な交通規則が存在する場合に一時停止する可能性のある対象物との衝突回避のための運転支援、又は、車両挙動を安定させるための運転支援の少なくとも1つを含んでいる。
この支援判定部44により判定される手段は、局所音源が存在すると判定されやすくする支援手段、支援発動の条件を緩和する支援手段、支援発動のタイミングをより速くする支援手段、又は、支援内容のレベルを引き上げる支援手段、のうち少なくとも1つを含んでいる。
また、この支援判定部44により判定される手段は、例えば、制動介入による衝突回避、操舵介入による衝突回避、及び、運転者への注意喚起による衝突回避の少なくとも1つを含んでいる。また、ブレーキ、制動力サポート、表示、音声、振動等の物理刺激による運転者へ制動操作を促す技術を含んでいてもよい。また、自動操舵、操舵力サポート、物理刺激による運転者へ操舵操作を促す技術を含んでいてもよい。支援判定部44によって促進される衝突回避の技術はその他周知の技術が含まれていてもよい。
支援判定部44により判定される手段は、運転支援を発動することによって促進する場合のみならず、支援対象としての局所音源が存在している判定され易くする(検出範囲を広げる、検出精度を上げる等)ことによって促進する場合、運転支援の発動の条件を緩和する(閾値を下げる等)ことによって促進する場合、運転支援を発動するタイミングを早くすることによって促進する場合、運転支援の内容のレベルを引き上げる(HMIによる表示/警報から介入制御に移行等)ことによって促進する場合を含んでいる。
支援判定部44により判定される手段は、運転支援していない状態から運転支援している状態への移行する場合、運転支援している状態から別の運転支援へ切り替える場合、運転支援している状態から別の運転支援を更に行う場合を含んでいる。
支援制御部46は、支援判定部44が判定した運転支援を促進するために、HMI50と運転制御部60とに制御信号を送信する。例えば支援制御部46は、自車両Mが目標速度で死角領域DEに進入するように、運転支援を行う。
HMI50及び運転制御部60は、ECU2からの制御信号に従って、運転者の運転を支援する。HMI50は、運転誘導部52と表示部54とを備えている。運転誘導部52は、例えば、スピーカーや振動装置等によって構成され、運転支援のため、音声の出力や、振動する。表示部54は、例えばディスプレイ等によって構成されており、運転支援のための情報を表示する。運転制御部60は、例えば制動装置、駆動装置、又は操舵装置によって構成されており、目標速度まで減速する機能や、目標位置にて停止する機能や、衝突を回避するために進路を変更する。
次に、図2及び図3を参照して、運転支援装置1の具体的な処理について説明する。本実施形態においては、自車両Mが図2に示すようなカーブ道路Rへ進入する状況における処理内容について説明する。図3は、運転支援装置1での処理内容を示すフローチャートである。
図2に例示するカーブ道路Rは、自車両Mが走行する車線LD1と、車線LD1に対向する対向車線LD2とによって構成されている。カーブ道路Rの少なくとも車線LD1の進行方向左手側には、壁や柵や建物等の構造物が設けられている。カーブ道路Rは、自車両Mを運転する運転者Pからの視線SLがカーブ道路Rの内側に位置するコーナーR0で遮られるため、運転者Pの視線SL前方の進路側が死角領域DEとなる。以下、各ステップを説明する。
ステップS102において、道路情報取得部23は、自車両Mが走行している道路に関する情報を地図情報記憶部3から取得する(道路情報取得ステップ)。自車両Mが走行する道路に関する情報は、カーブ道路Rのカーブ曲率、及びカーブ道路の道幅、自車両Mが走行する道路に関する交通規則を含んでいる。自車両Mが走行する道路に関する交通規則は、一時停止を促す規則を含んでいる。ステップS104において、死角領域認識部11は死角領域DEを認識する(死角領域認識ステップ)。ステップS102及びステップS104は、処理される順が前後してもよい。
死角領域認識部11が死角領域DEを認識した場合、自車両Mの運転支援を行う(運転支援ステップ)。以下、運転支援ステップ(ステップS106〜ステップS118)について説明する。
まず、運転支援部30により、死角領域DE内にカーブ道路Rが存在するか否かが判定される(ステップS106)。次に、運転支援部30により、カーブ道路Rの曲率が閾値以上か否かが判定される(ステップS108)。カーブ道路Rの曲率に対する閾値は、適宜設定してよく、他の道路状況や天候等によって閾値を変動するものでもよい。
次に、運転支援部30により、カーブ道路Rの道幅が閾値以下か否かが判定される(ステップS110)。道路の道幅に対する閾値は適宜設定してよく、他の道路状況や天候等によって閾値を変動するものでよい。次に、運転支援部30により、見通しが評価される(ステップS112)。見通しの評価は、デッドゾーンが閾値以下か否かで判断される。次に、目標速度算出部34により、目標速度が算出される(ステップS114)。
そして、支援判断部36により運転支援が判断される(ステップS116)。運転行動評価部42により自車両Mの運転操作状態が評価され、支援判定部44により促進する運転支援が判定される。運転支援は、支援判定部44により、他車両M1又は歩行者W1の少なくとも一方の交通規則に基づいて判定される。最後に、支援判定部44により判断された運転支援が実施される(ステップS118)。
以上、本実施形態によれば、カーブ道路Rの先に死角領域DEが存在し、カーブ道路R内の見通しが悪いときにおいて、死角領域DEに他車両M1や歩行者W1等の移動体が一時停止しているおそれがあるとして、衝突を回避するように運転支援が促進されることとなる。よって、運転者に与える違和感を低減させて周囲環境に応じた運転支援が実施される。
(第2実施形態)
図4及び図5を参照して、第2実施形態に係る運転支援装置及び運転支援方法について説明する。
本実施形態に係る運転支援装置は、第1実施形態の運転支援装置1と同様に構成され、本実施形態に係る運転支援方法は、運転支援ステップを除いて第1実施形態に係る運転支援方法と同様である。即ち、第2実施形態の運転支援装置の具体的な制御処理が第1実施形態の運転支援装置と相違する。以下、第1実施形態との重複説明は省略し、相違点を中心に説明する。
図4は、自車両がカーブ道路に進入する様子の他の例を示した図である。図5は、本発明の第2実施形態における処理内容を示すフローチャートである。図4に例示するカーブ道路Rは、自車両Mが走行する進路に交差点Cが存在している。また、交差点Cは少なくとも1つの車線に対して信号機Sを備えていてもよい。以下、各ステップを説明する。
ステップS202において、道路情報取得部23は、自車両Mが走行している道路に関する情報を地図情報記憶部3から取得する(道路情報取得ステップ)。ステップS202はステップS102に相当する。自車両Mが走行する道路に関する情報は、カーブ道路Rのカーブ曲率、及びカーブ道路の道幅、交差点の有無、信号機Sの有無、信号機Sが車両に対して示す点灯状態、自車両Mが走行する道路に関する交通規則を含んでいる。自車両Mが走行する道路に関する交通規則は、一時停止を促す規則の有無を含んでいる。
ステップS204において、死角領域認識部11は死角領域DEを認識する(死角領域認識ステップ)。ステップS204はステップS104に相当する。ステップS102及びステップS104は、処理される順が前後してもよい。死角領域認識部11が死角領域DEを認識した場合、自車両Mの運転支援を行う(運転支援ステップ)。
以下、運転支援ステップ(ステップS206〜ステップS222)について説明する。なお、ステップS206〜ステップS212はステップS106〜ステップS112にそれぞれ相当し、ステップS218〜ステップS222はステップS114〜ステップS118にそれぞれ相当する。
まず、運転支援部30により、死角領域DE内にカーブ道路Rが存在するか否かが判定される(ステップS206)。次に、運転支援部30により、カーブ道路Rの曲率が閾値以上か否かが判定される(ステップS208)。カーブ道路Rの曲率に対する閾値は、適宜設定してよく、他の道路状況や天候等によって閾値を変動するものでもよい。
次に、運転支援部30により、カーブ道路Rの道幅が閾値以下か否かが判定される(ステップS210)。道路の道幅に対する閾値は適宜設定してよく、他の道路状況や天候等によって閾値を変動するものでよい。次に、運転支援部30により、見通しが評価される(ステップS212)。見通しの評価は、デッドゾーンが閾値以下か否かで判断される。
次に、運転支援部30により、カーブ道路Rの先に交差点Cが存在しているか否かが判定される(ステップS214)。交差点Cが存在するか否かの判定は、死角領域内情報取得部21が取得した自車両Mが走行する道路に関する情報に基づいて行われる。
次に、運転支援部30により、交差点Cに信号機Sが存在しているか否かが判定される(ステップS216)。交差点Cに信号機Sが存在するか否かの判定は、死角領域内情報取得部21が取得した自車両Mが走行する道路に関する情報に基づいて行われる。次に、目標速度算出部34により、目標速度が算出される(ステップS218)。
そして、支援判断部36により運転支援が判断される(ステップS220)。運転行動評価部42により自車両Mの運転操作状態が評価され、支援判定部44により促進する運転支援が判定される。最後に、支援判定部44により判断された運転支援が実施される(ステップS222)。
以上、本実施形態においても、周囲環境に応じた運転支援を運転者Pへの違和感を低減させて実施できるという上記作用効果が奏される。具体的には、死角領域DE内に交差点が存在する場合、自車両Mの進路の車線に他車両M2が一時停止している場合等、衝突可能性等の危険度が高い状況に合わせて運転支援を実施でき、運転者Pへの違和感を生じさせることなく運転支援を実施することが可能となる。
すなわち、本実施形態によれば、死角領域DE内に交差点があり、交差点Cの信号機Sの点灯に依って他車両M2が停止又は一時停止している場合であっても、運転支援装置1が自車両Mに運転支援を促すことにより、自車両Mは挙動が安定化したり他車両M2との衝突を回避したりすることが可能となる。
次に、図6を参照して、上記第2実施形態の変形例に係る運転支援装置及び運転支援方法について説明する。当該変形例に係る運転支援装置及び運転支援方法は、第2実施形態に対し、運転支援装置及び運転支援方法が適用される状況が相違する点で異なっている。以下、第2実施形態との重複説明は省略し、相違点を中心に説明する。
第2実施形態の変形例は、自車両Mが図6に示すような進行方向に合流点Jが存在するカーブ道路Rへ進入する状況に適用される。図6に例示するカーブ道路Rは、自車両Mが走行する進路に合流点Jが存在している。図6に示した例は、車線LD1上に合流点Jへ合流しようとする他車両M4と、他車両M4との衝突を避けようと他車両M3が停止又は急減速している。この場合、他車両M3は、死角領域DE内に存在するため、運転者Pからは視認され難い。
運転支援装置1Bは、道路情報取得部23が取得した道路情報に基づいて、デッドゾーン算出部32へ死角領域DE内に合流点Jが存在することを出力する。そして、デッドゾーン算出部32は、取得した合流点Jを含む情報に基づいて死角領域DE内に他車両M3が停止又は急減速している場合を想定し、運転支援を判断する。
よって、運転支援装置1Bでは、自車両Mの進行方向に死角領域DEが存在し、死角領域DE内に合流点Jが存在し、自車両Mの進路の車線に他車両M3が急減速又は一時停止している場合等、衝突可能性がより高い状況に合わせた運転支援が判定されるため、運転者Pへの違和感を生じさせることなく運転支援を実施することが可能となる。
以上、好適な実施形態に係る運転支援装置及び運転支援方法について説明したが、本実施形態により得られる運転支援装置及び運転支援方法は上述した形態に限定されるものではなく、変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上述した実施形態では、図4に示すような十字路交差点に略直交する方向から進入する例を示したが、十字路交差点において右折又は左折する場合であってもよく、右折時に対向車線を走行する他車両と進路が交差する可能性を有していてもよい。
また、上述した実施形態では、交通規則として一時停止を促す交通規則について説明したが、交通規則は一時停止を促す交通規則に限定されない。また、上述した実施形態では、自車両Mが走行する道路が図1に示すようなカーブ道路であったが、道路はカーブ道路に限定されない。
1…運転支援装置、11…死角領域認識部、23…道路情報取得部、DE…死角領域、LD1…走行車線、LD2…対向車線、M…自車両、M1…他車両、P…運転者、R…カーブ道路、SL…運転者からの視線、W1…歩行者。

Claims (8)

  1. 自車両の進路における運転者からの死角領域を認識する死角領域認識部と、
    前記進路に関する道路情報を取得する道路情報取得部と、
    前記死角領域認識部により認識された前記死角領域及び前記道路情報取得部により取得された前記道路情報に基づいて、前記自車両の運転支援を行う運転支援部と、を備え、
    前記道路情報取得部は、前記進路上における他車両及び歩行者の少なくとも一方の交通規則に関する情報を前記道路情報として取得し、
    前記運転支援部は、前記交通規則に関する情報に応じて前記運転支援を促進する、運転支援装置。
  2. 前記道路情報取得部は、前記進路上における一時停止を促す交通規則に関する情報を前記道路情報として取得し、
    前記運転支援部は、一時停止を促す前記交通規則が前記死角領域に存在する場合、当該交通規則が前記死角領域に存在しない場合に比べ、前記運転支援を促進する、請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記進路を予測する進路予測部を更に備え、
    前記死角領域認識部は、前記進路予測部により予測された前記進路における前記死角領域を認識する、請求項1又は2に記載の運転支援装置。
  4. 前記道路情報取得部は、前記進路におけるカーブ道路に関する情報を前記道路情報として更に取得し、
    前記運転支援部は、前記カーブ道路における前記死角領域に一時停止を促す交通規則が存在する場合、前記運転支援を促進する、請求項1〜3の何れか一項に記載の運転支援装置。
  5. 前記道路情報取得部は、前記進路の前方の交差点に関する情報を前記道路情報として取得し、
    前記運転支援部は、前記死角領域に交差点が存在する場合、前記死角領域に交差点が存在しない場合に比べ、前記運転支援を促進する、請求項1〜4の何れか一項に記載の運転支援装置。
  6. 前記運転支援部は、
    局所音源が存在すると判定されやすくする支援手段、支援発動の条件を緩和する支援手段、支援発動のタイミングをより速くする支援手段、及び、支援内容のレベルを引き上げる支援手段、のうち少なくとも1つの支援手段を有し、
    前記少なくとも1つの支援手段により前記運転支援を促進する、請求項1〜5の何れか一項に記載の運転支援装置。
  7. 前記運転支援部は、前記運転支援が実施されていない場合に、前記運転支援の促進として前記運転支援を発動させる、請求項1〜6の何れか一項に記載の運転支援装置。
  8. 自車両の進路における運転者からの死角領域を認識する死角領域認識ステップと、
    前記進路に関する道路情報を取得する道路情報取得ステップと、
    前記死角領域認識ステップにおいて認識された前記死角領域及び前記道路情報取得ステップにおいて取得された前記道路情報に基づいて前記自車両の運転支援を行う運転支援ステップと、を含み、
    前記道路情報取得ステップは、前記進路上における他車両及び歩行者の少なくとも一方の交通規則に関する情報を前記道路情報として取得し、
    前記運転支援ステップは、前記交通規則に関する情報に応じて前記運転支援を促進する、運転支援方法。
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