JP2014149396A - 液晶表示素子、及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】黒を表示した場合の光漏れを抑制できるノーマリーブラック(ネガ)で表示を行うTN型液晶表示素子、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】液晶表示素子は、TN型液晶セルと、TN型液晶セルを挟む第1偏光板と第2偏光板と、第1偏光板とTN型液晶セルの一方の透明基板(第1透明基板)との間に位相差板を備える。第1透明基板の方向から液晶表示素子を平面視した場合、第1透明基板における液晶配向方向20と第1偏光板の吸収軸22とが、液晶のツイスト方向に5°以上10°以下、第1偏光板の吸収軸22と位相差板の光学軸24とが、液晶のツイスト方向に0°以上90°以下、第1透明基板における液晶配向方向20と第2偏光板の吸収軸23とが、液晶のツイスト方向に0°以上195°以下の角度をなす。
【選択図】図3

Description

本発明は液晶表示素子に関する。
ノーマリーブラック(ネガ)で表示を行うTN(Twisted Nematic)型液晶表示素子は、車載用ディスプレイ等に使用されているが、黒を表示した場合(液晶に電圧が印加されていない状態)の光漏れ、視野角依存性等の問題点がある。
従来のノーマリーブラック(ネガ)で表示を行うTN型液晶表示素子としては、特許文献1に開示された液晶表示素子が知られている。この液晶表示素子は、上面側又は下面側の液晶分子の配向方向とほぼ同じ方向の透過軸を持つ第1及び第2偏光板を備え、第1偏光板とツイスト角90°のTN型液晶セルの間に、第1偏光板の透過軸とほぼ等しい方向の光学軸をもつ位相差板を有している。
また、特許文献2には、吸収軸が平行となる2枚の偏光板とツイスト角90°のTN型液晶パネルを備え、2枚の偏光板の間に、遅相軸が偏光板の吸収軸に対して平行又は直交するように直線位相子を配置した液晶表示装置が開示されている。さらに、特許文献3には、ツイスト角90°のTN型液晶セルと吸収軸が同一方向、かつ、TN型液晶セルの一方側のラビング方向と垂直方向である2枚の偏光板を備え、ラビング方向と垂直になる側の偏光板と液晶セルの間に、光学軸がその偏光板の吸収軸の方向と90°±10°となる位相差板が配置された液晶表示デバイスが開示されている。
特開平4−153622号公報 特開平4−195118号公報 特開平6−43451号公報
特許文献1〜3に記載の液晶表示素子は、TN型液晶表示素子の視野角依存性を改善するために、位相差板がTN型液晶セルと偏光板との間に、位相差板の遅相軸(光学軸)と偏光板の吸収軸(透過軸)とが平行あるいは垂直になるように配置されている。これらの液晶表示素子においては、位相差板は液晶の屈折異方性の視野角依存性を相殺するように配置されているに過ぎず、例えば、黒を表示した場合の表示面垂直方向での光漏れを十分に防ぐことはできない。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、白を表示した場合の明るさを低下させず、黒を表示した場合の光漏れを抑制できるノーマリーブラック(ネガ)で表示を行うTN型液晶表示素子、及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る液晶表示素子は、
第1透明基板と第2透明基板との間にツイスト角が100°以上110°以下の液晶を狭持したTN型液晶セルと、
前記TN型液晶セルを挟む第1偏光板と第2偏光板と、
前記第1偏光板と前記第2偏光板との少なくとも一方と、前記TN型液晶セルとの間に位相差板とを備えた液晶表示素子であって、
前記位相差板は面内に光学軸を備え、前記光学軸をx軸とし、x軸方向、前記x軸方向に垂直なy軸方向、前記x軸方向と前記y軸方向とに垂直なz軸方向の屈折率をそれぞれnx、ny、nzとした場合、nx>ny=nzの関係を有し、
前記第1透明基板の方向から前記液晶表示素子を平面視した場合、前記第1透明基板における液晶配向方向と前記第1偏光板の吸収軸とが前記液晶のツイスト方向に5°以上10°以下、前記第1偏光板の吸収軸と前記位相差板の前記光学軸とが前記液晶のツイスト方向に0°以上90°以下、前記第1透明基板における液晶配向方向と前記第2偏光板の吸収軸とが前記液晶のツイスト方向に0°以上195°以下の角度をなす、
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る液晶表示素子の製造方法は、
第1透明基板と第2透明基板との間にツイスト角が100°以上110°以下の液晶を狭持したTN型液晶セルと、
前記TN型液晶セルを挟む第1偏光板と第2偏光板と、
前記第1偏光板と前記第2偏光板との少なくとも一方と、前記TN型液晶セルとの間に位相差板とを備えた液晶表示素子の製造方法であって、
面内に光学軸を備え、前記光学軸をx軸とし、x軸方向、前記x軸方向に垂直なy軸方向、前記x軸方向と前記y軸方向とに垂直なz軸方向の屈折率をそれぞれnx、ny、nzとした場合、nx>ny=nzの関係を有する前記位相差板を、前記第1透明基板の方向から前記液晶表示素子を平面視した場合、前記第1偏光板の吸収軸と前記位相差板の前記光学軸とが前記液晶のツイスト方向に0°以上90°以下の角度に、前記TN型液晶セルに配置し、
前記第1偏光板と前記第2偏光板とを、前記第1透明基板の方向から前記液晶表示素子を平面視した場合、前記第1透明基板における液晶配向方向と前記第1偏光板の吸収軸とが前記液晶のツイスト方向に5°以上10°以下、前記第1透明基板における液晶配向方向と前記第2偏光板の吸収軸とが前記液晶のツイスト方向に0°以上195°以下の角度に、前記TN型液晶セル又は前記位相差板に配置する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、ノーマリーブラック(ネガ)で表示を行うTN型液晶表示素子において、白を表示した場合の明るさを低下させず、黒を表示した場合の光漏れを抑制できる。
本発明の実施の形態1に係る液晶表示素子の断面図である。 本発明の実施の形態1に係るTN型液晶セルの液晶配向方向を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る第1偏光板の吸収軸、第2偏光板の吸収軸、位相差板の光学軸の配置を示す模式図である。 比較例1〜4に係る第1偏光板の吸収軸、第2偏光板の吸収軸、位相差板の光学軸の配置を示す模式図である。 比較例7に係る液晶表示素子の断面図である。 比較例7に係る第1偏光板の吸収軸、第2偏光板の吸収軸の配置を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るシミュレーション結果を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るシミュレーション結果を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る液晶表示素子の断面図である。 本発明の実施の形態3に係る第1偏光板の吸収軸、第2偏光板の吸収軸、位相差板の光学軸の配置を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係るシミュレーション結果を示す図である。 本発明の実施の形態4に係るシミュレーション結果を示す図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1〜図7を参照にして説明する。
(液晶表示素子の構成)
本実施の形態に係る液晶表示素子100は、図1に示すように、TN型液晶セル10、第1偏光板11、第2偏光板12、位相差板13を備える。
TN型液晶セル10は、互いに対向する第1透明基板10a、第2透明基板10bと、第1透明基板10aと第2透明基板10bとによって狭持される液晶10cを備える。
第1透明基板10a、第2透明基板10bは、ガラス、プラスチック等から構成される。第1透明基板10a、第2透明基板10bは互いに対向する面に、それぞれ透明電極10d、10eを有する。また、透明電極10d、10eを覆う配向膜(図示せず)が透明基板の互いに対向する面に形成される。
透明電極10d、10eは、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)膜から構成される。透明電極10d、10eは、公知の方法(スパッタ、蒸着、エッチング等)によって、それぞれ第1透明基板10a、第2透明基板10bに形成される。透明電極10dと透明電極10eとの間に電圧が印加されることによって、液晶表示素子100は駆動される。
配向膜(図示せず)は液晶10cの配向方向を制御する。配向膜は、例えばポリイミドから構成される。配向膜は、公知の方法(例えば、フレキソ印刷)によって形成される。第1透明基板10a、第2透明基板10b上に形成された配向膜には、配向処理が施される。例えば、配向処理としてラビング処理が配向膜に施された場合、液晶10cはラビング方向に沿って配向し、液晶10cの配向方向はラビング方向と一致する。
液晶10cは、正の誘電率異方性を有するネマティック液晶である。図2に第1透明基板10aの方向からTN型液晶セル10を平面視した場合の第1透明基板10aにおける液晶配向方向20と第2透明基板10bにおける液晶配向方向21を示す。本実施の形態においては、第1透明基板10aの方向からTN型液晶セル10を平面視した場合、液晶10cの分子長軸の向きは、第1透明基板10aと第2と透明基板10bの間で反時計方向に100°ねじれる。すなわち、本実施の形態におけるTN型液晶セル10のツイスト角φは、100°となる(図2)。
第1偏光板11と第2偏光板12とはTN型液晶セル10を挟む。本実施の形態において、第1偏光板11、第2偏光板12は、それぞれ第1透明基板10a側、第2透明基板10b側に配置される。また、第1偏光板11、第2偏光板12は、それぞれ吸収軸22、23を有する。
本実施の形態において、位相差板13は第2透明基板10bと第2偏光板12との間に配置される。位相差板13は面内に光学軸24を備える。また、位相差板13は光学軸24をx軸とし、x軸方向、x軸に垂直なy軸方向、x軸とy軸とに垂直なz軸方向の屈折率をそれぞれnx、ny、nzとした場合、nx>ny=nzの関係を有する。すなわち、位相差板13はポジティブAフィルム(ポジティブAプレート)である。位相差板13は一軸延伸されたポリカードネート等から構成される。また、位相差板13は、波長550nmにおいて200nm以上740nm以下のリターデーション値(Re)を有する。ここで、リターデーション値は、nxとny(nz)との差(Δn)と位相差板の厚さdとの積(Δn×d)である。
(吸収軸、光学軸の配置)
第1偏光板11の吸収軸22、第2偏光板の吸収軸23、位相差板13の光学軸24の配置について、図3を参照して説明する。図3は第1透明基板10aの方向から液晶表示素子100を平面視した場合の第1透明基板10aにおける液晶配向方向20、第2透明基板10bにおける液晶配向方向21と第1偏光板11の吸収軸22、第2偏光板の吸収軸23、位相差板13の光学軸24の配置関係を示す。
第1偏光板11の吸収軸22は第1透明基板10aにおける液晶配向方向20から液晶10cのツイスト方向に5°回転して配置される(θ=5°)。また、位相差板13の光学軸24は、位相差板13の光学軸24と第1偏光板の吸収軸22とが液晶10cのツイスト方向に0°以上90°以下の角度をなすように配置される(0°≦α≦90°)。さらに、第2偏光板12の吸収軸23は、第2偏光板12の吸収軸23と第1透明基板10aにおける液晶配向方向20とが液晶10cのツイスト方向に0°以上195°以下の角度をなすように配置される(0°≦β≦195°)。
(シミュレーション)
上記液晶表示素子100について、電圧無印加で黒表示した場合の透過率T1、OFF電圧を印加し黒表示をした場合の透過率T2、ON電圧を印加し白表示をした場合の透過率T3、クロストーク値C(T2/T1)をシミュレーションにより求めた(実施の形態1a〜1h)。
シミュレーションには、LCD Master Ver.8.2(シンテック株式会社製)を使用した。TN型液晶セル10のセル厚を6μm、波長590nmでの液晶10cの屈折率異方性を0.095として、シミュレーションを行った。シミュレーションにおいては、光源としてD65を使用した。また、光源からの光は、液晶表示素子100の第2偏光板12から入射し、第1偏光板11から出射することとした。
また、比較例1〜4として、図4に示すように、液晶10cのツイスト角を90°(φ=90°)とし、第1偏光板11の吸収軸22と第1透明基板10aにおける液晶配向方向20とを一致(θ=0°)させ、位相差板13の光学軸24と第1偏光板11の吸収軸22とのなす角を、液晶のツイスト方向に15°、25°、35°、55°(α=15°、25°、35°、55°)とした液晶表示素子について、シミュレーションを行った。比較例5、6として、ツイスト角を100°(φ=100°)、位相差板13の光学軸24と第1偏光板11の吸収軸22とのなす角を、液晶10cのツイスト方向に−5°(液晶10cのツイスト方向とは反対方向に5°)、95°(α=−5°、95°)とした液晶表示素子についても、シミュレーションを行った。さらに、比較例7として、図5、6に示すように、位相差板を備えず、液晶10cのツイスト角を90°(φ=90°)とし、第1偏光板11の吸収軸22と第1透明基板10aにおける液晶配向方向20とを一致(θ=0°)させ、第2偏光板12の吸収軸23と第1透明基板10aにおける液晶配向方向20とのなす角を液晶10cのツイスト方向に170°(β=170°)とした液晶表示素子200についても、シミュレーションを行った。
図7はシミュレーションの結果を示す。実施の形態1a〜1hにおいては、黒表示をした場合の透過率T1が、位相差板を備えていない比較例7の透過率T1よりも大きく低下しており、実施の形態1a〜1hの液晶表示素子100は、黒表示をした場合の光漏れを抑制することができる。また、実施の形態1a〜1hにおいては、白表示をした場合の透過率T3が比較例7の透過率T3よりも高くなっており、白表示をした場合の透過率T3を向上させることもできる。
これに対して、φ=90°である比較例1〜4の透過率T1は比較例7の透過率T1よりも低くなるが、透過率T3も低くなる。すなわち、比較例1〜4の液晶表示素子200では、白表示が暗くなる。また、比較例1〜4においては、クロストーク値Cが非常に大きくなり、比較例1、2の液晶表示素子200では、駆動時のコントラストが低下する。したがって、φ=90°の場合では、白表示での明るさを低下させず、黒表示をした場合の光漏れを抑制することはできない。また、φ=100°であっても、αが0°よりも小さい比較例5、αが90°よりも大きい比較例6における透過率T1は、比較例7の透過率T1よりも低下しているが、わずかである。したがって、φ=100°であっても、α<0°、α>90の場合には、黒表示をした場合の光漏れを十分に抑制することはできない。
以上のように、本実施の形態における液晶表示素子100は、0°≦α≦90°、0°≦β≦195°の範囲で、白表示での明るさを低下させず、黒表示をした場合の光漏れを抑制することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図面を参照にして説明する。本実施の形態においては、液晶10cのツイスト角φと第1偏光板11の吸収軸22、第2偏光板12の吸収軸23、位相差板13の光学軸24の配置以外は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態においては、液晶10cのツイスト角φは110°である(φ=110°)。また、第1透明基板10aの方向から液晶表示素子100を平面視した場合、第1偏光板11の吸収軸22は第1透明基板10aにおける液晶配向方向20から10°回転して配置される(θ=10°)。さらに、位相差板13の光学軸24は、位相差板13の光学軸24と第1偏光板11の吸収軸22とが液晶10cのツイスト方向に0°以上90°以下の角度をなすように配置される(0°≦α≦90°)。第2偏光板12の吸収軸23は、第2偏光板12の吸収軸23と第1透明基板10aにおける液晶配向方向20とが液晶10cのツイスト方向に0°以上195°以下の角度をなすように配置される(0°≦β≦195°)。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様にシミュレーションを行った(実施の形態2a〜2h)。なお、比較例8〜12として、ツイスト角を120°(φ=120°)、位相差板13の光学軸24と第1偏光板11の吸収軸22とのなす角を、液晶10cのツイスト方向に5°、15°、25°、35°、55°(α=5°、15°、25°、35°、55°)とした液晶表示素子についても、シミュレーションを行った。また、比較例13、14して、ツイスト角を110°(φ=110°)、位相差板13の光学軸24と第1偏光板11の吸収軸22とのなす角を、液晶10cのツイスト方向に−5°、95°(α=−5°、95°)とした液晶表示素子についても、シミュレーションを行った。
図8は、本実施の形態のシミュレーションの結果を示す。実施の形態2a〜2hにおいては、黒表示をした場合の透過率T1が、位相差板を備えていない比較例7(図7)の透過率T1よりも大きく低下しており、実施の形態2a〜2hにおける液晶表示素子100は黒表示をした場合の光漏れを抑制することができる。また、実施の形態2a〜2hにおいては、白表示をした場合の透過率T3が比較例7(図7)の透過率T3よりも高くなっており、白表示をした場合の透過率T3を向上させることもできる。
これに対して、φ=120°である比較例8〜12の透過率T1は、同じ値のαを有する実施の形態2a〜2hに比べて(例えば、比較例11と実施の形態2e)、高くなる(図8)。特に、比較例8、9の透過率T1は、位相差板13を備えていない比較例7(図7)の透過率T1よりも高くなる。したがって、φ=120°の場合では、白表示での明るさを低下させず、黒表示をした場合の光漏れを十分に抑制することはできない。また、φ=110°であっても、αが0°よりも小さい比較例13の透過率T1は、比較例7(図7)よりも高く、αが90°よりも大きい比較例14の透過率T1は、比較例7(図7)の透過率T1よりも低下しているが、わずかである。したがって、φ=110°であっても、α<0°、α>90の場合には、黒表示をした場合の光漏れを十分に抑制することはできない。
以上のように、本実施の形態における液晶表示素子100は、0°≦α≦90°、0°≦β≦195°の範囲で、白表示での明るさを低下させず、黒表示をした場合の光漏れを抑制することができる。
さらに、本実施の形態におけるシミュレーションの結果(図8)と図7で示される実施の形態1におけるシミュレーションの結果から、5°≦θ≦10°において、2×α≦β≦2×α+15の関係を有することにより、白表示での明るさを低下させず、黒表示をした場合の光漏れを十分に抑制できることがわかった。
(実施の形態3)
本実施の形態においては、図9に示すように、液晶表示素子101の第1偏光板11、第2偏光板12は、それぞれ第2透明基板10b側、第1透明基板10a側に配置される。また、位相差板13は第2偏光板12と第1透明基板10aとの間に配置される。図10に、第1透明基板10aの方向から液晶表示素子101を平面視した場合の第1透明基板10aにおける液晶配向方向20、第2透明基板10bにおける液晶配向方向21と第1偏光板11の吸収軸22、第2偏光板12の吸収軸23、位相差板13の光学軸24の配置関係を示す。第1偏光板11、第2偏光板12、位相差板13の配置以外は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態においては、光源の配置以外は実施の形態1と同様にシミュレーションを行った。光源は、光源からの光が液晶表示素子101の第1偏光板11から入射し、第2偏光板12から出射するように配置した。
図11にシミュレーションの代表的な結果を示す(実施の形態3a(α=0°)、3b(α=90°))。実施の形態3a、3bにおいては、黒表示をした場合の透過率T1が、位相差板を備えていない比較例7(図7)の透過率T1よりも大きく低下しており、実施の形態3a、3bにおける液晶表示素子101は、実施の形態1と同様に、黒表示をした場合の光漏れを抑制することができる。また、実施の形態3a、3bにおいても、白表示をした場合の透過率T3が比較例7(図7)の透過率T3よりも高くなっており、白表示をした場合の透過率T3を向上させることもできる。また、α=5°、15°、25°、35°、55°、75°の場合についても、実施の形態1と同様に、黒表示をした場合の光漏れを抑制することができ、白表示をした場合の透過率T3を向上させることもできた。
したがって、実施の形態1と同様に、本実施の形態における液晶表示素子101は、0°≦α≦90°0°≦β≦195°の範囲で、白表示をした場合の明るさを低下させず、黒表示をした場合の光漏れを抑制することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態においては、第1偏光板11、第2偏光板12、位相差板13は、実施の形態3と同様に、図9、10に示すように配置される。第1偏光板11、第2偏光板12、位相差板13の配置以外は、実施の形態2と同様である。
本実施の形態においては、光源の配置以外は実施の形態2と同様にシミュレーションを行った。光源は、光源からの光が液晶表示素子101の第1偏光板11から入射し、第2偏光板12側から出射するように配置した。
図12にシミュレーションの代表的な結果を示す(実施の形態4a(α=0°)、4b(α=90°)。実施の形態4a、4bにおいては、黒表示をした場合の透過率T1が、位相差板を備えていない比較例7(図7)の透過率T1よりも大きく低下しており、実施の形態4a、4bにおける液晶表示素子101は、実施の形態2と同様に、黒表示をした場合の光漏れを抑制することができる。また、実施の形態4a、4bにおいても、白表示をした場合の透過率T3が比較例7(図7)の透過率T3よりも高くなっており、白表示をした場合の透過率T3を向上させることもできる。また、α=5°、15°、15°、35°、55°、75°の場合についても、実施の形態1と同様に、黒表示をした場合の光漏れを抑制することができ、白表示をした場合の透過率T3を向上させることもできた。
したがって、実施の形態2と同様に、本実施の形態における液晶表示素子101は、0°≦α≦90°、0°≦β≦195°の範囲で、白表示をした場合の明るさを低下させず、黒表示をした場合の光漏れを抑制することができる。
(実施の形態5)
液晶表示素子100、101におけるTN型液晶セル10は、公知の方法によって作製される。また、液晶表示素子100、101の位相差板13は、位相差板シートから、例えば、多面取りで、所定の形状に切り取られる(位相差板シートから複数の位相差板13が切り取られる)。位相差板13の切り取りにおいては、第1透明基板10aの方向から液晶表示素子100、101を平面視した場合、第1偏光板11の吸収軸22と位相差板13の光学軸24とが液晶10cのツイスト方向に0°以上90°以下の角度になるように、位相差板13を位相差板シートから切り取る。さらに、液晶表示素子100、101の第1偏光板11、第2偏光板12も、偏光板シートから、例えば、多面取りで、所定の形状に切り取られる。第1偏光板11、第2偏光板12の切り取りにおいては、第1透明基板10aの方向から液晶表示素子100、101を平面視した場合、第1透明基板10aにおける液晶配向方向20と第1偏光板11の吸収軸22とが液晶10cのツイスト方向に5°以上10°以下、第1透明基板10aにおける液晶配向方向20と第2偏光板12の吸収軸23とが液晶10cのツイスト方向に0°以上195°以下の角度になるように、第1偏光板11、第2偏光板12を偏光板シートから切り取る。第1偏光板11、第2偏光板12、位相差板13は、切断、型抜き等によって、切り取られる。
所定の形状に切り取られた位相差板13は、作製されたTN型液晶セル10の第1透明基板10a又は第2透明基板10bに配置される。また、所定の形状に切り取られた第1偏光板11、第2偏光板12は、位相差板13、TN型液晶セル10の第1透明基板10a又は第2透明基板10bに配置される。例えば、液晶表示素子100においては、位相差板13はTN型液晶セル10の第2透明基板10bに貼り付けられる。その後、第1偏光板11はTN型液晶セル10の第1透明基板10aに、第2偏光板12は位相差板13に貼り付けられる。
以上のような工程によって、液晶表示素子100、101は作製できる。
特許文献1〜3に記載の液晶表示素子のように、位相差板の光学軸と偏光板の吸収軸(透過軸)との配置が平行あるいは垂直になるように制限される(角度設定の自由度が低い)場合には、位相差板を多面取りする際に、位相差板シートにおける位相差板の切り取り位置を工夫しても、位相差板シートの無駄が多くなる。これに対して、位相差板13は、第1偏光板11の吸収軸22と位相差板13の光学軸24とが液晶10cのツイスト方向に0°以上90°以下という幅広い角度で切り取ることができる(角度設定の自由度が高い)ので、位相差板シートにおける位相差板の切り取り位置の自由度も高く、位相差板シートから、より多くの位相差板13を得ることができる。また、第2偏光板12も、角度設定の自由度が高いので、位相差板13と同様に、偏光板シートからより多くの第2偏光板12を得ることができる。
上記実施の形態で説明した液晶表示素子100、101によれば、ノーマリーブラック(ネガ)で表示において、白を表示した場合の明るさを低下させず、黒を表示した場合の光漏れを抑制できる。これは、以下の構成によって実現される。
第1透明基板10aと第2透明基板10bとの間にツイスト角が100°以上110°以下の液晶10cを狭持したTN型液晶セル10と、
TN型液晶セル10を挟む第1偏光板11と第2偏光板12と、
第1偏光板11と第2偏光板12との少なくとも一方と、TN型液晶セル10との間に位相差板13とを備えた液晶表示素子100、101であって、
位相差板13は面内に光学軸24を備え、光学軸をx軸とし、x軸方向、x軸方向に垂直なy軸方向、x軸方向とy軸方向とに垂直なz軸方向の屈折率をそれぞれnx、ny、nzとした場合、nx>ny=nzの関係を有し、
第1透明基板10aの方向から液晶表示素子100、101を平面視した場合、第1透明基板10aにおける液晶配向方向20と第1偏光板11の吸収軸22とが液晶10cのツイスト方向に5°以上10°以下、第1偏光板11の吸収軸22と位相差板13の光学軸24とが液晶10cのツイスト方向に0°以上90°以下、第1透明基板10aにおける液晶配向方向20と第2偏光板12の吸収軸23とが液晶10cのツイスト方向に0°以上195°以下の角度をなす。
液晶表示素子100、101には、複数の位相差板13が設けられてもよい。
2以上の位相差板13が第1偏光板11と第2偏光板12とのいずれか一方と、TN型液晶セル10との間に配置されてもよい。例えば、実施の形態2h(図8)において、Re=640nmを有する1つの位相差板13の代わりに、それぞれがRe=320nmを有する2つの位相差板13が配置されてもよい。また、位相差板13は、第1偏光板11と透明基板10a又は透明基板10bとの間と、第2偏光板12と透明基板10b又は透明基板10aとの間との両方に配置されてもよい。
位相差板13のリターデーション値は200nm以上740nm以下であってもよい。
第1透明基板10aの方向から液晶表示素子100、101を平面視し、第1偏光板11の吸収軸22と位相差板13の光学軸24とが、液晶10cのツイスト方向にα°、第1透明基板10aにおける液晶配向方向20と第2偏光板12の吸収軸23とが、液晶10cのツイスト方向にβ°の角度をなす場合、
2×α≦β≦2×α+15の関係を満たしてもよい。
液晶表示素子100、101と光源を組み合わせることによって、液晶表示装置(液晶ディスプレイ)等が構成される。光源は、第1偏光板11側、第2偏光板12側のいずれに設けられても構わない。
また、液晶表示素子100、101と光源との間に、ハーフミラー等によって構成される半透過板を設け、半透過型の液晶表示装置を構成することもできる。
液晶表示素子100、101は、透明電極10d、10eの一方を所定の形状を表す複数のセグメント電極、他方を複数のセグメント電極と対向する分割されたコモン電極とし、セグメント表示を行うことができる。また、液晶表示素子100、101は、透明電極10d、10cのそれぞれを複数の線状の電極とし、複数の透明電極10dと複数の透明電極10eを互いに交差するように配置して、ドットマトリクス表示を行うこともできる。さらに、液晶表示素子100、101は、パッシブ駆動型、アクティブ駆動型の液晶表示素子とし使用できる。
第1透明基板10aと第2透明基板10bとの間にツイスト角が100°以上110°以下の液晶10cを狭持したTN型液晶10セルと、
TN型液晶セル10を挟む第1偏光板11と第2偏光板12と、
第1偏光板11と第2偏光板12との少なくとも一方と、TN型液晶セル10との間に位相差板13とを備えた液晶表示素子100、101の製造方法であって、
面内に光学軸24を備え、光学軸24をx軸とし、x軸方向、x軸方向に垂直なy軸方向、x軸方向とy軸方向とに垂直なz軸方向の屈折率をそれぞれnx、ny、nzとした場合、nx>ny=nzの関係を有する位相差板13を、第1透明基板10aの方向から液晶表示素子10を平面視した場合、第1偏光板11の吸収軸22と位相差板13の光学軸24とが液晶10cのツイスト方向に0°以上90°以下の角度に、TN型液晶セル10に配置し、
第1偏光板11と第2偏光板12とを、第1透明基板10aの方向から液晶表示素子100、101を平面視した場合、第1透明基板10aにおける液晶配向方向20と第1偏光板11の吸収軸22とが液晶10cのツイスト方向に5°以上10°以下、第1透明基板10aにおける液晶配向方向20と第2偏光板12の吸収軸23とが液晶10cのツイスト方向に0°以上195°以下の角度に配置する。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
10 TN型液晶セル
10a 第1透明基板
10b 第2透明基板
10c 液晶
10d 第1透明基板の透明電極
10e 第2透明基板の透明電極
11 第1偏光板
12 第2偏光板
13 位相差板
20 第1透明基板における液晶配向方向
21 第2透明基板における液晶配向方向
22 第1偏光板の吸収軸
23 第2偏光板の吸収軸
24 位相差板の光学軸
100 液晶表示素子
101 液晶表示素子
200 液晶表示素子

Claims (5)

  1. 第1透明基板と第2透明基板との間にツイスト角が100°以上110°以下の液晶を狭持したTN型液晶セルと、
    前記TN型液晶セルを挟む第1偏光板と第2偏光板と、
    前記第1偏光板と前記第2偏光板との少なくとも一方と、前記TN型液晶セルとの間に位相差板とを備えた液晶表示素子であって、
    前記位相差板は面内に光学軸を備え、前記光学軸をx軸とし、x軸方向、前記x軸方向に垂直なy軸方向、前記x軸方向と前記y軸方向とに垂直なz軸方向の屈折率をそれぞれnx、ny、nzとした場合、nx>ny=nzの関係を有し、
    前記第1透明基板の方向から前記液晶表示素子を平面視した場合、前記第1透明基板における液晶配向方向と前記第1偏光板の吸収軸とが前記液晶のツイスト方向に5°以上10°以下、前記第1偏光板の吸収軸と前記位相差板の前記光学軸とが前記液晶のツイスト方向に0°以上90°以下、前記第1透明基板における液晶配向方向と前記第2偏光板の吸収軸とが前記液晶のツイスト方向に0°以上195°以下の角度をなす、
    ことを特徴とする液晶表示素子。
  2. 2以上の前記位相差板が前記第1偏光板と前記第2偏光板とのいずれか一方と、前記TN型液晶セルとの間に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
  3. 前記位相差板のリターデーション値が200nm以上740nm以下である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示素子。
  4. 前記第1透明基板の方向から前記液晶表示素子を平面視し、前記第1偏光板の吸収軸と前記位相差板の前記光学軸とが、前記液晶のツイスト方向にα°、前記第1透明基板における液晶配向方向と前記第2偏光板の吸収軸とが、前記液晶のツイスト方向にβ°の角度をなす場合、
    2×α≦β≦2×α+15の関係を満たす、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液晶表示素子。
  5. 第1透明基板と第2透明基板との間にツイスト角が100°以上110°以下の液晶を狭持したTN型液晶セルと、
    前記TN型液晶セルを挟む第1偏光板と第2偏光板と、
    前記第1偏光板と前記第2偏光板との少なくとも一方と、前記TN型液晶セルとの間に位相差板とを備えた液晶表示素子の製造方法であって、
    面内に光学軸を備え、前記光学軸をx軸とし、x軸方向、前記x軸方向に垂直なy軸方向、前記x軸方向と前記y軸方向とに垂直なz軸方向の屈折率をそれぞれnx、ny、nzとした場合、nx>ny=nzの関係を有する前記位相差板を、前記第1透明基板の方向から前記液晶表示素子を平面視した場合、前記第1偏光板の吸収軸と前記位相差板の前記光学軸とが前記液晶のツイスト方向に0°以上90°以下の角度に、前記TN型液晶セルに配置し、
    前記第1偏光板と前記第2偏光板とを、前記第1透明基板の方向から前記液晶表示素子を平面視した場合、前記第1透明基板における液晶配向方向と前記第1偏光板の吸収軸とが前記液晶のツイスト方向に5°以上10°以下、前記第1透明基板における液晶配向方向と前記第2偏光板の吸収軸とが前記液晶のツイスト方向に0°以上195°以下の角度に、前記TN型液晶セル又は前記位相差板に配置する、
    ことを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019123709A1 (ja) * 2017-12-21 2019-06-27 三菱電機株式会社 液晶パネルおよびそれを備える液晶表示装置
US11630330B2 (en) 2018-09-04 2023-04-18 Lg Chem, Ltd. Transmittance-variable device

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