JP2014148976A - 送風装置 - Google Patents

送風装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014148976A
JP2014148976A JP2014084546A JP2014084546A JP2014148976A JP 2014148976 A JP2014148976 A JP 2014148976A JP 2014084546 A JP2014084546 A JP 2014084546A JP 2014084546 A JP2014084546 A JP 2014084546A JP 2014148976 A JP2014148976 A JP 2014148976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
impeller
air
blower
blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014084546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5907205B2 (ja
Inventor
Yuji Suzuki
裕司 鈴木
Katsuhiko Yamamoto
勝彦 山本
Hiroshi Aoki
弘 青木
Junichi Watabe
純一 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
Priority to JP2014084546A priority Critical patent/JP5907205B2/ja
Publication of JP2014148976A publication Critical patent/JP2014148976A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5907205B2 publication Critical patent/JP5907205B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】羽根車の形状に工夫を加えることで、薄型機器の組込み時に最大限の性能を発揮し、且つ静音化を実現できる送風装置を提供する。
【解決手段】ファンカップ24に円板28を備え、この円板28にブレード37が設けられ、ブレード37が前記ファンカップ24に連結せず、前記ブレード37の外径bに対する内径aの割合が60〜45%であることで、薄型機器の組込み時に有効で、且つ静音化を実現できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転する羽根車を有する送風装置に関する。
従来、ノートパソコンや液晶プロジェクタなどの薄型機器の筐体では高密度な実装が行われ、発熱部品を冷却する送風装置の設置スペースが制限されてきた。そこで、送風装置として特許文献1,2に示すような遠心ファンを用い、羽根車の吹出し方向に対し垂直な方向から吸気し、羽根車の吹出し方向に向かって排気する手法が主流になっている。
特開平11−141499号公報 特開2008−255865号公報
しかし、従来の送風装置では次のような問題点があった。
上述の遠心ファンは、吸気方向の一側と他側で同一の形状を有する。そのため、送風装置単体(フリーエア)では性能が良いものの、薄型機器に組込んだ時には、静圧が低く十分な性能を発揮できない。特に薄型機器では、各種部品の制約により吸気スペースが制約され、密集する筐体内部では高静圧の送風装置が必要とされる。しかし、小型化される筐体内部で大型の送風装置を搭載することは難しく、送風装置自体の薄型化および小型化が要求される。
また、発熱部品の発熱量が増加するに従い、送風装置として高風量化が求められ、近年では静音化も強く求められてきている。それに対して薄型機器の薄型化が一段と進み、送風装置の吸気スペースさえも十分に確保できなくなっている。その結果、送風装置としての性能が著しく低下し、また薄型機器の熱対策も大きな課題となっており、発熱量に対して送風装置の性能が不足していた。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、羽根車の形状に工夫を加えることで、薄型機器の組込み時に最大限の性能を発揮し、且つ静音化を実現できる送風装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、ブレードの外径に対する内径の割合を適切に設定することで、羽根車の回転時に騒音が目立たず、十分な風量を得ることができ、送風装置として同一風量時における低騒音化を実現できる。
請求項2の発明では、ブレードの取付角を適切に設定することで、ブレードに沿って空気がスムースに流れ、且つ羽根車の回転に伴うブレードの遠心力が適切に作用し、送風装置として同一風量時における低騒音化を実現できる。
請求項3の発明では、羽根車に配設されるブレードの枚数を35枚以上にすることで、羽根車の吐出方向に向かう空気の流れを均一にし、同一風量時における騒音をさらに低減できる。
請求項4の発明では、隣り合うブレード間の通風断面積を大きくとることができ、吸気と排気の効率を改善して、風量をさらに増加させることができ、また同一風量時における騒音をさらに低減できる。
請求項5の発明では、隣り合うブレードの先端間で空気を円滑に通過させて、羽根車からの排気効率を改善し、風量を増加させることが可能になる。
請求項6の発明では、ブレードの内径に対する円板の外径の割合を適切に設定することで、送風装置として吸気と排気の効率を改善して、風量をさらに増加させることができ、また同一風量時における騒音をさらに低減できる。
請求項7の発明では、ブレードに形成された凸部によって、羽根車に吸い込まれた空気が、排気部の近傍にまで回転するブレードに導かれることになるので、排気部へ向けての空気の流れを均一にして、風量を増加させることが可能になる。
請求項8の発明では、ブレードの内周側と外周側で取付角が異なっており、それによりブレードの吸気側と排気側の向きを効果的に変化させて、風量を増加させることが可能になる。
請求項9の発明では、ブレードの内周側と外周側で曲率が異なっており、それによりブレードの吸気側と排気側の向きを効果的に変化させて、風量を増加させることが可能になる。
請求項1の発明によれば、羽根車の形状に工夫を加えることで、薄型機器の組込み時に最大限の性能を発揮し、且つ静音化を実現できる送風装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、羽根車の形状に工夫を加えることで、薄型機器の組込み時に最大限の性能を発揮し、且つ静音化を実現できる送風装置を提供することができる。
請求項3の発明によれば、同一風量時における騒音をさらに低減できる。
請求項4の発明によれば、吸気と排気の効率を改善して、風量をさらに増加させることができ、また同一風量時における騒音をさらに低減できる。
請求項5の発明によれば、羽根車からの排気効率を改善し、風量を増加させることが可能になる。
請求項6の発明によれば、風量をさらに増加させることができ、また同一風量時における騒音をさらに低減できる。
請求項7の発明によれば、羽根車の形状に工夫を加えることで、薄型機器の組込み時に最大限の性能を発揮する送風装置を提供することができる。
請求項8の発明によれば、羽根車の形状に工夫を加えることで、薄型機器の組込み時に最大限の性能を発揮する送風装置を提供することができる。
請求項9の発明によれば、羽根車の形状に工夫を加えることで、薄型機器の組込み時に最大限の性能を発揮する送風装置を提供することができる。
本発明の第1実施例を示す送風装置の縦断面図である。 同上、羽根車の平面図である。 本発明の第2実施例を示す送風装置のカバーを外した状態の平面図である。 同上、送風装置のカバーを外した状態の縦断面図である。 同上、変形例としての送風装置のカバーを装着した状態の平面図である。 同上、変形例としての送風装置のカバーを装着した状態の縦断面図である。 本発明の第3実施例を示す送風装置の平面図である。 同上、送風装置の底面図である。 同上、送風装置の側面図である。 同上、送風装置の縦断面図である。 同上、羽根車全体の平面図である。 同上、羽根車の要部拡大平面図である。 同上、羽根車の要部拡大平面図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明における送風装置の好ましい実施例を説明する。なお、以下に示す各実施例で、共通する箇所には共通する符号を付し、共通する部分の説明は重複を避けるため極力省略する。
図1は、本発明の第1実施例における送風装置を、ノートパソコンなどの薄型電子機器に適用した例を示している。同図において、送風装置としてのファンモータ1は全体として扁平な外郭形状をなし、薄型電子機器内に収容される。また、ファンモータ1の内部には、送風体としてのファン2を備えている。ファンモータ1の外郭をなすケーシング3は、例えば熱伝導性に優れた部材からなる有底状のケース部材4と、このケース部材4の上部開口を覆うカバー5とにより構成されるが、機器の薄型化を図るために、ケーシング3そのものを薄型電子機器の筐体の一部として形成してもよい。
ファン2は、ケース部材4に直立固定される有底筒状のスリーブ7と、このスリーブ7の外周部に設けられ、巻線を装着した成層鉄心を有する固定子8と、固定子8の巻線端部と電気的に接続すると共に、一乃至複数の電子部品(図示せず)を実装してモータ駆動回路を形成する基板9と、固定子8からの磁力を受けて回転する回転子10とを備えて構成される。またスリーブ7の内部には、円筒状の軸受11が挿入され、この軸受11によりスリーブ4内で回動自在に支承される回転軸としてのシャフト12の一端部が、前記回転子10の中心に取付け固定される。
回転子10は、固定子8を取り囲むように配置される金属製のヨーク15と、ヨーク15の内周面に設けられる永久磁石16と、ヨーク15の外周面に設けられ、複数枚のブレード17,18を有する樹脂製の羽根車19とにより構成され、基板9を介して固定子8の巻線に所定の電流を与えることにより、固定子8に対向する永久磁石16との間に吸引力および反発力を生じ、シャフト12を中心として回転子10が回転するようになっている。
前記ケーシング3には、羽根車19の吸込み方向でもある回転子10の軸方向の両側に、吸気部としての吸気口21,22が開口形成される。本実施例では、ケーシング3を構成するケース部材4とカバー5のそれぞれに吸気口21,22を設けているが、例えば一方の吸気口21だけを設けても構わない。また図示しないが、これらの吸気口21,22に直交して、羽根車19の吐出方向でもある回転子10の放射方向に、排気部としての排気口が開口形成され、ファンモータ1は遠心ファンとしての構成を備えている。この排気口の配設数も、特に限定されない。
次に、本実施例での特徴となる羽根車19の構成について、図2を参照しながらさらに詳しく説明する。回転子10と共に回転する羽根車19は、前述した複数枚のブレード17,18を、ファンカップ24の外周面にシャフト12を中心として放射状に配置して構成される。全体でカップ状をなすファンカップ24は、吸気口21に対向する側を閉塞した基部25と、この基部25の外周端面より回転子10の軸方向に沿って、吸気口21から離れる方向に延びる円筒状の筒部26とにより構成され、基部25の内側中央に設けた嵌合部27に、シャフト12の一端が嵌合固定されるようになっている。また、筒部26の内面は前記ヨーク15の装着部として形成される一方で、筒部26の外面にはリング状の円板28が形成される。
ブレード17は、回転方向Rに向けて円弧状に形成され、シャフト12に近い内周端17Aはファンカップ24の基部25の途中にまで及んでおり、これにより基部25の中心側外面には、各ブレード17の内周端17Aに囲まれ、吸気口21からの空気を受け入れる凹部31が形成される。また、各ブレード17の内周端17Aどうしは繋がってはおらず、隣接する内周端17Aの間に、凹部31に達した空気をブレード17の外周側に向けて均等に導く導流溝32が形成される。このように本実施例では、ファンカップ24の基部25が正面となるように見たときに、ファンカップ24の中央部にまで、ブレード17としての形状が形成される。
一方、シャフト12から離れたブレード17の外周端17Bは、ファンカップ24の筒部26はもとより、図示しない排気口に臨んで、吸気口21,22の外方にまで延びている。各ブレード17の隣接する外周端17B間の隙間は、同じ各ブレード17の内周端17A間の隙間よりも広く形成されており、前記導流溝32から隣接するブレード17間に導かれた空気を、羽根車19の回転力によって排気口に向けて円滑に送り出す構造になっている。
また本実施例では、ブレード17とは形状の異なる別なブレード18が、隣り合うブレード17の間に等間隔に配置される。ブレード18の内周端18Aは、ファンカップ24の筒部26に繋がっており、ブレード18の外周端18Bは、ブレード17の外周端17Bと同様に、図示しない排気口に臨んで、吸気口21,22の外方にまで延びている。ブレード18もブレード17と同様に円弧状に形成され、ブレード17,18を互い違いに配置することで、ブレード17間に流れ込んだ空気の流れを均一にして、ファンモータ1としての静音化を図ることが可能になる。
このような構成を有する上記ファンモータ1では、基板9を介して固定子8の巻線に所定の電流を供給し、固定子8から回転子10に取付けられた永久磁石16に回転駆動力を与えると、シャフト12を中心として羽根車19を含む回転子10が回転方向Rに回転し始める。このとき、一方の吸気口21を通過して、羽根車19の一側からブレード17,18に、薄型電子機器内部の発熱部品(図示せず)から熱を奪い取った空気が吸気されると共に、他方の吸気口22からも、羽根車19の他側からブレード17,18に同様の空気が吸気される。
ここでブレード17の内周端17Aは、吸気口21に対向して、ファンカップ24の基部25の途中にまで延びており、吸気口21からファンカップ24の基部25に向けて吸い込まれた空気は、羽根車19の回転に伴う遠心力が作用してそこで留まらずに、凹部31から各ブレード17の内周端17A間に形成された導流溝32に均等に且つ効率的に導かれる。そして、それぞれのブレード17間において、空気は羽根車19の内周側から外周側に円滑に送り出され、さらに途中で別なブレード18によって整流化されて、ケーシング3の排気口から薄型電子機器の外部に高静圧および高風量で排気される。つまり図1に示すように、薄型電子機器の小型化に伴い、ファンモータ1自体の高さ形状を高くせざるを得ない場合でも、吸気口21に対向するファンカップ24の基部25の上面にまでブレード17を形成することで、より静圧を高め、高風量を得ることが可能なファンモータ1を、実機の条件に応じて実現することができる。
以上のように本実施例では、ケーシング3に一つ以上の吸気部である吸気口21,22と一つ以上の排気部としての排気口を有し、そのケーシング3内の中心部に回転する羽根車19を備えた遠心ファン構造のファンモータ1において、前記羽根車19は、ファンカップ24の側部をなす筒部26から中央部にかけて、ブレード17を延設して構成される。
この場合、羽根車19の回転に伴って、特に一方の吸気口21からファンカップ24の中心部にまで延びたブレード17に空気が効率的に導かれることになり、薄型電子機器への組込み時に、実機の条件に合わせてより高静圧で高風量なファンモータ1を提供することができる。そのため、本実施例のファンモータ1によれば、羽根車19の形状に工夫を加えることで、薄型電子機器の組込み時に最大限の性能を発揮することができる。
図3〜図6は、本発明の第2実施例における送風装置としてのファンモータ1を示している。この実施例でも特徴となるのは羽根車19の形状であり、それ以外の構成は第1実施例でも説明しているため、共通する箇所の説明は極力省略する。
図3と図4に示すファンモータ1は、何れもケーシング3のカバー(図示せず)を外した状態を示しているが、このカバーにのみ吸気口を設け、ケース部材4の底面には吸気口を設けない構成となっている。ここでも回転子10は、固定子8を取り囲むように配置される金属製のヨーク15と、ヨーク15の内周面に設けられる永久磁石16と、ヨーク15の外周面に設けられ、複数枚のブレード37を有する樹脂製の羽根車19とにより構成され、基板9を介して固定子8の巻線に所定の電流を与えることにより、固定子8に対向する永久磁石16との間に吸引力および反発力を生じ、シャフト12を中心として回転子10が回転するようになっている。
39は、羽根車19の吐出方向に設けられたケーシング3の排気部たる排気口である。排気口39の個数は、いくつあっても構わない。これにより、羽根車19を含む回転子10が回転すると、図示しない吸気口から羽根車19の吸込み方向に空気が吸い込まれ、回転子10の遠心力により流れの方向を変えて、吸気口と直交するケーシング3の排気口39から空気が流れるようになっている。この一連の空気の流れを、符号Fの矢印で示す。
本実施例における羽根車19は、前記ブレード27とファンカップ24とにより構成され、ファンカップ24は前記第1実施例と同様に、基部25と、筒部26と、嵌合部27と、円板28をそれぞれ備えている。ここでのブレード37は一種類で、すべて同一の円弧形状を有し、その枚数は35枚以上ある。また、ファンカップ24の筒部26外面からフランジ状に延びる円板28に、シャフト12を中心として等間隔に放射状に配置して構成される。各ブレード37はファンカップ24の円板28にそれぞれ連結されるものの、ファンカップ24の筒部26には連結しておらず、ブレード37の内周端37Aと筒部26の外面との間には隙間40が形成される。さらに、各ブレード37の内周端37Aどうしは繋がってはおらず、隣接する内周端37Aの間に、羽根車19の吸込み方向から隙間40に達した空気をブレード37の外周側に向けて均等に導く導流溝32が形成される。
さらに全体のブレード37について、これは図3に示すように、羽根車19の回転中心(シャフト12)を取り囲むように円環状に配置され、各ブレード37の内周端37Aどうしを結ぶ第1の円と、各ブレード37の外周端37Bどうしを結ぶ第2の円が、シャフト12を中心として同心円状に配置される。ここで、第1の円の直径をブレード37の内径aとし、第2の円の直径をブレード37の外径bとすると、ブレード37の外径bに対する内径aの割合(a/b)を60〜45%に形成すれば、同一騒音時において、他の割合のブレード37よりも高風量化を実現できる。
図5および図6は第2実施例の変形例で、ここに示すファンモータ1はケーシング3のカバー5が図示され、且つケーシング3は、羽根車19の吸込み方向の両側に、吸気部としての吸気口21,22が開口形成される。また、羽根車19の隣接するブレード37間には、図1に示すブレード18と同様の別なブレード38が等間隔に配置される。それ以外の構成について、例えば排気口39の位置などは異なっているが、基本的に図3や図4のファンモータ1と共通している。
羽根車19の構成は、図3や図4で説明した通りであるが、ここではさらに別な特徴が示されている。先ず、ブレード37の外径bに対する内径aの割合(a/b)は、前述のように60〜45%に形成される。この割合(a/b)が60%を越えると、各ブレード37の内周端37Aから外周端37Bに至る距離が極端に短くなって、羽根車19の回転時に十分な風量を得ることができない。逆に、割合(a/b)が45%未満になると、各ブレードの内周端37Aから外周端37Bに至る距離が極端に長くなり、羽根車19の回転時に発生する騒音が目立つようになる。なお本例では、羽根車19に吸い込まれた空気の流れFが、途中で吸気口21,22から流れ出さずに、効率よく排気口39に導かれるように、各ブレード37の内周端37Aは吸気口21,22に対向する一方で、ブレード37の外周端37Bは、排気口39に臨んで吸気口21,22の外方にまで延びている。
また、ブレード37の内径aに対する円板28の外径cの割合(c/a)を、108〜120%となるように制限すると、ファンモータ1としての吸気と排気の効率が改善され、結果的に風量が増加し、また同一風量時における騒音が低減する。その理由は、仮に割合(c/a)が108%未満になると、羽根車19の回転時に、吸気口21,22から吸い込まれた空気を、円板28によって吐出方向に効率よく転換することができず、逆に割合(c/a)が120%を超えると、羽根車19の回転時に円板28が空気の流れを遮って、何れの場合も風量が低下するからである。
また、各ブレード37の取付角θは従来のものよりも傾いていて、25〜45°の範囲で形成される。ここでいう取付角θとは、羽根車19の回転中心Oからブレード37の内周端37Aを通る直線をXOとして、この直線XOとブレード37の内周端37から延び出す部位に沿う直線X1とのなす角度を意味し、直線X1は直線XОよりも回転方向Rの後方にある。取付角θが25度未満になると、各ブレード37の回転方向に向かう前縁に沿って空気がスムースに流れにくくなり、騒音が大きくなる一方で、取付角θが45度を超えると、羽根車19の回転時にブレード37による遠心力が作用しにくくなって、十分な風量が得られにくくなる。そのため、取付角θを25〜45°の範囲に制限することで、同一風量時における低騒音化を実現できる。
さらに、図5に示す羽根車19の回転軸方向に見て、ブレード37の根元である内周端37Aから先端である外周端37bにかけてのブレード37の厚みdは、一様ではなく任意に変化させている。それにより、隣り合うブレード37間の通風断面積を大きくとることができ、ファンモータ1として吸気と排気の効率を改善して、風量をさらに増加させることができ、また同一風量時における騒音をさらに低減できる。
またブレード37の厚みdに関し、特にブレード37の根元である内周端37A周辺の厚さt1は、ブレード37の先端である外周端37B周辺の厚さt2に対して、その割合(t2/t1)が60%以下に形成される。その理由は、割合(t2/t1)が60%を越えると、隣り合うブレード37の外周端37B間で空気が円滑に通過しにくくなり、羽根車19からの排気効率が低下するからである。
以上のように本実施例では、羽根車19の吐出方向にケーシング3の排気部としての排気口39を設けた送風装置たるファンモータ1において、羽根車19に設けられたブレード37の外径bに対する内径aの割合が60〜45%となるように、ブレード37全体が円環状に配置されている。
このように、ブレード37の外径bに対する内径aの割合を適切に設定することで、羽根車の回転時に騒音が目立たず、十分な風量を得ることができ、ファンモータ1として同一風量時における低騒音化を実現できる。そのため、羽根車19の形状に工夫を加えることで、薄型電子機器の組込み時に最大限の性能を発揮し、且つ静音化を実現できる。
また本実施例では、羽根車19に設けられたブレード37が、羽根車19の中心からブレード37の内周端37Aを通る直線に対して、25〜45°の取付角θで配置されている。
このように、ブレード37の取付角θを適切に設定することで、ブレード37に沿って空気がスムースに流れ、且つ羽根車19の回転に伴うブレード37の遠心力が適切に作用し、ファンモータ1として同一風量時における低騒音化を実現できる。そのため、羽根車19の形状に工夫を加えることで、薄型電子機器の組込み時に最大限の性能を発揮し、且つ静音化を実現できる。
また好ましくは、羽根車19に配設されるブレード37の枚数を35枚以上にすることで、羽根車19の吐出方向に向かう空気の流れを均一にし、同一風量時における騒音をさらに低減できる。
また本実施例では、ブレード37の根元である内周端37Aから先端である外周端37Bにかけての厚みdを任意に変化させている。これにより、隣り合うブレード37間の通風断面積を大きくとることができ、ファンモータ1として吸気と排気の効率を改善して、風量をさらに増加させることができ、また同一風量時における騒音をさらに低減できる。
さらに好ましくは、ブレード37の内周端37A周辺の厚さt1に対して、ブレード37の外周端37B周辺の厚さt2の割合(t2/t1)が60%以下となっている。これにより、隣り合うブレード37の外周端37B間で空気を円滑に通過させて、羽根車19からの排気効率を改善し、風量を増加させることが可能になる。
また本実施例の羽根車19は、ブレード17に交差する円板28をさらに備えており、ブレード37の内径aに対する円板28の外径cの割合が108〜120%となっている。
このように、ブレード37の内径aに対する円板28の外径cの割合を適切に設定することで、ファンモータ1として吸気と排気の効率を改善して、風量をさらに増加させることができ、また同一風量時における騒音をさらに低減できる。
図7〜図13は、本発明の第3実施例における送風装置としてのファンモータ1を示している。この実施例でも特徴となるのは羽根車19の形状であり、それ以外の構成は第1実施例でも説明しているため、共通する箇所の説明は極力省略する。
回転子10は、固定子8を取り囲むように配置される金属製のヨーク15と、ヨーク15の内周面に設けられる永久磁石16と、ヨーク15の外周面に設けられ、複数枚のブレード47を有する樹脂製の羽根車19とにより構成され、基板9を介して固定子8の巻線に所定の電流を与えることにより、固定子8に対向する永久磁石16との間に吸引力および反発力を生じ、シャフト12を中心として回転子10が回転するようになっている。
吸気口21,22や排気口39の個数や開口位置については、他の実施例と同様に特に限定はしない。ここでも、羽根車19を含む回転子10が回転すると、羽根車19の各端面に対向する吸気口21,22から羽根車19の吸込み方向に空気がそれぞれ吸い込まれ、回転子10の遠心力により流れの方向を変えて、吸気口21,22と直交するケーシング3の排気口39から空気が流れるようになっている。この一連の空気の流れを、符号Fの矢印で示す。
本実施例における羽根車19は、前記ブレード47とファンカップ24とにより構成され、ファンカップ24は前記第1実施例と同様に、基部25と、筒部26と、嵌合部27と、円板28をそれぞれ備えている。但し、ここでの円板28は、筒部26の外面に直接繋がってはおらず、筒部26の外面から延びる複数本のスポーク51に連結しており、筒部26とその外周にあるリング状の円板28との間には、空気の流通を可能にする孔52が形成される。またブレード47は一種類で、すべて羽根車19の回転方向Rに対して前縁が凹んだ同一の円弧形状を有し、各ブレード47の中間部が円板28に交差して取付け固定される。ここでもブレード47は、シャフト12を中心として等間隔に放射状に配置して構成される。
各ブレード47はファンカップ24の円板28にそれぞれ連結されるものの、ファンカップ24の筒部26には連結しておらず、ブレード47の内周端47Aと筒部26の外面との間には隙間40が形成される。各ブレード37の内周端47Aどうしは繋がってはおらず、隣接する内周端47Aの間に、羽根車19の吸込み方向から隙間40に達した空気をブレード40の外周側に向けて均等に導く導流溝32が形成される。また各ブレード47は、円板28とは別なリング状の連結体54によっても相互に連結されている。
さらに全体のブレード47について、これは図11に示すように、羽根車19の回転中心であるシャフト12を取り囲むように円環状に配置され、各ブレード47の内周端47Aどうしを結ぶ第1の円raと、各ブレード47の外周端47Bどうしを結ぶ第2の円rbが、シャフト12を中心として同心円状に配置される。
ここで各ブレード47の外周端47Bに着目すると、特に図10に示すように、吸気口21,22に最も対向する外周端47Bの端面のどうしを結ぶ円の外径b1よりも、吸気口21,22から離れた中間部に位置する外周端47Bの端面のどうしを結ぶ円の外径b2が大きく形成される。つまり、羽根車19の縦断面形状で見ると、各ブレード47は吸気口21,22に対向する外端面47Bの外径b1よりも、羽根車19の外周側の排気口39に向けて外径b2を飛び出させた凸部55を有しており、これにより排気口39へ向けての空気の流れを均一にして、風量を増加させることが可能になる。
また図12に示すように、各ブレード47の内周端47A側における取付角θaは、各ブレード47の外周端47B側における取付角θbよりも大きく、取付角θa,θbは異なる角度となっている。取付角θaは、ブレード47の内周端47A側の前縁に形成される曲面を延ばし、その曲面が前記第1の円raと第2の円rbに交わる交点をそれぞれya,ybとしたときに、その交点ya,ybを結ぶ直線Saと、第1の円raの接線Sbとのなす角度である。また取付角θbは、ブレード47の外周端47B側の前縁に形成される曲面を延ばし、その曲面が前記第1の円raと第2の円rbに交わる交点をそれぞれza,zbとしたときに、その交点za,zbを結ぶ直線Taと、第1の円raの接線Tbとのなす角度である。
そして、ブレード47の取付角θa,θbを異なる角度にすることで、ブレード47の吸気側と排気側の向きを効果的に変化させることができ、風量を増加させることが可能になる。
また図13に示すように、ブレード47の内周端47A側の前縁に形成される曲面の曲率Raは、ブレード47の外周端47B側の前縁に形成される曲面の曲率Rbを異ならせることでも、ブレード47の吸気側と排気側の向きを効果的に変化させることができ、風量を増加させることが可能になる。
このように本実施例では、羽根車19の吐出方向にケーシング3の排気部としての排気口39を設け、この排気口39と垂直な位置に吸気部としての吸気口21,22を設けたファンモータ1において、羽根車19に設けたブレード47は、吸気口21,22に対向する端面の外径b1よりも、外周側へ外径b2を飛び出させた凸部55を有している。
このようにすると、ブレード47に形成された凸部55によって、羽根車19に吸い込まれた空気が、排気口39の近傍にまで回転するブレード47に導かれることになるので、排気口39へ向けての空気の流れを均一にして、風量を増加させることが可能になる。そのため、羽根車19の形状に工夫を加えることで、薄型電子機器の組込み時に最大限の性能を発揮するファンモータ1を提供できる。
また本実施例では、ブレード47の内周側と外周側で取付角θa,θbが異なっており、それによりブレード47の吸気側と排気側の向きを効果的に変化させて、風量を増加させることが可能になる。そのためこの場合も、羽根車19の形状に工夫を加えることで、薄型電子機器の組込み時に最大限の性能を発揮するファンモータ1を提供できる。
さらに本実施例では、ブレード47の内周側と外周側で曲率Ra,Rbが異なっており、それによりブレード47の吸気側と排気側の向きを効果的に変化させて、風量を増加させることが可能になる。そのためこの場合も、羽根車19の形状に工夫を加えることで、薄型電子機器の組込み時に最大限の性能を発揮するファンモータ1を提供できる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。例えば、第2実施例におけるブレード37の取付角θと、第3実施例におけるブレード47の取付角θa,θbはその定義が異なっているが、要は羽根車19の中心に対するブレード37,47の取付角度であればよく、各実施例においてどちらの定義を採用してもよく、他の定義で同様の趣旨のものであっても構わない。
3 ケーシング
17,37,47 ブレード
19 羽根車
21,22 吸気口(吸気部)
28 円板
37A 内周端
39 排気口(排気部)
55 凸部

Claims (9)

  1. 羽根車が、ブレードとファンカップとにより構成され、前記羽根車の吐出方向にケーシングの排気部を設けた送風装置において、
    前記ファンカップに円板を備え、当該円板に前記ブレードが設けられ、前記ブレードが前記ファンカップに連結せず、前記ブレードの外径に対する内径の割合が60〜45%であることを特徴とする送風装置。
  2. 前記ブレードは、前記羽根車の中心から前記ブレードの内周端を通る直線に対して、25〜45°の取付角で配置されることを特徴とする請求項1記載の送風装置。
  3. 前記ブレードの枚数を35枚以上にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の送風装置。
  4. 前記ブレードの根元から先端にかけての厚みを任意に変化させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の送風装置。
  5. 前記ブレードの根元の厚さに対する先端の厚さの割合が60%以下であることを特徴とする請求項4記載の送風装置。
  6. 前記ブレードの内径に対する前記円板の外径の割合が108〜120%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の送風装置。
  7. 羽根車の吐出方向にケーシングの排気部を設け、この排気部と垂直な位置に吸気部を設けた送風装置において、
    前記羽根車に設けたブレードは、前記吸気部に対向する端面の外径よりも、外周側へ外径を飛び出させた凸部を有することを特徴とする送風装置。
  8. 前記羽根車に設けたブレードは、内周側と外周側で取付角が異なることを特徴とする請求項7記載の送風装置。
  9. 前記羽根車に設けたブレードは、内周側と外周側で曲率が異なることを特徴とする請求項7又は8記載の送風装置。
JP2014084546A 2014-04-16 2014-04-16 送風装置 Active JP5907205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014084546A JP5907205B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 送風装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014084546A JP5907205B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 送風装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011045655A Division JP2012180810A (ja) 2011-03-02 2011-03-02 送風装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015052553A Division JP6135702B2 (ja) 2015-03-16 2015-03-16 送風装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014148976A true JP2014148976A (ja) 2014-08-21
JP5907205B2 JP5907205B2 (ja) 2016-04-26

Family

ID=51572129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014084546A Active JP5907205B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 送風装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5907205B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017186947A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 ミネベアミツミ株式会社 遠心ファン
CN108286531A (zh) * 2017-01-09 2018-07-17 联想(北京)有限公司 扇叶结构、散热装置及电子设备
CN110454433A (zh) * 2019-08-27 2019-11-15 陕西科技大学 一种潜水泵用叶轮结构
JPWO2020090005A1 (ja) * 2018-10-30 2021-09-02 三菱電機株式会社 ターボファン、送風装置、空気調和装置及び冷凍サイクル装置
CN113757165A (zh) * 2020-06-05 2021-12-07 华硕电脑股份有限公司 离心式风扇

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002021781A (ja) * 2000-07-05 2002-01-23 Toshiba Corp ファン装置
JP2005180179A (ja) * 2003-12-15 2005-07-07 Noritz Corp ガス燃焼装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002021781A (ja) * 2000-07-05 2002-01-23 Toshiba Corp ファン装置
JP2005180179A (ja) * 2003-12-15 2005-07-07 Noritz Corp ガス燃焼装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017186947A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 ミネベアミツミ株式会社 遠心ファン
CN108286531A (zh) * 2017-01-09 2018-07-17 联想(北京)有限公司 扇叶结构、散热装置及电子设备
JPWO2020090005A1 (ja) * 2018-10-30 2021-09-02 三菱電機株式会社 ターボファン、送風装置、空気調和装置及び冷凍サイクル装置
CN110454433A (zh) * 2019-08-27 2019-11-15 陕西科技大学 一种潜水泵用叶轮结构
CN110454433B (zh) * 2019-08-27 2024-04-05 陕西科技大学 一种潜水泵用叶轮结构
CN113757165A (zh) * 2020-06-05 2021-12-07 华硕电脑股份有限公司 离心式风扇
CN113757165B (zh) * 2020-06-05 2024-04-09 华硕电脑股份有限公司 离心式风扇

Also Published As

Publication number Publication date
JP5907205B2 (ja) 2016-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5747632B2 (ja) 遠心ファン
JP5907205B2 (ja) 送風装置
JP5629505B2 (ja) 遠心ファン
US9568015B2 (en) Centrifugal fan
CN101117962A (zh) 风扇单元
JP2012180810A (ja) 送風装置
JP6012034B2 (ja) 軸流ファン
US8550781B2 (en) Heat dissipation fan and rotor thereof
JP2008082328A (ja) 遠心ファン
WO2015097851A1 (ja) マグネットポンプ
JP2019157656A (ja) 遠心ファン
JP2008115724A (ja) 送風装置
JP6135702B2 (ja) 送風装置
JP2005133710A (ja) 遠心送風機およびこれを用いた空気調和機
JP5705805B2 (ja) 遠心式ファン
JP2015031277A (ja) 電動送風機用インペラ
JP2009203837A (ja) 遠心ファン
JP6950422B2 (ja) 遠心ファン
JP4670285B2 (ja) インペラ及びそれを備えた送風ファン
JP2006283602A (ja) 圧縮機
CN111089069A (zh) 风扇
KR20160150137A (ko) 통풍 시트용 블로워의 임펠러
JP2009174414A (ja) 軸流ファン
WO2006082876A1 (ja) 軸流送風機
JP2013072388A (ja) ファンモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5907205

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250