JP2014148447A - 光ファイバの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】横断面が正偶数角形または正奇数角形である光ファイバを、簡単に径を一定にして製造する方法を提供する。
【解決手段】本発明の製造方法は横断面が正偶数角形である光ファイバの製造方法であって、コア前駆部と、コア前駆部の周囲を囲繞するクラッド前駆部とを備え、横断面において光ファイバと相似形であるプリフォームを用意する工程と、プリフォームを加熱し延伸して光ファイバを形成する線引工程とを含み、線引工程では、延伸後の前記光ファイバの外径を前記光ファイバの横断面において(180/前記偶数)×n度の角度をなす2方向から測定しており(nは奇数であり、180>(180/前記偶数)×n)、 前記2方向から測定された2種類の前記外径を用いて前記光ファイバ横断面における外接円の径を算出して、外接円の径を経時的に一定に保持するように線引工程における延伸速度の制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバの製造方法に関し、特に横断面が正偶数角形または正奇数角形である光ファイバの製造方法に関するものである。
情報化時代の到来を受け、大量の情報の通信に用いられる光ファイバの生産量も急激に増大してきている。情報通信に用いられる一般的な光ファイバは、石英を材料とし中心部にコアを備え、コアの周りにクラッドを備えており、横断面が円形形状を有しているが、伝送量を増やすために、1本の光ファイバに複数のコアを設けたマルチコア光ファイバが提案されている。このマルチコア光ファイバでは、軸回転の調整を容易にするために、クラッドの断面形状を多角形とする場合がある。
また、特許文献1に記載されているような励起光による誘導放出で信号光を増幅又はレーザ発振して出力するファイバ増幅器やファイバレーザでは、コアに希土類元素が添加され、複数のクラッドが積層されたマルチクラッドファイバの構造が採用され、スキューモードを低減させるためにクラッドの一つの断面形状を多角形とする場合がある。
WO2009/028614号公報
特許文献1では、光ファイバ製造工程において光ファイバの径を一定にする制御を行うため、1つの外径測定装置を用いることを前提として、2回軸対称ではない奇数角形のクラッド形状の光ファイバのみを採用することとしている。その理由は、正多角形のうち偶数角形(2回軸対象)は奇数角形(2回軸対象ではない)に比べて、クラッド外径の最大値と最小値との差が大きいので光ファイバの径を一定にする制御が困難になって歩留まりが低下するため、1つの外径測定装置のみを使用する場合は奇数角形のクラッドを有する光ファイバ製造することにしているのである。
しかしながら、例えば正五角形では、最大径は最小径の1.05倍であり、これだけの差があるとクラッド径を一定に制御することはできない。一般に外径が円形の光ファイバの製造工程における径の一定制御は、目標径±0.7%程度の範囲内で行うからであり、5%の径の変動があると歩留まりが大きく低下し、最悪の場合は製品として使用することができなくなってしまう。さらには、特許文献1の技術は、偶数角形の光ファイバには適用できないという問題があった。現在横断面形状が正方形や正六角形の光ファイバが実用化されつつあるが、これらの光ファイバの径を一定にする制御については特許文献1に具体的な技術が説明されていない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、横断面が正偶数角形または正奇数角形である光ファイバを、簡単に径を一定にして製造する方法を提供することにある。
本発明の第1の光ファイバの製造方法は、横断面が正偶数角形である光ファイバの製造方法であって、コア前駆部と、前記コア前駆部の周囲を囲繞するクラッド前駆部とを備え、横断面において光ファイバと相似形であるプリフォームを用意する工程と、前記プリフォームを加熱し延伸して光ファイバを形成する線引工程とを含み、線引工程では、延伸後の前記光ファイバの外径を前記光ファイバの横断面において(180/前記偶数)×n度の角度をなす2方向から測定しており(nは奇数であり、180>(180/前記偶数)×n)、前記2方向から測定された2種類の前記外径を用いて前記光ファイバ横断面における外接円の径を算出して、前記外接円の径を経時的に一定に保持するように前記線引工程における延伸速度の制御を行う構成を備えている。ここで正偶数角形とは数学的に厳密な意味での形状ではなく、例えば角が丸みを帯びていてもよいし、各辺の長さが厳密に同じでなくてもよい。また、横断面とは、中心軸に直交する断面のことである。
ある好適な実施形態において、2種類の前記外径の比から、前記正偶数角形の重心を通る対角線に垂直な方向と前記光ファイバの外径の測定方向の一つとのなす角を算出する。
前記正偶数角形は、正方形、正六角形、正八角形または正十角形であることが好ましい。
本発明の第2の光ファイバの製造方法は、横断面が正奇数角形である光ファイバの製造方法であって、コア前駆部と、前記コア前駆部の周囲を囲繞するクラッド前駆部とを備え、横断面において光ファイバと相似形であるプリフォームを用意する工程と、前記プリフォームを加熱し延伸して光ファイバを形成する線引工程とを含み、線引工程では、延伸後の前記光ファイバの外径を前記光ファイバの横断面において(90/前記奇数)×m度の角度をなす2方向から測定しており(mは奇数であり、180>(90/前記奇数)×m)、前記2方向から測定された2種類の前記外径を用いて前記光ファイバ横断面における外接円の径を算出して、前記外接円の径を経時的に一定に保持するように前記線引工程における延伸速度の制御を行う構成を備えている。ここで正奇数角形とは数学的に厳密な意味での形状ではなく、例えば角が丸みを帯びていてもよいし、各辺の長さが厳密に同じでなくてもよい。また、横断面とは、中心軸に直交する断面のことである。
ある好適な実施形態において、2種類の前記外径の比から、前記正奇数角形の一つの頂点及び重心を通る線と前記光ファイバの外径の測定方向とのなす角を算出する。
前記正奇数角形は、正五角形または正七角形であることが好ましい。
ある好適な実施形態において、前記光ファイバはマルチコア光ファイバである。
ある好適な実施形態において、前記光ファイバは複数層のクラッドを有しており、最外層のクラッドの横断面の形状が前記正偶数角形又は正規数角形である。
本発明の光ファイバの製造方法は、光ファイバの径を所定の角度をなす2方向から計測してこの計測値を基に延伸速度の制御を行っているので、容易に且つ正確にファイバ径を一定にする制御を行うことができる。
実施形態1に係る光ファイバ製造装置の模式図である。 実施形態1に係る光ファイバの外径測定装置の模式的な図である。 横断面形状が正六角形の光ファイバの端面の図である。 実施形態1に係る光ファイバ径の測定値のグラフである。 横断面形状が正五角形の光ファイバの端面の図である。 実施形態2に係る光ファイバ径の測定をやり方を示す模式的な図である。 比較形態に係る光ファイバ製造装置の模式図である。 比較形態に係る光ファイバの外径測定装置の模式的な図である。 比較形態に係る光ファイバ径の測定値のグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。
(実施形態1)
実施形態1に係る光ファイバの製造装置を図1に模式的に示す。また、図7は比較形態に係る光ファイバの製造装置の模式的な図である。
本実施形態および比較形態に係る光ファイバ100は、プリフォーム200から作製される。まず、コア前駆部201(相対的に屈折率が高い部分)がクラッド前駆部202(相対的に屈折率が低い部分)の中に囲繞されているプリフォーム200を用意する。クラッド前駆部202の外形は正六角形であるので、プリフォーム200は横断面において正六角形である。プリフォーム200を電気炉300の中で加熱して柔らかくさせて、この状態でプリフォーム200の端部を延伸すると外形が六角形を保ったままで延伸されていき、光ファイバ100となる。この工程が線引工程である。光ファイバ100は外径測定器400,410で外径を測定されながら線引きされている。ファイバ径が一定になるように外径測定器400,410の出力によってプリフォーム200の送り速度及び光ファイバ100の引き取り速度を調整している。それからダイス500によって外面保護のための樹脂コーティングが施され、巻き取りボビン600に光ファイバ100は巻き取られる。
電気炉300において温度を調整することにより、プリフォーム200の横断面形状と光ファイバ100の横断面形状とが相似形になっている。このようにして本実施形態の光ファイバ100が作製される。
本実施形態と比較形態の違いは、外径測定器400,410の数の違いと、外径測定器400,410からの出力によるプリフォーム200の送り速度及び光ファイバ100の引き取り速度を調整する方法の違いである。本実施形態では外径測定器400,410が2つ存しており、比較形態では1つである。また、速度調整の方法の違いについては後述する。
比較形態においては、図8に示す外径測定器400が1つだけである。外径測定器400は発光部402と受光部404との間に光ファイバ100が通過するように形成されており、発光部402から受光部404に向かう光の一部を光ファイバ100が遮り、受光部404において計測される光ファイバ100の影の幅が光ファイバ100の径として測定される。光ファイバの横断面が円形であれば、線引工程において光ファイバが中心軸周りに回転しても測定される光ファイバの径は変化しない。しかし、光ファイバの横断面が非円形、例えば正六角形であると、中心軸周りに光ファイバが回転すると測定される光ファイバの径が変化してしまう。
図3に示すように正六角形の光ファイバ100の外径は、観察する方向によって変化し、最大径HAは外接円の直径であり、最小径HBはHAの0.866倍である。比較形態では外径測定器400が1つだけであり、光ファイバ100の中心軸方向の回転角は計測していないので、外径測定器400の測定値をそのまま線引工程の速度調整に用いることになる。この場合、図9に示すように、同じ170μmの径(外接円の径)の光ファイバ100であっても光ファイバ100の回転によって13%強も小さい測定値となることになり、この数値をそのまま速度調整に用いると、光ファイバ100の径は大きく変動してしまうとともに、光ファイバ100が中心軸周りに回転するたびに線引きの速度が変わってしまい工程が不安定になる。
一方本実施形態では2つの外径測定器400,410を用い、両者の測定方向を180/6=30度異なる2方向としている。つまり2つの発光部402,412のなす角θを30度にしている。横断面形状が正六角形である光ファイバ100の最大径HAと最小径HBとは、観察方向を考えると、30度異なる方向からそれぞれ観察しているので、本実施形態では、一方の外径測定器400が最大径HAを測定すると、もう一方の外径測定器410は最小径HBを測定することになる。光ファイバ100が中心軸周りに回転していった場合の2つの外径測定器400,410の測定値の変化を図4に示す。2種類の測定値は所定の関係を有しているので、この関係を利用して、光ファイバ100の回転角に無関係に常に外接円の直径を算出して速度調整を行う。
具体的には、一方の外径測定器400から得られる径の値raと他方の外径測定器410から得られる径の値rbとから、一方の外径測定器400の測定方向が最大径HAを測定する方向(正六角形の重心を通る対角線に対して垂直な方向)となす角αを算出すると、外接円の直径はra/cosαで表される。なお、正六角形の光ファイバ100では、ある一方向から観察した際に、中心軸周りに60度回転するたびに最大径HAが現れるので、αは0から30度の間の値をとる。
αを算出するために2つの測定値(外径)の比rb/raをまず計算する。この比rb/raが、光ファイバ径の大小に依存せず、且つαとの関係がある値になる。
次にαが変化していく際に、変化していくrb/raの値のうち最小値が0になるように、定数a1(ここでは0.866)をrb/raから差し引く。rb/ra−a1=xが0となるのは、ra=HAの場合すなわちαが0度の場合である。
それから、αが0から30度の範囲において、xからαを求める近似式を作成する。近似式は
−52.92x+119.85x−0.1062=y
となる。即ち、yの値がα(度)の近似値となる。以上より、測定値raとrbとから、外接円の直径の近似値ra/cosyが得られる。この直径の近似値は実際の直径との差が0.1%未満であるので、横断面形状が正六角形の光ファイバ100の径が常に一定になるように線引きの速度調整を正確に行うことができる。
特許文献1では2つの外径測定器を使用することはコストが大きくなるために否定されているが、本実施形態のように正偶数角形の横断面形状を有する光ファイバの外径を正確に測定するには、少なくとも2つの測定器がなければ不可能であり、また、中心軸周りの光ファイバの回転角を測定せずに、2つの外径測定器400,410の測定値から常に正確に光ファイバの外径を算出するためには本実施形態のような換算を行うことが必要になる。
2つの外径測定器400,410がなす角度は、30度以外に、90度(30度×3)、150度(30度×5)であっても同じ測定・換算が行える。なお、2つの外径測定器400,410がなす角度が150度の場合は、30度と同じ外径測定器400,410の配置となる。
本実施形態では、2つの外径測定器400,410を所定の角度設定で設置し、その出力を所定の式を用いて換算することにより、光ファイバ100が中心軸の周りに回転しても常に正確な外径(外接円の径)を算出できる。従って、その外径の値を基に引き取り速度調整を的確に行うことができて、太さのむらのない光ファイバ100を長尺で得ることができる。そのため、製品歩留まりが向上するので、外径測定器400,410を2つ用いても結果的には製造コストは外径測定器400を1つしか用いない製造方法よりも小さくなる。
(実施形態2)
実施形態2に係る製造方法は、図5、6に示す正五角形の光ファイバ110を製造する方法である。製造装置の構成は実施形態1と同じである。正五角形の光ファイバ110を横から観察した場合、外径の最大径PAは正五角形の対角線に対して垂直な方向から観察したときに計測され、外径の最小径PBは一つの頂点から重心を通る線に対して垂直な方向から観察したときに計測される。外接円の径はPAよりも大きい。
本実施形態でも、光ファイバ110の中心軸に対して垂直な2方向D1,D2から外径を測定する。この2つの外径測定器400,410の観察方向がなす角は90/5=18度である。すなわち、光ファイバが正偶数角形のときは2つの観察方向のなす角が180度/当該偶数であるが、光ファイバが正奇数角形のときは90度/当該奇数である。
図6に示すように観察方向D1が、光ファイバ110の一つの頂点及び重心を通る線となす角が(90+β)度であるとき、観察方向D1において観察される径Laは
La=R{cosβ+cos(36−β)}/2
となる。ここでRは正五角形の外接円の径である。
従って、Laとβがわかれば上記式からRを換算することができる。Laは一方の外径測定器400によって測定できるので、もう一つの外径測定器410により測定した径Lbを用いて、実施形態1と同様にしてβを算出すればよい。具体的には以下に示すように算出する。正五角形の光ファイバ110では、ある一方向から観察した際に、中心軸周りに36度回転するたびに最大径PAが現れるので、βは0から18度の間の値をとる。
βを算出するために2つの測定値(外径)の比Lb/Laをまず計算する。この比Lb/Laが、光ファイバ径の大小に依存せず、且つβとの関係がある値になる。
次にβが変化していく際に、変化していくLb/Laの値のうち最小値が0になるように、定数b1(ここでは0.951)をLb/Laから差し引く。Lb/La−b1=Sが0となるのは、La=PAの場合すなわちβが18度の場合である。
それから、βが0から18度の範囲において、tからβを求める近似式を作成する。近似式は
89.99S+169.75S+0.0262=T
となる。即ち、Tの値がβ(度)の近似値となる。以上より、測定値LaとLbとから、外接円の直径の近似値2La/{cosT+cos(36−T)}が得られる。この直径の近似値は実際の直径との差が0.1%未満であるので、横断面形状が正五角形の光ファイバ110の径が常に一定になるように線引きの速度調整を正確に行うことができる。
2つの外径測定器400,410がなす角度は、18度以外に、54度(18度×3)、90度(18度×5)、126度(18度×7)、162度(18度×7)であっても同じ測定・換算が行える。なお、2つの外径測定器400,410がなす角度が162度の場合は、18度と同じ外径測定器400,410の配置となり、126度の場合は54度と同じ配置となる。
本実施形態においても実施形態1と同じ効果を奏する。
(その他の実施形態)
上述の実施形態は本願発明の例示であって、本願発明はこれらの例に限定されず、これらの例に周知技術や慣用技術、公知技術を組み合わせたり、一部置き換えたりしてもよい。また当業者であれば容易に思いつく改変発明も本願発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では1本の光ファイバにコアが一つだけであったが、コアが複数設けられているマルチコア光ファイバであってもよい。マルチコア光ファイバはクラッドの横断面形状が正多角形のものが多く開発されているので、そのようなマルチコア光ファイバを上記の製造方法を用いて製造することが好ましい。
また、クラッドが複数層設けられている光ファイバを対象としてもよい。この場合、最外層のクラッドの横断面形状が正多角形であって、最外層のクラッド径を一定にする製造方法として上述の方法を用いることが好ましい。特にクラッドが2層であるダブルクラッドファイバの製造方法として上述の方法を好ましく適用することができる。
光ファイバの種類は特に限定されない。コアに希土類元素がドープされていてもいなくても、どちらでもよい。
光ファイバの横断面形状が正偶数角形の場合、その正偶数角形は正方形、正六角形、正八角形または正十角形のいずれかであることが好ましい。これ以上角が増えると、中心軸周りの回転による横から観察した光ファイバの径の変化が小さくなり、本発明の効果が小さくなる。
光ファイバ横断面の形状が正奇数角形の場合、その正奇数角形は正五角形または正七角形であることが好ましい。これ以上角が増えると、中心軸周りの回転による横から観察した光ファイバの径の変化が小さくなり、本発明の効果が小さくなる。
以上説明したように、本発明に係る光ファイバの製造法は、横断面が正多角形の光ファイバを太さむら無く製造することができ、種々の種類の光ファイバの製造方法等として有用である。
100 光ファイバ
110 光ファイバ
200 プリフォーム
201 コア前駆部
202 クラッド前駆部
400 外径測定器
410 外径測定器

Claims (10)

  1. 横断面が正偶数角形である光ファイバの製造方法であって、
    コア前駆部と、前記コア前駆部の周囲を囲繞するクラッド前駆部とを備え、横断面において光ファイバと相似形であるプリフォームを用意する工程と、
    前記プリフォームを加熱し延伸して光ファイバを形成する線引工程と
    を含み、
    線引工程では、延伸後の前記光ファイバの外径を前記光ファイバの横断面において(180/前記偶数)×n度の角度をなす2方向から測定しており(nは奇数であり、180>(180/前記偶数)×n)、
    前記2方向から測定された2種類の前記外径を用いて前記光ファイバ横断面における外接円の径を算出して、前記外接円の径を経時的に一定に保持するように前記線引工程における延伸速度の制御を行う、光ファイバの製造方法。
  2. 2種類の前記外径の比から、前記正偶数角形の重心を通る対角線に垂直な方向と前記光ファイバの外径の測定方向の一つとのなす角を算出する、請求項1に記載されている光ファイバの製造方法。
  3. 前記光ファイバは、複数のコアを備えたマルチコア光ファイバである、請求項1又は2に記載されている光ファイバの製造方法。
  4. 前記正偶数角形は、正方形、正六角形、正八角形または正十角形である、請求項1から3のいずれか一つに記載されている光ファイバの製造方法。
  5. 前記光ファイバは複数層のクラッドを有する光ファイバであり、最外層の前記クラッドの横断面の形状が前記正偶数角形である、請求項1から4のいずれか一つに記載されている光ファイバの製造方法。
  6. 横断面が正奇数角形である光ファイバの製造方法であって、
    コア前駆部と、前記コア前駆部の周囲を囲繞するクラッド前駆部とを備え、横断面において光ファイバと相似形であるプリフォームを用意する工程と、
    前記プリフォームを加熱し延伸して光ファイバを形成する線引工程と
    を含み、
    線引工程では、延伸後の前記光ファイバの外径を前記光ファイバの横断面において(90/前記奇数)×m度の角度をなす2方向から測定しており(mは奇数であり、180>(90/前記奇数)×m)、
    前記2方向から測定された2種類の前記外径を用いて前記光ファイバ横断面における外接円の径を算出して、前記外接円の径を経時的に一定に保持するように前記線引工程における延伸速度の制御を行う、光ファイバの製造方法。
  7. 2種類の前記外径の比から、前記正奇数角形の一つの頂点及び重心を通る線と前記光ファイバの外径の測定方向とのなす角を算出する、請求項6に記載されている光ファイバの製造方法。
  8. 前記光ファイバは、複数のコアを備えたマルチコア光ファイバである、請求項6又は7に記載されている光ファイバの製造方法。
  9. 前記正奇数角形は、正五角形または正七角形である、請求項6から8のいずれか一つに記載されている光ファイバの製造方法。
  10. 前記光ファイバは複数層のクラッドを有する光ファイバであり、最外層の前記クラッドの横断面の形状が前記正奇数角形である、請求項6から9のいずれか一つに記載されている光ファイバの製造方法。
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