JP2014148181A - 蓄冷熱交換器 - Google Patents

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良城 丹野
Tomohiro Maruyama
智弘 丸山
Akihiro Okajima
章裕 岡島
Takashi Nakamura
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Abstract

【課題】蓄冷器チューブの端部に複雑な加工を必要とせず、かつ蓄冷器チューブとタンクとの位置決めを簡単な構造で可能にした蓄冷熱交換器を提供する。
【解決手段】エバポレータ2と蓄冷材を内蔵する蓄冷器3とを備え、エバポレータ2を流れる冷媒が蓄冷器3へ循環可能にした蓄冷熱交換器1において、蓄冷器チューブ3を、冷媒循環部21と蓄冷材充填部22からなる多穴管とし、タンク10に配置した冷媒タンク11と蓄冷材タンク12とを上下に仕切る中央プレート15の一部に膨出部16を設け、蓄冷器チューブ20内に配置した冷媒循環部21と蓄冷材充填部22とが、冷媒タンク11と蓄冷材タンク12のそれぞれに連通する様に、蓄冷器チューブ20と膨出部16に設けた連通穴17とを嵌合させた。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷媒で冷却可能な蓄冷材を備え、冷凍サイクル停止時にその蓄冷材の冷熱を利用して冷房可能な蓄冷熱交換器に関する。
車両の一部には、信号待ちなどの車両の一旦停止時にエンジンを一停止することで燃費の向上を図る、いわゆるアイドル・ストップ機能が設けられたものがある。
このような車両にあっては、空調装置を作動していると、アイドル・ストップ機能によりエンジンが一時停止することから、エンジンの動力により駆動されている空調システムの圧縮機の駆動も停止する。そうすると、そのシステムで使用されている冷媒の循環も停止し、冷房能力が発揮されなくなる。
そこで、このエンジンの一時停止中であっても冷気を車室内に供給可能にするため、蓄冷材を備えてこの蓄冷材と冷媒との間で熱交換可能にして蓄冷材に冷熱を蓄えておき、アイドル・ストップ時の蓄冷材の冷熱を冷房に利用するようにした蓄冷熱交換器が用いられる。このような従来の蓄冷熱交換器としては、特許文献1に記載のものが知られている。
この特許文献1の従来の蓄冷熱交換器は、並列配置されて冷凍剤を案内する多数のフラット・パイプと、これらフラット・パイプに接続されて、内部に冷熱貯蔵媒体(蓄冷材)が配置された少なくとも1つの冷熱貯蔵器と、を有する蓄冷器を備えている。また、互いに並行配列された2つの領域を有するエバポレータを備えており、2つの領域のうち、第1の領域を従来一般のエバポレータで構成し、第2の領域内には冷熱貯蔵器を内蔵させて、この領域が冷凍剤流の少なくとも一部分により貫流可能とされている。この冷凍剤流は、第1の領域の少なくとも一部を貫流し、かつ第1および第2の領域が、少なくとも1つのオーバーフロー開口部によって互いに接続されている。
特表2009−525911号公報
しかしながら、上記従来の蓄冷熱交換器には、第2の領域に配置された蓄冷器にあっては、上下方向に隣接して配置された冷媒タンクと蓄冷材タンクとのそれぞれに冷媒を案内するパイプと蓄冷材を案内するパイプとを連通させるため、2つのパイプの両端部がオフセットされた2重管構造としている。これらの2重管構造のパイプと2つのタンクとを組付ける際、その位置決めが困難であり、タンクに対するパイプの挿入代、つまりタンクの内部に突出したパイプの寸法にばらつきが出てしまうという問題があった。
タンクの内部に突出したパイプの寸法にばらつきがあると、特に冷媒が循環するタンクにおいては、タンクの長手方向に見て冷媒の流通抵抗がばらついてしまう。
上記課題を解決するために、本発明の目的は、蓄冷器内に冷媒を循環させる蓄冷熱交換器において、蓄冷器のチューブ端部の複雑な加工を必要とせず、かつ蓄冷器チューブとタンクとの位置決めを簡単な構造で可能にした蓄冷熱交換器を提供することにある。
この目的のため、請求項1に記載の本発明による蓄冷熱交換器は、冷媒を気化するエバポレータと、該エバポレータに隣接して配置され蓄冷材を内蔵する蓄冷器と、を備え、エバポレータを流れる冷媒が蓄冷器へ循環可能にした蓄冷熱交換器において、蓄冷器は、冷媒側プレートと、蓄冷材側プレートと、中央プレートとにより形成される冷媒タンクと蓄冷材タンクからなる少なくとも1つのタンクと冷媒循環部と蓄冷材充填部との複数の流路を有する蓄冷器チューブと、を備え、中央プレートは、少なくとも一部が膨出した膨出部を有し、該膨出部には、蓄冷器チューブの一部の流路と、冷媒タンクと蓄冷材タンクのどちらか一方とを連通するための連通穴と、を有し、冷媒循環部と蓄冷材充填部との開口端部が、該蓄冷器チューブの長手方向と直交する同一平面内に配置されており、蓄冷器チューブの端部が、膨出部の一部にくい込む様に連通穴に嵌合され、蓄冷器チューブ内に配置された冷媒循環部と蓄冷材充填部とが、冷媒タンク、蓄冷材タンクのそれぞれに連通する事を特徴としている。この発明によれば、冷媒循環部と蓄冷材充填部との開口部のオフセットを必要としない為、蓄冷器チューブの端部に複雑な加工を必要とせず、かつ蓄冷器チューブを中央プレートと嵌合する構造にした為、タンクに対する蓄冷器チューブの位置および個々のチューブの開口端部同士の位置が安定し、タンクとチューブ内を満たしている流体、特に蓄冷器内を循環する冷媒の流通抵抗を均一にすることができる。
請求項2に記載の発明では、蓄冷器チューブは、内部に複数の流路を仕切る仕切壁を有し、仕切壁と膨出部の側壁部とが一致するように嵌合される事を特徴としている。この発明によれば、仕切壁と側壁部が一致する事で、蓄冷材と冷媒とが混ざり合う事なく蓄冷器を成形できる。
請求項3に記載の発明では、膨出部に蓄冷器チューブとタンクとの挿入位置を決める係止部を設けた事を特徴としている。この発明によれば、タンクと蓄冷器チューブとの位置を確実に決める事ができる。
請求項4に記載の発明では、冷媒タンクが蓄冷器の外方に配置され、蓄冷材タンクが蓄冷器の蓄冷器チューブ側に配置されるように形成され、蓄冷器チューブには、中央に冷媒循環部が配置され、両外側に蓄冷材充填部が配置され、冷媒循環部と蓄冷材充填部とが空調空気の流れ方向に直列に配置されている事を特徴としている。この発明によれば、冷媒の両側から効率良く蓄冷材との熱交換が可能であり、空調空気の流れ抵抗に大きな影響を与えることなく蓄冷器が形成できる。
請求項5に記載の発明では、蓄冷材側プレートと冷媒側プレートの少なくとも一方が器状の形状を有し、中央プレートと、蓄冷材側プレートと冷媒側プレートのもう一方とが、内側に嵌入されることにより冷媒タンクと蓄冷材タンクを形成することを特徴としている。この発明によれば、冷媒側プレートと蓄冷材側プレートの位置が固定される為、タンクの長手方向に見て、それぞれのタンクの容量をより均一に保つことができる。
請求項6に記載の発明では、器状に成形した蓄冷材側プレートと冷媒側プレートの少なくとも一方にタンクの内側に向けて凹んだ凹部を有しており、凹部は、蓄冷材側プレートと冷媒側プレートのもう一方とを内側に嵌入した際の嵌入位置を決める位置決めであることを特徴としている。この発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、中央プレートの位置も固定される為、それぞれのタンクの容量をさらに均一に保つことができる。また、中央プレートの位置が固定される事により、蓄冷チューブと中央プレートとの嵌合精度も向上できる。
請求項7に記載の発明では、タンクの長手方向の端部を封止するエンドプレートを有し、中央プレートは、タンクの長手方向の端部近傍に開口するエンドプレート用連通穴を有し、エンドプレートは、エンドプレート用連通穴と嵌合し、エンドプレートの縁と冷媒側プレートと蓄冷材側プレートとが接触するように、冷媒側プレートと蓄冷材側プレートとによりエンドプレートが挟持される事を特徴としている。この発明によれば、請求項5に記載の発明の効果と同等の効果を得る事ができる。
請求項8に記載の発明では、エンドプレートは、中央プレートと冷媒側プレートとの嵌合位置を決める、位置決め部を有していることを特徴としている。この発明によれば、請求項6に記載の発明の効果と同等の効果を得る事ができる。
本発明を適用した第1実施形態にかかる蓄冷熱交換器の全体を示す斜視図である。 第1実施形態の蓄冷器チューブの断面図である。 第1実施形態の蓄冷器のタンク周辺を示す拡大断面図である。 第1実施形態の蓄冷器のタンク周辺を示す拡大斜視図である。 第2実施形態の蓄冷器のタンクを示したものであり、(a)は組立て前の各プレートを示した斜視図、(b)は組立て後の蓄冷器のタンクを示した斜視図、(c)は(b)に示したA−A断面の断面図である。 第3実施形態の蓄冷器のタンクの組立て工程を示したものであり、(a)(b)(c)(d)の順に各プレートとエンドプレートとを組立てる。 他の実施形態の蓄冷器のタンク周辺の断面図である。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態としての蓄冷熱交換器1の全体の構成を示す斜視図である。蓄冷熱交換器1は、エンジンのアイドル・ストップ機能を備えた車両用の空調装置に用いられる。蓄冷熱交換器1は、エバポレータ2、および蓄冷器3を有する。
図1において、エバポレータ2は、空調システム内を循環する冷媒を蒸発させてその気化熱で車室に供給する空気を冷却するもので、周知の構成を有している。したがって、ここでは、その詳細な構造の説明および図示を省略する。
蓄冷器3は、エバポレータ2の車両後方側の位置、すなわち空調装置内の送風機からの送風を受ける際エバポレータ2の下流側の位置に、エバポレータ2と並列に配列された状態で、それらの長手方向が車両幅方向に沿う向きで空調装置内に搭載される。
蓄冷器3は、上下に配置された一対のタンク10と、車両の幅方向に交互に積層された蓄冷器チューブ20とフィン5から成るコア部4を有している。
図2に、蓄冷器チューブ20の横断面を示す。蓄冷器チューブ20は、エバポレータ2を流れる冷媒が循環する冷媒循環部21と、冷媒が持つ冷熱を蓄える蓄冷材が充填される蓄冷材充填部22から成る複数の流路を有する多穴管構造をしており、中央に冷媒循環部21が、両外側に蓄冷材充填部22がそれぞれ配置され、空調空気の流れ方向に直列に配置されている。
図3は、タンク10と蓄冷器チューブ20の連通構造を示す断面図であり、図4はその斜視図である。なお、図4は、後述する連通穴17と係止部18の説明の為に、紙面奥側の蓄冷器チューブ20を省略している。タンク10は、冷媒側プレート13、蓄冷材側プレート14、中央プレート15から成る冷媒タンク11、蓄冷材タンク12を有し、冷媒タンク11は蓄冷器3の外方、蓄冷材タンク12は蓄冷器3のコア部4側に上下に配置されている。また、中央プレート15には、その中央部分にコア部4側に膨出した膨出部16が設けられている。
蓄冷器チューブ20は、各々の流路の端部が流路の長手方向と直交する同一平面内に存在しているフラットな端部となっており、蓄冷器チューブ20のすべての流路が蓄冷材側プレート14を貫通するように嵌合し、冷媒循環部21が膨出部16に設けられた連通穴17と嵌合するようにタンク10に挿入される。この際、蓄冷器チューブ20の挿入方向に対向するように設けられた係止部18に蓄冷器チューブ20が突き当たり、蓄冷器チューブ20の挿入位置が決められ、膨出部16の側壁と蓄冷器チューブ20内部の流路を仕切る仕切壁23とが一致する。この構造により、蓄冷器チューブ20の両外側に設けられた蓄冷材充填部22が蓄冷材タンク12内に開口し、蓄冷器チューブ20の中央に設けられた冷媒循環部21が冷媒タンク11内に開口する。
上記のように構成される蓄冷熱交換器1は、全部品がアルミニウムまたはアルミニウム合金製であり、ろう付けにより一体化される。また、冷媒としては、たとえばHFC-134aなどが用いられ、蓄冷材としてはたとえばパラフィンなどが用いられる。
次に、第1実施形態の蓄冷熱交換器1の作用について以下に説明する。エンジンの稼動中に乗員からの空調要求、特に冷房の要求があると、圧縮機はエンジンによって駆動され、冷媒を圧縮し凝縮器へ圧送する。凝縮器へ送り込まれた冷媒は、凝縮器を通過する走行風と熱交換し、冷却され、凝縮される。凝縮された冷媒は膨張弁によって減圧され、蓄冷熱交換器1に送られる。蓄冷熱交換器1に送られた冷媒は、エバポレータ2、蓄冷器3内を循環し、空調装置の内部に配置された送風機から送風された空気と熱交換する。その際、冷媒は空気の持つ熱を受けて蒸発し、その気化熱で空気が冷却される。また、その際に発生する冷熱の一部が蓄冷材に伝えられ、蓄冷材が冷熱を蓄える。
車両が一時停止すると、アイドル・ストップ機能によりエンジンが停止され、エンジンによって駆動されている圧縮機も停止される。その後、蓄冷器3に蓄えられた冷熱が放冷され、空気を冷却し、冷房を維持することができる。その後、再びエンジンが稼働し、圧縮機が作動すれば、アイドル・ストップ時に空気との熱交換で冷熱を失った蓄冷材も、再度冷却されて冷熱を貯留することで、次のアイドル・ストップに備える。
以上の説明から分かるように、第1実施形態の蓄冷熱交換器1にあっては、以下の効果を有する。すなわち、第1実施形態の蓄冷熱交換器1は、蓄冷器チューブ20内の冷媒循環部21と蓄冷材充填部22との開口部のオフセットを必要としない為、蓄冷器チューブ20の端部に複雑な加工を必要とせず、かつ蓄冷器チューブ20を中央プレート15と嵌合する構造にした為、タンク10に対する蓄冷器チューブ20の位置および個々のチューブの開口端部同士の位置が安定し、タンク10と蓄冷器チューブ20内を満たしている流体、特に蓄冷器3内を循環する冷媒の流通抵抗を均一にすることができる。また、蓄冷器チューブ20の仕切壁23と膨出部16の側壁部とが一致する事で、蓄冷材と冷媒とが混ざり合う事無く、蓄冷器チューブ20内の冷媒循環部21と蓄冷材充填部22とを冷媒タンク11、蓄冷材タンク12のそれぞれの内部に開口させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る蓄冷熱交換器について、図5を用いて説明する。図5は、本発明の第2実施形態としての蓄冷器3のタンク10を示したものである。(a)は組立て前の各プレートを示した斜視図、(b)は組立て後の蓄冷器のタンクを示した斜視図、(c)は(b)に示したA−A断面の断面図である。なお、第2実施形態の蓄冷熱交換器は、第1実施形態とタンク10の形状が異なるだけで他はすべて同じなので、それらの説明や図示を省略する。
第2実施形態のタンク10は、蓄冷材側プレート14が器状の形状を有しており、その側面に、タンク10の内側に向けて一部が凹んだ凹部30が形成されている。また、蓄冷材側プレート14に対して中央プレート15が嵌入され、さらに中央プレート15に対して冷媒側プレート13が嵌入される構造になっている。
器状の形状とした蓄冷器側プレート14に中央プレート15を嵌入する際、蓄冷器側プレート14に設けた凹部30と中央プレート15とが接触し、蓄冷器側プレート14に対する中央プレート15の嵌入位置が決められる。また、中央プレート15に冷媒側プレート13を嵌入する際、冷媒側プレート13の端部が中央プレート15の底部に接触し、中央プレート15に対する冷媒側プレート13の位置が決められる。
このように構成した第2実施形態の蓄冷熱交換器にあっては、各プレートの位置が精度よく固定される為、タンク10を形成する冷媒タンク11と蓄冷材タンク12の容量を、タンク10の長手方向に見て均一に保つことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る蓄冷熱交換器について、図6を用いて説明する。図6は、エンドプレート40を用いた場合の蓄冷器3のタンク10を示したものであり、(a)(b)(c)(d)は、タンク10を組立てる順序を示したものである。なお、第3実施形態の蓄冷熱交換器は、第1実施形態とタンク10の形状が異なるだけで他はすべて同じなので、それらの説明や図示を省略する。
第3実施形態のタンク10は、長手方向の端部を封止するエンドプレート40を有し、中央プレート15にはエンドプレート40と嵌合するエンドプレート用連通穴41が設けられ、エンドプレート40には、その側方に中央プレート15と冷媒プレート13との嵌合位置を決める位置決め部42を有している。
蓄冷材側プレート14に中央プレート15が嵌合する際、エンドプレート40がエンドプレート用連通穴41と嵌合する事で蓄冷材側プレート14に対する中央プレート15の位置が決められる。また、中央プレート15に冷媒プレート13が嵌合する際、冷媒プレート13の端部と位置決め部42とが接触する事で、中央プレート15に対する冷媒プレート13の位置が決められる。
このように構成した第3実施形態の蓄冷熱交換器にあっては、タンク10の底部を形成するプレートである蓄冷材側プレート14が器状に成形できない場合であっても、エンドプレート40を用いて第2実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
以上、本発明を上記各実施形態に基づき説明してきたが、本発明はこれらの実施形態に限られず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更等があった場合でも、本発明に含まれる。
たとえば、上記実施形態の蓄冷器チューブ20は、1つの冷媒循環部21と2つの蓄冷材充填部22として3つの流路が配置されているが、図7に示した概略断面図のように、冷媒循環部21と蓄冷材充填部22は1つ以上配置されていればよい。また、1つの冷媒循環部21を内側、2つの蓄冷材充填部22を両外側に配置しているが、内側に蓄冷材充填部22、外側に冷媒循環部21を配置してもよい。
上記実施形態は、冷媒タンク11が蓄冷器3の外方、蓄冷材タンク12が蓄冷器3のコア部4側に上下に配置しているが、蓄冷器3の外方に蓄冷材タンク12、蓄冷器3のコア部4側に冷媒タンク11を配置してもよい。
1 蓄冷熱交換器
2 エバポレータ
3 蓄冷器
4 コア部
5 フィン
10 タンク
11 冷媒タンク
12 蓄冷材タンク
13 冷媒側プレート
14 蓄冷材側プレート
15 中央プレート
16 膨出部
17 連通穴
18 係止部
20 蓄冷器チューブ
21 冷媒循環部
22 蓄冷材充填部
23 仕切壁
30 凹部
40 エンドプレート
41 エンドプレート用連通穴
42 位置決め部

Claims (8)

  1. 冷媒を気化するエバポレータ(2)と、
    該エバポレータ(2)に隣接して配置され蓄冷材を内蔵する蓄冷器(3)と、を備え、
    前記エバポレータ(2)を流れる冷媒が前記蓄冷器(3)へ循環可能にした蓄冷熱交換器(1)において、
    前記蓄冷器(3)は、
    冷媒側プレート(13)と、蓄冷材側プレート(14)と、中央プレート(15)とにより形成される冷媒タンク(11)と蓄冷材タンク(12)からなる少なくとも1つのタンク(10)と、
    冷媒循環部(21)と蓄冷材充填部(22)との複数の流路を有する蓄冷器チューブ(20)と、を備え、
    前記中央プレート(15)は、少なくとも一部が膨出した膨出部(16)を有し、
    該膨出部(16)には、
    前記蓄冷器チューブ(20)の一部の流路と、
    前記冷媒タンク(11)と前記蓄冷材タンク(12)のどちらか一方とを連通するための連通穴(17)と、を有し、
    前記冷媒循環部(21)と前記蓄冷材充填部(22)との開口端部が、
    前記蓄冷器チューブ(20)の長手方向と直交する同一平面内に配置されており、
    前記蓄冷器チューブ(20)の端部が、前記膨出部(16)の一部にくい込む様に前記連通穴(17)に嵌合され、
    前記蓄冷器チューブ(20)内に配置された前記冷媒循環部(21)と前記蓄冷材充填部(22)とが、前記冷媒タンク(11)、前記蓄冷材タンク(12)のそれぞれに連通する事を特徴とする蓄冷熱交換器(1)。
  2. 前記蓄冷器チューブ(20)は、内部に複数の流路を仕切る仕切壁(23)を有し、前記仕切壁(23)と前記膨出部(16)の側壁部とが一致するように嵌合される事を特徴とする請求項1に記載の蓄冷熱交換器(1)。
  3. 前記膨出部(16)に前記蓄冷器チューブ(20)と前記タンク(10)との挿入位置を決める係止部(18)を設けた事を特徴とする請求項1または2に記載の蓄冷熱交換器(1)。
  4. 前記タンク(10)は、
    前記冷媒タンク(11)が前記蓄冷器(3)の外方に配置され、前記蓄冷材タンク(12)が前記蓄冷器(3)の前記蓄冷器チューブ(20)側に配置されるように形成され、
    前記蓄冷器チューブ(20)は、
    中央に前記冷媒循環部(21)が配置され、両外側に前記蓄冷材充填部(22)が配置され、前記冷媒循環部(21)と前記蓄冷材充填部(22)とが空調空気の流れ方向に直列に配置されている事を特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載の蓄冷熱交換器(1)。
  5. 請求項1から4のうちいずれか1項に記載の蓄冷熱交換器(1)において、
    前記蓄冷材側プレート(14)と前記冷媒側プレート(13)の少なくとも一方が器状の形状を有し、
    前記中央プレート(15)と、
    前記蓄冷材側プレート(14)と前記冷媒側プレート(13)のもう一方とが、内側に嵌入されることにより前記冷媒タンク(11)と蓄冷材タンク(12)を形成する事を特徴とする蓄冷熱交換器(1)。
  6. 請求項5に記載の蓄冷熱交換器(1)において、
    器状に成形した前記蓄冷材側プレート(14)と前記冷媒側プレート(13)の少なくとも一方に前記タンク(10)の内側に向けて凹んだ凹部(30)を有しており、
    前記凹部(30)は、前記蓄冷材側プレート(14)と前記冷媒側プレート(13)のもう一方とを内側に嵌入した際の嵌入位置を決める位置決めである事を特徴とする蓄冷熱交換器(1)。
  7. 請求項1から4のうちいずれか1項に記載の蓄冷熱交換器(1)において、
    前記タンク(10)の長手方向の端部を封止するエンドプレート(40)を有し、
    前記中央プレート(15)は、前記タンク(10)の長手方向の端部近傍に開口するエンドプレート用連通穴(41)を有し、
    前記エンドプレート(40)は、前記エンドプレート用連通穴(41)と嵌合し、
    前記エンドプレート(40)の縁と前記冷媒側プレート(13)と前記蓄冷材側プレート(14)とが接触するように、前記冷媒側プレート(13)と前記蓄冷材側プレート(14)とにより前記エンドプレート(40)が挟持される事を特徴とする蓄冷熱交換器(1)。
  8. 請求項7に記載の蓄冷熱交換器(1)において、
    前記エンドプレート(40)は、前記中央プレート(15)と前記冷媒側プレート(13)との嵌合位置を決める、位置決め部(42)を有している事を特徴とする蓄冷熱交換器(1)。

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