JP2014147905A - 破砕装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術に比べて全高を低く抑えることができ、且つ強力な破砕機にも適用可能な破砕装置を開発することを目的とする。
【解決手段】破砕装置1は、架台11上に、破砕機5と、一時貯留部40を成す搬入装置6及び搬出装置7等が搭載されたものである。破砕機5の投入口30上には投入口カバー43が被さり、前方に向かって開口している。投入口カバー43は、破砕機5の投入口30よりも前後方向に長い。投入口カバー43は、投入口30の上部に位置する投入口領域100と、投入口30の上部よりも一時貯留部40側に突出する突出領域101を有する。投入口カバー43の開口103に対向する位置に、一時貯留部40の前壁(対向壁)47がある。前壁47の高さは、投入口カバー43の開口103よりも僅かに高い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、産業廃棄物等の廃棄物や瓦礫等を破砕する破砕装置に関するものである。本発明の破砕装置の構造は、移動式の装置としても、固定式の装置としても利用することができる。
産業廃棄物や一般廃棄物を破砕する破砕装置が知られている。産業廃棄物等は、破砕装置で破砕されて嵩が下げられ、埋め立てられたり、路盤材として活用される。
産業廃棄物や一般廃棄物には、家庭用ガスコンロのボンベや、スプレー、溶剤等が含まれていることがあり、破砕作業を行う際にこれらが爆発することがある。そのため破砕装置では、爆発が起きた場合の安全対策を講じる必要がある。
特許文献1に開示された破砕装置は、固定式のプラントであり、ピットの中に破砕機が配置されている。
特許文献1に開示された破砕装置は、深さの異なる2段構造のピットを有している。より詳細には、塵芥を一時的に貯留する塵芥貯留ピットと、破砕機を配置するためのより深いピットがある。
塵芥は、塵芥貯留ピットに投入され、塵芥貯留ピットの底に設けられたコンベアで破砕機の投入口に搬送される
特許文献1に開示された破砕装置では、破砕機の投入口に投入口カバーが設けられ、当該投入口カバーの一端は連通口と称されて塵芥貯留ピット側に開いている。特許文献1に開示された破砕装置では連通口に、遮蔽板が設けられている。特許文献1の破砕装置で採用される遮蔽板は、逆止構造を持ち、塵芥貯留ピット側から破砕機方向に物が移動する方向にのみ開く。即ち特許文献1に開示された遮蔽板は、破砕機側から外側に向かう方向には開かない。
特許文献1に開示された破砕装置では、遮蔽板は破砕機側から外側に向かう方向には開かないから、破砕機内で爆発が起きて、爆風が発生しても遮蔽板は開かない。そのため塵芥貯留ピット上の作業者は安全性が確保される。
また特許文献2には、台車上に破砕機が搭載された構成が開示されている。特許文献2に開示された破砕装置は移動式であり、牽引車で牽引されて任意の場所に移動させることができる。
特開昭58−17002号公報 実用新案登録第3013631号公報
ところで、2011年に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生し、東北地方を中心として津波による甚大な被害があった。津波によって莫大な量の瓦礫が発生したが、これらの瓦礫は、未だ処理されていないのが現状である。そのため膨大な量の瓦礫を如何にして処理するかという問題がある。
瓦礫の処理方法としては、これを細かく破砕し、埋め立てたり、路盤材として活用する方策が考えられる。
しかしながら、津波の被害があった地域は過疎地であり、適当な破砕処理施設はない。また破砕処理施設を有する地域に、瓦礫を運搬することも容易ではない。
そこで、本発明者らは、移動式の破砕装置に注目し、破砕装置を被災地に移動させて破砕処理を行うことを考えた。
しかしながら、従来技術の移動式破砕装置(例えば特許文献2に開示された破砕装置)をそのまま被災地で使用することは困難であった。
その理由として、瓦礫の分別が不可能に近いという点と、瓦礫の量が膨大であるという点が挙げられる。
即ち一般廃棄物や産業廃棄物は、その構成物がある程度限定されており、硬度や大きさもある程度揃っていると言える。また特別に硬いものや大きな物は、予め分別して除去することもできる。
しかしながら、瓦礫は、構成物が雑多であり、例えば冷蔵庫や、自動車のドア部分といった様な、大きなものや、硬いものも含まれる。そのため破砕機は、従来の移動式破砕装置に比べて相当に強力なものでなければならない。
また瓦礫の量が膨大であるから、破砕機は、従来の移動式破砕装置に比べて相当に大型のものでなければならない。
さらに、強力な破砕機は、被破砕物に強力な力を加えて破砕するから、破片等が飛び散る懸念が高い。例えば、回転刃を有する破砕機であれば、被破砕物に強い遠心力が掛かるから、破砕物が相当のスピードで飛び出すことがある。
もちろん、瓦礫には、ボンベ等の爆発物が含まれている場合もあるから、爆発に対する対応も必要である。
ここで、安全性を確保するために、特許文献1に開示された方策を適用することが考えられる。しかしながら特許文献1に開示された構造では、遮蔽板が開いている際に爆発が起きた場合に、破砕物の飛び出しを阻止することができないという問題がある。
即ち特許文献1に開示された破砕装置は、逆止構造を持った遮蔽板を採用している。遮蔽板は、被破砕物が塵芥貯留ピット側から破砕機方向に移動する際に、被破砕物に押されて開く。ここで実際に破砕作業が行われている際には、被破砕物は塵芥貯留ピット側から破砕機方向にひっきりなしに搬送されている。そのため特許文献1に開示された破砕装置では、破砕作業が行われている際に、遮蔽板は実質的に常時開いている。
この様な理由から特許文献1に開示された破砕装置では、破砕物の飛び出しを阻止することができない場合があり、安全性が高いとは言えない。
そこで本発明は、上記した問題点に注目し、より安全性の高い破砕装置を開発することを目的とするものである。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、破砕機と、破砕機の横に設けられた一時貯留部と、一時貯留部の底部に設けられた搬送装置とを有し、前記破砕機は投入口と排出口が設けられ内部に空間が存在する本体部と、本体部内に設けられた破砕機構によって構成され、一時貯留部に投入された被破砕物を搬送装置で水平方向成分を含む方向に搬送して破砕機の投入口から投入し、破砕機構で破砕して排出口から排出する破砕装置において、破砕機の投入口を覆う投入口カバーが設けられ、投入口カバーは天井面が覆われていて一時貯留部側が開口し、投入口カバーの天井面には破砕機の投入口の上部に位置する投入口領域と投入口の上部よりも一時貯留部側に突出する突出領域があって投入口カバーの開口端は破砕機の投入口から一時貯留部側に外れた位置にあり、
投入口カバーの開口に対向する位置に、対向壁が設けられ、当該対向壁の高さは、投入口カバーの突出領域の高さ以上の高さであることを特徴とする破砕装置である。
本発明の破砕装置では、破砕機の投入口を覆う投入口カバーが設けられているが、投入口カバーの天井面には破砕機の投入口の上部に位置する投入口領域と投入口の上部よりも一時貯留部側に突出する突出領域がある。即ち投入口カバーの開口端は破砕機の投入口から一時貯留部側に外れた位置にある。そのため投入口カバーは、水平方向に長い。
本体部内で爆発が発生したり、破砕物に掛かった力によって破砕物が投入口から飛び出した場合、破砕物は、投入口カバーの空間に沿って進み、投入口カバーの開口から外に飛ぶ。
ここで前記した様に投入口カバーは、水平方向に長いから、投入口カバーの内部空間が助走路的に機能し、破砕物は、投入口カバーの開口から投入口カバーの延長方向に飛ぶ。 そして本発明の破砕装置では、投入口カバーの開口に対向する位置に、対向壁が設けられているから、投入カバーの開口から飛び出した破砕物は、対向壁に衝突し、外に飛び出ることが阻止される。
ここで投入カバーの開口から飛び出した破砕物は、重力によって落下傾向となるから、投入口カバーの開口の高さよりも上を飛行することは稀である。そして本発明では、対向壁の高さを投入口カバーの突出領域の高さ以上に設定してるから、投入口カバーの開口から飛び出した破砕物が、対向壁を飛び越えることは稀であり、確実に対向壁によって補足される。そのため作業者の安全が確保される。
また同様の目的及び作用効果を有するもう一つの発明は、破砕機と、破砕機の横に設けられた一時貯留部と、一時貯留部の底部に設けられた搬送装置とを有し、前記破砕機は投入口と排出口が設けられ内部に空間が存在する本体部と、本体部内に設けられた破砕機構によって構成され、一時貯留部に投入された被破砕物を搬送装置で水平方向成分を含む方向に搬送して破砕機の投入口から投入し、破砕機構で破砕して排出口から排出する破砕装置において、破砕機の投入口を覆う投入口カバーが設けられ、投入口カバーは天井面が覆われていて一時貯留部側が開口し、投入口カバーの天井面には破砕機の投入口の上部に位置する投入口領域と投入口の上部よりも一時貯留部側に突出する突出領域があって投入口カバーの開口端は破砕機の投入口から一時貯留部側に外れた位置にあり、投入口カバーの開口に対向する位置に、対向壁が設けられ、当該対向壁の高さは、前記突出領域の上縁を当該上縁に沿って仮想的に延長した線と交差することを特徴とする破砕装置である。
本発明においても、投入口カバーは水平方向に長いから、投入口カバーの内部空間が助走路的に機能し、破砕物は、投入口カバーの開口から投入口カバーの延長方向に飛ぶ。
ここで投入カバーの開口から飛び出した破砕物は、投入口カバーの延長方向に向かって飛び、且つ重力によって落下傾向となるから、突出領域の上縁を上縁に沿って仮想的に延長した線よりも上を飛行することは稀である。そして本発明では、対向壁の高さを前記した仮想線交差する高さに設定してるから、投入カバーの開口から飛び出した破砕物が、対向壁を飛び越えることは稀であり、確実に対向壁によって補足される。そのため作業者の安全が確保される。
請求項3に記載の発明は、一時貯留部は、底面と、間隔を置いて設置された2側面と、投入口カバーの開口に対向する対向面とを有していて上面側が開放され、投入口カバーの開口端の位置における前記2側面間の間隔よりも、対向面側に離れた位置における前記2側面間の間隔の方が広いことを特徴とする請求項1又は2に記載の破砕装置である。
前記した様に、投入カバーの開口から飛び出した破砕物は、重力によって落下傾向となるから、投入口カバーの開口の高さや、仮想延長線よりも上を飛行することは稀である。しかしながら、水平方向には扇形に拡散する方向に飛行することは有り得る。
本発明の破砕装置では、一時貯留部の幅が投入口カバーの開口よりも先端側が広がっている。そのため飛び出した破砕物が、側面を飛び越える懸念がなく、安全が確保される。
また本発明によると、一時貯留部の側壁を低くできるという利点もある。
即ち、被災地においては、ショベルカーのバケット等で瓦礫を掬い、一時貯留部の上から投入することが想定される。そのためには、ショベルカーのバケットを側壁よりも上に持ち上げる必要があり、一時貯留部の側壁は低い方が、作業性が高い。
請求項4に記載の発明は、一時貯留部の対向面によって前記対向壁が構成され、対向壁の高さは、前記2側面の上縁よりも高いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の破砕装置である。
本発明の破砕装置は、側面の平均高さが比較的低いので、作業性が高い。
また前述した破砕装置は、移動式破砕装置に適するものであると言える。
即ち前述した特許文献1に開示された破砕装置は、開閉する遮蔽板を採用するものであるから、装置の全高が高い。そこで特許文献1に開示された破砕装置は、ピットの中に主要設備を配置して地上高を下げ、全高が高いという欠点を補っているが、主要設備を台車に搭載することが必要な移動式破砕機では、地上高を下げることができず、使い勝手が悪い。また全高が高いと、被災地に移動させる際にも弊害がある。
これに対して本発明の破砕装置は、地上高を低くすることができるので、台車に搭載し易い。
この観点に基づいて完成された請求項5に記載の発明は、牽引又は自走可能な台車を有し、当該台車上に、破砕機と、一時貯留部とが搭載されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の破砕装置である。
本発明の破砕装置は、移動式であるから、任意の場所に移動して破砕作業を行うことができる。
請求項6に記載の発明は、台車は、破砕機と、一時貯留部とを設置する架台を有し、当該架台は車軸の上にあって高さの高い高領域と、車軸の間であって高さの低い低領域があり、破砕機は、低領域に設置され、一時貯留部は高領域に設置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の破砕装置である。
本発明によると、破砕機の設置場所が低いから、破砕機の地上高を下げることができ、被破砕物の投入が容易である。
また一時貯留部の設置位置(地上高)が高いから、破砕機の投入口まで被破砕物を持ち上げるのに要する全長が短くて足る。
本発明の破砕装置は、安全性を確保しつつ全高を低く抑えることができる。また強力な破砕機を採用する場合であっても安全性が高い。
本実施形態の破砕装置を示す斜視図であり、破砕装置が破砕作業を行う際の姿勢を図示している。 図1の破砕装置を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 台車を構成部品たる架台を示す平面図である。 図1の破砕装置に搭載される破砕機を示す斜視図であり、モータ側から見た姿勢である。 図5の破砕機を排出口側から見た斜視図である。 図5の破砕機の断面図である。 一時貯留部及び投入口カバーを牽引車側から観察した斜視図である。 一時貯留部の平面図である。 一時貯留部の側面図である。 一時貯留部及び投入口カバーの分解斜視図である。 一時貯留部を構成する搬送装置を側面視した説明図である。 搬出装置を示すものであり、(a)はチェーンコンベアの斜視図であり、(b)は搬出装置を側面視した説明図である。 破砕装置に搭載される各構成部品のレイアウトを示す平面図である。 破砕機と搬入装置との高さの関係を示す側面図である。 搬出装置と架台との位置関係を示す平面図であり、(a)は搬出装置を二点鎖線で表示して下のレールを実線で表示し、(b)は搬出装置を実線で表示して下のレールを二点鎖線で表示たものである。 破砕機に被せられた投入口カバーの各領域を示す側面図である。 投入口カバーと一時貯留部との高さの関係を示す側面図である。 投入口カバーと一時貯留部の間を瓦礫が飛ぶ様子を説明する側面説明図である。 投入口カバーと一時貯留部の間を瓦礫が飛ぶ様子を説明する平面説明図である。 搬出装置から延長レールを取り外した状態を示す平面図である。 搬出装置の姿勢を変更して架台上に搭載した状態を示す平面図である。 搬出装置からダクトカバー等を取り外した状態を示す斜視図である。 搬入装置から側面壁等を取り外し、搬送装置の姿勢を変更して架台に直に取り付けた状態を示す側面図である。 本実施形態の破砕装置を示す斜視図であり、破砕装置を移動させる際の姿勢を図示している。 図24の姿勢の破砕装置を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 前壁(対向壁)の変形例を示す側面図である。 投入口カバーの変形例を示す側面視した断面図である。 投入口カバーの変形例を示す側面視した断面図である。 (a),(b)は、投入口カバー変形例を示す斜視図である。 投入口カバーの変形例を示す斜視図である。 破砕機の投入口と、投入口カバーと、一時貯留部の位置関係を示す断面図である。 投入口カバーの変形例と、対向壁との関係を説明する断面図である。 投入口カバーの他の変形例と、対向壁との関係を説明する断面図である。 破砕機の投入口と、投入口カバーの変形例と、一時貯留部の位置関係を示す断面図である。 投入口カバーの変形例と、一時貯留部の関係を示す平面断面図である。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の破砕装置1は、図1の様に、移動式の破砕処理装置であり、台車3上に主要部品が搭載されており、牽引車13によって牽引される。なお以下の説明において、牽引車13側を前として説明する。
破砕装置1は、台車3上に、破砕機5、搬入装置6、搬出装置7、電源装置8及び制御盤10が搭載されたものである。以下順次説明する。
台車3は、図2(a),図2(b)の様に、牽引車13に接続され、牽引車13側の2軸の車軸121と、台車3側の2軸の車軸120の合計4軸の車軸によって架台11を支えるものであり、架台11は8輪のタイヤ12によって支えられている。
即ち台車3は、前部領域に連結部9があり、牽引車13とは結合・分離が可能である。また台車3は、通常の被牽引車と同様に、牽引車13に対して屈曲することができる。
架台11の高さは一様ではなく、車軸120が設けられた前部領域15及び後部領域16は地上高が高い高領域であり、車軸120の無い中間領域17は地上高が低い低領域である。
架台11は、図3の様に、平面視が長方形であり、4本の主梁(主部材)18a,18b,18c,18dと、多数の副梁(補助部材)20によって構成されている。
4本の主梁18a,18b,18c,18dは、いずれも、架台11の長手方向に配列されている。4本の主梁18a,18b,18c,18dの内、両端の主梁18a,18dは、平面視が直線状である。これに対して、中央の主梁18b,18cは、中間領域17が屈曲している。即ち中央の主梁18b,18cは、前部領域15の全てと、中間領域17の前半部分では、他の主梁18a,18dと平行である。しかしながら、中央の主梁18b,18cは、中間領域17の後半部分では外側に張り出している。また後部領域16においては、他の主梁18a,18dと平行に配されている。
即ち中央の2本の主梁18b,18cは、前部領域15の延長線上に後部領域16の主梁18b,cがあり、中間領域17だけが外側に張り出した状態であって、一部に迂回部21が設けられている。
破砕機5は、図6の様に本体部22内に破砕刃(破砕機構)23が設けられたものであり、外部のモータ28によって破砕刃23を回転されるものである。
本体部22は、図4、図5、図6の様に円筒部25とコーン部26及び蓋部27によって構成されている。即ち本体部22の下部たる円筒部25は、円筒形をしている。これに続く上部は、漏斗状に開いていてコーン部26を形成してしいる。蓋部27は、コーン部26の上部にあり、全体を塞ぐものである。
本実施形態では、本体部22の横断面形状は、いずれの高さの部位であっても円形である。
破砕機5の本体部22には、上部に投入口30があり、下部に排出口31が設けられている。即ち投入口30は、蓋部27の一部に設けられており、略長方形である。投入口30の位置は、蓋部27の周部であり、中心には至っていない。
排出口31は、円筒部25に設けられている。
破砕機5を上から平面的に見たとき、図5の様に投入口30の位置と排出口31の位置とは直線上にはなく、両者はずれている。即ち投入口30の中心線と、排出口31の中心線は交わる。
破砕刃23は、図6の様に、本体部22の中心に立設された回転軸32に、羽根状の刃が多段に設けられたものである。破砕刃23は、上下の端部近傍が軸受け33,35によって支持されている。また回転軸32にプーリ36が設けられている。
モータ28にもプーリ37が設けられており、二つのプーリ36,37の間に動力伝動ベルト38が懸架されている。
本実施例で採用するモータ28は、相当に強力であり、重量も大きい。本実施例では、破砕機5のモータ28は、特定重量物の一つである。
搬入装置6は、図7〜10の様に、一時貯留部40と、一時貯留部40の底部に設けられた搬送装置41及び投入口カバー43によって構成されている。
一時貯留部40は、底面42を有し、さらに側面壁45,46と、前壁(対向壁)47によって3面が囲まれている。
側面壁45,46は、台車3の側面側に設けられた壁である。前壁(対向壁)47は、牽引車13側に設けられた壁である。
一時貯留部40の上面は開放されている。
また一時貯留部40の後端側(牽引車13の後尾側)は破砕機5側に至っている。
一時貯留部40の上部側を上から観察すると、図8の様に、後側(破砕機5側)に比べて前側(牽引車13側)が広がっている。
即ち一時貯留部40の後側(破砕機5側)の幅W1は、台車3の幅の約2分の1であるのに対し、一時貯留部40の前側(牽引車13側)の幅W2は、台車3の幅と略等しい。
一時貯留部40の上部側を上から観察すると、後側(破砕機5側)の約半分がテーパ状をしていて前に向かうにつれて側面壁45,46の間隔が広がっている。一時貯留部40の前側(牽引車13側)の約半分は、側面壁45,46が平行となっている。
一時貯留部40の上部側の開き角度dは、45度以上であることが望ましい。また100度を越えると、テーパ部分の長さが短くなり過ぎるので好ましくない。
従って好ましい開き角度dは、60度から80度である。本実施形態では、65度の開き角度を持っている。
一時貯留部40は、底面42と、間隔を置いて設置された側面壁45,46を有しており、後側(破砕機5側)の2つの側面壁45,46の間隔よりも、前側(牽引車13側)における2つの側面壁45,46の間隔の方が広い。
一方、側面壁45,46の地上高を見ると、図9の様に、前側(牽引車13側)に向かう程地上高が低くなっている。即ち側面壁45,46の上端面は、前側に向かって下方向に傾斜している。本実施形態では、側面壁45,46の後側(破砕機5側)の地上高と、前側(牽引車13側)の地上高の差は、約50センチメートルである。両者の差は、30センチメートルから80センチメートルであることが望ましい。より望ましい差は、40センチメートルから60センチメートルである。
従って前壁(対向壁)47は、側面壁45,46から突出し、地上高の差は約50センチメートルである。
なお一時貯留部40は、全体的に傾斜姿勢で架台11に取り付けられるが、側面壁45,46の上端面の傾斜角度は、一時貯留部40の全体的な傾斜角度とは一致しない。具体的には、側面壁45,46の上端面の傾斜角度は、一時貯留部40の全体的な傾斜角度よりも緩い。
前壁(対向壁)47の地上高は、側面壁45,46の後端の地上高と等しいか僅かに高い。即ち本実施形態では、側面壁45,46の上辺は傾斜しており、後端部の地上高が最も高いから、前壁(対向壁)47の地上高は、側面壁45,46のいずれの部位の高さ以上である。従って前壁(対向壁)47の地上高は、前記した対向壁45,46の上縁よりも高い。当然に前壁(対向壁)47の地上高は、前記した対向壁45,46の平均高さよりも高い。
一時貯留部40の水平方向の断面積を見ると、図8の様に、中間部よりも下方が小さいものとなっている。
即ち側面壁45,46及び前壁(対向壁)47は、いずれも中間部分から下が内側に向かって傾斜しており、上部開口の面積よりも底部の面積の方が小さい。
より具体的に説明すると、図10の様に、側面壁45,46は、傾斜壁部50と垂直壁部51によって構成されている。傾斜壁部50自体の高さは一定である。これに対して垂直壁部51自体の高さは前に向かう程高くなっている。しかしながら、一時貯留部40は全体的に傾斜姿勢で取り付けられているので、側面壁45,46の上辺は前に向かう程低くなっている。
前壁(対向壁)47についても、傾斜壁部53と垂直壁部55によって構成されている。
一時貯留部40の底には搬送装置41が設けられている。即ちコンベアフレーム85の上に前記した一時貯留部40の傾斜壁部53が設置されており、搬送装置41が一時貯留部40の底を構成している。
搬送装置41は具体的にはチェーンコンベアである。
搬送装置41は、図11の様に、平行に配された板で構成されたコンベアフレーム85を有し、当該コンベアフレーム85の内側に駆動スプロケット86と、従動スプロケット87が設けられている。そして二つのスプロケット86,87にコンベアチェーン89が掛け渡されている。
本実施形態では、搬送装置41を駆動するモータ88が駆動スプロケット86の下にあり、図示しないチェーンによってモータ88の回転力が駆動スプロケット86に伝動される。
より詳細に説明すると、コンベアフレーム85の下であって駆動スプロケット86側の位置に、鋼材で作られた枠90があり、当該枠90にモータ88が保持されている。
投入口カバー43は、図10の様に側面形状が「L」形の箱であり、内部に「L」状の空間がある。即ち投入口カバー43は、図10の様に、天板(天井面)56と、左右のL形側板(側面)57a,57bと後面板58とを有するカバーである。投入口カバー43は、前側(牽引車13側)に、開口103(開口端)を有している。
投入口カバー43は、前記した様に側面形状が「L」形であり、前方向の下部に切り欠き部83がある。
次に搬出装置7について説明する。
搬出装置7は、図12(a),図12(b)の様に、チェーンコンベア65を主体とするものである。チェーンコンベア65は、平行に設けられた板によって構成されたコンベアフレーム59を有し、当該コンベアフレーム59の内側に駆動スプロケット67と、従動スプロケット68が設けられている。そして二つのスプロケット67,68に、コンベアチェーン66が掛け渡されている。
本実施形態では、チェーンコンベア65を駆動するモータ70が駆動スプロケット67の下にあり、図示しないチェーンによってモータ70の回転力が駆動スプロケット67に伝動される。
より詳細に説明すると、コンベアフレーム59の下であって駆動スプロケット67側の位置に、鋼材で作られた枠があり、当該枠71にモータ70が保持されている。
またコンベアフレーム59の下であって従動スプロケット68の位置には、図12(b)の様に一本の垂直ピン72が垂直下向きに突出している。
チェーンコンベア65のコンベアフレーム59の上面が排出用カバー60と、ダクトカバー61及びヘッドカバー62によって覆われている。ダクトカバー61には集塵機(図示せず)を取り付けるための取り付け口63が設けられている。
電源装置8は、公知のそれと何ら変わるものではなく、図示しないガソリンエンジンによって図示しない発電機を回し、電気を発生させる。ただし本実施例で採用する電源装置8は、大容量であって重量も大きい。本実施例では、電源装置8は、特定重量物の一つである。
電源装置8の図示しない発電機は、筐体134の後半部分にあり、図示しないガソリンエンジンは、筐体134の前半部分にある。また筐体134の上には、排気ガスを浄化するための触媒装置132とエンジンを冷却する冷却ファン133が設置されている。
次に、各機器の配置レイアウトについて説明する。配置レイアウトの説明に際し架台11の領域を説明する。架台11の長さ方向については、図13の様に、牽引車13側を前とし、前記した様に牽引車13側の車軸121の上であって高さの高い前部領域15と、車軸120,121が無く高さの低い中間領域17と、後側の車軸120の上であって高さの高い後部領域16に分けられる。
また幅方向には、中心線73を境として、前方に向かって右半分を右側領域75と定義し、左半分を左側領域76と定義する。
本実施形態の破砕装置1では、架台11の中心部に破砕機5が設置されている。即ち架台11の長さ方向の中間領域17であって、幅方向には中心線73上に破砕機5がある。特に本体部22の重心は、架台11の中心線73上にある。破砕機5の姿勢は、図13の通りであり、投入口30が幅方向の中心線73上であって、前側の位置に開口している。
一方、排出口31は、右側領域75に開口している。
破砕機5を駆動するモータ28は、長手方向には前方寄りであって、幅方向には左側領域76にある。即ち特定重量物たるモータ28は、長手方向には前方寄りであって、幅方向には左側領域76にあり、その重心は、左側領域76にある。
投入口カバー43は、破砕機5の投入口30の上に被さり、前方(牽引車13側)に向かって開口している。
搬入装置6は、架台11の長さ方向の前部領域15であって、幅方向には中心線73上にある。その重心も中心線73上にある。
搬出装置7は、従動スプロケット68側が架台11の長さ方向の中間領域17にある。一方、搬出装置7の駆動スプロケット67は、架台11の長さ方向の後部領域16にある。
搬出装置7は、幅方向には右側領域75に格納される。そのためその重心右側領域75にある。
破砕作業を行う場合には、後記する様に、駆動スプロケット67側が右側領域75から外に張り出す。
電源装置8は、架台11の長さ方向の後部領域16であって左側領域76にある。即ち特定重量物たる電源装置8は、後部領域16であって左側領域76にあり、その重心は後部領域16であって左側領域76にある。
制御盤10は、破砕機5や搬入装置6、搬出装置7その他を制御する装置や、電源装置8の電圧を制御する装置である。制御盤10は、架台11の長さ方向の最後尾であって右側領域75にある。従ってその重心は、右側領域75にある。
次に、各部材の架台11に対する取り付け構造等について説明する。
搬入装置6は、図14の様に、架台11の前部領域15にあり、前端近傍の底部分が、水平ピン80を介して架台11の前部領域15であって前端近傍に取り付けられている。より詳細には、架台11の上に直線レール136が設けられ、その上にスライダー135が設けられている。そして当該スライダー135に対して水平ピン80が取り付けられ、この水平ピン80を介して架台11の前部領域15であって前端近傍に取り付けられている。
従って、搬入装置6は、水平ピン80を中心として、上下方向に揺動可能である。
一方、搬入装置6の後端部分は、脚部材81を介して架台11の前部領域15であって後端近傍に取り付けられている。即ち搬入装置6の後端部分は、脚部材81によって高さが嵩上げされ、全体として傾斜姿勢となっている。
より詳細には、枠90の下に脚部材81があり、駆動スプロケット85側が持ち上げられている。そして搬入装置6の後端部側が、破砕機5の蓋部27よりも上部にある。搬入装置6の後端部側は、投入口カバー43の切り欠き部83に接続されている。
搬出装置7は、図15(a)の様に、前端部が前記した垂直ピン72を介して架台11に取り付けられている。そのため搬出装置7は、垂直ピン72を中心として、水平方向に揺動可能である。
また本実施形態では、垂直ピン72の取り付け位置は、架台11の主梁18b,18cが曲げられて形成された迂回部21である。そのため垂直ピン72を架台11の下に埋め込むことができ、搬出装置7の全高を低くすることができる。即ち主梁18b,18cを曲げることによって迂回部21を作り、垂直ピン72が主梁18b,18cに当たらない様にすることにより、架台11の剛性を確保すると共に搬出装置7の全高を低くすることができる。
また搬出装置7の後端側は、レール91を介して架台11に取り付けられている。本実施形態では、レール91は、図15の様に本体レール92と、延長レール93によって構成されている。
本体レール92は、予め架台11上に取り付けられたものであり、その端面は、架台11の側面と略一致する。
延長レール93は、図示しないネジによって本体レール92の端面に取り付けられるものであり、架台11から横方向に張り出す。
破砕作業時においては、延長レール93が取り付けられ、後記する様に搬出装置7が垂直ピン72を中心として揺動され、延長レール93の上に搬出装置7の一部たる枠71が配置される。
従って、図15(b)の様に、搬出装置7の中心線112は、架台11の中心線73に対して傾斜し、搬出装置7の駆動スプロケット側67が架台11からはみ出る。またこの姿勢の際には、搬出装置7の従動スプロケット側68は破砕機5の排出口31の近傍にある。
重量の大きいモータ70は、駆動スプロケット側67に接近させるため、架台11の後方寄りに配置されており、作業時には搬出装置7をピン72を中心として揺動させ、モータ70を架台11からはみ出させる。搬出装置7の重心は、作業時には、走行時に比べて架台11の中心線73より遠のいている。
次に本実施形態の破砕装置1の特徴的構成とその機能について説明する。
本実施形態の破砕装置1は、搬入装置6と破砕機5、及び投入口カバー43の位置関係に特徴がある。
本実施形態では、投入口カバー43は、前記した様に破砕機5の投入口30の上に被さり、前方に向かって開口している。
ここで、投入口カバー43の天板(天井面)56は、図16、図18の様に、破砕機5の投入口30よりも前後方向に長い。より具体的には、図16の様に、破砕機5の投入口30の前端30aを基準とし、前端30aを通過する垂直線(仮想線)Aよりも前方に延出されている。
そのため投入口カバー43は、破砕機5の投入口30の上部に位置する投入口領域100と投入口30の上部よりも一時貯留部40側に突出する突出領域101がある。そのため投入口カバー43の開口(開口端)103の位置は、破砕機5の投入口30から一時貯留部40側に外れた位置にある。本実施形態では、突出領域101の長さは、投入口領域100の長さよりも長い。
突出領域101の長さは、投入口領域100の長さの50パーセント以上であることが望ましく、80パーセント以上であることがさらに推奨される。
また突出領域101の長さは、図31の様に、破砕機5の投入口30の後端30bと、投入口30の上部にあって、投入口30側に最も突出した部位137とを結ぶ直線(仮想線)をLとし、仮想線L以上に突出していることが推奨される。
本実施形態では、搬送装置41の後端が最も突出した部位137であるから、突出領域101の一時貯留部40側の縁101aは、破砕機5の投入口30の後端30bと、搬送装置41の後端とを結ぶ仮想線Lを越えて前側に突出している。
本実施形態では、投入口カバー43の天面(天井面)56が、破砕機5の投入口30の後端30bと、搬送装置41の後端とを結ぶ仮想線Lを越えて前側に突出しているから、投入口30から飛び出した瓦礫200は、投入口カバー43の天井面のいずれかか、或いは投入口カバー43の左右のL形側板(側面)57a,57bに衝突する。即ち瓦礫200の突出口は、破砕機5の投入口30に限定される。そして破砕機5の投入口30から垂直に飛び出した瓦礫は、投入口カバー43の投入口領域100と衝突する。
一方、破砕機5の投入口30から斜め前方の飛び出した瓦礫200の内、飛び出し角度が低いものは、搬送装置41の後端と衝突することとなる。そのため、破砕機5の投入口30から斜め前方の飛び出し、且つ搬送装置41の後端をすり抜けることができる限界の飛行ラインは仮想線Lであり、本実施形態で採用する投入口カバー43は、仮想線Lを越えて前側に突出している。
そのため本実施形態の構成によると、投入口30から飛び出した瓦礫200は、投入口カバー43の天井面のいずれかか、或いは投入口カバー43の左右のL形側板(側面)57a,57bに衝突する。そしてその多くは、そのまま落下し、勢いのあるものは、投入口カバー43の開口(開口端)103から搬入装置6側に向かって飛び出す。そして後記する様に前壁(対向壁)47等と衝突して搬入装置6内に落下し、再度搬入装置6で運搬されて破砕機5の投入口30に投入される。
投入口カバー43は、図17の様に、天板56と左右のL形側板57a,57b及び後面板58によって構成されているから、図18の様に一時貯留部40側は開放されている。そして本実施形態では、図18の様に投入口カバー43の開口103に対向する位置に、一時貯留部40の前壁(対向壁)47がある。そして、前壁(対向壁)47の地上高Haは、一時貯留部40の側面壁45,46よりも高く、投入口カバー43の開口103の最も高い部分の高さHbよりも僅かに高い。より具体的には、投入口カバー43の開口103の最も高い部分Aより1センチメートルから10センチメートル程度高い。
本実施形態の破砕装置1は、瓦礫を処理することを目的として開発されたものであり、ショベル等で瓦礫をすくって、一時貯留部40の上部の開口から投入することを想定している。即ち、架台11の横方向に図示しないショベルカーを移動し、バケットを差し上げて一時貯留部40の側面壁45,46側から投入する。ここで、一時貯留部40の側面壁45,46は上面が傾斜しており、地上高が低い。そのためバケットを差し上げる高さが軽減されて作業性が高い。
そして一時貯留部40の底に設けられた搬送装置41で、瓦礫を斜め上方に移動し、投入口カバー43の開口103の部分を経て破砕機5の投入口30から本体部22に瓦礫を投入する。即ち搬送装置41で、水平方向成分を含む方向に搬送して破砕機5の投入口30から瓦礫を投入する。
一方、本体部22内では、破砕刃23が高速で回転しており、破砕刃23に当たって瓦礫が粉砕される。そして粉砕された瓦礫は、排出口31から排出され、搬出装置7で架台11の外に運び出される。
ここで、本実施形態で採用する破砕機5は、破砕機構が強力で、破砕刃23が高速で回転するから、瓦礫が破砕刃23に当たったときに、瓦礫200の破片が投入口30から飛び出す場合がある。また、瓦礫200の中にボンベやスプレー缶が混じっていて、これらが爆発し、爆風に乗って瓦礫の破片が投入口30から飛び出す場合もある。
投入口30から飛び出した瓦礫200は、図18の様に投入口カバー43の天板56に当たる。ここで、本実施形態では、天板56の長さが破砕機5の投入口30よりも長いから、飛び出した瓦礫200は、図18の様に方向を水平方向に代え、天板56と平行に飛ぶ。また本実施形態で採用する投入口カバー43は、投入口30の上部よりも一時貯留部40側に突出する突出領域101が長いから、突出領域101があたかも助走路の様に機能し、上昇方向のベクトルが消失して図18様に水平方向または下向きに傾斜して進む。
その結果、飛び出した瓦礫は、投入口カバー43の開口103から略水平方向に飛び出す。
ここで本実施形態では、投入口カバー43の開口103に対向する位置に、一時貯留部40の前壁(対向壁)47があり、当該前壁47の地上高Haは、投入口カバー43の開口103の最も高い部分Hbよりも高い。そのため投入口カバー43の開口103から水平方向に飛び出した瓦礫200は、一時貯留部40の前壁(対向壁)47と衝突して速度を失い、落下する。
また図19に示すように、投入口カバー43の開口103から、斜め方向に向かって瓦礫200が飛び出すこともあるが、実施形態では、一時貯留部40が一定の開き角度をもっているから、例え瓦礫200が斜め方向に突出しても一時貯留部40の側面壁45,46で捕捉することができる。
なお、一時貯留部40が一定の開き角度をもっているから、一時貯留部40の側面壁45,46の高さを低くすることができたとも言える。
また飛び出した瓦礫200は、次第に落下して行くから、本実施形態はこれに合わせて側面壁45,46の上面を傾斜させている。
前壁(対向壁)47の高さは、高いほど安全であると言えるが、無闇に高いと、瓦礫を投入する際に邪魔である。前壁(対向壁)47の高さ(地上高)の下限は、投入口カバーの開口の高さである。また上限は、制限が無いが、投入口カバー43の開口103の地上高に対してプラス20センチメートル程度である。
次に、破砕装置1を移動する際の態様について説明する。
本実施形態の破砕装置1は、牽引車13に引かれて走行するが、走行時には、全高及び全幅を小さくすることができる。
即ち破砕装置1を走行させる場合には、図20の様に、延長レール93を取り外し、図21の様に、垂直ピン72を中心として搬出装置7を揺動し、搬出装置7の全ての部分を架台11に乗せる。より具体的には垂直ピン72を中心として搬出装置7を揺動し、搬出装置7の車両後方側(枠71)を架台11に乗せる。
ここで、本実施形態では、制御盤10が、長さ方向の最後尾であって右側領域75に設けられており、搬出装置7の後端部は、制御盤10の近傍に来る。即ち搬出装置7は、破砕機5と制御盤10との間に納まる。
また破砕装置1を走行させる場合には、図22の様に、搬出装置7の附属品たる排出用カバー60と、ダクトカバー61及びヘッドカバー62を外す。
また搬入装置6の後端部を支持する脚部材81を取り外すと共に、水平ピン80を介して一時貯留部40を下方向に揺動し、枠90を直接架台11に固定することによって全高(地上高)を下げる。
このとき搬入装置6をスライダー135ごと前方にスライド移動させて逃がし、上下に揺動させる際に搬入装置6が破砕機5(コーン部26や蓋部27)と干渉することを防ぐ。
さらに破砕装置1を走行させる場合には、図23の様に、一時貯留部40の大部分を取り外す。具体的には、一時貯留部40の、側面壁45,46と、前壁(対向壁)47を図示しない固定用ボルトを外すことによって外す。
また投入口カバー43についても取り外す。
この様に、走行時には、図24,図25(a),図25(b)の様に、搬出装置7を架台11に収容し、さらに高さの高い部材を取り外すので、走行中に他の車両を傷つけたり、高架に衝突することがない。
また本実施形態の破砕装置1は、機器のレイアウトが工夫されており、走行時の安定性が高い。
即ち、本実施形態では、破砕装置1及び搬入装置6が架台11の幅方向中心にあり、破砕装置1及び搬入装置6が左右の重量バランスを崩すことはない。
また特定重量物たる、破砕機5のモータ28と電源装置8が架台11の幅方向の一方に偏心した位置に配置され、搬出装置7は他方に偏心した位置に配置されている。そのため特定重量物と搬出装置7によって左右の重量バランスが確保されている。
そのため、破砕装置1は、走行時の直進安定性に優れる。
また本実施例対では、搬出装置7を偏心した位置に配置したので、搬出装置7の全長を短くできるという副時的な効果がある。
即ち搬出装置7は、破砕物を架台11の脇に搬出するものである。ここで、本実施形態では、破砕機5の排出口31を右側に寄せた位置に設けた。そのため排出口31の位置が、架台11の辺(右端の主梁18a)に近づき、搬出装置7の全長を短くすることができる。
以上説明した実施形態では、前壁(対向壁)47の突出部分を垂直姿勢としたが、図26の様に、投入口カバー43の開口103側に傾斜した傾斜姿勢であってもよい。この場合であっても前壁(対向壁)47の地上高は、投入口カバー43の開口103の高さ以上にする。
同様に、側面壁45,46の上端についても、内側に傾斜し、一時貯留部40の上部の開口が窄んだものであってもよい。
また投入口カバー43の開口端は、水平であることが望ましいが、瓦礫を受入れ易いように、図27に示す投入口カバー130の様に、拡径していてもよい。
逆に、飛び出した瓦礫を捕捉しやすい様に、図28の投入口カバー131の様に、開口103が窄まっていてもよい。
前述した実施形態の様に、投入口カバー43の開口端が水平であり、且つ天面が水平である場合には、開口端の高さが、突出領域の平均高さであるから、投入口カバー43の開口端の高さを基準として前壁(対向壁)47の高さを設計する。
図27に示す投入口カバー130や、図28に示す投入口カバー131の様に、開口103の形状が他の天井部と異なる場合には、突出領域の平均高を別途計算する必要がある。
即ち前壁(対向壁)47の高さを、投入口カバー131の突出領域101の高さ以上の高さに設計する。
またもう一つの考えとして、投入口カバーの天板(天井面)56の傾斜角度に基づいて前壁(対向壁)47の高さを決定してもよい。
例えば、図32に示す投入口カバー140の様に天板(天井面)141が全体的に上方に向かって開く方向に傾斜している場合、天板(天井面)141の突出領域101の上縁を当該上縁に沿って仮想的に延長した線Bを想定する。そして前壁(対向壁)47の高さは、その上辺が線B以上となる様に設計する。即ち前壁(対向壁)47が、突出領域の上縁を当該上縁に沿って仮想的に延長した線Bと交差する様に設計する。
投入口30から飛び出した瓦礫200は、投入口カバー140の天板(天井面)141を助走路として飛び出し、仮想線Bに沿って飛ぶ可能性があるが、仮想線Bと交差する高さに前壁(対向壁)47が設けられているから、瓦礫200は、前壁(対向壁)47と衝突して落下する。
投入口カバー140の様に天板(天井面)141が全体的に上方に向かって開く方向に傾斜し、仮想線Bが上向きに傾斜している場合は、前壁(対向壁)47は投入口カバー140側に向かって傾斜させることが望ましい。即ち前壁(対向壁)47が垂直姿勢であるならば、瓦礫200が衝突した際に上方向の分力が生じ、瓦礫200が前壁(対向壁)47を飛び越えてしまう懸念がある。そのため、仮想線Bと前壁(対向壁)47との成す下向きの角度Dが、90度以上となる様に前壁(対向壁)47を傾斜させることが推奨される。
また前記した図16、図31の飛行理論の軌跡に従うと、投入口30から飛び出した瓦礫200は、投入口カバー140の天板(天井面)141の内、仮想線Lよりも前方側の部分と衝突することは稀である。
そのため、例えば図32に示す投入口カバー145の様に天板(天井面)146の傾斜角度が複数回に渡って変化している場合は、仮想線Lよりも投入口30側の突出領域の傾斜を重視し、この延長線Cと交差する様に前壁(対向壁)47を設けてもよい。
この場合には、前壁(対向壁)47の高さが投入口カバー145の開口端103の地上高よりも低くなる場合がある。
この場合においても、仮想線Bと前壁(対向壁)47との成す下向きの角度Dが、90度以上となる様に前壁(対向壁)47を設計することが推奨される。
逆に図33に示す投入口カバー150の様に天板(天井面)151が全体的に下方に向かって窄む方向に傾斜している場合や、段階的に傾斜して窄んでいる場合についても、仮想線Bや仮想線Cと交差する高さに前壁(対向壁)47を設けることが考えられる。この場合には、前壁(対向壁)47の高さは、投入口カバー150の開口端の高さよりも低くなる場合がある。
また図29(a)、図29(b)の様に、開口端の形が他の部位と異なる場合についても、高さの平均を計算し、その値を基準として前壁(対向壁)47の高さを設計する。
図30の様に、投入口カバー43が、円弧状である場合には、最も高い位置を基準として前壁(対向壁)47の高さを設計することが推奨される。
もちろん、開口端の形状や、天井板の形状に係わらず、投入口カバー43の内面の最も高い位置を基準とし、この基準高さよりも高い高さに前壁(対向壁)47の高さを設計してもよい。
また開口端の最も高い位置を基準とし、この基準高さよりも高い高さに前壁(対向壁)47の高さを設計してもよい。
上記した変形例で説明した理論は、瓦礫200の水平方向の飛行経路にも応用できる。即ち前述した実施形態では、投入口カバー43の左右のL形側板(側面)57a,57bは平行であったが、図35の様に角度をもったものであってもよい。
この場合、瓦礫200は、左右のL形側板(側面)57a,57bを助走路として、L形側板(側面)57a,57bの延長線Cに沿って飛ぶと予想される。そのため図35の様に、一時貯留部40は、側面壁45,46を延長線Eに沿って設けるか、あるいは延長線Eの外側に設けることにより、一時貯留部40から瓦礫200が飛び出ることを防止することができる。
簡易的には、投入口カバー43の開口端103のW3が、一時貯留部40の前側(牽引車13側)の幅W2よりも狭くすることにより、一時貯留部40から瓦礫200が飛び出ることを防止することができ、側面壁45,46の高さを低くすることができる。
なお、左右のL形側板(側面)57a,57bが、開口103に向かって窄んでいる場合も、延長線Eと前壁(対向壁)47とを交差させれはよく、この場合には、投入口カバー43の開口端103のW3よりも前壁(対向壁)47の幅W2の方が狭くなる場合がある。
上記した実施形態で採用した破砕機5は、回転軸32が垂直姿勢に配置された縦型破砕機であるが、回転軸を水平姿勢に配置したものであってもよい。また複数の軸を持ったものであってもよい。
本発明は、移動式の破砕装置として好適であるが、固定式の破砕装置に本発明を適用することもできる。
上記した実施形態では、側面壁45,46の上端を傾斜させ、前に向かって次第に地上高が低くなる様に設計したが、側面壁45,46の高さを段階的に変化させてもよい。また側面壁45,46の地上高を一定の高さにしてもよい。
上記した実施形態は、牽引車13で牽引されるものであるが、独自の動力源を持っていて自走するものであってもよい。
上記した実施例で示したレイアウトでは、一時貯留部40が前方側にあり、排出用コンベア65が後方にあるが、逆に排出用コンベア65が前方側にあり、一時貯留部40が後方に設けられていてもよい。
同様に各配置の左右が入れ代わっていてもよい。
具体的には、上記した実施形態では、左側に特定重量物があり、右側に搬出装置7を配置したが、これが逆であってもよい。
また特定重量物たる電源装置8と破砕機5のモータ28とを一方側に配置し、搬出装置7をその反対側に寄せて配置したが、重量比率を勘案して、電源装置8又は破砕機5の一方だけを搬出装置7とは異なる側に配置してもよい。即ち特定重量物の少なくとも一つが搬出装置7とは反対の側に配置されておればよい。
また上記した実施形態の破砕装置1は、モータ28によって破砕刃23を回転させるものであるが、エンジンの動力を直接伝動して破砕刃23を回転させるものであってもよい。この場合、エンジンが特定重量物となる。
1 破砕装置
3 台車
5 破砕機
6 搬入装置
7 搬出装置
11 架台
15 前部領域(高領域)
17 中間領域(低領域)
22 本体部
23 破砕刃(破砕機構)
30 投入口
31 排出口
40 一時貯留部
41 搬送装置
42 底面(底部)
43 投入口カバー
45,46 側面壁
47 前壁(対向壁)
56 天板(天井面)
57a,57b L形側板
85 コンベアフレーム(2側面)
100 投入口領域
101 突出領域
103 開口(開口端)
120 車軸
130 投入口カバー
131 投入口カバー

Claims (6)

  1. 破砕機と、破砕機の横に設けられた一時貯留部と、一時貯留部の底部に設けられた搬送装置とを有し、前記破砕機は投入口と排出口が設けられ内部に空間が存在する本体部と、本体部内に設けられた破砕機構によって構成され、一時貯留部に投入された被破砕物を搬送装置で水平方向成分を含む方向に搬送して破砕機の投入口から投入し、破砕機構で破砕して排出口から排出する破砕装置において、
    破砕機の投入口を覆う投入口カバーが設けられ、投入口カバーは天井面が覆われていて一時貯留部側が開口し、投入口カバーの天井面には破砕機の投入口の上部に位置する投入口領域と投入口の上部よりも一時貯留部側に突出する突出領域があって投入口カバーの開口端は破砕機の投入口から一時貯留部側に外れた位置にあり、
    投入口カバーの開口に対向する位置に、対向壁が設けられ、当該対向壁の高さは、投入口カバーの突出領域の高さ以上の高さであることを特徴とする破砕装置。
  2. 破砕機と、破砕機の横に設けられた一時貯留部と、一時貯留部の底部に設けられた搬送装置とを有し、前記破砕機は投入口と排出口が設けられ内部に空間が存在する本体部と、本体部内に設けられた破砕機構によって構成され、一時貯留部に投入された被破砕物を搬送装置で水平方向成分を含む方向に搬送して破砕機の投入口から投入し、破砕機構で破砕して排出口から排出する破砕装置において、
    破砕機の投入口を覆う投入口カバーが設けられ、投入口カバーは天井面が覆われていて一時貯留部側が開口し、投入口カバーの天井面には破砕機の投入口の上部に位置する投入口領域と投入口の上部よりも一時貯留部側に突出する突出領域があって投入口カバーの開口端は破砕機の投入口から一時貯留部側に外れた位置にあり、
    投入口カバーの開口に対向する位置に、対向壁が設けられ、当該対向壁の高さは、前記突出領域の上縁を当該上縁に沿って仮想的に延長した線と交差することを特徴とする破砕装置。
  3. 一時貯留部は、底面と、間隔を置いて設置された2側面と、投入口カバーの開口に対向する対向面とを有していて上面側が開放され、投入口カバーの開口端の位置における前記2側面間の間隔よりも、対向面側に離れた位置における前記2側面間の間隔の方が広いことを特徴とする請求項1又は2に記載の破砕装置。
  4. 一時貯留部の対向面によって前記対向壁が構成され、対向壁の高さは、前記2側面の上縁よりも高いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の破砕装置。
  5. 牽引又は自走可能な台車を有し、当該台車上に、破砕機と、一時貯留部とが搭載されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の破砕装置。
  6. 台車は、破砕機と、一時貯留部とを設置する架台を有し、当該架台は車軸の上にあって高さの高い高領域と、車軸の間であって高さの低い低領域があり、破砕機は、低領域に設置され、一時貯留部は高領域に設置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の破砕装置。
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