JP2014147538A - 手袋装着支援具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、半身不随者や負傷、骨折などで片手が不自由な者がいかなる手助けをも伴わず且つ自らの手で容易に利き腕側の手に手袋の装着を行える構造でかつ製造コストが低減できる手袋装着支援具を提案することを課題とする。
【解決手段】本発明は、上記問題を解決するために、手袋Gを戴置する下部挟持体2と、下部挟持体2に対して開閉可能に取り付けられ、手袋Gの開口の一部を挟み込んだ状態で閉じることにより手袋Gを下部挟持体2に対して一時固定できる手袋支持部32と、手袋支持部32の下部挟持体2に対する開閉を操作する操作部31とを備える上部挟持体3とからなり、手袋支持部32により手袋Gを一時固定しておき、手袋Gの開口から手Hを進入させることにより装着可能とせしめたことを特徴とする手袋装着支援具1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、片手が使えない人が、利き腕側の手に手袋を容易に装着することができる手袋装着支援具に関する。
半身不随者や負傷、骨折などで片手が不自由な者にとって、利き腕によって不自由な方の手に手袋を装着することはできるものの、利き腕側の手に手袋を装着することは非常に困難であり、依然として介護者の介助が必要となる。従来の手袋装着支援具としては、下記特許文献1ないし8が手袋装着支援具を提案している。
特開2011−52364号公報 特開2004―229872号公報 特開2002―224139号公報 特開2001―64811号公報 特開平10―108870号公報 特開平10―203号公報 特開平7―268707号公報 実登3015653号公報
ところが、特許文献1ないし8に係る手袋装着支援具は、天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる伸縮性を有する手袋の装着装置に関するものであり、木綿や皮革の手袋に適用できない。また、装置がおおがかりで複雑な構造であるため、家庭での使用や外出先で携帯使用に適していない。本発明は、このような問題に鑑み、半身不随者や負傷、骨折などで片手が不自由な者がいかなる手助けをも伴わず且つ自らの手で容易に利き腕側の手に手袋の装着を行える構造でかつ製造コストが低減できる手袋装着支援具を提案することを課題とする。
上記問題を解決するために、本発明の手袋装着支援具は、手袋を戴置する下部挟持体と、下部挟持体に対して開閉可能に取り付けられ、手袋の開口の一部を挟み込んだ状態で閉じることにより手袋を下部挟持体に対して一時固定できる手袋支持部と、手袋支持部の下部挟持体に対する開閉を操作する操作部とを備える上部挟持体とからなり、手袋支持部により手袋を一時固定しておき、手袋の開口から手を進入させることにより装着可能とせしめたことを特徴とする。
また、本発明の手袋装着支援具は、上部挟持体が下部挟持体に軸支され、上部挟持体の一端側が下部挟持体に対して押圧するように付勢された構造を備え、支柱を中心に上部挟持体を上下に揺動可能とする構造を備えたものであり、利用者が上部挟持体に載せ置いた手で上部挟持体を揺動させる操作によって上部挟持体の一端側の開閉を可能としたことを特徴とする。
さらに、本発明の手袋装着支援具は、下部挟持体の一部に外部のオブジェクトに対して掛止する掛止体を設け、掛止体を介して下部挟持体が前方へ移動することを制止せしめるようにしてもよい。なお、掛止体を下部挟持体の一部に設けた凸設された突起として用いたり、別の掛止体を利用者の被服の一部に差し入れて掛止めたりできるようにしてもよい。
またさらに、本発明の手袋装着支援具は、基板の上に、下部挟持体を戴置し下部挟持体の一部を基板に軸支し、上部挟持体にフックを設けて基板の一端を連結体により連結せしめて、利用者が下部挟持体に載せ置いた手で下部挟持体を基板に押し付ける操作により、上部挟持体の一端側の開閉を可能としている。
本発明に係る手袋装着支援具は、通常状態では圧縮バネの付勢により上部挟持体の手袋支持部が閉じているが、操作部を軽く押圧すれば上部挟持体が搖動する作用がある。また、別の手袋装着支援具は、手袋を装着する側で下部挟持体を基板に押し付けることにより、同様に上部挟持体が搖動する。このため、上部挟持体の手袋支持部が容易に下部挟持体から離間するので、利用者がその手に手袋を装着して開放するまでの操作を容易におこなうことができ、使いやすいという効果がある。また、衣服のポケットやベルトの一部を挟み込んで掛止するように構成すれば、携帯することができ利便性があるという効果がある。
本発明の実施例1に係る手袋装着支援具の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る手袋装着支援具の側面図で、(a)は操作前の状態、(b)は操作後の状態を示す。 本発明の実施例1に係る手袋装着支援具を机やテーブルの隅に突起体を掛け止めた状態を示す側面図である。 本発明の実施例1に係る手袋装着支援具の使用手順を示す図である。 本発明の実施例1に係る手袋装着支援具の別の形態を示す模式図である。 図5に示した上部挟持体のL部分を拡大した図であり、(a)は支柱4を挿通する前の状態を示し、(b)は支柱4を挿通した後の状態を示し、(c)は支柱4の軸の径と孔の径の関係を示す図であり、(d)は上部挟持体の操作部を下部挟持体に押し込んだ状態を示す側面図である。 本発明の実施例2に係る手袋装着支援具の側面図(a)と、(b)は手袋装着支援具を衣服のポケットを挟み込んで掛け止めた状態を示す図である。 本発明の実施例3に係る手袋装着支援具の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施例3に係る手袋装着支援具の側面図で、(a)は操作前の状態、(b)は操作後の状態を示す。 本発明の実施例3に係る手袋装着支援具の上部挟持体と基板との連結を示す図である。 本発明の実施例3に係る手袋装着支援具の使用手順を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。各図において、同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。また、図面は、本発明を理解するために誇張して表現している場合もあり、必ずしも縮尺どおり精緻に表したものではないことに留意されたい。なお、本発明は下記に示される実施例に限られるものではない。
実施例1を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施例1に係る手袋装着支援具1の全体構成を示す斜視図である。まず、手袋装着支援具1の全体構成を説明する。手袋装着支援具1は、大別すると、下部挟持体2と上部挟持体3とを備える。
下部挟持体2は、後述する上部挟持体3が可動部材であるのに対し、手袋装着支援具1の固定部材である。下部挟持体2は長さ方向の略中央でかつ幅方向縁部近傍に、上部挟持体3を軸支する一対の支柱4を備えている。
上部挟持体3は、手袋装着支援具1の可動部材であって、長さ方向の略中央が支柱4に揺動可能に軸支されている。上部挟持体3は、手袋Gを一時固定できる手袋支持部32と、手袋支持部32が下部挟持体2から離隔するように操作する操作部31とからなる。また、操作部31側の上部挟持体3と下部挟持体2との間には、上部挟持体3の手袋支持部32が下部挟持体2の上面に閉じる方向に付勢されるように、圧縮バネ6(図示せず)を備えている。
図2を参照する。図2は、本発明の実施例1に係る手袋装着支援具1の側面図で、(a)は操作前の状態、(b)は操作後の状態を示す。ここで、操作前の状態とは、上部挟持体3の操作部31を操作しない状態、つまり通常の状態をいい、操作後の状態とは、操作部31を下部挟持体2の方向に押し下げた状態をいう。図2(a)に示すとおり、圧縮バネ6の付勢により、上部挟持体3の操作部31は下部挟持体2から離隔し、他方、手袋支持部32は、下部挟持体2に閉じている状態である。このような手袋装着支援具1の構造により、操作部31の操作で、手袋Gの開口部の一部を手袋支持部32により下部挟持体2に一時固定し、さらに手袋Gを開放することができるのである。以下、上部挟持体3を側面視して手袋支持部32側方向を前方、その反対側方向を後方と定義して説明する。
図3を参照する。図3は、本発明の実施例1に係る手袋装着支援具1を、机やテーブルT(斜線で図示)の隅に突起体21を掛け止めた状態を示す側面図である。詳細を説明すると、下部挟持体2は、軸支された上部挟持体3の操作部31が配置される側の下端に凸設された突起を備えてもよい。手袋装着支援具1は後述する使用方法に示すとおり、手袋Gを装着する際、操作部31側から手袋支持部32側方向に力がはたらくので、手袋装着支援具1が前方へずれ動くことがある。手袋装着支援具1は、テーブルTの隅に掛け止め固定する突起体21を備えることで、前方にずれ動くことが防止される。
なお、手袋装着支援具1の各構成部材の材質は、金属、木、丈夫で剛性のある樹脂を用いることができる。
次に、実施例1の手袋装着支援具1を使用して、手袋Gを装着する手順を説明する。
図4を参照する。図4は、本発明の実施例1に係る手袋装着支援具1の使用手順を示す図である。まず、前述した通常状態の手袋装着支援具1を、机やテーブルTの隅に突起体21(図示せず)が掛け止めるように置く。図4(a)に示すように、手袋Gを下部挟持体2に載せ、開口しながら上部挟持体3の手袋支持部32の方向に移動させる。次に、図4(b)に示すように、利用者は、手袋Gの開口部を把持して手繰り寄せながら、手H又は腕Aを上部挟持体3の操作部31に載せ下部挟持体2の方向に軽く押圧する。そうすると手袋支持部32が下部挟持体2から離間して、手袋Gの開口部の一部が下部挟持体2と手袋支持部32の間に入り込む。そして、利用者が手H又は腕Aを操作部31から開放すると、図4(c)に示す通常状態の手袋装着支援具1となり、手袋Gは下部挟持体2と手袋支持部32の間に一時固定される。ここで、図4(d)及び(e)に示すとおり、利用者は手Hを手袋Gの開口部に差し入れ、手袋Gを装着し終える時点で、再度、腕Aを上部挟持体3の操作部31に載せ置き下部挟持体2の方向に軽く押圧する。そうすると、図4(f)に示すとおり、手袋支持部32が下部挟持体2から離間して、腕Aが開放されて手Hに手袋Gが装着される。
図5及び6を参照する。図5は、本発明の実施例1に係る手袋装着支援具1の別の形態を示す模式図である。図6は、図5に示した上部挟持体3のL部分を拡大した図であり、(a)は支柱4を挿通する前の状態を示し、(b)は支柱4を挿通した後の状態を示し、(c)は支柱4の軸の径と孔の径の関係を示す図であり、(d)は上部挟持体の操作部を下部挟持体に押し込んだ状態を示す側面図である。図5に示すとおり、上部挟持体3は、軸支部33を備え、軸支部に支柱4が挿通して下部挟持体2に固定され、支柱4を中心に上下に揺動可能とする。
図6を参照して、上部挟持体3の揺動構造を詳細に説明する。前述したとおり、図6(a)は、支柱4を挿通する前の軸支部33の状態を示し、上部挟持体3の長さ方向略中央近傍で幅方向端部に軸支部33が突設され支柱4を挿通させるための孔部34を設けられている。図6(b)は支柱4を挿通した後の軸支部33の状態を示し、支柱4の頭41が孔部34を塞いでいるのが見て取れる。さらに、図6(c)は支柱4の軸42の径と孔34の径の関係を示す図であり、軸42の径は孔34の径よりも短いことがわかる。すなわち、軸支部33の孔34と支柱4の軸42との間にはスペースが存在する。上部挟持体3は、通常の状態において、軸支部33が圧縮バネ6の付勢により支柱4の頭41にぶつかって留まっているが、操作部31を下部挟持体2方向に押圧すると、前述した孔34と軸42との間に介在するスペースにより上部挟持体3が上下に揺動し、上部挟持体3が傾き手袋支持部32が下部挟持体2から離間可能となる。より詳細には、図6(d)に示すとおり、上部挟持体3の操作部31を下部挟持体2方向に押し込むと、上部挟持体3が下方向に揺動して、操作部31が下部挟持体2方向に傾き、手袋支持部32が下部挟持体2から離間するのである。
実施例2を図面を参照して詳細に説明する。
図7は、本発明の実施例2に係る手袋装着支援具10を衣服CのポケットPを挟み込んで掛け止めた状態を示す図である。手袋装着支援具10は、大別すると、実施例1と同様に下部挟持体12と上部挟持体13とを備える。下部挟持体12は、上部挟持体13が可動部材であるのに対し、手袋装着支援具10の固定部材である。下部挟持体12は長さ方向の略中央でかつ幅方向縁部近傍に、上部挟持体13を軸支する一対の支柱14を備える。上部挟持体13は、手袋装着支援具10の可動部材であって、長さ方向の略中央が支柱14に搖動可能に軸支されている。上部挟持体13は、手袋Gを保持する手袋支持部132と、手袋支持部132が下部挟持体12から離隔するように操作する操作部131とからなる。また、操作部131側の上部挟持体13と下部挟持体12との間には、上部挟持体13の手袋支持部132が下部挟持体12の上面に閉じる方向に付勢されるように、圧縮バネ16が装着されている。実施例1では、下部挟持体12は軸支された上部挟持体13の操作部31が配置される側の下端に凸設された突起体21を備えているが、実施例2では、下部挟持体12は衣服CのポケットPを挟み込んで掛け止める掛止体122を備える。実施例1と実施例2の差異は、突起体21と掛止体122のみの違いであり、これ以外は実質的に同一であるため、手袋を装着する手順も実施例1で説明した手順とほぼ同様であり装着手順の説明は省略する。
図7を説明する。図7(a)は、手袋装着支援具10の構成を示す側面図である。図7(a)に示すとおり、下部挟持体12は下面の一部に掛止体122を備えている。掛止体122は板状であってもよいし、例えばペンに用いられるクリップのような部材でもよい。なお、図7(b)は、手袋装着支援具10が衣服CのポケットPを挟み込んだ状態を示している。
実施例2に係る手袋装着支援具10は、衣服CのポケットPを挟み込んで掛け止める掛止体122を備えるため、携帯できるという特徴がある。
実施例3を図面を参照して詳細に説明する。
図8は、本発明の実施例3に係る手袋装着支援具20の全体構成を示す斜視図である。
まず、手袋装着支援具20の全体構成を説明する。手袋装着支援具20は、大別すると、下部挟持体22と上部挟持体23と基板25を備える。本発明の実施例1に係る手袋装着支援具1とは異なり、下部挟持体22は、可動部材である。下部挟持体22は長さ方向の略中央でかつ幅方向縁部近傍に、上部挟持体23を軸支する一対の支柱24を備える。また、上部挟持体23も、手袋装着支援具20の可動部材であって、長さ方向の略中央が支柱24に揺動可能に軸支されている。上部挟持体23は、手袋Gを一時固定できる手袋支持部232と、手袋支持部232が下部挟持体22から離隔するように操作する操作部231とからなる。また、操作部231側の上部挟持体23と下部挟持体22との間には、上部挟持体23の手袋支持部232が下部挟持体22の上面に閉じる方向に付勢されるように、圧縮バネ26(図示せず)を備えている。さらに、実施例3に係る手袋装着支援具20では、固定部材である基板25の上に、下部挟持体22を戴置し下部挟持体22の一部を基板25に軸支し、上部挟持体23にフック235(図示せず)を設けて基板25の一端を連結体28(図示せず)により連結せしめて、利用者が下部挟持体22に載せ置いた手で下部挟持体22を基板25に押し付ける操作により、上部挟持体23の一端側の開閉を可能としている。
図9を参照する。図9は、本発明の実施例3に係る手袋装着支援具20の側面図で、(a)は操作前の状態、(b)は操作後の状態を示す。実施例1に係る手袋装着支援具1と相違する点を説明すると、図9(a)に示すとおり、基板25は下部挟持体22を支軸27で回動可能に軸支している。また、上部挟持体23は、操作部231側の下部挟持体22に対向する面にフック235を備え、基板25の一方の端部を連結体28で連結している。通常の状態において、操作部231は圧縮バネ26の付勢によって下部挟持体22から離隔し、他方、手袋支持部232は、下部挟持体22に閉じている。このような手袋装着支援具20の構造により、操作部231の操作で、手袋Gを開放することができるのみならず、手袋支持部232が閉じている側の下部挟持体22の端部を掛止体25に押し下げることによっても、手袋Gを開放することができる。すなわち、図9(b)に示すとおり、下部挟持体22と基板25が軸支されているため、手袋支持部232が閉じている側の下部挟持体22の端部を基板25に押し下げても、操作部231は、フック235に連結体28で掛止体25の一方の端部を連結しているため、動かない。そして、操作部231に対向する側の下部挟持体22が上部挟持体23を押し上げることにより、圧縮バネ26の付勢がはたらき、結果として、手袋支持部232は下部挟持体22から離間するのである。
図10を参照する。図10は、本発明の実施例3に係る手袋装着支援具20の操作部231と基板25との連結を示す図である。図10に示すとおり、上部挟持体23は、操作部231の下部挟持体22に対向する面にフック235を備え、基板25の一方の端部を連結体28で連結している。連結帯28は、例えば、金属中空Oリングのような部材を基板25の一方の端部に固定し、フック235に引っ掛け連結することが好適である。なお、連結帯28は、引張り強さに優れた樹脂を用いてもよい。図9(a)の通常の状態において、操作部231は圧縮バネ26の付勢によって下部挟持体22から離隔し、連結帯28は緊張状態にある。
次に、実施例3の手袋装着支援具20を使用して、手袋Gを装着する手順を説明する。
図11を参照する。図11は、本発明の実施例3に係る手袋装着支援具20の使用手順を示す図である。図11(a)に示すように、手袋Gを下部挟持体22に載せ、開口しながら上部挟持体23の手袋支持部232の方向に移動させる。次に、図11(b)に示すように、利用者は、手袋Gの開口部を把持して手繰り寄せながら、手袋支持部232が閉じている側の下部挟持体22を手H(図示せず)で基板25の方向に軽く押圧する。そうすると手袋支持部232が下部挟持体22から離間して、手袋Gの開口部の一部が下部挟持体22と手袋支持部232の間に入り込む。そして、利用者が手Hを下部挟持体22から開放すると、図11(c)に示す通常状態の手袋装着支援具20となり、手袋Gは下部挟持体22と手袋支持部232の間に一時固定される。ここで、図11(d)及び(e)に示すとおり、利用者は手Hを手袋Gの開口部に差し入れ、手袋Gを装着し終える時点で、再度、手袋支持部232が閉じている側の下部挟持体22を手H(図示せず)で基板25の方向に軽く押圧する。そうすると、図11(f)に示すとおり、手袋支持部232が下部挟持体22から離間して、手袋Gは手袋装着支援具2から開放され手Hに装着される。なお、手袋装着支援具20は、基板25が前方にずれ動くことを防止するために、突起体(図示せず)を備えてもよい。
以上、本発明に係る手袋装着支援具における好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本発明に係る手袋装着支援具は、その構成により、半身不随者や負傷、骨折などで片手が不自由な者が、自らの手で容易に利き腕側の手に手袋の装着を行え、使いやすく、また、衣服のポケットやベルトの一部を挟み込んで掛止するように構成すれば、携帯することができるので、福祉用具として広く利用することができる。
1 10 20 手袋装着支援具
2 12 22 下部挟持体
3 13 23 上部挟持体
25 基板
31 131 231 操作部
32 132 232 手袋支持部
4 14 24 支柱
6 16 26 圧縮ばね
21 突起体
122 掛止体
G 手袋
H 手
A 腕

Claims (8)

  1. 手袋を戴置する下部挟持体と、
    前記下部挟持体に対して開閉可能に取り付けられ、前記手袋の開口の一部を挟み込んだ状態で閉じることにより前記手袋を前記下部挟持体に対して一時固定できる手袋支持部と、前記手袋支持部の前記下部挟持体に対する開閉を操作する操作部とからなる上部挟持体と、
    を備え、
    前記手袋支持部により前記手袋を一時固定しておき、前記手袋の開口から手を進入させることにより装着可能とせしめた手袋装着支援具。
  2. 前記上部挟持体が、前記下部挟持体に軸支され、前記上部挟持体の一端側が前記下部挟持体に対して押圧するように付勢された構造を備えたものであり、
    前記上部挟持体が、前記支柱を中心に上下に揺動可能とする構造を備えたものであり、
    前記利用者が前記上部挟持体に載せ置いた手で前記上部挟持体を揺動させる操作によって前記上部挟持体の一端側の開閉を可能としたことを特徴とする請求項1に記載の手袋装着支援具。
  3. 前記下部挟持体の一部に外部のオブジェクトに対して掛止する掛止体を設け、前記掛止体を介して前記下部挟持体が前方へ移動することを制止せしめる請求項1または2に記載の手袋装着支援具。
  4. 前記掛止体が前記下部挟持体の一部に設けた凸設された突起体である請求項3に記載の手袋装着支援具。
  5. 前記掛止体が前記利用者の被服の一部に差し入れて掛止できるものである請求項3に記載の手袋装着支援具。
  6. さらに、前記下部挟持体を戴置せしめ前記下部挟持体の一部を軸支する基板を備え、
    前記上部挟持体は前記基板の一端に連結体により連結せしめるフックを設けた構造であり、
    前記利用者が前記下部挟持体に載せ置いた手で前記下部挟持体を前記基板に押し付ける操作により、前記上部挟持体の一端側の開閉を可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載の手袋装着支援具。
  7. 前記基板の一部に外部のオブジェクトに対して掛止する掛止体を設け、前記掛止体を介して前記基板が前方へ移動することを制止せしめる請求項6に記載の手袋装着支援具。
  8. 前記掛止体が前記基板の一部に設けた凸設された突起体である請求項7に記載の手袋装着支援具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4272605A1 (de) * 2022-05-02 2023-11-08 Ugur Tekes Anzieh-hilfsvorrichtung mit einer handschuh-anziehhilfe

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