JP2014147402A - ペン型注射薬液の室温維持方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ペン型注射器を挿入できる筒状孔を有する筒状体を発泡樹脂で製造して、魔法瓶に挿入するので、ペン型注射器が魔法瓶の硬い内壁に衝突して損傷することはなく、かつ空間は保冷剤で冷却されるので、内部のインスリンも保冷される。また、前記ペン型注射器の残部を取り巻くように、筒状の断熱体が配設されので、ペン型注射器が直接に保冷剤と接して、冷やし過ぎるという問題も生じない。又はペン型注射器を挿入する上下の緩衝筒からなるホルダーユニットと魔法瓶との間の空間に保冷剤を挿入可能に構成した場合は、上下の緩衝筒で保冷剤から遮断されるので、ペン型注射器の内部のインスリンが冷やし過ぎる恐れがない。しかも保冷剤を整型する必要もなく、簡易な構成で足りる。
【選択図】図1
Description
しかしながら、インスリンは熱に弱い性質がある。インスリンの保管温度は、1.「未使用は凍結を避け、2〜8℃に遮光して保存すること」。2.「使用中は冷蔵庫に入れず、室温に保管すること。」と定められている。
この温度を大きく逸脱することは、インスリン効果を喪失するので、注射しても、血糖上昇を来す恐れがある。
これに対し、特許文献1のように、熱に対して不安定なインシュリン等の薬剤を、保管に適した温度で極めて良好に保冷温し続けることができ、しかも容易にどこへでも持ち運ぶことができる画期的な薬剤用保冷温容器を提供すべく、薬剤を収納する保冷温容器であって、上部開口部を有する容器本体と、この容器本体の上部開口部を隠蔽する状態で該容器本体の上部に着脱自在に嵌合されるコップ状の蓋体とからなり、この容器本体は内筒体と外筒体とで構成され、この内筒体と外筒体との間は真空断熱部にする構造が提案されている。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、近年普及して来たペン型の注射器に入ったインスリンなどの薬液を確実に室温に維持でき、しかも市販や家庭に有る魔法瓶に収納するだけで簡易に実現可能とすることにある。
具体的には、請求項1のように、魔法瓶に挿入可能なように、魔法瓶の内径より小さな外径を有し、ペン型注射器を挿入できる筒状孔を有する筒状体を発泡樹脂で製造してあり、前記ペン型注射器の残部を取り巻くように配設する筒状の断熱体と、この筒状の断熱体の外側に配設する保冷剤を挿入して前記魔法瓶のキャップを締めることを特徴とするペン型注射器のホルダーユニットである。
又はペン型注射器を挿入する上下の緩衝筒からなるホルダーユニットと魔法瓶との間の空間に保冷剤を挿入可能に構成したことを特徴とするペン型注射器のホルダーユニットでもよい。
前記ペン型注射器の残部を取り巻くように断熱筒を前記下部緩衝筒の上に挿入した状態で、
前記断熱筒を囲むように湾曲させた保冷剤を挿入し、魔法瓶のキャップを締めることを特徴とするペン型注射器を魔法瓶に収納する方法である。
又は、ペン型注射器を挿入する上下の緩衝筒からなるホルダーユニットと魔法瓶との間の空間に保冷剤を挿入する収納方法でもよい。
又は外筒の下端と内筒の下端との間をドーナツ形の円板から成る底板で塞いで形成したリング状の空間に保冷剤を挿入した状態で冷凍部に収納して保冷剤を凍結させる方法で湾曲した保冷剤を整型してもよい。
また、前記ペン型注射器の残部を取り巻くように、筒状の断熱体が配設され、この断熱筒の外側に、保冷剤を配設するので、ペン型注射器が直接に保冷剤と接して、冷やし過ぎるという問題も生じない。なお、スポンジ様の弾性材を介してキャップを締めるので、遊びはなく、ペン型注射器がガタガタする恐れもない。
又はペン型注射器を挿入する上下の緩衝筒からなるホルダーユニットと魔法瓶との間の空間に保冷剤を挿入可能に構成した場合は、上下の緩衝筒で保冷剤から遮断されるので、ペン型注射器の内部のインスリンが冷やし過ぎる恐れがない。しかも保冷剤を整型する必要もなく、簡易な構成で足りる。
また、前記ペン型注射器の下端及び/又は上端に伸縮材を詰める構造になっているので、ホルダーユニットに収納状態のペン型注射器がガタつくこともない。
又は、ペン型注射器を挿入する上下の緩衝筒からなるホルダーユニットと魔法瓶との間の空間に保冷剤を挿入する収納方法では、保冷剤を整型する必要はなく、またインスリンを冷やし過ぎる問題もない。
又は、外筒の下端と内筒の下端との間をドーナツ形の円板から成る底板で塞いで形成したリング状の空間に保冷剤を挿入した状態で冷凍部に収納して保冷剤を凍結させる方法によると、保冷剤の内径の寸法も外径の寸法と高制度に整型される、作業が簡便である。
この保冷剤や上部緩衝筒の上から、図6の鎖線のように、不透明のシートを被せると、使用者は保冷剤が見えず、意識する必要もない。
図1において、円筒状の魔法瓶は内瓶1と外瓶2との間の空間3が真空状態になっており、魔法瓶はキャップ4で閉じられる。円筒状の内瓶1の中には、ホルダー用の下部緩衝筒として発泡樹脂体(発泡スチロール)5を挿入し、その中にペン型のインスリン注射器Pを入れてある。このペン型注射器Pの上部が凍結した保冷剤6と接しないように、円筒状で伸縮性のある断熱筒7を配設し、前記キャップ4を締めた際に、前記断熱筒7の上端に前記キャップ4が当接して圧縮される。
なお、ペン型注射器Pの下端及び/又は上端と接するように伸縮体8、9を詰めてあると、ペン型注射器Pがガタガタする遊びを無くせる。
ペン型注射器Pを入れる下部緩衝筒5は、ペン型注射器Pが円筒状の魔法瓶の内壁に衝突して損傷するのを防止するためであるが、緩衝材は通常、断熱作用も有するので、好都合である。このように、緩衝作用が目的ではあるが、断熱筒7が伸縮材の場合は、必ずしも伸縮性を要しない。断熱筒7が伸縮性を有しない場合は、代わりに、下部緩衝筒5に伸縮性を持たせることになる。なお、両者共に伸縮性を有してもよい。
以上のようにして、円筒状の下部緩衝筒5と小径の断熱筒7にペン型注射器Pを挿入した状態で魔法瓶に挿入すると、保冷剤6の作用で、内瓶1の内面と前記下部緩衝筒5や断熱筒7の内外面や保冷剤6の内外面、ペン型注射器Pの外面との間の空間が冷気で満たされ、その結果、ペン型注射器Pの容器部に収納されているインスリンが保冷され、室温に維持される。なお、ペン型注射器Pは、クリップCが付いており、かつインスリン量を示す目盛が見えるように断面で表現してあるキャップ側を下にして収納することで、保冷剤6を遠ざけているので、インスリンの冷え過ぎを効果的に防止できる。
断熱筒7はガイド筒Gの中心に配置することが望ましく、そのために、断熱筒7の上下端が丁度入るサイズのドーナツ形円板を、ガイド筒Gの内周に挿入することができる。
このようにして、C状や半円状或いは円状に湾曲した形状に凍結させてから、円筒状の魔法瓶の中に挿入する。期待する保冷効果に合わせ、室内で使用する場合のように、保冷時間が短く或いは冷却要求が厳しくない場合は、冷却状態であれば、必ずしも凍結させる必要はない。逆に炎天下で使用する場合は、保冷剤は凍結させる。
(2)は一体型を例示する断面図で、ガイド筒Gの下端と内筒7’の下端との間をドーナツ形の底板10で塞ぐことにより、リング状の空間Sが形成されるように一体化してある。
保冷剤をC状や半円状或いは円状に湾曲した形状に整型するには、溶けた状態の保冷剤をリング状の空間Sに詰め込んでから、冷蔵庫の冷凍部に収納して保冷剤を凍結させるだけで足りる。
保冷剤6’が凍結してから、リング状の空間Sから取り出して、前記内瓶1に挿入し、断熱筒7の外周に配設する。
外径は同一寸法で足りるが、下部緩衝筒5の下面や上部緩衝筒75の上面に十字状の溝を形成して輪ゴム11と12を嵌めて、上下の緩衝筒5、75が分離しない構成とする。図示のように、90度の凸角部のみを切り欠いてもよい。
このように長所も多いので、整型しない保冷剤61でも使用できる程度の大径であれば、ダルマ形に限らず、円筒状の魔法瓶でも使用できる。魔法瓶の径の大小を応じて、或いは熱的若しくは機械的な事情から、上下の緩衝筒5、75の肉厚などは任意に設定できる。
このように、上部緩衝筒75’の外径を細くした領域に予め保冷剤62を巻き、かつ外周にセロハンテープなどを巻いて、なるべく、上部緩衝筒75’の外径より太くならないようにする。なお、図2(1)のガイド円筒Gの中に保冷剤62を挿入すると、上部緩衝筒75’の外径よりはみ出すのを防止できる。このようなはみ出しを嫌うのは、魔法瓶に円滑に挿入可能とするためである。
ホルダーユニットをこのような構造にすると、上下の緩衝筒75’・5を、円筒状の魔法瓶にも簡易に挿入して保冷できる。また、図2のように保冷剤を整型する手間も省ける。
なお、下部緩衝筒5には、鎖線表示がしてないが、下部緩衝筒5にも別体のシートを被せて、きれいに見えるようにしてもよい。
また、輪ゴム11、12で、上下の緩衝筒5、75の分離を防ぐ例を示したが、段差部をテーパ状に形成して、分離を摩擦力で防止することも可能である。
3 真空状態の空間
4 魔法瓶のキャップ
5 発泡スチロール製の下部緩衝筒
6 保冷剤
7 伸縮性の断熱筒
8・9 伸縮体
C クリップ
G ガイド筒
10 ドーナツ形の底板
S リング状の空間
75 キャップ状の上部緩衝筒
75’ キャップ状の上部緩衝筒
V ダルマ形の魔法瓶
61・62 保冷剤
4’ キャップ
13 不透明のシート
しかしながら、インスリンは熱に弱い性質がある。インスリンの保管温度は、1.「未使用は凍結を避け、2〜8℃に遮光して保存すること」。2.「使用中は冷蔵庫に入れず、室温に保管すること。」と定められている。
この温度を大きく逸脱することは、インスリン効果を喪失するので、注射しても、血糖上昇を来す恐れがある。
これに対し、特許文献1のように、熱に対して不安定なインシュリン等の薬剤を、保管に適した温度で極めて良好に保冷温し続けることができ、しかも容易にどこへでも持ち運ぶことができる画期的な薬剤用保冷温容器を提供すべく、薬剤を収納する保冷温容器であって、上部開口部を有する容器本体と、この容器本体の上部開口部を隠蔽する状態で該容器本体の上部に着脱自在に嵌合されるコップ状の蓋体とからなり、この容器本体は内筒体と外筒体とで構成され、この内筒体と外筒体との間は真空断熱部にする構造が提案されている。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、近年普及して来たペン型の注射器に入ったインスリンなどの薬液を確実に室温に維持でき、しかも市販や家庭に有る魔法瓶に収納するだけで簡易に実現可能とすることにある。
具体的には、請求項1のように、円筒状の携帯魔法瓶に挿入可能な外径を有し、ペン型注射器の薬液側を挿入する筒状孔を有する下部緩衝筒と、前記ペン型注射器の他の部分を挿入する筒状孔を有する断熱筒と、この断熱筒の外周に保冷剤を配設する領域とを備えたことを特徴とするペン型注射器のホルダーユニットである。
前記断熱筒を囲むように保冷剤を配設し、前記魔法瓶に前記下部緩衝筒と断熱筒と保冷剤とを挿入してから、前記魔法瓶のキャップを締めることを特徴とするペン型注射器を魔法瓶に収納する方法である。
又は外筒の下端と内筒の下端との間をドーナツ形の円板から成る底板で塞いで形成したリング状の空間に保冷剤を挿入した状態で冷凍部に収納して保冷剤を凍結させる方法で湾曲した保冷剤を整型してもよい。
また、前記ペン型注射器の他の部分を挿入する筒状孔を有する断熱筒と、この断熱筒の外周に保冷剤を配設するので、ペン型注射器が直接に保冷剤と接して、冷やし過ぎるという問題も生じない。なお、スポンジ様の弾性材を介してキャップを締めるので、遊びはなく、ペン型注射器がガタガタする恐れもない。
また、前記ペン型注射器の下端及び/又は上端に伸縮材を詰める構造になっているので、ホルダーユニットに収納状態のペン型注射器がガタつくこともない。
又は、外筒の下端と内筒の下端との間をドーナツ形の円板から成る底板で塞いで形成したリング状の空間に保冷剤を挿入した状態で冷凍部に収納して保冷剤を凍結させる方法によると、保冷剤の内径の寸法も外径の寸法と同様に高制度に整型されるので、作業が簡便である。
この保冷剤や上部緩衝筒の上から、図6の鎖線のように、不透明のシートを被せると、使用者は保冷剤が見えず、意識する必要もない。
図1において、円筒状の魔法瓶は内瓶1と外瓶2との間の空間3が真空状態になっており、魔法瓶はキャップ4で閉じられる。円筒状の内瓶1の中には、ホルダー用の下部緩衝筒として発泡樹脂体(発泡スチロール)5を挿入し、その中にペン型のインスリン注射器Pを入れてある。このペン型注射器Pの上部が凍結した保冷剤6と接しないように、円筒状で伸縮性のある断熱筒7を配設し、前記キャップ4を締めた際に、前記断熱筒7の上端に前記キャップ4が当接して圧縮される。
なお、ペン型注射器Pの下端及び/又は上端と接するように伸縮体8、9を詰めてあると、ペン型注射器Pがガタガタする遊びを無くせる。
ペン型注射器Pを入れる下部緩衝筒5は、ペン型注射器Pが円筒状の魔法瓶の内壁に衝突して損傷するのを防止するためであるが、緩衝材は通常、断熱作用も有するので、好都合である。このように、緩衝作用が目的ではあるが、断熱筒7が伸縮材の場合は、必ずしも伸縮性を要しない。断熱筒7が伸縮性を有しない場合は、代わりに、下部緩衝筒5に伸縮性を持たせることになる。なお、両者共に伸縮性を有してもよい。
以上のようにして、円筒状の下部緩衝筒5と小径の断熱筒7にペン型注射器Pを挿入した状態で魔法瓶に挿入すると、保冷剤6の作用で、内瓶1の内面と前記下部緩衝筒5や断熱筒7の内外面や保冷剤6の内外面、ペン型注射器Pの外面との間の空間が冷気で満たされ、その結果、ペン型注射器Pの容器部に収納されているインスリンが保冷され、室温に維持される。なお、ペン型注射器Pは、クリップCが付いており、かつインスリン量を示す目盛が見えるように断面で表現してあるキャップ側を下にして収納することで、保冷剤6を遠ざけているので、インスリンの冷え過ぎを効果的に防止できる。
断熱筒7はガイド筒Gの中心に配置することが望ましく、そのために、断熱筒7の上下端が丁度入るサイズのドーナツ形円板を、ガイド筒Gの内周に挿入することができる。
このようにして、C状や半円状或いは円状に湾曲した形状に凍結させてから、円筒状の魔法瓶の中に挿入する。期待する保冷効果に合わせ、室内で使用する場合のように、保冷時間が短く或いは冷却要求が厳しくない場合は、冷却状態であれば、必ずしも凍結させる必要はない。逆に炎天下で使用する場合は、保冷剤は凍結させる。
(2)は一体型を例示する断面図で、ガイド筒Gの下端と内筒7’の下端との間をドーナツ形の底板10で塞ぐことにより、リング状の空間Sが形成されるように一体化してある。
保冷剤をC状や半円状或いは円状に湾曲した形状に整型するには、溶けた状態の保冷剤をリング状の空間Sに詰め込んでから、冷蔵庫の冷凍部に収納して保冷剤を凍結させるだけで足りる。
保冷剤6’が凍結してから、リング状の空間Sから取り出して、前記内瓶1に挿入し、断熱筒7の外周に配設する。
外径は同一寸法で足りるが、下部緩衝筒5の下面や上部緩衝筒75の上面に十字状の溝を形成して輪ゴム11と12を嵌めて、上下の緩衝筒5、75が分離しない構成とする。図示のように、90度の凸角部のみを切り欠いてもよい。
このように長所も多いので、整型しない保冷剤61でも使用できる程度の大径であれば、ダルマ形に限らず、円筒状の魔法瓶でも使用できる。魔法瓶の径の大小を応じて、或いは熱的若しくは機械的な事情から、上下の緩衝筒5、75の肉厚などは任意に設定できる。
このように、上部緩衝筒75’の外径を細くした領域に予め保冷剤62を巻き、かつ外周にセロハンテープなどを巻いて、なるべく、上部緩衝筒75’の外径より太くならないようにする。なお、図2(1)のガイド円筒Gの中に保冷剤62を挿入すると、上部緩衝筒75’の外径よりはみ出すのを防止できる。このようなはみ出しを嫌うのは、魔法瓶に円滑に挿入可能とするためである。
ホルダーユニットをこのような構造にすると、上下の緩衝筒75’・5を、円筒状の魔法瓶にも簡易に挿入して保冷できる。また、図2のように保冷剤を整型する手間も省ける。
なお、下部緩衝筒5には、鎖線表示がしてないが、下部緩衝筒5にも別体のシートを被せて、きれいに見えるようにしてもよい。
また、輪ゴム11、12で、上下の緩衝筒5、75の分離を防ぐ例を示したが、段差部をテーパ状に形成して、分離を摩擦力で防止することも可能である。
3 真空状態の空間
4 魔法瓶のキャップ
5 発泡スチロール製の下部緩衝筒
6 保冷剤
7 伸縮性の断熱筒
8・9 伸縮体
C クリップ
G ガイド筒
10 ドーナツ形の底板
S リング状の空間
75 キャップ状の上部緩衝筒
75’ キャップ状の上部緩衝筒
V ダルマ形の魔法瓶
61・62 保冷剤
4’ キャップ
13 不透明のシート
Claims (7)
- 魔法瓶に挿入可能な外径を有し、ペン型注射器を部分的に挿入できる孔を有する下部緩衝筒と、前記ペン型注射器の他の一部を挿入する孔を有する断熱筒と、この断熱筒の外周に配設する保冷剤を挿入して前記魔法瓶のキャップを締めるか又はペン型注射器を挿入する上下の緩衝筒からなるホルダーユニットと魔法瓶との間の空間に保冷剤を挿入可能に構成したことを特徴とするペン型注射器のホルダーユニット。
- 前記下部緩衝筒及び/又は断熱筒は伸縮性が有り、前記ペン型注射器の下端及び/又は上端に伸縮材を詰める構造になっていることを特徴とする請求項1に記載のペン型注射器のホルダーユニット。
- 前記の下部緩衝筒の上に載置される断熱筒からなるホルダーユニット及び/又は前記の上下の緩衝筒からなるホルダーユニットと保冷剤を魔法瓶に挿入してキャップを締めて成る請求項1又は請求項2に記載のペン型注射器のホルダーユニット。
- 魔法瓶に挿入可能な外径を有する下部緩衝筒の孔にペン型注射器を部分的に挿入し、かつ魔法瓶に前記下部緩衝筒を挿入し、
前記ペン型注射器の残部を取り巻くように断熱筒を前記下部緩衝筒の上に挿入した状態で、
前記断熱筒を囲むように湾曲させた保冷剤を挿入し、魔法瓶のキャップを締めるか、
又はペン型注射器を挿入する上下の緩衝筒からなるホルダーユニットと魔法瓶との間の空間に保冷剤を挿入することを特徴とするペン型注射器を魔法瓶に収納する方法。 - 保冷剤を筒状体の内壁に挿入し、この保冷剤の中央部に前記の断熱筒を挿入した状態で冷凍部に収納して保冷剤を凍結させる方法で湾曲した保冷剤を整型するか、
又は外筒の下端と内筒の下端との間をドーナツ形の円板から成る底板で塞いで形成したリング状の空間に保冷剤を挿入した状態で冷凍部に収納して保冷剤を凍結させる方法で湾曲した保冷剤を整型することを特徴とする請求項4に記載のペン型注射器を魔法瓶に収納する方法。 - 魔法瓶に挿入可能な外径を有し、ペン型注射器の薬液側を挿入する孔を有する下部緩衝筒と、前記ペン型注射器の他の一部を挿入する孔を有する上部緩衝筒とを有し、この上部緩衝筒の外径を細くして保冷剤を巻き付け、前記保冷剤を露出させ又はシートで隠してなることを特徴とするペン型注射器のホルダーユニット。
- ペン型注射器の薬液側でない部分を挿入する孔を有する上部緩衝筒の外径を細くして保冷剤を巻き付けてなる上部緩衝筒を冷蔵庫に入れて前記保冷剤を冷却した後に、ペン型注射器を収納すると共に前記上部緩衝筒と下部緩衝筒を連結した状態で魔法瓶に挿入することを特徴とするペン型注射器の薬液の冷却方法。
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