JP2014147271A - パンタグラフ状態検知システム - Google Patents

パンタグラフ状態検知システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014147271A
JP2014147271A JP2013015882A JP2013015882A JP2014147271A JP 2014147271 A JP2014147271 A JP 2014147271A JP 2013015882 A JP2013015882 A JP 2013015882A JP 2013015882 A JP2013015882 A JP 2013015882A JP 2014147271 A JP2014147271 A JP 2014147271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pantograph
terminal
cab
sensor
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013015882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6045373B2 (ja
Inventor
Shiro Fukuda
司朗 福田
Yuichi Tokunaga
雄一 徳永
Jun Kurihara
純 栗原
Kazumasa Kamimura
一正 上村
Yuichi Nakazato
祐一 中里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Tokyo Metro Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Tokyo Metro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Tokyo Metro Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013015882A priority Critical patent/JP6045373B2/ja
Publication of JP2014147271A publication Critical patent/JP2014147271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6045373B2 publication Critical patent/JP6045373B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】パンタグラフの状態を高精度に検知することができるパンタグラフ状態検知システムを得ること。
【解決手段】本発明にかかるパンタグラフ状態検知システムは、列車の複数のパンタグラフそれぞれの可動部に設置されたセンサ端末1(11〜13)と、運転台に設置された運転台端末3(31,32)と、センサ端末1と運転台端末3との間で無線信号を中継する中継端末2(21〜24)と、を備え、センサ端末1は、加速度センサを用いて、自身が取り付けられているパンタグラフが上昇した状態か否かを検知し、運転台端末3は、各センサ端末1によるパンタグラフの状態検知結果を収集し、運転士への通知用機器へ出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両において、パンタグラフが正常な状態か否かを検知するパンタグラフ状態検知システムに関する。
パンタグラフが正常な状態か否かを検知する従来の装置として、特許文献1に記載のパンタグラフ誤動作防止装置が存在する。このパンタグラフ誤動作防止装置は、沿線の電柱に取り付けられた応答器から取得した位置情報に基づいて進行先の区間種別を判別し、判別結果に応じた制御を行う。例えば、パンタグラフを上昇させた状態のまま無架線区間に進入すると判断した場合には、パンタグラフを下降させる。また、パンタグラフ上昇検知装置を地上または車上に備え、パンタグラフの状態が正常かどうか(例えば、無架線区間でパンタグラフが上昇した状態となっていないかどうか)を監視する。特許文献1では地上に設置されたパンタグラフ上昇検知装置の詳細について開示されていないが、監視カメラやレーダでパンタグラフの状態を検知する手法が考えられる。車上に設置されたパンタグラフ上昇検知装置は、タグと質問器の通信が成立するか否かでパンタグラフの状態(上昇させた状態と下降させた状態のどちらか)を判別している。
特開2007−295640号公報
特許文献1に記載されたパンタグラフ上昇検知装置を地上に設置する場合、パンタグラフ誤動作検知場所が固定されるという問題点があった。また、複数の車両で構成する都市近郊電車では、運転終了後の所定の留置場所(車両基地、駅)に検知装置を設置することになるが、設置場所が多くなるとコストや保守の面で不利になるという問題があった。一方、パンタグラフ上昇検知装置を車上に設置する場合、誤動作検知場所が固定されることはない。しかしながら、タグと質問器の無線通信が成立するか否かで状態判別を行うため、誤判定の可能性が高い。また、特許文献1には検知結果を運転台に送信する方法が明確にされておらず、複数の車両で構成する都市近郊電車では複数のパンタグラフの上昇検知と運転台への伝送が実現できないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、パンタグラフの状態を高精度に検知することができるとともに、複数の車両で構成する都市近郊電車においても複数のパンタグラフの上昇および下降忘れを防止することができるパンタグラフ状態検知システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるパンタグラフ状態検知システムは、列車の複数のパンタグラフそれぞれの可動部に設置されたセンサ端末と、運転台に設置された運転台端末と、前記センサ端末と前記運転台端末との間で無線信号を中継する中継端末と、を備え、前記センサ端末は、加速度センサを用いて、自身が取り付けられているパンタグラフが上昇した状態か否かを検知し、前記運転台端末は、各センサ端末によるパンタグラフの状態検知結果を収集し、運転士への通知用機器へ出力することを特徴とする。
この発明によれば、パンタグラフの状態を高精度に検知することができるとともに、複数の車両で構成する都市近郊電車の複数のパンタグラフの状態を運転室内に居ながら知ることができ、パンタグラフの操作忘れを防止できる、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかるパンタグラフ状態検知システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 図2は、鉄道システムの一例を示す図である。 図3は、センサ端末の構成例を示す図である。 図4は、中継端末の構成例を示す図である。 図5は、運転台端末の構成例を示す図である。 図6は、運転台端末がパンタグラフの状態検知結果を収集する動作の一例を示すシーケンス図である。 図7−1は、パンタグラフの状態判定動作の一例を示す図である。 図7−2は、パンタグラフの状態判定動作の一例を示す図である。 図8は、運転台端末がパンタグラフの状態検知結果を収集する動作の一例を示すシーケンス図である。 図9は、運転台端末がパンタグラフの状態検知結果を収集する動作の一例を示すシーケンス図である。 図10は、実施の形態2のセンサ端末を説明する図である。 図11−1は、実施の形態2のパンタグラフの状態判定動作の一例を示す図である。 図11−2は、実施の形態2のパンタグラフの状態判定動作の一例を示す図である。 図12は、実施の形態3のパンタグラフ状態検知システムの構成例を示す図である。 図13は、実施の形態3のパンタグラフ状態検知システムを適用した鉄道システムの一例を示す図である。 図14は、運転台端末がパンタグラフの状態検知結果を収集する動作の一例を示すシーケンス図である。
以下に、本発明にかかるパンタグラフ状態検知システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかるパンタグラフ状態検知システムの実施の形態1の構成例を示す図である。本実施の形態のパンタグラフ状態検知システムは、列車上に構築されたシステムであり、センサ端末11〜13、中継端末21〜24および運転台端末31〜32を含んで構成されている。なお、以下の説明では、センサ端末11〜13で共通の事項(構成、動作など)を説明する場合はセンサ端末1と記載し、中継端末21〜24で共通の事項を説明する場合は中継端末2と記載し、運転台端末31〜32で共通の事項を説明する場合は運転台端末3と記載する。
図1に示したように、センサ端末1は各パンタグラフに設置されており、所定のタイミングでパンタグラフの状態(パンタグラフが上昇した状態かそれとも下降した状態か)を検知する。中継端末2は車両の所定位置(例えば屋根上)に設置されており、センサ端末1と運転台端末3の無線通信を中継する。運転台端末3は編成内の運転室に設けられており、各センサ端末1におけるパンタグラフの状態検知結果を収集して運転士に通知する。これらのセンサ端末1、中継端末2および運転台端末3はセンサネットワークを形成している。
なお、図1では、奇数号車(パンタグラフが存在しない車両)に中継端末2を1台ずつ設置するようにしているが、必ずしもこのような構成にする必要はない。例えば、1車両に2台以上の中継端末2を設置しても構わないしパンタグラフが存在している車両に中継端末2を設置しても構わない。隣り合ったセンサ端末1同士が直接通信できるのであれば、センサ端末1の間の中継端末2は削除してもよい。センサ端末1と運転台端末3が直接通信できるのであれば、センサ端末1と運転台端末3の間の中継端末2は削除してもよい。
パンタグラフ状態検知システムは、例えば、図2に示したような、鉄道システム内の車両所(検車区所)や終端駅、留置駅など、パンタグラフの上げ下げを行う場所において、各パンタグラフの状態を検知し、検知結果を運転士などに通知する。通知を受けた運転士等は、各パンタグラフの状態が正しいかどうか、すなわち、パンタグラフを下降状態とさせておくべき場所で上昇状態となっていないかどうか、パンタグラフを上昇状態とさせておくべき場所で下降状態となっていないかどうかを運転室内に居ながら知ることができる。また、パンタグラフの上げ下げを行う場所以外においてもパンタグラフの状態を検知することができ、運転士等は、故障等によりパンタグラフの状態がおかしくなったことを運転室内に居ながら早急に知ることができる。例えば、一部のパンタグラフが下降した状態で架線区間を走行した場合、上昇させた状態のパンタグラフに大電流が流れて焼き付きが発生してしまうおそれがあるが、パンタグラフ状態検知システムは、このような状態を検知して運転士に通知することができ、事故防止に寄与できる。
図3は、センサ端末1の構成例を示す図である。図示したように、センサ端末1は、アンテナ11、無線通信部12、信号処理部13およびセンサ部14を備える。アンテナ11は、無線通信部12から出力された無線信号を他の端末(センサ端末1、中継端末2または運転台端末3)へ送信するとともに他の端末から送信された無線信号を受信する。無線通信部12は、信号処理部13から出力されたベースバンド信号を無線信号に変換するとともにアンテナ11が受信した無線信号をベースバンド信号に変換する。信号処理部13は、センサ部14から入力された情報に基づいて、運転台端末3に向けて送信する信号(パンタグラフの状態を示す信号)を生成する。また、信号処理部13は、自身宛ではない信号を受信した場合、受信信号を転送するための処理を行う。センサ部14は、2軸加速度センサを含んでおり、2方向の加速度検出結果に基づいて、自端末(センサ端末1)が設置されているパンタグラフの状態(上昇した状態かそれとも下降した状態か)を検知する。
図4は、中継端末2の構成例を示す図である。図示したように、中継端末2は、アンテナ21、無線通信部22および信号処理部23を備える。アンテナ21および無線通信部22は、上述したセンサ端末1のアンテナ11および無線通信部12と同様の動作を行う。信号処理部23は、自身宛ではない信号を受信した場合、受信信号を転送するための処理を行う。この中継端末2は、センサ端末1からセンサ部14を削除したものである。
図5は、運転台端末3の構成例を示す図である。図示したように、運転台端末3は、アンテナ31、無線通信部32、信号処理部33および情報出力部34を備える。アンテナ31および無線通信部32は、上述したセンサ端末1のアンテナ11および無線通信部12と同様の動作を行う。信号処理部33は、センサ端末1におけるパンタグラフの状態検知結果を含んだ信号を受信すると、パンタグラフの状態検知結果を情報出力部34へ出力する。情報出力部34は、センサ端末1におけるパンタグラフの状態検知結果を信号処理部33から受け取ると、これを運転室内の所定の機器へ出力する。状態検知結果の出力先とする所定の機器は、例えばLCD等の表示装置であり、表示装置は各パンタグラフの状態を個別に表示して運転士等に通知する。表示装置に代えて、2色LEDや3色LEDなどを利用して各パンタグラフの個々の状態を運転士等に通知するようにしてもよい。パンタグラフの状態が正常ではない場合、例えば、パンタグラフを上昇させておくべき区間で下降状態となっている場合、表示装置やLEDでの通知に加えて、異常検知をアラームや音声で通知するようにしても構わない。この運転台端末3は、センサ端末1のセンサ部14を情報出力部34に置き換えたものである。
つづいて、本実施の形態のパンタグラフ状態検知システムの全体動作について、図1および図6を用いて説明する。図6は、運転台端末3がパンタグラフの状態検知結果をセンサ端末1から収集する動作の一例を示すシーケンス図であり、図1に示した構成のパンタグラフ状態検知システムにおける動作例を示している。なお、図6では、パンタグラフを集電装置と表現している。
パンタグラフ状態検知システムにおいて、センサ端末1は、集電装置(パンタグラフ)の状態判定を定期的に行う(ステップS1,S2,…)。なお、パンタグラフの状態を判定する動作の詳細については別途説明する。状態判定結果は、次に状態判定動作を実行するまで保持しておく。
運転台端末3は、所定のタイミングで(例えば、一定周期ごとに)集電装置状態情報要求をブロードキャストする(ステップS11)。中継端末2は、集電装置状態情報要求を受信した場合、これを転送する。ただし、過去に転送済みのものと同じ集電装置状態情報要求を再度受信した場合には転送しない。例えば、第1の中継端末が転送した集電装置状態情報要求は、これを受信した隣接端末(第2の中継端末またはセンサ端末)によってさらに転送されるが、隣接端末が転送したものは第1の中継端末にも到達する。この場合、第1の中継端末は既に転送済みのものを再度受信したことになるので、転送は行わない。
センサ端末1は、集電装置状態情報要求を受信した場合、これを転送する。また、その時点で保持している状態判定結果(最新のパンタグラフ状態判定結果)を自身の識別情報とともに、集電装置状態情報応答にて運転台端末1宛に送信する(ステップS12)。なお、センサ端末1は、他のセンサ端末1が送信した集電装置状態情報応答を受信した場合、運転台端末1に向けて転送する。ただし、過去に転送済みのものと同じ集電装置状態情報要求や集電装置状態情報応答を再度受信した場合には転送しない。
中継端末2は、集電装置状態情報応答を受信した場合、運転台端末1に向けて転送する(ステップS13,S14)。ただし、過去に転送済みのものと同じ集電装置状態情報応答を再度受信した場合には転送しない。
運転台端末3は、ステップS11で送信した集電装置状態情報要求に対する応答として、ステップS12〜S14でシステム内の各センサ端末1から送信された集電装置状態情報応答を受信すると、各パンタグラフの状態検知結果を運転室内の所定の機器へ出力することにより運転士等に通知する(ステップS15)。上述したように、集電装置状態情報応答には、パンタグラフ状態判定結果および送信元のセンサ端末1の識別情報が含まれている。運転台端末3はシステム内の各センサ端末1がどのパンタグラフに設置されているか予め把握しており(例えばセンサ端末1とパンタグラフの対応テーブルを保持しており)、集電装置状態情報応答を受信すると対応するパンタグラフの状態を把握できる。なお、図6の例では運転台端末3が全てのセンサ端末1における検知結果を取得してからパンタグラフの状態を通知する(ステップS15を実行する)ようにしているが、集電装置状態情報応答を受信するごとに通知を行う(通知内容を更新する)ようにしてもよい。例えば、ステップS12で送信された集電装置状態情報応答を受信した時点で直ちに通知を行う(ステップS15を実行する)。その後、ステップS13で送信された集電装置状態情報応答、ステップS14で送信された集電装置状態情報応答を受信するごとに、ステップS15と同様の処理を実行して通知を行う。
つづいて、センサ端末1がパンタグラフの状態を判定する動作について説明する。図7−1および図7−2は、パンタグラフの状態判定動作の一例を示す図である。
図示したように、2軸加速度センサ(センサ端末1)は、パンタグラフの下アームなど、パンタグラフを上昇または下降させることによりセンサの角度が変動する位置に取り付けられている。そのため、パンタグラフが上昇した状態における2軸加速度センサの計測結果(X方向加速度およびZ方向加速度)とパンタグラフが下降した状態における2軸加速度センサの計測結果は異なる値となる。よって、センサ端末1は、内蔵している2軸加速度センサによるX方向加速度およびZ方向加速度の測定結果のうち、少なくとも一方の測定結果を用いてパンタグラフの状態を検知する。例えば、X方向加速度があるしきい値よりも大きい場合はパンタグラフが上昇した状態(図7−2)、小さい場合はパンタグラフが下降した状態と判断する(図7−1)。なお、パンタグラフの操作(上昇または下降)に伴い回転する主軸にセンサ端末1を取り付けてもよい。
また、しきい値として、パンタグラフが上昇した状態か否かを判定するための第1のしきい値と、下降した状態か否かを判定するための第2のしきい値とを使用するようにしてもよい。例えば、2軸加速度センサによる計測結果が、パンタグラフが上昇した状態においてより大きくなる構成では、計測結果が第1のしきい値よりも大きい場合にパンタグラフが上昇した状態と判定し、計測結果が第2のしきい値よりも小さい場合にパンタグラフが下降した状態と判定する。ただし、第1のしきい値>第2のしきい値とする。計測結果が第2のしきい値以上かつ第1のしきい値以下の場合は状態不明とする。状態不明の場合、一定時間が経過してから再度判定するなどしてもよい。
このように、本実施の形態のパンタグラフ状態検知システムにおいて、各パンタグラフの可動部(下アームや上アーム、主軸など、パンタグラフを上昇・下降させた場合に物理的な状態が変化する箇所)に設置されたセンサ端末1は、2軸加速度センサによる測定結果に基づいて、パンタグラフが上昇した状態か下降した状態かを定期的に判別し、パンタグラフの状態を示す情報を運転台端末3から要求された場合、最新の判別結果を要求元の運転台端末3宛にマルチホップ伝送することとした。また、運転台端末3は、各センサ端末による検知結果(パンタグラフの状態)を運転室内の運転士等に通知することとした。これにより、パンタグラフの状態を高精度に検知できるとともに、複数の車両で構成する都市近郊電車の複数のパンタグラフの状態を運転室内に居ながら知ることができ、パンタグラフの操作忘れを防止できる。また、情報を無線伝送する構成としたので、パンタグラフ状態検知システムが適用されていない既存の列車にシステムを導入する場合の車両の改造量を抑えることができる。
本実施の形態では、図6に示した手順で運転台端末3が各センサ端末1からパンタグラフの状態の情報を収集することとしたが、図8に示した手順としてもよい。
図8に示した手順では、各センサ端末1がパンタグラフの状態を判定するごとに集電装置状態情報通知を運転台端末3宛に送信し(ステップS21,S23,S25)、運転台端末3は、集電装置状態情報通知を受信するごとに、各パンタグラフの状態検知結果を運転室内の所定の機器へ出力して運転士等への通知を更新する(ステップS22,S24)。図8に示した手順とした場合、センサネットワーク内のトラフィックが増加するのを回避できる。なお、センサ端末1は、列車内の全ての運転台端末3(図1の構成では運転台端末31および32)に対して集電装置状態情報通知を送信する(例えばブロードキャストにて送信する)。
また、図6に示した動作や図8に示した動作に加えて、図9に示した動作を実行するようにしてもよい。具体的には、運転士がパンタグラフを上昇させる操作または下降させる操作(集電装置状態変更操作)を行った後、これを検出した運転台端末3が集電装置状態情報要求を送信し(ステップS31,S32)、これを受けたセンサ端末1がパンタグラフの状態を判定し(ステップS33)、判定結果を集電装置状態情報応答で返送し(ステップS34,S35,S36)、運転台端末3は、各センサ端末1からの応答を受けた後、各パンタグラフの状態を通知する(ステップS37)ようにしてもよい。なお、ステップS32の実行タイミングは、パンタグラフの上昇または下降動作に要する時間を考慮したタイミング(パンタグラフの動作が終了したと推測されるタイミングよりも遅いタイミング)とする。図9に示した動作を実行することにより、操作内容に応じて各パンタグラフが正しく動作したか否かを運転士が知ることができ、パンタグラフの故障や動作不良を検出できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、1個の2軸加速度センサでパンタグラフの状態を判別することとしたが、走行中には列車の加速時や減速時に進行方向(水平方向)の加速度成分が変動する。加えて、走行中には車体が上下方向に振動し、垂直方向の加速度成分も変動するため、状態の判別精度が低下してしまう。本実施の形態では、実施の形態1よりも高精度に状態を判別する方法について説明する。なお、システム構成および各端末の構成は実施の形態1と同様とする(図1,図3など参照)。
パンタグラフの状態判別精度を向上させるため、本実施の形態のセンサ端末1は、図10に示したように、2個の2軸加速度センサ(センサAおよびB)を含み、センサ部14は、これらのセンサAおよびBによる測定結果に基づいて状態判別を行う。
図11−1および図11−2は、パンタグラフの状態判定動作の一例を示す図である。図示したように、2軸加速度センサAおよびBは、設置角度をずらした状態でパンタグラフの可動部に設置されている。図11−2に示した設置角Sは2軸加速度センサAとBの設置角度の差である。
図11−1のように、2軸加速度センサAで得られるZ方向加速度をa1、X方向加速度をa2、パンタグラフの下アームの角度(パンタ角)をα、加速度成分ベクトル角をβとすると、次式(1)が成り立つ。
1=√((1+z)^2+y^2)cos(α+β)
2=√((1+z)^2+y^2)sin(α+β) …(1)
また、図11−2のように、2軸加速度センサBで得られるZ方向加速度をa3、X方向加速度をa4とすると、次式(2)が成り立つ。
3=√((1+z)^2+y^2)cos(α+β+S)
4=√((1+z)^2+y^2)sin(α+β+S) …(2)
上記の式(1)および(2)からy,zを削除すると、次式(3)となる。
tan(α+β)=a2/a1
tan(α+β+S)=a4/a3 …(3)
この式(3)からβを削除すると、以下の式(4)となる。
(tanS+a3/a4)tanα^2+
((a1/a2)tanS+a13/a24)tanα+
(a13/a24)tanS+a3/a4+tanS=0 …(4)
角度Sは2軸加速度センサAとBの設置角の差であり固定値(既知の値)であるため、本実施の形態のセンサ端末1は、2軸加速度センサAおよびBのそれぞれで測定したセンサ値a1〜a4と式(4)を用いて、パンタグラフの状態を示す角度αを求めることができる。
なお、2個の2軸加速度センサを備えているセンサ端末1を用いてパンタグラフの状態判別を行うこととしたが、1個の2軸加速度センサを備えたセンサ端末1をパンタグラフに2台設置してもよい。この場合、設置角度が異なる2台センサ端末1が同じタイミングで加速度を測定し、測定結果(上記のa1〜a4に相当)を一方のセンサ端末1に集約してこのセンサ端末1が上記の角度αを求めるようにすればよい。または、2台のセンサ端末1が測定結果を運転台端末3へ送信し、運転台端末3で上記の角度αを算出してパンタグラフの状態を判別するようにしてもよい。
センサ端末1によるパンタグラフの状態判定結果は実施の形態1と同様の手順で運転台端末3にマルチホップ伝送される。
このように、本実施の形態のパンタグラフ状態検知システムにおいて、センサ端末1は、設置角度が互いに異なる2個の2軸加速度センサで測定した加速度に基づいてパンタグラフの状態を判定することとした。これにより、列車が走行している状態においてもパンタグラフの状態を高精度に判定することができる。
実施の形態3.
実施の形態1および2のパンタグラフ状態検知システムでは、センサ端末1におけるパンタグラフの状態判定結果を他の端末(中継端末2,センサ端末1)がマルチホップ伝送して運転台端末3に通知することとした。これに対して、本実施の形態のパンタグラフ状態検知システムでは、地上に設置された端末を介して運転台端末3に通知する。
図12は、実施の形態3のパンタグラフ状態検知システムの構成例を示す図である。本実施の形態のパンタグラフ状態検知システムは、センサ端末11〜13、運転台端末31〜32および地上端末4を含んで構成されている。なお、センサ端末11〜13および運転台端末31〜32の構成は、実施の形態1と同様である(図3および図5参照)。また、地上端末4の構成は、実施の形態1で説明した中継端末21〜24と同様である。すなわち、地上端末4は、各センサ端末1でのパンタグラフの状態判定結果を運転台端末3へ中継する。本実施の形態では、実施の形態1と異なる部分についてのみ説明する。地上端末4は、図13に示したように、鉄道システム内の車両所(検車区所)や終端駅、留置駅など、パンタグラフの上げ下げを行う場所に設置されている。
図13は、実施の形態3のパンタグラフ状態検知システムを適用した鉄道システムの一例を示す図である。鉄道システム内の車両所(検車区所)や終端駅、留置駅など、パンタグラフの上げ下げを行う場所には地上端末4が設置されている。
本実施の形態のパンタグラフ状態検知システムの全体動作について、図12および図14を用いて説明する。図14は、運転台端末3がパンタグラフの状態検知結果をセンサ端末1から収集する動作の一例を示すシーケンス図であり、図12に示した構成のパンタグラフ状態検知システムにおける動作例を示している。なお、図12では、パンタグラフを集電装置と表現している。
本実施の形態のパンタグラフ状態検知システムにおいて、各センサ端末1(センサ端末#1〜#N)は、実施の形態1のセンサ端末1と同様に、集電装置(パンタグラフ)の状態判定を定期的に行う(ステップS11,S1N,S21,S2N,…)。
一方、図12の先頭車両に設置されている運転台端末32である運転台端末#1は、地上端末4が設置されている場所に近づくと、地上端末4に対して集電装置状態情報要求を送信する(ステップS41)。集電装置状態情報要求が地上端末4に確実に到達するように、集電装置状態情報要求を複数回にわたって送信するようにしてもよい。なお、運転台端末31および32は、地上端末4が設置されている場所の情報を、例えばキロ程と関連付けて予め把握しているものとする。列車の現在位置は、例えば、図示を省略している列車情報管理装置から取得可能である。
地上端末4は、集電装置状態情報要求を受信すると、集電装置状態情報要求を各センタ端末1(センサ端末#1〜#N)に向けて送信(ブロードキャスト)する。地上端末4が送信した信号の到達範囲は限定的であるため、地上端末4は、集電装置状態情報要求を複数回にわたって送信し、列車に搭載されたセンサ端末#1〜#Nの全てに到達するようにする(ステップS42,S44)。
センサ端末#1〜#Nは、集電装置状態情報要求を受信すると、その時点で保持している状態判定結果(最新のパンタグラフ状態判定結果)を自身の識別情報とともに、集電装置状態情報応答にて地上端末4へ送信する(ステップS43,S45)。
地上端末4は、1編成内の全てのセンサ端末(センサ端末#1〜#N)からパンタグラフ状態判定結果を取得すると、これらを一纏めにして、集電装置状態情報通知にて送信し、最後尾車両に設置されている運転台端末31である運転台端末#2へ通知する(ステップS46)。
運転台端末#2は、集電装置状態情報通知を受信すると、各パンタグラフの状態検知結果を運転室内の所定の機器へ出力することにより通知する(ステップS47)。運転台端末#2が設置されている運転室内の乗務員は、運転台端末#2を介して通知された内容を、鉄道無線などを用いて先頭車両の運転士に通知する。なお、運転台端末#2の付近に乗務員がいない運用形態の場合、運転台端末#2は、各パンタグラフの状態検知結果を、各車両間に配説されたLANなどの列車内通信線を介して運転台端末#1へ送信するか、運転台端末#1が設置されている運転室内の所定の機器へ出力するようにする。
本実施の形態のセンサ端末1がパンタグラフの状態を判定する方法は、実施の形態1または2で説明した方法にて行う。
このように、本実施の形態のパンタグラフ状態検知システムにおいては、地上に設置された地上端末4が、各パンタグラフに設置されたセンサ端末1からパンタグラフの状態情報を収集し、運転台端末3へ中継することとした。本実施の形態の構成とした場合にも、実施の形態1および2と同様に、複数の車両で構成する都市近郊電車の複数のパンタグラフの状態を運転室内に居ながら知ることができ、パンタグラフの操作忘れを防止できる。
なお、各実施の形態では、センサ端末1をパンタグラフのアーム(下アームまたは上アーム)に取り付ける構成について説明したが、取り付ける位置は、パンタグラフを上昇・下降させた場合に物理的な状態が変化する箇所であればよく、アーム以外でも構わない。
以上のように、本発明にかかるパンタグラフ状態検知システムは、集電装置としてパンタグラフを採用している鉄道システムに有用であり、特に、複数の車両で構成する都市近郊電車においてパンタグラフの状態を検知するパンタグラフ状態検知システムに適している。
1〜13 センサ端末、21〜24 中継端末、31,32 運転台端末、4 地上端末、11,21,31 アンテナ、12,22,32 無線通信部、13,23,33 信号処理部、14 センサ部、34 情報出力部。

Claims (5)

  1. 列車の複数のパンタグラフそれぞれの可動部に設置されたセンサ端末と、
    運転台に設置された運転台端末と、
    前記センサ端末と前記運転台端末との間で無線信号を中継する中継端末と、
    を備え、
    前記センサ端末は、加速度センサを用いて、自身が取り付けられているパンタグラフが上昇した状態か否かを検知し、
    前記運転台端末は、各センサ端末によるパンタグラフの状態検知結果を収集し、運転士への通知用機器へ出力することを特徴とするパンタグラフ状態検知システム。
  2. 前記センサ端末は、パンタグラフの状態検知動作を実行するごとに、検知結果を前記運転台端末へ送信し、
    前記運転台端末は、前記センサ端末からパンタグラフの状態検知結果を受信するごとに、前記通知用機器へ出力することを特徴とする請求項1に記載のパンタグラフ状態検知システム。
  3. 前記運転台端末は、パンタグラフの状態を変化させる操作が行われたことを検出すると、各センサ端末に対して、パンタグラフの状態を問い合わせ、
    前記センサ端末は、前記運転台端末からパンタグラフの状態問い合わせを受けると、パンタグラフの状態を確認するとともに、確認結果を返送することを特徴とする請求項1または2に記載のパンタグラフ状態検知システム。
  4. 列車の複数のパンタグラフそれぞれの可動部に設置されたセンサ端末と、
    運転台に設置された運転台端末と、
    地上に設置された地上端末と、
    を備え、
    前記センサ端末は、加速度センサを用いて、自身が取り付けられているパンタグラフが上昇した状態か否かを検知し、
    前記地上端末は、付近を走行している列車の各パンタグラフに設置されている各センサ端末からパンタグラフの状態検知結果を収集し、当該列車の運転台に設置された運転台端末へ送信し、
    前記運転台端末は、前記地上端末を介して取得した、各センサ端末によるパンタグラフの状態検知結果を運転士への通知用機器へ出力することを特徴とするパンタグラフ状態検知システム。
  5. 前記センサ端末は、互いに異なる角度でパンタグラフの同一可動部に設置された2つの加速度センサにおける測定値に基づいて、当該パンタグラフの状態検知を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のパンタグラフ状態検知システム。
JP2013015882A 2013-01-30 2013-01-30 パンタグラフ状態検知システム Active JP6045373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013015882A JP6045373B2 (ja) 2013-01-30 2013-01-30 パンタグラフ状態検知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013015882A JP6045373B2 (ja) 2013-01-30 2013-01-30 パンタグラフ状態検知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014147271A true JP2014147271A (ja) 2014-08-14
JP6045373B2 JP6045373B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=51427095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013015882A Active JP6045373B2 (ja) 2013-01-30 2013-01-30 パンタグラフ状態検知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6045373B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160302A (ja) * 1984-01-27 1985-08-21 Japanese National Railways<Jnr> 電車のモニタ装置
JPH02107913A (ja) * 1988-10-15 1990-04-19 Fujikura Ltd 傾斜角発信器
JP2010183771A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd パンタグラフ自動昇降装置
JP2010183802A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd パンタグラフ昇降制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160302A (ja) * 1984-01-27 1985-08-21 Japanese National Railways<Jnr> 電車のモニタ装置
JPH02107913A (ja) * 1988-10-15 1990-04-19 Fujikura Ltd 傾斜角発信器
JP2010183771A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd パンタグラフ自動昇降装置
JP2010183802A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd パンタグラフ昇降制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6045373B2 (ja) 2016-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112706805B (zh) 轨旁设备、轨道星链系统及列车运行控制系统
US9469503B2 (en) Elevator installation maintenance monitoring utilizing a door acceleration sensor
US8814104B2 (en) Train sensor unit for sensing radio communication based train, train position sensing system, and train position sensing method of the system
CN103826958B (zh) 列车控制系统
CN102741108B (zh) 用于监测列车完整性的方法和设备
CN109196566B (zh) 传输有关交通工具的事故或故障的数据的辅助系统及方法
KR20140055817A (ko) 텔레매틱스 시스템 및 상기 시스템에서의 텔레매틱스 서비스 제공 방법
JP4945286B2 (ja) 列車位置検知装置
CN105151084B (zh) 用于副轨道检测系统的设备及包含该设备的信号系统
CN104700613A (zh) 引导盲人过马路的方法、移动终端以及马路指示设备
CN106297343A (zh) 前车路况显示系统及方法
CN104424798A (zh) 用于检测车辆发生碰撞事件的方法和控制中心设备
JP2015034452A (ja) レール破断検知装置
CN105946864A (zh) 车载控制器、汽车自组网系统及其工作方法
EP3246223B1 (en) State monitoring device, state monitoring system, and train
CN110615328B (zh) 移动轿厢操作面板
JP6045373B2 (ja) パンタグラフ状態検知システム
JP2021098514A (ja) 車上装置および列車状態監視システム
JP2011220834A (ja) 自動料金収受システムを利用した充電設備情報通知システム及び車載装置
GB2550297A (en) State monitoring device, state monitoring system and train
JP5871833B2 (ja) パンタグラフ状態検知システム
WO2019155537A1 (ja) 状態監視車上装置および列車状態監視システム
KR101550239B1 (ko) 단등형 3현시 led 신호기를 이용한 열차 제어 방법 및 장치
KR20140050462A (ko) 차량-도로 간 통신방식을 이용한 교통정보 및 교통위급상황정보 전파 시스템 및 장치
JP2003281693A (ja) 事故監視サーバー、車載通信機、信号通信機、および事故監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6045373

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250