JP2014146149A - 画像処理装置および走行支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像画像の色が指標の色に近似する場合において指標の視認性を維持する。
【解決手段】画像処理装置16はI/F17と合成部22と色決定部21とを有する。I/F17は撮像画像を取得する。撮像画像は車両の周囲における被写体の撮像により生成される。合成部22は撮像画像上に指標を重畳する。色決定部21は撮像画像の色が第1の色に近似する場合に撮像画像の色相を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両周辺を撮像して生成される撮像画像上に指標を重畳させる画像処理装置および走行支援方法に関する。
車両の走行時に、車両に搭載した撮像装置で撮像した車両周辺の撮像画像を車内に設置された表示装置に表示する走行支援装置が知られている。運転者は表示装置に表示される撮像画像を確認することで、車両周辺の障害物を認識しながら走行でき、また、駐車時には駐車区画内へ的確にかつ容易に駐車することができる。
さらに、かかる運転支援装置の一例では、車両周辺の撮像画像だけでなく、運転を支援するための指標が撮像画像に重畳して表示される(特許文献1参照)。撮像画像に重畳される指標は、たとえば、車両の予想進路線である。かかる指標を撮像画像に重畳して表示することで、運転者は、車両と対象物との距離や横幅をより的確かつ容易に把握可能である。
特開2010−1020号公報
表示する指標は、その目的から、背景の撮像画像に対しできるだけ目立つ態様であることが望ましい。そこで、一般的に、指標には運転者が視認し易い色、たとえば、黄色や赤色などが用いられる。
しかしながら、撮像画像が全体的に指標の色に近似することがある。例えば、夜間および屋内空間においてはヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプなどの光源によって車両の周囲が照明される場合には、撮像画像全体が光源の色に染まり、指標の色に近似し得る。このような場合には、運転者が指標を視認し難くなる恐れがある。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、撮像画像の色が指標の色に近似する場合において、指標の視認性を維持する画像処理装置および走行支援方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点による画像処理装置は、
車両の周囲における被写体の撮像により生成される撮像画像を取得する受信部と、
撮像画像上に指標を重畳する合成部と、
撮像画像の色が指標の色に近似する場合に撮像画像の色相を指標の色と異なる色に変更する色決定部とを備える
ことを特徴とするものである。
また、当該画像処理装置は、
受信部は、車両の周囲を指標の色に近似する色の照明光で照明する車両の光源を点灯させる点灯信号を受信可能であり、
色決定部は、点灯信号を受信するときに、撮像画像の色相をに変更する
ことが好ましい。
また、当該画像処理装置は、
撮像画像に基づいて、被写体の色を検出する検出部を備え、
色決定部は、検出した被写体の色が指標の色に近似する場合には撮像画像の色相を前記指標の色と異なる色に変更する
ことが好ましい。
また、当該画像処理装置は、
色決定部は、指標の重畳時が夜間である場合および車両が屋内にある場合の少なくとも一方において、撮像画像の色相を指標の色と異なる色に変更する
ことが好ましい。
また、当該画像処理装置は、
前記色決定部において、指標の色を変更する
ことが好ましい。
また、当該画像処理装置は、
色決定部は、指標の色を、撮像画像の色の色相、明度、および彩度の少なくとも一つと異なる色に変更する
ことが好ましい。
また、当該画像処理装置は、
色決定部は、指標の色と、被写体の色相とが補色となるように変更する
ことが好ましい。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明の第1の観点を方法として実現させた走行支援方法は、
車両の周囲における被写体を撮像して、撮像画像を生成する撮像ステップと、
被写体の色が前記撮像画像上に重畳する指標の色に近似する場合に指標の色および前記被写体の色相の少なくとも何れか一方を変更する変更ステップと、
撮像画像上に、指標を重畳する重畳ステップとを備える
ことを特徴としている。
上記のように構成された本発明に係る画像処理装置および走行支援方法によれば、撮像画像の色が指標の色に近似する場合において、指標の視認性を維持することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を含む走行支援装置の概略構成を示すブロック図である。 表示部に表示された、走行支援指標を重畳した撮像画像である。 ブレーキランプの消灯および点灯状態における撮像画像である。 撮像画像の色相を角度で表した色相環の図である。 第1の実施形態において画像処理装置が実行する走行支援処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置を含む走行支援装置の概略構成を示すブロック図である。 第2の実施形態において画像処理装置が実行する走行支援処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、第1の実施形態に係る画像処理装置を含む走行支援装置について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る走行支援装置10は、撮像部11、ブレーキセンサ12、ランプスイッチ13、ECU(Engine Control Unit)14、表示部15、および画像処理装置16を含んで構成される。
撮像部11は車両の後方を撮像可能に設置される。例えば、撮像部11は車両の後部の上方に30°程度の俯角を有して固定され、概ね後方8m程度の領域の被写体を撮像する。撮像部11は光学系および撮像素子を有し、光学系により撮像素子上に結像した被写体像を撮像する。撮像素子はカラーフィルタアレイを有し、カラー画像を撮像可能である。撮像部11は、リアルタイムの動画像の表示のために、例えば1/30秒毎に1フレームの被写体像を撮像する。撮像部11は撮像により撮像画像を画像信号として生成し、画像処理装置16に送信する。
ブレーキセンサ12は、ブレーキペダルの踏込量を検出する。ブレーキセンサ12は、検出した踏込量をECU14に送信する。
ランプスイッチ13は、車両のヘッドランプの点灯および消灯入力を検出する。ランプスイッチ13は、検出した入力をECU14に送信する。
ECU14は、車両に設けられる多様なセンサおよびスイッチから検出された情報および入力を取得し、車両の多様な動作を制御する。例えば、ECU14はアクセルセンサが検出するアクセル開度、およびエンジンの多様な部位に設けられる温度センサが検出する温度などに基づいて、燃料のエンジンへの供給量を調整する。また、ECU14は、ブレーキセンサ12の検出する踏込量に基づいてブレーキの制動力を調整するとともに、第1の色、例えば赤色の光を発するブレーキランプを点灯する。また、ECU14は、ランプスイッチ13が検出する点灯入力および消灯入力に基づいて、ヘッドランプを点灯および消灯する。
また、ECU14は、ブレーキセンサ12の検出した踏込量に基づいて制動状態であることを示す制動情報、およびランプスイッチ13の検出した点灯入力に基づいてヘッドランプが点灯状態であることを示す点灯情報を画像処理装置16に通知する。
表示部15は、例えばLCDであり、運転席近傍に設置される。表示部15は、リアルタイムの動画像を表示可能である。表示部15は、リアルタイムの動画像を表示するために、例えば1/30秒毎に1フレームの画像信号を画像処理装置16から取得し、1/30秒毎に表示する画像を切替えることにより、動画像を表示する。
画像処理装置16は、撮像部11が生成した画像信号に所定の画像処理を施し、表示部15に送信する。前述のように、撮像部11は1/30秒毎に1フレームの画像信号を生成し、画像処理装置16は1/30秒毎に1フレームの画像信号を取得する。画像処理装置16は、取得して画像処理を施した画像信号を、1/30秒毎に表示部15に送信する。
画像処理装置16は、後進時の走行支援機能を有しており、リアルタイムの動画像上に後進走行を支援する走行支援指標を表示させる画像処理を施すことが可能である。以下に走行支援指標の表示について、画像処理装置16の構成とともに説明する。画像処理装置16は、I/F17、通常処理部18、記憶部19、検出部20、色決定部21、および合成部22を含んで構成される。
I/F17は、撮像部11、ECU14、および表示部15と接続され、これらの機器と情報および信号の通信が可能である。例えば、I/F17は、撮像部11から画像信号を、ECU14から制動情報および点灯情報を取得する。また、I/F17は画像処理装置16において画像処理を施した画像信号を表示部15に送信する。また、I/F17は、通常処理部18、記憶部19、検出部20、色決定部21、および合成部22に接続され、これらの部位との間で情報および信号を通信する。
通常処理部18は、撮像部11から取得した撮像画像に、AGC、ホワイトバランス、色補間、ガンマ補正などの通常画像処理を施す。
記憶部19は、画像処理装置16が実行する様々な制御に必要なデータを記憶する。例えば、記憶部19は、走行支援指標の輪郭および位置を記憶する。
検出部20は、撮像部11から取得した画像信号に基づいて、撮像画像上において走行支援指標が重畳される近辺の色を検出する。検出部20は、点灯情報を取得するとき、すなわちヘッドランプが点灯状態であるときに撮像画像の色を検出する。
色決定部21は、点灯情報、制動情報、および走行支援指標を重畳させる近辺の撮像画像の被写体の色と走行支援指標に用いる色との比較に基づいて、撮影画像の色相を変更するか否かおよび変更する場合はその色相を決定する。色決定部21は、撮影画像の変更する色相の決定のために、点灯情報に基づいてヘッドランプが点灯状態であるか否かを判別する。
色決定部21は、消灯状態である場合には、撮影画像の色相は変更しない。色決定部21は、点灯状態である場合には、撮像画像上において走行支援指標が重畳される近辺の色が走行支援指標の色、例えば赤色に近似するか否かをさらに判別する。
本実施形態においては、色相環において赤色から両側にa°の範囲の色が、赤色に近似する色に定められる。色決定部21は、近辺の色が赤色に近似しない場合には、撮影画像の色相は変更しない。色決定部21は、近辺の色が赤色に近似する場合には、撮影画像の色相を所定角度回転させた色相に変更する。
合成部22は、通常画像処理を施した撮像画像に、走行支援指標を重畳する。合成部22は、走行支援指標の重畳のために、記憶部19から走行支援指標の位置および輪郭を読出し、撮像画像上において記憶部19から読出した位置に走行支援指標を重畳する。
走行支援機能を実行させると、図2に示すように、走行支援指標23が重畳された撮像画像24が合成され、表示部15に表示される。走行支援指標23は、車幅延長線25および距離目安線26によって形成される。車幅延長線25は、後進時の車両の両端の通過する軌跡である。距離目安線26は、現在の車両から所定の距離、例えば1mおよび3mの距離を示す。運転者は走行支援指標23によって車両の後進時の進行方向を認識可能となる。
例えば、夜間または屋内において走行支援機能を実行させ、図3(a)に示すように撮影画像241を観測している状態でブレーキを踏むと、ブレーキランプが点灯し図3(b)に示す撮影画像242のようにブレーキランプで照射された部分27がブレーキランプの色に染まってしまう。すなわち撮影画像24の色相が変化してしまうことになる。走行支援指標23の色とブレーキランプの色が近似する場合、図3(b)のように照射された部分27の色と走行支援指標23の色とが識別しづらくなってしまうおそれがある。
このブレーキランプの照射による色相の変化を色相環で表したものを図4に示す。色相環上で図3(a)に示すブレーキを踏む前の撮影画像241の色相をプロットすると点31で示した位置になる。これに対して図3(b)に示すブレーキランプで照射された撮影画像242の色相をプロットすると点32で示した位置になる。図3(a)の撮影画像241における色成分別の平均画素値は、R=168、G=136、B=108であり、これより色相角を求めると28°となる。同様に図3(b)の撮影画像242における色成分別の平均画素値は、R=165、G=69、B=68であり、これより色相角を求めると0.62°となる。ブレーキランプの照射による色相の変化を排除して、走行支援指標23の視認性の低下を防ぐためには、色相を27.38°回転させてブレーキを踏む前の色相に戻す必要がある。
次に色相を回転させる方法について説明する。ブレーキランプで照射された撮影画像242の画像出力値を(R, G, B)とし、演算によって色相を回転させた後の画素出力値を(R‘,G’,B‘)としたときに、位相を回転させる演算は下記式によって表わすことができる。
Figure 2014146149
b,c,d,f,g,hは各撮像装置に応じた係数となるが、ここでは理想的な色再現が行なわれる装置であると仮定して、これらの係数は0とする。a,e,iの各係数は色相の回転によって得たい画像の色相をブレーキを踏む前の撮影画像241として、それぞれの画素出力値を(1)に代入して求める。
Figure 2014146149
これにより、a=168/165、e=136/69、i=108/68となる。
実際の撮像装置の制御としては、R, G, Bそれぞれにゲインをそれぞれ以下のように調整するようにして実現する。
Rgain=20log(168/165)=0.16dB
Ggain=20log(136/69)=5.89dB
Bgain=20log(108/68)=4.02dB
次に、画像処理装置16が実行する走行支援処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。走行支援処理は、走行支援機能の実行を開始する入力を、画像処理装置16が有する入力部が検出するときに開始する。また、走行支援処理は、走行支援機能の実行を停止する入力を検出するときに、終了する。
ステップS100において、画像処理装置16は撮像部11から画像信号を受信する。画像信号を受信すると、プロセスはステップS101に進む。
ステップS101では、画像処理装置16は点灯情報を取得しているか否かを判別する。点灯情報を取得している場合には、ヘッドランプが点灯状態であると判別して、プロセスはステップS102に進む。点灯情報を取得していない場合には、ヘッドランプが消灯状態であると判別して、プロセスはステップS106に進む。
ステップS102では、画像処理装置16は制動情報を取得しているか否かを判別する。制動情報を取得していない場合には、ブレーキランプが消灯状態であると判別して、プロセスはステップS106に進む。
ステップS103では、画像処理装置16は、撮像画像24の色相を変更する。色相の変更後、プロセスはステップS104に進む。
ステップS104では、画像処理装置16は、色相を変更した撮像画像24上における走行支援指標23が重畳される近辺の色が赤色に近似するか否かを判別する。近辺の色が近似しない場合には、プロセスはステップS106に進む。近辺の色が近似する場合には、プロセスはステップS106に進む。
ステップS105では、画像処理装置16は、走行支援指標23の色を青緑色に変更する。色の変更後、プロセスはステップS107に進む。
ステップS106では、画像処理装置16は、走行支援指標23を、撮像画像24上に重畳する。撮像画像への走行支援指標23の重畳後、プロセスはステップS108に進む。
ステップS107では、画像処理装置16は、走行支援指標23を重畳した撮像画像24を表示部15に送信する。撮像画像24の送信後、プロセスはステップS100に戻る。
以上のような構成の第1の実施形態の画像処理装置16によれば、撮像画像24の色相を、制動情報を取得するときに変更する。前述のように、走行支援指標23は、通常時に視認の容易な赤色で表示される。しかし、ブレーキランプが点灯し、車両の後方の被写体に赤色光が照射されると撮像画像24全体が赤みがかり、赤色の走行支援指標23の視認は困難となり得る。そこで、本実施形態では、ブレーキランプの点灯時に撮像画像24の色が赤色に近似すると考え、そのような場合に、撮像画像24の色相が変更される。したがって、撮像画像24が赤色に近似する場合であっても色相が変更されて赤色から遠ざかって、走行支援指標23の視認が容易である。
また、第1の実施形態の画像処理装置16によれば、ヘッドランプの点灯時にのみ、撮像画像24の色相を変更する。ヘッドランプの消灯時は、外光が十分に明るい日中の屋外であると考えられる。それゆえ、このような状況においてはブレーキランプが点灯していたとしても、車両の周囲の被写体の色が赤色に近似することはなく、運転者は赤色の走行支援指標23を視認可能であると考えられる。一方、ヘッドランプの点灯時は夜間および屋内である場合と考えられ、このような状況においては、車両の周囲の被写体に照射される光のなかでブレーキランプの赤色光割合が大きくなる。それゆえ、夜間または屋内であると考えられる情況においてのみ撮像画像24の色相が変わるので、不必要な色相の変更を防ぐことが可能である。
また、第1の実施形態の画像処理装置16によれば、ブレーキランプにより走行支援指標23の色に近似する色によって照明される状況で撮像画像24の色相を変更しても走行支援指標23の色に近似する場合に、走行支援指標23の色を変更する。走行支援指標23近辺の被写体がブレーキランプで照射された撮像画像24の色相を変更しても走行支援指標23の色に近似する場合には、走行支援指標23の視認は困難となり得る。そこで、このような場合に、走行支援指標23の色が変更されるので、運転者は容易に走行支援指標23を視認可能である。
また、第1の実施形態の画像処理装置16によれば、点灯情報に基づいて撮影画像の色相を変更する。したがって、煩雑な処理を行うことなく色を変更するので、変更までに係る時間を短縮することが可能である。
また、第1の実施形態の画像処理装置16によれば、色相を変更した撮像画像24における被写体が走行支援指標23の色(赤色)に近似する場合の走行支援指標23の色を、赤色の補色である青緑色に変更する。したがって、色相を変更しても走行支援指標23に近似する色により色みがかった撮像画像24の中で走行支援指標23の視認性を向上させることが可能である。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では走行支援指標の色を変更させるトリガが第1の実施形態と異なっている。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ機能および構成を有する部位には同じ符号を付す。
図6に示すように、第2の実施形態における走行支援装置100は、撮像部11、表示部15、および画像処理装置160を含んで構成される。第1の実施形態と異なり、走行支援装置100は、ブレーキセンサ、ランプスイッチ、およびECUを含まない。撮像部11および表示部15の構成および機能は第1の実施形態と同様である。
第1の実施形態と同様に、画像処理装置160は、撮像部11が生成した画像信号に所定の画像処理を施し、表示部15に送信する。また、第1の実施形態と同様に、画像処理装置160は、走行支援機能を有しており、リアルタイムの動画像上に走行を支援する走行支援指標を表示させる画像処理を施すことが可能である。
画像処理装置160は、I/F170、通常処理部18、記憶部190、検出部200、色決定部210、および合成部22を含んで構成される。通常処理部18および合成部22の構成および機能は第1の実施形態と同じである。
I/F170は、撮像部11および表示部15と接続され、これらの機器と情報および信号の通信が可能である。第1の実施形態と異なり、I/F170はECUに接続されない。第1の実施形態と同様に、I/F170は、通常処理部18、記憶部190、検出部200、色決定部210、および合成部22に接続され、これらの部位との間で情報および信号を通信する。
記憶部190は、第1の実施形態と同様に、走行支援指標23の輪郭および位置を記憶する。
検出部200は、撮像部11から取得した画像信号に基づいて、撮像画像24を構成する各画素の色を検出する。検出部200は各画素の色相に基づいて、撮像画像24全体が特定の色に色付けられているか否かを判別する。検出部200は、撮像画像24全体の色が特定の色に色みがかっているときに、撮像画像24の色を検出する。
撮像画像24全体の色が特定の色に色みがかっているか否かは、以下に説明する方法で判別される。検出部200は各画素の色を検出すると、次に、検出した色相を、定められた複数の色の中で最も色相の近いいずれかの色に分類する。定められた複数の色は色相環を等分した色である。検出部200は、分類した色の中で度数の最も多い色を中心としたヒストグラムを作成する。度数の最も多い色を中心とした所定の範囲の色に分類された標本数を検出し、全標本数に対する割合を算出する。検出部200は、算出した割合が閾値を超える場合に、撮像画像24全体の色が特定の色に色みがかっていると判別し、度数の最も多い色を、撮像画像24の色として検出する。
色決定部210は、検出部200が撮像画像の特定の色を検出するか否か、および検出部200が検出した撮像画像24の特定の色に基づいて、走行支援指標23に用いる色を決定する。色決定部210は、走行支援指標23に用いる色の決定のために、検出部200が撮像画像24の特定の色を検出しているか否かを判別する。
色決定部210は、検出部200が撮像画像24の特定の色を検出していない場合には、撮像画像24の色相の変更は行なわない。色決定部210は、検出部200が撮像画像24の特定の色を検出している場合には、撮像画像24の特定の色と走行支援指標23の色との比較に基づいて、撮影画像の色相を変更するか否かおよび変更する場合はその色相を決定する。
次に、画像処理装置160が実行する走行支援処理について、図57のフローチャートを用いて説明する。走行支援処理は、走行支援機能の実行を開始する入力を、画像処理装置160が有する入力部が検出するときに開始する。また、走行支援処理は、走行支援機能の実行を停止する入力を検出するときに、終了する。
ステップS200において、画像処理装置160は撮像部11から画像信号を受信する。画像信号を受信すると、プロセスはステップS201に進む。
ステップS201では、画像処理装置160は、ステップS200において受信した画像信号に対応する撮像画像24を構成する各画素の色を検出する。画素の色を検出すると、プロセスはステップS202に進む。
ステップS202では、画像処理装置160は、ステップS201において検出した画素の色を予め定めた色相環上の何れかの色に分類する。撮像画像の全画素の色の分類を終えると、プロセスはステップS203に進む。
ステップS203では、画像処理装置160は、分類された各色の中で頻度、すなわち標本である画素数の最も多かった色を確定する。最多頻度の色を確定すると、プロセスはステップS204に進む。
ステップS204では、画像処理装置160は、ステップS203で確定した色を中心とした色毎のヒストグラムを作成する。ヒストグラムを作成すると、プロセスはステップS205に進む。
ステップS205では、画像処理装置160は、最多頻度の色から所定の範囲の色に分類された標本数を計測し、全標本数、すなわち全画素数に対する計測された標本数の割合を算出する。割合を算出すると、プロセスはステップS206に進む。
ステップS206では、画像処理装置160は、ステップS206で算出した割合を閾値と比較する。割合が閾値を超える場合には、プロセスはステップS207に進む。割合が閾値以下である場合には、プロセスはステップS2089に進む。
ステップS207では、画像処理装置160は、ステップS203で確定した色を撮像画像24の特定の色に確定し、確定した色と走行支援指標23の色との比較に基づいて、撮影画像24の色相を変更するか否かおよび変更する場合はその色相を変更する。色相の変更後、プロセスはステップS209に進む。
ステップS209では、画像処理装置160は、走行支援指標23を、撮像画像24上に重畳する。撮像画像24への走行支援指標23の重畳後、プロセスはステップS210に進む。
ステップS210では、画像処理装置160は、走行支援指標23を重畳した撮像画像24を表示部15に送信する。撮像画像の送信後、プロセスはステップS200に戻る。
以上のような構成の第2の実施形態の画像処理装置160によっても、走行支援指標23の色を、撮像画像24全体が特定の色に色みがかって走行支援指標23の色と近似しているときに撮影画像24の色相を変更する。したがって、撮像画像24が走行支援指標23の色(赤色)に近似する場合であっても、走行支援指標23の視認が容易である。
また、第2の実施形態の画像処理装置160によれば、色相を変更した撮像画像24全体が走行支援指標23の色に色みがかっているときに、当該色相を変更した撮像画像24の色に対する補色に、走行支援指標23が色付けられる。したがって、走行支援指標23の視認性を向上可能である。
本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、第1の実施形態および第2の実施形態それぞれにおいて、走行支援指標23の色を、撮像画像24の色の補色に変更する構成であるが、色相、明度、および彩度の少なくとも一つが異なる色に変更する構成であってもよい。
また、第1の実施形態では、点灯情報に基づいてヘッドランプの点灯状態、すなわち夜間または屋内であると想定して、走行支援指標23の色を変更する構成であるが、このような方式に限定されない。例えば、撮像画像全体の輝度の平均値に基づいて、夜間または屋内であると想定して、撮影画像24の色相を変更する構成であってもよい。
10、100 走行支援装置
11 撮像部
12 ブレーキセンサ
13 ランプスイッチ
14 ECU(Engine Control Unit)
15 表示部
16、160 画像処理装置
17、170 I/F
18 通常処理部
19、190 記憶部
20、200 検出部
21、210 色決定部
22 合成部
23 走行支援指標
24、241、241 撮像画像
25 車幅延長線
26 距離目安線
27 ブレーキランプで照射された部分
30 色相環

Claims (8)

  1. 車両の周囲における被写体の撮像により生成される撮像画像を取得する受信部と、
    前記撮像画像上に指標を重畳する合成部と、
    前記撮像画像の色が前記指標の色に近似する場合に撮像画像の色相を前記指標の色と異なる色に変更する色決定部とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記受信部は、前記車両の周囲を前記指標の色に近似する色の照明光で照明する前記車両の光源を点灯させる点灯信号を受信可能であり、
    前記色決定部は、前記点灯信号を受信するときに、前記撮像画像の色相をに変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記撮像画像に基づいて、前記被写体の色を検出する検出部を備え、
    前記色決定部は、検出した前記被写体の色が前記指標の色に近似する場合には前記撮像画像の色相を前記指標の色と異なる色に変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像処理装置であって、前記色決定部は、前記指標の重畳時が夜間である場合および前記車両が屋内にある場合の少なくとも一方において、前記撮像画像の色相を前記指標の色と異なる色に変更することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、前記色決定部は、前記指標の色を変更することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置であって、前記色決定部は、前記指標の色を、前記撮像画像の色の色相、明度、および彩度の少なくとも一つは異なる色に変更することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、前記色決定部は、前記指標の色と、前記被写体の色相とが補色となるように変更することを特徴とする画像処理装置。
  8. 車両の周囲における被写体を撮像して、撮像画像を生成する撮像ステップと、
    前記被写体の色が前記撮像画像上に重畳する指標の色に近似する場合に前記指標の色および前記被写体の色相の少なくとも何れか一方を変更する変更ステップと、
    前記撮像画像上に、前記指標を重畳する重畳ステップとを備える
    ことを特徴とする走行支援方法。
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