JP2014145490A - 熱交換器及びそれを備えた空気調和機 - Google Patents

熱交換器及びそれを備えた空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】 サイドフロー式の熱交換器において、フィンに生じた凝縮水による水飛びを抑制することのできるサイドフロー式のパラレルフロー型熱交換器を実現する。
【解決手段】 本発明に係る熱交換器は、平行に設けられた2本のヘッダパイプと、2本のヘッダパイプと垂直となるように、該2本のヘッダパイプ間に互いに平行に設けられた複数の扁平管と、複数の扁平管の間に各々設けられたフィンと、2本のヘッダパイプと垂直方向に延びるように設けられたドレンパンと、を備える熱交換器において、ドレンパンは、熱交換器の通風面の一方において、扁平管によって区切られる複数のフィンの領域のうち前記ドレンパンに最も近い領域に重なる第1の壁面を有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、サイドフロー式のパラレルフロー型熱交換器における水飛び防止に関するものである。
エアコンなどの空気調和機に用いられる熱交換器には、パラレルフロー型と呼ばれる方式が存在する。パラレルフロー型の熱交換器は、平行に設けられた複数の扁平管の間に波形のコルゲートフィンが設けられ、扁平管に冷媒を流すことで、コルゲートフィンを通じて冷媒と外気との熱交換を行うことができる。
このようなパラレルフロー型の熱交換器においては、冷却時においてフィンに生じた凝縮水によって、フィン同士の間に水膜が発生する。フィン間に水膜が生じると、フィンを通過する気流に対して抵抗が生じるため、熱交換器における熱交換率が減少する。また、フィン間の水膜が気流によって飛ばされる原因にもなる。エアコン内部での水飛びは他の部材の腐食等を引き起こし、エアコン外部への水飛びは利用者に不快感を与えていた。
図9に示した特許文献1の熱交換器110は、フィンに生じた凝縮水を円滑に排水することを目的としたものである。この熱交換器110は、上下に平行に対峙する上部ヘッダーパイプ111及び下部ヘッダーパイプ112と、これらヘッダーパイプに上端及び下端を連通接続され扁平面同士を平行にして配列される複数の扁平熱交換管113と、扁平熱交換管間に介在され、扁平熱交換管の上下方向に連続する波状に屈曲形成されるコルゲートフィン114と、下部ヘッダーパイプ112の下方に配置され、下部ヘッダーパイプ112の下方に落下する水滴を受け止めるドレインパン115と、を具備する熱交換器において、コルゲートフィン114に接触すると共に、下部ヘッダーパイプ112の上端面及び側面に接触し、かつ、ドレインパン115の底部115aに接触する排水用案内板120を設ける。
これにより、コルゲートフィン114の表面や扁平熱交換管113の外表面に生じた凝縮水をドレインパン115に確実に流すことができる。
しかし、特許文献1の熱交換器110は、扁平熱交換管113が鉛直方向に並んでいる。扁平熱交換管113が鉛直方向に並んでいる場合、冷媒に含まれる気泡は上方向に移動するため、冷媒を扁平熱交換管113の上から下に流す際には、冷媒の移動方向と気泡の移動方向が逆になってしまい、一部でつまりが生じてしまう。
そこで、この問題が起こらないようにするため、扁平管を水平方向に並べたサイドフロー式の熱交換器が用いられることがある。
図10に示した特許文献2のコルゲートフィン式熱交換器201は、扁平管204と、この扁平管204を平行に複数配置しその両端を固定するヘッダー202・203と、扁平管204の間に配置される波形状のコルゲートフィン205とから構成されている。このような構成とすることで、冷媒は一方のヘッダー202から流入し、平行に並んだ扁平管204を平行に通過して他方のヘッダー203から流出する。
さらに、凝縮水の結集側にコルゲートフィン205と接触する排水ガイド211を設け、前記排水ガイド211を前記扁平管204に対して傾斜配置すると共に前記排水ガイド211の両端の少なくとも一つを前記コルゲートフィン式熱交換器201の下端側或いは側端側に導く排水ガイド構成とする。
このようにすることで、熱交換器で発生した凝縮水を熱交換器から排水し易くすることができる。
特開2010−25462号公報 特開2007−285673号公報
しかしながら、特許文献2のようなサイドフロー式の熱交換器においては、複数のフィンが上下方向に積み重なっているため、凝縮水が最下段のフィンにたまりやすくなる。最下段のフィンにたまった凝縮水は、フィンを通過する気流によって飛ばされることによって、水飛びを引き起こしていた。
そこで、本発明は、サイドフロー式の熱交換器において、フィンに生じた凝縮水による水飛びを抑制することを目的とする。
本発明の熱交換器は、平行に設けられた2本のヘッダパイプと、2本のヘッダパイプと垂直となるように、該2本のヘッダパイプ間に互いに平行に設けられた複数の扁平管と、複数の扁平管の間に各々設けられたフィンと、2本のヘッダパイプと垂直方向に延びるように設けられたドレンパンと、を備える熱交換器において、ドレンパンは、熱交換器の通風面の一方において、扁平管によって区切られる複数のフィンの領域のうち前記ドレンパンに最も近い領域に重なる領域の通風方向に重なる第1の壁面を有することを特徴とする。
本発明によれば、フィンに生じた凝縮水による水飛びを抑制することができる、サイドフロー式の熱交換器を実現することができる。

本発明の熱交換器の正面図である。 本発明の熱交換器の斜視図である。 本発明の熱交換器を適用したエアコンの側面図である。 本発明の熱交換器を適用したエアコンの吹き出し口に置いた感水紙の様子を、従来技術と比較したものである。 ドレンパンと独立した壁面を有するエアコンの側面図である。 本発明の第2の実施形態における熱交換器の斜視図である。 本発明の熱交換器を適用したエアコンの吹き出し口に置いた感水紙の様子を、従来技術と比較したものである。 本発明の第3の実施形態における熱交換器の斜視図である。 先行特許文献1の空調装置を示した図である。 先行特許文献2のコルゲートフィン式熱交換器を示した図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1〜4を用いて説明を行う。
図1は、本発明の熱交換器1の正面図である。熱交換器1は、ヘッダパイプ11a、ヘッダパイプ11b、扁平管12、フィン13及びドレンパン15を有する。扁平管12は略水平方向となるように設けられ、ヘッダパイプ11a及びヘッダパイプ11bは、扁平管12に対して垂直方向に設けられている。このような、ヘッダパイプ11a、11bが扁平管12の両サイドに設けられている熱交換器をサイドフロー式と呼ぶ。
ヘッダパイプ11a、11bはそれぞれ冷媒口14を有しており、冷媒口14を通じて冷媒を扁平管12に流すことができる。なお、熱交換器1は、冷媒口14または図示しない部材によって保持される。それぞれの扁平管12の間にはフィン13が設けられ、外気との熱交換が行われる。このように、フィン13は、扁平管12によって上下方向に重なる複数の領域に分かれる。これら各部材の形成には、アルミニウム板の片面又は両面にろう材を被覆したブレージングシートを用いている。また、ヘッダパイプ11aとヘッダパイプ11bの下部には、ヘッダパイプと垂直に延びる方向にドレンパン15が設けられている。
なお、以降の説明においては、扁平管12の延びる方向をx軸、ヘッダパイプ11a、11bの延びる方向をy軸とする。また、x軸とy軸に垂直で、フィン13を通過する気流の方向をz軸の正の方向とする。なお、熱交換器1のうち、気流が通過する2つの面を通風面、と呼ぶものとする。この通風面は、xy平面と略平行をなすものである。
図2は、熱交換器1の下部を拡大した斜視図である。熱交換器1の下部にはL字型のドレンパン15が設けられている。ドレンパン15は、ヘッダパイプ11a、11bの下部に設けられたドレンパン底面15aと、フィン13を通過する気流の風下方向に設けられた、第1の壁面としてのドレンパン背面15bからなる。ドレンパン背面15bは、フィン13の最下段と重なる高さとなっている。
なお、ドレンパン底面15aとドレンパン背面15bのなす角度は90°に限らず、凝縮水がドレンパン15から漏出しないような構造であれば、これより大きくても小さくてもよい。また、ドレンパン底面15aがドレンパン背面15b側を下にして傾いていれば、ドレンパン底面15aとドレンパン背面15bとの間により多くの凝縮水をドレンパン15にためることができる。また、ドレンパン底面15aが水平であっても、ドレンパン15に滴下した水滴は、気流の風下であるドレンパン背面15bの方向に向かうため、少量の凝縮水であればドレンパン15から漏出することはない。
図3は、熱交換器1を3通りの位置と角度で配置した、エアコン18の側面方向の断面図である。図中、熱交換器1に重ねて描かれた波線は、吸い込み口からの気流の流入を示している。
エアコン18には、熱交換器1の他に、クロスフローファン16及びファンカバー17を備える。クロスフローファン16は、熱交換器1で熱交換された空気をエアコン18の外へと排出する役割を示す。ファンカバー17は、熱交換器1やクロスフローファン16の全体を覆うものである。
熱交換器1の配置においては、図3(a)が前方鉛直配置、図3(b)が前方傾斜配置、図3(c)が後方傾斜配置の場合を示す。なお、これらの熱交換器1の配置の前方、後方は、ファンカバー17から吹き出す風の風下方向側からエアコン18を見た場合の前方、後方として表すものとする。これらの配置は、エアコン18に求められる形状や配線の都合等に応じて、適宜決定される。
熱交換器1が図3(a)のように前方鉛直配置となっている場合、ドレンパン背面15b及びドレンパン底面15aはそれぞれ略鉛直方向、略水平方向となっている。ドレンパン背面15bは、熱交換器1を通過する気流の風下方向であるクロスフローファン16側に設けられる。
熱交換器1が図3(b)の前方傾斜配置となっている場合、熱交換器1は図3(a)の前方鉛直配置における相対位置を保ったまま、熱交換器1の上側を、フィン13を通過する気流の風下方向であるクロスフローファン16側に傾けたものである。
熱交換器1が図3(c)の後方傾斜配置となっている場合、熱交換器1はクロスフローファン16の後方に配置される。この配置の場合、熱交換器1を通過する気流は、エアコン18の外部から内部に向かう、図3(c)の右上から左下に伸びるz軸で表した方向である。したがって、ドレンパン背面15bは、クロスフローファン16側に設けられる。また、熱交換器1の上側は、気流の風下方向であるクロスフローファン16側に傾けられる。
ここで、比較対象として、本発明のドレンパン15を備えない熱交換器を用いたエアコンおける水飛びの様子について説明を行う。
一般に、フィン13で生じる水飛びの頻度は、フィン13の表面の状態によって異なり、フィンが撥水状態にある場合は、親水状態にある場合と比べて水飛びが多くなる。また、図3に示したそれぞれの配置によっても、水飛びの頻度は変化するが、特に図3(b)の前方傾斜配置においては、フィンが親水状態であっても、高い頻度で水飛びが発生する。
本発明のドレンパン15を備えないエアコンにおける前方傾斜配置での水飛びは、次のようなメカニズムによって生じる。まず、熱交換器1のフィン13に付着した凝縮水は、熱交換器1を伝って、より下段のフィン13へと移動する。そして、最終的には凝縮水は最下段のフィン13の領域にたまるが、フィン13の最下段に収まりきれなくなった水は、熱交換器1から滴下する。滴下した水滴は、風の流れに乗ってクロスフローファン16に巻き込まれる。クロスフローファン16に巻き込まれた水滴は、クロスフローファン16により粉砕され、吹き出し口19からエアコン18の外部へと飛ばされる。
なお、図3(c)の後方傾斜配置については、クロスフローファン16の回転による影響によって気流の方向が下方向に近づくため、フィン13が親水性である場合は、水滴はクロスフローファン16に巻き込まれず、下部のファンカバー17等に付着する場合が多くなる。しかし、特にフィン13が撥水性である場合は、凝縮水が熱交換器1の上部からクロスフローファン16へと落下するため、ファンカバー17の外部へと飛ばされることが多くなる。
また、図3(a)の前方鉛直配置においては、前方傾斜配置や後方傾斜配置と比べると水飛びの頻度は減るものの、特に熱交換器1とクロスフローファン16の距離が短い場合においては、クロスフローファン16に凝縮水が巻き込まれることによって水飛びが発生する。
このような水飛びを防止するため、以下、本発明のドレンパン15を備えた熱交換器1について、撥水性のフィン13を用い、前方傾斜配置としたときを実例として説明を行う。
図4は、水が当たると変色する感水紙を、エアコン18の吹き出し口19付近に置き、水飛びの様子を観察したものである。図4(a)は本実施形態におけるドレンパン15を備えた熱交換器1において、吹き出し口19に置いた感水紙を示している。図4(b)は、比較例として、ドレンパン15がフィン13の最下段は覆わなかった場合の感水紙を示している。なお、図中で黒くなっている部分が、水が接触した部分である。また、感水紙は、エアコン18の正面から見て左半分のみの様子を示しており、図4中の点線はx軸方向について、ヘッダパイプ11aと対応する位置を示している。エアコン18の正面から見て右半分の水飛びの様子は、エアコン18に傾き等がない場合は、左半分の様子と同様になる。
図4(a)に示したように、本実施形態のドレンパン15を備えたエアコン18においては、図4(b)に示した、比較例のドレンパンを備えないエアコンと比べ、水飛びの量が大幅に減少していることが分かる。これは、最下段のフィンの領域にたまった凝縮水がクロスフローファン16に向かって飛ぶことが抑制されたためである。したがって、本実施形態の熱交換器1を用いることで、サイドフロー式の熱交換器において、フィンに生じた凝縮水による水飛びを抑制することができる。
なお、図4に示した感水紙の様子においては、水飛びが端部に偏っているが、常にこのようになるわけではなく、エアコンの傾きや風量によって水飛びの分布は異なる。ただし、一般的には、ヘッダパイプ11a、11bを伝ってドレンパン15に滴下する凝縮水が多く存在するため、ヘッダパイプ11a、11bに対応する位置の周辺における水飛びの量が多くなる。一方で、ヘッダパイプ11a、11b自体には気流が通過しないため、その対応する位置においては水飛びの量は減少する。
また、本実施形態においては図3(b)に示した前方傾斜配置についての実験結果を説明したが、図3(a)(c)に示したような、前方鉛直配置や後方傾斜配置においても同様であり、凝縮水のたまりやすいフィン13の風下方向の最下段と重なるようにドレンパン15が設けられている熱交換器1を用いることで、サイドフロー式の熱交換器において、フィンに生じた凝縮水による水飛びを抑制することができる。このフィン13の風下方向の最下段は、扁平管12によって区切られる複数のフィンの領域のうち、ドレンパン15に最も近い領域となる。
なお、フィン13の表面の初期状態が親水性であっても、長期間の使用に伴う汚染物質の付着によって、フィン13が撥水性になることが知られている。しかし、本実施形態の熱交換器1は、凝縮水のたまりやすいフィン13の風下方向の最下段と重なるようにドレンパン15が設けられているため、フィン13が撥水性である場合においても、サイドフロー式の熱交換器において、フィンに生じた凝縮水による水飛びを抑制することができる。
また、上層のフィンにたまった凝縮水を下層のフィンへと流れやすくする排水ガイドのようなものを設けた場合においても、本発明を適用することで、最下段のフィンにたまった凝縮水の水飛びを抑制することができる。
また、図5に示したように、ドレンパン背面15bの代わりに、ドレンパン15とは独立して設けられる、第3の壁面としての防風壁15dを設けるようにしてもよい。防風壁15dは、ドレンパン背面15bと同様に、フィン13の風下方向の最下段に重なるように設けられる。このような防風壁15dを設けることによっても、フィンに生じた凝縮水による水飛びを抑制することができる。

(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図6、7を用いて説明を行う。なお、第1の実施形態と共通する部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
図6に示したように、第2の実施形態の熱交換器2は、ドレンパン15に排水管21を付与したものである。
排水管21は、ドレンパン15のうち、ヘッダパイプ11a、11bと近接する部分において設けられ、ドレンパン15にたまった凝縮水の排出を行う。
なお、排水管21の位置や数はこれに限るものではなく、例えばドレンパン底面15aの延伸方向中央部に一つ設けられているものや、排水管21が3つ以上設けられているようなものでもよい。また、排水管21は、凝縮水を鉛直下方向に導くものではなくてもよく、例えば、ドレンパン15のx方向端部から略水平方向に凝縮水を排出するようなものであってもよい。さらには、排水管21に向けて水が流れやすくなるよう、ドレンパン15に傾斜を付けてもよい。
図7(a)は、本実施形態におけるドレンパン15を備えた熱交換器2を用いたエアコン18の吹き出し口19に置いた感水紙を示している。図7(b)は、第1の実施形態において説明した、ドレンパンがフィン13の最下段を覆わない場合の比較例を示したものである。
図7(a)に示した本実施形態のエアコン18の感水紙においては、図7(b)に示した比較例と比べ、水飛びが完全になくなっていることが分かる。
すなわち、ドレンパン15にたまった水を排水管21により排出することで、サイドフロー式の熱交換器において、フィンに生じた凝縮水による水飛びをより効果的に抑制することができる。また、特に凝縮水のたまりやすいヘッダパイプ11a、11bの鉛直方向下部に排水管21を設けることで、さらに効果的に、サイドフロー式の熱交換器において、フィンに生じた凝縮水による水飛びを抑制することができる。

(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について、図8を用いて説明を行う。なお、第2の実施形態と共通する部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
第3の実施形態の熱交換器3は、第2の実施形態の熱交換器と比較して、ドレンパン15の前面の一部に、第2の壁面としてのドレンパン前面15cが設けられている点で異なる。
ドレンパン前面15cは、ドレンパン背面15bと向かい合う面に設けられる壁面で、フィン13を流れる気流の風上方向において、ヘッダパイプ11a、11bの端部と重なるように設けられており、それ以外の部分は開口している。ドレンパン前面15cの幅と高さは、最下段のフィン13をほとんど覆わない程度となっている。
これによって、ドレンパン15にたまった凝縮水が多い場合においても、ドレンパン15の前面方向から凝縮水が漏出することを防止することができる。また、特に水飛びの多いヘッダパイプ11a、11b付近をドレンパン前面15cによって覆うため、凝縮水に直接風が当たることがなく、フィン13やドレンパン15にたまった凝縮水による水飛びをさらに抑えることができる。さらには、フィン13の風上方向の大部分は、ドレンパン前面15cに覆われることなく開口されているため、気流が遮られることによる熱交換効率の低下を起こすことなく、水飛びを防止することができる。
1、2、3 熱交換器
11a、11b ヘッダパイプ
12 扁平管
13 フィン
14 冷媒口
15 ドレンパン
15a ドレンパン底面、 15b ドレンパン背面、 15c ドレンパン前面
15d 防風壁
16 クロスフローファン
17 ファンカバー
18 エアコン
19 吹き出し口
21 排水管

Claims (5)

  1. 平行に設けられた2本のヘッダパイプと、
    前記2本のヘッダパイプと垂直となるように、該2本のヘッダパイプ間に互いに平行に設けられた複数の扁平管と、
    前記複数の扁平管の間に各々設けられたフィンと、
    前記2本のヘッダパイプと垂直方向に延びるように設けられたドレンパンと、
    を備える熱交換器において、
    前記ドレンパンは、前記熱交換器の通風面の一方において、前記扁平管によって区切られる複数の前記フィンの領域のうち前記ドレンパンに最も近い領域に重なる第1の壁面を有することを特徴とする熱交換器。
  2. 前記ドレンパンは、前記2本のヘッダパイプとの近接部分に排水構造を備えることを特徴とする、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記ドレンパンは、前記第1の壁面と向かい合い、前記ヘッダパイプの端部と重なる第2の壁面を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器を、前記複数の扁平管が水平方向に延びるように設けた空気調和機。
  5. 前記空気調和機は、前記ドレンパンの前記第1の壁面に代えて、前記ドレンパンと独立して設けられる第3の壁面を有し、
    前記第3の壁面は、前記熱交換器の通風面の一方において、前記扁平管によって区切られる複数の前記フィンの領域のうち前記ドレンパンに最も近い領域に重なることを特徴とする、請求項4に記載の空気調和機。
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