JP2014145147A

JP2014145147A - ストッキングの様な腕カバー

Info

Publication number: JP2014145147A
Application number: JP2013027115A
Authority: JP
Inventors: Hideko Matsunuma; 英子松沼
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2013-01-28
Filing date: 2013-01-28
Publication date: 2014-08-14

Abstract

【課題】傍目に自然な素肌の延長のように見え、腕と身体の複雑な動きの中でも、特別な滑り止めや締め付けの細工をしなくてもズレ落ち動きがなく、暑い時でも装着したことによる追加的な暑苦しさが生じないような腕カバーを提供する。
【手段】丁度アンダーバストから上〜肩〜腕全体を覆うようなアンダーウェアーから、胸と背中の広い面をソックリ切り抜いて、裾部の輪状部分を介して左右一体的に形成し、腕袖部先端は手の甲まで覆い、親指と他の指全体が仕切られた口から突き出されることを特徴とするストッキングのような腕カバー。
【選択図】図１

Description

本発明は、ノースリーブを着用した時、気になる肌のシミやシワ・傷等を目立たぬように自然な感じで被覆し、また紫外線から肌を守るために、露出している時の腕全体をカバーするものに関する。

ストッキング様の素材で腕に履かせるストッキングの様に使用する先行技術としては、手の甲から上腕まで覆うもの（特許文献１参照）や、同様のものにレースを付けてファッション性を持たせ、紫外線カットの糸を使用したものや、腕から肩・胸まで覆うもの（特許文献２参照）等が知られている。

特許公開２００６−１４４２０５号公報登録実用新案第３０７８７８０号公報

透明感ある肌色のストッキング素材で形成され、ＵＶカット機能を有する腕カバーは多々あるが、特許文献１に示される先行技術は、どうしても上腕部の方からずり落ちてくるので、かなりきつく締め付けるような手当てが必要となり、そうすると少し時間が経つと痛くなってしまう。特別の滑り止めを設ける方法も、素肌にとって違和感が生じるのは避けられない。
特許文献２に示される先行技術は、「手首から腕全体と肩からアンダーバストまでの一体化アンダーウェア」なので、ずり落ちの心配はないが、胸と背中まで覆われているので、身体の複雑な動きの中で、胸と背中の肌にフィットしている分だけ余計によじられたり引っ張られたりしてしまう。

紫外線カット性の糸を織り込んだ透明感ある肌色のストッキング様の生地を用いた腕カバーにおいて、アンダーバストから肩・腕全体を覆うところのかぶり作りのアンダーウェアーを想定した時、胸及び肩の肌との接触面を、裾縁を残して切り抜き、残った腕袖部から肩・脇側部の左右それぞれが、裾縁の芯糸で形成される連結裾止め編み部によって一体化されているという基本構造である。肩幅の距離をおいて向かい合う肩口面は、それぞれ左右の腕挿入口を形成し、腕袖部の先端には指通し仕切り部によって二つに仕切られた指通し口が設けられる。
以上を特徴とするストッキングのような腕カバーである。

謂わば腕にストッキングを履かせたようなものなので、傍目から見て、通常の服地で形成された腕カバーのような自己主張する違和感がなく、シミやシワも非常に自然に隠れる。左右が連結裾止め編み部で一体化してあるので、腕袖部のずれ落ち動きの心配がない。アンダーバストから上が一体化してあったとしても、胸と背中の面がソックリ切り抜いてあるので、腕挿入口が大きく自由に広がって腕が格段に挿入しやすく、また腕・身体の複雑な動きでも、よじられたり引っ張られたりする違和感がなく、暑い季節にもより涼しく快適に装着できる。腕から肩・脇側部が連続的な一体面を成しているので、ノースリーブで腕を上げた時にも、脇下が自然に隠れているので、気にせず自由な動作ができる。指通し口に親指と他の指との指通し仕切り部を設けてあるので、手の甲を覆う部分が身体側へ引っ張られて外れる心配もない。紫外線カットによる日焼け防止は言うまでもない。

本発明の斜視図本発明の使用状態を示す正面図本発明の使用状態を示す背面図

以下、本発明の実施の形態を説明する。
紫外線カット性の糸を織り込んだ透明感ある肌色のストッキング様の生地を用いた腕カバーにおいて、アンダーバストから肩（７）・腕全体を覆うところのかぶり作りのアンダーウェアーを想定した時、胸（８）及び肩（７）の肌との接触面を、裾縁を残して切り抜き、残った腕袖部（１）から肩（７）・脇側部（６）の左右それぞれが、裾縁の芯糸で形成される連結裾止め編み部（２）によって一体化されているという基本構造である。肩幅の距離をおいて向かい合う肩口面は、それぞれ左右の腕挿入口（３）を形成し、腕袖部（１）の先端には指通し仕切り部（５）によって二つに仕切られた指通し口（４）が設けられる。
本発明は以上のような構成であり、これを実際に使用する時は、
素肌の状態で、左右の腕を左右それぞれの腕挿入口（３）から腕袖部（１）に通し、指通し口（４）の指通し仕切り部（５）に則って親指と他の指とを差し通し、輪状になった連結裾止め編み部（２）を下から頭にかぶるように装着する。胸（８）と背中（９）は素肌が露出しているが、腕袖部（１）から脇の下及び脇側部（６）にかけては一体的な連続面によって覆われているので、ノースリーブの衣服で腕を上げた場合でも、特別の気遣いをする必要はない。ブラジャーやノースリーブ等はその上から着衣することになるが、胸（８）と背中（９）の広い面を覆っているのは着衣だけなので、本発明を装着することによる追加的暑苦しさは生じない。紫外線カットによる日焼け防止は言うまでもない。
本発明を脱着する時は、輪状の連結裾止め編み部（２）を上に上げて頭を抜き外し、左右の腕袖部（１）から腕を抜き外せばよい。胸（８）と背中（９）に当たる面は大きく切り抜かれているので、上半身・頭は連結裾止め編み部（２）の輪をくぐるだけでよく、非常に楽に脱着できる。

（１）腕袖部（２）連結裾止め編み部（３）腕挿入口（４）指通し口
（５）指通し仕切り部（６）脇側部（７）肩（８）胸（９）背中

Claims

紫外線カット性の糸を織り込んだ透明感ある肌色のストッキング様の生地を用いた腕カバーにおいて、アンダーバストから肩・腕全体を覆うところのかぶり作りのアンダーウェアーを想定した時、胸及び肩の肌との接触面を、裾縁を残して切り抜き、残った腕袖部から肩・脇側部の左右それぞれが、裾縁の芯糸で形成される連結裾止め編み部によって一体化されているという基本構造であるが、肩幅の距離をおいて向かい合う肩口面は、それぞれ左右の腕挿入口を形成し、腕袖部の先端には指通し仕切り部によって二つに仕切られた指通し口が設けられていることを特徴とするストッキングのような腕カバー。