JP2014144097A - 空気清浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給水タンクからトレイへの給水や外部からの振動等により電極ユニット周辺の導電率が急に高くなってしまった場合であっても、誤検知する可能性を減らすことと電極ユニットの寿命が短くなることを防ぐことを目的とする。
【解決手段】前記電極制御手段9を、DCDCコンバータ13と、トランジスタ15としての定電流用のNPNトランジスタと、電流検出回路16と、ベース電圧供給回路17と、DCDCコンバータ出力切換回路18と、過電流保護部10を内部に備えた定電流制御部20とから構成し、前記電極ユニット7に過電流が流れる際の電流値と、前記電流値を超えた時間と、前記ベース電圧供給回路17への指示値とにより前記トランジスタ15のベース電圧を下限値にするか電圧供給を停止するかを判断することにより、所期の目的を達成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電極ユニットの過電流保護を備えた空気清浄装置に関する。
従来、この種に関する空気清浄装置の電極ユニットの過電流保護は、通常、導電率の高い水を電極ユニットに供給し、電極ユニットに直流の定電流を供給することで電解処理を行い、電極ユニット用の電源が備える過電流保護により電極ユニットへの通電を遮断するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、電極ユニット用の電源が備える過電流保護に頼らずに、所定の電流値を超えたら機器もしくは電流制御を停止するような過電流保護方法が考えられる。また、小型、廉価を目的として、電解処理に使用する導電率の高い水を準備し貯留するのではなく、給水タンクから供給する水に固形または粒状の塩を入れる構成もある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−290769号公報
このような従来の空気清浄装置では、電極ユニット用の電源が備える過電流保護に頼っているため、電源によっては停止してしまい、電源の過電流保護がはたらいたのか電極ユニットへ供給している水に異常があるかを判別する手段が別途必要である。
特に固形の塩を使用する構成では、塩が水に溶けるまでの間は水の導電率は不均一であり、電極ユニット周辺では投入した塩の近傍に比べて導電率が低い状態である。この状態の時に給水タンクからトレイへの給水や外部からの加わる振動等があると、トレイ内の水が急に動くことにより、濃度の高い塩水が電極ユニット間に広がり、導電率が急に高くなることがあった。
この場合、電極に一定の電圧を与えていると目標電流値よりも電極電流値が大きくなるため、電極ユニットへ供給する電圧を小さくする定電流制御が働く。
この定電流制御の制御周期が短いと、導電率の変化が大きい場合は追従性が良いが、導電率の変化が小さい場合や電極への通電開始時にオーバーシュートやチャタリングを起こし電極電流値が目標電流値よりも大きくなったり小さくなったりしてしまい電流制御が安定しない。
また制御周期が長いと、導電率の変化が小さい場合は良いが、導電率の変化が大きい場合は電圧を小さくするのが間に合わず電極ユニットやその制御回路に大きな電流が流れ、電極や制御回路に負担がかかるという課題を有していた。
また、一般に回路の保護を考えた場合、過電流保護電流値は制御電流値に対して増加分が小さい方が良い。しかし、前記増加分が小さくつまり過電流保護電流値を小さく設定した場合、前記理由による電極ユニット周辺の導電率が急に高くなることによる電流増加により誤検知する可能性があるという課題を有していた。
これに対応して、上記課題を解決するために、定電流の制御周期を長くし、過電流保護電流値を大きくするとともに、回路部品も定格電流値や定格電力値の大きい部品を使用する方法を考えたが、回路部品が高価になるだけでなく、過大な電流が流れることにより電極ユニットの寿命が短くなり実用的でなかった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、給水タンクからトレイへの給水や外部からの振動等により電極ユニット周辺の導電率が急に高くなってしまった場合であっても、誤検知する可能性を減らすことと電極ユニットの寿命が短くなることを防ぐことを可能とする電極ユニットの過電流保護を備えた空気清浄装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、筐体内に、着脱可能な給水用タンクと、前記給水用タンク内の水が供給されるフィルタ部材と、前記給水用タンク内の前記水を前記フィルタ部材に導く供給水路を形成しかつ外部から塩タブレットを投入する塩投入口を設けたトレイと、前記フィルタ部材を回転可能とするフィルタ回転手段と、前記供給水路の前記水を電気分解する電極ユニットと、前記フィルタ部材に空気を接触させる送風機と、前記電極ユニットへの通電を目標の電流値範囲内で定電流となるように制御し前記電極ユニットへの過電流保護部を備えた電極制御手段とを備えた空気清浄装置であって、前記電極制御手段は、前記電極ユニットへの電流を供給するトランジスタと、前記トランジスタのコレクタ電圧を供給するDCDCコンバータと、前記トランジスタにベース電圧を供給するベース電圧供給回路と、前記DCDCコンバータの出力電圧を複数段に切換えるDCDCコンバータ出力電圧切換回路と、前記電極ユニットに流れる電流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路より検出した電流値が目標電流範囲になるように前記ベース電圧供給回路と前記DCDCコンバータ出力切換回路とに一定の相関を持たせて所定の制御周期で指示を出す定電流制御部と、前記電流検出回路が検出する電流から電極ユニットへの過電流を検知して前記空気清浄機の運転を停止する前記過電流保護部を有し、前記DCDCコンバータは、前記DCDCコンバータを過電流から保護するためのDCDCコンバータ用過電流保護機能を有し、前記過電流保護部は、前記DCDCコンバータ用過電流保護機能が働く電流値よりも小さい所定値Aが前記制御周期よりも短い所定時間Aを超える場合に前記トランジスタと前記電極ユニットを保護するために前記トランジスタのベース電圧供給を停止し、前記電極ユニットへの通電を停止する電極制御保護手段Aと、前記電極制御保護手段Aが容易に働かないように、前記所定値Aよりも小さい電流値Bが前記所定時間Aよりも短い所定時間Bを超えた場合に、前記ベース電圧供給回路により前記トランジスタのベース電圧を下限値近傍まで下げるとともに、前記相関を持たせた前記DCDCコンバータ出力電圧切換回路の設定電圧も下限電圧に下げる電極制御保護手段Bと、前記ベース電圧供給回路の指示値が下限値であって、前記電流値Bよりも少ない電流値Cを前記制御周期よりも長い所定時間C超えた場合に、前記トレイ水の導電率が過剰に高いと判断し、前記電極ユニットの寿命低下を防ぐために前記トランジスタのベース電圧供給を停止し、前記電極ユニットへの通電を停止する電極制御保護手段Cとを有し、前記電極ユニットへの過電流から前記電極ユニットおよび前記トランジスタを保護することを特徴としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、筐体内に、着脱可能な給水用タンクと、前記給水用タンク内の水が供給されるフィルタ部材と、前記給水用タンク内の前記水を前記フィルタ部材に導く供給水路を形成しかつ外部から塩タブレットを投入する塩投入口を設けたトレイと、前記フィルタ部材を回転可能とするフィルタ回転手段と、前記供給水路の前記水を電気分解する電極ユニットと、前記フィルタ部材に空気を接触させる送風機と、前記電極ユニットへの通電を目標の電流値範囲内で定電流となるように制御し前記電極ユニットへの過電流保護部を備えた電極制御手段とを備えた空気清浄装置であって、前記電極制御手段は、前記電極ユニットへの電流を供給するトランジスタと、前記トランジスタのコレクタ電圧を供給するDCDCコンバータと、前記トランジスタにベース電圧を供給するベース電圧供給回路と、前記DCDCコンバータの出力電圧を複数段に切換えるDCDCコンバータ出力電圧切換回路と、前記電極ユニットに流れる電流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路より検出した電流値が目標電流範囲になるように前記ベース電圧供給回路と前記DCDCコンバータ出力切換回路とに一定の相関を持たせて所定の制御周期で指示を出す定電流制御部と、前記電流検出回路が検出する電流から電極ユニットへの過電流を検知して前記空気清浄機の運転を停止する前記過電流保護部を有し、前記DCDCコンバータは、前記DCDCコンバータを過電流から保護するためのDCDCコンバータ用過電流保護機能を有し、前記過電流保護部は、前記DCDCコンバータ用過電流保護機能が働く電流値よりも小さい所定値Aが前記制御周期よりも短い所定時間Aを超える場合に前記トランジスタと前記電極ユニットを保護するために前記トランジスタのベース電圧供給を停止し、前記電極ユニットへの通電を停止する電極制御保護手段Aと、前記電極制御保護手段Aが容易に働かないように、前記所定値Aよりも小さい電流値Bが前記所定時間Aよりも短い所定時間Bを超えた場合に、前記ベース電圧供給回路により前記トランジスタのベース電圧を下限値近傍まで下げるとともに、前記相関を持たせた前記DCDCコンバータ出力電圧切換回路の設定電圧も下限電圧に下げる電極制御保護手段Bと、前記ベース電圧供給回路の指示値が下限値であって、前記電流値Bよりも少ない電流値Cを前記制御周期よりも長い所定時間C超えた場合に、前記トレイ水の導電率が過剰に高いと判断し、前記電極ユニットの寿命低下を防ぐために前記トランジスタのベース電圧供給を停止し、前記電極ユニットへの通電を停止する電極制御保護手段Cとを有し、前記電極ユニットへの過電流から前記電極ユニットおよび前記トランジスタを保護することにより、塩タブレットを投入したときに、トレイ内に水の導電率が不均一な状態が発生して、給水タンクからトレイ内への給水を行なったときや外部からの振動を受けたときに電極ユニット周辺の導電率が急に高くなることがあっても、電流検出回路は、導電率の急激な変化による電流を検出して、前記電極制御保護手段Bは、前記電流が電流値Bを超えた時間が電流制御を停止する前記所定時間Aよりも早い前記所定時間Bに達すると、前記ベース電圧供給回路によって、ベース電圧を低下させることとなり電極ユニットへの印加電圧を下げることができる、すなわち、前記電極制御保護手段Aが働く前に電極ユニットへの電流を低下させることができる。これにより、過電流保護の誤検知を減らすことができる。
さらに、電極制御保護手段Aと電極制御保護手段Cを別にし、電極制御保護手段Bの電流値Bより電極制御保護手段Cの電流値Cを小さくすることにより、制御範囲を超えた場合でも、電流値C以上に電流が増加し、電流が流れ続けることを抑え、電極ユニットの寿命が短くなることを防ぐことができる。
つまり、誤検知する可能性を減らすことと電極ユニットの寿命が短くなることを防ぐことを可能とする電極ユニットの過電流保護を備えた空気清浄装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1の空気清浄装置の概観図 同空気清浄装置の断面図 本実施の形態1に用いるトレイの上面側斜視図 同トレイの上面図 本発明の実施の形態1に用いる電極制御手段のブロック図 本発明の実施の形態1に用いるDCDCコンバータON/OFF切換回路のブロック図 同ベース電圧供給回路のブロック図 同電流検出回路のブロック図 同定電流制御部の動作シーケンスのフロー図 同定電流動作シーケンスのフロー図 同ベース電圧下降時のベース電圧指示値とDCDCコンバータ出力レベル対比図 同ベース電圧上昇時のベース電圧指示値とDCDCコンバータ出力レベル対比図 同電極制御保護手段Aの動作シーケンスのフロー図 同電極制御保護手段Bの動作シーケンスのフロー図 同電極制御保護手段Cの動作シーケンスのフロー図
本発明の請求項1記載の空気清浄装置は、筐体内に、着脱可能な給水用タンクと、前記給水用タンク内の水が供給されるフィルタ部材と、前記給水用タンク内の前記水を前記フィルタ部材に導く供給水路を形成しかつ外部から塩タブレットを投入する塩投入口を設けたトレイと、前記フィルタ部材を回転可能とするフィルタ回転手段と、前記供給水路の前記水を電気分解する電極ユニットと、前記フィルタ部材に空気を接触させる送風機と、前記電極ユニットへの通電を目標の電流値範囲内で定電流となるように制御し前記電極ユニットへの過電流保護部を備えた電極制御手段とを備えた空気清浄装置であって、前記電極制御手段は、前記電極ユニットへの電流を供給するトランジスタと、前記トランジスタのコレクタ電圧を供給するDCDCコンバータと、前記トランジスタにベース電圧を供給するベース電圧供給回路と、前記DCDCコンバータの出力電圧を複数段に切換えるDCDCコンバータ出力電圧切換回路と、前記電極ユニットに流れる電流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路より検出した電流値が目標電流範囲になるように前記ベース電圧供給回路と前記DCDCコンバータ出力切換回路とに一定の相関を持たせて所定の制御周期で指示を出す定電流制御部と、前記電流検出回路が検出する電流から電極ユニットへの過電流を検知して前記空気清浄機の運転を停止する前記過電流保護部を有し、前記DCDCコンバータは、前記DCDCコンバータを過電流から保護するためのDCDCコンバータ用過電流保護機能を有し、前記過電流保護部は、前記DCDCコンバータ用過電流保護機能が働く電流値よりも小さい所定値Aが前記制御周期よりも短い所定時間Aを超える場合に前記トランジスタと前記電極ユニットを保護するために前記トランジスタのベース電圧供給を停止し、前記電極ユニットへの通電を停止する電極制御保護手段Aと、前記電極制御保護手段Aが容易に働かないように、前記所定値Aよりも小さい電流値Bが前記所定時間Aよりも短い所定時間Bを超えた場合に、前記ベース電圧供給回路により前記トランジスタのベース電圧を下限値近傍まで下げるとともに、前記相関を持たせた前記DCDCコンバータ出力電圧切換回路の設定電圧も下限電圧に下げる電極制御保護手段Bと、前記ベース電圧供給回路の指示値が下限値であって、前記電流値Bよりも少ない電流値Cを前記制御周期よりも長い所定時間C超えた場合に、前記トレイ水の導電率が過剰に高いと判断し、前記電極ユニットの寿命低下を防ぐために前記トランジスタのベース電圧供給を停止し、前記電極ユニットへの通電を停止する電極制御保護手段Cとを有し、前記電極ユニットへの過電流から前記電極ユニットおよび前記トランジスタを保護するという構成を有する。
これにより、通常運転時つまりトレイ水の導電率変化が小さい場合には、定電流制御部が働いて電極ユニットへ流れる電流を安定させることができる。この状態においても塩タブレットを投入すると、トレイ内に水の導電率が不均一な状態が発生して、給水タンクからトレイ内への給水を行なったときや外部からの振動を受けたときに電極ユニット周辺の導電率が急に高くなる。しかし、電流検出回路は、導電率の急激な変化による電流を検出して、前記電極制御保護手段Bは、前記電流が電流値Bを超えた時間が電流制御を停止する前記所定時間Aよりも早い前記所定時間Bに達すると、前記ベース電圧供給回路によって、ベース電圧を低下させることとなり電極ユニットへの印加電圧を下げることができる、すなわち、前記電極制御保護手段Aが働く前に電極ユニットへの電流を低下させることができる。これにより、過電流保護の誤検知を減らすことができる。
さらに、前記ベース電圧供給回路がベース電圧を下げるのに合わせて、前記DCDCコンバータ出力電圧切換回路によって、DCDCコンバータの出力電圧も下限値に下げることにより、DCDCコンバータの負荷が小さくなることと定電流トランジスタの損失を小さくすることができるので、部品を小型または廉価にすることができる。
さらに、電極ユニットの短絡等で定電流制御手段に過大な電流が流れる場合、電極制御保護手段Bが働いて、電極ユニットへの電流を低下させても、DCDCコンバータが備えるDCDCコンバータ用過電流保護機能が働く電流値が流れた時には定電流トランジスタが破壊してしまう可能性がある。しかし、電極制御保護手段Aが働く電流値Aを前記DCDCコンバータ用過電流保護機能が働く電流値より小さい値にしているため、定電流トランジスタが破壊する前に電極制御保護手段Aが働いて、電極ユニットへの通電つまり定電流トランジスタの電流を遮断することになる。したがって、DCDCコンバータの過電流保護機能に関係なく、定電流トランジスタを保護するための電流値を設定でき、定電流トランジスタを小型または廉価にすることができる。
さらに、電極制御保護手段Aと電極制御保護手段Cを別にし、電極制御保護手段Bの電流値Bより電極制御保護手段Cの電流値Cを小さくすることにより、制御範囲を超えた場合でも、電流値C以上に電流が増加し、電流が流れ続けることを抑え、電極ユニットの寿命が短くなることを防ぐことができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、電極ユニットの過電流保護を備えた空気清浄装置は、筐体36の両側面には吸込口11を、天面には吹出口12を備えている。
図2に示すように、前記筐体36内に、トレイ5に着脱可能な給水用タンク1と、前記給水用タンク1内の水が供給されるフィルタ部材2と、前記フィルタ部材2を回転可能とするフィルタ回転手段6としてのモータとギヤの組み合わせ機構、前記供給水路3の前記水を電気分解する電極ユニット7と、前記フィルタ部材2に空気を接触させる送風機8と、前記電極ユニット7への通電を目標の電流値範囲内例えば目標電流値0.8A±5%の範囲で定電流となるように制御し前記電極ユニット7への過電流保護部10を備えた電極制御手段9とを備えている。
また、図3に示すように、前記トレイ5は前記給水用タンク1内の前記水を前記フィルタ部材2に導く供給水路3を形成しかつ外部から塩タブレットを投入する塩投入口4を設けている。
前記供給水路3は、前記給水用タンク1の下方に位置する第1の供給水路3aと、フィルタ部材2の下方に位置する第2の供給水路3bと、第1の供給水路3aの出口側につながり第2の供給水路3bの入口側につながる電極用水路3cとから構成されている。
塩投入口4は、第1の供給水路3a内にある。また、前記電極ユニット7は電極用水路3cに配置される。
給水する水は、図3内の矢印のように、前記供給水路3に沿って、第1の供給水路3a、塩投入口4、電極用水路3c、及び第2の供給水路3bを順次通過するものである。
また、図4に示すように、フィルタ部材2は、吸水性繊維素材を円筒状部材外周面に設け、フィルタ回転手段6によって回転するものである。そして、フィルタ部材2は、通過する空気を電解水に接触させて空気を除菌する気液接触機能を果たすものである。
また、前記電極ユニット7は、内部に少なくとも一対の電極を有し、この電極を前記トレイ5内の水に浸水させるものである。そして、この状態でこれらの電極間に前記電極制御手段9を用いて直流電圧を印加することにより、水を電解して電解水を生成するものである。
塩化物イオンを含む水は電解されることで、次亜塩素酸を含む電解水が生成される。次亜塩素酸は、活性酸素種に含まれ、強力な酸化作用や漂白作用を有する。次亜塩素酸が溶解した水溶液、すなわち生成される電解水は、ウィルス等の不活化、殺菌、有機化合物の分解等、種々の空気清浄効果を発揮する。
塩化物イオン濃度を高めることが次亜塩素酸の発生量を増加させることとなり、本実施の形態では、前記塩投入口4に塩タブレットを投入することにより前記トレイ5内の水の塩化物イオン濃度を高めているものである。
また、図5には、前記電極制御手段9のブロック図を示す。
前記電極制御手段9は、前記電極ユニット7への電流を供給するトランジスタ15としての定電流用のNPNトランジスタと、前記トランジスタ15のコレクタ電圧を供給するDCDCコンバータ13と、前記トランジスタ15にベース電圧を供給するベース電圧供給回路17と、前記DCDCコンバータ13の出力電圧を複数段に切換えるDCDCコンバータ出力切換回路18と、前記DCDCコンバータ13の運転開始および停止を切換えるDCDCコンバータON/OFF切換回路19と、前記電極ユニット7に流れる電流を検出する電流検出回路16と、前記電流検出回路16からの検出値を基に前記ベース電圧供給回路17および前記DCDCコンバータ出力切換回路18および前記DCDCコンバータON/OFF切換回路19に指示信号を出し、かつ過電流保護部10を内部に備えた定電流制御部20とからなる。
前記DCDCコンバータ13は、例えばステップダウン型のDCDCコンバータである。すなわち、前記DCDCコンバータ13の出力電流が一定値例えば3Aを超えるとDCDCコンバータ13の出力を停止するようなDCDCコンバータ用過電流保護機能14を備えている。前記DCDCコンバータ13は、前記DCDCコンバータ出力切換回路18から与えられる信号により出力電圧を決定するものである。
また、前記DCDCコンバータON/OFF切換回路19からの信号により前記DCDCコンバータ13は出力を停止するものである。
また、前記DCDCコンバータ出力切換回路18は、図6に示すように、複数段例えば8段の出力切換を行うために、第1出力レベルから第8出力レベルを決定する抵抗21a〜21hと、トランジスタ等からなるSW22a〜22hと、抵抗21iからなり、前記定電流制御部20からの信号により、前記SW22a〜22hのいずれか1つのSWをONするものである。
例えば第1出力レベルの時、前記定電流制御部20は、前記SW22aをONする信号を出力し、前記DCDCコンバータ13は前記DCDCコンバータの出力電圧23と回路グランド37との間に直列に配された前記抵抗21aと前記抵抗21iの分圧が一定の電圧になるように、前記DCDCコンバータの出力電圧23を変更するものである。
図5に示した前記ベース電圧供給回路17は、前記トランジスタ15のベース電圧として供給するものである。
すなわち、図7に示すように、前記定電流制御部20から出力されるPWM信号等のベース電圧指示値を一端に入力する抵抗24aとこの抵抗24aの他端を回路グランド37に接続するコンデンサ25とこのコンデンサ25に並列に接続した抵抗24bで構成した平滑回路と、前記抵抗24bの端子間の電圧を増幅する増幅回路から構成したものである。
前記増幅回路は、オペアンプ26と抵抗24c、24dにより非反転増幅器を形成するものである。
前記電流検出回路16は、検出した前記電極ユニット7に流れる電流を増幅して、定電流制御部20に出力するものである。
図8に示すように、前記電流検出抵抗27に発生する電圧を増幅するオペアンプ28と抵抗29a、29bにより構成した非反転増幅器を備えたものである。
前記定電流制御部20は、図9に示す前記電極ユニット7への電流供給を開始させる初期動作シーケンス30と電極ユニット7に流れる電流が目標電流値範囲に入るように制御する定電流動作シーケンス31を備えたものである。
前記初期動作シーケンス30により、前記電極ユニット7への電流供給を開始し、
前記定電流動作シーケンス31により、前記電流検出回路16からの検出値を基に、前記ベース電圧供給回路17および前記DCDCコンバータ出力切換回路18および前記DCDCコンバータON/OFF切換回路19に指示信号を出すことにより前記電極ユニットへ17に流れる電流が目標電流値範囲に入るように制御する。また、並列に備えた電極制御保護手段Aの動作シーケンス32と、電極制御保護手段Bの動作シーケンス33と、電極制御保護手段Cの動作シーケンス34がそれぞれ独自に動くことにより、それぞれの目的に合わせた過電流保護を行うことになる。
前記初期動作シーケンス30は、3つのステップで構成されている。
第1のステップ(S1)は前記DCDCコンバータ13の出力レベルを下限値つまり第1出力レベルに設定してその指示信号をDCDCコンバータ出力切換回路18へ出力するものである。
第2のステップ(S2)は、前記DCDCコンバータON/OFF切換回路19を介して前記DCDCコンバータ13の運転を開始させるものである。
第3のステップ(S3)は、PWMのONデューティの初期値を例えば10%にてベース電圧供給回路17へ出力し、前記トランジスタ15のベース電圧を供給させるものである。
また、前記定電流動作シーケンス31は、それぞれの目的に合わせた過電流保護を行う電極制御保護手段Aの動作シーケンス32と、電極制御保護手段Bの動作シーケンス33と、電極制御保護手段Cの動作シーケンス34を並列に備えたものでもある。
次に、図10を用いて、前記定電流動作シーケンス31を説明する。
前記定電流動作シーケンス31は、第4のステップから第13のステップまでの10個のステップで構成されている。
まず一つ目のステップとして、第4のステップ(S4)は、定電流制御を行うための制御周期例えば500msをカウントする周期タイマー35をリセットさせるものである。
第5のステップ(S5)は、前記周期タイマー35をスタートさせるものである。
第6のステップ(S6)は、前記周期タイマー35が制御周期以上であるかどうかを判別するものである。
第7のステップ(S7)は、第6のステップで周期タイマー35が制御周期以上であった場合に前記電流検出回路16によって検出した電極電流値を読み込むものである。
第8のステップ(S8)は、前記電流検出回路16によって検出した電極電流値が電極電流の目標電流値0.8A+5%を超えているかどうかを判別するものである。
第9のステップ(S9)は、第8のステップで電極電流値が目標値の+5%より大きくないと判別されたときに前記電流検出回路16によって検出した電極電流値が電極電流の目標電流値0.8A−5%未満かどうかを判別するものである。
第10のステップ(S10)は、第8のステップで電極電流値が目標値の+5%より大きいと判別されたときにPWMのONデューティの指示値を例えば1ステップ下げてベース電圧供給回路17へ出力して、前記トランジスタ15のベース電圧を下げるものであり、電極電流値を下げることとなる。
第11のステップ(S11)は、第10のステップに続いて図11に示すベース電圧下降時のベース電圧指示値とDCDCコンバータ出力レベル対比図による相関に従い、前記DCDCコンバータ出力切換回路18への指示信号を変更するものであり、通常動作時の前記トランジスタ15にかかる損失を低減させるものである。
第12のステップ(S12)は、第9のステップで電極電流値が電極電流の目標電流値0.8A−5%未満であると判別されたときにPWMのONデューティの指示値を例えば1ステップ上げてベース電圧供給回路17へ出力して、前記トランジスタ15のベース電圧を上げるものであり、電極電流値を上げることとなる。
第13のステップ(S13)は、第12のステップに続いて図12に示すベース電圧上昇時のベース電圧指示値とDCDCコンバータ出力レベル対比図による相関に従い、前記DCDCコンバータ出力切換回路18への指示信号を変更するものであり、通常動作時の前記トランジスタ15にかかる損失を低減させるものである。
従って、電極電流値が目標の電流値範囲より大きい場合は、S4〜S8、S10、S11、S4を繰り返すことにより、電極電流値が目標電流値範囲内になるように電極電流値を下げることになる。
また、電極電流値が目標の電流値範囲より小さい場合は、S4〜S9、S12、S13、S4を繰り返すことにより、電極電流値が目標電流値範囲内になるように電極電流値を下げることになる。
また、電極電流値が目標電流値範囲内であれば、電極電流値を上げ下げしないことになる。
次に、図13を用いて、前記電極制御保護手段Aの動作シーケンス32を説明する。
前記電極制御保護手段Aの動作シーケンス32は、第14のステップから第24のステップまでの11個のステップで構成されている。
第14のステップ(S14)は、前記電流検出回路16によって検出した電極電流値を読み込むものである。
第15のステップ(S15)は、前記電流検出回路16によって検出した電極電流値が所定値A例えば2Aを超えているかどうかを判別するものである。
第16のステップ(S16)は、前記制御周期よりも短い所定時間A例えば200msを計るタイマーAをスタートさせるものである。
第17のステップ(S17)は、前記第16のステップでタイマーAをスタートさせてから所定時間A未満の間で前記電流検出回路16によって検出した電極電流値を読み込むものである。
第18のステップ(S18)は、前記第17のステップで読み込んだ電極電流値が所定値Aより大きいか否かを判断するものである。
第19のステップ(S19)は、前記タイマーAをリセットするものである。
第20のステップ(S20)は、第18のステップで電極電流値が所定値Aより大きいと判断された場合に前記タイマーAが前記所定時間Aより大きいであるかどうかを判別するものである。
第21のステップ(S21)は、第20のステップで前記タイマーAが前記所定時間Aより大きいと判別されたときに前記ベース電圧供給回路17にPWMのONデューティの指示値を0にして出力して、前記トランジスタ15へのベース電圧供給を停止させるものであり、前記電極ユニット7への電流供給を停止させるものである。
第22のステップ(S22)は、第21のステップに続いて前記DCDCコンバータ出力切換回路18への指示信号を下限値つまり第1出力レベルにして出力するものである。
第23のステップ(S23)は、第22のステップに続いて前記DCDCコンバータON/OFF切換回路19を介して前記DCDCコンバータ13の運転を停止させるものである。
第24のステップ(S24)は、第23のステップに続いて前記タイマーAをリセットするものである。
従って、電極電流値が所定値A例えば2Aを所定の時間Aを超えると、前記トランジスタ15へのベース電圧供給を停止することにより、前記電極ユニット7への電流供給を遮断した後、前記DCDCコンバータ13の運転を停止し、定電流制御を終了することとなる。
次に、図14を用いて、前記電極制御保護手段Bの動作シーケンス33を説明する。
前記電極制御保護手段Bの動作シーケンス33は、第25のステップから第34のステップまでの10個のステップで構成されている。
第25のステップ(S25)は、前記電流検出回路16によって検出した電極電流値を読み込むものである。
第26のステップ(S26)は、前記第25のステップで読み込んだ電極電流値が所定値B例えば1.1Aを超えているかどうかを判別するものである。
第27のステップ(S27)は、第26のステップで電極電流値が所定値Bを超えていると判別したときに前記所定時間Aよりも短い所定時間B例えば50msを計るタイマーBをスタートさせるものである。
第28のステップ(S28)は、前記第27のステップでタイマーBをスタートさせてから所定時間A未満の間で前記電流検出回路16によって検出した電極電流値を読み込むものである。
第29のステップ(S29)は、前記第28のステップで読み込んだ電極電流値が所定値B例えば1.1Aを超えているかどうかを判別するものである。
第30のステップ(S30)は、第29のステップで電極電流値が所定値Bを超えていないと判別したときに前記タイマーBをリセットするものである。
第31のステップ(S31)は、第29のステップで電極電流値が所定値Bを超えていると判別されたときに前記タイマーBが前記所定時間B以上であるかどうかを判別するものである。
第32のステップ(S32)は、第31のステップで前記タイマーBが前記所定時間B以上であったときに前記ベース電圧供給回路17にPWMのONデューティの下限値つまり10.0%を出力して、前記トランジスタ15のベース電圧を下限値まで下げさせるものであり、電極電流値を下限値まで下げることとなる。
第33のステップ(S33)は、第32のステップに続いて図11に示すベース電圧下降時のベース電圧指示値とDCDCコンバータ出力レベル対比表による相関に従い、前記DCDCコンバータ出力切換回路18への指示信号を出力するものである。
また、第34のステップ(S34)は、第33のステップに続いて前記タイマーBをリセットするものである。
従って、電極電流値が所定値B例えば1.1Aを所定の時間Bを超えると、前記トランジスタ15へのベース電圧供給を下限値まで小さくすることにより、前記電極ユニット7への電流供給を下限値まで小さくして、前記電極制御保護手段Aが働くことを防ぎ、さらに前記DCDCコンバータ13の出力電圧も小さくすることにより、前記トランジスタ15のエミッタ−コレクタ間の電位差を小さくすることにより前記トランジスタ15にかかる損失を低減させることとなる。
次に、図15を用いて、前記電極制御保護手段Cの動作シーケンス34を説明する。
前記電極制御保護手段Cの動作シーケンス34は、第35のステップから第46のステップまでの12個のステップで構成されている。
第35のステップ(S35)は、前記ベース電圧供給回路17へのPWMのONデューティの指示値が下限値つまり10.0%であるかどうかを判別するものである。
第36のステップ(S36)は、第35のステップに続いて前記電流検出回路16によって検出した電極電流値を読み込むものである。
また、第39のステップ(S39)は、第38のステップでタイマーCをスタートさせてから所定時間C未満の間で前記電流検出回路16によって検出した電極電流値を読み込むものである。
第37のステップ(S37)は、第36にステップに続いて前記電流検出回路16によって検出した電極電流値が前記所定値Bよりも小さい所定値C例えば0.95Aを超えているかどうかを判別するものである。
また、第40のステップ(S40)は、第39のステップに続いて前記電流検出回路16によって検出した電極電流値が前記所定値Bよりも小さい所定値C例えば0.95Aを超えているかどうかを判別するものである。
第38のステップ(S38)は、前記制御周期よりも長い所定時間C例えば5分を計るタイマーCをスタートさせるものである。
第41のステップ(S41)とは、第40のステップで電極電流値が前記所定値Bよりも小さい所定値Cを越えているとは判別されなかったときに前記タイマーCをリセットするものである。
第42のステップ(S42)は、第40のステップで電極電流値が前記所定値Bよりも小さい所定値Cを越えていると判別されたときに前記タイマーCが前記所定時間C以上であるかどうかを判別するものである。
第43のステップ(S43)は、第42のステップで前記タイマーCが前記所定時間C以上であると判別されたときに前記ベース電圧供給回路17にPWMのONデューティの指示値を0にして出力して、前記トランジスタ15へのベース電圧供給を停止させるものであり、前記電極ユニット7への電流供給を停止させることとなる。
第44のステップ(S44)は、第43のステップに続いて前記DCDCコンバータ出力切換回路18への指示信号を下限値つまり第1出力レベルにして出力するものである。
第45のステップ(S45)は、第44のステップに続いて前記DCDCコンバータON/OFF切換回路19を介して前記DCDCコンバータ13の運転を停止させるものである。
第46のステップ(S46)は、第45のステップに続いて前記タイマーCをリセットするものである。
従って、電極電流値が所定値C例えば0.95Aを所定の時間Cを超えると、前記トランジスタ15へのベース電圧供給を停止することにより、前記電極ユニット7への電流供給を遮断した後、前記DCDCコンバータ13の運転を停止し、定電流制御を終了することとなる。
前記定電流制御部20は、上記のような制御を可能とするため、電流検出回路からのアナログ電圧を認識できるA/D入力機能と、前記ベース電圧供給回路17へのPWM出力機能と、前記DCDCコンバータON/OFF切換回路19と前記DCDCコンバータ出力切換回路18へのデジタル出力を可能とするマイコン等から構成する。
上記構成により、通常運転時つまり前記トレイ5内の水の導電率変化が小さい場合には、前記定電流制御部20によって前記定電流動作シーケンス31が働いて前記電極ユニット7へ流れる電流を目標電流範囲内に安定させることができる。この状態においても塩タブレットを投入すると、前記トレイ5内に水の導電率が不均一な状態が発生して、前記給水用タンク1から前記トレイ5内への給水を行なったときや外部からの振動を受けたときに前記電極ユニット7周辺の導電率が急に高くなる。
しかし、前記電流検出回路16は、導電率の急激な変化による電流を検出して、前記電極制御保護手段Bの動作シーケンス33により、前記電流が前記所定値Bを超えた時間が電流制御を停止する前記所定時間Aよりも早い前記所定時間Bに達すると、前記ベース電圧供給回路17によって、ベース電圧を低下させることとなり前記電極ユニット7への印加電圧を下げることができる、すなわち、前記電極制御保護手段Aが働く前に前記電極ユニット7への電流を低下させることができる。これにより、過電流保護の誤検知を減らすことができることとなる。
さらに、前記ベース電圧供給回路17がベース電圧を下げるのに合わせて、前記DCDCコンバータ出力切換回路18によって、前記DCDCコンバータの出力電圧も下限値に下げることにより、前記DCDCコンバータ13の負荷が小さくなることと前記トランジスタ15の損失を小さくすることができるので、部品を小型または廉価にすることができることとなる。
さらに、前記電極ユニット7の短絡等で前記電極制御手段9に過大な電流が流れる場合、
電極制御保護手段Bが働いて、前記電極ユニット7への電流を低下させても、前記DCDCコンバータ13が備える前記DCDCコンバータ用過電流保護機能14が働く電流値が流れた時には前記トランジスタ15が破壊してしまう可能性がある。しかし、前記電極制御保護手段Aが働く電流の前記所定値Aを前記DCDCコンバータ用過電流保護機能14が働く電流値より小さい値にしているため、前記トランジスタ15が破壊する前に前記電極制御保護手段Aが働いて、前記電極ユニット7への通電つまり前記トランジスタ15の電流を遮断することになる。したがって、前記DCDCコンバータ13の過電流保護機能に関係なく、前記トランジスタ15を保護するための電流値を設定でき、前記トランジスタ15を小型または廉価にすることができることとなる。
さらに、電極制御保護手段Aと電極制御保護手段Cを別にし、電極制御保護手段Bの前記所定値Bより電極制御保護手段Cの前記所定値Cを小さくすることにより、制御範囲を超えた場合でも、前記所定値C以上に電流が増加し、前記電極ユニット7に電流が流れ続けることを抑え、前記電極ユニット7の寿命が短くなることを防ぐことができることとなる。
本発明にかかる電極ユニットの過電流保護を備えた空気清浄装置は、小型で廉価な水浄化機能付き加湿装置に適用できる。
1 給水用タンク
2 フィルタ部材
3 供給水路
3a 第1の供給水路
3b 第2の供給水路
3c 電極用水路
4 塩投入口
5 トレイ
6 フィルタ回転手段
7 電極ユニット
8 送風機
9 電極制御手段
10 過電流保護部
11 吸込口
12 吹出口
13 DCDCコンバータ
14 DCDCコンバータ用過電流保護機能
15 トランジスタ
16 電流検出回路
17 ベース電圧供給回路
18 DCDCコンバータ出力切換回路
19 DCDCコンバータON/OFF切換回路
20 定電流制御部
21a 抵抗
21b 抵抗
21c 抵抗
21d 抵抗
21e 抵抗
21f 抵抗
21g 抵抗
21h 抵抗
21i 抵抗
22a SW
22b SW
22c SW
22d SW
22e SW
22f SW
22g SW
22h SW
23 DCDCコンバータの出力電圧
24a 抵抗
24b 抵抗
24c 抵抗
24d 抵抗
25 コンデンサ
26 オペアンプ
27 電流検出抵抗
28 オペアンプ
29a 抵抗
29b 抵抗
30 初期動作シーケンス
31 定電流動作シーケンス
32 電極制御保護手段Aの動作シーケンス
33 電極制御保護手段Bの動作シーケンス
34 電極制御保護手段Cの動作シーケンス
35 周期タイマー
36 筐体
37 回路グランド

Claims (1)

  1. 筐体内に、着脱可能な給水用タンクと、前記給水用タンク内の水が供給されるフィルタ部材と、前記給水用タンク内の前記水を前記フィルタ部材に導く供給水路を形成しかつ外部から塩タブレットを投入する塩投入口を設けたトレイと、前記フィルタ部材を回転可能とするフィルタ回転手段と、前記供給水路の前記水を電気分解する電極ユニットと、前記フィルタ部材に空気を接触させる送風機と、前記電極ユニットへの通電を目標の電流値範囲内で定電流となるように制御し前記電極ユニットへの過電流保護部を備えた電極制御手段とを備えた空気清浄装置であって、前記電極制御手段は、前記電極ユニットへの電流を供給するトランジスタと、前記トランジスタのコレクタ電圧を供給するDCDCコンバータと、前記トランジスタにベース電圧を供給するベース電圧供給回路と、前記DCDCコンバータの出力電圧を複数段に切換えるDCDCコンバータ出力電圧切換回路と、前記電極ユニットに流れる電流を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路より検出した電流値が目標電流範囲になるように前記ベース電圧供給回路と前記DCDCコンバータ出力切換回路とに一定の相関を持たせて所定の制御周期で指示を出す定電流制御部と、前記電流検出回路が検出する電流から電極ユニットへの過電流を検知して空気清浄機の運転を停止する前記過電流保護部を有し、前記DCDCコンバータは、前記DCDCコンバータを過電流から保護するためのDCDCコンバータ用過電流保護機能を有し、前記過電流保護部は、前記DCDCコンバータ用過電流保護機能が働く電流値よりも小さい所定値Aが前記制御周期よりも短い所定時間Aを超える場合に前記トランジスタと前記電極ユニットを保護するために前記トランジスタのベース電圧供給を停止し、前記電極ユニットへの通電を停止する電極制御保護手段Aと、前記電極制御保護手段Aが容易に働かないように、前記所定値Aよりも小さい電流値Bが前記所定時間Aよりも短い所定時間Bを超えた場合に、前記ベース電圧供給回路により前記トランジスタのベース電圧を下限値近傍まで下げるとともに、前記相関を持たせた前記DCDCコンバータ出力電圧切換回路の設定電圧も下限電圧に下げる電極制御保護手段Bと、前記ベース電圧供給回路の指示値が下限値であって、前記電流値Bよりも少ない電流値Cを前記制御周期よりも長い所定時間Cの間超えた場合に、前記トレイ水の導電率が過剰に高いと判断し、前記電極ユニットの寿命低下を防ぐために前記トランジスタのベース電圧供給を停止し、前記電極ユニットへの通電を停止する電極制御保護手段Cとを有し、前記電極ユニットへの過電流から前記電極ユニットおよび前記トランジスタを保護する空気清浄装置。
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