JP2014143516A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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雅文 岸
Hiroshi Kusumoto
弘 楠本
Yoshiaki Nagao
佳明 長尾
Tatsuaki Nagano
竜明 長野
Yohei Osanai
洋平 小山内
Satoshi Narai
聡 奈良井
Toshiyuki Horikawa
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Abstract

【課題】発光素子の温度上昇を良好に抑制することができる原稿照明装置、画像読取装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】コンタクトガラス35などの板状の透明部材上に載置された原稿の原稿面に光を照射するLED901などの発光素子、を備えた光照射体37と、光照射体37を保持して、原稿面に沿って副走査方向に移動するベース部材110などの走行部材とを備えた第1走行体39などの原稿照明装置において、走行部材を金属で形成し、走行部材で発光素子の熱を放熱するよう構成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像読取装置および画像形成装置に関するものである。
コンタクトガラス上に載置された原稿の原稿面に光を照射する光照射体を保持した走行部材を、原稿面に沿って副走査方向に移動させながら原稿面から反射した光を撮像素子に導いて画像を読み取る画像読取装置を備えた画像形成装置が知られている。
特許文献1には、光照射体として複数のLEDを主走査方向に直線状に並べたLEDアレイを用いた画像読取装置が記載されている。
図12は、特許文献1に記載の光照射体275の構造を示す分解斜視図である。なお、図12においては、保持部材266を反転した状態を示している。
光照射体275は、複数のLED232と、導光部材231と、LED232を保持する保持部材266とを有している。導光部材231における入射面231a側には、複数のLED232を駆動するための配線パターン261が形成された駆動回路部234が一体に形成されている。駆動回路部234は、複数のLED232を実装するLED実装面234aが形成されている。
駆動回路部234の配線パターン261には電流制限抵抗などの複数の周辺回路素子262が接続され、これらの周辺回路素子262は配線パターン261上の所定位置に位置決めされ、半田付けされて駆動回路部234に実装されている。また、駆動回路部234には、駆動回路部234の長手方向に沿った位置に複数個のネジ孔267が形成されている。
保持部材266には、複数のLED圧入凹部268と、複数のネジ挿通孔269と、複数の逃げ孔276とが形成されている。複数のLED圧入凹部268、ネジ挿通孔269、逃げ孔276のそれぞれは、保持部材266の長手方向に沿って直線状に配列されている。LED圧入凹部268には、それぞれLED232が軽圧入されている。逃げ孔276には、保持部材266を駆動回路部234に固定することによりLED実装面234a上の周辺回路素子262が入り込む。
各LED圧入凹部68にLED32を軽圧入した保持部材66は、LED232を配線パターン261の上の接続位置に対向させる。また、逃げ孔276を周辺回路素子262に対向させる。また、ネジ挿通孔269をネジ孔267に対向させて、駆動回路部234のLED面234a上に載置させる。そして、ネジ挿通孔269に挿通した固定ネジ271をネジ孔267に螺合させることにより、保持部材266が駆動回路部234に固定される。この固定により、LED232は配線パターン261上の所定位置に押圧されて接続され、LED232への通電が可能となる
保持部材266は、アルミニウム、銅、アルミニウム合金、銅合金等の金属で形成されている。保持部材266を金属で形成することにより、LED232や周辺回路素子262から発生した熱の伝熱性及び放熱性を向上させることができ、熱の影響によるLED232や周辺回路素子262の性能低下を防止している。
また、特許文献1に記載の光照射体275は、図13に示すように、保持部材266におけるLED232や周辺回路素子262が軽圧入されている面の裏面側に、複数の放熱フィン281を備えた放熱部280が形成されている。
この光照射体275が、図13に示す反射ミラーなどとともに、走行部材に保持され、原稿面に沿って副走査方向に移動させながら原稿面に光を照射する。
本出願人は、原稿画像の読取スピードの向上を図った画像読取装置を開発中である。読取スピードを向上しても、良好な読取画像を得るためには、高い照度を確保する必要がある。高い照度を確保するために、この開発中の画像読取装置においては、発光素子としてのLED232の配列を密にしている。このように、LED232の配列が密になることで、光照射体の発熱量が多くなる。
上記特許文献1に記載の構成では、LED232を保持する保持部材266でLED232の熱を放熱しているが、保持部材266は、光照射体275や反射ミラーなどを保持する不図示の走行部材に比べて小さな部材である。従って、保持部材266の周囲の空気と触れる表面積が小さく、効率的にLED232の熱を放熱することができない。そのため、LED232の配列を密にした構成において、上記保持部材266で放熱する構成では、LED232の温度上昇を十分に抑制することができなかった。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、特許文献1に記載の構成に比べて、発光素子の温度上昇を抑制することができる原稿照明装置、画像読取装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、板状の透明部材上に載置された原稿の原稿面に光を照射する発光素子を備えた光照射体と、前記光照射体を保持して、前記原稿面に沿って副走査方向に移動する走行部材とを備えた原稿照明装置において、前記走行部材を金属で形成し、前記走行部材で前記発光素子の熱を放熱するよう構成したことを特徴する原稿照明装置。
本発明によれば、発光素子を保持する保持部材よりも空気と触れる表面積が大きな走行部材で発光素子の熱を放熱するよう構成した。これにより、発光素子を保持する保持部材で発光素子の熱を放熱する特許文献1に記載の画像読取装置に比べて、効率よく発光素子の熱を放熱することができる。従って、発光素子の間隔が密に配列された構成でも、発光素子の温度上昇を良好に抑制することができる。
実施形態に係る画像形成装置としての複写機全体の外観斜視図。 複写機の概略構成図。 スキャナを示す斜視図。 スキャナの内部構成をその側方から示す拡大構成図。 移動機構を示す斜視図。 第1走行体の断面図。 図6のA方向から見た図。 図6のB方向から見た図。 LED及びLED基板の斜視図。 遮光カバーを取り外した状態の第1走行体を図6の矢印C方向から見た図。 (a)は、LED基板のLED実装面と反対側の面を示す図であり、(b)は、(a)のX−X断面図。 従来の光照射体の斜視図。 従来の原稿照射装置を示す断面図。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態の一例(以下、本実施形態を実施形態1という。)として、電子写真方式の複写機(以下、単に複写機11という)について説明する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置としての複写機11全体の外観斜視図である。
複写機11では、画像形成手段12、定着装置13および記録媒体搬送装置14などが収納された装置本体15の上部に画像読取装置としてのスキャナ16が配置されている。スキャナ16の上部には、原稿搬送手段としての原稿自動搬送装置(ADF)18が設けられている。
図2は、複写機11の概略構成図である。
図2において、画像形成装置としての複写機11は、記録媒体にトナー像を形成する画像形成手段12と、この画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像を、その記録媒体に定着する定着装置13とを備えている。また、画像形成手段12に記録媒体を給送する記録媒体搬送装置14を備えている。
画像形成手段12、定着装置13および記録媒体搬送装置14は、装置本体15に収納されている。また、画像形成手段12の上部には、原稿画像を読み取るスキャナ16と、原稿を搬送する開閉体として圧板の機能を有する自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)18とが配置されている。ADF18は、スキャナ16の筐体17にヒンジ機構を介して開閉自在に搭載されている。
ADF18は、原稿束を載置可能な原稿載置台20、原稿載置台20に載置された原稿束の上面に当接して原稿束を送り出す当接位置および原稿束から離隔する離隔位置の間で移動するピックアップローラ21を備えている。また、ピックアップローラ21によって送り出された原稿束から原稿を1枚ずつ分離して読取位置であるスリットガラス36に向かって搬送する給紙ベルト22、リバースローラ23、搬送ローラ対24からなる原稿搬送手段25を備えている。また、読取位置で読み取りが終了した原稿を原稿排紙台26に排紙する搬送ローラ対27および排紙ローラ対28からなる原稿排紙手段29を備えている。
また、排紙ローラ対28は、駆動ローラ28aと、駆動ローラ28aに摺接する従動ローラ28bおよび従動ローラ28cとを備えており、排紙ローラ対28の近傍には切換爪30が設けられている。切換爪30は、第1の切換位置と第2の切換位置との間で移動するようになっており、切換爪30が第1の切換位置に切換えられると、駆動ローラ28aおよび従動ローラ28bによって原稿が原稿排紙台26に排紙されるようになっている。また、切換爪30が第2の切換位置に切換えられると、駆動ローラ28aおよび従動ローラ28cによって原稿がスイッチバック通路31に搬送されるようになっている。
スイッチバック通路31には正逆回転自在なスイッチバックローラ対32が設けられている。スイッチバック通路31に搬送される原稿は、スイッチバックローラ対32によって図1中、右方向に搬送された後、スイッチバックローラ対32が逆転駆動する。これにより、再搬送経路を介して搬送ローラ対24に搬送される。このため、原稿が反転されて読取位置に搬送される。
また、スキャナ16は、それ自体周知のように、光学系34を収容した筐体17と、筐体17の上部に固定配置されたコンタクトガラス35およびスリットガラス36とを備えている。このスキャナ16にあっては、閉じられた原稿や本等からなる原稿をコンタクトガラス35上に原稿を載置して、その原稿PをADF18によって押圧することで、原稿を読取ることができる。また、ADF18によって自動搬送される原稿はスリットガラス36の読取位置で読み取られるようになっている。スキャナ16の光学系34は、光照射体37と第1ミラー38とを有する第1走行体39と、第2ミラー40および第3ミラー41を有する第2走行体42とを有している。また、光学系34は、結像レンズ43と、CCDイメージセンサ44とを備えている。
第1走行体39および第2走行体42は、図1に示した位置から右方に移動し、このとき、光照射体37から出射する光によって原稿を照明する。その反射光を第1ミラー38、第2ミラー40および第3ミラー41の順に反射した後、結像レンズ43を通してCCDイメージセンサ44に入射する。このようにして原稿画像がCCDイメージセンサ44に結像されることにより、原稿の画像が読取られる。
また、ADF18によって原稿を読み取る場合には、図1中、右方に示す位置に第1走行体39および第2走行体42を固定した状態で上述した手順で走行する原稿を読み取る。
また、スリットガラス36上には反射ガイド板65が設けられており、この反射ガイド板65は原稿の読取時の白基準を構成するとともに、光照射体37からの光を反射するようになっている。また、コンタクトガラス35とスリットガラス36の間にはガイド部材71が設けられており、このガイド部材71は、スリットガラス36を通過した原稿を掬い上げて搬送ローラ対27に向かって案内するようになっている。
画像形成手段12は、プロセスユニットとしてのプロセスカートリッジ10(Y,M,C,BK)を備えている。これらプロセスカートリッジ10(Y,M,C,BK)には、複数の支持ローラに巻き掛けられた無端ベルトからなる中間転写ベルト46が対向配置されている。
四つのプロセスカートリッジ10の、符号の後に付されたY,M,C,BKという添字は、イエロー,マゼンタ,シアン,黒用の仕様であることを示している。4つのプロセスカートリッジ10(Y,M,C,BK)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、以下、BK,Y,M,Cという添字を省略して説明する。
プロセスカートリッジ10は、潜像担持体である感光体45、帯電手段である帯電部材47、現像手段である現像装置49、及び、クリーニング手段である感光体クリーニング装置を一体的に支持してユニット状とした構成となっている。各プロセスカートリッジ10は、それぞれの不図示のストッパーを解除することにより、装置本体15に対して着脱可能となっている。
感光体45は、図中の矢印で示すように、図中の時計周り方向に回転する。帯電部材47は、ローラ状の帯電ローラであり、感光体45の表面に圧接されており、感光体45の回転により従動回転する。作像時には、帯電部材47には図示しない高圧電源により所定のバイアスが印加され、感光体45の表面を帯電する。プロセスカートリッジ10は、帯電手段として、感光体45の表面に接触するローラ状の帯電部材47を用いているが、帯電手段としてはこれに限るものではなく、コロナ帯電などの非接触帯電方式を用いてもよい。
露光装置48は、スキャナ16で読み込んだ原稿画像の画像情報またはパーソナルコンピュータ等の外部装置から入力される画像情報に基づいて、感光体45の表面に対して露光し、感光体45の表面に静電潜像を形成する。画像形成手段12が備える露光装置48は、レーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナ方式を用いているが、露光手段としてはLEDアレイを用いるものなど他の構成でも良い。
現像装置49は、粉体状のトナーを収容した現像容器53を有し、そのトナーによって静電潜像が可視像化される。感光体クリーニング装置55は、中間転写ベルトと対向する位置を通過した感光体45の表面上に残留する転写残トナーのクリーニングを行う。感光体クリーニング装置55は、感光体45から除去されたトナーを受け入れるクリーニング容器を備えている。クリーニング容器内のトナーは、トナー搬送装置によって、図示していない廃トナー容器に搬送される。
四つのプロセスカートリッジ10は、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色ごとのトナー像を感光体45上に形成する。四つのプロセスカートリッジ10は、中間転写ベルト46の表面移動方向に並列に配設され、それぞれの感光体45上に形成されたトナー像を中間転写ベルト46に順に重ね合わせるように転写し、中間転写ベルト46上に可視像を形成する。
図1において、各感光体45に対して中間転写ベルト46を挟んで対向する位置には一次転写手段としての一次転写ローラ50が配置されている。一次転写ローラ50には不図示の高圧電源により一次転写バイアスが印加され、感光体45との間で一次転写電界を形成する。感光体45と一次転写ローラ50との間で一次転写電界が形成されることにより、感光体45の表面上に形成されたトナー像が中間転写ベルト46の表面に転写される。中間転写ベルト46を張架する複数の張架ローラのうちの一つが不図示の駆動モータによって回転することによって中間転写ベルト46が図中の矢印A方向に表面移動する。表面移動する中間転写ベルト46の表面上に各色のトナー像が順次重ねて転写されることによって、中間転写ベルト46の表面上にフルカラー画像が形成される。
このようにして、中間転写ベルト46上に転写された重ねトナー像は、二次転写ローラ56の作用によって記録媒体に二次転写される。その転写後の中間転写ベルト46上に付着する転写残トナーは、ベルト用のクリーニング装置52により除去される。このクリーニング装置52のクリーニング容器にもトナーが収容され、そのトナーは図示していない廃トナー容器に搬送される。
また、記録媒体搬送装置14は四つのプロセスカートリッジ10の下方に配置されている。この記録媒体搬送装置14は、転写紙または樹脂シート等からなる記録媒体Sを収容した給紙カセット57を有している。また、この給紙カセットに収納された記録媒体束の最上位の記録媒体Sに接触する給紙ローラ58と、レジストローラ対59とを有している。給紙ローラ58の回転によって最上位の記録媒体Sが図1中、矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体Sは、レジストローラ対59の回転によって、所定のタイミングで中間転写ベルト46と、中間転写ベルト46に対向配置された二次転写ローラ56との間に給送される。
この記録媒体Sが中間転写ベルト46と二次転写ローラ56との間を通過するとき、二次転写ローラ56には転写電圧が印加されることによって中間転写ベルト46上の重ねトナー像が記録媒体に二次転写される。このようにして、画像形成手段12により、記録媒体上にトナー像が形成されるのである。
また、トナー像が形成された記録媒体は定着装置13を通過し、このとき画像形成手段12によって形成された記録媒体上のトナー像がその記録媒体に定着される。また、定着装置13によって画像が定着された記録媒体Sは排紙ローラ対60によって記録媒体排紙台61上に排紙される。
この記録媒体排紙台61は、画像形成手段12を収納する装置本体15とスキャナ16の間に形成されている。本実施形態では、排紙ローラ対60による記録媒体Sの排紙方向下流側の装置本体15およびスキャナの間が開放される胴内排紙型の複写機11となっている。
また、排紙ローラ対60の上流側には切換レバー62が設けられており、この切換レバー62は、記録媒体Sの裏面に複写を行うとき、記録媒体Sの表面の複写が終了した際に反転通路63側に切換えられるようになっている。
すなわち、記録媒体Sの後端が排紙ローラ対60に挟持されると、排紙ローラ対60が逆転駆動するとともに、切換レバー62が反転通路63に連通する位置に切換えられ、記録媒体Sが反転通路63に向かって搬送される。この反転通路63には反転ローラ対64が設けられており、この反転ローラ対64によって反転通路63を搬送される記録媒体は、再度、二次転写ローラ56側に搬送される。
図3は、スキャナ16を示す斜視図である。同図においては、便宜上、図示を省略しているが、このスキャナ16の上には、図示しないADF18が搭載され、蝶番によって揺動自在に支持されていることで、スキャナ16の上面を開閉することが可能になっている。スキャナ16の上面には、透明部材としてのコンタクトガラス35およびスリットガラス36とを備えている。
図4は、スキャナ16の内部構成をその側方から示す拡大構成図である。図に示すように、スキャナ16の筐体17は、第1移動体としての第1走行体39、第2移動体としての第2走行体42を収納している。また結像レンズ43、撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ44なども収納している。
第1走行体39は、光照射体37、第1ミラー38を保持しながら、コンタクトガラス35の面に沿って移動するようになっている。この際、光照射体37から発した光を、コンタクトガラス35を介して原稿Dの画像読取対象面に向けて照射し、画像読取対象面で反射した読取光を第1ミラー38で受ける。
第2走行体42は、第2ミラー40、第3ミラー41を保持しながら、第1走行体39と所定の距離をおいた状態で、コンタクトガラス35の面に沿って移動するようになっている。そして、第1走行体39の第1ミラー38から送られてくる読取光を第2ミラー40、第3ミラー41で順次反射させた後、結像レンズ43に入射せしめる。結像レンズ43に入射した読取光は、CCDイメージセンサ44の受光面に結像されて画像として読み取られる。なお、第1走行体39が距離Lだけ進む間に、第2走行体42が距離L/2だけ進む。これにより、光学系34の光路長が一定に保たれる。
図5は、スキャナ16の第1走行体39及び第2走行体42を移動させる移動機構を示す斜視図である。同図において、光照射体37及び第1ミラー38を保持する第1走行体39は、駆動ワイヤ171に取り付けられている。また、駆動ワイヤ171は、アイドルプーリ179a,179bの間に掛け渡されており、第2走行体42に回転自在に固定されたプーリ172と、駆動軸に固定されたワイヤプーリ175とに巻き回されている。駆動軸174は、タイミングプーリ176とタイミングベルト177とを介して、駆動モータ178に繋がれている。駆動モータ178により駆動軸174の駆動伝達部材としてのワイヤプーリ175が回転駆動すると、駆動ワイヤ171が駆動して、第1走行体39が所定の速度vで移動するとともに、プーリ172を備えた第2走行体が速度v/2で移動する。
副走査方向における第1走行体39の移動可能範囲の一端は、第1走行体39の待機位置としてのホームポジションとなっている。第1走行体39がこのホームポジションよりも少しだけ他端側に進んだ位置にあると、第1走行体39はポジションセンサ173に検知される。ポジションセンサ173による位置から所定距離だけずれた位置がホームポジションになっている。本スキャナ16では、上述した駆動モータ178として、ステッピングモータを用いている。ステッピングモータに対する駆動パルス数と、第1走行体39の移動距離とは厳密に相関する。よって、第1走行体39がポジションセンサ173に検知された時点からの駆動モータ178に対する駆動パルス数により、第1走行体39の副走査方向の位置を正確に把握することができる。
次に、本実施形態の特徴点である原稿照明装置としての第1走行体39について説明する。
図6は、第1走行体39の断面図であり、図7は、図6のA方向から見た図であり、図8は、図6のB方向から見た図であり
原稿照射装置たる第1走行体39は、板金で形成された走行部材としてのベース部材110を備えている。ベース部材110の主走査方向両端には、レール165に載置され、駆動ワイヤ171が取り付けられるレール接触部112を備えている。このレール接触部112の副走査方向両端には、それぞれレール165との摩擦を低減させる部材としての樹脂シュー112aが設けられている。樹脂シュー112aは、POM、ナイロン、PPS、PEEKなどの摺動性のある合成樹脂で形成されている。この樹脂シュー112aが、レール165上を接触しながら移動する。
また、ベース部材110の両端部付近には、一対の板状のミラー保持部111を備えている。一対のミラー保持部111の間には、第1ミラー38が取り付けられている。また、ベース部材110には、光照射体37を保持する光照射体保持部113、反射板114aが保持された反射板保持部114を備えている。光照射体保持部113は、光照射体37のLED901が実装されたLED基板902のLED実装面とは反対側の面に当接して、光照射体37を保持している。
ベース部材110のレール接触部112、ミラー保持部111、光照射体保持部113、反射板保持部114は、一枚の板金を折り曲げ加工して形成されている。すなわち、レール接触部112、ミラー保持部111、光照射体保持部113、反射板保持部114は、同一の金属材料により形成された一体物となっているのである。
光照射体37は、複数のLED901をアレイ状に配置したLED基板902、導光体たる導光板121、遮光部材たる遮光カバー122、導光板121を支持する導光板支持部材123などを備えている。
複数のLED901は、LED基板902の実装面に対して垂直の方向に発光の光軸があるタイプのLEDであり、図9に示すようにLED基板902の長手方向にリニアアレイ状に列設されている。回路部材たるLED基板902には、複数のLEDを駆動させるための配線パターンが形成されている。
導光板支持部材123は、放熱性の良好な板金を折り曲げ加工して形成されたもので、LED基板902のLEDが実装される実装面に取り付けられる取り付け面部123aと、導光板121が載置される導光板受け面部123bとを有している。導光板受け面部123bは、取り付け面部123aの上端から反射板114a側へ略90°折り曲げられて形成されている。また、導光板支持部材123は、取り付け面部123aの下端から、LED基板902側へ略90°折り曲げられて形成され、遮光カバー122から露出する放熱部123cを備えている。
遮光カバー122は合成樹脂からなり、光を吸収する黒色であり、導光板121のLED901の光が入射する入射面と光が出射する出射面以外の面を覆っている。遮光カバー122は、主走査方向に3箇所、ネジ溝が切られたネジ孔が形成されている。また、導光板支持部材123の取り付け面部123aと、LED基板902とには、遮光カバー122のネジ孔に連通するように、主走査方向に3箇所にネジ125が挿入される不図示のネジ挿入穴が設けられている。LED基板902のLED実装面と反対側から導光板支持部材123の取り付け面部123aと、LED基板902とのネジ挿入穴にネジ125を挿入し、遮光カバー122のネジ孔にネジをネジ止めすることで、遮光カバー122は、LED基板902に締結される。また、遮光カバー122がLED基板902に締結されることで、導光板支持部材123の取り付け面部123aが、LED基板902のLED実装面と遮光カバー122とにより挟持固定される。
遮光カバー122により、導光板121およびLED基板902のLED実装面を覆うことで、導光板121の出射面以外から出射した光による読取画像の劣化を防止することができる。
図10は、遮光カバー122を取り外した状態の第1走行体39を図6の矢印C方向から見た図である。
図10に示すように、導光板121の主走査方向両端には、板バネ126が当接している。これら板バネ126は、導光板121と遮光カバー122とに挟持されており、導光板121をLED基板902側へ押している。これにより、導光板121の入射面をLED901の出射面に密着させることができる。
上記LED901は、点灯時に熱を発する。画像読取スピードを向上させるために、第1走行体39の移動速度を速めた場合、高い照度を確保する必要がある。そのため、本実施形態では、LED901をLED基板902に密に配列して、高い照度を確保している。しかし、このように、LED901の間隔を密にすることで、LED901が高温となってしまう。本実施形態においては、上述したように、LED基板902の実装面は、熱伝導性の悪い樹脂からなる遮光カバー122で覆われており、LED901から発した熱が逃げ難く、LED901が高温となりやすい。LED901が高温となると、LED901の寿命の低下・照度の低下などの悪影響が生じる。
LED901が発する熱を放熱するために、先の図12に示したように、金属からなる保持部材にLED901を保持し、保持部材によりLED901から発した熱を放熱することも考えられる。しかし、かかる構成においては、保持部材の空気と接触する表面積が小さいため、LED901の熱を効率よく放熱できず、LED901の温度上昇を十分に抑制できない。
そこで、本実施形態においては、次のような構成で、LED901の発した熱を放熱するように構成した。以下に、具体的に説明する。
図11(a)は、LED基板902のLED実装面と反対側の面を示す図であり、図11(b)は、図11(a)のX−X断面図である。
図11(a)に示すように、LED基板902のLED実装面と反対側の面における光照射体保持部113との接触箇所には、銅ペースト903が形成されている。そして、LED基板902を光照射体保持部113にネジ止めすることにより、銅ペースト903を金属製の光照射体保持部113に密着させている。このように、LED基板902よりも熱伝導性の高い部材である銅ペーストをベース部材110の光照射体保持部113に密着させることで、LED基板902を光照射体保持部113に密着させた場合に比べて、LED901の熱により、加熱されたLED基板902の熱を、ベース部材110の光照射体保持部113へ積極的に逃がすことができる。これにより、LED基板902の温度上昇を抑えることができ、LED901の熱をLED基板902へ移動させることができる。これにより、LED901の温度上昇を抑制することができる。
また、本実施形態においては、光照射体37が、ブラケットなどを介さずに、直接、熱伝導性の高い金属で構成されたベース部材110の光照射体保持部113に保持される。従って、LED基板902からベース部材110の光照射体保持部113へ移動した熱は、ベース部材110のミラー保持部111、レール接触部112などに拡散し、光照射体保持部113の温度上昇が抑えられる。特に、本実施形態においては、レール接触部112、ミラー保持部111、光照射体保持部113、反射板保持部114は、同一の金属材料により形成された一体物となっている。従って、LED基板902から光照射体保持部113へ移動した熱がレール接触部112、ミラー保持部111などにすばやく移動し、光照射体保持部113の温度上昇が抑えられる。また、ベース部材110は、レール接触部112、ミラー保持部111、光照射体保持部113、反射板保持部114を備える表面積の大きな部材である。従って、ベース部材110から効率よく熱が放熱される。従って、光照射体保持部113の温度上昇が抑えられる。このように、LED901の熱を、ベース部材110へ移動させることで、LED901の熱を、効率よく放熱することができ、LED901の温度上昇を抑えることができる。すなわち、本実施形態では、ベース部材110全体が、LED901の熱を逃がす放熱手段として機能するのである。
また、光照射体37を保持するベース部材110をLED901の熱を放熱する放熱手段として用いている。これにより、LED901の熱を放熱する手段と、光照射体37を保持する部材とを別々に設けた場合に比べて、部品点数を削減でき、装置を安価にすることができる。
また、先の図6に示すように、光照射体保持部113の上下方向両端には、折り曲げ部113aが形成されている。これら、折り曲げ部113aが、放熱フィンのような働きをして、光照射体保持部113の熱を放熱することができる。また、光照射体保持部の上下方向両端を折り曲げることで、光照射体保持部材を補強することができる。
また、本実施形態においては、図11(b)に示すように、LED基板902のLED実装面の導光板支持部材123との接触部にも銅ペースト903が形成されている。これにより、LED基板902の熱を、効率よく、金属からなる導光板支持部材123へ移動させることができる。導光板支持部材123へ移動した熱は、先の図6に示したように、遮光カバー122から露出する放熱部123cから放熱される。すなわち、本実施形態においては、導光板支持部材123が、LED901の熱を逃がす第2の放熱手段としての機能を有しているのである。
このように、本実施形態では、導光板支持部材123でも、LED901の熱を逃すので、LED901の温度上昇を抑制することができる。また、導光板121を支持する部材を第2の放熱手段として用いることで、第2の放熱手段と、導光板121を支持する部材とを別に設けた場合に比べて、部品点数を削減でき、装置を安価にすることができる。
また、熱伝導性の悪い樹脂で形成された遮光カバー122により囲われた空間は、温度上昇しやすい。しかし、この遮光カバー122の囲われた空間に、熱伝導性の高い金属で構成した導光板支持部材123の一部が配置され、導光板支持部材123の一端を、遮光カバー122から露出して放熱部123cとしている。これにより、遮光カバー122の囲われた空間の熱を、導光板支持部材123に移動させ、導光板支持部材123の放熱部123cで放熱させることができる。これにより、遮光カバー122の囲われた空間の温度上昇を良好に抑制することができる。
このように、本実施形態においては、LED901の熱を効率よく逃がすことができるので、LED901を密に配置しても、LED901の温度上昇を良好に抑制することができる。これにより、原稿読取スピードの向上を図れるとともに、LED901の照度低下などの性能低下や、寿命低下を抑えることができる。
図11(b)に示すように、LED基板902は、ベース層902aのLED実装面側は、LED901を駆動させる配線パターンが形成された導電層902bと、この導電層902bに絶縁層902cが形成されている。導光板支持部材123と接触する銅ペースト903は、この絶縁層902c上に形成されている。また、ベース層902aのLED実装面と反対側にも、絶縁層902cが形成されており、ベース部材110の光照射体保持部と接触する銅ペースト903は、ベース層902aのLED実装面と反対側の絶縁層902c上に形成されている。これら、銅ペースト903は、スクリーン印刷などの公知の方法で形成することができる。
なお、本実施形態においては、LED基板902の導光板支持部材123との接触箇所、ベース部材110との接触箇所に銅ペーストを形成しているが、LED基板902よりも熱伝導性の高い部材であればよい。例えば、シリコーンを含有した柔軟性のある放熱シートを用いてもよい。放熱シートを用いることで、各部材に放熱シートを良好に密着させることができ、効率よくLED基板902熱を移動させることができる。これに対し、本実施形態のように、LED基板902に銅ペーストを形成することで、装置を安価にすることができる。放熱手段(ベース部材や導光板支持部材)への熱伝導性を高めたい場合は、放熱シートを用いればよいし、装置を安価にしたい場合は、銅ペーストを形成すればよく、目的に応じて、適宜、用いればよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
コンタクトガラス35などの板状の透明部材上に載置された原稿の原稿面に光を照射するLED901などの発光素子、を備えた光照射体37と、光照射体37を保持して、原稿面に沿って副走査方向に移動するベース部材110などの走行部材とを備えた第1走行体39などの原稿照明装置において、走行部材を金属で形成し、走行部材で発光素子の熱を放熱するよう構成した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、LED901などの発光素子が密に配列された構成でも、発光素子の温度上昇を抑制できる。
(態様2)
また、(態様1)において、ベース部材110などの走行部材は、光照射体37を保持する光照射体保持部113と、コンタクトガラス35などの透明部材上の原稿面から反射したLED901などの発光素子の光を反射してCCDイメージセンサ44などの撮像素子に導くための第1ミラー38などの反射鏡を保持するミラー保持部111などの反射鏡保持部と、当該装置が走行するレール165に接触するレール接触部112とを備え、光照射体保持部113、ミラー保持部111およびレール接触部112を同一の金属材料により一体で形成された一体成形品とした。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、効率よくLED901などの発光素子の熱を放熱することができ、発光素子の温度上昇を抑制することができる。
(態様3)
(態様1)または(態様2)において、光照射体37のLED901などの発光素子が備えられていない面の少なくとも一部を、銅ペースト903などのLED基板902などの発光素子が実装される部材よりも熱伝導性の高い部材で形成し、熱伝導性の高い部材をベース部材110などの走行部材に密着させた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、LED901などの発光素子の熱を良好にベース部材110などの走行部材へ移動させることができる。
(態様4)
(態様1)乃至(態様3)いずれかにおいて、ベース部材110などの走行部材の光照射体37を保持する光照射体保持部113の端部に曲げ部113aを形成した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、光照射体保持部113を補強でき、かつ、この曲げ部113aにより熱を放熱することができる。
(態様5)
また、(態様1)乃至(態様4)において、光照射体37のLED901などの発光素子が備えられた面に接触して、発光素子の熱を放熱する導光板支持部材123などの第2の放熱手段を備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、LED901などの発光素子の温度上昇をより一層抑制することができる。
(態様6)
また、(態様5)において、光照射体37は、LED901などの発光素子の光を原稿面に導く導光板121などの導光体を備え、導光板支持部材123などの第2の放熱手段は、導光体を支持する導光板受け面部123bなどの支持部を有する。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、第2の放熱手段と導光板121など導光体を支持する部材とを別々に設けた場合に比べて、部品点数を削減でき、装置を安価にすることができる。
(態様7)
また、(態様1)乃至(態様6)いずれかにおいて、光照射体37は、LED901などの発光素子の光を原稿面に導く導光板121などの導光体と、発光素子を備えた面に接触して、導光体の発光素子の光が入射する入射面および発光素子の光が原稿面に向けて出射する出射面以外を覆う遮光カバー122などの遮光部材を備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、導光板121などの導光体の出射面以外から出射した光による読取画像の劣化を防止することができる。また、遮光カバー122などの遮光部材を設けることで、LED実装面側に熱が篭り、LED901などの発光素子が温度上昇しやすい。しかし、本実施形態では、上記(態様1)乃至(態様6)いずれかの構成を備えて。LED901の熱を効率よく放熱しているので、遮光部材を設けた構成でも、発光素子の温度上昇を抑制することができる。
(態様8)
原稿の画像読取箇所を照明する原稿照明手段と、画像読取箇所で反射された反射光を受光し該画像読取箇所の画像を撮像するCCDイメージセンサ44などの撮像素子とを備えたスキャナ16などの画像読取装置において、原稿照明手段として、(態様1)乃至(態様7)いずれかの原稿照明装置を備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、LED901などの発光素子の温度上昇による発光素子の照度低下を抑えることができるので、照度不足による読取画像の劣化を抑制することができる。また、画像読取スピードの向上を図ることができる。
(態様9)
また、原稿面の画像を読み取るスキャナ16などの画像読取部と、画像読取部で読み取った画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置において、画像読取部として、(態様8)の画像読取装置を用いた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、品質のよい画像を複写することができる。また、複写のスピードの向上を図ることができる。
11:複写機
12:画像形成手段
16:スキャナ
34:光学系
35:コンタクトガラス
37:光照射体
38:第1ミラー
39:第1走行体
40:第2ミラー
41:第3ミラー
42:第2走行体
43:結像レンズ
44:CCDイメージセンサ
110:ベース部材
111:ミラー保持部
112:レール接触部
112a:樹脂シュー
113:光照射体保持部
113a:曲げ部
114:反射板保持部
114a:反射板
121:導光板
122:遮光カバー
123:導光板支持部材
123a:取り付け面部
123c:放熱部
123b:導光板受け面部
125:ネジ
126:板バネ
165:レール
901:LED
902:LED基板
902a:ベース層
903:銅ペースト
特許第4625279号公報

Claims (9)

  1. 板状の透明部材上に載置された原稿の原稿面に光を照射する発光素子を備えた光照射体と、
    前記光照射体を保持して、前記原稿面に沿って副走査方向に移動する走行部材とを備えた原稿照明装置において、
    前記走行部材を金属で形成し、前記走行部材で前記発光素子の熱を放熱するよう構成したことを特徴する原稿照明装置。
  2. 請求項1の原稿照明装置において、
    前記走行部材は、前記光照射体を保持する光照射体保持部と、前記透明部材上の原稿面から反射した発光素子の光を反射して撮像素子に導くための反射鏡を保持する反射鏡保持部と、前記走行部材が走行するレールに接触するレール接触部とを備え、
    前記光照射体保持部、前記反射鏡保持部および前記レール接触部を同一の材料により一体で形成された一体成形品としたことを特徴とする原稿照明装置。
  3. 請求項1または2の原稿照明装置において、
    前記光照射体の発光素子が備えられていない面の少なくとも一部を、前記発光素子が実装される部材よりも熱伝導性の高い部材で形成し、前記熱伝導性の高い部材を前記走行部材に密着させたことを特徴とする原稿照明装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかの原稿照明装置において、
    前記走行部材の光照射体を保持する光照射体保持部の端部に曲げ部を形成したことを特徴とする原稿照明装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかの原稿照明装置において、
    前記光照射体の発光素子が備えられた面に接触して、前記発光素子の熱を放熱する第2の放熱手段を備えたことを特徴とする原稿照明装置。
  6. 請求項5の原稿照明装置において、
    前記光照射体は、前記発光素子の光を前記原稿面に導く導光体を備え、
    前記第2の放熱手段は、前記導光体を支持する支持部を有することを特徴とする原稿照明装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかの原稿照明装置において、
    前記光照射体は、前記発光素子の光を前記原稿面に導く導光体と、前記発光素子を備えた面に接触して、前記導光体の前記発光素子の光が入射する入射面および前記発光素子の光が前記原稿面に向けて出射する出射面以外を覆う遮光部材とを備えたことを特徴とする原稿照明装置。
  8. 原稿の画像読取箇所を照明する原稿照明手段と、前記画像読取箇所で反射された反射光を受光し該画像読取箇所の画像を撮像する撮像素子と、を備えた画像読取装置において、
    前記原稿照明手段として、請求項1乃至7いずれかの原稿照明装置を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  9. 原稿面の画像を読み取る画像読取部と、
    該画像読取部で読み取った画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置において、
    上記画像読取部として、請求項8の画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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