JP2014143139A - 照明装置 - Google Patents

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Takuya Matsumaru
卓矢 松丸
Hidetaka Okada
英隆 岡田
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Abstract

【課題】側方に向けて放射された光を光路制御により上方に向けると共に該上方に向かう光が複数の貫通孔を通過して外部に出射される構成とされた照明装置において、各貫通孔を通過して外部に出射される光が互いに指向性及び輝度の均一性を有するものとする。
【解決手段】内面に平面拡散反射面2aと複数の凸反射部2bを有する底板部2と、側板部3〜6と、内面に平面拡散反射面7aを有すると共に複数の貫通孔7bが設けられた上板部7によって導光空間40を形成し、少なくとも側板部3〜6の1つに取り付けられた、複数のLED10を覆うように配光制御レンズ20が取り付けられたLED実装基板35のLED10から放射されて導光空間40内を伝播されて底板部2の平面拡散反射面2a及び凸反射部2bの傾斜拡散反射面2ba、2bcで反射された光が貫通孔7bを通過して外部に向けて出射される。
【選択図】図12

Description

本発明は、照明装置に関するものであり、詳しくは、側方に配設した光源から側方に向けて放射された光を光路制御により上方に向けると共に該上方に向かう光によって複数の仮想光源を平面状に形成する照明装置に関する。
従来、側方に配設した光源から側方に向けて放射された光を光路制御により上方に向ける光学系を備えた照明装置には、例えば図15(分解斜視図)に示すような構成のものが面状光源装置として開示されている(特許文献1)。
それは、夫々の内壁面を反射面とする4つの側板部80b、80c、80d、80eと1つの底板部80aで構成された、開口80fを有する箱状の本体ケース80の一側板部80dに、複数のLED81が所定の間隔をおいて略一列に配設されてなるLED基板82が取付けられ、開口80fを塞ぐように光学反射板83が取付けられている。
光学反射板83は、表面83a及び裏面83bがいずれも反射面となっており、LED81側の短辺83eから対向する短辺83f方向に向かう所定距離L1の間がLED81からの光を遮光する遮光領域S1とされ、残りの短辺83fまでの所定距離L2の間が複数の貫通孔8311〜83mnが設けられてLED81からの光を透過させる光透過領域S2とされている。
複数の貫通孔8311〜83mnは、貫通孔列8311〜83m1、・・・・・、831n〜83mnが遮光領域S1から離れるにしたがって開口面積が大きくなっており、いずれもLED81から発せられた光が直接通過することがないように設定されている。
WO2011/155537A1号公報
ところで、上記構成の面状光源装置は、光学反射板83に設けられた複数の貫通孔8311〜83mnのそれぞれを通過する光は、光源から放射された光が各貫通孔8311〜83mnに対して個々に光路制御されて導かれたものではない。
そのため、複数の貫通孔8311〜83mnのうち、光源に近い領域に位置する貫通孔は、該貫通孔の深さ方向に沿う中心軸に対して小さい傾斜角で通過する光の該貫通孔の全通過光に占める割合が相対的に多く、光源から離れるに従って中心軸に対して大きい角度で通過する光の占める割合が相対的に多くなる。
つまり、複数の貫通孔8311〜83mnのうち、光源に近い領域に位置する貫通孔は、該貫通孔の全通過光に対して、中心軸に対して小さい傾斜角で通過する光の成分が相対的に多く、光源から離れるに従って中心軸に対して大きい角度で通過する光の成分が相対的に多くなる。
その結果、複数の貫通孔8311〜83mnのそれぞれを通過する光は、光源から各貫通孔8311〜83mnが位置するまでの距離に応じて指向性が異なるものとなり、指向性にムラが生じることになる。
また、LED81から放射された光は、本体ケース80の底板部80aの内壁反射面と光学反射板83の裏面反射面の間で反射を繰り返しながら光源から離れる方向に向かって進行する。そのため、光源に近い貫通孔には光源から短い光路長を経て到達した相対的に強い光が通過し、光源から離れるに従って長い光路長を経て到達した相対的に弱い光が通過する。
その結果、貫通孔を通過する光の強さも、光源から各貫通孔8311〜83mnが位置するまでの距離に応じて異なるものとなり、そのため光の強さ(輝度)にムラが生じることになる。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、側方に配設した光源から略側方に向けて放射された光を光路制御により上方に向けると共に該上方に向かう光が複数の貫通孔を通過して外部に出射される構成とされた光学系を備えた照明装置において、各貫通孔を通過して外部に出射される光が互いに指向性及び輝度の均一性を有するものとなるようにすることにある。
これにより、各貫通孔を通過する光を該貫通孔の位置を仮想光源の位置とする該仮想光源から放射された光として見なすことができ、光学的に、指向性及び輝度の均一性を有する複数の仮想光源を平面状に形成した構成からなる照明装置の提供が実現できる。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、底板部と、前記底板部の各周縁部から垂直に立ち上がる側板部と、前記底板部に対向する位置に配置された上板部によって箱形状の導光空間が形成され、前記上板部は内面を平面拡散反射面とすると共に縦横夫々所定の間隔でドットマトリックス状に形成された複数の貫通孔を有し、 前記側板部の少なくとも1つには、複数のLEDが所定の間隔で実装されると共に該複数のLEDを覆うように配光制御レンズが取り付けられた細長形状のLED実装基板が前記LEDの照射方向を対向する側板部の方向に向けて取り付けられ、前記底板部は内面を拡散反射面とすると共に前記拡散反射面は平面拡散反射面と該平面拡散反射面から立ち上がる縦横夫々所定の間隔でドットマトリックス状に形成された複数の凸反射部を有し、前記複数の凸反射部の夫々は、前記複数の貫通孔の夫々の直下に1対1に設けられ且つ前記LED実装基板の方向を向いた側面拡散反射面を有し、前記複数の貫通孔の夫々からは、前記LEDから放射されて前記導光空間内を伝播されて前記底板部の前記平面拡散反射面で反射された光及び前記側面拡散反射面で反射された光が通過して外部に向けて出射されることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記凸反射部は、角錐形状又は円錐形状のいずれかであることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は請求項2において、前記複数の貫通孔の夫々は、上方視において直下の前記凸反射部の底面から突出しない大きさであることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、前記配光制御レンズは、短手方向の断面において、前記LEDの光軸方向を0°の方向としたときに、前記LEDから、0°の方向から20°の方向の範囲に放射された光を5°の方向から10°の方向の範囲に光路制御し、20°の方向から90°の方向の範囲に放射された光を5°の方向から20°の方向の範囲に光路制御することを特徴とするものである。
本発明の照明装置は、内面に平面拡散反射面と複数の凸反射部を有する底板部と、側板部と、内面に平面拡散反射面を有すると共に複数の貫通孔が設けられた上板部によって導光空間形成し、少なくとも側板部1つに取り付けられた、複数のLEDを覆うように配光制御レンズが取り付けられたLED実装基板のLEDから放射されて導光空間内を伝播されて底板部の平面拡散反射面及び凸反射部の側面拡散反射面で反射された光が貫通孔を通過して外部に向けて出射するようにした。
その結果、夫々の貫通孔から出射される光の輝度及び配光特性は、夫々の貫通孔に同一の光出力を有する仮想点光源を想定して該各仮想点光源から放射された光の配光特性及び輝度と光学的にほぼ同等と見なすことができる。
つまり、上板部を上方(光出射方向)側から上方視すると、夫々の貫通孔に配置された同一光出力の仮想光源の全てを点灯させた状態とほぼ同様の見え方(配光特性)を示すものとなる。
本発明の実施形態に係わる照明装置の斜視説明図である。 同じく、実施形態に係わる照明装置の断面説明図である。 LEDの説明図である。 配光制御レンズの斜視説明図である。 配光制御レンズの断面説明図である。 配光制御レンズの光線追跡図である。 同じく、配光制御レンズの光線追跡図である。 同じく、配光制御レンズの光線追跡図である。 底板部の内面部分説明図である。 上板部の斜視説明図である。 凸反射部と貫通孔の上方視の図である。 照明装置の光路説明図である。 貫通孔からの出射光の配光説明図である。 配光制御レンズからの出射光の到達領域を示す説明図である。 従来例の説明図である。
以下、この発明の好適な実施形態を図1〜図14を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
図1及び図2は、本発明の照明装置に係わる実施形態を示す説明図であり、図1は斜視説明図、図2は断面説明図である。
照明装置1は、矩形状の底板部2と、底板部2の各周縁部から垂直に立ち上がる4つの側板部3、4、5、6と、底板部2と4つの側板部3、4、5、6で囲まれた空間(後述の導光空間)40を塞ぐように底板部2と対向する位置に配置された上板部7を備えており、4つの側板部3、4、5、6には、複数の半導体発光装置(LED)10が所定の間隔で実装されると共に該複数のLED10を覆うように配光制御レンズ20が取り付けられた細長形状のLED実装基板35が、対向する位置に設けられたLED10の照射方向が互いに対向する方向となるように取り付けられている。
LED10は、発光源となるLED素子11が基板12にボンディングされ、該LED素子11が外面13を凸ドーム状の球面又は非球面とする透光性樹脂14で樹脂封止されている。透光性樹脂14は、LED素子11を水分、塵埃及びガス等の外部環境から保護すると共に、LED素子11の光出射面と界面を形成することによりLED素子11で発光された光をLED素子11の光出射面から透光性樹脂14内に効率良く出射させる機能を有している(図3(LEDの説明図)参照)。
配光制御レンズ20は押し出し成形で成形可能な柱状に形成され、長手方向が複数のLED10の実装方向に沿うようにLED実装基板35に取り付けられている。
配光制御レンズ20は、図4(配光制御レンズの斜視説明図)及び図5(配光制御レンズの断面説明図)に示すように、光学系において点光源として見なすことができる光源(本実施形態においてはLED素子11)を想定し、LED素子11の光出射点Pを含む光軸X(LED10の光軸)に垂直な方向に延びる柱状形状を有している。
配光制御レンズ20の短手方向の断面形状は、LED10の上方の該LED10と対向する位置に、光軸Xを主軸とし光軸X上の光出射点Pの位置近傍を焦点位置とするLED10側に凸状の双曲線あるいは双曲線を基調とする自由曲線からなる第1光入射面21が位置している。
LED10の斜め上方から側方までの該LED10と対向する位置には、第1光入射面21の両上端の夫々から下方に且つ光出射点Pを通り光軸Xに垂直な軸Yの位置まで延びる直線からなる第2光入射面22が位置している。
第1光入射面21のLED10と反対側の該第1光入射面21に対応する位置には、光軸Xから該光軸Xに対して上方に向かって外側に開いた直線からなる第1光出射面23が位置している。
第1光出射面23の斜め側方の位置には、該第1光出射面23の両端の夫々から光軸Xに対して上方に向かって外側に僅かに開いた直線からなる第1接続面26が位置している。
第1接続面26の側方の位置には、該第1接続面26の両上端の夫々から光軸Xと反対側の斜め下方に延びる上側に凸状の湾曲線からなる第2光出射面24が位置している。
第2光出射面24の斜め上方から側方までの位置には、第2光出射面24の両端の夫々から上方に且つ光軸Xに略平行に延びる直線からなる第2接続面27が位置している。
第2接続面27の上部側方の位置には、該第2接続面27の両上端の夫々から光軸Xと反対側の斜め下方に延びる上側に凸状の湾曲線からなる第3光出射面25が位置している。
そして、第1光入射面21及び第2光入射面22で囲まれた領域に第1空間部30が形成され、第1光出射面23、第1接続面26、第2光出射面24及び第2接続面27で囲まれた領域に第2空間部31が形成され、第1空間部30及び第2空間部31の外側に、第3光出射面25の両端と第2光入射面22の両下端の夫々を結び、光軸Xに対して上方に向かって外側に開くと共に光軸Xと反対側に凸状の湾曲線からなる内部反射面28が位置しており、内部反射面28の上部(第3光出射面25の側方端部に接する部分)の近傍には光軸Xに略平行な直線からなる平坦面29が位置している。
次に、上記形状及び構成の配光制御レンズにおいて、LEDから発せられた光が配光制御レンズ内を導光されて外部に出射されるまでの光線追跡の結果を図6〜図8を参照して説明する。
配光制御レンズによる配光(光路)制御は、LEDから発せられた光の放射方向によって配光制御レンズからの出射光の出射方向が制御される。
まず、LED10から、LED10の光軸X(0°)の方向から20°の方向の範囲に放射された光は、図6にあるように、全て第1光入射面21から配光制御レンズ20に入射し、配光制御レンズ20内を導光されて全て第1光出射面23から外部に出射される。この場合、第1光出射面23からの出射光は光軸X(0°)に対して5°の方向から10°の方向の範囲に向くように光路制御されている。
また、LED10から、20°の方向から50°の方向の範囲に放射された光は、図7にあるように、第2光入射面22の上部から配光制御レンズ20に入射し、配光制御レンズ20内を導光されて内部反射面28の上部に至り、内部反射面28の上部で内部反射(全反射)されて更に配光制御レンズ20内を導光されて第3光出射面25から外部に出射される。この場合、第3光出射面25からの出射光は光軸X(0°)に対して5°の方向から20°の方向の範囲に向くように光路制御されている。
更に、LED10から、50°の方向から90°の方向の範囲に放射された光は、図8にあるように、第2光入射面22の下部から配光制御レンズ20に入射し、配光制御レンズ20内を導光されて内部反射面28の下部に至り、内部反射面23の下部で内部反射(全反射)されて更に配光制御レンズ20内を導光されて第2光出射面24から外部に出射される。この場合、第2光出射面24からの出射光は光軸X(0°)に対して5°の方向から20°の方向の範囲に向くように光路制御されている。
このように、LED10からの放射光を配光制御レンズ20を用いて配光(光路)制御することにより、照明装置においてLEDからの照射光を効率良く利用できると共に求められる光路の形成に有効に寄与するものとなる。
次に、底板部2は図9(底板部の内面説明図)にあるように、内面(上板部7に対向する側の面)を拡散反射面とし、平面拡散反射面2aと縦横夫々所定の間隔でドットマトリックス状に形成された複数の突起状の凸反射部2bで構成されている。ここでいう拡散反射面は、白色つや無し塗装、樹脂の原着(例えば、ABS樹脂の白色)あるいはシボ加工を施した下地の上にアルミ蒸着もしくは銀色塗装等が挙げられる。
凸反射部2bは、いずれも同一の寸法形状を有する四角錐からなり、4つの側面拡散反射面2ba、2bb、2bc、2bdのうち対向する一対の側面反射面2ba、2bcの夫々はLED実装基板35が取り付けられた側板部3、5に対向するように配置されていると共に平面拡散反射面2aに対して略45°の角度で立ち上がっている。また、対向する一対の側面拡散反射面2bb、2bdの夫々はLED実装基板35が取り付けられた側板部4、6に対向するように配置されていると共に平面拡散反射面2aに対して略45°の角度で立ち上がっている。
上板部7は、図10(上板部の斜視説明図)にあるように、金属あるいは樹脂で形成され、内面(底板部2に対向する側の面)を拡散反射面とし、平面拡散反射面7aと縦横夫々所定の間隔でドットマトリックス状に形成された複数の円状の貫通孔7bで構成されている。ここでいう拡散反射面は、上記底板部2に形成された拡散反射板と同様の材料、手法のものである。
複数の貫通孔7bは、具体的には、例えば孔径が0.2mmφで縦横の孔間隔(ピッチ)が5mm又は2.5mm、あるいは、孔径が0.4mmφで縦横の孔間隔(ピッチ)が5mm又は2.5mm等で構成される。
なお、底板部2と上板部7は、底板部2の形成された複数の凸反射部2bと上板部7に形成された複数の貫通孔7bが、互いに縦横同一の間隔に設定され且つ凸反射部2bの直上に貫通孔7bが位置するように、換言すると、凸反射部2bの中心軸Zと貫通孔7bの中心軸Zが同一線上に位置するように、全ての凸反射部2bと貫通孔7bが1対1の位置関係になるように配置されている。
凸反射部2bと貫通孔7bの大きさの関係は、上面視したときに図11(上方視の図)にあるように、四角錐形状の凸反射部2bの底面2beの大きさを貫通孔7bの径(直径)よりも大きいことが好ましい。これにより、光源から放射されて凸反射部2bの側面拡散反射面2ba、2bb、2bc、2bdに反射された光を効率的に貫通孔7bに向けて取り込むことが可能となる。
次に、上記各光学部材で構成された照明装置の光学系について図12〜図14を参照して説明する。
図12(照明装置の光路説明図)より、LED実装基板35に実装された複数のLED10の夫々から放射された光は、該複数のLEDを一括して覆うようにLED実装基板35に取り付けられた柱状の配光制御レンズ20を導光されて導光空間40内の側方に向けて照射される。
そのうち、配光制御レンズ20からLED10の光軸X(0°)に対して上下夫々5°の方向から10°の方向の範囲に出射した光は、LED10から、LED10の光軸X(0°)の方向から20°の方向の範囲に放射された光を配光制御レンズ20によって光路制御されたものである。そのため、相対的に強度の強い光が出射されて導光空間40内の長い距離を所定の強度を維持した状態で伝播する。
一方、配光制御レンズ20からLED10の光軸X(0°)に対して上下夫々5°の方向から20°の方向の範囲に出射した光は、LED10から、LED10の光軸X(0°)に対して20°の方向から90°の方向の範囲に放射された光を配光制御レンズ20によって光路制御されたものである。そのため、LED10から放射された相対的に弱い光が直接LED10近傍の貫通孔7bから外部に出射するのが抑制されてその分、導光空間40内における伝播距離の長距離化が図られている。
そこで、配光制御レンズ20から出射した光のほとんどは、底板部2の方向又は上板部7の方向のいずれかの方向に向かい、底板部2の平面拡散反射面2a及び凸反射部2bと上板部7の平面拡散反射面7aの間で反射を繰り返しながら導光空間40内を伝播する。
そして、導光空間40内を伝播中に上板部7に形成された貫通孔7bに到達した光が該貫通孔7bを通過して外部に出射する。
その場合、図13(貫通孔からの出射光の配光説明図)に示すように、夫々の貫通孔7bに到達する光はほとんどが、底板部2の平面拡散反射面2aで反射された光と凸反射部2bで反射された光のいずれかである。そのうち、平面拡散反射面2aで反射されて上板部7の貫通孔7bに到達する光L1は該貫通孔7bの深さ方向に沿う中心軸に対して大きい傾斜角、つまり上板部7に対して寝た方向で通過して外部に向けて出射される。
それに対し、凸反射部2b(凸反射部2bの側面拡散反射面2ba、2bb、2bc、2bd)で反射されて貫通孔7bに到達する光L2は該貫通孔7bの中心軸方向あるいは中心軸に対して小さい傾斜角、つまり上板部7に対して立った方向で通過して外部に出射される。
そのため、夫々の貫通孔7bから出射される光は、上板部7に対して相対的に寝た方向の光L1の成分と相対的に立った方向の光L2の成分で構成され、貫通孔7bからの出射光L1、L2は、あたかも貫通孔7bの中心に配置されたLED(仮想点光源)からの放射光が形成するランバーシアン配光45に近似した配光特性を形成する。
また、配光制御レンズ20によってLED10からの出射光の光路制御を行い、図14(配光制御レンズからの出射光の到達領域を示す図)にあるように、配光制御レンズ20aから出射して、LED10の光軸X(0°)の方向から20°の方向の範囲に放射された相対的に強度の強い光を、光軸X(0°)に対して5°の方向から10°の方向の範囲に向けて遠方まで届くように制御(配光制御レンズ20aからの出射光はCの領域まで、配光制御レンズ20bからの出射光はAの領域まで届くように制御)し、光軸X(0°)に対して20°の方向から90の方向の範囲に放射された相対的に強度の弱い光を、光軸X(0°)に対して5°の方向から20°の方向の範囲に向けてLED10の近傍の貫通孔7bからの出射光を抑制すると共にある程度遠くまで(配光制御レンズ20aからの出射光はA、Bの領域まで、配光制御レンズ20bからの出射光はC、Bの領域まで)届くように制御した。
そのため、LED10の近傍に位置する貫通孔7bから出射される光の強さと、LED10近傍から離れる位置にある貫通孔7bから出射される光の強さは、全体的に均一化される。
以上のように、上板部7に設けられた複数の貫通孔7bの夫々から出射される光の輝度及び配光特性は、夫々の貫通孔7bに同一の光出力を有する仮想点光源を想定して該各仮想点光源から放射された光の配光特性(ランバーシアン配光)及び輝度と光学的にほぼ同等と見なすことができる。
つまり、上板部7を上方(光出射方向)側から上方視すると、夫々の貫通孔7bに配置された同一光出力の仮想光源の全てを点灯させた状態とほぼ同様の見え方(配光特性)を示すものとなる。
なお、上述の照明装置においては、4つの側板部のうち互いに対向する一対の側板部にLED実装基板を取り付け、底板部に形成された凸反射部の形状を四角錐とすることにより4つの側面拡散反射面の夫々が、側板部の夫々に取り付けられたLED実装基板の方向を向くように配置した。
しかしながら、LED実装基板が取り付けられる側板部は、照明装置に求められる明るさや配光特性によって異なり、4つの側板部のうち1つの側板部、2つの側板部、3つの反射又は4つ全ての側板部に取り付ける場合がある。
その場合、底板部に形成される凸反射部は、側面拡散反射面とLED実装基板が1対1で互いに対向するような形状及び配置が好ましく、三角錐又は四角錐のいずれかの角錐形状で実現できる。但し、貫通孔からの出射光に求められる配光特性によっては、凸反射部の形状を五角錐以上の多角錐形状あるいは円錐形状とすることも可能である。
また、上述の照明装置においては、配光制御レンズ20及びLED実装基板35は一列に配置された複数のLED10に対して1つ形成されているが、これに限らず、単一のLED10に対して配光制御レンズ20及びLED実装基板35が1つずつ形成されてもよい。また、配光制御レンズは柱状形状に限らず、回転対称形状等でもよい。
1… 照明装置
2… 底板部
2a… 平面拡散反射面
2b… 凸反射部
2ba… 側面拡散反射面
2bb… 側面拡散反射面
2bc… 側面拡散反射面
2bd… 側面拡散反射面
2be… 底面
3… 側板部
4… 側板部
5… 側板部
6… 側板部
7… 上板部
7a… 平面拡散反射面
7b… 貫通孔
10… 半導体発光装置(LED)
11… LED素子
12… 基板
13… 外面
14… 透光性樹脂
20… 配光制御レンズ
20a… 配光制御レンズ
20b… 配光制御レンズ
21… 第1光入射面
22… 第2光入射面
23… 第1光出射面
24… 第2光出射面
25… 第3光出射面
26… 第1接続面
27… 第2接続面
28… 内部反射面
29… 平坦面
30… 第1空間部
31… 第2空間部
35… LED実装基板
40… 空間(導光空間)
45… ランバーシアン配光

Claims (4)

  1. 底板部と、
    前記底板部の各周縁部から垂直に立ち上がる側板部と、
    前記底板部に対向する位置に配置された上板部によって箱形状の導光空間が形成され、
    前記上板部は内面を平面拡散反射面とすると共に縦横夫々所定の間隔でドットマトリックス状に形成された複数の貫通孔を有し、
    前記側板部の少なくとも1つには、複数のLEDが所定の間隔で実装されると共に該複数のLEDを覆うように配光制御レンズが取り付けられた細長形状のLED実装基板が前記LEDの照射方向を対向する側板部の方向に向けて取り付けられ、
    前記底板部は内面を拡散反射面とすると共に前記拡散反射面は平面拡散反射面と該平面拡散反射面から立ち上がる縦横夫々所定の間隔でドットマトリックス状に形成された複数の凸反射部を有し、
    前記複数の凸反射部の夫々は、前記複数の貫通孔の夫々の直下に1対1に設けられ且つ前記LED実装基板の方向を向いた側面拡散反射面を有し、
    前記複数の貫通孔の夫々からは、前記LEDから放射されて前記導光空間内を伝播されて前記底板部の前記平面拡散反射面で反射された光及び前記側面拡散反射面で反射された光が通過して外部に向けて出射されることを特徴とする照明装置。
  2. 前記凸反射部は、角錐形状又は円錐形状のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記複数の貫通孔の夫々は、上方視において直下の前記凸反射部の底面から突出しない大きさであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記配光制御レンズは、短手方向の断面において、前記LEDの光軸方向を0°の方向としたときに、前記LEDから、0°の方向から20°の方向の範囲に放射された光を5°の方向から10°の方向の範囲に光路制御し、20°の方向から90°の方向の範囲に放射された光を5°の方向から20°の方向の範囲に光路制御することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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