JP2014143094A - 蓄電池シャーシ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、バッテリの使用温度範囲を広げることができる蓄電池シャーシ構造を提供する。
【解決手段】バッテリ保持部2aが内部に収容されたバッテリ筐体2が外壁3と内壁4とを有し、前記外壁3と内壁4との間に隙間5が形成された二重壁により形成される。外壁3の一部に空気吸い込み用開口部6と、空気排出用開口部7とを設け、吸い込み用開口部6または排出用開口部7のいずれか一方に開閉可能なルーバー8、他方にブロア9を設ける。ブロア9の駆動により吸い込み用開口部6から隙間5に吸入された冷却空気を隙間5を通して排出用開口部7に送風するダクト10を形成する。バッテリ本体1の温度が設定温度範囲の上限温度T1を越えて上昇した場合にルーバー8を開操作、ブロア9を駆動操作することで隙間5のダクト10に冷却空気を送風してバッテリ本体1の放熱を行なう放熱手段を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】バッテリ保持部2aが内部に収容されたバッテリ筐体2が外壁3と内壁4とを有し、前記外壁3と内壁4との間に隙間5が形成された二重壁により形成される。外壁3の一部に空気吸い込み用開口部6と、空気排出用開口部7とを設け、吸い込み用開口部6または排出用開口部7のいずれか一方に開閉可能なルーバー8、他方にブロア9を設ける。ブロア9の駆動により吸い込み用開口部6から隙間5に吸入された冷却空気を隙間5を通して排出用開口部7に送風するダクト10を形成する。バッテリ本体1の温度が設定温度範囲の上限温度T1を越えて上昇した場合にルーバー8を開操作、ブロア9を駆動操作することで隙間5のダクト10に冷却空気を送風してバッテリ本体1の放熱を行なう放熱手段を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、蓄電池シャーシ構造に関する。
一般に、蓄電池などのバッテリは、温度管理が必要であり、予め設定された上限温度と下限温度との間の適宜の設定温度範囲内で使用することが望ましい。そして、低温時には電池性能が低下し、電池の耐久性も低下する傾向がある。そのため、低温時にバッテリを暖めるヒータを備えたものがある。
低発熱バッテリの場合は、放電した場合でも放熱が少ないため、バッテリ本体の温度が低下する。このような場合はヒータを常につけておく必要がある。しかしながら、ヒータはバッテリ自体から電力の供給を受けているので、バッテリの電力消費が大きくなる。
また、バッテリの筐体を外壁と内壁の二重壁にし、外壁と内壁との間に空気層などの断熱層を設けることによりヒータで暖めたバッテリが冷えることを防止することができる。この場合は、常にヒータをつけておく必要がなくなり、省電力化できる。さらに、筐体の外壁により筐体内のバッテリが外部からの影響を受けることも少なくなり、ヒータによる暖気効率やバラツキも向上する。
しかしながら、バッテリの筐体を二重壁にした場合はバッテリの筐体内の熱が外部に逃げにくくなるので、設定温度の上限温度を越える可能性がある。この場合は、筐体の内壁に例えばペルチェ素子などを装着し、バッテリの温度が上昇した場合はペルチェ素子を動作させることでバッテリが上限温度を越えないように制御することが考えられている。
しかしながら、バッテリの筐体内にペルチェ素子を組み込む場合はバッテリの筐体の構成が複雑になり、システムが大型化してしまう可能性がある。さらに、ペルチェ素子を動作させるための電力もバッテリ自体から供給する必要があるので、バッテリの電力消費が大きくなる可能性もある。
実施の形態は上記事情に着目してなされたもので、バッテリを使用できる温度範囲を広げることができる蓄電池シャーシ構造を提供することにある。
本実施の形態によれば、バッテリ保持部が内部に収容されたバッテリ筐体が外壁と内壁とを有し、前記外壁と内壁との間に隙間が形成された二重壁により形成される。前記バッテリ筐体の外壁の一部に空気吸い込み用開口部と、空気排出用開口部とを設け、前記吸い込み用開口部または排出用開口部のいずれか一方に開閉可能な開閉手段、他方に送風手段を設ける。前記送風手段の駆動により前記吸い込み用開口部から前記外壁と内壁との間の隙間に吸入された冷却空気を前記隙間を通して前記排出用開口部に送風するダクトを形成する。前記バッテリ本体の温度が設定温度範囲の上限温度T1を越えて上昇した場合に前記開閉手段を開操作、前記送風手段を駆動操作することで前記外壁と内壁との間の隙間のダクトに冷却空気を送風して前記バッテリ本体の放熱を行なう放熱手段を設けた。
[第1の実施の形態]
(構成)
図1乃至図3は、本発明の第1の実施の形態を示す。図1は、蓄電池シャーシ構造を示す全体の概略構成図である。本実施の形態の蓄電池シャーシ構造は、蓄電池のバッテリ本体1を保持するバッテリ保持部2aが内部に収容された矩形箱型のバッテリ筐体2を有する。バッテリ筐体2は、外壁3と内壁4とを有する二重壁により形成されている。外壁3と内壁4との間には、隙間5が形成されている。外壁3は、金属平板によって形成されている。なお、外壁3は、金属平板に限定されるものではなく、プラスチック材料などで形成してもよい。内壁4は、外壁3よりも板厚が薄い薄厚の金属平板によって形成されている。外壁3と内壁4との間は断熱性を有する例えばプラスチックなどの断熱材の図示しないスペーサによって外壁3と内壁4との間が直接接触しない状態で保持されている。
(構成)
図1乃至図3は、本発明の第1の実施の形態を示す。図1は、蓄電池シャーシ構造を示す全体の概略構成図である。本実施の形態の蓄電池シャーシ構造は、蓄電池のバッテリ本体1を保持するバッテリ保持部2aが内部に収容された矩形箱型のバッテリ筐体2を有する。バッテリ筐体2は、外壁3と内壁4とを有する二重壁により形成されている。外壁3と内壁4との間には、隙間5が形成されている。外壁3は、金属平板によって形成されている。なお、外壁3は、金属平板に限定されるものではなく、プラスチック材料などで形成してもよい。内壁4は、外壁3よりも板厚が薄い薄厚の金属平板によって形成されている。外壁3と内壁4との間は断熱性を有する例えばプラスチックなどの断熱材の図示しないスペーサによって外壁3と内壁4との間が直接接触しない状態で保持されている。
バッテリ筐体2の外壁3の一部、例えば図1中で左側面には、空気吸い込み用の開口部6が形成され、図1中で右側面には、空気排出用の開口部7が設けられている。本実施の形態では空気吸い込み用の開口部6には開閉式のルーバー(開閉手段)8が装着されている。空気排出用の開口部7にはブロア(送風手段)9が設けられている。
ここで、ルーバー8の開閉動作と、ブロア9の駆動動作とは、連動して動作するようになっている。そして、ルーバー8が閉状態で保持され、ブロア9が停止状態で保持されている場合にはバッテリ筐体2の外壁3と内壁4との間の隙間5は密閉空間となり、断熱性の空気層が形成されている。また、ルーバー8が開動作され、ブロア9が駆動された場合にはブロア9の駆動により、空気排出用の開口部7から外部に排出される。これにより、空気吸い込み用の開口部6のルーバー8から外壁3と内壁4との間の隙間5に外気が吸入され、この隙間5を通して空気排出用の開口部7に外気による冷却空気を送風するダクト10が形成される。また、図2に示すように内壁4には、ダクト10内に例えば波型や、パルス型などの凹凸状態の放熱用のフィン11が突設されている。これらのフィン11の凸部11a間の隙間にダクト10内の冷却風が流れるようになっている。なお、フィン11の形状は波型や、パルス型などに限定されるものではなく、平板を並設させたフィンや、針状フィンなどでもよい。
さらに、バッテリ保持部2aは、バッテリ本体1を加熱するヒータ(加熱手段)12を有する。また、本実施の形態のバッテリ筐体2は図3に示す制御回路13を有する。この制御回路13には、バッテリ筐体2の電源スイッチ14に接続されたコントローラ15が設けられている。このコントローラ15には、例えば温度検出部16と、タイマー17と、ブロア駆動部18と、ルーバー駆動部19と、ヒータースイッチ20とが接続されている。温度検出部16は、例えばバッテリ筐体2の内壁4に固定された温度センサを有する。ブロア駆動部18は、例えばブロア9の図示しない駆動モータの駆動スイッチを有する。ルーバー駆動部19は、例えばルーバー8を開閉駆動する図示しないアクチュエータの駆動スイッチを有する。ヒータースイッチ20は、例えばヒータ12のオンオフを制御するスイッチによって形成されている。
そして、制御回路13は、温度検出部16によって検出されるバッテリ本体1の内壁4の検出温度が予め設定された設定温度範囲(例えば−40℃〜60℃)の上限温度T1を越えて上昇した場合にルーバー8を開操作し、かつブロア9を駆動操作することで外壁3と内壁4との間の隙間5のダクト10に冷却空気を送風してバッテリ本体1の放熱を行なう放熱手段を有する。この放熱手段の動作時には、制御回路13からルーバー駆動部19にルーバー8を開閉駆動する図示しないアクチュエータの駆動信号が出力され、ルーバー8が開駆動される。同時に、制御回路13からの制御信号によりブロア9の図示しない駆動モータの駆動スイッチがオン操作されてブロア9が駆動される。
また、制御回路13は、バッテリ本体1の温度が下限温度T2を越えて下降した場合にヒータ12を稼動してバッテリ本体1の加熱を行なうことでバッテリ本体1の温度が下限温度T2を越えて低下することを防止する温度制御手段を備えている。
(作用)
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の蓄電池シャーシ構造の使用時には、バッテリ筐体2の電源スイッチ14がオン操作された後、制御回路13による制御が行なわれる。ここで、温度検出部16によって検出されるバッテリ本体1の内壁4の検出温度が予め設定された設定温度範囲内の場合は、ルーバー駆動部19およびブロア駆動部18がそれぞれ停止状態で保持される。この場合は、ルーバー8が閉状態で保持され、ブロア9が停止状態で保持される。この状態では、バッテリ筐体2の外壁3と内壁4との間の隙間5は密閉空間となり、断熱性の空気層が形成される。そのため、バッテリ筐体2の内部と外気との断熱性が保たれ、外気によるバッテリ筐体2の内部の影響も少なくなる。これにより、バッテリ筐体2の内部の空気や、バッテリ筐体2の内部に蓄積された蓄熱が外気に放熱されることを防止できるので、ヒータ12による暖気効率が向上し、バッテリ筐体2の内部の温度差が少なくなる。
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の蓄電池シャーシ構造の使用時には、バッテリ筐体2の電源スイッチ14がオン操作された後、制御回路13による制御が行なわれる。ここで、温度検出部16によって検出されるバッテリ本体1の内壁4の検出温度が予め設定された設定温度範囲内の場合は、ルーバー駆動部19およびブロア駆動部18がそれぞれ停止状態で保持される。この場合は、ルーバー8が閉状態で保持され、ブロア9が停止状態で保持される。この状態では、バッテリ筐体2の外壁3と内壁4との間の隙間5は密閉空間となり、断熱性の空気層が形成される。そのため、バッテリ筐体2の内部と外気との断熱性が保たれ、外気によるバッテリ筐体2の内部の影響も少なくなる。これにより、バッテリ筐体2の内部の空気や、バッテリ筐体2の内部に蓄積された蓄熱が外気に放熱されることを防止できるので、ヒータ12による暖気効率が向上し、バッテリ筐体2の内部の温度差が少なくなる。
また、温度検出部16によって検出されるバッテリ本体1の内壁4の検出温度が予め設定された設定温度範囲の上限温度T1を越えて上昇した場合には、バッテリ本体1の放熱を行なう放熱手段が駆動される。この放熱手段の制御時には、制御回路13からルーバー駆動部19にルーバー8を開閉駆動する図示しないアクチュエータの駆動信号が出力され、ルーバー8が開駆動される。同時に、制御回路13からの制御信号によりブロア9の図示しない駆動モータの駆動スイッチがオン操作されてブロア9が駆動される。これにより、ルーバー8を開操作し、かつブロア9を駆動操作することで外壁3と内壁4との間の隙間5のダクト10に冷却空気を送風してバッテリ本体1の放熱を行なう。
また、バッテリ本体1の温度が下限温度T2を越えて下降した場合には、ヒータースイッチ20をオン操作してヒータ12に通電する。これにより、ヒータ12によってバッテリ本体1を直接加熱することで、バッテリ本体1の温度が下限温度T2を越えて低下することを防止する温度制御が行なわれる。
また、本実施の形態は制御回路13のコントローラ15にタイマー17が接続されているので、バッテリ筐体2の電源スイッチ14がオフ操作された後、適宜の設定時間、ルーバー8を開操作し、かつブロア9を駆動操作する状態で保持させることができる。これにより、バッテリ筐体2の内部のバッテリ本体1の過熱を防止することができる。
(効果)
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の蓄電池シャーシ構造では、バッテリ筐体2は、外壁3と内壁4とを有する二重壁により形成している。そして、温度検出部16によって検出されるバッテリ本体1の内壁4の検出温度が予め設定された設定温度範囲内の場合は、ルーバー駆動部19およびブロア駆動部18がそれぞれ停止状態で保持されることにより、ルーバー8が閉状態で保持され、ブロア9が停止状態で保持される。これにより、バッテリ筐体2の外壁3と内壁4との間の隙間5は密閉空間となり、断熱性の空気層が形成されている。そのため、外壁3と内壁4との間の断熱性の空気層により、ヒータ12で暖めたバッテリ本体1が冷えることを防止できるので、常にヒータ12をつけておく必要がなくなり、省電力化できる。また、バッテリ筐体2の外壁3により外部からバッテリ筐体2の内部のバッテリ本体1への影響も少なくなり、ヒータ12による暖気効率が向上し、バッテリ筐体2の内部の温度差が少なくなる。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の蓄電池シャーシ構造では、バッテリ筐体2は、外壁3と内壁4とを有する二重壁により形成している。そして、温度検出部16によって検出されるバッテリ本体1の内壁4の検出温度が予め設定された設定温度範囲内の場合は、ルーバー駆動部19およびブロア駆動部18がそれぞれ停止状態で保持されることにより、ルーバー8が閉状態で保持され、ブロア9が停止状態で保持される。これにより、バッテリ筐体2の外壁3と内壁4との間の隙間5は密閉空間となり、断熱性の空気層が形成されている。そのため、外壁3と内壁4との間の断熱性の空気層により、ヒータ12で暖めたバッテリ本体1が冷えることを防止できるので、常にヒータ12をつけておく必要がなくなり、省電力化できる。また、バッテリ筐体2の外壁3により外部からバッテリ筐体2の内部のバッテリ本体1への影響も少なくなり、ヒータ12による暖気効率が向上し、バッテリ筐体2の内部の温度差が少なくなる。
また、温度検出部16によって検出されるバッテリ本体1の内壁4の検出温度がバッテリ本体1の内壁4の検出温度が予め設定された設定温度範囲の上限温度T1を越えて上昇した場合には、ルーバー8を開操作し、かつブロア9を駆動操作することで外壁3と内壁4との間の隙間5のダクト10に冷却空気を送風してバッテリ本体1の放熱を行なうことができる。そのため、本実施の形態では、バッテリ本体1の使用可能な上下の温度範囲を従来よりも広げることができる効果がある。
さらに、バッテリ筐体2は、外壁3と内壁4とを有する二重壁構造になっているので、図2中に点線矢印で示すようにバッテリ筐体2の内部のバッテリ本体1から放射される電磁波等を反射する構造となる。そのため、電磁障害波(EMI)等の対策も可能となり、バッテリ本体1からの電磁波を遮断できる。本実施の形態のように外壁3および内壁4を金属板によって形成した場合にはこの電磁障害波(EMI)等の対策は一層、効果的なものとなる。
[第2の実施の形態]
(構成)
図4は、第2の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1乃至図3参照)の蓄電池シャーシ構造で使用されるバッテリ本体1の構成を次の通り変更した変形例である。本実施の形態のバッテリ本体1は、図4に示すバッテリモジュール21が使用される。本実施の形態のバッテリモジュール21は、例えば直列に接続された複数の電池セル22と、各電池セル22に接続されたCMU(セル・マネージメント・ユニット)23とを有する。
(構成)
図4は、第2の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1乃至図3参照)の蓄電池シャーシ構造で使用されるバッテリ本体1の構成を次の通り変更した変形例である。本実施の形態のバッテリ本体1は、図4に示すバッテリモジュール21が使用される。本実施の形態のバッテリモジュール21は、例えば直列に接続された複数の電池セル22と、各電池セル22に接続されたCMU(セル・マネージメント・ユニット)23とを有する。
さらに、本実施の形態の温度検出部16は、CMU23から出力される温度データを利用している。そして、温度検出部16の検出温度が予め設定された設定温度範囲の上限温度T1を越えて上昇した場合の制御回路13のコントローラ15による放熱手段のルーバー8およびブロア9の動作制御は、第1の実施の形態と同様に行なわれる。
また、温度検出部16の検出温度が予め設定された設定温度範囲の下限温度T2を越えて下降した場合にヒータ12を稼動してバッテリ本体1の加熱を行なう温度制御手段も第1の実施の形態と同様に行なわれる。
(作用・効果)
本実施の形態のバッテリモジュール21を使用した場合でも放熱手段のルーバー8およびブロア9の動作制御およびヒータ12による温度制御が第1の実施の形態と同様に行なうことができる。
本実施の形態のバッテリモジュール21を使用した場合でも放熱手段のルーバー8およびブロア9の動作制御およびヒータ12による温度制御が第1の実施の形態と同様に行なうことができる。
[第3の実施の形態]
(構成)
図5は、第3の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図3参照)の蓄電池シャーシ構造で使用されるバッテリ本体1の構成を次の通り変更した変形例である。本実施の形態のバッテリ本体1は、図5に示すように第2の実施の形態のバッテリモジュール21を複数使用したものである。本実施の形態では複数のバッテリモジュール21のCMU23に接続されたBMU(バッテリ・マネージメント・ユニット)31を有する。BMU31には、複数のCMU23から出力される温度データが入力されている。
(構成)
図5は、第3の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図3参照)の蓄電池シャーシ構造で使用されるバッテリ本体1の構成を次の通り変更した変形例である。本実施の形態のバッテリ本体1は、図5に示すように第2の実施の形態のバッテリモジュール21を複数使用したものである。本実施の形態では複数のバッテリモジュール21のCMU23に接続されたBMU(バッテリ・マネージメント・ユニット)31を有する。BMU31には、複数のCMU23から出力される温度データが入力されている。
そして、本実施の形態の温度検出部16は、BMU31から出力される温度データを利用している。そして、温度検出部16の検出温度が予め設定された設定温度範囲の上限温度T1を越えて上昇した場合の制御回路13のコントローラ15による放熱手段のルーバー8およびブロア9の動作制御は、第1の実施の形態と同様に行なわれる。
また、温度検出部16の検出温度が予め設定された設定温度範囲の下限温度T2を越えて下降した場合にヒータ12を稼動してバッテリ本体1の加熱を行なう温度制御手段も第1の実施の形態と同様に行なわれる。
(作用・効果)
本実施の形態のようにBMU31から出力される温度データを利用した場合でも放熱手段のルーバー8およびブロア9の動作制御およびヒータ12による温度制御が第1の実施の形態と同様に行なうことができる。
本実施の形態のようにBMU31から出力される温度データを利用した場合でも放熱手段のルーバー8およびブロア9の動作制御およびヒータ12による温度制御が第1の実施の形態と同様に行なうことができる。
なお、上記実施の形態では、バッテリ保持部2aにヒータ12を設け、ヒータ12によってバッテリ本体1を直接加熱することで、バッテリ本体1の温度が下限温度T2を越えて低下することを防止する温度制御が行なわれる構成を示したがこれに限定されるものではない。例えば、CMU23や、BMU31から出力される温度データに基いて第2の実施の形態のバッテリモジュール21を電気的に自己発熱させることで、バッテリ本体1を加熱する構成にしてもよい。
これらの実施形態によれば、バッテリを使用できる温度範囲を広げることができる蓄電池シャーシ構造を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…バッテリ本体、2…バッテリ筐体、2a…バッテリ保持部、3…外壁、4…内壁、5…隙間、6…空気吸い込み用開口部、7…空気排出用開口部、8…ルーバー(開閉手段)9…ブロア(送風手段)、10…ダクト、11…フィン、12…ヒータ、13…制御回路。
Claims (5)
- バッテリ本体を保持するバッテリ保持部が内部に収容されたバッテリ筐体が外壁と内壁とを有し、前記外壁と内壁との間に隙間が形成された二重壁により形成され、
前記バッテリ筐体の外壁の一部に空気吸い込み用の開口部と、空気排出用の開口部とを設け、
前記空気吸い込み用の開口部または空気排出用の開口部のいずれか一方に開閉可能な開閉手段、他方に送風手段を設け、
前記送風手段の駆動により前記空気吸い込み用の開口部から前記外壁と内壁との間の隙間に吸入された外気による冷却空気を前記隙間を通して前記空気排出用の開口部に送風するダクトを形成し、
前記バッテリ本体の温度が予め設定された設定温度範囲の上限温度T1を越えて上昇した場合に前記開閉手段を開操作し、かつ前記送風手段を駆動操作することで前記外壁と内壁との間の隙間のダクトに冷却空気を送風して前記バッテリ本体の放熱を行なう放熱手段を設けたことを特徴とする蓄電池シャーシ構造。 - 前記バッテリ保持部は、前記バッテリ本体を加熱する加熱手段を有し、
前記バッテリ本体の温度が下限温度T2を越えて下降した場合に前記加熱手段を稼動して前記バッテリ本体の加熱を行なうことで前記バッテリ本体の温度が前記下限温度T2を越えて低下することを防止する手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の蓄電池シャーシ構造。 - 前記内壁は、前記ダクト内に突設される放熱用のフィンが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電池シャーシ構造。
- 前記バッテリ筐体は、前記内壁の温度を検出する温度センサを有し、
前記温度センサの検出データに基いて前記放熱手段および前記加熱手段を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項2に記載の蓄電池シャーシ構造。 - 前記バッテリ筐体は、前記バッテリ本体から前記バッテリ本体の温度データを入力し、
前記バッテリ本体の温度データに基いて前記放熱手段および前記加熱手段を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項2に記載の蓄電池シャーシ構造。
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