JP2014142859A - 表示装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】スライド操作のし難い方向への操作性を高めることができる技術を提供する。
【解決手段】表示部と、表示部への入力媒体の接近・接触を検出するセンサとを備える表示装置において、センサによって検出されたスライド方向に応じて表示部に表示された画像のスクロール量を示すスクロールデータを演算する際に、スライド方向が第1の方向である場合には、第1の手法に従ってスクロール量データを演算し(S130)、スライド方向が第2の方向である場合には、第2の手法に従ってスクロール量データを演算する(S132)。これにより、スライド方向に応じてスクロール量を調整することが可能となり、スライド操作のし難い方向への操作性を高めることが可能となる。
【選択図】図7

Description

本発明は、表示部に表示された画像をスライド操作によりスクロールさせることが可能な表示装置および、プログラムに関する。
表示部に表示された画像をスライド操作によりスクロールさせる際に、表示部の傾斜角度によって、操作し難い場合がある。このようなことに鑑みて、下記特許文献に記載されているように、表示部の傾斜角度に応じて、スクロール量を調整する技術の開発が進められている。
特開2011−252970号公報 特開2011−76349号公報
上記特許文献に記載の手法によれば、表示部の傾斜角度に応じてスクロール量を調整することで、画像をスクロールさせる際の操作性が向上する。ただし、画像をスクロールさせるためのスライド操作では、表示部の傾斜角度だけでなく、スライド方向によって、操作性が低くなる場合がある。
具体的には、例えば、表示部の上部から下部に向かう方向でのスライド操作は、比較的容易に行えるが、表示部の下部から上部に向かう方向でのスライド操作は、行い難い。また、例えば、利き腕により、左右方向の一方に向かうスライド操作は、比較的容易に行えるが、左右方向の他方に向かうスライド操作は、行い難い。このように、スライド操作の方向によって操作性が低くなる場合がある。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、スライド操作のし難い方向への操作性を高めることができる技術を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に記載の表示装置は、画像を表示する表示部と、前記表示部への入力媒体の接近と接触とのうち少なくとも一方に基づくセンサデータを出力するセンサと、を備える表示装置であって、前記センサが出力したセンサデータに基づいて、入力媒体のスライド方向を示すスライド方向データを取得するスライド方向データ取得手段と、前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データに応じて前記表示部に表示された画像をスクロールさせる際のスクロール量を示すスクロール量データを演算するスクロール量データ演算手段と、を備え、前記スクロール量データ演算手段は、前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データが示す方向が第1の方向である場合には、第1の手法に従ってスクロール量データを演算し、前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データが示す方向が前記第1の方向と異なる第2の方向である場合には、前記第1の手法と異なる第2の手法に従ってスクロール量データを演算することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に記載のプログラムは、画像を表示する表示部と、前記表示部への入力媒体の接近と接触とのうち少なくとも一方に基づくセンサデータを出力するセンサと、を備える表示装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、前記センサが出力したセンサデータに基づいて、入力媒体のスライド方向を示すスライド方向データを取得するスライド方向データ取得手段と、前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データに応じて前記表示部に表示された画像をスクロールさせる際のスクロール量を示すスクロール量データを演算するスクロール量データ演算手段と、して前記コンピュータを機能させ、前記スクロール量データ演算手段は、前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データが示す方向が第1の方向である場合には、第1の手法に従ってスクロール量データを演算し、前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データが示す方向が前記第1の方向と異なる第2の方向である場合には、前記第1の手法と異なる第2の手法に従ってスクロール量データを演算することを特徴とする。
本発明に記載の表示装置及びプログラムでは、スライド方向が第1の方向である場合には、第1の手法に従ってスクロール量データが演算され、スライド方向が第2の方向である場合には、第2の手法に従ってスクロール量データが演算される。つまり、スライド方向に応じてスクロール量を調整することが可能となっている。これにより、スライド操作のし難い方向への操作性を高めることが可能となる。
また、請求項2に記載の表示装置では、第1の方向が、表示部の上部から下部に向かう方向とされ、第2の方向が、表示部の下部から上部に向かう方向とされている。これにより、上下方向へのフリック操作の操作性を調整することが可能となる。なお、請求項2に記載の「表示部の上部から下部に向かう方向」は、入力媒体が垂直方向の下方に向かう方向だけを含む概念でなく、入力媒体が表示部の表面を上縁から下縁に向かう方向も含む概念である。また、入力媒体のスライド方向が完全に上部から下部に向かう方向だけを含む概念ではなく、入力媒体のスライド方向の上下成分が上部から下部に向かっている方向も含む概念である。「表示部の下部から上部に向かう方向」は、垂直方向の上方に向かう方向だけを含む概念でなく、表示部の表面を下縁から上縁向かう方向も含む概念である。また、入力媒体のスライド方向が完全に下部から上部に向かう方向だけを含む概念ではなく、入力媒体のスライド方向の上下成分が下部から上部に向かっている方向も含む概念である。
また、請求項3に記載の表示装置では、第2の方向へのスクロール量が第1の方向へのスクロール量より大きくなるように、スクロール量データの演算が行われる。これにより、第2の方向へのスライド操作の操作性を高くすることが可能となる。
また、請求項4に記載の表示装置では、第1の方向へのスクロール量は、入力媒体の操作量と操作速度と操作加速度との1つに基づいて演算される。一方、第2の方向へのスクロール量は、第1の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量に設定値を加えた値とされる。つまり、第2の方向へのスクロール量は、第1の方向へのスクロール量に設定値分、上積みされた値となる。これにより、第2の方向へのスライド操作の操作性を、効果的に高くすることが可能となる。
また、請求項5に記載の表示装置では、第1の方向へのスクロール量は、入力媒体の操作量と操作速度と操作加速度とのうちの1つに基づいて演算される。一方、第2の方向へのスクロール量は、第1の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量に設定ゲインを乗じた値とされる。これにより、第2の方向へのスライド操作の操作性を、効果的に高くすることが可能となる。
また、請求項6に記載の表示装置では、第1の方向へのスクロール量は、入力媒体の操作量に基づいて演算される。一方、第2の方向へのスクロール量は、入力媒体の操作速度若しくは操作加速度に基づいて演算される。つまり、第2の方向への操作量が少なくても、操作速度若しくは操作加速度が速ければ、第2の方向へのスクロール量を大きくすることが可能となる。これにより、第2の方向へのスライド操作の操作性を高くすることが可能となる。
また、請求項7に記載の表示装置では、所定の項目毎に区分けされた状態の複数のドキュメントデータに基づく画像が、表示部に表示される。そして、第1の方向にスクロールされた場合には、複数のドキュメントデータに基づく画像が、ドキュメントデータ毎にスクロールし、第2の方向にスクロールされた場合には、複数のドキュメントデータに基づく画像が、所定の項目毎にスクロールする。これにより、第2の方向へのスクロール時には、複数のドキュメントデータに基づく画像を、所定の項目毎に纏めてスクロールすることが可能となる。
また、請求項8に記載の表示装置では、表示部の傾斜角度に応じて、第2の方向へのスクロール量が調整される。これにより、第2の方向へのスライド操作の操作性を、さらに高くすることが可能となる。
また、請求項9に記載の表示装置では、表示部の傾斜角度が設定角度より鉛直に近い角度である場合の第2の方向へのスクロール量は、表示部の傾斜角度が設定角度である場合の第2の方向へのスクロール量より大きくされている。表示部の表示角度が鉛直に近い角度である場合には、指等の入力媒体と表示部との滑りが悪くなり、操作性が低下するが、請求項9に記載の表示装置によれば、操作性の低下を防止することが可能となる。
また、請求項10に記載の表示装置では、表示部の傾斜角度が設定角度より水平に近い角度である場合の第2の方向へのスクロール量は、表示部の傾斜角度が設定角度である場合の第2の方向へのスクロール量より大きくされている。表示部の表示角度が水平に近い角度である場合には、指等の入力媒体が表示部から離間し易くなり、操作性が低下するが、請求項9に記載の表示装置によれば、操作性の低下を防止することが可能となる。
また、請求項11に記載の表示装置では、設定角度が45度に設定されている。これにより、表示部が一般的に使用される角度より鉛直に近い角度、若しくは、水平に近い角度で使用される際において、操作性の低下を防止することが可能となる。
また、請求項12に記載の表示装置では、ストローク量を演算するための手法が複数種類用意されており、それら複数種類の演算手法から任意の演算手法を、ユーザが選択可能となっている。これにより、ストローク操作の操作性を任意に設定することが可能となり、非常に使い勝手が良い。
MFP10のブロック図である。 MFP10の斜視図である。 パネル16の傾斜角度若しくは選択ボタンに応じたゲインαを示す表である。 パネル16に表示された印刷画質を選択するための画面を示す図である。 パネル16の傾斜角度に応じた設定行βを示す表である。 電話帳50を示す図である。 MFP10の動作フローチャートを示す図である。 MFP10の動作フローチャートを示す図である。 MFP10の動作フローチャートを示す図である。 MFP10の動作フローチャートを示す図である。
<第1実施形態>
図1に、本願に係る第1実施形態として例示されるMFP(Multifunction Peripheralの略)10のブロック図を示し、図2に、MFP10の斜視図を示す。MFP10は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unitの略)12、記憶部14、パネル16、検出センサ17、ボタン入力部18、プリンタ20、スキャナ22、モデム24、電話回線接続部26を主に備えている。これらの構成要素は、入出力ポート30を介して互いに通信可能とされている。
CPU12は、記憶部14内のプログラム34に従って処理を実行する。以降、表示処理プログラム34aなど、プログラムを実行するCPU12のことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば、「表示処理プログラム34aが」という記載は、「表示処理プログラム34aを実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。なお、記憶部14は、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、フラッシュメモリー、HDD(ハードディスクの略)、CPU12が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。
記憶部14は、プログラム34を記憶する。プログラム34は、表示処理プログラム34a、オペレーティングシステム34b(OS34bと略して記載する場合もある)を含む。表示処理プログラム34aは、データ記憶領域14aに記憶されているデータによって表される画像をパネル16に表示させる処理を、CPU12に実行させるためのプログラムである。
オペレーティングシステム34bは、表示処理プログラム34aに利用される基本的な機能を提供するプログラムである。OS34bは、記憶部14,パネル16,ボタン入力部18,プリンタ20,スキャナ22などを制御するプログラムなどを含む。
また、記憶部14は、データ記憶領域14aを備える。データ記憶領域14aは、複数の画像データを記憶する領域である。また、データ記憶領域14aは、表示処理プログラム34aに利用される各種データを記憶する領域である。表示処理プログラム34aは、OS32bを介して、記憶部14が記憶しているデータを取得する。
パネル16は、MFP10の各種機能を実行するために必要な情報を表示する表示面を備える。表示処理プログラム34aは、表示用の画像データを出力し、OS34bを介してパネル16に表示させる。また、パネル16は、図2に示すように、MFP10の筐体40の上面前端部に回動可能に設けられている。詳しくは、パネル16の下縁部が、筐体40によって軸支されており、ユーザ操作により、パネル16の傾斜角度を0度から90度の間で変更させることができる。つまり、パネル16の姿勢を、水平に近い状態から鉛直方向に立設させた状態との間で変更させることができる。
検出センサ17は、パネル16の傾斜角度を検出する。表示処理プログラム34aは、OS34bを介して、検出センサ17によって検出された傾斜角度に関するデータを取得する。
ボタン入力部18は、タッチセンサを有し、パネル16と一体的に構成されており、入力媒体のパネル16への接近・接触を検出し、ユーザによるボタン操作を受け付ける。表示処理プログラム34aは、OS34bを介して、ユーザによるボタン操作内容を示すデータを取得する。また、ボタン入力部18は、入力媒体の接近・接触した状態でのスライド方向を検出し、ユーザによるスライド操作を受け付ける。表示処理プログラム34aは、OS34bを介して、ユーザによるスライド操作内容を示すデータを取得する。ここで、スライド操作は、タッチパネルの上で入力媒体をある向きに動かす操作であり、入力媒体をタッチパネルから離すときの速度が所定速度以上となる操作であるフリック操作を含む概念である。なお、スライド操作内容を示すデータには、スライド操作の開始位置及びスライド操作の終了位置に関する情報等が含まれる。
プリンタ20は、印刷を実行する部位である。スキャナ22は、原稿をスキャンして、スキャンデータを作成する部位である。モデム24は、ファクシミリ機能によって送信する原稿データを、電話回線網32に伝送可能な信号に変調して電話回線接続部26を介して送信したり、電話回線網32から電話回線接続部26を介して入力された信号を受信し、原稿データを復調するものである。
<MFPの動作>
実施形態に係るMFP10の動作について説明する。MFP10では、各種機能を実行するために必要な情報がパネル16の表示面に表示され、表示面への上下方向のスライド操作により、表示画像が上下方向にスクロールする。この際、CPU12では、スライド操作による操作量に基づいて、表示画像のスクロール量を示すスクロール量データが演算され、演算されたスクロール量データに基づいて、表示画像がスクロールする。上方向へのスクロール量データを演算する手法と下方向へのスクロール量データを演算する手法とが同じ場合には、操作性が低下する虞がある。操作量の概念について、詳しくは後述する。
詳しくは、パネル16に対してスライド操作が行われる際には、上方へ伸ばした人差し指を入力媒体として操作した場合を想定すると、下方へのフリック操作は指の曲げによる指先の移動を利用できるので容易に行える。一方、上方へのフリック操作は、指の曲げによる指先の移動を利用できないので行い難い。このため、ユーザは、上方へのスライド操作を、下方へのスライド操作と同様に行っているつもりでも、上方へのスライド操作による操作量は、下方へのスライド操作による操作量より少なくなる。つまり、上方向へのスクロール量データを演算する手法と下方向へのスクロール量データを演算する手法とが同じ場合には、ユーザは、上方へのスライド操作を、下方へのスライド操作と同様に行っているつもりでも、上方へのスクロール量が、下方へのスクロール量より少なくなる。これにより、上方へのスライド操作、つまり、スライド操作のし難い方向への操作性が低くなり、使い勝手が悪くなる。このようなことに鑑みて、MFP10では、上方向へのスクロール量データと下方向へのスクロール量データとを、それぞれ、異なる手法に従って演算している。具体的に、以下に説明する。
まず、プリンタ20により印刷される写真の画像,スキャナ22により読み取られた写真の画像等が、パネル16に表示されている場合について説明する。写真画像が下方にスクロールされる際には、写真画像が、スライド操作による操作量に応じた長さ分スクロールするように、スクロール量データが演算される。つまり、スライド操作による操作量Lを、スライド操作によって入力媒体がタッチパネル上を移動した長さとし、ゲインをαとした場合に、下方へのスクロール量データSD1は、下記式に従って演算される。
D1=α・L
この式によれば、例えば、スライド操作による操作量Lが5mmであった場合には、写真画像は5αmm下方にスクロールする。
一方、写真画像が上方にスクロールされる際には、下方へのスクロール量データSD1を演算するために用いられた上記式に、更にゲインαを乗じることで、上方へのスクロール量データSU1が演算される。つまり、上方へのスクロール量データSU1は、下記式に従って演算される。
U1=α・SD1=α・α・L
ここで、ゲインαは、1より大きな値に設定されており、スライド操作による操作量Lが同じであっても、上方へのスクロール量データSU1は、下方へのスクロール量データSD1より大きくなる。
つまり、下方へのスライド操作と同じように、上方へのスライド操作を行った場合には、上方へのスクロール量データSU1が、下方へのスクロール量データSD1より大きくなる。言い換えれば、下方へのスライド操作による操作量Lより少ない量、入力媒体を上方にスライドさせた場合であっても、下方へのスクロール量データSD1が示すスクロール量と同等の量、写真画像を上方にスクロールさせることが可能となる。これにより、上方へのスライド操作、つまり、スライド操作のし難い方向への操作性を高めることが可能となる。
さらに、MFP10では、パネル16の傾斜角度を考慮して、上方へのスクロール量データSU1が演算される。上方へのスライド操作時において、パネル16の傾斜角度が鉛直に近い角度である場合には、指等の入力媒体とパネル16との滑りが悪くなり、操作性が低下する。一方、パネル16の傾斜角度が水平に近い角度である場合には、指等の入力媒体がパネル16から離間し易くなり、操作性が低下する。
このようなことに鑑みて、上方へのスクロール量データSU1が演算される際に、パネル16の傾斜角度に応じてゲインαの値が変更される。具体的には、図3(a)に示すように、パネル16の傾斜角度が水平面に対して45度である場合には、ゲインαの値は1.5とされ、パネル16の傾斜角度が水平若しくは鉛直に近い角度である場合には、ゲインαの値は2とされている。
このため、スライド操作による操作量Lが同じであっても、パネル16の傾斜角度が水平若しくは鉛直に近い角度である場合の上方へのスクロール量SU1は、パネル16の傾斜角度が45度である場合の上方へのスクロール量データSU1より大きくなる。これにより、パネル16の傾斜角度が水平若しくは鉛直に近い角度である場合の上方へスライド操作の操作性を高めることが可能となる。
また、MFP10では、ユーザ設定により、ゲインαを変更することが可能とされている。具体的には、パネル16に3つの選択ボタン(図示省略)が表示されており、図3(b)に示すように、選択ボタン1が操作されることで、ゲインαの値は1.2とされ、選択ボタン2が操作されることで、ゲインαの値は1.5とされ、選択ボタン3が操作されることで、ゲインαの値は2とされる。
つまり、ユーザは、上方へのスライド操作を比較的容易に行えると判断した場合に、選択ボタン1を操作することで、上方へのスクロール量データSU1の増加を抑制することが可能となる。一方、ユーザが、上方へのスライド操作を行うことが相当困難であると判断した場合に、選択ボタン3を操作することで、上方へのスクロール量データSU1をより増加させることが可能となる。このように、MFP10では、スライド操作の操作性を任意に設定することが可能となっており、非常に使い勝手が良い。
次に、文字等を含む画像、例えば、図4に示す印刷画質の設定を行うための設定画面の画像が、パネル16に表示されている場合について説明する。設定画面の画像が下方にスクロールされる際には、設定画面の画像が、スライド操作による操作量に応じた行、スクロールするように、スクロール量データが演算される。つまり、スライド操作による操作量をLとし、ゲインをαとした場合に、下方へのスクロール量データSD2は、下記式に従って演算される。
D2=α・L
この式によれば、例えば、スライド操作による操作量Lが5mmであった場合には、設定画面の画像は5α行下方にスクロールする。
一方、設定画面の画像が上方にスクロールされる際には、下方へのスクロール量データSD2を演算するために用いられた上記式に、設定行βを加算することで、上方へのスクロール量データSU2が演算される。つまり、上方へのスクロール量データSU2は、下記式に従って演算される。
U2=SD2+β=α・L+β
ここで、設定行βは、正の値に設定されており、スライド操作による操作量Lが同じであっても、上方へのスクロール量データSU2は、下方へのスクロール量データSD2より大きくなる。これにより、設定画面の画像をスクロールさせる際にも、スライド操作のし難い方向への操作性を高めることが可能となる。
さらに、設定画面の画像をスクロールさせる際にも、写真画像スクロールさせる際と同様に、パネル16の傾斜角度を考慮して、上方へのスクロール量データSU2が演算される。具体的には、図5に示すように、パネル16の傾斜角度が水平面に対して45度である場合には、設定行βの値は2とされ、パネル16の傾斜角度が水平若しくは鉛直に近い角度である場合には、設定行βの値は3とされている。これにより、設定画面の画像を上方にスクロールさせる際にも、パネル16の傾斜角度が水平若しくは鉛直に近い角度である場合の上方へのスライド操作の操作性を高めることが可能となる。
続いて、図6に示す電話帳50が、パネル16に表示されている場合について説明する。電話帳50は、複数の氏名52によって構成されており、氏名52と電話番号(図示省略)とが対応付けてデータ記憶領域14aに記憶されている。さらに、複数の氏名52は、50音順に並べられ、50音毎の項目54別に区分けされた状態で記憶されている。そして、CPU12が、OS32bを介して、電話帳50に関するデータを記憶部14から取得し、そのデータに基づいて、図6にしめすように、電話帳50の画像がパネル16に表示される。
パネル16に表示された電話帳50の画像が下方にスクロールされる際には、電話帳50の氏名52が、スライド操作による操作量に応じてスクロールするように、スクロール量データが演算される。具体的には、例えば、下方へのスライド操作により入力媒体が所定量操作された場合には、氏名52が、所定行分、下方にスクロールする。つまり、下方へのスライド操作時には、氏名52毎にスクロールする。
一方、パネル16に表示された電話帳50の画像が上方にスクロールされる際には、電話帳50の50音毎の項目54が、スライド操作による操作量に応じてスクロールするように、スクロール量データが演算される。具体的には、例えば、上方へのスライド操作により入力媒体が所定量操作された場合には、50音毎の項目54が、所定項目、上方にスクロールする。つまり、上方へのスライド操作時には、項目54毎にスクロールする。これにより、上方へのスライド操作時には、下方へのスライド操作と比較して、大きく電話帳50の画像をスクロールすることが可能となり、スライド操作のし難い方向への操作性を高めることが可能となる。
<表示処理プログラム>
上述した表示画像のスクロール処理は、表示処理プログラム34aがCPU12によって実行されることで行われる。以下に、図7乃至図9を用いて、パネル16に表示された画像を、スライド操作に従ってスクロールさせるためのフローを説明する。
まず、S100において、CPU12は、スライド操作に関するデータを取得する。詳しくは、ユーザによるスライド操作により発生したデータを、OS34bを介して取得する。スライド操作に関するデータには、スライド操作の開始位置および終了位置に関する情報が含まれており、それぞれの位置情報に基づいて、CPU12は、スライド方向及び、スライド操作による操作量を演算する。すなわち、CPU12は、演算によってスライド方向を示すデータと、操作量を示すデータを取得する。そして、S102に進む。なお、スライド操作の開始位置および終了位置は、パネル16の上下の縁に平行な方向をX方向とし、パネル16の左右の縁に平行な方向をY方向した場合でのXY座標で規定されており、Y座標の変化する方向に従って、上下方向のスライド方向が決定される。
S102において、CPU12は、パネル16に表示されている画像が電話帳50の画像であるか否かを判断する。パネル16に表示されている画像が電話帳50の画像でない場合(S102:NO)には、S104に進む。
S104において、CPU12は、パネル16に表示されている画像が写真画像であるか否かを判断する。パネル16に表示されている画像が写真画像である場合(S104:YES)には、S106に進む。S106において、CPU12は、上述した式に従って、スクロール量データSD1を演算する。そして、S108に進む。なお、スクロール量データSD1演算時に用いられるゲインαは、データ記憶領域14aに記憶されており、CPU12は、OS34bを介して、ゲインαを取得する。
S108において、CPU12は、スライド方向が上方向であるか否かを判断する。スライド方向が上方向である場合(S108:YES)には、S110に進む。S110において、CPU12は、ゲインαを設定するための選択ボタンが操作されているか否かを判断する。詳しくは、ゲインαを設定するための選択ボタンが操作されたことにより発生したデータをOS34bを介して取得したか否かを判定する。
選択ボタンが操作されている場合(S110:YES)には、S112に進む。S112において、CPU12は、選択されたボタンに応じたゲインαを取得する。詳しくは、CPU12は、取得したデータに基づいて、操作されたボタンが何れのボタンであるかを取得する。また、データ記憶領域14aには、図3(b)に相当するマップデータが記憶されており、CPU12は、そのマップデータを、OS34bを介して取得する。そして、CPU12は、選択されたボタンとマップデータとに基づいて、ゲインαを取得する。そして、S116に進む。
一方、選択ボタンが操作されていない場合(S110:NO)には、S114に進む。S114において、CPU12は、パネル16の傾斜角度に応じたゲインαを取得する。詳しくは、CPU12は、OS34bを介して、検出センサ17によって検出されたパネル16の傾斜角度に関するデータを取得する。また、データ記憶領域14aには、図3(a)に相当するマップデータが記憶されており、CPU12は、そのマップデータを、OS34bを介して取得する。そして、CPU12は、取得した傾斜角度とマップデータとに基づいて、ゲインαを取得する。そして、S116に進む。
S116において、CPU12は、取得したゲインαに基づいて、スクロール量データSD1を補正する。つまり、取得したゲインαを用いて、上述した式に従ってスクロール量データSU1を演算する。そして、S118に進む。S118において、CPU12は、演算されたスクロール量データに応じたスクロール処理を実行する。詳しくは、パネル16に表示された画像を、演算されたスクロール量データが示すスクロール量分スクロールさせる旨の指令を、パネル16にOS34bを介して出力する。そして、フローを終了する。
また、S104でパネル16に表示されている画像が写真画像でない場合(S104:NO)には、S120に進む。S120において、CPU12は、上述した式に従って、スクロール量データSD2を演算する。そして、S122に進む。なお、スクロール量データSD2演算時に用いられるゲインαは、データ記憶領域14aに記憶されており、CPU12は、OS34bを介して、ゲインαを取得する。
S122において、CPU12は、スライド方向が上方向であるか否かを判断する。スライド方向が上方向である場合(S122:YES)には、S124に進む。S124において、CPU12は、設定行βを取得する。詳しくは、CPU12は、OS34bを介して、検出センサ17によって検出されたパネル16の傾斜角度に関するデータを取得する。また、データ記憶領域14aには、図5に相当するマップデータが記憶されており、CPU12は、そのマップデータを、OS34bを介して取得する。そして、CPU12は、取得した傾斜角度とマップデータとに基づいて、設定行βを取得する。そして、S126に進む。
S126において、CPU12は、取得した設定行βに基づいて、スクロール量データSD2を補正する。つまり、取得した設定行βを用いて、上述した式に従ってスクロール量データSU2を演算する。そして、S118に進み、以下の処理が行われる。
また、S102でパネル16に表示されている画像が電話帳50の画像である場合(S102:YES)には、S128に進む。S128において、CPU12は、スライド方向が上方向であるか否かを判断する。スライド方向が上方向でない場合(S128:NO)には、S130に進む。S130において、CPU12は、データ単位でスクロール量データを演算する。つまり、氏名52のデータ毎にスクロールされるように、スクロール量データを演算する。そして、S118に進み、以下の処理が行われる。
一方、スライド方向が上方向である場合(S128:YES)には、S132に進む。S132において、CPU12は、項目単位でスクロール量データを演算する。つまり、50音の項目54毎にスクロールされるように、スクロール量データを演算する。そして、S118に進み、以下の処理が行われる。第1実施形態では、CPU12は、このように演算することでスクロール量データを取得する。
<第2実施形態>
第2実施形態に係るMFP10の動作を説明する。なお、第2実施形態におけるMFP10の構成は、第1実施形態におけるMFP10の構成と同じであるため、ここでは説明を省略する。
第2実施形態にかかるMFP10では、上方向へのスクロール量は、スライド操作による操作加速度に基づいて演算され、下方向へのスクロール量は、スライド操作による操作量に基づいて演算される。具体的に、図10を用いて、第2実施例にかかるMFP10でのスクロール処理を行うためのフローを説明する。
まず、S200において、CPU12は、スライド操作に関するデータを取得する。詳しくは、ユーザによるスライド操作により発生したデータをOS34bを介して取得する。スライド操作に関するデータには、スライド操作の開始位置および終了位置に関する情報が含まれている。そして、スライド操作の開始位置および終了位置に関する情報に基づいて、CPU12は、スライド方向、スライド操作による操作量を演算する。また、CPU12は、スライド操作によって入力媒体がタッチパネル上を移動したときの操作速度を演算する。CPU12は、センサから所定の検出周期(例:数十ミリセカンド)ごとに入力媒体の位置を示すデータを取得している。操作速度は、スライド操作終了直前の検出周期における、入力媒体の速度である。そして、S202に進む。
S202において、CPU12は、スライド方向が上方向であるか否かを判断する。スライド方向が上方向でない場合(S202:NO)には、S204に進む。S204において、CPU12は、スライド操作による操作量に基づいて、下方向へのスクロール量データSD3を演算する。つまり、スライド操作による操作量Lを、スライド操作によって入力媒体がタッチパネル上を移動した長さとし、ゲインをαとした場合に、下方へのスクロール量データSD3は、下記式に従って演算される。
D3=α・L
そして、S208に進む。
一方、スライド方向が上方向である場合(S202:YES)には、S206に進む。S206において、CPU12は、スライド操作による操作速度に基づいて、上方向へのスクロール量データSU3を演算する。つまり、スライド操作による操作速度をaとし、ゲインをαとした場合に、上方へのスクロール量データSU3は、下記式に従って演算される。
U3=α・a
そして、S208に進む。
S208において、CPU12は、演算されたスクロール量データに応じたスクロール処理を実行する。詳しくは、パネル16に表示された画像を、演算されたスクロール量データが示すスクロール量分スクロールさせる旨の指令を、パネル16にOS34bを介して出力する。そして、フローを終了する。第2実施形態では、CPU12は、このように演算することでスクロール量データを取得する。
上記フローの実行により、MFP10では、下方向へのスライド操作時には、上記式に従ってスクロール量データSD3が演算され、操作量に応じて表示画像がスクロールする。一方、上方向へのスライド操作時には、上記式に従ってスクロール量データSU3が演算され、操作速度に応じて表示画像がスクロールする。つまり、上方への操作量が下方への操作量より少なくても、操作速度が速ければ、下方へのスクロール量データSD1が示すスクロール量と同等の量、画像を上方にスクロールさせることが可能となる。これにより、上方へのスライド操作、つまり、スライド操作のし難い方向への操作性を高めることが可能となる。
<変形例>
本実施形態では、上方向へのスライド操作と下方向へのスライド操作とで、スクロール量データを演算するための手法を異ならせているが、右方向へのスライド操作と左方向へのスライド操作とで、スクロール量データを演算するための手法を異ならせてもよい。このように、左右方向でのスクロール量データ演算時の手法を異ならせることで、例えば、利き腕に依拠した操作し難い方向への操作性を高めることが可能となる。
また、本実施形態では、CPU12が操作量や操作速度を演算しているが、他の構成要素から操作量や操作速度を取得してもよい。具体的には、タッチセンサからデータを取得して操作量や操作速度を演算する回路を設け、CPU12が、その回路から操作量や操作速度を取得してもよい。
また、本実施形態では、操作速度に基づいて、上方へのスライド操作時のスクロール量データが演算されているが、操作加速度に基づいて、上方へのスライド操作時のスクロール量データを演算してもよい。なお、操作加速度は、スライド操作終了直前の検出周期から、所定周期前までの、入力媒体の速度に基づいて演算することが可能である。
また、本実施例では、画像の上方へのスクロール時にのみ、パネル16の傾斜角度を考慮して、スクロール量データが演算されるが、画像の下方へのスクロール時にも、パネル16の傾斜角度を考慮して、スクロール量データを演算することが可能である。このように、パネル16の傾斜角度を考慮して、下方へのスクロール量データを演算することで、パネル16の傾斜角度が水平若しくは鉛直に近い角度である場合の下方へスライド操作の操作性を高めることが可能となる。
また、パネル16の傾斜角度を考慮してスクロール量データを演算する際には、本実施では、パネル16の傾斜角度が45度より水平に近い角度である場合、および、パネル16の傾斜角度が45度より鉛直に近い角度である場合のスクロール量データが、パネル16の傾斜角度が45度である場合のスクロール量データより大きくなる演算手法が採用されている。つまり、パネル16の傾斜角度を考慮してスクロール量データを演算する際の閾角度として、45度が採用されているが、閾角度として、種々の角度を採用することが可能である。
また、スライド方向に応じてスクロール量データを演算するための手法を変更することが可能な装置は、MFP10に限られない。例えば、デスクトップ型パソコン,ノートパソコン,タブレット機器,携帯電話,スマートフォンなどでもよい。
本実施例のMFP10では、表示処理プログラム34aに基づいて実行するCPU12が、各種の処理を行う場合を説明した。しかし、この形態に限られない。表示処理プログラム34aに基づいて実行するCPU12が、オペレーティングシステム34b、他のシステム、ハード構成に対して、各種の処理を行わせる指示を出す形態であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
MFP10は表示装置の一例である。CPU12は、コンピュータの一例である。データ記憶領域14aは記憶部の一例である。パネル16は表示部の一例である。ボタン入力部18はセンサ及び受付部の一例である。表示処理プログラム34aはプログラムの一例である。S100,200を実行するCPU12は、スライド方向取得手段の一例である。S106,116,120,126,130,132,204,206を実行するCPU12は、スクロール量演算手段の一例である。パネル16の上部から下部に向かう方向は、第1の方向の一例である。パネル16の下部から上部に向かう方向は、第2の方向の一例である。スクロール量データSD1,SD2,SD3を演算するための上記式は、第1の手法の一例である。スクロール量データSU1,SU2,SU3を演算するための上記式は、第2の手法の一例である。ゲインαは、設定ゲインの一例である。設定行βは、設定値の一例である。
なお、各プログラムは一つのプログラムモジュールから構成されるものであってもよいし、複数のプログラムモジュールから構成されるものであってもよい。また、各一例は置換可能な他の構成であってもよく、本発明の範疇である。表示処理プログラム(表示処理プログラム34aなど)に基づく処理を実行するコンピュータ(CPU12)であってもよいし、オペレーティングシステムや他のアプリケーション、プログラムなど、表示処理プログラム以外のプログラムに基づく処理を実行するコンピュータであってもよいし、コンピュータの指示に従って動作するハード構成(パネル16など)であってもよいし、コンピュータとハード構成とが連動した構成であってもよい。もちろん、複数のプログラムに基づく処理を連動させて処理を実行するコンピュータであってもよいし、複数のプログラムに基づく処理を連動させて処理を実行するコンピュータの指示に従って動作するハード構成であってもよい。
10:MFP、12:CPU、14a:データ記憶領域、16:パネル、18:ボタン入力部、34a:表示処理プログラム

Claims (13)

  1. 画像を表示する表示部と、
    前記表示部への入力媒体の接近と接触とのうち少なくとも一方に基づくセンサデータを出力するセンサと、
    を備える表示装置であって、
    前記センサが出力したセンサデータに基づいて、入力媒体のスライド方向を示すスライド方向データを取得するスライド方向データ取得手段と、
    前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データに応じて前記表示部に表示された画像をスクロールさせる際のスクロール量を示すスクロール量データを演算するスクロール量データ演算手段と、
    を備え、
    前記スクロール量データ演算手段は、
    前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データが示す方向が第1の方向である場合には、第1の手法に従ってスクロール量データを演算し、前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データが示す方向が前記第1の方向と異なる第2の方向である場合には、前記第1の手法と異なる第2の手法に従ってスクロール量データを演算することを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1の方向は、前記表示部の上部から下部に向かう方向であり、
    前記第2の方向は、前記表示部の下部から上部に向かう方向であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第2の手法は、
    前記第1の手法に従って演算されたスクロール量データの値より大きな値のスクロール量データを演算する手法であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記第1の手法は、
    入力媒体のスライド量とスライド速度とスライド加速度とのうちの1つに基づいてスクロール量データを演算する手法であり、
    前記第2の手法は、
    前記第1の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量に設定値を加えることで、スクロール量データを演算する手法であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の表示装置。
  5. 前記第1の手法は、
    入力媒体のスライド量とスライド速度とスライド加速度とのうちの1つに基づいてスクロール量データを演算する手法であり、
    前記第2の手法は、
    前記第1の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量に設定ゲインを乗じることで、スクロール量データを演算する手法であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の表示装置。
  6. 前記第1の手法は、
    入力媒体のスライド量に基づいてスクロール量データを演算する手法であり、
    前記第2の手法は、
    入力媒体のスライド速度若しくは加速度に基づいてスクロール量データを演算する手法であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  7. 当該表示装置は、
    複数のドキュメントデータを、所定の項目毎に区分けした状態で記憶する記憶部を備え、
    前記第1の手法は、
    前記記憶部に記憶されている複数のドキュメントデータが、前記複数のドキュメントデータ毎に、順次、前記表示部に表示される態様でスクロール量データを演算する手法であり、
    前記第2の手法は、
    前記記憶部に記憶されている複数のドキュメントデータが、前記所定の項目毎に、順次、前記表示部に表示される態様でスクロール量データを演算する手法であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  8. 前記第2の手法は、
    前記表示部の傾斜角度に基づいてスクロール量データを演算する手法であることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の表示装置。
  9. 前記スクロール量データ演算手段は、
    前記表示部の傾斜角度が設定角度である場合に前記第1の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量に対する前記第2の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量の差が、前記表示部の傾斜角度が前記設定角度より鉛直に近い角度である場合に前記第1の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量に対する前記第2の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量の差より大きくなるように、スクロール量データを演算することを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の表示装置。
  10. 前記スクロール量データ演算手段は、
    前記表示部の傾斜角度が設定角度である場合に前記第1の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量に対する前記第2の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量の差が、前記表示部の傾斜角度が前記設定角度より水平に近い角度である場合に前記第1の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量に対する前記第2の手法に従って演算されたスクロール量データが示すスクロール量の差より大きくなるように、スクロール量データを演算することを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の表示装置。
  11. 前記設定角度は、水平面に対して45度であることを特徴とする請求項9または10に記載の表示装置。
  12. 前記第1の手法と前記第2の手法とのうちの少なくとも一方は、複数種類の手法により構成されており、
    前記表示装置は、
    前記複数種類の手法からユーザ操作により1つの手法を受け付ける受付部を有し、
    前記スクロール量データ演算手段は、
    前記受付部が前記1つの手法を受け付けた場合に、前記第1の手法と前記第2の手法とのうちの少なくとも一方の手法として前記1つの手法を採用し、前記1つの手法に従ってスクロール量データを演算することを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の表示装置。
  13. 画像を表示する表示部と、
    前記表示部への入力媒体の接近と接触とのうち少なくとも一方に基づくセンサデータを出力するセンサと、
    を備える表示装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記センサが出力したセンサデータに基づいて、入力媒体のスライド方向を示すスライド方向データを取得するスライド方向データ取得手段と、
    前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データに応じて前記表示部に表示された画像をスクロールさせる際のスクロール量を示すスクロール量データを演算するスクロール量データ演算手段と、
    して前記コンピュータを機能させ、
    前記スクロール量データ演算手段は、
    前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データが示す方向が第1の方向である場合には、第1の手法に従ってスクロール量データを演算し、前記スライド方向データ取得手段によって取得されたスライド方向データが示す方向が前記第1の方向と異なる第2の方向である場合には、前記第1の手法と異なる第2の手法に従ってスクロール量データを演算することを特徴とするプログラム。
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