JP2014141266A - ラベル貼付装置 - Google Patents

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JP2014141266A JP2013009607A JP2013009607A JP2014141266A JP 2014141266 A JP2014141266 A JP 2014141266A JP 2013009607 A JP2013009607 A JP 2013009607A JP 2013009607 A JP2013009607 A JP 2013009607A JP 2014141266 A JP2014141266 A JP 2014141266A
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英司 青木
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Abstract

【課題】 機能を高めた紙コップの、量産化,品質の向上,低廉化を実現するとともに、装置の小型化及び設置性の向上,生産設備のコストダウン及び省力化に寄与する。
【解決手段】 一端部2sがアーム回転駆動部2dより支持され、かつ他端部2tに設けたラベル支持部3により外装ラベルLのおもて面Luを支持可能な旋回アーム2を有することにより、外装ラベルLを旋回搬送するラベル搬送機構Mcと、被貼付体Gを装填する被貼付体装填部4及びこの被貼付体装填部4を回転させる被貼付体回転駆動部5を有するとともに、外装ラベルLの裏面Ldに対してテーパ外面Gfを線接触させ、かつ当該テーパ外面Gfに沿って当接して外装ラベルLをテーパ外面Gfに貼付ける処理ユニットUを有するラベル貼付機構Mjと、接着剤供給部6によりテーパ外面Gfに接着剤Bを塗布する接着剤塗布機構Mbを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被貼付体におけるテーパ状の外面の全周に沿って円弧状の外装ラベルを貼付ける際に用いて好適なラベル貼付装置に関する。
一般に、紙コップは使い捨てコップとして用いられるため、資材節減上及びコスト上の観点からシンプルに構成される場合が多い。一方、一枚で形成される紙コップの外面(外周面)に対して、更に他の紙を追加して多層化し、コップとしての機能性をより高めた紙コップも提案されている。
従来、このような多層化を図った紙コップとしては、特許文献1で開示される縁巻き紙貼りコップ及び特許文献2で開示される紙製コップが知られている。前者の縁巻き紙貼りコップは、断熱層を分厚くできる紙コップの提供を目的としたものであり、具体的には、扇形状の外紙の天地縁を巻き込んで形成した巻き縁に糊を付け、コップの側面に貼り付けて構成したものである。また、後者の紙製コップは、断熱性を有し、極めて持ちやすくカップ内に液体を入れても型崩れがなく、低価格で製造できると共に簡単に製造でき、外観視極めて高級感を醸し出せる紙製コップの提供を目的としたものであり、具体的には、紙製コップの周面を段繰り紙とライナ紙で構成し、外周面には段繰り紙の段繰り部分が位置し、段繰りにより多数列の段を有するその突出列は該コップの軸心に対して対向方向に向かって形成し、該多数列の段の突出部分に多数列の押し込み部を有するように構成したものである。
特開2002−209703号公報 特開2009−007021号公報
しかし、上述した従来の紙コップ、即ち、多層化を図った紙コップに関しては、次のような解決すべき課題が存在した。
第一に、この種の紙コップは、外周面がテーパ状となるため、多層化のための製法は容易でない。したがって、紙コップ自体のアイデアは存在しても、商品として量産するための手段(生産機械)は何ら提供されておらず、手作業による生産に頼らざるを得ないのが実情である。結局、量産化を図れないのみならず、手作業による欠点、即ち、商品としての品質の低下やバラツキ、更には高価格化を招いてしまう。
第二に、仮に生産の機械化を図ったとしても、全自動化を実現するには、生産設備の煩雑化を招く虞がある。即ち、テーパ状の外周面に円弧状となる第二の紙を貼付けるため、位置決めしつつ円錐面に貼付けを行う必要がある。したがって、生産機械の複雑化及び大型化を招きやすいとともに、生産設備に係わるコストアップも無視できない。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したラベル貼付装置の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、被貼付体Gにおけるテーパ状の外面(テーパ外面)Gfの全周に沿って円弧状の外装ラベルLを貼付けるラベル貼付装置1を構成するに際して、一端部2sがアーム回転駆動部2dより支持され、かつ他端部2tに設けたラベル支持部3により外装ラベルLのおもて面Luを支持可能な旋回アーム2を有することにより、外装ラベルLを旋回搬送するラベル搬送機構Mcと、被貼付体Gを装填する被貼付体装填部4及びこの被貼付体装填部4を回転させる被貼付体回転駆動部5を有するとともに、外装ラベルLがラベル搬送機構Mcにより旋回搬送される際に外装ラベルLの裏面Ldに対してテーパ外面Gfを線接触させ、かつ当該テーパ外面Gfに沿って当接して外装ラベルLをテーパ外面Gfに貼付ける処理ユニットUを有するラベル貼付機構Mjと、接着剤供給部6によりテーパ外面Gf又は外装ラベルLの裏面Ldに接着剤Bを塗布する接着剤塗布機構Mbと、少なくとも、アーム回転駆動部2d,被貼付体回転駆動部5及び接着剤供給部6を制御する制御部Mmとを具備してなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、被貼付体Gには、少なくとも、紙コップCを含ませることができる。また、ラベル支持部3は、吸気部11から吸気されることにより外装ラベルLのおもて面Luを吸着支持可能な一又は二以上の吸着盤12…を備えて構成できる。一方、ラベル貼付機構Mjは、テーブル回転機構部13により回転可能な回転テーブル14に支持される一又は二以上の処理ユニットU…を備えて構成できる。また、ラベル貼付機構Mjには、処理ユニットUによりテーパ外面Gfに貼付けられた外装ラベルLのおもて面Luに加圧ローラ15を圧接させ、周方向に沿って外装ラベルLを加圧するラベル加圧機構Mjpを設けることができる。さらに、ラベル貼付機構Mjには、外装ラベルLを貼付ける前の被貼付体Gを、被貼付体装填部4に対して自動で装填する被貼付体装填機構部Mjiを設けることができるとともに、外装ラベルLを貼付けた被貼付体Gを、被貼付体装填部4から自動で離脱する被貼付体離脱機構部Mjeを設けることができる。
このような構成を有する本発明に係るラベル貼付装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) テーパ状の外周面に円弧状となる第二の紙を貼付ける場合であっても、全自動による機械化を容易に行うことができる。したがって、機能性(付加価値)を高めた紙コップCの、量産化,品質の向上及び均質性の向上、更には低廉化を実現することができる。しかも、比較的簡易な構造により構成できるため、装置の小型化及び設置性の向上、更には生産設備のコストダウン及び省力化にも寄与できる。
(2) 好適な態様により、被貼付体Gに、少なくとも紙コップCを含ませれば、テーパ状の外周面を有する代表的な被貼付体Gに適用できるため、紙コップCの断熱性向上及び把持性向上等をはじめ、高品質のデザイン化が可能になり、紙コップCにおける外面の多機能性向上及び多様性向上に寄与できる。
(3) 好適な態様により、ラベル支持部3を、吸気部11から吸気されることにより外装ラベルLのおもて面Luを吸着支持可能な一又は二以上の吸着盤12…を備えて構成すれば、外装ラベルLのおもて面Luのみを支持できるため、外装ラベルLの裏面Ldに影響することなく円滑かつ確実に貼付けを行うことができる。
(4) 好適な態様により、ラベル貼付機構Mjを、テーブル回転機構部13により回転可能な回転テーブル14に支持される一又は二以上の処理ユニットU…を備えて構成すれば、装填工程,貼付工程,加圧工程,離脱工程を回転テーブル14上に分散化できるため、更なる生産性の向上及び生産効率の向上に寄与できるとともに、装置の小型コンパクト化に寄与できる。
(5) 好適な態様により、ラベル貼付機構Mjに、処理ユニットU…によりテーパ外面Gfに貼付けられた外装ラベルLのおもて面Luに加圧ローラ15を圧接させ、周方向に沿って外装ラベルLを加圧するラベル加圧機構Mjpを設ければ、接着剤Bで貼付けた外装ラベルLのほぼ全面を均等に加圧できるため、外装ラベルLを貼付けた製品の更なる品質向上及び均質性向上に寄与できる。
(6) 好適な態様により、ラベル貼付機構Mjに、外装ラベルLを貼付ける前の被貼付体Gを、被貼付体装填部4に対して自動で装填する被貼付体装填機構部Mjiを設ければ、外装ラベルLを貼付ける前の被貼付体Gを自動で装填可能になるため、完全自動化の構築により更なる省力化に寄与できる。
(7) 好適な態様により、ラベル貼付機構Mjに、外装ラベルLを貼付けた被貼付体Gを、被貼付体装填部4から自動で離脱する被貼付体離脱機構部Mjeを設ければ、貼付終了後の被貼付体Gを自動で離脱可能になるため、完全自動化の構築により更なる省力化に寄与できる。
本発明の好適実施形態に係るラベル貼付装置の制御系を含む平面から見た内部構成図、 同ラベル貼付装置の正面から見たラベル搬送機構及びラベル貼付機構の一部を示す内部構成図、 同ラベル貼付装置の正面から見たラベル貼付機構及び自動離脱機構部の一部を示す内部構成図、 同ラベル貼付装置の動作を説明するためのフローチャート、 同ラベル貼付装置の動作を説明するための動作工程説明図、 同ラベル貼付装置の他の動作を説明するための動作工程説明図、 同ラベル貼付装置の他の動作を説明するための動作工程説明図、 同ラベル貼付装置の他の動作を説明するための動作工程説明図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るラベル貼付装置の構成について、図1〜図3及び図5〜図8を参照して説明する。
ラベル貼付装置1は、大別して、ラベル搬送機構Mc,ラベル貼付機構Mj,接着剤塗布機構Mb及び制御部Mmを有する基本的構成を備え、これらはキャビネット20の内部に配設される。
ラベル搬送機構Mcは、図1及び図2に示すように、外装ラベルLを旋回搬送する旋回アーム2を備える。この場合、旋回アーム2の一端部2sは、駆動モータを用いたアーム回転駆動部2dの出力軸2dsにより支持される。また、旋回アーム2の他端部2tにはラベル支持部3を設ける。ラベル支持部3は、吸気部11から吸気されることにより外装ラベルLのおもて面Luを吸着支持可能な一又は二以上(例示は三)の吸着盤12…を備えるとともに、旋回アーム2の内部を中空の通気路21として形成し、各吸着盤12…を通気路21に連通させる。そして、通気路12の他側は、出力軸2dsの内部に形成した通気空間22及び配気管23を介して吸気部11に連通接続する。これにより、吸気部11に内蔵する開閉バルブを制御し、吸気モードに切換えれば、吸着盤12…により外装ラベルLのおもて面Luを吸着支持できるとともに、吸気停止モードに切換えれば、吸着盤12…による吸着支持を解除し、外装ラベルLを吸着盤12…から離脱させることができる。このようなラベル支持部3を設ければ、外装ラベルLのおもて面Luのみを支持できるため、外装ラベルLの裏面Ldに影響することなく円滑かつ確実に貼付けを行える利点がある。
また、旋回アーム2の旋回時における吸着盤12…の軌跡上であって、吸着盤12…の下方の位置には、ラベルスタッカー31を配設する。ラベルスタッカー31における内部空間の平面視は、図1に示すように円弧状に形成し、ラベルスタッカー31の内部空間には、図2に示すように、多数の外装ラベルL…を積載状態に収容することができる。これにより、旋回アーム2は、ラベルスタッカー31に収容された外装ラベルL…における一番上の外装ラベルLを、先端部(他端部2t)に配した吸着盤12…により吸着支持し、後述するラベル貼付機構Mjまで旋回搬送し、貼付工程P2を行うことができる。
なお、例示する外装ラベルLは、図8(a)に示す貼付前における紙コップC(被貼付体G)の外面Gfに貼付けるデザインラベルであり、例えば、外装ラベルLのおもて面Luには、予め、高品質で印刷された、写真,図形(模様),社名の文字等が表示されている。一方、被貼付体Gとして例示する紙コップCは、テーパ状の外面(テーパ外面)Gfを有し、円弧状の外装ラベルLは全体が円弧状に形成される。したがって、外装ラベルLは、紙コップCのテーパ外面Gfの周方向に沿ってほぼ全面に貼付けられる。この場合、紙コップCには、テーパ外面Gfを有する例示のコップのみならず、テーパ外面を有する各種のカップ類や各種食器類を含む概念である。このように、被貼付体Gとして、少なくとも紙コップCを含ませれば、テーパ状の外面Gfを有する代表的な被貼付体Gに適用できるため、紙コップCの断熱性向上及び把持性向上等をはじめ、高品質のデザイン化が可能になり、紙コップCにおける外面の多機能性向上及び多様性向上に寄与できる利点がある。
ラベル貼付機構Mjは、図1に示すように、テーブル回転機構部13により回転可能な回転テーブル14を備える。この場合、テーブル回転機構部13には、駆動モータ及びこの駆動モータの回転を伝達する回転伝達機構を含み、この回転伝達機構の回転出力となるテーブル回転機構部13の回転出力軸13sにより回転テーブル14の中心部が支持される。回転テーブル14は平面視が正三角形状をなし、三つの各角部にはそれぞれ処理ユニットU…を配設する。
一つの処理ユニットU(他の処理ユニットU…も同じ)は、回転テーブル14の角部に取付けた駆動モータを用いた被貼付体回転駆動部5を備えるとともに、前述した紙コップCの内周面に嵌合する形状(円錐の中間部位の形状)を有する被貼付体装填部4を備える。紙コップCは、この被貼付体装填部4に対して着脱可能に装填することができる。この場合、被貼付体回転駆動部5の回転出力軸5sは回転テーブル14の中心位置に対して放射方向に突出し、被貼付体装填部4は、図3に示すように、この回転出力軸5sの先端に取付ける。この際、被貼付体装填部4の上端部位の外周面は水平面に対して平行となるように取付角度を選定する。
一方、回転テーブル14は基準停止位置を有し、この基準停止位置を基準として、120〔°〕回転する毎に停止する。図1の回転テーブル14が基準停止位置で停止した状態を示している。したがって、基準停止位置では、一つの処理ユニットUにより装填工程P1を行い、他の一つの処理ユニットUにより貼付工程P2を行い、残りの一つの処理ユニットUにより加圧工程P3及び離脱工程P4を行うことができる。このように、ラベル貼付機構Mjを、テーブル回転機構部13により回転可能な回転テーブル14に支持される三つの処理ユニットU…を備えて構成すれば、装填工程P1,貼付工程P2,加圧工程P3,離脱工程P4の各工程を行う機能を、回転テーブル14上に分散化できるため、生産性の向上及び生産効率の向上に寄与できるとともに、装置の小型コンパクト化にも寄与できる利点がある。
このため、装填工程P1を行う処理ユニットUの近傍には、外装ラベルLを貼付ける前の紙コップCを、被貼付体装填部4に自動で装填する被貼付体装填機構部Mjiを配設する。被貼付体装填機構部Mjiには、多数の紙コップC…を重ねた状態にスタックする第一コップスタッカー51を備える。また、例示の被貼付体装填機構部Mjiは、駆動機構部52により移動するロボットアーム機構53を備えるとともに、このロボットアーム機構53の先端に、前述した吸気部11により吸気又は吸気解除される吸着盤54を備える。これにより、吸気部11に内蔵する開閉バルブを制御して吸気モード又は吸気解除モードに切換えるとともに、駆動機構部52を制御してロボットアーム機構53を移動させれば、第一コップスタッカー51にスタックされた一番上の紙コップCを、ロボットアーム機構53の吸着盤54により吸着し、被貼付体装填部4に装填することができる。このように、ラベル貼付機構Mjに、外装ラベルLを貼付ける前の被貼付体Gを、被貼付体装填部4に対して自動で装填する被貼付体装填機構部Mjiを設ければ、外装ラベルLを貼付ける前の被貼付体Gを自動で装填可能になるため、完全自動化の構築により省力化に寄与できる利点がある。
さらに、貼付工程P2を行う処理ユニットUの近傍には、接着剤塗布機構Mbを配設する。この接着剤塗布機構Mbは、接着剤供給部6により、被貼付体装填部4に装填された紙コップCのテーパ外面Gfに接着剤Bを塗布する機能を備えており、図2に示すように、テーパ外面Gfの離間した二つの位置に接着剤Bを塗布可能な二つの接着剤吐出ノズル61p,61qを備えている。また、貼付工程P2を行う処理ユニットUと前述したラベル搬送機構Mcは、一定の位置関係を持たせて配設する。即ち、ラベル搬送機構Mcは、外装ラベルLが当該ラベル搬送機構Mcにより旋回搬送される際に、外装ラベルLの裏面Ldがテーパ外面Gfに対して線接触し、かつ当該テーパ外面Gfに沿って外装ラベルLの長手方向全体が当接するように配設位置を選定する。なお、図1中、Mxは位置規制機構であり、位置規制盤65を備える。この位置規制盤65は、進退駆動部66により進退変位する。これにより、前進した際には紙コップCの底面に当接し、紙コップCの位置規制を行うことができる。このような位置規制機構Mxは、後述する加圧工程P3を行う処理ユニットU側にも設けることができる。
他方、加圧工程P3及び離脱工程P4を行う処理ユニットUに対しては、ラベル加圧機構Mjpを付設する。この場合、ラベル加圧機構Mjpは、図3に示すように、前段の処理ユニットUにより、紙コップCのテーパ外面Gfに貼付けられた外装ラベルLのおもて面Luに対して圧接可能に配設した加圧ローラ15を備え、この加圧ローラ15は回動支持部71により回動自在に支持される。なお、加圧ローラ15はゴムローラ等の弾性ローラを用いるとともに、必要により回動支持部71を弾性支持してもよい。このように、処理ユニットU…によりテーパ外面Gfに貼付けられた外装ラベルLのおもて面Luに加圧ローラ15を圧接させ、周方向に沿って外装ラベルLを加圧するラベル加圧機構Mjpを設ければ、接着剤Bで貼付けた外装ラベルLのほぼ全面を均等に加圧できるため、外装ラベルLを貼付けた製品の更なる品質向上及び均質性向上に寄与できる利点がある。
また、加圧工程P3及び離脱工程P4を行う処理ユニットUの近傍には、外装ラベルLを貼付けた紙コップCを、被貼付体装填部4から自動で離脱する被貼付体離脱機構部Mjeを配設するとともに、多数の紙コップC…を重ねた状態にスタック可能な第二コップスタッカー73を配設する。例示の被貼付体離脱機構部Mjeは、駆動機構部74により移動するロボットアーム機構75を備え、このロボットアーム機構75の先端に、前述した吸気部11により吸気又は吸気解除される吸着盤76を備える。これにより、吸気部11に内蔵する開閉バルブを制御して吸気モード又は吸気解除モードに切換えるとともに、駆動機構部74を制御してロボットアーム機構75を移動させれば、被貼付体装填部4に装填されている外装ラベルLを貼付けた紙コップCをロボットアーム機構75の吸着盤76により吸着し、第二コップスタッカー73に収容することができる。このように、ラベル貼付機構Mjに、外装ラベルLを貼付けた被貼付体Gを、被貼付体装填部4から自動で離脱する被貼付体離脱機構部Mjeを設ければ、貼付終了後の被貼付体Gを自動で離脱可能になるため、完全自動化の構築により更なる省力化に寄与できる利点がある。
制御部Mmは、ラベル貼付装置1の全体の制御を司る機能を有し、図1に示す装置コントローラ91を備える。装置コントローラ91は、CPU,メモリ等のハードウェアを有し、ラベル貼付装置1の一連の動作を制御するコンピュータ機能を備える。したがって、装置コントローラ91のメモリには、一連の動作を制御する制御プログラム(シーケンスプログラム)等を格納するプログラムエリア91pを有するとともに、各種設定データ及びデータベース等を書込んだデータエリア91dを有する。また、装置コントローラ91には各種設定及び表示を行う操作部92が付属する。この操作部92はタッチパネル式のディスプレイ等を用いることができる。一方、装置コントローラ91には、アクチュエータドライバ93を接続し、このアクチュエータドライバ93には、前述した、アーム回転駆動部2d,被貼付体回転駆動部5…及び接着剤供給部6、更には、テーブル回転機構部13,進退駆動部66,駆動機構部52及び駆動機構部74をそれぞれ接続するとともに、接着剤供給部6内の開閉バルブ及び吸気部11内における各吸気系統の開閉バルブをそれぞれ接続する。
次に、本実施形態に係るラベル貼付装置1の使用方法及び動作について、主に、図5〜図8を参照しつつ図4に示すフローチャートに従って説明する。
最初に、ラベルスタッカー31に、使用する外装ラベルL…を積載状態に収容するとともに、第一コップスタッカー51に、使用する紙コップC…を重ねた状態に収容する。なお、第二コップスタッカー73は空の状態となる。
今、操作部92における開始キーをONにした場合を想定する。これにより、被貼付体装填機構部Mjiの駆動機構部52及び吸気部11(開閉バルブ)が制御され、第一コップスタッカー51に収容された一番上の紙コップCがロボットアーム機構53の吸着盤54により吸着され、装填工程P1を行う処理ユニットUにおける被貼付体装填部4に装填される(ステップS1)。これにより、装填工程P1が終了する。この後、テーブル回転機構部13が制御され、回転テーブル14が120〔°〕回転して停止する(ステップS2)。
次いで、吸気部11(開閉バルブ)が制御され、ホームポジションとなる図1に示す位置にスタンバイしている旋回アーム2の吸着盤12…によりラベルスタッカー31に収容された一番上の外装ラベルLが吸着支持される(ステップS3)。また、アーム回転駆動部2dが制御され、吸着支持された外装ラベルLはラベル貼付機構Mjにおける貼付工程P2を行う処理ユニットUへ旋回搬送される(ステップS4)。この際、旋回アーム2が図5に示す第一設定位置Xaを通過、即ち、第一設定位置Xaに達したタイミングで接着剤供給部6(開閉バルブ)が制御され、接着剤吐出ノズル61p,61qから接着剤Bの吐出が開始するとともに、被貼付体回転駆動部5により被貼付体装填部4に装填した紙コップCが回転する(ステップS5,S6,S7)。これにより、外装ラベルLの先端位置と塗布される接着剤Bの先端位置の位置関係は、図5に示すように、外装ラベルLの先端位置が接着剤Bの先端位置よりも若干遅れた位置関係となるように制御される。
この後、旋回アーム2が図5(図6)に示す第二設定位置Xbを通過、即ち、第二設定位置Xbに達したタイミングで吸着盤12…による吸着を停止し又は低圧化する(ステップS8,S9)。この第二設定位置Xbは、外装ラベルLがテーパ外面Gfに接着し、吸着盤12…から離れる際に吸着作用の悪影響が生じない位置又は圧力を設定することができる。一方、紙コップCが回転し、第一設定角度Raを通過、即ち、第一設定角度Raに達したタイミングで接着剤供給部6(開閉バルブ)が制御され、接着剤吐出ノズル61p,61qからの接着剤Bの吐出が停止する(ステップS10,S11)。この場合、第一設定角度Raは、360〔°〕よりも若干小さい角度を設定でき、これにより、接着剤Bは、図6に示すように、テーパ外面Gfのほぼ全周にわたって塗布される。また、紙コップCが更に回転し、第二設定角度Rbに達したなら、紙コップCの回転が停止制御される(ステップS12,S13)。第二設定角度Rb(図6)は、1回転(360〔°〕)よりも若干大きい角度、即ち、外装ラベルLの後端が紙コップCのテーパ外面Gfにおける上端位置を若干通過した位置(角度)を選定できる。さらに、旋回アーム2が予め設定した終点位置に達すれば、ホームポジョンへ戻す制御が行われる(ステップS14,S15)。以上が貼付工程P2となる。貼付工程P2が終了すれば、テーブル回転機構部13が制御され、回転テーブル14が120〔°〕回転して停止する(ステップS16)。
次いで、外装ラベルLが貼付けられた紙コップCに対して加圧工程P3が行われる。この場合、紙コップCにおける外装ラベルLのおもて面Luは加圧ローラ15の底位置に圧接する。この状態を図7に示す。加圧工程P3では、紙コップCを1回転(360〔°〕)よりも若干大きい角度だけ回転させて、加圧ローラ15により外装ラベルLを加圧するとともに、周方向に沿った加圧を紙コップCのほぼ全周にわたって行う(ステップS17,S18,S19)。これにより、外装ラベルLのほぼ全面が均等に加圧されるため、確実な貼付けが行われるとともに、紙コップCの品質向上及び均質性向上に寄与できる。
加圧工程P3が終了したなら、被貼付体離脱機構部Mjeの駆動機構部74及び吸気部11(開閉バルブ)が制御され、被貼付体装填部4に装填された紙コップCがロボットアーム機構75の吸着盤76により吸着され、第二コップスタッカー73に収容(スタック)される(ステップS20)。この際、加圧ローラ15に対して紙コップCから離間させる制御を行うことが望ましい。これにより、離脱工程P4が終了する。この後、テーブル回転機構部13が制御され、回転テーブル14が120〔°〕回転して停止する(ステップS21)。
以上により、一つの紙コップCに対する一サイクルの貼付処理が終了するため、貼付処理する紙コップCが残っている場合には、同様の貼付処理が最初から行われる(ステップS22,S1…)。なお、回転テーブル14は、120〔°〕回転する毎に次の紙コップCの貼付処理が開始する。即ち、任意の紙コップCに対して加圧工程P3及び離脱工程P4が行われているときは、次の紙コップCに対する貼付工程P2が行われ、更に、次の紙コップCに対する装填工程P1が同時に行われる。図8(b)には、外装ラベルLが貼付けられた紙コップCの外観を示す。
よって、このような本実施形態に係るラベル貼付装置1によれば、テーパ状の外周面に円弧状となる第二の紙を貼付ける場合であっても、全自動による機械化を容易に行うことができる。したがって、機能性(付加価値)を高めた紙コップCの、量産化,品質の向上及び均質性の向上、更には低廉化を実現することができる。しかも、比較的簡易な構造により構成できるため、装置の小型化及び設置性の向上、更には生産設備のコストダウン及び省力化にも寄与できる。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、ラベル支持部3は、吸気部11から吸気されることにより外装ラベルLのおもて面Luを吸着支持可能な吸着盤12…を用いて構成した場合を例示したが、外装ラベルLをチャック等により把持し、貼付く直前で把持を解除するなどの支持方式であってもよく、例示の吸着方式に限定されるものではない。同様に、被貼付体装填機構部Mji及び被貼付体離脱機構部Mjも吸着方式を例示したが、他の把持方式等の方式を排除するものではない。また、ラベル貼付機構Mjは、テーブル回転機構部13により回転可能な回転テーブル14に支持される一又は二以上の処理ユニットU…を備えた場合を例示したが、一つの処理ユニットUに対して、被貼付体装填機構部Mji,ラベル搬送機構Mc(接着剤塗布機構Mb),ラベル加圧機構Mjp,被貼付体離脱機構部Mjeを順次移動させて処理する場合を排除するものではない。さらに、接着剤塗布機構Mbは、接着剤Bを紙コップCのテーパ外面Gfに塗布する場合を例示したが、外装ラベルLの裏面Ldに塗布する場合を排除するものではない。他方、ラベル加圧機構Mjpは離脱工程P4を行う処理ユニットUに付設した場合を例示したが、貼付工程P2に付設してもよい。この場合には、ラベル搬送機構Mc(接着剤塗布機構Mb)による貼付後に、直ぐに加圧ローラ15により加圧することができる。なお、このラベル加圧機構Mjpは、必ずしも設けることを要しない。
本発明に係るラベル貼付装置は、紙コップをはじめテーパ状の外面を有する各種容器類や物品類等の被貼付体に外装ラベルを貼付ける際に利用できる。この場合、被貼付体及び外装ラベルの素材は紙であるか否かは問わない。
1:ラベル貼付装置,2:旋回アーム,2s:旋回アームの一端部,2d:アーム回転駆動部,2t:旋回アームの他端部,3:ラベル支持部,4:被貼付体装填部,5:被貼付体回転駆動部,6:接着剤供給部,11:吸気部,12…:吸着盤,13:テーブル回転機構部,14:回転テーブル,15:加圧ローラ,Gf:テーパ状の外面(テーパ外面),G:被貼付体,C:紙コップ,L:外装ラベル部,Lu:外装ラベルのおもて面,Ld:外装ラベルの裏面,Mc:ラベル搬送機構,Mj:ラベル貼付機構,Mb:接着剤塗布機構,Mm:制御部,Mjp:ラベル加圧機構,Mji:被貼付体装填機構部,Mje:被貼付体離脱機構部,U…:処理ユニット,B:接着剤

Claims (7)

  1. 被貼付体におけるテーパ状の外面(テーパ外面)の全周に沿って円弧状の外装ラベルを貼付けるラベル貼付装置であって、一端部がアーム回転駆動部により支持され、かつ他端部に設けたラベル支持部により前記外装ラベルのおもて面を支持可能な旋回アームを有することにより、前記外装ラベルを旋回搬送するラベル搬送機構と、前記被貼付体を装填する被貼付体装填部及びこの被貼付体装填部を回転させる被貼付体回転駆動部を有するとともに、前記外装ラベルが前記ラベル搬送機構により旋回搬送される際に前記外装ラベルの裏面に対して前記テーパ外面を線接触させ、かつ当該テーパ外面に沿って当接して前記外装ラベルを前記テーパ外面に貼付ける処理ユニットを有するラベル貼付機構と、接着剤供給部により前記テーパ外面又は前記外装ラベルの裏面に接着剤を塗布する接着剤塗布機構と、少なくとも、前記アーム回転駆動部,前記被貼付体回転駆動部及び前記接着剤供給部を制御する制御部とを具備してなることを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 前記被貼付体には、少なくとも紙コップを含むことを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
  3. 前記ラベル支持部は、吸気部から吸気されることにより前記外装ラベルのおもて面を吸着支持可能な一又は二以上の吸着盤を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のラベル貼付装置。
  4. 前記ラベル貼付機構は、テーブル回転機構部により回転可能な回転テーブルに支持される一又は二以上の処理ユニットを備えることを特徴とする請求項1,2又は3記載のラベル貼付装置。
  5. 前記ラベル貼付機構は、前記処理ユニットにより前記テーパ外面に貼付けられた前記外装ラベルのおもて面に加圧ローラを圧接させ、周方向に沿って前記外装ラベルを加圧するラベル加圧機構を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のラベル貼付装置。
  6. 前記ラベル貼付機構は、前記外装ラベルを貼付ける前の被貼付体を、前記被貼付体装填部に対して自動で装填する被貼付体装填機構部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のラベル貼付装置。
  7. 前記ラベル貼付機構は、前記外装ラベルを貼付けた被貼付体を、前記被貼付体装填部から自動で離脱する被貼付体離脱機構部を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のラベル貼付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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