JP2014141153A - ハンドル構造 - Google Patents

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Junko Hasegawa
潤子 長谷川
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Abstract

【課題】本発明は、部品点数を減らすことができると共に、スロットルケースにスロットルケーブルを容易に組付けることを可能にする技術を提供することを課題とする。
【解決手段】ハンドルバー11には、スロットルケース20と、このスロットルケース20の内部にスロットルグリップ15の回動に伴って押し引きされるスロットルケーブル23、24とが備えられている。スロットルケース20は、第1下半体27と、この第1下半体27に対向配置される第2下半体28と、第1下半体27及び第2下半体28に上方から取付けられる上半体29とで構成される。スロットルケーブル23、24は、第1下半体27と第2下半体28とにより挟持され所定の方向へ指向される。
【選択図】図8

Description

本発明は、ハンドルバーにスロットルケースを備えたハンドル構造の改良に関する。
ハンドルバーの一端にスロットルグリップと呼ばれる回転式グリップが設けられることがある。スロットルグリップにはスロットルワイヤが付いており、スロットルグリップを回動させることでスロットルワイヤを押し引きすることができる。外観性を高めるために、スロットルワイヤをスロットルケースで囲うことが推奨される。このようなスロットルケースを備えている自動二輪車のハンドル構造が知られている(例えば、特許文献1(図5)参照。)。
特許文献1の図5に示すように、ハンドルバー(H)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)の先にスロットルグリップ(G)が取付けられ、このスロットルグリップ(G)にプーリ状の連動部(7)が一体的に設けられ、この連動部(7)にスロットルワイヤ(W)が巻き掛けられる。ハンドルバー(H)に、連動部(7)を囲うスイッチケース(1)(以下、「スロットルケース(1)」と言う。)が設けられる。スロットルケース(1)から2本のスロットルワイヤ(W)が延びており、これらのスロットルワイヤ(W)をガイドする2つのガイドパイプ(2)がスロットルケース(1)に取付けられる。
特許文献1の技術では、スロットルケース(1)と別個独立にガイドパイプ(2)が必要になる。すなわち、スロットルケース(1)とガイドパイプ(2)が必須となり部品点数が多くなる。ガイドパイプ(2)が設けられていると、これらのガイドパイプ(2)にスロットルケーブルを挿通する作業も必要になる。
自動二輪車のハンドル構造において、部品点数を減らすことができると共に、スロットルケーブルを容易に組付けることを可能にする技術が望まれる。
特許第4733432号公報
本発明は、部品点数を減らすことができると共に、スロットルケースにスロットルケーブルを容易に組付けることを可能にする技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ハンドルバーの先端に設けられ乗員が握るスロットルグリップと、このスロットルグリップの近傍にハンドルバーを挟持するように設けられるスロットルケースと、このスロットルケースの内部にスロットルグリップと一体的に設けられる連動部材と、この連動部材に係止される複数のスロットルケーブルとが備えられているハンドル構造において、スロットルケーブルは、連動部材によって駆動されるインナケーブルと、このインナケーブルの周囲を囲うアウタケーブルとで構成され、スロットルケースは、第1下半体と、この第1下半体に対向配置される第2下半体と、第1下半体及び第2下半体に上方から取付けられる上半体とで構成され、アウタケーブルは、第1下半体と第2下半体とにより挟持されることでスロットルケーブルを任意の方向へ指向させることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、第1下半体と第2下半体とは、スロットルケーブルを囲うように突き合わされると共に、スロットルグリップに当接するようにして、第1下半体と第2下半体とでスロットルケーブルを保持し、第1下半体と第2下半体とに、上半体が上から着脱可能に係合されることでハンドルバーに取付けられることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、上半体と第1下半体及び第2下半体との合わせ面を第1合わせ面とするとき、この第1合わせ面は、ハンドルバーの断面略中心を通ることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、第1下半体と第2下半体との合わせ面を第2合わせ面とするとき、この第2合わせ面は、スロットルケーブルと略平行に形成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、第1下半体は、スロットルケーブルを係止する係止部を備え、この係止部に、アウタケーブルに形成されるくびれ部が係止されることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、第1下半体は、第2下半体に向け突出する第1横突出部を備え、第1下半体と第2下半体とは、第1横突出部により相互に位置決めされると共に、第1締結部により締結されることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、第1下半体は、第1下半体から上半体に向け突出する第1縦突出部を備え、第2下半体は、第2下半体から上半体に向け突出する第2突出部を備え、上半体は、第1縦突出部及び第2突出部を覆うようにして配設されると共に、第2締結部により締結されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、第1下半体の下端に、上に開放して略U字状を呈しスロットルケーブルが第1下半体に設けられる穴に挿通するようにして支えられるU字部を備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、スロットルケースは、第1下半体と第2下半体と上半体とで構成され、第1下半体と第2下半体とによりアウタケーブルを挟持し、スロットルケーブルを任意の方向へ指向させている。
従来、スロットルケースから延びるスロットルケーブルを所定の方向に指向させるために、スロットルケースにガイド用の金属製のガイドパイプが取付けられていた。
この点、本発明では、アウタケーブルを第1下半体と第2下半体とで挟持し、スロットルケーブルを所定の方向に指向させた。ガイドパイプを用いることなくスロットルケーブルを所定の方向に指向させるようにしたので、部品点数を減らすことができる。ガイドパイプが不要になれば、ガイドパイプの取付けも不要になる。結果、部品点数が減らせると共に組立に係る作業効率を高めることができる。
請求項2に係る発明では、第1下半体と第2下半体とに、上半体が上から着脱可能に係合される。第1下半体と第2下半体とから上半体を取外すことで、スロットルケーブルが係止されている連動部材を露出させることができる。従って、上半体を取外すことで、スロットルケーブルは、連動部材から着脱可能になる。結果、スロットルケーブル及びその周辺部のメンテナンス性が高まる。
請求項3に係る発明では、上半体と第1・第2下半体とを合わせた第1合わせ面は、ハンドルバーの中心を通っている。すなわち、第1合わせ面は、ハンドルバーの中心を通っているので、第1合わせ面がハンドルバーの中心を通っていない場合に比べ、上半体と第1・第2の下半体とはハンドルバーに組付けし易い。結果、更に作業効率が高まる。
請求項4に係る発明では、第2合わせ面は、スロットルケーブルと略平行に形成されている。スロットルケーブルと略平行な第2合わせ面であれば、略平行に形成されていない場合に比べて、スロットルケーブルと第1・第2下半体の整合が良くなる。結果、組付けに係る作業効率が一層高まる。
請求項5に係る発明では、第1下半体の係止部に、アウタケーブルのくびれ部が係止される。第1下半体にアウターケーブルが位置決めされることで、組付けに係る作業効率が一層高まる。
請求項6に係る発明では、第2下半体に係合する第1横突出部を第1下半体に形成した。すなわち、第1横突出部により、第1下半体に第2下半体が容易に位置決めされるので、第1締結部を締結する作業が容易になる。
請求項7に係る発明では、上半体が係合する第1縦突出部及び第2突出部を、第1下半体と第2下半体とに各々形成した。すなわち、第1下半体の第1縦突出部と第2下半体の第2突出部とに上半体を位置決めしたので、第2締結部を締結する作業が容易になる。
請求項8に係る発明では、第1下半体の下端に、スロットルケーブルが第1下半体に設けられる穴に挿通するようにして支えられるU字部が備えられている。このU字部の穴にスロットルケーブルが挿通され嵌るので、第1下半体にスロットルケーブルを密着させて取付けることができる。結果、第1下半体の形状にスロットルケーブルを沿わせることで、所定方向へ容易にスロットルケーブルを指向させることができる。
ハンドルバーが備えられている自動二輪車前部の背面図である。 図1の要部拡大図(スロットルケースの斜視図)である。 スロットルケースの背面図である。 図3の4−4線断面図である。 スロットルケーブルに第1・第2下半体を組付ける組立要領を説明する分解斜視図である。 第1・第2下半体に上半体を組付ける組立要領を説明する分解斜視図である。 図2の7矢視図である。 図2の別実施例図である。 図8の9−9矢視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、スクータ型車両のヘッドパイプにより軸支されるステアリング軸14が上方に延びており、このステアリング軸14の上端に、乗員が操向操作を行うハンドルバー11が取付けられている。このハンドルバー11は、車幅方向外方向きに斜め上方に延びた後、車幅方向左右外方に延びており、ハンドルバー11の右側先端に、乗員が握って回動させ駆動源への燃料供給量を調整するスロットルグリップ15が取付けられ、ハンドルバー11の左側先端に、乗員が握ることができる左グリップ16が取付けられている。スロットルグリップ15及び左グリップ16の近傍にてハンドルバー11に、各々、ブレーキレバー17が取付けられている。
スロットルグリップ15の近傍にてハンドルバー11に、このハンドルバー11を挟むようにスロットルケース20が設けられている。なお、ブレーキレバー及びこのスロットルケース20の下端21から、スロットルケーブル23、24が延びている。
図2に示すように、スロットルケース20は、スロットルグリップ15の車幅方向内方にてハンドルバー11に取付けられている。なお、ブレーキレバー及びブレーキマスタシリンダは図から省略されている。スロットルケース20は、第1下半体27と、この第1下半体27に対向配置される第2下半体28と、第1下半体27及び第2下半体28に上方から取付けられる上半体29とで構成される。第1下半体27と第2下半体28とは第1締結部31で締結され、第1下半体27と上半体29とは第2締結部32で締結される。スロットルケース20の下端から2本のスロットルケーブル23、24が延びている。
次に、スロットルケース及びその周辺部の構造について説明する。
図3及び図4に示すように、スロットルケース20の内部にてハンドルバー11に、スロットルグリップ15(図2参照)と一体的にプーリ状を呈する連動部材35が設けられ、この連動部材35にスロットルケーブル23、24が係止される。
スロットルケーブル23、24は、インナケーブル41、42と、これらのインナケーブル41、42の周囲を各々囲うアウタケーブル43、44とで構成される。インナケーブル41、42は、スロットルグリップ15の回動によって駆動されるワイヤ部材であり、アウタケーブル43、44は、インナケーブル41、42を覆うと共にインナケーブル41、42をガイドする被覆部材である。すなわち、インナケーブル41、42は、第1アウタケーブル43の内方に挿通されている第1インナケーブル41と、第2アウタケーブル44の内方に挿通されている第2インナケーブル42とからなる。
第1インナケーブル41の端部に、第1駒部45が取付けられ、第2インナケーブル42の端部に第2駒部46が取り付けられ、スロットルグリップ15と一体で回動する連動部材35に、第1駒部45が係止される溝状の第1係止溝47が形成されると共に、第1係止溝47に対して周方向に離間した位置に第2係止溝48が形成される。第1インナケーブル41と第2インナケーブル42とは、スロットルグリップ15と一体に設けられている連動部材35に巻き掛けられるようにして、第1駒部45と第2駒部46とが、各々、第1係止溝47と第2係止溝48とに係止される。これにより、連動部材35を回動させたときに、連動部材35の回動角度に応じてインナケーブル41、42が駆動される。第1駒部45が係止される第1係止溝47及び第2駒部46が係止される第2係止溝48を連動部材35に設けることで、連動部材35の回動角度との位相ずれが防止され、スロットルグリップ15の回動角度に応じてインナケーブル41、42を円滑に駆動させることができる。第1係止溝47及び第2係止溝48は、連動部材35の外周部に沿って形成しインナケーブル41、42をガイドするプーリ溝部49に設けられる。
スロットルケーブル23、24は、連動部材35のプーリ溝部49にインナケーブル41、42が露出される。その他のインナケーブル41、42の周囲は、アウタケーブル43、44で囲われる。インナケーブル41、42が露出するアウタケーブル43、44の端部に、各々、くびれ部51、52が設けられ、これらのくびれ部51、52が係合される係止部53、54が第1下半体27の内面に各々形成される。
次に、スロットルケース20の組付要領について説明する。
図5に示すように、スロットルケース20を組立てる際は、第1下半体27の係止部53、54に、各々、アウタケーブル43、44のくびれ部51、52をセットし、第1下半体27の第1横突出部63を、第2下半体28の第1横突出受部64に引掛け、第1下半体27に第2下半体28を、スロットルケーブル23、24を挟持するように突き合わせる。そして、第1下半体27の第1締結部31aと第2下半体28の第1締結部31bに、第1下半体27の側から第1締結部材61を差込み、第1下半体27と第2下半体28とを第1締結部材61で締結する。
次に、第1スロットルケーブル23に設けられている第1駒部45及び第2スロットルケーブル24に設けられている第2駒部46を、各々、第1下半体27の第1係止溝47と第2係止溝48とに係止させ、第1インナケーブル41及び第2インナケーブル42をプーリ溝部49に巻き掛けるようにセットする。このとき、第1下半体27と第2下半体28とを、スロットルグリップ15に当接するようにする。併せて、ハンドルバー11に、下方へ突設した位置決めピン56に、第1下半体27に設けた位置決め係合部57を合わせる。
第1下半体27の係止部53、54には、アウタケーブル43、44のくびれ部51、52が係止されている。第1下半体27にアウターケーブル43、44が係止され、位置決めされることで、組付けに係る作業効率が一層高まる。
このとき、図3に示すように、第1下半体27は、その下端に第2下半体28に向け突出する第1横突出部63を備え、この第1横突出部63に係合する横突出受部64が第2下半体28に備えられている。かくして、第1下半体27と第2下半体28とは、第1横突出部63により相互に位置決めされると共に、第1締結部31を構成する第1締結部材61により締結される。なお、図3では、第1横突出部63と横突出受部64は、外から見えない位置に配置されるが、後述する図9に示すように、外から見える位置に配置されることは差し支えない。
図6に示すように、スロットルケーブル23、24に係止され、且つ、ハンドルバー11に位置決めされた第1下半体27と第2下半体28に、上方から上半体29が係合され、第1下半体27のフランジ71に設けた第2締結部32aに、上半体29のフランジ72に設けたs第2締結部32bを合わせ、第2締結部材62及び第3締結部材162で、第1下半体27及び第2下半体28に上半体29を締結させる。
このとき、第1下半体27は、第1下半体27から上半体29に向け突出する第1縦突出部65を備え、第2下半体28は、第2下半体28から上半体29に向け突出する第2突出部67を備え、第1下半体27にも第2突出部67と同様な第3突出部68を設ける。上半体29は、第1縦突出部65、第2突出部67及び第3突出部68を覆うようにして配設される。具体的には、第1下半体27と第2下半体28とに、上から上半体29が着脱可能に係合されている。上半体29には、第1縦突出部65が係合される係合受孔66が設けられている。
図3を併せて参照し、第1下半体27側に設けられる面であって、第1下半体27と第2下半体28との合わせ面を第2合わせ面82とするとき、この第2合わせ面82は、スロットルケーブル23、24と略平行に形成されている。また、スロットルケース20は、下にいくにつれて車幅方向内方に緩やかに曲がっている曲がり部74を有する。この曲がり部74によって、第1下半体27と第2下半体28とにより挟持されるアウタケーブル43、44は、所定の方向となる車幅方向内方へ緩やかに指向させることができる。詳細には、スロットルケーブル23、24は、連動部材35より下方に延出された後、第1下半体27と第2下半体28によって車幅方向内方に滑らかにガイドされる。本実施例では、下にいくにつれて車幅方向内方に緩やかに曲がるように設定されるが、この他、必要に応じて、曲率を変化させたり、下方に指向させることは差し支えない。
図7に示すように、第1下半体27(図6参照)及び第2下半体28に設けられる面であって、上半体29と第1下半体27(図6参照)及び第2下半体28との合わせ面を第1合わせ面81とするとき、この第1合わせ面81は、ハンドルバー11の断面略中心を通るようにした。すなわち、第1合わせ面81は、ハンドルバー11の中心を通っているので、第1合わせ面81がハンドルバー11の中心を通っていない場合に比べ、第1・第2の下半体27、28と上半体29とをハンドルバー11に組付けし易くできる。結果、更に作業効率が高まる。
前述した通り、第2下半体28は、第2下半体28から上半体29に向け突出する第2突出部67を備え、第1下半体27から第2突出部67と同様な第3突出部68を設ける上半体29は、第2突出部67及び第3突出部68を覆うようにして配設されると共に、第2締結部32の第2締結部材62及び第3締結部材162により締結されている。
以上に述べたスロットルケースが備えられているハンドル構造の作用を次に述べる。
図2及び図3にて、スロットルケース20は、第1下半体27と第2下半体28と上半体29とで構成され、第1下半体27と第2下半体28とによりアウタケーブル43、44を挟持し、スロットルケーブル23、24を所定の方向へ指向させている。
従来、スロットルケースから延びるスロットルケーブルを所定の方向に指向させるために、スロットルケースにガイド用の金属製のガイドパイプが取付けられていた。
この点、本発明では、アウタケーブルを第1下半体と第2下半体とで挟持し、スロットルケーブルを所定の方向に指向させた。
ガイドパイプを用いることなくスロットルケーブル23、24を所定の方向に指向させるようにしたので、部品点数を減らすことができる。ガイドパイプが不要になれば、ガイドパイプの取付けも不要になる。結果、部品点数が減らせると共に組立に係る作業効率を高めることができる。
また、樹脂製の第1下半体27と第2下半体28とでスロットルケーブル23、24を所定の方向に指向させるようにした。従来の金属製のガイドパイプでスロットルケーブルを指向させる場合に比べて、スロットルケーブル23、24に多少の自由度をもたせ易くできる。
図6にて、第1下半体27と第2下半体28とに、上半体29は上から着脱可能に係合されている。第1下半体27と第2下半体28とから上半体29を取外すことで、スロットルケーブル23、24が係止されている連動部材35(図3参照)を露出させることができる。従って、上半体29を取外すことで、スロットルケーブル23、24は、連動部材35から着脱可能になる。結果、スロットルケーブル23、24及びその周辺部のメンテナンス性が高まる。
図3にて、第2合わせ面82は、スロットルケーブル23、24と略平行に形成されている。スロットルケーブル23、24と略平行な第2合わせ面82であれば、スロットルケーブル23、24に対し略平行に形成されていない合わせ面に比べて、スロットルケーブル23、24と第1・第2下半体27、28の整合が良くなる。結果、組付けに係る作業効率が一層高まる。
また、第2合わせ面82に沿って延びるスロットルケーブル23、24(図4参照)は、第1合わせ面81に対して略直交している。従って、スロットルケーブル23、24を連動部材35に係止し易い向きに案内することができ、組付けに係る作業効率が一層高まる。
さらに、第2下半体28に係合する第1横突出部63は、第1下半体27に形成される。すなわち、第1横突出部63により、第1下半体27に第2下半体28が容易に位置決めされるので、第1締結部31(31a、31b)を締結する作業が容易になる。
図6にて、上半体29が係合する第1縦突出部65、第2突出部67及び第3突出部68を、第1下半体27と第2下半体28とに各々形成した。すなわち、第1下半体27の第1縦突出部65と第2下半体28の第2突出部67と第3突出部68とに上半体29を位置決めしたので、第2締結部32(32a、32b)を締結する作業が容易になる。
また、第1下半体27、第2下半体28及び上半体29を第1締結部31と第2締結部32の2つのみの締結部で締結したので、3つの締結部で締結する場合に比べ、締結に係る作業コストが低減される。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図8に示すように、ハンドルバー11に取付けられているスロットルケース20は、第1下半体27と、この第1下半体27に対向配置される第2下半体28と、第1下半体27及び第2下半体28に上方から取付けられる上半体29とで構成される。
第1下半体27と第2下半体28とは第1締結部31で締結され、第1下半体27と上半体29とは第2締結部32で締結される。スロットルケース20の下端から2本のスロットルケーブル23、24が延びている。
図9に示すように、第1下半体27の下端27bに、上に開放して略U字状を呈しスロットルケーブル23、24が第1下半体27に設けられる穴85、85に挿通するようにして支えられるU字部84、84を備えている。第1半体27の側に開けられている穴85、85にスロットルケーブル23、24を挿通すると共に、U字部84、84にスロットルケーブル23、24が嵌るので、第1下半体27にスロットルケーブル23、24を密着させて取付けることができる。図8を併せて参照し、第1下半体27の形状にスロットルケーブル23、24を挿通させ、且つ第2下半体28によってスロットルケーブル23、24の向きを矯正させることで、所定方向にスロットルケーブル23、24を指向させることができる。
以上、スロットルケース20の構造を説明したが、スロットルケース20の下端部の構造が異なる点を除き、実施例1と異なる点はなく説明を省略する。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、鞍乗り型三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。
また、本実施例では、エンジンを駆動源とする自動二輪車に適用したが、本発明をモータを駆動源とする電動二輪車に適用することは差し支えない。
本発明は、ハンドルバーにスロットルグリップを備えている自動二輪車に好適である。
11…ハンドルバー、15…スロットルグリップ、20…スロットルケース、23…第1スロットルケーブル、24…第2スロットルケーブル、27…第1下半体、28…第2下半体、29…上半体、31、31a、31b…第1締結部、32、32a、32b…第2締結部、35…連動部材、41…第1インナケーブル、42…第2インナケーブル、43、44…アウタケーブル、51、52…くびれ部、53、54…係止部、63…第1横突出部、65…第1縦突出部、67…第2突出部、81…第1合わせ面、82…第2合わせ面、84…U字部。

Claims (8)

  1. ハンドルバー(11)の先端に設けられ乗員が握るスロットルグリップ(15)と、このスロットルグリップ(15)の近傍に前記ハンドルバー(11)を挟持するように設けられるスロットルケース(20)と、このスロットルケース(20)の内部に前記スロットルグリップ(15)と一体的に設けられる連動部材(35)と、この連動部材(35)に係止される複数のスロットルケーブル(23、24)とが備えられているハンドル構造において、
    前記スロットルケーブル(23、24)は、前記連動部材(35)によって駆動されるインナケーブル(41、42)と、このインナケーブル(41、42)の周囲を囲うアウタケーブル(43、44)とで構成され、
    前記スロットルケース(20)は、第1下半体(27)と、この第1下半体(27)に対向配置される第2下半体(28)と、前記第1下半体(27)及び前記第2下半体(28)に上方から取付けられる上半体(29)とで構成され、
    前記アウタケーブル(43、44)は、前記第1下半体(27)と前記第2下半体(28)とにより挟持されることで前記スロットルケーブル(23、24)を任意の方向へ指向させることを特徴とするハンドル構造。
  2. 前記第1下半体(27)と前記第2下半体(28)とは、前記スロットルケーブル(23、24)を囲うように突き合わされると共に、前記スロットルグリップ(15)に当接するようにして、前記第1下半体(27)と前記第2下半体(28)とで前記スロットルケーブル(23、24)を保持し、
    前記第1下半体(27)と前記第2下半体(28)とに、前記上半体(29)が上から着脱可能に係合されることで前記ハンドルバー(11)に取付けられることを特徴とする請求項1記載のハンドル構造。
  3. 前記上半体(29)と前記第1下半体(27)及び前記第2下半体(28)との合わせ面を第1合わせ面(81)とするとき、この第1合わせ面(81)は、前記ハンドルバー(11)の断面略中心を通ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のハンドル構造。
  4. 前記第1下半体(27)と前記第2下半体(28)との合わせ面を第2合わせ面(82)とするとき、この第2合わせ面(82)は、前記スロットルケーブル(23、24)と略平行に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のハンドル構造。
  5. 前記第1下半体(27)は、前記スロットルケーブル(23、24)を係止する係止部(53、54)を備え、
    この係止部(53、54)に、前記アウタケーブル(43、44)に形成されるくびれ部(51、52)が係止されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のハンドル構造。
  6. 前記第1下半体(27)は、前記第2下半体(28)に向け突出する第1横突出部(63)を備え、
    前記第1下半体(27)と前記第2下半体(28)とは、前記第1横突出部(63)により相互に位置決めされると共に、第1締結部(31a、31b)により締結されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のハンドル構造。
  7. 前記第1下半体(27)は、前記第1下半体(27)から前記上半体(29)に向け突出する第1縦突出部(65)を備え、
    前記第2下半体(28)は、前記第2下半体(28)から前記上半体(29)に向け突出する第2突出部(67)を備え、前記上半体(29)は、前記第1縦突出部(65)及び前記第2突出部(67)を覆うようにして配設されると共に、第2締結部(32a、32b)により締結されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のハンドル構造。
  8. 前記第1下半体(27)の下端に、上に開放して略U字状を呈し前記スロットルケーブル(23、24)が第1下半体(27)に設けられる穴(85、85)に挿通するようにして支えられるU字部(84)を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載のハンドル構造。
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