JP2014140549A - パルスシャワー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】羽根車の回転を良好に円滑化できるとともに、噴射口から噴射された水を羽根車の回転のための水流として有効に利用することができ、また併せて羽根車の回転により断続化されない形で出てしまう水の量を可及的に少なくして、パルスシャワー機能を十全に発揮することのできるパルスシャワー装置を提供する。
【解決手段】複数のシャワー孔18を備えた散水板16と、軸周りに回転運動する羽根車36と、噴射水流を羽根車36の羽根102に衝突させ、羽根車36を回転駆動する水流噴射部材38と、を含み、羽根車36の回転によりシャワー孔18からパルス状に断続吐水するパルスシャワー装置において、水流噴射部材38の噴射口88を、羽根車36よりも外周側の位置で羽根車36の外周側面に向けて配置するとともに、噴射口88は、羽根車36の軸方向の上流側の半部である上位置と、下流側の半部である下位置とのうちの上位置だけに設けておく。
【選択図】 図2

Description

この発明はシャワー装置に関し、詳しくはシャワー孔からシャワー水をパルス状に断続吐水するパルスシャワー装置に関する。
従来、シャワー孔を断続的に遮断及び開放することによって、シャワー孔からシャワー水をパルス状に断続吐水するパルスシャワー装置が公知である。
従来において、この種のパルスシャワー装置としては、内面から外面へ貫通した複数のシャワー孔を備えた散水板と、散水板の内面の上流側で軸周りに回転運動する羽根車と、上流部からの水を通過させ、通過水を噴射水流として羽根車の羽根に衝突させ、羽根車を回転駆動する水流噴射部材とを含み、またその羽根車には、散水板内面側の下流部位において散水板内面に沿って所定周長に亘り延びる形態で設けられ、シャワー孔を覆うシャワー孔遮断部と、散水板内面に向けて開放された形態のシャワー孔開放部とを周方向に交互に備えた構造のものが一般的である。
このパルスシャワー装置では、羽根車の回転によりシャワー孔遮断部及びシャワー孔開放部を軸周りに回動運動させてシャワー孔を断続的に遮断及び開放し、シャワー孔からシャワー水をパルス状に断続吐水する。
例えば下記特許文献1には、噴水孔(シャワー孔)(74)を備えたキャップ(散水板)(70)と、その上流側の羽根車(56)とを含み、その羽根車(56)には半周に亘ってシャワー孔遮断部としての覆い板(60)を、また残りの半周に亘ってシャワー孔開放部を備え、羽根(57)への水流の作用により羽根車(56)を回転運動させてシャワー孔遮断部としての覆い板(60),シャワー孔開放部を軸周りに回動運動させ、シャワー孔を断続的に遮断及び開放し、シャワー水をパルス状に断続吐水する点が開示されている。
また下記特許文献2には、シャワー孔(118)を備えた散水板(58)と、その上流側の羽根車(124)とを含み、その羽根車(124)には半周に亘ってシャワー孔遮断部(130)を、また残りの半周に亘ってシャワー孔開放部を備え、羽根車(124)の回転によりシャワー孔遮断部(130),シャワー孔開放部を軸周りに回動運動させてシャワー孔(118)を断続的に遮断及び開放し、シャワー水をパルス状に断続吐水する点が開示されている。
ところで特許文献2に開示のものでは、羽根車(124)に対して上流側の上方から羽根車(124)の上面に向けて斜め下向きに水流噴射部材の噴射口から水流を噴射するようにしている。
この場合、羽根車(124)に対して、特にシャワー孔遮断部に対して水流により下向きの力が加わり易い。
他方特許文献1に記載のものでは、羽根車よりも外周側の位置に噴射口(流入口49)を設け、噴射口からの噴射水流を羽根車(56)の外周側面に向けて噴射するようにしている。
このようにした場合、噴射口からの噴射水流により羽根車(56)を下向きに押す力を弱くでき、羽根車(56)の回転を円滑化し易い。
しかしながら特許文献1に記載のものでは、噴射口が、羽根車(56)の軸方向の上流側の半部である上位置と、下流側の半部である下位置とにまたがって大きく開口しており、この場合、噴射口から出た水が羽根車と散水板との間の隙間に流れ込み易い。
而して噴射口からの水が羽根車と散水板との間の隙間に流れ込んでしまうと、その水は羽根車を回転させるための水として利用されないのと同時に、その隙間に流れ込んだ水がそのまま散水板のシャワー孔から外部に吐水されてしまう。
即ち羽根車の回転により断続化されない形でシャワー孔から出てしまうことになる。
そのようになると、パルスシャワー装置が本来のパルスシャワー吐水の機能を十分に発揮できなくなる。
特開平5−115520号公報 特開2012−135606号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、羽根車の回転を良好に円滑化できるとともに、噴射口から噴射された水を羽根車の回転のための水流として有効に利用することができ、また併せて羽根車の回転により断続化されない形で出てしまう水の量を可及的に少なくして、パルスシャワー機能を十全に発揮することのできるパルスシャワー装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、内面から外面へ貫通した複数のシャワー孔を備えた散水板と、該散水板の内面の上流側で軸周りに回転運動する羽根車と、上流部からの水を通過させ、通過水を噴射水流として該羽根車の羽根に衝突させ、該羽根車を回転駆動する水流噴射部材と、を含み、該羽根車には、散水板内面側の下流部位において該散水板内面に沿って所定周長に亘り延びる形態で設けられ、前記シャワー孔を覆うシャワー孔遮断部と、該散水板内面に向けて開放された形態のシャワー孔開放部と、を周方向に交互に備え、前記羽根車の回転により前記シャワー孔遮断部及びシャワー孔開放部を前記軸周りに回動運動させて、前記シャワー孔を断続的に遮断及び開放し、該シャワー孔からパルス状に断続吐水するパルスシャワー装置において、前記水流噴射部材の噴射口を、前記羽根車よりも外周側の位置で該羽根車の外周側面に向けて配置するとともに、該噴射口は、該羽根車の軸方向の上流側の半部である上位置と、下流側の半部である下位置とのうちの上位置だけに設けてあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、水流噴射部材の噴射口を、羽根車よりも外周側の位置で羽根車の外周側面に向けて配置するとともに、その噴射口を、羽根車の軸方向の上流側の半部である上位置と、下流側の半部である下位置とのうちの上位置だけに設けたもので、本発明によれば、噴射口から噴射された水流のうち、羽根車の羽根に当らずに即ち羽根車を回転させることなく羽根車と散水板との間の隙間に流入して、羽根車の回転により断続化されることなくそのままシャワー孔から出てしまう水の量を可及的に少なくすることができる。
これによりパルスシャワー装置の断続吐水即ちパルスシャワー吐水の機能を十全に発揮させることができる。
本発明ではパルスシャワー装置を以下のように構成することができる。
即ち請求項1において、(a)羽根車の上流部且つ平面視の中央部で軸方向の水の流れを生ぜしめる第1水室と、(b)第1水室に続いて下流側に設けられ、第1水室からの軸方向の水の流れを平面視で羽根車の外周側に向う流れに変換する第2水室と、(c)羽根車よりも外周側の位置で羽根車を取り巻く状態に設けられ、第2水室からの水の流れを当てて水流の向きを羽根車の外周側面に向う流れに反転させる環状壁部と、を含み、水流噴射部材の噴射口は環状壁部と羽根車の外周側面との間に位置させてあり、また第2水室には、羽根車の外周側に向う水の流れを旋回流とする、羽根車の部分螺旋形状の羽根とは平面視で逆向きの部分螺旋形状をなす水流の案内羽根が設けてあるとともに、上記噴射口は、平面視で前記旋回流と同じ側に傾いた斜孔となしたパルスシャワー装置となしておくことができる。
このようにすることで次の利点が得られる。
第1に、特許文献1に開示のものでは、軸方向に流れた水が直接噴射口から羽根車に向う噴射水流となるために、また噴射口が大きく開口しているために、その噴射水流がある程度軸方向の流れの力を維持した水流となり易く、その分羽根車を下向きに押す力が残り易い。
しかるに上記パルスシャワー装置では、第1水室からの軸方向の流れが第2水室によって平面視で羽根車の外周側に向う流れとなった後、環状壁部に当ることで反転して羽根車の外周側面に向う流れとなり、そのような流れが噴射口を通じて羽根車の外周側面に噴射される噴射水流となるため、噴射水流により羽根車を下向きに押す力を効果的に弱くすることができると同時に、噴射水流の力を羽根車を回すための力として有効に働かせることができ、羽根車を効率高く回転運動させることができる。
第2に、第2水室では平面視で羽根車の外周側に向う流れが旋回流とされ、その旋回流を維持したまま環状壁部及び噴射口を通じて羽根車の羽根に噴射水流を当てることができるため、水流の力をより有効に羽根車の回転駆動力として働かせることができる。
本発明の一実施形態のシャワーヘッドを示した図である。 図1のシャワーヘッドの内部構造を示した図である。 図2の要部を更に拡大した図である。 図2のシャワーヘッドの構成部品を分解して示した斜視図である。 図4で示したシャワーヘッドの構成部品の断面図である。 図4の羽根車ユニットを更に分解して示した図である。 同羽根車ユニットを組付状態で示した図である。 図4の旋回流生成部材を異なった方向で示した図である。 (A)図6における羽根車の上面の形状を示した図である。(B)同羽根車の底部の下面の形状を示した図である。 (A)図2のイ−イ断面図である。(B)図2のロ−ロ断面図である。 同実施形態の羽根車ユニットの組付方法を示した図である。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はシャワーヘッド(パルスシャワー装置)で、12はその握り部、14は頭部、16は頭部14に設けられた散水板である。
散水板16には、その内面から外面(下面)へ貫通した多数のシャワー孔18が、4重の同心円をなすように設けられている。
図中18-1は最外周のシャワー孔を、18-2はその次の内周側のシャワー孔を、18-3は更にその次の内周側のシャワー孔を、18-4は最内周のシャワー孔をそれぞれ示している。
図2に、シャワーヘッド10における頭部14の内部構造が具体的に示してある。
図2に示しているようにシャワーヘッド10の頭部14は、上ケース20と、上ケース20の図中下端の開口部を閉鎖する下ケースとしてのキャップ22とを有している。
上ケース20は円筒形状の周壁部24を有しており、そこに雌ねじ部が設けられている。
一方キャップ22は円筒形状の立上り部26を有しており、そこに雄ねじ部が設けられている。
キャップ22は、それら雄ねじ部と雌ねじ部とにより、上ケース20に対してねじ結合されている。
図2〜図5に頭部14の内部構造が詳しく示してある。
図2,図4及び図5に示しているように、頭部14の内部にはノズルシート28,リング状のパッキン30,羽根車ユニット32及び旋回流生成部材34が組み込まれている。
ここで羽根車ユニット32は、図2及び図3に示しているように羽根車36と、これを内部に収める羽根車ハウジング38とを有している。
また羽根車ハウジング38は、ノズルシート押えを兼ねたハウジング本体40と、蓋体42とから成っている。
この実施形態において、ノズルシート28,パッキン30を除く他の各部材、詳しくは上ケース20,キャップ22,羽根車ユニット32における羽根車36,羽根車ハウジング38及び旋回流生成部材34の何れもが硬質の樹脂製とされている。
この実施形態において、散水板16は、キャップ22の底部44と、これに重ねられたノズルシート28のシート部46と、更にこれに重ねられたハウジング本体40の底部48との3重積層構造で構成されている。
ノズルシート28はゴム製(他のエラストマー材料から成るものであっても良い)であり、このノズルシート28はシート部46と、シート部46から下向きに突き出した多数のノズル部50とを有しており、各ノズル部50が、樹脂製のキャップ22の底部44に形成された挿通孔52を挿通して、それぞれの先端部が下向きに突き出している。
これら複数のノズル部50は、内部にノズル孔18Aを有しており、それらノズル孔18Aによってシャワー孔18の下部を形成している。
ここでノズル孔18Aは孔径がφ0.8mmである。
ノズルシート28のシート部46は、図3及び図4に示しているように図中下面が下向きに凸、図中上面が下向きに凹となるような湾曲形状をなしており、そしてその下面から直角に立下る形状で、各ノズル部50がシート部46に一体に形成されている。
これに対応して上記のノズル押えを兼ねたハウジング本体40は、その下面がノズルシート28におけるシート部46の凹曲面に対応した凸曲面を成している。
ハウジング本体40の底部48には、ノズル孔18Aと連通し、上記のシャワー孔18の上部を形成する多数の連通孔18Bが底部48を貫通して設けられている。
図2において、上ケース20にはその中央部に円筒部54が設けられており、その内部に有底円筒形状をなす樹脂製の水路形成部材56が組み込まれている。
円筒部54にはまた、旋回流生成部材34の中央部において上向きに立上る円筒部58が挿入されており、それら水路形成部材56と円筒部58とによって、その内側に水路60からの水を流入させる流入室(第1水室)62が形成されている。
ここで流入室62は、平面視で後述の羽根車36の中央部に図中上下向きに設けられている。
旋回流生成部材34は、中心側から外周側に向って下向きに穏やかに傾斜した後、軸線と直交方向(軸直角方向)に平坦形状で拡がる上壁部64と、上壁部64の外周端で下向きに立下る円筒形状の環状壁部66とを有しており、それら上壁部64と羽根車ハウジング38の蓋体42との間に、旋回流を生成させるための水室(第2水室)68を形成している。
この水室68内には、旋回流生成部材34の上壁部64から立下り、その内周端から外周端に向って部分螺旋形状で延びる固定の案内羽根70が設けられており、その案内羽根70が、羽根車ハウジング38における蓋体42の上面に当接せしめられている。
旋回流生成部材34は、水路60から流入室62内に流入して、流入室62を図中下向きに軸方向に流れた水を水室68内で軸直角方向の流れに変え、これを自身の外周側且つ後述の羽根車36の外周側(平面視で外周側)へと流動させる。
その際に、部分螺旋形状をなす案内羽根70の整流及び案内作用によって、外周側に向って軸直角方向に流れる水の流れを旋回流とする。
旋回流生成部材34の環状壁部66は、羽根車ハウジング38よりも外周側に位置しており、水室68内を外周側に向って流れた水、詳しくは上記の旋回流を当接させる。
環状壁部66へと当接した水の流れは、流れの向きを内向きに反転させて羽根車36の外周側面へと向う流れとなり、後述の噴射口88(図7参照)を通じて羽根車ハウジング38の内部へと勢い良く流入する。
羽根車ユニット32は、羽根車ハウジング38の内側に水室(第3水室)72を形成しており、そこに羽根車36を回転可能に収容している。
羽根車ハウジング38は、上記のようにハウジング本体40と蓋体42とに分かれている。ハウジング本体40は散水板16の内面構成部材であって、上記のようにノズル押えを兼ねて構成されている。
ハウジング本体40は、円筒状の周壁部74と底部48とを有し、上端が開放された形状の部材で、その上端の開放部が蓋体42にて閉鎖されている。
このハウジング本体40には、底部48の中心部にこれを貫通する結合部としての固定孔76が設けられている。
一方蓋体42には、その中心部から立下る軸部78が設けられている。この軸部78には、更にその下側に結合部としての弾性掛止爪80が設けられており、この弾性掛止爪80が、ハウジング本体40の上記の固定孔76に挿入されて固定孔76に弾性掛止されている。そして固定孔76に対する弾性掛止爪80の掛止によって蓋体42とハウジング本体40とが結合され、組み付けられている。
詳しくは、図11に示すように後述する保持穴106にボール108を保持した羽根車36を内部に収容する状態で、羽根車ハウジング38のハウジング本体40と蓋体42とが結合され、それらボール108,羽根車36,羽根車ハウジング38のハウジング本体40及び蓋体42が組み付けられて1つの組付体、即ちユニットを構成している。
この実施形態において、蓋体42,羽根車36,ハウジング本体40は何れも白色で且つ透光性であり、一方ボール108は暗色、ここでは黒色で且つ非透光性である。
従って、羽根車ハウジング38の内部にボール108を保持した羽根車36を収容した状態の羽根車ユニット32を光に向けてかざすことで、保持穴106内にボール108が保持されていることを光の加減でハウジング外部から目視で確認することが可能である。
図9,図10に羽根車36の具体的な形状が示してある。
図に示しているように羽根車36は、中心部に円筒状の嵌合部100を有しており、この嵌合部100が、羽根車ハウジング38における蓋体42の中心部の軸部78に嵌合せしめられている(図2,図3参照)。
羽根車36は、これら軸部78と嵌合部100との嵌合に基づいて、軸部78周りに回転運動せしめられる。
尚、嵌合部100は他部よりも僅かに図3中下向きに突出せしめられていて、その突出部においてハウジング本体40の内面に当接し、回転時における羽根車36の全体を、後述するようにボール108とともに支持するようになっている。
図9,図10に示しているように羽根車36は、中心側から外周側に向って部分螺旋形状で延びる羽根102を周方向に一定ピッチで多数有している。これら羽根102は、図10に示しているように旋回流生成部材34における上記の案内羽根70とは、平面視で逆方向の部分螺旋形状をなすように設けられている。
羽根車36はまた、周方向に120°ごと異なった3個所にボール保持部104を有している。
これらボール保持部104は、後述のシャワー孔遮断部110に、詳しくはシャワー孔遮断部110B-1,110B-2,110B-3に1つずつ設けられている。
このボール保持部104は、図2及び図3,図9(B)に示すように、散水板16内面(即ちハウジング本体40内面)に向けて開口した保持穴106を内側に有していて、そこに樹脂製で硬質のボール108を保持している。
ボール108は、保持穴106からその下部が僅かに図3中下向きに突出しており、その突出部分において羽根車ハウジング38におけるハウジング本体40の底部48内面(散水板16の内面)に転動可能に当接せしめられている。
ここで保持穴106の内面は略部分球面状をなしている。但しその内面及び図中下端の開口の大きさはボール108よりも僅かに大きい。
羽根車36における散水板16内面側の下流部位には、ハウジング本体40の底部48内面に沿って所定周長で延び、羽根車36の図中下面を部分的に閉鎖するシャワー孔遮断部110が設けられている。
シャワー孔遮断部110は底部48の連通孔18B、即ちシャワー孔18を覆ってこれを遮断作用する。
羽根車36にはまた、シャワー孔遮断部110を除いた部分において、ハウジング本体40の底部48内面に向けて開放された(但し羽根102,後述の連結部109,111,113を除く)シャワー孔開放部112が設けられている。
ここでシャワー孔遮断部110に位置する羽根102は、シャワー孔遮断部110の図中上面に設けられている。
一方シャワー孔開放部112に設けられている羽根102は、周方向に延びるリブ状の連結部、詳しくは最外周の連結部109,これよりも内周側の連結部111及び更に内周側の連結部113にて互いに連結されている。
ここで連結部109,111,113は、何れも同心の円弧形状をなしている。
この実施形態では、連結部113に対して内周側のシャワー孔遮断部はシャワー孔遮断部110Aの1つだけであるのに対して、これよりも外周側ではシャワー孔遮断部110B-1,110B-2,110B-3の3つのシャワー孔遮断部が設けられている。
同様に内周側のシャワー孔開放部はシャワー孔開放部112Aの1つだけであるのに対して、外周側にはシャワー孔開放部112B-1,112B-2,112B-3の3つのシャワー孔開放部が設けられている。
シャワー孔開放部112に位置する羽根102の一部は、付根側の部分がアーム114とされており、かかるアーム114において中心部の円筒状の嵌合部100に繋がっている。
この実施形態において、シャワー孔開放部112A,112B-1,112B-2,112B-3は、周方向に隣接する羽根102と102との間に形成される空間、詳しくはここでは周方向に隣接する羽根102と連結部109,111,113との間に形成される空間(つまりそれらによって区画された空間)kの何れもが、平面視で空間kの中心を通る何れの方向においてもボール108の外径よりも大きくされている。
即ち各空間kは、ボール108が通過可能な大きさとされている。
図6及び図7に示しているように、ハウジング本体40における周壁部74には、その上端部且つ内周側に、外周側の部分に対して段違い形状で図中上向きに突出した、周方向に環状をなす内嵌部82が設けられている。
一方蓋体42には、外周部に図中下向きに曲り形状をなす曲り部84が設けられている。
この曲り部84の外周側の部分は環状の外嵌部86とされており、この外嵌部86がハウジング本体40における上記の内嵌部82に対して外嵌状態に嵌合せしめられている。
この蓋体42の曲り部84には、環状壁部66に当接して内向きの流れとなった水流を通過させる噴射口88が、周方向に一定ピッチで多数設けられている。
即ち羽根車36よりも外周側の位置且つ環状壁部66よりも内周側の位置に、多数の噴射口88が設けられている。
以上の説明から明らかなように、この実施形態では蓋体42を含む羽根車ハウジング38が上流部からの水を通過させ、その通過水を噴射水流とする水流噴射部材として構成されている。
ここで噴射口88は、曲り部84の外面で開口している。図7(B)中90はその開口を示している。
これら噴射口88は、羽根車36の外周側面に向けて配置されており、従って環状壁部66で内向きの流れとなった水流は、噴射口88を通じて羽根車36の外周側面に向けて勢い良く噴射される。
その噴射水流は、羽根車36の羽根102に勢い良く当って羽根車36を回転駆動する。
これら噴射口88は、図10(B)に示しているように蓋体42の曲り部84及びハウジング本体40の周壁部74における周方向に対して傾斜した斜孔とされている。
ここで噴射口88の傾斜の向きは、旋回流を生じながら環状壁部66に当って内向きの流れとなった水流を、その旋回流を維持させつつ水室72内の羽根車36に噴射するように定められている。
即ち噴射口88の傾斜の向きは、平面視で水室68内の旋回流と同じ側に傾斜した斜孔とされている。
本実施形態において、上記の噴射口88は、羽根車36の軸方向の上流側の半部である上位置と、下流側の半部である下位置とのうちの上位置だけに設けてある。
従って本実施形態によれば、噴射口88から噴射された水流のうち、羽根車36の羽根102に当ることなく図2中下向きに流れて、羽根車36とハウジング本体40の底部との間の隙間に流入し、そしてそのままシャワー孔18から流出する水の量を可及的に少なくすることができる。
これにより、噴射口88からの噴射水流を羽根車36の羽根102に効率高く当てることができる。
尚図6に示しているように、蓋体42には周方向に180°隔たった2個所に位置決凸部92が設けられている。
一方ハウジング本体40の周壁部74には、対応する位置に位置決凹部94が設けられている。
蓋体42とハウジング本体40とは、それら位置決凸部92と位置決凹部94との凹凸嵌合により、周方向に位置決めされている。
図8に示しているように、旋回流生成部材34にもまた同様に位置決凹部96が設けられており、その位置決凹部96に対する蓋体42の位置決凸部92の凹凸嵌合に基づいて、蓋体42と旋回流生成部材34とが周方向に位置決めされている。即ち羽根車ハウジング38が、旋回流生成部材34に対して周方向に位置決めされている。
尚この実施形態では、図2においてキャップ22を上ケース20に上向きにねじ込むと、旋回流生成部材34がリング状のパッキン30を介して図中上向きに押し上げられ、そして上ケース20の円筒部54に当接する状態に固定され、組み付けられる。
またこのとき、羽根車ユニット32における羽根車ハウジング38が旋回流生成部材34の固定の案内羽根70に当って、キャップ22の底部44とともに挟み込まれ、羽根車ハウジング38が固定される。
このときノズルシート28には、その挟み込みの力によってノズル押えを兼ねたハウジング本体40から下向きの力が加わり、ノズルシート28がキャップ22の底部44に対して下向きに押圧される。
尚図4において、リング状のパッキン30には樹脂製のメッシュ材から成る環状シート98が設けられており、組付状態でこの環状シート98が、最外周のシャワー孔18-1を覆う位置で散水板16の内面に、詳しくはノズルシート28におけるシート部46の内面に重ねられている。
次に本実施形態のパルスシャワー装置の作用を説明する。
本実施形態のパルスシャワー装置では、図2の水路60から流入室62内に流入した水は、流入室62内を同図中下向きに軸方向に流れた後、旋回流生成部材34にて形成される水室68内で軸直角方向外向きの流れにその向きが変えられる。
即ち中央部の軸方向の水流は、旋回流生成部材34の水室68内で軸直角方向外向きの流れとなり、その際に水室68内の案内羽根70による作用によって、その外向きの流れが旋回流とせしめられる。
その外向きの旋回流は、環状壁部66に当って、その向きが軸直角方向内方へと反転され、水流噴射部材として働く羽根車ハウジング38の噴射口88から羽根車36の外周側面に対してその外周側の側方から噴射される。
その噴射水流は、図10のP方向の旋回流を維持しながら羽根車36における部分螺旋形状の羽根102の凹曲面に向けて当り、羽根車36を回転駆動する。
詳しくは、羽根車36を羽根車ハウジング38のおける蓋体42の軸部78周りに回転運動させる。このとき羽根車36は、周方向3個所に設けたボール108によるベアリング作用によって円滑に軸部78周りに回転運動する。
そしてその回転運動によってシャワー孔遮断部110及びシャワー孔開放部112を軸部78周りに回動させ、これによってシャワー孔18を遮断及び開放し、水室72を通過してシャワー孔18から流出するシャワー水をパルス状に断続吐水させる。
以上のような本実施形態では、噴射口88から噴射された水流のうち、羽根車36の羽根102に当らずに即ち羽根車36を回転させることなく羽根車36と散水板16との間の隙間に流入して、羽根車36の回転により断続化されることなくそのままシャワー孔18から出てしまう水の量を可及的に少なくすることができる。
これによりパルスシャワー装置の断続吐水即ちパルスシャワー吐水の機能を十全に発揮させることができる。
また本実施形態では、第1水室62からの軸方向の流れが第2水室68によって平面視で羽根車36の外周側に向う流れとなった後、環状壁部66に当ることで反転して羽根車36の外周側面に向う流れとなり、そのような流れが噴射口88を通じて羽根車36の外周側面に噴射される噴射水流となるため、噴射水流により羽根車36を下向きに押す力を効果的に弱くすることができると同時に、噴射水流の力を羽根車36を回すための力として有効に働かせることができ、羽根車36を効率高く回転運動させることができる。
更に、第2水室68では平面視で羽根車36の外周側に向う流れが旋回流とされ、その旋回流を維持したまま環状壁部66及び噴射口88を通じて羽根車36の羽根102に噴射水流を当てることができるため、水流の力をより有効に羽根車36の回転駆動力として働かせることができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
16 散水板
18 シャワー孔
36 羽根車
38 羽根車ハウジング(水流噴射部材)
42 蓋体
66 環状壁部
88 噴射口
102 羽根
110 シャワー孔遮断部
112 シャワー孔開放部

Claims (1)

  1. 内面から外面へ貫通した複数のシャワー孔を備えた散水板と、
    該散水板の内面の上流側で軸周りに回転運動する羽根車と、
    上流部からの水を通過させ、通過水を噴射水流として該羽根車の羽根に衝突させ、該羽根車を回転駆動する水流噴射部材と、
    を含み、該羽根車には、散水板内面側の下流部位において該散水板内面に沿って所定周長に亘り延びる形態で設けられ、前記シャワー孔を覆うシャワー孔遮断部と、該散水板内面に向けて開放された形態のシャワー孔開放部と、を周方向に交互に備え、
    前記羽根車の回転により前記シャワー孔遮断部及びシャワー孔開放部を前記軸周りに回動運動させて、前記シャワー孔を断続的に遮断及び開放し、該シャワー孔からパルス状に断続吐水するパルスシャワー装置において、
    前記水流噴射部材の噴射口を、前記羽根車よりも外周側の位置で該羽根車の外周側面に向けて配置するとともに、該噴射口は、該羽根車の軸方向の上流側の半部である上位置と、下流側の半部である下位置とのうちの上位置だけに設けてあることを特徴とするパルスシャワー装置。
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