JP2014139902A - X線画像診断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のX線画像診断装置で行われる検査の妨げを低減することができるX線画像診断システムを提供する。
【解決手段】第1の検査情報及び検査開始の入力が可能な第1の操作部80を有する第1のX線装置100と、第2の検査情報及び検査開始の入力が可能な第2の操作部180を有する第2のX線装置200と、第1及び第2のX線装置100,200にX線照射用の電力を供給する第1及び第2の電源310,320並びに補助電源330とを備え、第1及び第2のX線装置100,200に補助電源330からの電力が供給されている場合、第1又は第2の操作部80,180の一方の操作部から検査開始の入力が行われたとき、第1及び第2の検査情報及び予め設定された判定基準に基づき一方の操作部からの検査開始の入力を有効とするか否かを判定する。
【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、被検体にX線を照射して画像データを生成する複数のX線画像診断装置を備えたX線画像診断システムに関する。
X線装置やX線CT装置等のX線画像診断装置は、被検体にX線を照射して得られる画像データを提供するものであり、診断や治療等の医療行為に重要な役割を果たしている。このX線画像診断装置は、X線を発生するX線管及びこのX線管に高電圧を印加する高電圧発生部を備えている。そして、高電圧発生部の電源には商用電源が使用されている。
X線画像診断装置では、X線照射用に短時間で大きな電力を消費するため、大容量の電源設備を必要とする。そして、複数のX線画像診断装置を備えた施設では、台数分の容量を必要とするため商用電源の電源設備が大型化する問題がある。この問題に対して、最近の技術進歩により高性能化及び長寿命化した二次電池をX線照射用の電源として使用することにより、商用電源の電源設備を小型化することができる。
特開2012―129087号公報
しかしながら、複数のX線画像診断装置に電力を供給する二次電池が容量不足で使用できないとき、小型化した電源設備では複数のX線画像診断装置にX線照射用の電力を供給できなくなり、いずれかの装置での検査が妨げられる問題がある。
実施形態は、上記問題点を解決するためになされたもので、複数のX線画像診断装置で行われる検査の妨げを低減することができるX線画像診断システムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、実施形態のX線画像診断システムは、第1の検査の開始を可能とする第1の検査情報の入力、この第1の検査情報に基づいてX線照射の開始を可能とする検査開始の入力、及びこの検査開始の入力が行われた後にX線照射を開始させる入力が可能な第1の操作部を有する第1のX線画像診断装置と、第2の検査の開始を可能とする第2の検査情報の入力、この第2の検査情報に基づいてX線照射の開始を可能とする検査開始の入力、及びこの検査開始の入力が行われた後にX線照射を開始させる入力が可能な第2の操作部を有する第2のX線画像診断装置と、前記第1のX線画像診断装置にX線照射用の電力を供給する第1の電源、前記第2のX線画像診断装置にX線照射用の電力を供給する第2の電源、及び前記第1又は第2のX線画像診断装置の少なくともいずれか一方のX線画像診断装置へX線照射用の電力を供給する補助電源と、前記第1のX線画像診断装置へ電力を供給する電源を前記第1の電源又は前記補助電源に切り替える第1の切替部、及び前記第2のX線画像診断装置へ電力を供給する電源を前記第2の電源又は前記補助電源に切り替える第2の切替部と、前記第1及び第2のX線画像診断装置に前記補助電源からの電力が供給されている場合、前記第1又は第2の操作部の一方の操作部から検査開始の入力が行われたとき、前記第1及び第2の検査情報及び予め設定された判定基準に基づいて前記一方の操作部からの検査開始の入力を有効とするか否かを判定する検査管理装置と、を備えたことを特徴とする。
実施形態に係るX線画像診断システムの構成を示すブロック図。 実施形態に係る第1のX線装置の構成を示すブロック図。 実施形態に係る待機中、検査中及び照射中を説明するための図。 実施形態に係る電源装置の構成を示すブロック図。 実施形態に係る検査管理装置の判定に用いる判定基準の一例を示す図。 実施形態に係るX線画像診断システムの動作を示すフローチャート。 実施形態に係るステッピングDSA撮影の一例を示す図。 実施形態に係る一方のX線装置が他方のX線装置のX線照射のタイミングを回避してX線照射する一例を示す図。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。なお、実施形態は、被検体にX線を照射して画像データを生成するX線装置やX線CT装置等の複数のX線画像診断装置を備えたX線画像診断システムに適用可能であるが、以下に説明する実施形態では、複数の循環器用のX線装置を備えたX線画像診断システムの例を説明する。
図1は、X線画像診断システムの構成を示したブロック図である。
このX線画像診断システム600は、少なくとも第1及び第2のX線装置100,200と、第1及び第2のX線装置100,200にX線照射用の電力を供給する電源装置300と、第1及び第2のX線装置100,200の検査を管理する検査管理装置400とを備えている。そして、第1のX線装置100、第2のX線装置200、電源装置300及び検査管理装置400の各装置間は互いに通信可能なようにネットワーク500を介して接続されている。
図2は、第1のX線装置100の構成を示したブロック図である。
この第1のX線装置100は、被検体P1が載置される寝台部10と、寝台部10上に載置された被検体P1にX線を照射するX線照射部20と、被検体P1を透過したX線を検出するX線検出部30とを備えている。また、X線照射部20及びX線検出部30を移動可能に支持するアーム40と、寝台部10並びにX線照射部20及びX線検出部30を移動する移動機構部50と、電源装置300から供給される電力によりX線照射部20のX線照射に必要な高電圧を発生する高電圧発生部60とを備えている。
また、第1のX線装置100は、X線検出部30で検出された検出信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成部70と、画像データ生成部70で生成された画像データを表示する表示部71と、各種コマンドの入力等を行う第1の操作部80と、ネットワーク500を介して通信を行う通信部81と、上記の各ユニットを制御するシステム制御部90とを備えている。
寝台部10は、被検体P1が載置される天板11と、天板11を移動可能に支持する天板支持台12とを備えている。また、X線照射部20は、天板11上に載置された被検体P1に照射するX線を発生するX線管21及びX線管21からのX線の照射範囲を制限するX線絞り器22を備えている。また、X線検出部30は、天板11上に載置される被検体P1を透過したX線を検出するX線検出器31及びX線検出器31で検出された検出信号を処理してX線投影データを生成する信号処理部32を備えている。
移動機構部50は、寝台部10の天板11を上下方向及び長手方向等へ移動する天板移動機構51と、天板11上に載置された被検体P1に対して所望の角度からの透視や撮影が可能なようにアーム40を駆動してX線照射部20及びX線検出部30を移動するアーム移動機構52とを備えている。
高電圧発生部60は、電圧を昇圧する変圧器を備えている。そして、第1の操作部80から入力される透視用の管電圧、管電流及びパルス幅を含むX線照射条件や、透視用よりも高い電力を必要とする撮影用の管電圧、管電流及びパルス幅を含むX線照射条件に基づいて、X線照射部20のX線管21に高電圧を印加して連続的に弱いX線を照射する透視用や、短時間に強いX線を照射する撮影用のX線を発生させる。
画像データ生成部70は、X線検出部30の信号処理部32で生成されるX線投影データに基づいて画像データを生成する。また、血管造影検査により被検体P1に造影剤注入後に生成したDA(デジタル・アンギオグラフィ)画像データを生成する。また、被検体P1に造影剤注入前に生成したマスク画像データと造影剤注入後に生成したコントラスト画像データとの減算処理により血管のみを抽出したDSA(デジタル・サブトラクション・アンギオグラフィ)画像データを生成する。
表示部71は、液晶パネル或いはCRTのモニタを備えている。そして、画像データ生成部70で生成されたDA画像データやDSA画像データ等の画像データを表示する。
第1の操作部80は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウス、スイッチ等の入力デバイスを備えている。そして、被検体P1の検査(第1の検査)の開始を可能とする被検体P1の氏名、ID、年齢、体重、検査部位、X線照射条件、照射計画等の第1の検査情報の入力、X線照射を可能とする検査開始の入力、X線照射開始の入力、X線照射停止の入力、X線照射を不可能とする検査終了の入力、寝台部10の天板11やX線照射部20及びX線検出部30を移動させるための入力等を行う。
そして、図3に示すように第1の操作部80から検査開始の入力が行われる前又は検査終了の入力が行われた後を待機中と呼ぶ。また、第1の操作部80から第1の検査情報が入力された後、検査開始の入力が行われてから検査終了の入力が行われるまでを検査中と呼ぶ。また、第1の操作部80から検査開始の入力が行われた後、X線照射開始の入力が行われてからX線照射停止の入力が行われるまでを照射中と呼ぶ。
通信部81は、第1の操作部80から入力された第1の検査情報、検査開始の操作情報、X線照射開始の操作情報、X線照射停止の操作情報、検査終了の操作情報等の入力情報を検査管理装置400へ送信する。また、検査開始及び検査終了の操作情報を電源装置300に送信する。また、第2のX線装置200で入力された入力情報を受信する。
システム制御部90はCPU及び記憶回路を備え、第1の操作部80から入力された入力情報に基づいて、X線照射部20、X線検出部30、移動機構部50、高電圧発生部60、画像データ生成部70及び通信部81の各ユニットを統括して制御する。また、第2のX線装置200で入力された入力情報に基づいてX線照射のタイミング等を制御する。
第2のX線装置200は、第1のX線装置100と同様に構成され、第2の操作部180を有する。そして、第2の操作部180は、被検体P2の検査(第2の検査)の開始を可能とする被検体P2の氏名、ID、年齢、体重、検査部位、X線照射条件、照射計画等の第2の検査情報の入力、X線照射を可能とする検査開始の入力、X線照射開始の入力、X線照射停止の入力、X線照射を不可能とする検査終了の入力等を行う。
また、第2のX線装置200は、第2の操作部180から入力された第2の検査情報、検査開始の操作情報、X線照射開始の操作情報、X線照射停止の操作情報、検査終了の操作情報等の入力情報を検査管理装置400へ送信する。また、検査開始及び検査終了の操作情報を電源装置300に送信する。また、第2の操作部180から入力された入力情報の送信に応じて検査管理装置400から返信される第1のX線装置100で入力された第1の検査情報等を受信する。そして、第1の検査情報に基づいてX線照射のタイミングを制御する。
そして、第2の操作部180から検査開始の入力が行われる前又は検査終了の入力が行われた後を待機中と呼ぶ。また、第2の操作部180から第2の検査情報が入力された後、検査開始の入力が行われてから検査終了の入力が行われるまでを検査中と呼ぶ。また、第2の操作部180から検査開始の入力が行われた後、X線照射開始の入力が行われてからX線照射停止の入力が行われるまでを照射中と呼ぶ。
図4は、電源装置300の構成を示したブロック図である。
この電源装置300は、第1のX線装置100にX線照射用の電力を供給する第1の電源310と、第2のX線装置200にX線照射用の電力を供給する第2の電源320とを備えている。また、第1又は第2のX線装置100,200の少なくともいずれか一方のX線装置へX線照射用の電力を供給する商用電源である補助電源330を備えている。また、第1のX線装置100へ電力を供給する電源を第1の電源310又は補助電源330の一方の電源から他方の電源に切り替える第1の切替部340を備えている。
また、電源装置300は、第2のX線装置200へ電力を供給する電源を第2の電源320又は補助電源330の一方の電源から他方の電源に切り替える第2の切替部350を備えている。また、ネットワーク500を介して通信を行う通信部360と、第1及び第2の切替部340,350を駆動制御する電源制御部370とを備えている。
第1の電源310は、第1のX線装置100にX線照射用の電力を供給する二次電池311及びこの二次電池311を充電する充電部312を備えている。そして、第1のX線装置100との間が第1の切替部340により接続されているとき、第1のX線装置100に電力を供給する。また、第1のX線装置100との間が第1の切替部340により遮断されているとき、第1のX線装置100への電力の供給を停止する。
充電部312は二次電池311の残量を監視し、二次電池311の容量が第1のX線装置100の1回の検査中に不足する可能性がある第1の警告容量まで低下したとき、二次電池311の容量が不足していると判定して容量不足の情報を電源制御部370に出力する。そして、第1のX線装置100との間が第1の切替部340により遮断されているとき、補助電源330からの電力を供給して二次電池311を充電する。
また、充電部312は、補助電源330からの電力の供給により二次電池311の容量がX線照射用として1回以上の検査で使用可能な第1の使用容量に達したとき、二次電池311への電力の供給を停止して充電終了の情報を電源制御部370に出力する。また、二次電池311が1回以上の検査で供給可能な状態で第1のX線装置100との間が第1の切替部340により接続されているとき、二次電池311の充電を停止している。
第2の電源320は、第2のX線装置200にX線照射用の電力を供給する二次電池321及びこの二次電池321を充電する充電部322を備えている。そして、第2のX線装置200との間が第2の切替部350により接続されているとき、第2のX線装置200に電力を供給する。また、第2のX線装置200との間が第2の切替部350により遮断されているとき、第2のX線装置200への電力の供給を停止している。
充電部322は二次電池321の残量を監視し、二次電池321の容量が第2のX線装置200の1回の検査中に不足する可能性がある第2の警告容量まで低下したとき、二次電池321の容量が不足していると判定して容量不足の情報を電源制御部370に出力する。そして、第2のX線装置200との間が第2の切替部350により遮断されているとき、補助電源330からの電力を供給して二次電池321を充電する。
また、充電部322は、補助電源330からの電力の供給により二次電池321の容量がX線照射用として1回以上の検査で使用可能な第2の使用容量に達したとき、二次電池321への電力の供給を停止して充電終了の情報を電源制御部370に出力する。また、二次電池321がX線照射用として1回以上の検査で供給可能な状態で第2のX線装置200との間が第2の切替部350により接続されているとき、二次電池321の充電を停止している。
補助電源330は、電力を交流から直流に変換する変換器を備え、直流に変換した電力を第1の電源310や第2の電源320に供給する。また、第1の電源310の二次電池311の容量が不足して第1のX線装置100との間が第1の切替部340により接続されているとき、第1のX線装置100にX線照射用の電力を供給する。また、第2の電源320の二次電池321の容量が不足して第2のX線装置200との間が第2の切替部350により接続されているとき、第2のX線装置200にX線照射用の電力を供給する。
なお、第1の電源310から電力の供給が行われたときに第1のX線装置100が最も強力なX線を照射するときの条件を第1のX線照射条件とし、第2の電源320から電力の供給が行われたときに第2のX線装置200が最も強力なX線を照射するときの条件を第2のX線照射条件とする。そして、補助電源330は、第1のX線装置100が第1のX線照射条件でのX線照射を可能とする電力を供給可能な容量であり、また第2のX線装置200が第2のX線照射条件でX線照射を可能とする電力を供給可能な容量であり、更に第1及び第2のX線装置100,200が第1及び第2のX線照射条件で同時にX線照射を可能とする電力を供給不可能な容量である上限容量を有する。
第1の切替部340は、第1の電源310及び補助電源330と第1のX線装置100との間に配置され、第1のX線装置100へ電力を供給する電源を第1の電源310又は補助電源330の一方の電源から他方の電源に切り替える切替スイッチ、及びこの切替スイッチにより切り替えられた他方の電源からの電力を直流から交流に変換する変換回路を備えている。そして、第1のX線装置100と第1の電源310又は補助電源330の一方の電源との間を接続しているとき、他方の電源との間を遮断している。
第2の切替部350は、第2の電源320及び補助電源330と第2のX線装置200との間に配置され、第2のX線装置200へ電力を供給する電源を第2の電源320又は補助電源330の一方の電源から他方の電源に切り替える切替スイッチ、及びこの切替スイッチにより切り替えられた他方の電源からの電力を直流から交流に変換する変換回路を備えている。そして、第2のX線装置200と第2の電源320又は補助電源330の一方の電源との間を接続しているとき、他方の電源との間を遮断している。
通信部360は、第1の切替部340が第1のX線装置100へ電力を供給する電源を第1の電源310又は補助電源330の一方の電源から他方の電源に切り替えたとき、他方の電源の情報を第1のX線装置100及び検査管理装置400へ送信する。また、第2の切替部350が第2のX線装置200へ電力を供給する電源を第2の電源320又は補助電源330の一方の電源から他方の電源に切り替えたとき、他方の電源の情報を第2のX線装置200及び検査管理装置400へ送信する。
電源制御部370は、第1の電源310から出力される容量不足や充電終了の情報、第1のX線装置100から送信される検査開始や検査終了の操作情報等に基づいて第1の切替部340を駆動制御する。そして、第1のX線装置100が第1の操作部80から検査開始の入力が行われる前又は検査終了の入力が行われた後の待機中であるとき、第1のX線装置100へ電力を供給する電源を、第1の電源310の容量不足に応じて第1の電源310から補助電源330に切り替えさせ、第1の電源310の充電終了に応じて補助電源330から第1の電源310に切り替えさせる。
また、電源制御部370は、第2の電源320から出力される容量不足や充電終了の情報、第2のX線装置200から送信される検査開始や検査終了の操作情報等に基づいて第2の切替部350を駆動制御する。そして、第2のX線装置200が待機中であるとき、第2のX線装置200へ電力を供給する電源を、第2の電源320の容量不足に応じて第2の電源320から補助電源330に切り替えさせ、第2の電源320の充電終了に応じて補助電源330から第2の電源320に切り替えさせる。
このように、第1及び第2のX線装置100,200のX線照射用としての電力を第1及び第2の電源310,320から供給し、第1又は第2の電源310,320の少なくともいずれか一方の電源の容量が不足しているとき、容量が不足している電源に替わり補助電源330から電力を供給することができる。
検査管理装置400は、電源装置300からの電源情報により補助電源330から第1及び第2のX線装置100,200へ電力の供給が行われている場合、予め設定された判定基準並びに第1及び第2の操作部80,180から入力された第1及び第2の検査情報等の入力情報に基づいて、第1又は第2の操作部80,180の一方の操作部からの検査開始の入力を有効とするか否かを判定する。
そして、検査管理装置400は、一方の操作部からの検査開始の入力を有効と判定した場合、その有効の情報を一方の操作部を有するX線装置(一方のX線装置)へ送信する。有効と判定した後の一方の操作部からのX線照射開始の入力に応じて通常のタイミングでのX線照射を許可する、又は他方の操作部を有するX線装置(他方のX線装置)との重複を回避してのX線照射を許可する。次いで、通常のタイミングでのX線照射を許可した場合、その通常タイミングの許可情報を一方のX線装置へ送信する。また、他方のX線装置との重複を回避してのX線照射を許可した場合、その重複を回避しての許可情報、他方の操作部からX照射開始の入力が行われた時刻及び他方の操作部から入力された検査情報を一方のX線装置へ送信する。
また、検査管理装置400は、一方の操作部からの検査開始の入力を無効と判定した場合、その無効情報を一方のX線装置へ送信する。一方のX線装置のシステム制御部は、検査管理装置400からの無効情報に基づいて一方の操作部から検査開始の入力を無効として各ユニットの待機状態を維持させ、その無効情報を表示部に表示出力させる。
以下、図1乃至図8を参照して、X線画像診断システム600の動作の一例を説明する。そして、図5は、検査管理装置400の判定に用いる判定基準の一例を示す図である。また、図6は、X線画像診断システム600の動作を示すフローチャートである。
図5において、検査管理装置400は、第1及び第2のX線装置100,200に電源装置300の補助電源330からの電力が供給されている場合、第1又は第2の操作部80,180の一方の操作部から検査開始の入力が行われると、例えば8パターンの判定基準S1乃至S8に従って一方の操作部からの検査開始の入力を有効とするか否かを判定する。
図6において、検査管理装置400は、一方の操作部から検査開始の入力が行われると、他方のX線装置が待機中である場合(ステップS1のはい)、一方の操作部からの検査開始の入力を有効とする(ステップS2)。また、他方のX線装置が検査中である場合(ステップS1のいいえ)、ステップS4へ移行する。
ステップS2の後に、検査管理装置400は、一方の操作部からX線照射開始の入力が行われると、一方のX線装置にX線照射開始の入力に応じた通常のタイミングでのX線照射を許可する(ステップS3)。
ステップS3の後に、一方のX線装置は、検査管理装置400から通常タイミングの許可情報を受信する。そして、一方の操作部からのX線照射開始の入力に応じて予め設定されたタイミングでX線照射を開始する。
このように、他方のX線装置が待機中である場合、一方の操作部からの検査開始の入力を有効とし、一方の操作部からのX線照射開始の入力に応じて通常のタイミングでのX線照射を許可することにより、一方のX線装置の検査の妨げを防ぐことができる。
検査管理装置400は、他方のX線装置が検査中である場合(ステップS1のいいえ)、第1及び第2の検査情報に含まれるX線照射条件に基づいて、第1及び第2のX線装置100,200が同時にX線照射したときに必要な電力の合計を算出する(ステップS4)。
そして、合計の電力が補助電源330から第1及び第2のX線装置100,200へ同時に供給可能な上限容量以下となる許容範囲内である場合(ステップS5のはい)、ステップS2へ移行する。また、合計の電力が補助電源330から第1及び第2のX線装置100,200へ同時に供給不可能な上限容量を超えて許容範囲外である場合(ステップS5のいいえ)、ステップS6へ移行する。
このように、他方のX線装置が検査中であり、第1及び第2のX線装置100,200で同時にX線照射したときに必要な合計の電力が許容範囲内である場合、一方の操作部からの検査開始の入力を有効とし、一方の操作部からのX線照射開始の入力に応じて通常のタイミングでのX線照射を許可することにより、第1及び第2のX線装置100,200の検査の妨げを防ぐことができる。
ステップS5の「いいえ」の後に、他方のX線装置が検査中であり、他方の操作部からX線照射開始の入力が行われる前の未照射である場合(ステップS6のはい)、ステップS7へ移行する。また、X線未照射以外である場合(ステップS6のいいえ)、ステップS8へ移行する。
ステップS6の「はい」の後に、他方の操作部から入力された検査情報(他方の検査情報)に照射計画が無い場合(ステップS7のいいえ)、ステップS9へ移行する。また、他方の検査情報に照射計画が有る場合(ステップS7のはい)、ステップS10へ移行する。
ここで、照射計画とは、X線照射開始の入力に応じてX線を照射するタイミングや照射時間を示す情報が含まれる計画のことである。そして、照射計画には、ステッピングDA(デジタル・アンギオグラフィ)撮影、ステッピングDSA(デジタル・サブトラクション・アンギオグラフィ)撮影、回転DA撮影、回転DSA撮影等がある。各第1及び第2の検査情報に照射計画が無いと、検査中における医師等の操作者の作業の進捗に応じて、任意のタイミングでX線照射の開始の入力やX線照射停止の入力が行われることなる。
図7は、ステッピングDSA撮影の一例を示した図である。このステッピングDSA撮影は、第1及び第2のX線装置100,200で同様に動作して実行可能であるが、以下では第1のX線装置100で行われるステッピングDSA撮影の例を説明する。
第1の操作部80から撮影開始位置、撮影終了位置、ステップ数、天板11又はX線照射部20及びX線検出部30の直線移動速度、X線照射条件、造影剤の注入タイミング等を設定するための照射計画の入力を行う。そして、X線照射開始の入力に応じて通常のタイミングでは、被検体P1の撮影開始位置と撮影終了位置間で天板11を長手方向である矢印L1方向の一方の方向へステップ移動する、又はX線照射部20及びX線検出部30をL1方向の他方の方向へステップ移動する。そして、例えば天板11をステップ移動して撮影終了位置で停止するまでの間、天板11の停止毎にX線照射を行い、画像データ生成部70でマスク画像を生成する。
撮影終了位置で停止して被検体P1に造影剤が注入された後、他方向へ天板11をステップ移動する。そして、ステップ移動する天板11の停止毎にX線照射を行い、画像データ生成部70でコントラスト画像データを生成する。次いで、マスク画像データ及びコントラスト画像データからDSA画像データを生成する。
なお、回転DSA撮影では、撮影開始角度、撮影終了角度、X線照射部20及びX線検出部30の回転移動速度、X線照射条件、造影剤の注入タイミング等を設定するための照射計画の入力を行う。次いで、X線照射開始の入力を行うと、被検体P1の撮影開始角度と撮影終了角度間で、被検体P1の周囲を、X線照射部20及びX線検出部30が被検体Pの体軸を中心として回転移動する。そして、X線照射部20及びX線検出部30の停止毎にX線照射を行うことになる。
図6のステップS7の「いいえ」の後に、一方の操作部から入力された検査情報(一方の検査情報)に照射計画が有る場合(ステップS9のはい)、ステップS2へ移行する。また、一方の検査情報に照射計画が無い場合(ステップS9のいいえ)、一方の操作部からの検査開始の入力を無効とする(ステップS11)。
ステップS7の「はい」の後、一方の検査情報に照射計画が有る場合(ステップS10のはい)、ステップS2へ移行する。また、一方の検査情報に照射計画が無い場合(ステップS10のいいえ)、ステップS11へ移行する。
このように、他方のX線装置が検査中であり、合計の電力が許容範囲外であり、他方の操作部からX線照射開始の入力が行われる前であり、一方の検査情報に照射計画が有る場合、一方の操作部からの検査開始の入力を有効とし、一方の操作部からのX線照射開始の入力に優先権を与えて通常のタイミングでのX線照射を許可することにより、第1及び第2のX線装置100,200の検査の妨げを低減することができる。
また、他方のX線装置が検査中であり、合計の電力が許容範囲外であり、他方のX線装置が検査中でX線照射開始の入力が行われる前であり、一方の検査情報に照射計画が無い場合、他方の操作部からの検査開始の入力に優先権を与えて一方の操作部からの検査開始の入力を無効とすることにより、補助電源330の容量不足を回避して他方のX線装置の検査の妨げを防ぐことができる。
ステップS6の「いいえ」の後に、他方のX線装置が照射中である場合(ステップS8のはい)、ステップS14へ移行する。また、他方の操作部からX線照射停止の入力が行われてX線照射が停止している場合(ステップS8のいいえ)、ステップS15へ移行する。
ステップS8の「はい」の後に、他方の検査情報に照射計画が無い場合(ステップS14のいいえ)、ステップS11へ移行する。また、他方の検査情報に照射計画が有る場合(ステップS14のはい)、ステップS12へ移行する。
このように、他方のX線装置が検査中であり、合計の電力が許容範囲外であり、他方の操作部よりX線照射開始の入力が行われてからX線照射停止の入力が行われる前であり、他方の検査情報に照射計画が無い場合、他方のX線装置の検査に優先権を与えて一方の操作部からの検査開始の入力を無効とすることにより、補助電源330の容量不足を回避して他方のX線装置の検査の妨げを防ぐことができる。
ステップS8の「いいえ」の後に、他方の検査情報に照射計画が無い場合(ステップS15のいいえ)、ステップS16へ移行する。また、他方の検査情報に照射計画が有る場合(ステップS15のはい)、ステップS17へ移行する。
ステップS15の「いいえ」の後に、一方の検査情報に照射計画が有る場合(ステップS16のはい)、ステップS2へ移行する。また、一方の検査情報に照射計画が無い場合(ステップS16のいいえ)、ステップS11へ移行する。
ステップS15の「はい」の後に、一方の検査情報に照射計画が有る場合(ステップS17のはい)、ステップS2へ移行する。また、一方の検査情報に照射計画が無い場合(ステップS17のいいえ)、ステップS11へ移行する。
このように、他方のX線装置が検査中であり、合計の電力が許容範囲外であり、他方の操作部からX線照射停止の入力が行われた後であり、一方の検査情報に照射計画が有る場合、一方の操作部からの検査開始の入力を有効とし、一方の操作部からのX線照射開始の入力に優先権を与えて通常のタイミングでのX線照射を許可することにより、第1及び第2のX線装置100,200の検査の妨げを低減することができる。
また、他方のX線装置が検査中であり、合計の電力が許容範囲外であり、他方の操作部からX線照射停止の入力が行われた後であり、一方の検査情報に照射計画が無い場合、他方のX線装置の検査に優先権を与えて一方の操作部からの検査開始の入力を無効とすることにより、補助電源330の容量不足を回避して他方のX線装置の検査の妨げを防ぐことができる。
ステップS14の「はい」の後に、検査管理装置400は、一方の操作部からの検査開始の入力を有効とする(ステップS12)。
ステップS12の後に、一方の操作部からX線照射開始の入力が行われると、検査管理装置400は、他方のX線装置との重複を回避してのX線照射を許可する(ステップS13)。
ステップS13の後に、検査管理装置400は、重複を回避しての許可情報、他方の操作部からX照射開始の入力が行われた時刻及び他方の検査情報の各情報を一方のX線装置へ送信する。一方のX線装置は、検査管理装置400から受信した各情報に基づいて、他方のX線装置のX線照射タイミングを回避してX線照射する。
このように、他方のX線装置が検査中であり、合計の電力が許容範囲外であり、他方のX線装置がX線照射開始の入力が行われてからX線照射停止の入力が行われる前であり、他方の検査情報に照射計画が有る場合、X線照射開始の入力が早い他方のX線装置にX線照射の優先権を与えて、一方の操作部からのX線照射開始の入力に対して他方のX線装置との重複を回避してのX線照射を許可することにより、他方のX線装置の検査を妨げることなく一方のX線装置の検査の妨げを低減することができる。
図8は、一方のX線装置が他方のX線装置のX線照射のタイミングを回避してX線照射する一例を示した図である。
他方のX線装置の照射計画A1では、時刻taにX線照射開始の入力が行われてからX線照射が例えば3回行われる。そして、1回目のX線照射が時刻t11と時刻t12の間に行われるとする。また、2回目のX線照射が時刻t13と時刻t14の間に行われるとする。また、3回目のX線照射が時刻t15と時刻t16の間に行われるとする。
一方のX線装置の照射計画B1では、時刻taよりも遅い時刻tbにX線照射開始の入力が行われてからX線照射が2回行われる。そして、通常のタイミングでX線照射が行われる場合、1回目のX線照射が、時刻t12よりも後であり時刻t13よりも前の時刻t21と、時刻t21よりも後であり時刻t13よりも前の時刻t22との間に行われることになる。また、2回目のX線照射が、時刻t14よりも後であり時刻t15よりも前の時刻23と、時刻t23よりも後であり時刻t15よりも前の時刻t24との間に行われることになる。
この照射計画B1の場合、一方のX線装置のX線照射と他方のX線装置のX線照射が重複することがないので、一方のX線装置では、一方の操作部からのX線照射開始の入力に応じて通常のタイミングでX線照射を開始することにより、他方のX線装置のX線照射タイミングを回避してX線照射を開始することができる。
また、一方のX線装置の照射計画B2では、時刻tbにX線照射開始の入力が行われてからX線照射が2回行われる。そして、通常のタイミングでX線照射が行われる場合、1回目のX線照射が、時刻t12よりも後であり時刻t13よりも前の時刻t25と、時刻t13よりも後であり時刻t14よりも前の時刻t26との間に行われことになる。また、2回目のX線照射が、時刻t14よりも後であり時刻t15よりも前の時刻t27と、時刻t15よりも後であり時刻t16よりも前の時刻t28との間に行われることになる。
この照射計画B2の場合、他方のX線装置の2回目のX線照射と一方のX線装置の1回目のX線照射とが重複し、他方のX線装置の3回目のX線照射と一方のX線装置の2回目のX線照射とが重複することになる。このため、一方のX線装置におけるX線照射のタイミングを時間T1遅延することにより、1回目のX線照射が、時刻t14よりも後であり時刻t15よりも前の時刻t29と、時刻t29よりも後であり時刻t15よりも前の時刻t30との間に行われることになる。また、2回目のX線照射が、時刻t16よりも後の時刻t31と、時刻t31よりも後の時刻t32との間に行われることになる。これにより、一方のX線装置は、他方のX線装置のX線照射タイミングを回避してX線照射を開始することができる。
なお、照射計画B2aに示すように、一方のX線装置におけるX線照射のタイミングを時間T1よりも長い時間T2遅延して、他方のX線装置の3回目のX線照射が終了してから一方のX線装置のX線照射を開始させることにより、他方のX線装置のX線照射タイミングを回避してX線照射を開始させるように実施してもよい。
図6に示した各ステップS9,S10,S16,S17の「はい」の後のステップS3の後に、一方のX線装置が照射計画に基づいてX線照射を行っているとき、他方の操作部からX線照射開始の入力が行われると、検査管理装置400は、重複を回避しての許可情報、一方のX線装置からX照射開始が行われた時刻及び一方の検査情報の各情報を他方のX線装置へ送信する。他方のX線装置は、検査管理装置400から受信した各情報に基づいて、一方のX線装置のX線照射タイミングを回避してX線照射する。
このように、合計の電力が許容範囲外であり、一方のX線装置が照射計画に従ってX線照射を行っている場合、他方の操作部からX線照射開始の入力が行われたとき、X線照射開始の入力の開始が早い一方のX線装置にX線照射の優先権を与えて、他方の操作部からのX線照射開始の入力に対して一方のX線装置との重複を回避してのX線照射を許可することにより、一方のX線装置の検査を妨げることなく他方のX線装置の検査の妨げを低減することができる。
以上述べた実施形態によれば、第1及び第2のX線装置100,200のX線照射用としての電力を第1及び第2の電源310,320から供給し、第1又は第2の電源310,320の少なくともいずれか一方の電源の容量が不足しているとき、容量が不足している電源に替わり補助電源330からX線照射用の電力を供給する。そして、補助電源330から第1及び第2のX線装置100,200へ電力の供給が行われている場合、予め設定された判定基準並びに第1及び第2の操作部80,180から入力された第1及び第2の検査情報等の入力情報に基づいて、第1又は第2の操作部80,180の一方の操作部からの検査開始の入力を有効とするか否かを判定することができる。
そして、他方のX線装置が待機中である場合、一方の操作部からの検査開始の入力を有効とし、一方の操作部からのX線照射開始の入力に応じて通常のタイミングでのX線照射を許可することにより、一方のX線装置の検査の妨げを防ぐことができる。
また、他方のX線装置が検査中である場合、第1及び第2のX線装置100,200のX線照射に必要な合計の電力を算出し、合計の電力が許容範囲内である場合に一方の操作部からの検査開始の入力を有効とし、一方の操作部からのX線照射開始の入力に応じて通常のタイミングでのX線照射を許可することにより、第1及び第2のX線装置100,200の検査の妨げを低減することができる。
また、他方のX線装置が検査中であり、合計の電力が許容範囲外であり、他方の操作部からX線照射開始の入力が行われる前又はX線照射停止の入力が行われた後であり、一方の操作部から入力された検査情報に照射計画が有る場合、一方の操作部からの検査開始の入力を有効とし、一方の操作部からのX線照射開始の入力に応じて通常のタイミングでのX線照射を許可することにより、第1及び第2のX線装置100,200の検査の妨げを低減することができる。
また、他方のX線装置が検査中であり、合計の電力が許容範囲外であり、他方のX線装置が検査中でX線照射開始の入力が行われる前又はX線照射停止の入力が行われた後であり、一方の検査情報に照射計画が無い場合、一方の操作部からの検査開始の入力を無効とすることにより、補助電源330の容量不足を回避して他方のX線装置の検査の妨げを防ぐことができる。
また、他方のX線装置が検査中であり、合計の電力が許容範囲外であり、他方の操作部よりX線照射開始の入力が行われてからX線照射停止の入力が行われる前であり、他方の検査情報に照射計画が無い場合、一方の操作部からの検査開始の入力を無効とすることにより、補助電源330の容量不足を回避して他方のX線装置の検査の妨げを防ぐことができる。
また、他方のX線装置が検査中であり、合計の電力が許容範囲外であり、他方の操作部よりX線照射開始の入力が行われてからX線照射停止の入力が行われる前であり、他方の操作部から入力された検査情報に照射計画が有る場合、一方の操作部からの検査開始の入力を有効とし、一方の操作部からのX線照射開始の入力に対して他方のX線装置との重複を回避してのX線照射を許可することにより、他方のX線装置の検査を妨げることなく一方のX線装置の検査の妨げを低減することができる。
以上により、補助電源330の電源設備を大型化することなく、第1及び第2のX線装置100,200の検査の妨げを低減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
80 第1の操作部
100 第1のX線装置
180 第2の操作部
200 第2のX線装置
300 電源装置
310 第1の電源
311,321 二次電池
320 第2の電源
330 補助電源
340 第1の切替部
350 第2の切替部
360 通信部
370 電源制御部
400 検査管理装置
500 ネットワーク

Claims (7)

  1. 第1の検査の開始を可能とする第1の検査情報の入力、この第1の検査情報に基づいてX線照射の開始を可能とする検査開始の入力、及びこの検査開始の入力が行われた後にX線照射を開始させる入力が可能な第1の操作部を有する第1のX線画像診断装置と、
    第2の検査の開始を可能とする第2の検査情報の入力、この第2の検査情報に基づいてX線照射の開始を可能とする検査開始の入力、及びこの検査開始の入力が行われた後にX線照射を開始させる入力が可能な第2の操作部を有する第2のX線画像診断装置と、
    前記第1のX線画像診断装置にX線照射用の電力を供給する第1の電源、前記第2のX線画像診断装置にX線照射用の電力を供給する第2の電源、及び前記第1又は第2のX線画像診断装置の少なくともいずれか一方のX線画像診断装置へX線照射用の電力を供給する補助電源と、
    前記第1のX線画像診断装置へ電力を供給する電源を前記第1の電源又は前記補助電源に切り替える第1の切替部、及び前記第2のX線画像診断装置へ電力を供給する電源を前記第2の電源又は前記補助電源に切り替える第2の切替部と、
    前記第1及び第2のX線画像診断装置に前記補助電源からの電力が供給されている場合、前記第1又は第2の操作部の一方の操作部から検査開始の入力が行われたとき、前記第1及び第2の検査情報及び予め設定された判定基準に基づいて前記一方の操作部からの検査開始の入力を有効とするか否かを判定する検査管理装置と、
    を備えたことを特徴とするX線画像診断システム。
  2. 前記検査管理装置は、前記第1又は第2の操作部の他方の操作部を有する他方のX線画像診断装置が検査開始の入力が行われてからX線照射の開始を不可能とする検査終了の入力が行われる前の検査中である場合に前記第1及び第2の検査情報に含まれるX線照射条件に基づき前記第1及び第2のX線画像診断装置で同時にX線照射が行われたときに必要とする電力の合計を算出し、算出した合計の電力が許容範囲内であるとき、前記一方の操作部からの検査開始の入力を有効とすることを特徴とする請求項1に記載のX線画像診断システム。
  3. 前記検査管理装置は、
    前記他方のX線診断装置が検査中であり、前記合計の電力が許容範囲外であり、前記他方の操作部からX線照射開始の入力が行われる前又はX線照射停止の入力が行われた後であり、前記一方の操作部から入力された一方の検査情報にX線照射のタイミング及びX線照射時間を示す照射計画が有る場合、前記一方の操作部からの検査開始の入力を有効とし、
    前記他方のX線診断装置が検査中であり、前記合計の電力が許容範囲外であり、前記他方の操作部からX線照射開始の入力が行われる前又はX線照射停止の入力が行われた後であり、前記一方の検査情報に前記照射計画が無い場合、前記一方の操作部からの検査開始の入力を無効とすることを特徴とする請求項2に記載のX線画像診断システム。
  4. 前記一方の操作部を有する一方のX線画像診断装置は、前記一方の操作部からの検査開始の入力が有効であると判定された後の前記一方の操作部からのX線照射開始の入力に応じて通常のタイミングでX線照射を行うことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のX線画像診断システム。
  5. 前記検査管理装置は、
    前記他方のX線診断装置が検査中であり、前記合計の電力が許容範囲外であり、前記他方の操作部よりX線照射開始の入力が行われてからX線照射停止の入力が行われる前であり、前記他方の操作部から入力された他方の検査情報にX線照射のタイミング及びX線照射時間を示す照射計画が有る場合、前記一方の操作部からの検査開始の入力を有効とし、
    前記他方のX線診断装置が検査中であり、前記合計の電力が許容範囲外であり、前記他方の操作部よりX線照射開始の入力が行われてからX線照射停止の入力が行われる前であり、前記他方の検査情報に前記照射計画が無い場合、前記一方の操作部からの検査開始の入力を無効とすることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のX線画像診断システム。
  6. 前記一方の操作部を有するX線画像診断装置は、前記一方の操作部からの検査開始の入力が有効であると判定された後の前記一方の操作部からのX線照射開始の入力に応じて、前記他方の操作部から入力された検査情報及び前記他方の操作部からX照射開始の入力が行われた時刻に基づいて、前記他方のX線装置のX線照射と重複するタイミングを回避してX線照射を行うことを特徴とする請求項5に記載のX線画像診断システム。
  7. 前記検査管理装置は、前記第1又は第2の操作部の他方の操作部から検査開始の入力が行われる前又はX線照射の開始を不可能とする検査終了の入力が行われた後の待機中である場合、前記一方の操作部からの検査開始の入力を有効とすることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のX線画像診断システム。
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