JP2014139554A - 蛍光プローブ、および、セシウム含有物質を検出する方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の蛍光プローブは、式(1)で表される。
【化1】
(式中、R1〜R16は、水素、または、それぞれ独立に電子求引性または電子供与性を有する官能基を示す。)本発明のセシウム含有物質を検出する方法は、被験物質と、式(1)で表される蛍光プローブと、アルコールとを接触させるステップと、蛍光プローブおよびアルコールが接触した被験物質に励起源を照射するステップとを包含する。
【選択図】 図1
Description
(式中、R1〜R16は、水素、または、それぞれ独立に電子求引性または電子供与性を有する官能基を示す。)
前記R1〜R16は、水素であってもよい。
セシウムイオンを捕捉すると、励起源の照射によって、波長480nm〜510nmの範囲にピークを有する蛍光を発してもよい。
本発明によるセシウム含有物質を蛍光発光により検出する方法は、被験物質と、次式(1)で表される蛍光プローブと、アルコールとを接触させるステップと、前記蛍光プローブおよびアルコールが接触した前記被験物質に励起源を照射するステップとを包含し、これにより上記課題を解決する。
(式中、R1〜R16は、水素、または、それぞれ独立に電子求引性または電子供与性を有する官能基を示す。)
前記アルコールは、メタノールまたはエタノールであってもよい。
前記接触させるステップは、前記アルコールに前記蛍光プローブを溶解させたアルコール溶液を前記被験物質にスプレーしてもよい。
前記アルコール溶液において、前記アルコール中の前記蛍光プローブの濃度は、0.5質量%〜5質量%の範囲であってもよい。
前記接触させるステップは、前記被験物質と前記蛍光プローブとを混合し、前記アルコールを加えてもよい。
前記励起源は、波長350nm〜380nmの紫外線であってもよい。
前記照射するステップに続いて、前記被験物質における蛍光特性を測定するステップをさらに包含してもよい。
前記測定するステップに続いて、前記蛍光特性に基づいて、前記被験物質中のセシウム含有物質の含有量を算出するステップをさらに包含し、前記蛍光特性は発光スペクトルであってもよい。
前記セシウム含有物質は、セシウム塩を含有してもよい。
前記セシウム塩は、塩化セシウム、炭酸セシウムおよび硫酸セシウムからなる群から選択されてもよい。
式(1)において、R1〜R16は、水素、または、それぞれ独立に電子求引性または電子供与性を有する官能基を示す。電子求引性を有する官能基としては、例えば、トリフルオロメチル基、シアノ基、ニトロ基等が挙げられる。電子供与性を有する官能基としては、例えば、アミノ基、メトキシ基、メチル基等が挙げられる。
図5は、物質J〜物質Lの合成のスキームを示す模式図である。
まず、物質A(4−ヒドロキシ−4’−(4,4’,5,5’−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ビフェニル)を合成した。4’−ブロモ−(1,1’−ビフェニル)−4−オール(0.4980g、2mmol)と、酢酸カリウム(0.588g、6mmol)と、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体(0.043g、0.06mmol)と、ビス(2,2,3,3,−テトラメチル−2,3−ブタンジオナト)ジボロン(0.761g、3mmol)とを、脱水ジメチルスルホキシド(DMF、12mL)をフラスコ内で混合した。この混合物を窒素雰囲気下、150℃で4時間還流した。反応物を室温まで冷却し、残渣をジクロロメタンに溶解させ減圧下にて溶媒を蒸発させた。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(SiO2、酢酸エチル/ヘキサン:1/1、v/v)により精製し白色粉末状の生成物(0.351g、収率59%)を得た。この生成物が、図4中の物質Aであることをプロトン核磁気共鳴(1H−NMR、300MHz、CDCl3、25℃)、ならびに、マトリックス支援レーザ脱離イオン化法および飛行時間型質量分析計(MALDI−TOF、ジスラノール)により確認した。結果を示す。
MALDI−TOF: m/z = 2.961 [M]+
次に、物質B(テトラエチレングリコールビズ(4−トルエンスルホナート)を合成した。水(10mL)に溶解させた水酸化ナトリウム(1.056g、26.4mmol)と、テトラヒドロフラン(THF、10mL)に溶解させたテトラエチレングリコール(1.709g、8.8mmol)とを、フラスコ内で混合した。この混合物を、マグネチックスターラを用い、氷浴中で冷却した。混合物にTHF(10mL)に溶解させた塩化パラトルエンスルホニル(3.50g、17mmol)を連続撹拌・5℃以下で冷却しながら1時間かけて滴下した。この混合溶液を0℃〜5℃の温度範囲でさらに4時間撹拌した。次いで、この混合溶液を氷水(50mL)に注いだ。この混合溶液に対してジクロロメタンを用いた抽出を2回行った。抽出された有機物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶液をろ過し、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物をカラムクロマトグラフィ(SiO2、酢酸エチル)により精製し透明油状の生成物(収率83%)を得た。この生成物が、図4中の物質Bであることを、物質Aと同様に、1H−NMRおよびMALDI−TOFにより確認した。結果を示す。
MALDI−TOF: m/z = 525.15 [M + Na]+, 541.16 [M + K]+
次に、物質C(11−ヨード−3,6,9−トリオキサウンデシル−(4−ニトロフェニル)エーテル)を合成した。炭酸カリウム(0.691g、5.0mmol)とヨウ化カリウム(0.002g、0.1mmol)とを、4ニトロフェノール(0.347g、2.5mmol)と物質A(5.02g、10mmol)との混合物のクロロホルム溶液(20mL)に加えた。得られた懸濁液を窒素雰囲気下で13時間還流した。反応物を室温まで冷却し、減圧下にて溶媒を蒸発させた。残渣をジクロロメタンに溶解させ、水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させた。減圧下で溶媒を蒸発させた後、残渣をアセトン(50mL)に溶解させ、これにヨウ化ナトリウム(15.0g、100mmol)を添加した。この混合物を24時間還流した。反応物を室温まで冷却し、減圧下にて溶媒を蒸発させた。残渣をジクロロメタンに溶解させ、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で溶媒を蒸発させた後、粗生成物を、物質Aと同様に、カラムクロマトグラフィにより精製した。精製により無色の油状の生成物(0.595g、収率56%)を得た。この生成物が、図4中の物質Cであることを、物質Aと同様に、1H−NMRならびにカーボン核磁気共鳴(13C−NMR、75MHz、CDCl3、25℃)、および、MALDI−TOFにより確認した。結果を示す。
13C−NMR: δ = 2.92, 68.14, 69.34, 70.15, 70.57, 70.65, 70.87, 71.88, 114.52, 125.83, 141.50, 163.78 ppm
MALDI−TOF: m/z = 448.16 [M + Na]+, 464.11 [M + K]+. HRMS (ESI) m/z C14H20INNaO6の理論値[M + Na]+: 448.0225, 実測値:448.0233
次に、物質D(N−(11−ヨード−3,6,9−トリオキサウンデシル)ナフタレン−1,8−ジカルボキシル酸イミド)を合成した。合成手順は、4ニトロフェノールに代えて、1,8‐ナフタルイミドを用いた以外は、物質Cと同様である。この生成物が、図4中の物質Dであることを、物質Cと同様に、1H−NMR、13C−NMRおよびMALDI−TOFにより確認した。結果を示す。
13C−NMR: δ = 2.92, 39.04, 67.88, 70.06, 70.11, 70.48, 70.58, 71.83, 122.50, 126.85, 128.08, 131.18, 131.46, 133.90, 164.11 ppm
MALDI−TOF: m/z = 484.36 [M + H]+, 506.37 [M + Na]+, 522.26 [M + K]+
次に、物質E(11−(4−ブロモフェノキシ)−3,6,9−トリオキサウンデシル)−(4−ニトロフェニル)エーテル)を合成した。炭酸カリウム(0.349g、2.53mmol)を、4−ブロモフェノール(0.128g、1.264mmol)と物質C(0.305g、0.632mmol)との混合物のクロロホルム溶液(10mL)に加えた。得られた懸濁液を窒素雰囲気下で15時間還流した。反応物を室温まで冷却し、減圧下にて溶媒を蒸発させた。残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で溶媒を蒸発させた後、粗生成物を、物質Aと同様に、カラムクロマトグラフィにより精製した。精製により白色の固体の生成物(0.213g、収率64%)を得た。この生成物が、図4中の物質Eであることを、物質Cと同様に、1H−NMR、13C−NMRおよびMALDI−TOFにより確認した。結果を示す。
13C−NMR: δ = 67.62, 68.14, 69.35, 69.62, 70.62, 70.64, 70.81, 70.88, 113.00, 114.53, 116.37, 125.84, 132.19, 141.53, 157.83, 163.79 ppm
MALDI−TOF: m/z = 492.02 [M + Na]+. HRMS (ESI) m/z C20H24BrNNaO7の理論値[M + Na]+: 492.0624,実測値:492.0634
次に、物質F(N−[11−(4−ブロモフェノキシ)−3,6,9−トリオキサウンデシル]ナフタレン−1,8−ジカルボキシル酸イミド)を合成した。合成手順は、物質Cに代えて、物質Dを用いた以外は、物質Eと同様である。この生成物が、図4中の物質Fであることを、物質Cと同様に、1H−NMR、13C−NMRおよびMALDI−TOFにより確認した。
13C−NMR: δ = 39.07, 67.56, 67.89, 69.52, 70.12, 70.59, 70.74, 112.89, 116.36, 122.56, 126.88, 128.14, 131.22, 131.52, 132.12, 133.94, 157.83, 164.18 ppm
MALDI−TOF: m/z = 528.12 [M + H]+ HRMS (ESI) m/z C26H26BrNNaO6の理論値[M + Na]+: 550.0833, 実測値:550.0841
次に、上述の式(1)においてR1〜R16が水素である、本発明の蛍光プローブを構成する物質G(11−(4’’−ヒドロキシ−1’’−フェニル−1’,4’−フェニル−1,4−フェノキシ)−3,6,9−トリオキサウンデシル−(4−ニトロフェニル)エーテル)を合成した。
13C−NMR: δ = 67.38, 68.43, 68.80, 69.14, 70.03, 70.13, 115.09, 115.23, 115.95, 126.07, 126.53, 126.67, 127.69, 127.75 , 130.59, 132.30, 137.85, 138.67, 140.98, 157.33, 158.24, 164.04 ppm
MALDI−TOF: m/z = 559.02 [M]+, 582.03 [M + Na]+ C32H33NO8の理論値: %C, 68.68; %H, 5.94; %N, 2.50 実測値: %C, 68.31; %H, 6.32; %N, 2.48
次に、物質H(N−[11−(4’’−ヒドロキシ−1’’−フェニル−1’,4’−フェニル−1,4−フェノキシ)−3,6,9−トリオキサウンデシル]ナフタレン−1,8−ジカルボキシル酸イミド)を合成した。合成手順は、物質Eに代えて、物質Fを用いた以外は、物質Gと同様である。この生成物が、図4中の物質Hであることを、物質Gと同様に、1H−NMR、13C−NMRおよびMALDI−TOFにより確認した。結果を示す。
13C−NMR: δ = 67.11, 67.32, 69.08, 69.85, 69.89, 70.00, 70.05, 115.08, 115.94, 122.21, 126.51, 126.66, 127.46, 127.60, 127.66, 127.74, 130.59, 131.01, 131.08, 131.52, 132.26, 134.60, 137.85, 138.65, 157.31, 158.21, 163.64 ppm
MALDI−TOF: m/z = 617.57 [M]+, 640.58 [M + Na]+, 656.54 [M + K]+ HRMS (ESI) m/z C38H35NNaO7の理論値[M + Na]+: 640.2311, 実測値:640.2292
次に、物質I(2−メトキシエチル−(4−ニトロフェニル)エーテル)を合成した。炭酸カリウム(0.552g、2.0mmol)を4−ニトロフェノール(0.278g、2.0mmol)と2−メトキシエトキシ−4−トルエンスルフォネート(0.921g、4.0mmol)の混合物のジメチルホルムアミド(DMF、10mL)の溶液に加えた。得られた懸濁液をN2下で12時間還流した。反応物を室温まで冷却し、乾燥するまで溶媒を蒸発させた。残渣をCH2Cl2に溶解させ、水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させた。アセトン(5mL)中に残渣とNaI(1.199g、8.0mmol)とを得、これを3時間還流させた。反応物を室温まで冷却し、乾燥するまで溶媒を蒸発させた。残渣をジクロロメタンに溶解させ、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。黄色の針状の固体の生成物(0.065g、収率17%)を得た。この生成物が、図4中の物質Iであることを、物質Aと同様に、1H−NMRおよび13C−NMRにより確認した。結果を示す。
13C−NMR: δ = 59.28, 68.04, 70.58, 114.53, 125.85, 141.62, 163.78 ppm
次に、物質J(2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル−4−メチルベンゼンスホナート)を合成した。水(20mL)に溶解させた水酸化ナトリウム(0.9g、20mmol)と、テトラヒドロフラン(THF、20mL)に溶解させたトリラエチレングリコールモノメチルエーテル(1.709g、8.8mmol)とを、フラスコ内で混合した。この混合物を、マグネチックスターラを用い、氷浴中で冷却した。混合物にTHF(10mL)に溶解させた塩化パラトルエンスルホニル(3.50g,17mmol)を連続撹拌・5℃以下で冷却しながら1時間をかけて滴下した。この混合溶液を0℃〜5℃の温度範囲でさらに4時間撹拌した。次いで、この混合溶液を氷水(70mL)に注いだ。この混合溶液に対してジクロロメタンを用いた抽出を2回行った。抽出された有機物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶液をろ過し、溶媒を減圧下で除去した。物質Aと同様に、カラムクロマトグラフィにより精製した。精製により無色の油状の生成物(収率95%)を得た。この生成物が、図5中の物質Jであることを、物質Cと同様に、1H−NMR、13C−NMRおよびMALDI−TOFにより確認した。結果を示す。
13C−NMR: δ = 21.60, 58.99, 68.61, 69.19, 70.48, 70.51, 71.48, 127.92, 129.77, 132.91, 144.74 ppm
MALDI−TOF: m/z = 341.0 [M + Na]+, 357.0 [M + K]+
次に、物質K(1−{2−[2−(2−メトキシエトキシ)−エトキシ]エトキシ}−4−ブロモベンゼン)を合成した。4−ブロモフェノール(0.692g、4mmol)と物質J(1.12g、3.5mmol)と水酸化カリウム(1.0g、16mmol)との混合物をテトラヒドロフラン溶液(THF、15mL)に加えた。得られた懸濁液を窒素雰囲気下で15時間還流した。反応物を室温まで冷却し、減圧下にて溶媒を蒸発させた。残渣を酢酸エチルに溶解させ水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶液をろ過し、溶媒を減圧下で除去した。物質Aと同様に、カラムクロマトグラフィにより精製した。精製により無色の油状の生成物(0.7g、収率62%)を得た。この生成物が、図5中の物質Kであることを、物質Aと同様に、1H−NMRおよびMALDI−TOFにより確認した。結果を示す。
MALDI−TOF: m/z = 356.94 [M + K]+
次に、物質L(4−{2−[2−(2−メトキシエトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−[1,1’;4’,1’’]ターフェニル−4’’−オール)を合成した。炭酸ナトリウム(0.158g、1.5mmol)と酢酸パラジウム(II)(0.003g、0.5mmol)と物質K(0.266g、1.5mmol)とを、水(7mL)とアセトン(6mL)と混合物に溶解させた。この懸濁液を窒素雰囲気下で、勢いよく3時間撹拌した。反応物の溶媒を減圧下にて蒸発させ稀塩酸を加えた後、酢酸エチルを用いて抽出を行った。抽出された有機物を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。物質Aと同様に、カラムクロマトグラフィにより精製した。精製により白色の固体の生成物(0.414g、収率72%)を得た。この生成物が、図5中の物質Lであることを、物質Gと同様に、1H−NMR、13C−NMRおよびMALDI−TOFにより確認した。結果を示す。
13C−NMR: δ = 58.27, 67.41, 69.18, 69.83 70.03, 70.17, 71.49, 115.14, 115.98, 126.56, 126.71, 127.73, 127.77, 130.61, 132.33, 137.90, 138.69, 157.35, 158.28 ppm
MALDI−TOF: m/z =480.0 [M]+, 431.0 [M + Na]+ HRMS (ESI) m/z C25H28NNaO5の理論値[M + Na]+: 431.1834, 実測値:431.1831
実施例1では、蛍光プローブとして物質G、セシウム含有物質としてCs2CO3(炭酸セシウム)、および、被験物質として炭酸セシウムを含有する植物(ひまわり)を用いて、セシウム含有物質の検出を行った。
比較例2では、物質Gを用いない以外は、実施例1と同様であり、物質Gのセシウム含有物質に対する有効性を確認した。実施例1と同様に、−40℃で凍結乾燥したひまわりの茎に紫外線を照射し、ひまわりの茎の様子を観察した。結果を図6に示す。
実施例3では、蛍光プローブとして物質G、セシウム含有物質としてCs2CO3(炭酸セシウム)、および、被験物質として炭酸セシウムを含有する土壌を用いて、セシウム含有物質の検出を行った。
実施例4では、蛍光プローブとして物質G、セシウム含有物質および被験物質としてCs2CO3(炭酸セシウム)粒子を用いて、セシウム含有物質の検出を行った。
実施例5では、蛍光プローブとして物質G、セシウム含有物質および被験物質としてCs2CO3粉末を用いて、セシウム含有物質の検出を行った。
比較例6では、セシウム含有物質を含まない以外は実施例5と同様であり、物質Gのセシウム含有物質に対する有効性を確認した。
比較例7では、物質Gに代えて物質Iおよび物質Lの組み合わせを用い、物質Gのセシウム含有物質に対する有効性を確認した。
比較例8では、物質Gに代えて物質Hを用い、物質Gのセシウム含有物質に対する有効性を確認した。
実施例9では、物質Gのセシウム含有物質に対する分解能を調べた。
実施例10では、物質Gの、セシウム含有物質として炭酸セシウム以外のセシウム塩、ならびに、セシウム含有物質と他のアルカリ金属塩として水酸化ナトリウムとの混合物に対する有効性を確認した。
比較例11では、実施例10において、セシウム塩に代えて塩化ナトリウム(NaCl)を用い、物質Gのセシウム含有物質に対する有効性を確認した。手順は実施例10と同様であるため説明を省略する。紫外線(波長365nm)を詳細した際の混合粉末の様子を観察し、発光スペクトルを測定した。結果を図17および図18に示す。
実施例12では、物質Gの、セシウム含有物質として炭酸セシウム以外のセシウム塩、ならびに、セシウム含有物質と他のアルカリ金属塩として水酸化カリウム(KOH)との混合物に対する有効性を確認した。水酸化ナトリウムに代えて、水酸化カリウムを用いた以外は、実施例10と同様であるため、説明を省略する。紫外線(波長365nm)を詳細した際の混合粉末の様子を観察し、発光スペクトルを測定した。結果を図19および図20に示す。
比較例13では、実施例12において、セシウム塩に代えて塩化カリウム(KCl)を用い、物質Gのセシウム含有物質に対する有効性を確認した。手順は実施例12と同様であるため説明を省略する。紫外線(波長365nm)を詳細した際の混合粉末の様子を観察し、発光スペクトルを測定した。結果を図19および図20に示す。
図8は、実施例4によるCs2CO3粒子を載置したフィルタに紫外線を照射した様子を示す図である。
図15は、実施例9による発光スペクトルを示す図である。
図18は、実施例10による発光スペクトルを示す図である。
図19は、実施例12による水酸化カリウムと種々のセシウム塩との混合物に紫外線を照射した様子を示す図である。
図20は、実施例12による発光スペクトルを示す図である。
110 セシウムイオン
Claims (13)
- 次式(1)で表されるセシウム含有物質を検出する蛍光プローブ。
(式中、R1〜R16は、水素、または、それぞれ独立に電子求引性または電子供与性を有する官能基を示す。) - 前記R1〜R16は、水素である、請求項1に記載の蛍光プローブ。
- セシウムイオンを捕捉すると、励起源の照射によって、波長480nm〜510nmの範囲にピークを有する蛍光を発する、請求項2に記載の蛍光プローブ。
- セシウム含有物質を蛍光発光により検出する方法であって、
被験物質と、次式(1)で表される蛍光プローブと、アルコールとを接触させるステップと、
(式中、R1〜R16は、水素、または、それぞれ独立に電子求引性または電子供与性を有する官能基を示す。)
前記蛍光プローブおよびアルコールが接触した前記被験物質に励起源を照射するステップと
を包含する、方法。 - 前記アルコールは、メタノールまたはエタノールである、請求項4に記載の方法。
- 前記接触させるステップは、前記アルコールに前記蛍光プローブを溶解させたアルコール溶液を前記被験物質にスプレーする、請求項4に記載の方法。
- 前記アルコール溶液において、前記アルコール中の前記蛍光プローブの濃度は、0.5質量%〜5質量%の範囲である、請求項6に記載の方法。
- 前記接触させるステップは、前記被験物質と前記蛍光プローブとを混合し、前記アルコールを加える、請求項4に記載の方法。
- 前記励起源は、波長350nm〜380nmの紫外線である、請求項4に記載の方法。
- 前記照射するステップに続いて、前記被験物質における蛍光特性を測定するステップをさらに包含する、請求項4に記載の方法。
- 前記測定するステップに続いて、前記蛍光特性に基づいて、前記被験物質中のセシウム含有物質の含有量を算出するステップをさらに包含し、
前記蛍光特性は発光スペクトルである、請求項10に記載の方法。 - 前記セシウム含有物質は、セシウム塩を含有する、請求項4に記載の方法。
- 前記セシウム塩は、塩化セシウム、炭酸セシウムおよび硫酸セシウムからなる群から選択される、請求項12に記載の方法。
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