JP2014138181A - 基板の位置決め固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネジの本数を減らして組付工数の削減とコストダウンを図ることができる基板の固定構造を提供すること。
【解決手段】LED基板1の一辺に切欠き状のスリット孔1aを辺に対して直角に形成するとともに、同LED基板1に回転規制孔1bとネジ挿通孔1cを形成し、ハウジング(固定部材)2の縦壁2Bに押えリブ2a,2bをベース板2Aに対して平行に形成して該押えリブ2a,2bとベース板2Aとの間に差込溝3を形成し、ベース板2Aの縦壁2Bとの基端部に位置決めリブ2cを縦壁2Bに対して直角に形成するとともに、同ベース板2Aに位置決めピン4を立設し、LED基板1を傾けながらその一辺をハウジング2の差込溝3に差し込んだ後、該LED基板1をハウジング2のベース板2Aに対して平行となる位置まで回動させる。
【選択図】図2
【解決手段】LED基板1の一辺に切欠き状のスリット孔1aを辺に対して直角に形成するとともに、同LED基板1に回転規制孔1bとネジ挿通孔1cを形成し、ハウジング(固定部材)2の縦壁2Bに押えリブ2a,2bをベース板2Aに対して平行に形成して該押えリブ2a,2bとベース板2Aとの間に差込溝3を形成し、ベース板2Aの縦壁2Bとの基端部に位置決めリブ2cを縦壁2Bに対して直角に形成するとともに、同ベース板2Aに位置決めピン4を立設し、LED基板1を傾けながらその一辺をハウジング2の差込溝3に差し込んだ後、該LED基板1をハウジング2のベース板2Aに対して平行となる位置まで回動させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、基板を固定部材に対して位置決めしてネジによって固定する構造に関するものである。
例えば、ヘッドランプ等の車両用灯具の光源として高輝度で高寿命のLED(発光ダイオード)が使用されつつあるが、LEDを実装するLED基板の位置がハウジング等の固定部材に対して僅かでもずれると光学特性が影響を受けるため、LED基板は固定部材に正確に位置決めされた状態で固定される必要がある。ここで、LED基板の従来の固定構造の一例を図4に示す(例えば、特許文献1,2参照)。
即ち、図4はLED基板の固定構造の一例を示す斜視図であり、矩形平板状のLED基板101の4箇所には円孔状のネジ挿通孔101cが形成されており、LED基板101は各ネジ孔101cに挿通するネジ106によってハウジング等の不図示の固定部材に位置決めされた状態で固定されていた。
ところが、図4に示す従来の固定構造によれば、LED基板101を4本のネジ106で固定していたため、ネジ106の本数が多く、組付工数が増えてコストアップを招くという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ネジの本数を減らして組付工数の削減とコストダウンを図ることができる基板の位置決め固定構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、基板の一辺に切欠き状のスリット孔を辺に対して直角に形成するとともに、同基板の中心からオフセットした位置に回転規制孔とネジ挿通孔を形成し、
ベース板の一端縁から略直角に立設された縦壁を有する固定部材の前記縦壁に押えリブを前記ベース板に対して平行に形成して該押えリブと前記ベース板との間に差込溝を形成し、前記ベース板の前記縦壁との基端部に位置決めリブを縦壁に対して直角に形成するとともに、同ベース板の中心からオフセットした位置に位置決めピンを立設し、
前記基板を傾けながらその一辺を前記固定部材の前記差込溝に差し込んだ後、該基板を前記固定部材の前記ベース板に対して平行となる位置まで回動させ、該基板に形成された前記スリット孔に固定部材の位置決めリブを嵌合させるとともに、同基板に形成された回転規制孔に固定部材に位置決めピンを嵌合して該基板を前記固定部材に対して位置決めし、基板に形成された前記ネジ挿通孔に挿通するネジによって該基板を前記固定部材に固定することを特徴とする。
ベース板の一端縁から略直角に立設された縦壁を有する固定部材の前記縦壁に押えリブを前記ベース板に対して平行に形成して該押えリブと前記ベース板との間に差込溝を形成し、前記ベース板の前記縦壁との基端部に位置決めリブを縦壁に対して直角に形成するとともに、同ベース板の中心からオフセットした位置に位置決めピンを立設し、
前記基板を傾けながらその一辺を前記固定部材の前記差込溝に差し込んだ後、該基板を前記固定部材の前記ベース板に対して平行となる位置まで回動させ、該基板に形成された前記スリット孔に固定部材の位置決めリブを嵌合させるとともに、同基板に形成された回転規制孔に固定部材に位置決めピンを嵌合して該基板を前記固定部材に対して位置決めし、基板に形成された前記ネジ挿通孔に挿通するネジによって該基板を前記固定部材に固定することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記基板に基準孔を形成し、該基準孔に、前記固定部材のベースに立設された基準ピンを嵌合させたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記基板の前記回転規制孔を長孔としたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、基板を傾けながらその一辺を固定部材の差込溝に差し込んだ後、該基板を固定部材のベース板に対して平行となる位置まで回動させ、該基板に形成されたスリット孔に固定部材の前記位置決めリブを嵌合させるとともに、同基板に形成された回転規制孔に固定部材の位置決めピンを嵌合させることによって、基板を固定部材に対して上下、左右及び回転方向に正確に位置決めすることができる。このため、基板を固定するネジの本数を減らしても該基板を固定部材に対して正確に位置決めした状態で固定部材に固定することができ、組付工数を削減してコストダウンを図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、基板に形成された基準孔に、固定部材のベースに立設された基準ピンを嵌合させることによって、基板を固定部材に対して一層高精度に位置決めすることができる。
請求項3記載の発明によれば、基板の回転規制孔を長孔とすることによって、回転規制孔の寸法誤差を吸収して組付作業性を高めることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は基板の斜視図、図2は本発明に係る基板の位置決め固定構造を示す斜視図、図3は図2のA−A線断面図であり、本実施の形態に係る基板1は、車両用灯具の光源である不図示のLED(発光ダイオード)を実装して成る矩形平板状のLED基板である。図1に示すように、LED基板1の一辺には切欠き状のスリット孔1aが辺に対して直角に形成されるとともに、同LED基板1の中心からオフセットした位置には長孔状の回転規制孔1bと円孔状の2つのネジ挿通孔1c及び円孔状の基準孔1dが形成されている。
而して、LED基板1は、固定部材であるハウジング2に図2に示すように固定されるが、ハウジング2は、水平なベース板2Aと該ベース板2Aの端縁から垂直下方(図2においては垂直上方)に立設された縦壁2Bが設けられている。そして、ハウジング2の縦壁2Bには、2つの押えリブ2a、2bがベース板2Aに対して平行(水平)に一体に形成されており、ベース板2Aの縦壁2Bとの基端部に位置決めリブ2cが縦壁2Bに対して直角に形成されている。
又、ハウジング2のベース板2Aの下面(図3においては上面)の前記各押えリブ2b,2cに対向する位置には円柱状のボス2d(図3には一方のみ図示)が一体に形成されており、同ベース板2Aの下面の2箇所(LED基板1の2つのネジ挿通孔1cに対応する位置)には円柱状のボス2e(図3には一方のみ図示)が一体に形成されている。そして、各ボス2eにはネジ孔2e1がそれぞれ形成されており、ハウジング2の各押えリブ2a,2bと各ボス2cとの間には差込溝3(図3には一方のみ図示)が形成されている。更に、図2に示すように、ハウジング2のベース板2Bの下面であって、LED基板1の回転規制孔1bと基準孔1dに対応する位置には位置決めピン4と基準ピン5がそれぞれ一体に立設されている。
次に、LED基板1をハウジング2に固定する要領を説明する。
LED基板1をハウジング2に固定するには、これらの上下を逆にし、図3に破線にて示すようにLED基板1を傾けながらその一辺をハウジング2の差込溝3に差し込んだ後、該LED基板1を図3に実線にて示すようにハウジング2のベース板2Aに対して平行となる位置まで回動させる。すると、図2に示すようにLED基板1に形成されたスリット孔1aにハウジング2の位置決めリブ2cが嵌合するとともに、同LED基板1に形成された回転規制孔1bと基準孔1dにハウジング2の位置決めピン4と基準ピン5がそれぞれ嵌合し、該LED基板1がハウジング2に対して位置決めされる。そして、このようにLED基板1がハウジング2に対して位置決めされた状態で、該LED基板1に形成された2つの各ネジ挿通孔1cにそれぞれ挿通するネジ6を図3に示すようにハウジング2のボス2eに形成されたネジ孔2e1にねじ込むによって該LED基板1をハウジング2に固定する。
以上のように、本実施の形態によれば、LED基板1を傾けながらその一辺をハウジング2の差込溝3に差し込んだ後、該LED基板1をハウジング2のベース板2Aに対して平行となる位置まで回動させ、該LED基板1に形成されたスリット孔1aにハウジング2の位置決めリブ2cを嵌合させるとともに、同LED基板1に形成された回転規制孔1bにハウジング2の位置決めピン4を嵌合させることによって、LED基板1をハウジング2に対して上下、左右及び回転方向に正確に位置決めすることができる。このため、LED基板1を固定するネジ6の本数を従来の4本から2本に減らしても、該LED基板1をハウジング2に対して正確に位置決めした状態でハウジング2に固定することができ、組付工数を削減してコストダウンを図ることができる。
又、本実施の形態では、LED基板1に形成された基準孔1dに、ハウジング2のベース板2Aに立設された基準ピン5を嵌合させるようにしたため、LED基板1をハウジング2に対して一層高精度に位置決めすることができる。
更に、本実施の形態では、LED基板1の回転規制孔1bを長孔としたため、該回転規制孔1bの寸法誤差を吸収して組付作業性を高めることができるという効果も得られる。
尚、本実施の形態では、本発明を車両用灯具におけるLED基板のハウジングへの固定構造に対して適用した形態について説明したが、本発明は、車両用灯具以外の基板の固定部材への固定構造に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 LED基板(基板)
1a LED基板のスリット孔
1b LED基板の回転規制孔
1c LED基板のネジ挿通孔
1d LED基板の基準孔
2 ハウジング(固定部材)
2A ハウジングのベース板
2B ハウジングの縦壁
2a,2b ハウジングの押えリブ
2c ハウジングの位置決めリブ
2d,2e ハウジングのボス
2e1 ボスのネジ孔
3 差込溝
4 位置決めピン
5 基準ピン
6 ネジ
1a LED基板のスリット孔
1b LED基板の回転規制孔
1c LED基板のネジ挿通孔
1d LED基板の基準孔
2 ハウジング(固定部材)
2A ハウジングのベース板
2B ハウジングの縦壁
2a,2b ハウジングの押えリブ
2c ハウジングの位置決めリブ
2d,2e ハウジングのボス
2e1 ボスのネジ孔
3 差込溝
4 位置決めピン
5 基準ピン
6 ネジ
Claims (3)
- 基板の一辺に切欠き状のスリット孔を辺に対して直角に形成するとともに、同基板の中心からオフセットした位置に回転規制孔とネジ挿通孔を形成し、
ベース板の一端縁から略直角に立設された縦壁を有する固定部材の前記縦壁に押えリブを前記ベース板に対して平行に形成して該押えリブと前記ベース板との間に差込溝を形成し、前記ベース板の前記縦壁との基端部に位置決めリブを縦壁に対して直角に形成するとともに、同ベース板の中心からオフセットした位置に位置決めピンを立設し、
前記基板を傾けながらその一辺を前記固定部材の前記差込溝に差し込んだ後、該基板を前記固定部材の前記ベース板に対して平行となる位置まで回動させ、該基板に形成された前記スリット孔に固定部材の位置決めリブを嵌合させるとともに、同基板に形成された回転規制孔に固定部材に位置決めピンを嵌合して該基板を前記固定部材に対して位置決めし、基板に形成された前記ネジ挿通孔に挿通するネジによって該基板を前記固定部材に固定することを特徴とする基板の位置決め固定構造。 - 前記基板に基準孔を形成し、該基準孔に、前記固定部材のベースに立設された基準ピンを嵌合させたことを特徴とする請求項1記載の基板の位置決め固定構造。
- 前記基板の前記回転規制孔を長孔としたことを特徴とする請求項1又は2記載の基板の位置決め固定構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013007764A JP2014138181A (ja) | 2013-01-18 | 2013-01-18 | 基板の位置決め固定構造 |
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JP2013007764A JP2014138181A (ja) | 2013-01-18 | 2013-01-18 | 基板の位置決め固定構造 |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2020129596A (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-27 | Tdk株式会社 | 電子部品の位置決め構造 |
CN112344294A (zh) * | 2019-08-09 | 2021-02-09 | 肖特股份有限公司 | 用于光转换装置或照明装置的基体 |
-
2013
- 2013-01-18 JP JP2013007764A patent/JP2014138181A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020129596A (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-27 | Tdk株式会社 | 電子部品の位置決め構造 |
JP7259375B2 (ja) | 2019-02-08 | 2023-04-18 | Tdk株式会社 | 電子部品の位置決め構造 |
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