JP2014135577A - Ptzカメラおよび監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の建物の内外の監視を簡単かつ低コストに行う。
【解決手段】PTZカメラ100は、プリセット情報に基づき、複数の建物103を巡回撮像する。また、PTZカメラ100は、建物103の外部に設置された警告灯102は建物内部のセンサにより異常を検出すると、所定の点滅パターンにより発光部を点滅させる。PTZカメラ100は、撮像画面上の輝度変化検出範囲(警告灯102の発光部)に輝度変化が検出されたとき、画面上の発光部にズームし、発光部の輝度変化をサンプリングして、警告灯102から可視光通信を受信する。受信した可視光通信の内容は、監視装置101に送信され、監視装置101において、その可視光通信の内容を解釈する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の建物の内部および外部の監視技術に関する。
従来、複数の建物の外部を監視する方法として、複数のカメラを設置したり、PTZ(パン・チルト・ズーム)カメラで指定位置を巡回して監視する技術がある。また、建物の内部を監視する方法としては、建物内部に設置された各種センサの情報を、通信設備を用いて外部へ送信する技術がある。ここで、建物の外部および内部を監視するため、建物内外に設置された各種検出センサの異常情報を文字や画像情報として携帯電話機へ送信する技術がある(特許文献1参照)。
特開2002―203288号公報
従来技術において、建物の外部および内部の監視結果を送信するためには、監視対象の建物それぞれに通信設備を設置する必要があり、建物の内外の監視に手間とコストがかかっていた。そこで、本発明は、前記した問題を解決し、複数の建物の内外の監視を簡単かつ低コストに行うことを目的とする。
前記した課題を解決するため、本発明のPTZカメラを、複数の建物を撮像する撮像部と、前記撮像された建物の画像を、ネットワーク経由で、監視装置へ送信する画像送信処理部と、記憶部に保存されたプリセット情報を参照して、前記撮像部における画角をパン、チルトおよびズームによって変更することで監視対象の前記複数の建物を巡回撮像させるカメラ制御部と、前記監視対象の建物を撮像するときの画角と、前記画角で撮影した画像における警告灯部分を輝度変化検出範囲として示した前記プリセット情報を作成し、記憶部に保存するプリセット情報保存部と、前記撮像した建物の画像の前記輝度変化検出範囲における輝度変化を検出する輝度変化検出部と、前記撮像した建物の画像の前記輝度変化検出範囲における輝度変化により前記警告灯からの可視光通信を受信し、前記可視光通信の示す情報を、前記ネットワーク経由で、前記監視装置へ送信する可視光通信処理部とを備えており、前記カメラ制御部は、前記輝度変化検出部により、前記輝度変化検出範囲の輝度変化が検出されたとき、前記撮像部に対し、前記輝度変化検出範囲にズームし、フレームレート、シャッター速度および絞りの少なくともいずれかを調整して、前記輝度変化検出範囲の輝度変化をサンプリングするよう制御する構成とした。その他の構成については後記する。
本発明によれば、複数の建物の外部および内部の監視を簡単かつ低コストに行うことができる。
本実施の形態の監視システムの構成例を示した図である。 本実施の形態のPTZカメラによるプリセット巡回の概要を説明するための図である。 本実施の形態の警告灯のブロック図である。 本実施の形態の送信データの構成例を示した図である。 本実施の形態のPTZカメラのブロック図である。 本実施の形態のPTZカメラの処理手順を説明する図である。 図6のS505の通信モード処理を詳細に説明する図である。
本発明の監視システムの実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同じ符号を付し、重複した説明を省略する。
まず、図1を用いて、監視システムの構成例を説明する。監視システムは、PTZカメラ100と、監視装置101とを備える。PTZカメラ100は、複数の監視対象の建物103を映像監視できる地点に設置され、プリセット情報(後記)に従い、所定のプリセット位置から、所定の順番で建物を巡回撮像する(プリセット巡回を行う)。そして、PTZカメラ100は撮像した画像をネットワーク(IP(Internet Protocol)網等)経由で監視装置101へ送信する。
また、監視対象の建物103の外部には警告灯102が設置される。この警告灯102は、建物内部の、煙感知センサ等のセンサ類に接続され、センサにより検知された建物内部の異常を光の点滅で通知する。PTZカメラ100は監視対象の建物103を撮像するとき、あわせてこの警告灯102の点滅を監視する。そして、PTZカメラ100は、映像監視により、警告灯102の点滅を撮像すると、撮像された警告灯102の点滅パターンにより、建物103内部のセンサで検知した情報を受信する。その後、PTZカメラ100は、この受信した情報をアラーム情報として監視装置101へ送信する。これにより、監視装置101は、建物103外部の映像監視結果を得るとともに、建物内部での異常を検知することができる。
次に、図2を用いて、図1のPTZカメラ100によるプリセット巡回の概要を説明する。PTZカメラ100は、監視対象の建物103を撮像するときの画角(プリセット位置)と、この画角で撮像した画像における輝度変化検出範囲(警告灯範囲)とを示したプリセット情報に基づき、順次監視対象の建物103の撮像を行う(プリセット巡回を行う)。このプリセット情報には、プリセット巡回の順番も含まれる。プリセット情報は、PTZカメラ100と監視装置101の両方に保存される。
まず、監視装置101は、操作者からの指示入力に基づき、プリセット情報の登録を行う。すなわち、監視装置101は、PTZカメラ100により監視対象の建物103を撮像し、そのときの画角(プリセット位置)をプリセット情報に含めて、PTZカメラ100および監視装置101に登録する。
例えば、監視装置101は、図2に示す監視対象の建物103を含んだ画面401,402,…,40nを撮像したときの画角と、画面401,402,…,40nの画像とをそれぞれプリセット番号と対応付けてプリセット情報に含めて登録する。次に、監視装置101は、警告灯102の位置の輝度変化検出範囲の指定をする旨の入力を受け付けると、監視装置101の操作画面により、プリセット画面(例えば、画面402)を呼び出して表示し、各プリセット画面上で輝度変化検出範囲(警告灯範囲)の指定の入力を受け付け、プリセット情報に登録する。
例えば、図2に示すように、画面401や画面402における警告灯102のある部分が符号410に示す破線の枠で囲まれると、監視装置101は、その囲まれた範囲を当該プリセット画面の輝度変化検出範囲として、プリセット情報に登録する。このような輝度変化検出範囲の登録をすべての画面について行うと、監視装置101は、PTZカメラ100によるプリセット巡回の順番をプリセット情報に登録して処理を終了する。
このようなプリセット情報を参照して、PTZカメラ100がプリセット巡回を開始すると、図2に例示するように画面401,402,…,40nを撮像した後、再度、画面401へ戻り、画面402,…,40nを撮像する。つまり、PTZカメラ100は所定間隔で各建物103(図1参照)を巡回し、撮像し、監視装置101へ送信する。ここで、PTZカメラ100が、プリセット情報に示されるプリセット位置での撮像を行うと、警告灯範囲(プリセット情報に示される輝度変化検出範囲)について輝度変化があるか否かを判断する。例えば、図2に示す画面402で警告灯範囲410に輝度変化がある場合、つまり、PTZカメラ100において、警告灯102が点滅していると判断した場合、PTZカメラ100は通信モードに移行する。通信モードでは、PTZカメラ100は、画面400のように輝度変化検出範囲をズームし、可視光通信を行う。つまり、PTZカメラ100は、警告灯102の点滅パターンを撮像することにより、警告灯102からの可視光通信を受信する。その後、PTZカメラ100は受信内容をアラーム情報として監視装置101へ送信する。
ここで警告灯102について簡単に説明する。警告灯102は、建物内部のセンサで検知した情報を0/1データに変換し、この0/1データに基づきLED(Light Emitting Diode)201(後記)を点滅させることで、センサで検知した情報を外部へ通知する。また、警告灯102は、センサで新たな情報を検知したときには、LED201の発光色を変更することで、外部に新たな情報を検知したことを通知する。
次に、図3を用いて警告灯102を説明する。警告灯102は、警告灯本体200に発光部(LED)201が接続されている。ここでは、発光部201としてLEDを用いる場合を例に説明するが、これに限定されない。
警告灯102は、発光制御部120、入力端子203、操作部204、記録メモリ205、CPU(Central Processing Unit)206およびタイマ207を備える。
発光制御部120では、CPU206から送られた点滅パターンに従い、LED201の点滅を行う。
入力端子203は、建物内部の各種センサからの信号を判定する。入力端子203は、例えば、建物103のドア等の開閉検知センサや、温度センサ、煙感知センサ、ガスセンサ等と接続し、これらのセンサ信号のON/OFFの判定を行う。センサ信号のON/OFFの判定については、端子が短絡された場合、あるいは開放された場合にONにするかOFFにするかを設定できる。
操作部204は、警告灯102に対する各種設定を受け付ける。受け付けた設定は、記憶メモリ205に記憶される。この操作部204には、例えば、スイッチ等が接続されるが、異常レベルの指定等の高度な設定に対応する場合は、タッチパネル式の液晶モニター等を接続してもよい。
記録メモリ205は、CPU206により確認された各センサのセンサ信号のON/OFFの判定結果(端子状態)や、この警告灯102の設定情報等を記憶する。
CPU206は、端子状態を入力端子203により確認し、この端子状態が、記録メモリ205に保存された前回の状態から変化しているか否かを判断する。前回の状態から変化していない場合、CPU206は、現状のLED201の発光状態を維持する。また、(1)前回の状態から変化している場合で、センサ信号ONの場合は、CPU206は、建物103の内部に新たな異常が発生したと判断し、センサ信号の状態のデータをビットパターンへ変換し、点滅パターンを作成し、作成した点滅パターンを記録メモリ205に保存し、発光制御部202に送る。また、CPU206は、点滅パターンを作成するとき、LED201の発光色を今までの発光色から変更するようにする。これにより、警告灯102は建物内部に新たな異常を検出したことを外部へ通知することができる。一方、(2)前回の状態から変化している場合で、センサ信号OFFの場合は、CPU206は異常が終了したと判断し、発光制御部202にLED201の点滅停止を指示する。
ただし、CPU206がLED201の発光色の変更または点滅の停止を指示するのは、少なくとも、タイマ207により、前回の発光色の変更または点滅の停止から所定時間(PTZカメラ100のプリセット巡回が一巡する時間)経過していることを確認してからとする。このようにすることで、PTZカメラ100がプリセット巡回をする間に、PTZカメラ100が警告灯102の発光色の変更や点滅の停止を見逃してしまうことを防止できる。例えば、センサが新たな異常を検出し、CPU206が、LED201の発光色をAに変更したのち、別の新たな異常を検出して、すぐにLED201の発光色をBに変更してしまうと、PTZカメラ100がプリセット巡回するタイミングによっては、LED201の発光色がAになったことを検出できない可能性がある。一方、CPU206が、LED201の発光色をAに変更したのち、別の新たな異常を検出しても、PTZカメラ100のプリセット巡回が一巡する時間が経過してから発光色をBに変更すれば、LED201の発光色がAになったことを検出することができる。
タイマ207は、時間計測を行う手段であり、例えば、CPU206が警告灯102の発光色の変更または点滅の停止を指示するタイミングを決定する際に参照される。
次に、図4を用いて、LED201の点滅パターンにより、警告灯102(図1参照)からPTZカメラ100(図1参照)へ送信される可視光通信の送信データを説明する。送信データのデータブロック300は、例えば、図4に示すように、機種番号301、端子番号302、異常レベル303およびオプション(オプション情報)304の4種のデータからなる。
機種番号301は、警告灯102の機種を示す識別情報である。例えば、警告灯102の機種により送信データのフォーマットが違う場合、監視装置101側で警告灯102の種別を判別することで、どのフォーマットを使用しているかを確認できる。また、監視装置101側で、受信したデータが、PTZカメラ100からのものか、警告灯102からのものかを容易に判定できる。端子番号302は、受信したデータが警告灯102のどのセンサに関するものかを示す識別情報である。異常レベル303では、建物103に発生した異常に複数のレベルが設定されている場合のレベルを示す。例えば、建物103において発生した異常が、警告レベルなのか、注意レベルなのかを示す情報である。オプション304は、監視装置101の動作を制御するためのオプションコマンドが記述される。また、ここでは図示を省略しているが、データブロック300には、データ開始の同期をとるためのビットデータ等が入る。このデータブロック300は一例であり、前記した情報を示す文字コード等を直接送信するデータとしてもよい。
次に、図5を用いて、PTZカメラ100を説明する。PTZカメラ100は、撮像を行う撮像部110、制御部120、入出力部130およびメモリ(記憶部)140を備える。
撮像部110は、レンズ等を備え、建物103や警告灯102(図1参照)等の撮像を行う。
制御部120は、PTZカメラ100全体の制御を司り、画像送信部121、輝度変化検出部122、色変化検出部123、カメラ制御部124、可視光通信処理部125およびプリセット情報保存部126を備える。
画像送信部121は、プリセット巡回により撮像部110により撮像された建物103の画像を順次、入出力部130経由で、監視装置101へ送信する。
輝度変化検出部122は、撮像部110で撮像した建物103の画像の輝度変化検出範囲における輝度変化を検出する。この輝度変化検出範囲は、プリセット情報をもとに特定する。プリセット情報は、撮像部110が監視対象の建物103を撮像するときの画角と、その画角で撮影した画像における警告灯部分を輝度変化検出範囲として示した情報であり、メモリ140に保存される。
色変化検出部123は、輝度変化検出範囲における発光色(つまり、警告灯102の発光色)が、前回、輝度変化を検出したときの発光色と異なるか否かを判断する。なお、前回、輝度変化を検出したときの発光色は、メモリ140に記録されているものを参照する。
カメラ制御部124は、メモリ140に保存されたプリセット情報を参照して、撮像部110における画角をパン、チルトおよびズームにより変更することにより監視対象の複数の建物を巡回撮像させる。また、輝度変化検出部122により、警告灯の輝度変化が検出された場合において、色変化検出部123により、発光色が、前回輝度変化を検出したときの発光色と異なると判断されたときに、撮像部110に対し、以下の制御を行う。すなわち、カメラ制御部124は、撮像部110に対し、輝度変化検出範囲にズームし、フレームレート、シャッター速度および絞りの少なくともいずれかを調整して、輝度変化検出範囲の輝度変化をサンプリングするよう制御する。
可視光通信処理部125は、カメラ制御部124による輝度変化検出範囲の輝度変化のサンプリングで得られた警告灯102からの可視光通信の内容(送信データ)を、入出力部130経由で、監視装置101へ送信する。
プリセット情報保存部126は、入出力部130経由で監視装置101からの指示入力に基づき、監視対象の建物を撮像するときの画角(プリセット位置)と、画角で撮影した画像における輝度変化検出範囲とをプリセット情報を作成し、メモリ140に保存する。具体的には、監視装置101経由で、プリセット情報に登録する画角の指示を受け付けると、撮像部110においてその画角での建物の撮像を行う。そして、撮像部110で撮像された画像上で輝度変化検出範囲の指示入力を監視装置101経由で受け付けると、撮像したときの画角(プリセット位置)と、指示入力された輝度変化検出範囲を含むプリセット情報を作成し、メモリ140に保存する。
入出力部130は、ネットワーク経由で、監視装置101へ可視光通信のデータ送信をしたり、監視装置101からの指示入力を受け付けたりする。
メモリ140は、前記したプリセット情報、PTZカメラ100に関する各種設定等を記憶する。このプリセット情報は、通信モード処理情報を含む。通信モード処理情報は、カメラ制御部124が通信モードで画像のサンプリングを行うときに最適な撮像部110におけるフレームレート、シャッター速度および絞りの少なくともいずれかに関する情報を示したものである。例えば、この通信モード処理情報に示されるフレームレートの値を通常の撮像時の値よりも高くすることで、カメラ制御部124は画像の高速サンプリングに適する状態になり、PTZカメラ100は可視光通信を高速に行うことができる。
次に、図5を参照しつつ、図6を用いて、PTZカメラ100の処理手順を説明する。
PTZカメラ100のカメラ制御部124(図5参照)は、撮像部110の画角をプリセット情報に示されるプリセット位置へ移動させると(S500のYes)、輝度変化検出部122により警告灯102の輝度判定を行う(S501)。つまり、輝度変化検出部122は、プリセット情報に示されるプリセット位置で撮影した画面上における輝度変化検出範囲における輝度判定を行う。このとき、輝度変化検出部122は、警告灯102(図3参照)の可視光通信の信号の輝度変化があるため、例えば、1秒程度の時間をかけて判定処理を行う。一方、S500においてカメラ制御部124(図5参照)が撮像部110の画角をプリセット情報に示されるプリセット位置へ移動させていない場合(S500のNo)は、S501の輝度判定は行わない。
S501の後、S502において、輝度変化検出部122は、輝度変化検出範囲における輝度変化の確認により、警告灯102部分とその周りとの輝度の差があったり、または輝度変化検出範囲内の直前の輝度変化があったりしたときに、警告灯102が点滅(または点灯)していると判定する(S502のYes)。そして、カメラ制御部124は、メモリ140(図5参照)に保存された情報を基に、現在画角を合わせている警告灯102から前回と同じ通信を取得しているか否かを確認する(S503)。ここで、カメラ制御部124は、現在画角を合わせている警告灯102から前回通信を取得しており(S503のYes)、かつ、色変化検出部123により警告灯102の発光色が前回の発光色と違うと判定されたとき(S504のYes)、S505へ進む。つまり、警告灯102の発光色が変化したということは、前回とは異なるアラーム情報が発せられているということなので、この警告灯102からの可視光通信を受信するようにする。
S505において、カメラ制御部124は、現在のプリセット位置のプリセット情報から通信モード処理を実行する。すなわち、カメラ制御部124は、通信モード処理情報(通信モードにおける撮像部110のフレームレート、シャッター速度および絞り)を取得する。そして、PTZカメラ100は、取得した通信モード処理情報に基づき、警告灯102からの可視光通信を受信する通信モードに移行する。このS505の処理の詳細は後記するが、カメラ制御部124は通信モードに移行すると輝度変化検出範囲の輝度変化のサンプリングを行い、可視光通信処理部125は、サンプリングで得られた警告灯102からの可視光通信の内容(送信データ)を入出力部11経由で、ネットワークを介して監視装置101へ送信する。その後、カメラ制御部124は、通常モード処理に移行する(S506)。つまり、S506において、カメラ制御部124は、撮像部110における輝度変化検出範囲へのズームを解除する。そして、カメラ制御部124は、警告灯102の状態(当該警告灯102が点滅(または点灯)しているか、発光色は何色だったか)をメモリ140に保存し(S507)、警告灯102の輝度および発光色の判定処理を終了する。
なお、ここでは説明を省略しているが、カメラ制御部124は、S507の後、警告灯102の輝度および発光色の判定処理を終了すると、画像送信部121は撮像部110により撮像された建物103の画像及び前記した判定処理の結果を入出力部130経由で、ネットワークを介して監視装置101へ送信する。そして、カメラ制御部124は、プリセット情報に基づき、撮像部110に次のプリセット位置の建物103の撮像を行わせ(S501)、S502以降の処理を行う。
なお、S502において、輝度変化検出部122による輝度変化検出の結果、警告灯102が点滅も点灯もしていないと判定されたとき(S502のNo)、および、S504で、色変化検出部123により警告灯102の発光色が前回と同じ判定されたとき(S504のNo)は、カメラ制御部124は通信モード処理へ移行せず、S502およびS504の判定結果をメモリ140に保存して(S507:状態保存)、警告灯102の輝度および発光色の判定処理を終了する。また、S503において、前回警告灯102から通信を取得していない場合には(S503のNo)、S504をスキップしてS505へ進む。
このようにして監視装置101は、警告灯102(図1参照)の点滅や発光色をもとに、この警告灯102からの点滅パターンによる通信モード処理へ移行するか否かの判断を行う。
次に、図6を参照しつつ、図7を用いて、図6のS505の通信モード処理を説明する。
まず、図5のカメラ制御部124は、現在のプリセット位置のプリセット情報から通信モード処理情報(通信モードにおける撮像部110のフレームレート、シャッター速度および絞り)を取得する(S5050)。
そして、カメラ制御部124は、撮像画面の警告灯102の撮像範囲、つまり輝度変化検出範囲を拡大(ズーム)する(S5051)。このようにすることで、画面上における輝度変化の面積が大きくなり、輝度変化検出部122による警告灯102の可視光通信の点滅または点灯の判定が容易となる。これにより、可視光通信処理部125による可視光通信のデータ取得精度を高くすることができる。
そして、カメラ制御部124は、S5050で取得した通信モード処理情報に基づき、撮像部110における撮像時のフレームレート、シャッター速度、絞りを調整して(S5052)、この輝度変化検出範囲の輝度変化のサンプリングを行う(S5053)。
可視光通信処理部125は、S5053でのサンプリングにより、警告灯102からの可視光通信による送信データ(図4参照)を受信すると、この送信データをアラーム情報に変換して、入出力部130経由で監視装置101へ送信する(S5054)。つまり、可視光通信処理部125は、S5053でサンプリングされた警告灯102からの可視光通信による送信データ(点滅パターン)について、例えば、警告灯102が光っているときを「1」とし、光っていないとき「0」とした0/1データを作成し、これをアラーム情報として入出力部130経由で監視装置101へ送信する。
この後、監視装置101は、各PTZカメラ100からのアラーム情報を受信すると、このアラーム情報の内容を解釈し、どの建物103においてどのような異常が発生したかを認識する。
このようにPTZカメラ100は、撮像した画面のうち、警告灯102がある範囲に限定して輝度変化があるか否かをチェックし、輝度変化がある場合に警告灯102からの可視光通信を受信するようにする。このようにすることで、画面全体の輝度変化をチェックして可視光通信を行う方法に比べ、PTZカメラ100における通信モードへの移行を正確に行うことができる。また、可視光通信によるデータ取得精度を高くすることができる。さらに、PTZカメラ100は、警告灯102の輝度変化および発光色の変化を検出したときは通信モードとなるが、それ以外のときは、通信モードにならないのでPTZカメラ100の処理の負荷を軽減することができる。
また、PTZカメラ100は、警告灯102の輝度変化のみならず、発光色も確認することで、警告灯102からの可視光通信による送信データ内容に変化がない場合は、通信モードに移行しない。つまり、PTZカメラ100が警告灯102から同じ内容の可視光通信を何度も受信することがなくなる。これにより、PTZカメラ100が通信モードになり通常の映像監視ができない期間をできるだけ短くすることができる。
なお、監視装置101に、ネットワーク経由で複数のPTZカメラ100が接続されている場合、監視装置101に接続される表示部(液晶モニタ等)には、各PTZカメラ100からの画像が分割画面により表示される。そして、監視装置101は、PTZカメラ100からのアラーム情報を受信するとそのアラーム種別により、以下の処理を行うようにしてもよい。
例えば、アラーム情報で通知される異常レベルが3段階となっている場合(ここで、異常レベル「1」が最も危険度が低く、異常レベル「3」が最も危険度が高いものとする)において、異常レベルが1または2のとき、監視装置101は、当該アラーム情報の送信元のPTZカメラ100の表示画面に異常発生を表示する。一方、異常レベルが3の場合は、前記した表示に加え、当該アラーム情報の送信元のPTZカメラ100の表示画面を拡大し、単画面表示にする。これにより、監視装置101の利用者は、当該PTZカメラ100の監視対象の建物103に深刻な異常が発生したことを認識しやすくなる。また、監視装置101は、画面表示ともに異常種別をログとして記録してもよい。このようにすることで、監視装置101の利用者は、後からどの警告灯102のどの端子に関するアラームがあったかを確認することができる。さらに、監視装置101は、通知された異常レベルにより、PTZカメラ100に対し所定の処理を行うようにしてもよい。例えば、監視装置101は、アラーム情報により通知された異常レベルが3の場合、このアラーム情報の送信元のPTZカメラ100のプリセット巡回を停止させ、異常が発生した建物103の画像を記録するようにしてもよい。
また、監視装置101は、アラーム情報に含まれるオプション情報(図4に例示した送信データ参照)を確認し、このオプション情報におけるメール発報オプションがオンになっていれば、予め指定されているメールアドレスにメールを送信してもよい。また、警告灯102から送信される可視光通信の送信データのオプション情報に、2種以上のアラームがあったときにメールを送信する等の設定をしておいてもよい。このようにすることで、頻繁にアラーム情報がメールで送信されてしまうことを抑制できる。
また、PTZカメラ100が、いずれかの警告灯102における輝度変化および発光色の変化を検出したとき、プリセット位置1つあたりの監視時間を、初期設定の監視時間よりも長くするようにしてもよい。このようにすることで、例えば、ある連続して他の建物103においても異常が発生する可能性が高い場合に、異常をいち早く検知することができる。
100 PTZカメラ
101 監視装置
102 警告灯
103 建物
110 撮像部
120 発光制御部
120 制御部
121 画像送信部
122 輝度変化検出部
123 色変化検出部
124 カメラ制御部
125 可視光通信処理部
126 プリセット情報保存部
130 入出力部
140 メモリ(記憶部)
200 警告灯本体
201 発光部
201 LED
202 発光制御部
203 入力端子
204 操作部
205 記録メモリ
206 CPU
207 タイマ

Claims (4)

  1. 複数の建物を撮像する撮像部と、
    前記撮像された建物の画像を、ネットワーク経由で、監視装置へ送信する画像送信処理部と、
    記憶部に保存されたプリセット情報を参照して、前記撮像部における画角をパン、チルトおよびズームによって変更することで監視対象の前記複数の建物を巡回撮像させるカメラ制御部と、
    前記監視対象の建物を撮像するときの画角と、前記画角で撮影した画像における警告灯部分を輝度変化検出範囲として示した前記プリセット情報を作成し、前記記憶部に保存するプリセット情報保存部と、
    前記撮像した建物の画像の前記輝度変化検出範囲における輝度変化を検出する輝度変化検出部と、
    前記撮像した建物の画像の前記輝度変化検出範囲における輝度変化により前記警告灯からの可視光通信を受信し、前記可視光通信の示す情報を、前記ネットワーク経由で、前記監視装置へ送信する可視光通信処理部とを備えており、
    前記カメラ制御部は、
    前記輝度変化検出部により、前記輝度変化検出範囲の輝度変化が検出されたとき、前記撮像部に対し、前記輝度変化検出範囲にズームし、フレームレート、シャッター速度および絞りの少なくともいずれかを調整して、前記輝度変化検出範囲の輝度変化をサンプリングするよう制御することを特徴とするPTZカメラ。
  2. 前記PTZカメラは、さらに、
    前記輝度変化検出範囲における発光色が、前回輝度変化を検出したときの発光色と異なるか否かを判断する色変化検出部を備え、
    前記カメラ制御部は、
    前記輝度変化検出部により、前記警告灯の輝度変化が検出された場合において、前記色変化検出部により、前記発光色が、前回輝度変化を検出したときの発光色と異なると判断されたときに、前記撮像部に対し、前記輝度変化検出範囲にズームし、フレームレート、シャッター速度および絞りの少なくともいずれかを調整して、前記輝度変化検出範囲の輝度変化をサンプリングするよう制御することを特徴とする請求項1に記載のPTZカメラ。
  3. 前記可視光通信処理部は、前記カメラ制御部による前記サンプリングで得られた可視光通信の示す情報を、アラーム情報として前記ネットワーク経由で前記監視装置へ送信すること
    を特徴とする請求項1に記載のPTZカメラ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のPTZカメラを備えるとともに、
    前記建物内の異常検知を行うセンサと、発光部と前記センサにより検知された異常を信号に変換し、前記信号を示す光信号を発するように前記発光部の発光制御を行う発光制御部を有する前記警告灯と、を備えることを特徴とする監視システム。
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