JP2014134928A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置へのログイン時及び印刷実行時に、人体通信によるユーザ認証を行うことにより、認証されたユーザのみが、複雑な操作を行うことなく、印刷を実行できるようにすることを目的とする。
【解決手段】認証デバイス及び画像形成装置と通信可能な情報処理装置であって、認証デバイスと人体通信により通信して認証デバイスの使用者を認証する認証部と、使用者からの第1の指示に応じて印刷ジョブを発行する制御部と、印刷ジョブを画像形成装置に送信する通信部とを有し、制御部は、情報処理装置のログイン時に認証部が認証した使用者と、第1の指示を行った使用者が同一である場合に、印刷ジョブを発行する情報処理装置を提供する。
【選択図】図11

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
パーソナルコンピュータのような情報処理装置や、複合機のような画像形成装置において、個人認証のために用いられる認証方式として、利用者の入力したパスワードに基づいて認証を行うパスワード認証方式や、非接触ICカードによる個人認証方式が存在する。また、人体そのものを通信媒体として利用し、人が装着した認証デバイスを介して認証を行う、人体通信による認証技術も存在する。
特許文献1には、人体通信機能を備えた画像形成装置に、人体通信用の認証デバイスを所持したユーザが触れることで、簡単に個人認証をすることができる発明が開示されている。この発明により、認証のために必要となる何らかの操作又は動作を行うことなく、信頼性の高い認証を行うことができる。
また、特許文献2には、認証情報を記憶した人体通信機器を所持するユーザが、人体通信モジュールを有するキーボードやマウスを操作することにより、情報処理装置がユーザを認証する発明が開示されている。
しかしながら、従来の技術によっても、情報処理装置にログインしているユーザが、離席等により、その情報処理装置の前にいない間に、第三者によって、ログイン中のユーザの文書を不正に印刷されてしまうおそれがあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、情報処理装置へのログイン時及び印刷実行時に、人体通信によるユーザ認証を行うことにより、ログイン中であったユーザのみが、複雑な操作を行うことなく、印刷を実行できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明の一実施形態における情報処理装置は、
認証デバイス及び画像形成装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記認証デバイスと人体通信により通信して前記認証デバイスの使用者を認証する認証部と、
使用者からの第1の指示に応じて印刷ジョブを発行する制御部と、
前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する通信部と、
を有し、
前記制御部は、当該情報処理装置のログイン時に前記認証部が認証した使用者と、前記第1の指示を行った使用者が同一である場合に、前記印刷ジョブを発行する。
また、本発明の一実施形態における情報処理方法は、
認証デバイス及び画像形成装置と通信可能な情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
前記認証デバイスと人体通信により通信して前記認証デバイスの使用者を認証する認証段階と、
使用者からの第1の指示に応じて印刷ジョブを発行する制御段階と、
前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する通信段階と、
を有し、
前記制御段階において、当該情報処理装置のログイン時に前記認証部が認証した使用者と、前記第1の指示を行った使用者が同一である場合に、前記印刷ジョブを発行する。
また、本発明の一実施形態におけるプログラムは、コンピュータに、上記の情報処理方法を実行させる。
本発明によれば、情報処理装置へのログイン時及び印刷実行時に、人体通信によるユーザ認証を行うことにより、ログイン中であったユーザのみが、複雑な操作を行うことなく、印刷を実行できる。
本発明の一実施形態における情報処理装置での人体通信を用いたユーザ認証方法を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置のマウスの例を表す図。 本発明の一実施形態における画像形成装置での人体通信を用いたユーザ認証方法を表す図。 本発明の一実施形態における認証デバイスと情報処理装置が通信する様子を表す図。 本発明の一実施形態における認証デバイスと情報処理装置が通信する様子を表す図。 本発明の一実施形態における認証デバイスと画像形成装置が通信する様子を表す図。 本発明の一実施形態における認証デバイスと画像形成装置が通信する様子を表す図。 本発明の一実施形態における認証デバイスのハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における情報処理装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における画像形成装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における認証デバイス、情報処理装置及び画像形成装置の機能ブロック図。 本発明の一実施形態における認証方法の概要を表すフローチャート。 本発明の一実施形態における認証デバイスと情報処理装置で実行される処理の流れを表すフローチャート。 本発明の一実施形態における認証デバイスと情報処理装置で実行される処理の流れを表すフローチャート。 本発明の一実施形態における認証デバイスと画像形成装置で実行される処理の流れを表すフローチャート。 本発明の一実施形態における認証デバイスと画像形成装置で実行される処理の流れを表すフローチャート。 本発明の一実施形態における認証デバイス、情報処理装置及び画像形成装置の機能ブロック図。 本発明の一実施形態における認証デバイスと画像形成装置で実行される処理の流れを表すフローチャート。 本発明の一実施形態における認証デバイスと情報処理装置で実行される処理の流れを表すフローチャート。 本発明の一実施形態における画像形成装置がスキャン画像格納サーバに格納する情報の概要図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.概要
2.ハードウェア構成
2.1 情報処理装置
2.2 画像形成装置
2.3 認証デバイス
3.機能ブロック
3.1 情報処理装置
3.2 画像形成装置
3.3 認証デバイス
4.処理フロー
5.変形例
5.1 機能ブロック
5.2 処理フロー
<1.概要>
図1は、本発明の一実施形態における情報処理装置3での人体通信の概要を表す。本情報処理装置3は、人体通信機能を実行するための人体通信モジュールを備えたマウスとキーボードを有する。本情報処理装置3は、例えば、デスクトップPC、ノートブックPC、タブレットPC、スマートフォン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、プロジェクタ、プリンタ、テレビのような、ユーザを認証して操作を受け付ける情報処理装置である。本情報処理装置3は、人体を介して、ユーザの所持する認証デバイス2と通信し、その認証デバイス2から、ユーザ固有の情報(例えば、ユーザID)を読み取ることで、そのユーザを認証することができる。
図1に示したキーボード31は、上述したように、人体通信モジュールを備えており、ユーザの所持する認証デバイス2と、情報処理装置3との間の通信のためのインターフェースとして機能する。なお、後述するマウス32が人体通信モジュールを備えている場合には、キーボード31は、人体通信モジュールを備えていなくてもよい。
図1に示す認証デバイス2は、ユーザが情報処理装置によって認証されるために必要となるユーザIDを、予め、暗号化して格納することができる。また、認証デバイス2は、情報処理装置3又は画像形成装置4により生成される印刷ジョブID又はスキャン画像のスキャンIDを格納することができる(詳しくは後述する)。
図1に示すユーザ5は、人体通信モジュールを有する認証デバイス2を所持しており、同様に人体通信モジュールを有するキーボード又はマウスに触れることにより、認証デバイス2と情報処理装置3との間の通信を媒介する通信媒体となる。
図2は、本情報処理装置3の備えるマウス32の概要を示す。本マウス32は、図1に示した情報処理装置3に接続されている。マウス32は、キーボード31と同様に、人体通信モジュール322を有する。人体通信モジュール322は、カバー321に覆われており、その外形は、通常のマウスと同様である。
図3は、本発明の一実施形態における画像形成装置4での人体通信の概要を表す。本画像形成装置4は、上述した情報処理装置3と同様に、人体通信モジュール41を有する。人体通信モジュール41は、操作部や側面など、ユーザが触れやすい場所に設けられる。図3に示したように、認証デバイス2を所持するユーザ5は、認証デバイス2と画像形成装置4が有する人体通信機能により、認証される。ユーザ5は、認証されると、画像形成装置4上で、自らが発行した印刷ジョブのリストを確認し、所望の印刷ジョブを指定することで、その印刷ジョブに係る印刷物を出力することができる。
図4−7を用いて、本発明の一実施形態における認証デバイス2、情報処理装置3及び画像形成装置4における処理の概要について説明する。
図4に示したように、ユーザ5は、情報処理装置3の使用を開始(ログイン)するために、マウスやキーボードに触れ、人体通信を用いて認証を受ける。このとき、通信C301において、認証デバイス2に格納されていたユーザID「User0000」が、情報処理装置3に送信される。情報処理装置3は、そのユーザIDを読み取り、そのIDが、情報処理装置3の使用を許可されたユーザのIDであるかを確認する。当該確認は、情報処理装置3で動作するOSによって提供されるユーザ管理機構によってなされてもよいし、ネットワーク上に設けられた認証サーバによってなされてもよい。認証サーバ6は、ネットワークを通じて、情報処理装置3及び画像形成装置4と通信可能なように構成される、例えばサーバ型のコンピュータである。認証サーバ6には、情報処理装置3を使用できる(ログインできる)ユーザの情報が予め登録されている。情報処理装置3は、ユーザIDを認証サーバ6に送信し、そのユーザIDに対応するユーザが、情報処理装置3を使用できるユーザであるのかどうかを表す情報(認証成功/認証失敗)を受け取ることができる。ユーザを認証する仕組みそのものは、既知であるため、ここでの説明は割愛する。
図5において、ユーザは、所望のアプリケーションを操作し、画像形成装置4を用いて、ある文書の印刷を指示する。ここで、情報処理装置3は、最初に認証したユーザ(図4でログインしたユーザ)が、印刷を指示したか確認するために、再度の認証を行う。ここで、情報処理装置3は、人体通信により、認証デバイス2からユーザID「User0000」を再度読み取り(通信C401)、そのユーザIDが、先にログインしていたユーザのユーザIDと一致するか確認する。そして、情報処理装置3は、それらのユーザIDが一致した場合に、印刷ジョブを発行する。一方、ユーザIDが一致しなかった場合(すなわち、ログインしたユーザ以外の第三者が印刷を指示した場合)には、印刷ジョブを発行しない。また、情報処理装置3は、印刷ジョブを発行する場合には、当該印刷ジョブと、ユーザIDを、ネットワークを介して画像形成装置4に送信する。ここで、情報処理装置3は、印刷ジョブを発行するとき、その印刷ジョブに対応する固有のID(印刷ジョブID)を生成する。例えば、上記のユーザ「User0000」によって正しく発行された印刷ジョブに対して、ジョブID「Job1111」が生成されたとする。情報処理装置3は、生成されたジョブIDを、通信C402により、ユーザの認証デバイス2に送信する。また、ジョブIDは、印刷ジョブ及びユーザIDとともに、画像形成装置4に送信される。なお、ジョブIDは、ランダムな文字列又は数値の組み合わせによって表現されてもよいし、ジョブが発行されるごとに1ずつ増加する数値によって表現されてもよい。
図6に示したように、ユーザ5は、自ら発行した印刷ジョブに係る印刷物を出力するために、画像形成装置4の人体通信モジュール41に触れ、認証を受ける。人体通信モジュール41は、印刷スタートボタンや、操作部の周辺又は上面のように、ユーザが触れる機会の多い場所に備えられる。
画像形成装置4は、ユーザ5が人体通信モジュール41に触れると、通信C501により、認証デバイス2に格納されたユーザIDを読み取る。画像形成装置4は、このユーザIDを用いて、ユーザを認証する。認証は、画像形成装置4上で動作する認証システムによって行われてもよいし、ネットワーク上に設けられた認証サーバによってなされてもよい。認証のために、既知の認証の仕組みを用いることができるが、画像形成装置4は、情報処理装置3が認証可能なユーザを、同様に認証できるように構成される。
図7を用いて、ユーザ5が、画像形成装置4から印刷ジョブに係る印刷物を出力する方法について説明する。まず、ユーザ5は、画像形成装置4の操作部で、自らの発行した印刷ジョブの一覧を表示させるための操作を行う。そして、画像形成装置4の表示画面に表示された印刷ジョブの一覧の中から、所望の印刷ジョブを選択して、印刷開始ボタンを押す。ここで、人体通信モジュール41に触れる操作が、印刷開始ボタンを押下する操作と、同等の機能を有していてもよい。上記の操作が実行されると、画像形成装置4は、ユーザ5が所持する認証デバイス2から、人体通信により、格納されたジョブIDを読み出す(通信C601)。ここでは、図5において、情報処理装置3によって生成されたジョブID「Job1111」が読み出される。読み出されたジョブIDが、画像形成装置4上で選択されたジョブIDと一致する場合には、画像形成装置4は、印刷ジョブを実行し、印刷物を出力することができる。そして、画像形成装置4は、認証デバイス2に対して、正常に印刷が完了した印刷ジョブのジョブIDを削除する(通信C602)。
このように、本発明の一実施形態における認証デバイス2、情報処理装置3及び画像形成装置4を用いることにより、情報処理装置3にログインしたユーザのみが、そのユーザの保有する文書を印刷することができるようになる。このとき、ユーザは、認証デバイスを身に着けていればよく、複雑な認証操作を要求されることはない。
<2.ハードウェア構成>
次に、図8−10を用いて、本発明の一実施形態における認証デバイス2、情報処理装置3及び画像形成装置4のハードウェア構成について説明する。
<2.1 認証デバイス>
図8は、本発明の一実施形態における認証デバイス2のハードウェア構成を表す。認証デバイス2は、CPU21と、RAM22と、ROM23と、人体通信モジュール24と、バッテリ25と、バス26とを有する。
CPU21は、認証デバイス2で実行される処理の制御を行う。RAM22は、CPU21のワークエリア等を構成する。ROM23は、認証デバイス2上で動作するプログラムや、ユーザID、ジョブID等のデータを記憶する。人体通信モジュール24は、例えば、人体の体表面の静電気層に信号を与えることにより、人体を媒介して、他の人体通信モジュール24と通信することが可能な電界センサである。バッテリ25は、認証デバイス2が動作するために必要な電力を供給する、内蔵型の充電式電池又はボタン電池のような、電源である。バス26は、上記の各部品を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における認証デバイス2は、ユーザID等の情報を格納し、情報処理装置3及び画像形成装置4と、人体通信により、通信することができる。
なお、人体通信モジュール24は、電界センサを用いる、いわゆる電界方式によらず、例えば、人体に微弱な電流を流すことによって人体通信を可能にする、電流方式であってもよい。ここでは、人体通信を実現するための、任意の通信技術を用いることができる。
<2.2 情報処理装置>
図9は、本発明の一実施形態における情報処理装置3のハードウェア構成を表す。情報処理装置3は、CPU33と、RAM34と、ROM35と、HDD36と、NIC(Network Interface Card)37と、キーボード31と、マウス32と、ディスプレイ38と、バス39とを有する。
CPU33は、情報処理装置3で実行される処理の制御を行う。RAM34は、CPU33のワークエリア等を構成する。ROM35は、情報処理装置3上で動作するシステムプログラムを記憶する。HDD(Hard Disk Drive)36(又は、SSD(Solid State Drive)は、情報処理装置3上で動作するプログラムやデータ等を記憶する。NIC37は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインターフェースを含む装置である。キーボード31は、人体通信モジュールを有し、ユーザからのキー入力を受け付ける。マウス32は、人体通信モジュールを有し、ユーザからのカーソル操作やクリック操作による入力を受け付ける。ディスプレイ38は、例えば液晶ディスプレイのような、情報処理装置3の操作画面を表示するための装置である。バス39は、上記の各部品を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における情報処理装置3は、人体通信により、ユーザの所持する認証デバイス2に格納された情報を取得することができる。また、LANのようなネットワークを通じて、画像形成装置4に対して印刷ジョブを送信することができる。
なお、情報処理装置3は、NIC37の代わりに、あるいは追加的に、IEEE802.11規格に準ずる無線通信方式を実現する無線LANモジュールを有してもよい。これにより、情報処理装置3は、無線LANを介して、画像形成装置4に印刷ジョブを送信することができる。
<2.3 画像形成装置>
図10は、本発明の一実施形態における画像形成装置4のハードウェア構成を表す。画像形成装置4は、CPU42と、RAM43と、ROM44と、HDD45と、NIC(Network Interface Card)46と、タッチパネルディスプレイ47と、プロッタ48と、スキャナ49と、人体通信モジュール41と、バス50とを有する。
CPU42は、画像形成装置4で実行される処理の制御を行う。RAM43は、CPU42のワークエリア等を構成する。ROM44は、画像形成装置4上で動作するシステムプログラムを記憶する。HDD45は、ユーザのデータ等を記憶する。NIC46は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインターフェースを含む装置である。タッチパネルディスプレイ47は、画像形成装置4の操作又は情報画面を表示するディスプレイと、その画面上でユーザによるタッチ入力を受け付けるタッチパネルとが組み合わされた装置である。プロッタ48は、トナーを用いて、受信した印刷ジョブに係る画像を用紙上に印刷する装置である。スキャナ49は、入力された紙媒体上の文字又は図形を読み込み、所定の形式(例えば、PDF等)の電子データに変換することのできる装置である。人体通信モジュール41は、例えば、人体の体表面の静電気層に信号を与えることにより、人体を媒介して、他の人体通信モジュール24と通信することが可能な電界センサである。バス50は、上記各部品を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における画像形成装置4は、人体通信により、ユーザの所持する認証デバイス2に格納された情報を取得し、情報処理装置3から予め受信していた、ユーザによって発行された印刷ジョブを実行することができる。
<3.機能>
次に、図11を用いて、本発明の一実施形態における認証デバイス2、情報処理装置3及び画像形成装置4の機能ブロックを説明する。
<3.1 認証デバイス>
本発明の一実施形態における認証デバイス2は、人体通信部201と、印刷ジョブID格納部202と、ユーザID格納部203とを有する。
人体通信部201は、主に、図8に示したCPU21及び人体通信モジュール24の処理によって実現され、情報処理装置3の人体通信部301及び画像形成装置4の人体通信部403との間で、ユーザID又は印刷ジョブIDを送受信する。
印刷ジョブID格納部202は、図8に示したROMによって構成され、情報処理装置3で発行された印刷ジョブの印刷ジョブIDを格納する。当該印刷ジョブIDは、画像形成装置4によって読み出され、また、画像形成装置4からの命令を受けて、削除される。
ユーザID格納部203は、図8に示したROMによって構成され、ユーザ固有のユーザIDを格納する。ユーザIDは、暗号化されて、予め格納される。当該ユーザIDは、情報処理装置3及び画像形成装置4によって読み取られ、それぞれの装置で、ユーザを認証するために用いられる。
以上の構成により、本発明の一実施形態における認証デバイス2は、人体通信により、ユーザIDを情報処理装置3及び画像形成装置4に送信することで、ユーザの認証処理を行うことができる。また、本認証デバイス2は、情報処理装置3によって発行された印刷ジョブIDを格納することができる。
<3.2 情報処理装置>
本発明の一実施形態における情報処理装置3は、人体通信部301と、通信部302と、ユーザ認証部303と、ユーザID格納部304と、印刷ジョブ発行制御部305と、印刷ジョブID生成部306とを有する。
人体通信部301は、主に、図9に示したCPU33及びキーボード31又はマウス32に内蔵された人体通信モジュールの処理によって実現され、認証デバイス2の人体通信部201との間で、人体通信を用いて、ユーザID又は印刷ジョブIDを送受信する。
通信部302は、主に、図9に示したCPU33及びNIC37の処理によって実現され、後述する印刷ジョブ発行制御部305によって発行された印刷ジョブと、印刷ジョブに固有に付される印刷ジョブIDと、ユーザのユーザIDとを、画像形成装置4の通信部401に送信する。また、通信部302は、ユーザの認証処理を一元的に行う、外部の認証サーバ6と通信することができる。通信部302は、認証サーバ6に対して、認証デバイスから読み取ったユーザIDを送信し、認証結果(例えば、認証成功又は認証失敗)を受信する。
ユーザ認証部303は、主に、図9に示したCPU33の処理によって実現され、人体通信部301を通じて、認証デバイス2からユーザIDを読み取り、そのユーザIDが、当該情報処理装置3を使用する権限を有しているIDであるかどうかを確認する。まず、ユーザ認証部303は、認証デバイス2からユーザIDを読み取る。そして、そのユーザIDを、通信部302を通じて認証サーバ6へ送信し、認証結果(例えば、認証成功又は認証失敗)を受け取る。ユーザ認証部303は、認証成功の認証結果を受信した場合には、そのユーザIDを、ユーザID格納部304に格納する。
なお、ユーザ認証部303は、ユーザ5が当該情報処理装置3にログインするとき、及び、ユーザ5が当該情報処理装置3上のアプリケーション等を通じて文書等の印刷を指示したとき、ユーザの認証を行う。前者の場合に、認証が失敗すると、その旨が、情報処理装置3のディスプレイ38上に表示され、ユーザ5は、情報処理装置3の操作を継続することができない。また、後者の場合に、認証が失敗するか、あるいはログイン中のユーザと異なるユーザであることが判明すると、そのユーザは、印刷処理を実行することができない(詳しくは後述する)。
ユーザID格納部304は、図9に示したRAM34又はHDD36によって構成され、ログイン中のユーザのユーザIDを格納する。
印刷ジョブ発行制御部305は、主に、図9に示したCPU33の処理によって実現され、文書等の印刷指示がなされると、ユーザ認証部303に、ユーザの認証を実行させる。次に、ユーザ認証部303が受信したユーザIDと、ユーザID格納部304に格納されていた、ログイン中のユーザのユーザIDとを比較する。そして、これらのユーザIDが一致する場合には、印刷処理に係る印刷ジョブを発行する。
また、印刷ジョブ発行制御部305は、印刷ジョブID生成部306に、当該印刷ジョブ固有のIDである、印刷ジョブIDを生成させる。そして、印刷ジョブとともに、その印刷ジョブIDと、印刷を実行したユーザのユーザIDとを、通信部302を通じて、画像形成装置4に送信する。また、印刷ジョブ発行制御部305は、生成された印刷ジョブIDを、人体通信部301を通じて、認証デバイス2へと送信する。
印刷ジョブID生成部306は、主に、図9に示したCPU33の処理によって実現され、印刷ジョブ発行制御部305の発行した印刷ジョブに対応する印刷ジョブIDを生成する。
以上の構成により、本発明の一実施形態における情報処理装置3は、ユーザに対して、ログイン時と、印刷実行時の、二回にわたって、ユーザ認証を要求することにより、第三者による不正な文書の印刷を防止することができる。このとき、ユーザ認証には人体通信を用いるため、ユーザに対して特別な操作を要求しないという利点がある。
なお、ユーザ認証部303は、外部の認証サーバ6を使用する代わりに、情報処理装置3上で動作する、例えばOSのユーザ管理モジュールを用いて、ユーザを認証してもよい。この場合には、ユーザ認証部303は、認証デバイス2から読み取ったユーザIDを、ユーザ管理モジュールに渡し、認証結果を受け取ることができる。
また、上記の例では、印刷ジョブと、印刷ジョブIDと、ユーザIDが、別個の情報として説明したが、これらの情報は、全て、一の印刷ジョブに含まれていてもよい。すなわち、印刷ジョブ発行制御部305は、印刷ジョブIDと、ユーザIDを含む印刷ジョブを、画像形成装置4に送信してもよい。
<3.3 画像形成装置>
本発明の一実施形態における画像形成装置4は、通信部401と、印刷ジョブ格納部402と、人体通信部403と、ユーザ認証部404と、印刷ジョブ表示部405と、印刷ジョブ選択受付部406と、印刷ジョブ実行制御部407と、印刷ジョブ実行部408とを有する。
通信部401は、主に、図10に示したCPU42及びNIC46の処理によって実現され、情報処理装置3から、印刷ジョブ、印刷ジョブID、ユーザIDを受信する。また、また、通信部401は、ユーザの認証処理を一元的に行う、外部の認証サーバ6と通信することができる。通信部401は、認証サーバ6に対して、認証デバイスから読み取ったユーザIDを送信し、認証結果(例えば、認証成功又は認証失敗)を受信する。
印刷ジョブ格納部402は、図10に示したRAM43又はHDD45によって構成され、情報処理装置3から受信した、印刷ジョブ、印刷ジョブID、ユーザIDを格納する。
人体通信部403は、主に、図10に示したCPU42及び人体通信モジュール41の処理によって実現され、認証デバイス2の人体通信部201との間で、ユーザID又は印刷ジョブIDを送受信する。
ユーザ認証部404は、主に、図10に示したCPU42の処理によって実現され、人体通信部403を通じて、認証デバイス2からユーザIDを読み取り、そのユーザIDが、当該画像形成装置4を使用する権限を有しているユーザのユーザIDであるかどうかを確認する。このため、ユーザ認証部404は、認証デバイス2から読み取ったユーザIDを、通信部401を通じて認証サーバ6へ送信し、認証結果(例えば、認証成功又は認証失敗)を受け取ることができる。
なお、ユーザ認証部404は、ユーザ5が当該画像形成装置4にログインしようとした場合に、認証を行う。認証が失敗すると、その旨が、画像形成装置4のタッチパネルディスプレイ47上に表示され、ユーザ5は、画像形成装置4の操作を継続することができない。
印刷ジョブ表示部405は、主に、図10に示したCPU42及びタッチパネルディスプレイ47の処理によって実現され、ログイン中のユーザによって発行された印刷ジョブを、印刷ジョブ格納部402から読み込み、その印刷ジョブの概要を表示する。印刷ジョブの概要は、例えば、印刷ジョブの情報の一覧を表示する。印刷ジョブの情報は、例えば、印刷ジョブ名、ジョブID、ユーザID、印刷ジョブ生成日時を含んでもよい。
印刷ジョブ選択受付部406は、主に、図10に示したCPU42及びタッチパネルディスプレイ47の処理によって実現され、印刷ジョブ表示部405によって表示された印刷ジョブの中の、一の印刷ジョブの選択をユーザから受け付ける。印刷ジョブ選択受付部406は、選択された印刷ジョブの印刷ジョブIDを、印刷ジョブ実行制御部407に渡す。
印刷ジョブ実行制御部407は、主に、図10に示したCPU42の処理によって実現され、印刷ジョブ選択受付部406から、印刷ジョブIDを受け取ると、人体通信部403を介して、認証デバイス2に格納されている印刷ジョブIDを受信する。次に、その印刷ジョブIDが、印刷ジョブ選択受付部406から受け取った印刷ジョブIDと一致する場合には、印刷ジョブ実行部408に、印刷ジョブの実行を指示する。そうでない場合には、印刷ジョブは実行しない。なお、認証デバイス2に複数の印刷ジョブIDが格納されている場合には、その複数の印刷ジョブIDの中に、印刷ジョブ選択受付部406から受け取った印刷ジョブIDが含まれていれば、印刷ジョブの実行を指示してもよい。そして、印刷ジョブ実行制御部407は、人体通信部403を通じて、認証デバイス2に対して、その印刷ジョブIDを削除するよう命令する。
印刷ジョブ実行部408は、主に、図10に示したCPU42及びプロッタ48の処理によって実現され、印刷ジョブ実行制御部407から指示された印刷ジョブを実行し、その印刷ジョブに係る印刷データを紙媒体に出力する。
以上の構成により、本発明の一実施形態における画像形成装置4は、情報処理装置3を通じて印刷を指示したユーザ本人からの操作を受け付けることにより、印刷ジョブを実行することができる。また、ユーザの保持する認証デバイスに格納された印刷ジョブIDを読み込んだ後に印刷処理を実行するため、仮に、印刷ジョブが不正に画像形成装置に残っていた場合や、認証デバイス2が偽造された場合には、印刷が実行されない。これにより、ユーザの予期しない印刷処理が実行される可能性を低減することができる。
<4.処理フロー>
次に、図12−16を用いて、本発明の一実施形態における認証デバイス2、情報処理装置3及び画像形成装置4の処理フローについて説明する。
図12は、ユーザ5による情報処理装置3又は画像形成装置4への操作に応じて、これらの装置で実行される処理の流れを概略的に表した図である。
(1)まず、ユーザ5が、情報処理装置3へログインするとき、情報処理装置3のユーザ認証部303は、認証デバイス2のユーザID格納部203に格納されているユーザIDを読み取る。そして、ユーザ認証部303は、そのユーザIDを用いて認証を行う。その結果、認証に成功すると、そのユーザIDが、ユーザID格納部304に格納される。
(2)次に、ユーザ5が、情報処理装置3上で所望の文書の印刷を指示すると、再び、情報処理装置3のユーザ認証部303は、認証デバイス2のユーザID格納部203に格納されているユーザIDを読み取る。そして、ユーザ認証部303は、そのユーザIDを用いて認証を行う。認証に成功すると、印刷ジョブ発行制御部305は、そのユーザIDと、(1)で格納したユーザIDとを比較する。その結果、両者が一致した場合には、印刷ジョブ発行制御部305は、印刷ジョブを発行する。このとき、印刷ジョブID生成部306は、印刷ジョブに対して固有に割り当てられる印刷ジョブIDを生成する。印刷ジョブ発行制御部305は、生成された印刷ジョブIDを、認証デバイス2に送信する。また、印刷ジョブ発行制御部305は、生成された印刷ジョブIDと、印刷ジョブと、ユーザIDを、画像形成装置4に送信する。
(3)次に、ユーザ5が、画像形成装置4へログインするとき、画像形成装置4のユーザ認証部404は、認証デバイス2のユーザID格納部203に格納されているユーザIDを読み取る。そして、ユーザ認証部404は、そのユーザIDを用いて認証を行う。認証に成功すると、ユーザ5は、印刷ジョブ表示部405によって表示された、印刷ジョブの一覧から、所望の印刷ジョブを選択することができる。
(4)次に,ユーザ5が、所望の印刷ジョブを選択すると、印刷ジョブ選択受付部406は、選択された印刷ジョブの印刷ジョブIDを特定し、その印刷ジョブIDを、印刷ジョブ実行制御部407に渡す。また、画像形成装置4の印刷ジョブ実行制御部407は、人体通信部403を介して、認証デバイス2の印刷ジョブID格納部に格納された印刷ジョブIDを読み取る。そして、印刷ジョブ実行制御部407は、印刷ジョブ選択受付部406から受け取った印刷ジョブIDと、認証デバイス2から読み取った印刷ジョブIDとを比較する。その結果、両者が一致する場合には、印刷ジョブ実行部408は、印刷ジョブを実行する。
<情報処理装置へのログイン>
まず、図13を用いて、認証デバイス2を所持するユーザ5が、情報処理装置3にログインするときの処理フローを説明する。図13の左側のフローチャートは、ユーザ5が所持する認証デバイス2で実行される処理を表し、図13の右側のフローチャートは、情報処理装置3で実行される処理を表す。
認証デバイス2の人体通信部201と情報処理装置3の人体通信部301とが、通信可能となった場合(ステップS1310のYes、ステップS1351のYes)、認証デバイス2のユーザID格納部203に格納されているユーザIDが、情報処理装置3のユーザ認証部303に送信される(ステップS1302)。情報処理装置のユーザ認証部303は、そのユーザIDを受信すると(ステップS1352)、例えば外部の認証サーバ6を用いて、認証処理を実行する(ステップS1353)。そして、認証成功した場合には(ステップS1354のYes)、ユーザ認証部303は、そのユーザIDを、ユーザID格納部304に格納する(ステップS1355)。その後、情報処理装置3の図示しない表示部(ディスプレイ)等に、認証成功である旨の通知を行う(ステップS1356)。一方、ステップS1354において認証が失敗した場合には(ステップS1354のNo)、情報処理装置3の図示しない表示部に、認証失敗である旨の通知を行う(ステップS1357)。
<印刷指示>
次に、図14を用いて、情報処理装置3で印刷を指示するときの処理フローを説明する。図14の左側のフローチャートは、ユーザ5の認証デバイス2で実行される処理を表し、図14の右側のフローチャートは、情報処理装置3で実行される処理を表す。ここで、情報処理装置3は、ログインされた状態になっているものとして、説明する。
まず、情報処理装置3は、図示しない入力部(キーボード又はマウス)等を通じて、ユーザ5から、所望の文書に対する印刷指示を受けると(ステップS1451)、人体通信部301を通じて、認証デバイス2の人体通信部201との人体通信の確立を試みる。そして、認証デバイス2の人体通信部201と情報処理装置3の人体通信部301との間で、人体通信が成立すると(ステップS1401のYes、ステップS1452のYes)、認証デバイス2のユーザID格納部203に格納されているユーザIDが、情報処理装置3のユーザ認証部303に送信される(ステップS1402)。情報処理装置のユーザ認証部303は、そのユーザIDを受信すると(ステップS1453)、例えば外部の認証サーバ6を用いて、認証処理を実行する(ステップS1454)。そして、認証成功した場合には(ステップS1455のYes)、印刷ジョブ発行制御部305は、そのユーザIDと、ユーザID格納部304に格納されているユーザIDとを比較する(ステップS1456)。そして、印刷ジョブ発行制御部305は、これらのユーザIDが一致する場合には(ステップS1457のYes)、図示しない表示部(ディスプレイ)等に、印刷可である旨の通知を行う(ステップS1458)。一方、ステップS1455において認証失敗した場合か、又は、ステップS1457においてユーザIDが一致しなかった場合には、図示しない表示部等に、印刷不可である旨の通知を行う(ステップS1459)。
次に、印刷ジョブID生成部306は、印刷ジョブ発行制御部305からの指示を受けて、ユーザによって指示された印刷処理に係る印刷ジョブの印刷ジョブIDを生成する(ステップS1460)。なお、ステップS1460において、ユーザの指示した印刷に係る印刷ジョブが複数ある場合には、その全てに対して、異なる印刷ジョブIDが複数生成されてもよい。印刷ジョブIDが生成されると、印刷ジョブ発行制御部305は、再び人体通信を用いて、その印刷ジョブIDを、認証デバイス2に送信する(ステップS1461)。印刷ジョブIDは、認証デバイス2の、印刷ジョブID格納部202に格納される。そして、印刷ジョブ発行部307は、印刷ジョブを生成し、当該印刷ジョブを、ステップS1457で一致すると判断されたユーザIDと、ステップS1460において生成された印刷ジョブIDとともに、通信部302を介して、画像形成装置4に送信する(ステップS1462)。
<画像形成装置へのログイン>
次に、図15を用いて、認証デバイス2を所持するユーザ5が、画像形成装置4にログインするときの処理フローを説明する。図15の左側のフローチャートは、ユーザ5が所持する認証デバイス2で実行される処理を表し、図15の右側のフローチャートは、画像形成装置4で実行される処理を表す。
認証デバイス2の人体通信部201と情報処理装置4の人体通信部403とが、通信可能となった場合(ステップS1501のYes、ステップS1551のYes)、認証デバイス2のユーザID格納部203に格納されているユーザIDが、画像形成装置4のユーザ認証部404に送信される(ステップS1502)。画像形成装置4のユーザ認証部404は、そのユーザIDを受信すると(ステップS1552)、例えば外部の認証サーバ6を用いて、認証処理を実行する(ステップS1553)。そして、認証成功した場合には(ステップS1554のYes)、ユーザ認証部404は、図示しない表示部(タッチパネルディスプレイ)等を通じて、ユーザ5に対して認証成功を通知する(ステップS1555)。一方、ステップS1554において認証が失敗した場合には(ステップS1554のNo)、画像形成装置4の図示しない表示部に、認証失敗である旨の通知を行う(ステップS1357)。
<印刷ジョブの実行>
次に、図16を用いて、画像形成装置4で印刷ジョブを実行(印刷物を実際に出力)するときの処理フローを説明する。図16の左側のフローチャートは、ユーザ5の認証デバイス2で実行される処理を表し、図16の右側のフローチャートは、画像形成装置4で実行される処理を表す。ここで、情報処理装置4は、ユーザ5によりログインされた状態になっているものとして、説明する。
まず、画像形成装置4の印刷ジョブ表示部405は、図示しない入力部(タッチパネルディスプレイ)等を通じて受けたユーザからの指示により、印刷ジョブ格納部402に格納された、そのユーザの印刷ジョブの一覧を表示する(ステップS1651)。次に、画像形成装置4の印刷ジョブ選択部406は、ユーザ5による、印刷ジョブの選択を受け付ける(ステップS1652)。これにより、ユーザによって選択された印刷ジョブの印刷ジョブIDが特定される。ここで、認証デバイス2の人体通信部201と情報処理装置4の人体通信部403との間で、人体通信の確立が試みられる。そして、人体通信が成立した場合には(ステップS1601のYes、ステップS1653のYes)、認証デバイス2の印刷ジョブID格納部202に格納されている印刷ジョブIDが、画像形成装置4の印刷ジョブ実行制御部407に送信される(ステップS1602)。画像形成装置の印刷ジョブ実行制御部407は、印刷ジョブIDを受信すると(ステップS1654)、ステップS1652でユーザにより選択された印刷ジョブIDが、受信した印刷ジョブIDとを比較する(ステップS1655)。なお、両者の印刷ジョブIDが複数ある場合には、ステップS1652で選択された印刷ジョブIDが、受信した印刷ジョブIDに含まれているか確認する。
ステップS1655において、両者の印刷ジョブIDが一致する場合(あるいは、ステップS1652で選択された印刷ジョブIDが、受信した印刷ジョブIDに含まれる場合)(ステップS1656のYes)、印刷ジョブ実行制御部407は、図示しない表示部(タッチパネルディスプレイ)等を通じて、ユーザ5に対して印刷可である旨を通知する(ステップS1657)。次に、印刷ジョブ実行部408は、ステップS1652で選択された印刷ジョブを実行し(ステップS1658)、人体通信を用いて、認証デバイス2に対して、実行された印刷ジョブに係る印刷ジョブIDの削除する(ステップS1660、S1603)。一方、ステップS1655において、両者の印刷ジョブIDが一致しない場合(あるいは、ステップS1652で選択された印刷ジョブIDが、受信した印刷ジョブIDに含まれない場合)(ステップS1656のNo)、印刷ジョブ実行制御部407は、図示しない表示部等を通じて、ユーザ5に対して印刷不可である旨を通知する(ステップS1659)。
以上の処理により、本発明の一実施形態により、情報処理装置3にログインしたユーザでない第三者によって、不正な印刷がなされることを防ぐことができる。このとき、ユーザは、人体通信により、特別な操作を求められことなく、認証処理を完了することができる。したがって、ユーザは、従来通り、情報処理装置や画像形成装置を用いて印刷を実行すればよく、本発明の一実施形態を実現するための、追加の知識を必要としない。
<5.変形例>
上記の実施形態では、ユーザの指示に応じて情報処理装置で発行された印刷ジョブが、画像形成装置で実行される例について説明した。以下では、ユーザの指示に応じて画像形成装置がスキャンして生成したスキャン画像を、情報処理装置で取得する例について説明する。以下で説明する実施形態における認証デバイス2、情報処理装置3及び画像形成装置4のハードウェア構成は、図8−10のそれぞれで示したものと同様である。
<5.1 機能ブロック>
まず、図17を用いて、本実施形態における認証デバイス2、情報処理装置3及び画像形成装置4の機能ブロックを説明する。
<認証デバイス>
本発明の一実施形態における認証デバイス2は、人体通信部2001と、スキャンID格納部2002と、ユーザID格納部2003とを有する。
人体通信部2001は、図11で示した人体通信部201と同様の機能を有する。なお、ここでは、情報処理装置3の人体通信部301及び画像形成装置4の人体通信部403との間で、ユーザID又はスキャンID(詳しくは後述する)を送受信する。
スキャンID格納部2002は、図8に示したROMによって構成され、画像形成装置4で発行されたスキャンIDを格納する。当該スキャンIDは、情報処理装置3によって読み出され、また、情報処理装置3からの命令を受けて、削除される。
ユーザID格納部2003は、図11で示した人体通信部201と同様の機能を有する。
以上の構成により、本発明の一実施形態における認証デバイス2は、人体通信により、情報処理装置3及び画像形成装置4と通信することができる。本認証デバイス2は、画像形成装置4によって発行されたスキャンIDを格納することができる。
<画像形成装置>
本発明の一実施形態における画像形成装置4は、通信部4001と、人体通信部4002と、ユーザ認証部4003と、スキャン処理制御部4004と、スキャン処理実行部4005と、スキャンID生成部4006とを有する。
通信部4001は、図11に示した通信部401と同様に、情報処理装置3や、認証サーバ6との通信を行う。また、通信部4001は、画像形成装置4のスキャン処理実行部4005によって取得されたスキャン画像を格納するための、外部のサーバである、スキャン画像格納サーバ7との通信を行ってもよい。スキャン画像格納サーバ7は、ネットワークを通じて情報処理装置3または画像形成装置4と通信が可能なように構成された、例えばサーバ型のコンピュータである。
人体通信部4002は、主に、図10に示したCPU42及び人体通信モジュール41の処理によって実現され、認証デバイス2の人体通信部201との間で、ユーザID又はスキャンIDを送受信する。
ユーザ認証部4003は、図11に示したユーザ認証部404と同様の機能を有する。
スキャン処理制御部4004は、主に、図10に示したCPU42の処理によって実現され、ユーザからの指示を受けると、スキャン処理実行部4005に、スキャン処理を実行させる。また、スキャン処理制御部4004は、スキャンID生成部4006に対して,スキャンIDを生成させる。スキャンIDとは、当該スキャン処理によって取得されたスキャン画像に対して割り振られる、固有のIDである。そして、スキャン処理制御部4004は、生成されたスキャンIDと、スキャン処理実行部4005から取得したスキャン画像と、ログイン中のユーザのユーザIDとを、通信部4001を介して,スキャン画像格納サーバ7に送信する。図20は、スキャン画像格納サーバ7が格納する、これらの情報の概念図を表す。このように、ユーザID、スキャンID及びスキャン画像(を表すファイル名)が関連付けて、テーブル形式で保存され得る。さらに、スキャン処理制御部4004は、そのスキャンIDを、人体通信部4002を通じて,認証デバイス2に送信する。スキャンIDは、認証デバイス2のスキャンID格納部2002に格納される。
スキャン処理実行部4005は、主に、図10に示したCPU42及びスキャナ49の処理によって実現され、スキャン処理制御部4004からの指示に従って、スキャナ49上に置かれた紙媒体を読み取り、画像データを生成する。
スキャンID生成部4006は、主に、図10に示したCPU33の処理によって実現され、スキャン処理実行部4005により取得されたスキャン画像に対応するスキャンIDを生成する。
以上の構成により、本発明の一実施形態における画像形成装置4は、ユーザの指示したスキャン処理を実行し、スキャンIDを発行することができる。
なお、上記の例では、スキャン画像、スキャンID及びユーザIDを格納するために、外部のスキャン画像格納サーバ7を用いたが、スキャン画像等は、ファイルサーバの機能を有する当該画像形成装置4に格納されてもよい。あるいは、情報処理装置3に、予め、直接送信されてもよい。この場合には、スキャンを指示したユーザにより、予め送信先となる情報処理装置3のアドレスのような、送信先情報が、指定される必要がある。
<情報処理装置>
本発明の一実施形態における情報処理装置3は、人体通信部3001と、通信部3002と、ユーザ認証部3003と、ユーザID格納部3004と、スキャン画像取得制御部3005と、スキャン画像リスト表示部3006と、スキャン画像選択受付部3007と、スキャン画像格納部3008とを有する。
人体通信部3001は、主に、図9に示したCPU33及びキーボード31又はマウス32に内蔵された人体通信モジュールの処理によって実現され、認証デバイス2の人体通信部201との間で、ユーザID又はスキャンIDを送受信する。
通信部3002は、図11に示した通信部302と同様に、画像形成装置4や、認証サーバ6との通信を行う。また、通信部3002は、スキャン画像格納サーバ7との通信を行うことができる。
ユーザ認証部3003は、図11に示したユーザ認証部303と同様の機能を有する。
ユーザID格納部3004は、図11に示したユーザID格納部304と同様の機能を有する。
スキャン画像取得制御部3005は、主に、図9に示したCPU33の処理によって実現され、ユーザからの、スキャン画像取得指示を受け取ると、ユーザ認証部3003に対して、ユーザの認証を実行させる。次に、ユーザ認証部3003が認証デバイス2から受信したユーザIDと、ユーザID格納部3004に格納されていた、ログイン中のユーザのユーザIDとを比較する。そして、スキャン画像取得制御部3005は、これらのユーザIDが一致する場合には、以下のスキャン画像取得処理を実行する。
スキャン画像取得制御部3005は、上記の一致したユーザIDに対応する、スキャンID及びスキャン画像(スキャン画像のファイル名及びそのファイル本体)を、通信部3002を介して,スキャン画像格納サーバ7より取得する。取得した情報は、図示しない記憶部(RAM)等に一時的に記憶される。スキャン画像格納サーバ7に格納される情報の例は、図20に示した通りである。そして、スキャン画像取得制御部3005は、スキャン画像リスト表示部3005に、スキャン画像のファイル名又は任意でスキャン画像の縮小版(サムネイル)を表示させることができる。このとき、各スキャン画像に対応するスキャンIDが、あわせて表示させてもよい。
また、スキャン画像取得制御部3005は、スキャン画像選択受付部3007においてユーザにより選択されたスキャン画像のスキャンIDを取得する。次に、人体通信部3001を通じて,認証デバイス2のスキャンID格納部2002に格納された、スキャンIDを読み取る。そして、読み取ったスキャンIDが、ユーザによって選択されたスキャン画像のスキャンIDと一致する場合には、対応するスキャン画像を、スキャン画像格納部3008に格納する。格納されたスキャン画像は、ユーザの指示により、例えばディスプレイ等に表示することができる。その後、スキャン画像取得制御部3005は、人体通信部3001を通じて、認証デバイス2に対して、そのスキャンIDを削除するよう命令する。
スキャン画像リスト表示部3006は、主に、図9に示したCPU33及びディスプレイ38の処理によって実現され、スキャン画像取得制御部3005から指示されたスキャン画像のファイル名又はサムネイルの一覧を表示する。このとき、各スキャン画像に対応するスキャンIDが、あわせて表示されてもよい。
スキャン画像選択受付部3007は、主に、図9に示したCPU33及びキーボード31又はマウス32の処理によって実現され、スキャン画像リスト表示部3006によって表示されたスキャン画像(ファイル名又はサムネイル)のうちの、一以上のスキャン画像の選択を受け付ける。スキャン画像選択受付部3007は、選択されたスキャン画像のスキャンIDを、スキャン画像取得制御部3005に渡す。
スキャン画像格納部3008は、図9に示したHDD36によって構成され、スキャン画像取得制御部3005により指示されたスキャン画像を格納する。
以上の構成により、本発明の一実施形態における情報処理装置3は、ユーザが、画像形成装置4でスキャンしたスキャン画像を、情報処理装置3上で取得できる。ここで、スキャンしたユーザ以外の第三者は、スキャンを行ったユーザがログイン中の情報処理装置を操作しても、そのスキャン画像を取得することができない。これにより、第三者に対するスキャン画像の漏えいのリスクを低減することができる。
<5.2 処理フロー>
次に、図18、19を用いて、本発明の一実施形態における認証デバイス2、情報処理装置3及び画像形成装置4の処理フローについて説明する。ここで、認証デバイス2を保持するユーザによる、情報処理装置3及び画像形成装置4に対する、ログイン時の認証処理は、図13(情報処理装置へのログイン)、15(画像形成装置へのログイン)に示した処理と同等であるため、説明は省略する。
<スキャン処理の実行>
図18を用いて、画像形成装置4でスキャン処理を実行するときの処理フローを説明する。図18の左側のフローチャートは、ユーザ5の認証デバイス2で実行される処理を表し、図18の右側のフローチャートは、画像形成装置4で実行される処理を表す。ここで、画像形成装置4は、ログインされた状態になっているものとして、説明する。
まず、画像形成装置4は、図示しない入力部(タッチパネルディスプレイ)等を通じて、ユーザ5からのスキャン処理実行の指示を受けると(ステップS1851)、スキャン処理実行部4005は、スキャン処理を実行する(ステップS1852)。また、スキャンID生成部4006は、スキャン処理によって生成されるスキャン画像に対応するスキャンIDを生成する(ステップS1853)。
次に、人体通信部4003を通じて、認証デバイス2の人体通信部2001との人体通信の確立を試みる。そして、認証デバイス2の人体通信部2001と画像形成装置4の人体通信部4003との間で、人体通信が成立すると(ステップS1801のYes、ステップS1854のYes)、スキャン処理制御部4002は、人体通信を用いて、スキャンID生成部4006により生成されたスキャンIDを、認証デバイス2に送信する(ステップS1855、S1802)。スキャンIDは、認証デバイス2のスキャンID格納部2002に格納される。さらに、スキャン処理制御部4002は、ステップS1853で生成されたスキャンIDと、ステップS1852で取得したスキャン画像と、ログイン中のユーザのユーザIDとを、通信部4001を介して,スキャン画像格納サーバ7に送信する。
<スキャン画像の取得>
図19を用いて、情報処理装置3でスキャン画像を取得するときの処理フローを説明する。図19の左側のフローチャートは、ユーザ5の認証デバイス2で実行される処理を表し、図19の右側のフローチャートは、情報処理装置3で実行される処理を表す。ここで、情報処理装置3は、ログインされた状態になっているものとして、説明する。
まず、情報処理装置3は、図示しない入力部(キーボード又はマウス)等を通じて、ユーザ5から、所望の文書に対するスキャン画像取得指示を受けると(ステップS1951)、人体通信部3001を通じて、認証デバイス2の人体通信部2001との人体通信の確立を試みる。そして、認証デバイス2の人体通信部2001と情報処理装置3の人体通信部3001との間で、人体通信が成立すると(ステップS1901のYes、ステップS1952のYes)、認証デバイス2のユーザID格納部2003に格納されているユーザIDが、情報処理装置3のユーザ認証部3003に送信される(ステップS1902)。情報処理装置のユーザ認証部3003は、そのユーザIDを受信すると(ステップS1953)、例えば外部の認証サーバ6を用いて、認証処理を実行する(ステップS1954)。そして、認証成功した場合には(ステップS1955のYes)、スキャン画像取得制御3005は、そのユーザIDと、ユーザID格納部3004に格納されているユーザIDとを比較する(ステップS1956)。そして、スキャン画像取得制御部3005は、これらのユーザIDが一致する場合には(ステップS1957のYes)、スキャン画像リスト表示部3006に、スキャン画像の一覧を表示する(ステップS1958)。一方、ステップS1955において認証失敗した場合(ステップS1955のNo)か、又は、ステップS1957においてユーザIDが一致しなかった場合(ステップS1957のNo)には、スキャン画像リスト表示部3006に、スキャン画像取得不可である旨の通知を行う(ステップS1965)。
次に、スキャン画像取得制御部3005は、スキャン画像選択受付部3007においてユーザにより選択されたスキャン画像のスキャンIDを特定する(ステップS1959)。次に、人体通信部3001を通じて,認証デバイス2のスキャンID格納部2002から、スキャンIDを受信する(ステップS1960)。そして、読み取ったスキャンIDと、ユーザによって選択されたスキャン画像のスキャンIDとを比較し(ステップS1961)、一致する場合には(ステップS1962のYes)、スキャン画像リスト表示部3006に、スキャン画像取得可である旨を通知し(ステップS1963)、対応するスキャン画像を、スキャン画像格納部3008に格納する(ステップS1964)。格納されたスキャン画像は、ユーザの指示により、例えばディスプレイ等に表示することができる。その後、スキャン画像取得制御部3005は、人体通信部3001を通じて、認証デバイス2に対して、そのスキャンIDを削除するよう命令する(ステップS1966)。
以上の処理により、本発明の一実施形態において、画像形成装置を用いてスキャン処理を実行したユーザのみが、そのスキャン画像を取得することができる。ここで、ユーザが意識することなく人体通信を用いて認証が完了するため、ユーザにとって煩わしい認証作業を課す必要がない。人体通信を用いた認証処理は、ユーザによる情報処理装置へのログイン時だけでなく、スキャン画像取得時にも実行されるため、第三者による不正なアクセスによって、スキャン画像を取得されるリスクを低減することができる。
なお、以上の説明において、説明の便宜上、図11と図17に示した二つの機能ブロック図を用いて、印刷ジョブの実行に関する実施形態と、スキャン画像の取得に関する実施形態の、二つの実施形態について説明した。しかしながら、本発明の一実施形態における認証デバイス2、情報処理装置3及び画像形成装置4は、二つの機能ブロック図に示される機能を同時に有することができる。
2 認証デバイス
3 情報処理装置
4 画像形成装置
5 ユーザ
6 認証サーバ
7 スキャン画像格納サーバ
31 キーボード
32 マウス
33 CPU
34 RAM
35 ROM
36 HDD
37 NIC
38 ディスプレイ
39 バス
201、301、403 人体通信部
302 通信部
303、404 ユーザ認証部
305 印刷ジョブ発行制御部
306 印刷ジョブID生成部
特開2010−183306号公報 特開2002−222169号公報

Claims (10)

  1. 認証デバイス及び画像形成装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記認証デバイスと人体通信により通信して前記認証デバイスの使用者を認証する認証部と、
    使用者からの第1の指示に応じて印刷ジョブを発行する制御部と、
    前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する通信部と、
    を有し、
    前記制御部は、当該情報処理装置のログイン時に前記認証部が認証した使用者と、前記第1の指示を行った使用者が同一である場合に、前記印刷ジョブを発行する、
    情報処理装置。
  2. 前記印刷ジョブの発行に応じて、該印刷ジョブの印刷ジョブIDを生成する生成部
    をさらに有し、
    前記印刷ジョブIDは、人体通信により、前記認証デバイスに格納される、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記印刷ジョブIDは、前記印刷ジョブとともに前記画像形成装置に送信され、
    前記画像形成装置は、前記認証デバイスから読み取った印刷ジョブIDと、前記情報処理装置から送信された印刷ジョブIDとが一致する場合に、該印刷ジョブIDに対応する印刷ジョブを実行する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記画像形成装置において前記印刷ジョブが実行されると、前記認証デバイスに格納された前記印刷ジョブIDが削除される、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 人体通信は、当該情報処理装置の有するキーボード又はマウスの人体通信モジュールを介してなされる、
    請求項1乃至4何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、さらに、使用者からの第2の指示に応じて、前記画像形成装置で生成されたスキャン画像を取得し、
    前記制御部は、当該情報処理装置のログイン時に前記認証部が認証した使用者と、前記第2の指示を行った使用者が同一である場合に、前記スキャン画像を取得する、
    請求項1乃至5何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記画像形成装置で生成された、前記スキャン画像に対応するスキャンIDと、前記認証デバイスから読み取ったスキャンIDとが一致する場合に、前記スキャン画像を取得する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記スキャン画像を取得したとき、前記認証デバイスに格納された前記スキャンIDを削除する、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 認証デバイス及び画像形成装置と通信可能な情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
    前記認証デバイスと人体通信により通信して前記認証デバイスの使用者を認証する認証段階と、
    使用者からの第1の指示に応じて印刷ジョブを発行する制御段階と、
    前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する通信段階と、
    を有し、
    前記制御段階において、当該情報処理装置のログイン時に前記認証部が認証した使用者と、前記第1の指示を行った使用者が同一である場合に、前記印刷ジョブを発行する、
    情報処理方法。
  10. コンピュータに、請求項9に記載の情報処理方法を実行させるプログラム。
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