JP2014134416A - 鋳鋼溶接部き裂進展予測手法 - Google Patents

鋳鋼溶接部き裂進展予測手法 Download PDF

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Abstract

【課題】鋳鋼溶接部のき裂の進展や鋳物溶接部の余寿命等のき裂の進展をより正確に予測する鋳鋼溶接部き裂進展予測手法を提供する。
【解決手段】クリープき裂進展解析により鋳鋼溶接部の外面にき裂が発生した場合の進展傾向を示す解析グラフを生成する解析グラフ生成ステップと、前記鋳鋼溶接部に発生した前記き裂の深さを互いに異なる複数の時点にて測定する測定ステップと、前記測定ステップにて互いに異なる複数の時点で測定した測定値に基づいて前記解析グラフに対応する対応グラフをき裂進展を予測するためのグラフとして生成する対応グラフ生成ステップと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋳鋼溶接部におけるき裂進展を予測する鋳鋼溶接部き裂進展予測手法に関する。
例えば、蒸気タービンの高中圧外部車室等に溶接される配管として用いられる鋳物管の溶接部は、内圧が膨張方向に作用している状態で長期間使用し続けていると、溶接部における粗粒域にき裂が発生することがある。粗粒域に発生したき裂は深さ方向に進展するおそれがある。しかしながら、き裂の深さ方向における進展は、外部からは確認することが難しい。一方、蒸気タービン等の保守等の観点からは、鋳物管の溶接部の余寿命をより正確に把握することが望まれており、鋳物管の溶接部の余寿命を把握するために、鋳物管の溶接部に発生したき裂の進展をより正確に予測することが求められている。
例えば、管の寿命を予測する方法として、伝熱管の寿命を残留応力分布に基づいて予測する伝熱管の寿命の予測システムを用いる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この予測システムは、き裂進展速度解析に基づく関数にて示されるモデルき裂進展時間及びモデルき裂深さ、実機の運転時間と実機のき裂深さを比較して寿命を予測する伝熱管寿命判定器を有しており、伝熱管寿命判定器は、残留応力分布に基づいて算出された進展時間とき裂深さの関係を用いて実機のき裂深さとモデルのき裂深さとを対応づけることにより余寿命を推定している。
特開2004−144535号公報
上記伝熱管の寿命の予測システムは、有効寿命に対応するき裂深さである寿命き裂深さを含む実機データが入力されることにより伝熱管余寿命を推定した評価値が表示されるが、一時点における実機データに基づく評価値であるため、信頼性が低いという課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、鋳鋼溶接部のき裂の進展をより正確に予測する鋳鋼溶接部き裂進展予測手法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の鋳鋼溶接部き裂進展予測手法は、クリープき裂進展解析により鋳鋼溶接部の外面にき裂が発生した場合の進展傾向を示す解析グラフを生成する解析グラフ生成ステップと、前記鋳鋼溶接部に発生した前記き裂の深さを互いに異なる複数の時点にて測定する測定ステップと、前記測定ステップにて互いに異なる複数の時点で測定した測定値に基づいて前記解析グラフに対応する対応グラフを、き裂進展を予測するためのグラフとして生成する対応グラフ生成ステップと、を有する。
このような鋳鋼溶接部き裂進展予測手法によれば、き裂の深さを互いに異なる複数の時点にて測定した測定値を、解析に基づいて生成した解析グラフに対応付けて生成した対応グラフに基づいて、き裂の進展を予測する。このため、き裂の進展が、互いに異なる時点にて測定した複数の測定値に基づいて予測されるので、測定した一時点における1つの測定値に基づいて予測するよりも正確なき裂の進展を予測することが可能である。
かかる鋳鋼溶接部き裂進展予測手法であって、前記対応グラフと、前記鋳鋼溶接部にて必要な強度を確保可能な肉厚である許容肉厚と、に基づいて前記鋳鋼溶接部の余寿命を予測することが望ましい。
このような鋳鋼溶接部き裂進展予測手法によれば、互いに異なる複数の時点にて測定した測定値を解析グラフに対応付けた対応グラフと、鋳鋼溶接部にて必要な強度を確保可能な肉厚である許容肉厚とに基づいて、鋳鋼溶接部の余寿命が予測されるので、1つの測定値に基づいて予測するよりも、より正確な余寿命を予測することが可能である。
かかる鋳鋼溶接部き裂進展予測手法であって、前記解析グラフ生成ステップにて生成した解析グラフを近似した関数として次に示す近似関数を求め、
a = f(c1・t1+c2)
前記対応グラフ生成ステップにおいて、前記測定ステップにて測定した複数の測定値を前記近似関数に代入して求められる係数c1及び定数c2により特定される関数にて前記対応グラフが生成されることが望ましい。
このような鋳鋼溶接部き裂進展予測手法によれば、解析グラフを近似した関数と、互いに異なる複数の時点にて測定した測定値とを対応付けて求めた関数を示す対応グラフの連続したデータに基づいて、き裂の進展や鋳鋼溶接部の余寿命が予測されるので、1つの測定値に基づいて予測するよりも、より正確なき裂の進展や余寿命を予測することが可能である。
本発明によれば、鋳鋼溶接部のき裂の進展をより正確に予測する鋳鋼溶接部き裂進展予測手法を実現することが可能である。
本発明に係る鋳鋼溶接部き裂進展予測手法の一例を示すフロー図である。 解析グラフの一例を示す図である。 FEM解析に用いる鋳鋼管のモデルを示す図である。 図3におけるA矢視図である。 き裂の進展状態を示す図である。 生成された解析グラフを示す図である。 測定値に基づく対応グラフを示す図である。 生成された測定グラフを示す図である。 対応グラフの変形例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図を用いて説明する。
本実施形態では、蒸気タービンの高中圧外部車室とバルブ等とを繋ぎ溶接されている鋳物管の溶接部における、き裂の進展及び鋳鋼溶接部の余寿命を、本発明の鋳鋼溶接部き裂進展予測手法にて予測する例について説明する。
本実施形態における鋳鋼溶接部き裂進展予測手法は、図1に示すように、クリープき裂進展解析により鋳鋼溶接部の外面にき裂が発生した場合の進展傾向を示す解析グラフを生成する解析グラフ生成ステップS1と、鋳鋼溶接部に発生したき裂の深さを互いに異なる複数の時点にて測定する測定ステップS2と、測定ステップS2にて異なる時点にて測定した複数の測定値を前記解析グラフに対応づけて対応グラフを生成する対応グラフ生成ステップS3と、対応グラフに基づいて、その後の前記き裂の進展、及び、対応グラフと鋳鋼溶接部の許容肉厚とに基づいて鋳鋼溶接部の余寿命を予測する予測ステップS4と、を有している。
ここで、その後のき裂の進展とは、対応グラフの生成に用いた最後の測定値の測定時点から、以後の時間の経過に伴いき裂が進展していく度合いを示し、余寿命とは、予測対象となる鋳鋼管が用いられている蒸気タービンなどの装置が稼働している、ある時点例えば定期点検時などにより装置を停止して、最後にき裂を確認した時点以降の使用可能な残存時間を示している。
解析グラフ生成ステップS1では、たとえばクリープき裂進展解析(FEM解析)により、溶接部にき裂が生じた際の、時間の経過に対するき裂深さの進展速度を解析により求め解析グラフG1を生成するステップである。解析グラフ生成ステップS1では、図2に示すような、き裂発生後の経過時間tとき裂深さaとの関係を示す解析グラフG1を予め生成しておく。
き裂進展解析では、FEM解析に用いる鋳鋼管のモデルを、図3に示すように解析を簡易化するために鋳鋼管1の一部をモデル化し、溶接部1aのき裂2が発生したと想定する部位における、図4に示すような破断面(図3におけるA矢視面)において、図5に示すような、き裂深さaの進展状態からき裂の進展速度を算出する。すなわち、時間tの経過に伴ってき裂2の深さaが進展していく速度を解析し、解析したき裂深さaの進展速度に基づいて図6に示すような解析グラフG1を生成する。
このとき、き裂前縁部にて破壊力学パラメータ(C値)を算出し、クリープき裂進展特性(da/dt−C関係)を基に、クリープき裂進展速度を算出する。図4においては、き裂2を濃いグレーに、また、粗粒域を薄いグレーにそれぞれ着色して示している。
解析グラフ生成ステップS1では、生成された解析グラフG1を、き裂深さaを示す関数a=f(t)として近似しておく。なお、f(t)として、例えば、二次関数、三次関数等の多項式関数や、exp関数等、解析グラフG1の形状に適した適宜な関数を用いればよい。また、グラフG1のき裂発生時刻迄の値はゼロであるが、関数f(t)への近似に当たっては、き裂発生時刻以後の値のみを考慮して近似関数を決定すればよい。なお、き裂進展を予測するに当たって必要になるのはき裂発生以後であるから、き裂発生迄の関数f(t)の値は問題にならない。
この近似関数は、解析グラフにおける時間に対するき裂深さの変化量を示す係数をC1とし、き裂発生時点の時間軸方向の補正値をなす定数をC2としたときに、式1として表すものとする。
a=f(c1・t+c2)・・・式1
測定ステップS2では、たとえば、蒸気タービンなどの装置の定期点検等の時点にて、装置を停止したときに、鋳鋼管1におけるき裂2の有無を確認し、き裂2が発生していた場合にはき裂深さaを測定する。き裂深さaの測定は、例えば、超音波を用いたフェーズドアレイや電位差法を用いたき裂深さ計等により測定する。その後、装置を稼働し、所定時間(所定期間)経過後、たとえば、定期点検毎に同様に、同じ箇所にて発生しているき裂2の深さaを測定する。
対応グラフ生成ステップS3では、解析グラフ生成ステップS1にて求められた近似関数(式1)と、測定ステップS2にて測定した測定値に基づいて、解析グラフG1に対応する対応グラフG2を生成する。
ここでは、測定した複数回の測定値、例えば2回の測定値x1(t1,a1)、x2(t2,t2)を式1に代入し、係数c1と補正値c2を求めることにより対応グラフを示す関数が求められる。すなわち、
x1=f(c1・t1+c2)・・・式2
x2=f(c1・t2+c2)・・・式3
上記式2、式3を連立させてパラメータ(係数c1、定数c2)を求め、f(c1・t+c2)を、対応グラフG2を示す関数として求める。そして、求められた関数に基づいて、図7に示すような、対応グラフG2を生成する。生成された対応グラフG2における測定値x2以降のカーブにより、その後のき裂深さの進展を予測することができる。
また、予測ステップS4では、鋳鋼管溶接部1aに作用する内圧に耐え得るために必要な強度を確保可能な肉厚である、鋳鋼管溶接部1aの許容肉厚から許容されるき裂深さa(以下、許容き裂深さAという)を特定し、対応グラフG2上にて許容き裂深さAを示すことにより、許容き裂深さAに至るまでの時間t3が対応グラフG2上に示される。このとき、対応グラフG2に示された、2回目の測定からき裂2が進展して鋳鋼溶接部1aの許容肉厚に至るまでの時間により余寿命T2が予測される。
本実施形態の鋳鋼溶接部き裂進展予測手法によれば、き裂の深さaを互いに異なる複数の時点t1、t2にて測定した測定値x1、x2が、解析に基づいて生成した解析グラフG1に対応付けて生成された対応グラフG2に基づいて、その後のき裂深さaの進展が予測される。このため、その後のき裂の進展が、互いに異なる時点t1、t2にて測定した複数の測定値x1、x2に基づいて予測されるので、測定した一時点における1つの測定値に基づいて予測するよりも正確なき裂の進展を予測することが可能である。
また、解析グラフG1を近似した関数a=f(t)と、互いに異なる複数の時点t1、t2にて測定した測定値x1、x2とを対応付けて求めた関数を示す対応グラフG2の連続したデータに基づいて、き裂の進展や鋳鋼溶接部1aの余寿命T2が予測されるので、1つの測定値に基づいて予測するよりも、より正確な余寿命を予測することが可能である。なお、上記実施形態では、2時点t1、t2での測定値x1、x2に基づいて式1の未知パラメータc1,c2を求めて近似関数f(t)を決定したが、3以上の時点での測定値に基づいてc1,c2を求める場合には、測定値と、近似関数との誤差が最小(例えば誤差自乗和が最小)となるようなc1,c2を求めればよい。
上記実施形態では、解析グラフの関数f(t)の近似関数を、パラメータc1,c2を用いて、f(c1・t+c2)の形式で表すものとしたが、これに限らず、2つ以上のパラメータを用いた他の形式で表してもよい。例えば、縦軸(き裂深さ)方向のパラメータc3,c4も導入し、c3・f(c1・t+c2)+c4としてもよい。なお、測定点としては、近似関数で用いるパラメータの個数以上が必要である。
次に、対応グラフ生成ステップS3の別の実施形態について説明する。本実施形態の対応グラフ生成ステップS3では、以下の方法にて、測定した複数回の測定値を解析グラフG1に対応づけて対応グラフG2を生成してもよい。
例えば、き裂深さaの測定が2回の場合には、図7に示すように2回の測定間における経過時間と対応させた値をプロットした対応グラフG2を生成する。このとき、2つの測定値x1、x2は、時間軸を考慮することなく、き裂深さaが一致する解析グラフG1上の位置にプロットする。
2つの測定値x1、x2がプロットされた対応グラフG2には、プロットされた2つの測定値x1、x2の時間軸上の幅が、2回の測定を行った時間の間隔T1を示している。このため、余寿命予測ステップS4にて、鋳鋼管溶接部1aの許容肉厚から許容されるき裂深さaを特定し、対応グラフG2上にて許容き裂深さAを示すと、許容き裂深さAに至る時間t3が対応グラフG2上に示される。そして、2回目の測定値からき裂2が進展して鋳鋼溶接部1aの許容き裂深さAに至るまでの時間(余寿命)T2と2回の測定を行った時間の間隔T1とを対応付けることにより余寿命T2が予測される。
また、き裂深さaの測定を3回以上(本実施形態では4回)行った場合には、対応グラフ生成ステップS3にて、まず、図8に示すように、測定毎の時間間隔と測定値x1〜x4とを対応させた測定グラフG3を解析グラフG1に添えて生成する。このとき生成された測定グラフG3と解析グラフG1との時間軸は一致していない。
次に、測定グラフG3が解析グラフG1に沿うように、例えば2つのグラフの差を最小二乗法などにより対応させて、図9に示すような、測定グラフG3と解析グラフG1とがほぼ重なるような対応グラフG2を生成する。
4つの測定値x1〜x4に基づく対応グラフG2には4つの測定値x1〜x4の時間軸上の幅が、各測定を行った時間の間隔を示している。ここでは、最初と最後の測定の時間間隔T3を用いることとする。そして、余寿命予測ステップS4にて、許容き裂深さAを特定し、対応グラフG2上にて許容き裂深さAを示すと、許容き裂深さAに至る時間が対応グラフG2上に示される。このとき、生成された対応グラフG2における測定値x4以降のカーブにより、その後のき裂深さの進展が示されている。また、最後の測定からき裂2が進展して鋳鋼溶接部1aの許容肉厚に至るまでの時間により余寿命T4を予測することができる。
本実施形態の鋳鋼溶接部1aにおけるき裂進展予測方法によれば、き裂2の深さaを複数回測定した測定値x1〜xnが、解析によって求めた解析グラフG1に対応付けて生成された対応グラフG2と、鋳鋼溶接部1aの許容き裂深さAとに基づいて鋳鋼溶接部1aの余寿命T2、T4を予測する。このため、余寿命T2、T4は、複数の測定した測定値と測定した実際の時間とに基づいて予測されるので、測定した一時点における1つの値に基づいて予測する場合よりも正確な余寿命T2、T4を予測することが可能である。
そして、測定回数が2回の場合には、対応グラフG2が、2回の測定値x1、x2を解析グラフG1上に、測定したき裂深さaに基づいてプロットされるので、解析グラフG1上に2つの測定値がプロットされ、プロットされた2つの測定値間の時間の間隔から、対応グラフG2上の2回目の測定値x2からき裂2が進展して鋳鋼溶接部1aの許容き裂深さAに至るまでの時間T2を実際の時間に対応させて特定することが可能である。このため、余寿命T2をより正確に予測することが可能である。
また、測定回数が3回以上の場合には、対応グラフG2が、測定した測定値x1〜xnに基づいて生成されたき裂2の進展傾向を示す測定グラフG3が解析グラフG1に沿うように測定グラフG3の時間軸を補正して生成される。このため、複数の測定値x1〜xnから測定グラフG3が生成されることにより、時間的に間隔を隔てた複数の値を連続したデータとすることが可能である。そして、連続した測定データを解析グラフG1に沿うように補正することにより、対応グラフG2上にて最後の測定からき裂2が進展して鋳鋼溶接部1aの許容き裂深さAに至るまでの時間T4を、測定した時間間隔T3に基づいて特定することが可能である。このため、余寿命T4をより正確に予測することが可能である。
また、対応グラフG2により示された最後の測定時と鋳鋼溶接部1aの許容き裂深さAとなるときまで時間と、対応グラフG2の複数の測定値x1〜xnにて実際の時間の間隔とが対応付けられるので、最後の測定時から鋳鋼溶接部1aのき裂深さAとなるときまで時間、すなわち余寿命を、複数回の測定の測定値x1〜xnに基づいてより正確に予測することが可能である。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 鋳鋼管
1a 溶接部
2 き裂
G1 解析グラフ
G2 対応グラフ
G3 測定グラフ
T1、T3 実際に測定した時間間隔
T2、T4 余寿命
x1、x2 測定値

Claims (3)

  1. クリープき裂進展解析により鋳鋼溶接部の外面にき裂が発生した場合の進展傾向を示す解析グラフを生成する解析グラフ生成ステップと、
    前記鋳鋼溶接部に発生した前記き裂の深さを互いに異なる複数の時点にて測定する測定ステップと、
    前記測定ステップにて互いに異なる複数の時点で測定した測定値に基づいて前記解析グラフに対応する対応グラフを、き裂進展を予測するためのグラフとして生成する対応グラフ生成ステップと、
    を有することを特徴とする鋳鋼溶接部き裂進展予測手法。
  2. 前記対応グラフと、前記鋳鋼溶接部にて必要な強度を確保可能な肉厚である許容肉厚と、に基づいて前記鋳鋼溶接部の余寿命を予測することを特徴とする請求項1に記載の鋳鋼溶接部き裂進展予測手法。
  3. 前記解析グラフ生成ステップにて生成した解析グラフを近似した関数として次に示す近似関数を求め、
    a = f(c1・t1+c2)
    前記対応グラフ生成ステップにおいて、前記測定ステップにて測定した複数の測定値を前記近似関数に代入して求められる係数c1及び定数c2により特定される関数にて前記対応グラフが生成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鋳鋼溶接部き裂進展予測手法。
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