JP2014134361A - 冷凍システムおよび熱源システム - Google Patents
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Abstract
【課題】効率がよい運転が可能な冷凍システムおよび熱源システムを提供する。
【解決手段】負荷入口温度検出手段13で検出された温度Tjと、負荷出口温度検出手段14で検出された温度Tkと、動作中の冷凍装置の台数Nと、1次側Aの流量の過剰分である減段バイパス量Xと、により算出される冷凍装置減段温度Txに対して、入口側温度検出手段3により検出される温度Tiが低くなった場合、冷凍装置1の運転台数を現運転台数より1台停止させる制御をする。負荷入口温度検出手段13で検出された温度Tjと、負荷出口温度検出手段14で検出された温度Tkと、動作中の熱源装置の台数Nと、1次側Aの流量の過剰分である減段バイパス量Xと、により算出される熱源装置減段温度Txに対して、入口側温度検出手段3により検出される温度Tiが高くなった場合、熱源装置1の運転台数を現運転台数より1台停止させる制御をする。
【選択図】図3
【解決手段】負荷入口温度検出手段13で検出された温度Tjと、負荷出口温度検出手段14で検出された温度Tkと、動作中の冷凍装置の台数Nと、1次側Aの流量の過剰分である減段バイパス量Xと、により算出される冷凍装置減段温度Txに対して、入口側温度検出手段3により検出される温度Tiが低くなった場合、冷凍装置1の運転台数を現運転台数より1台停止させる制御をする。負荷入口温度検出手段13で検出された温度Tjと、負荷出口温度検出手段14で検出された温度Tkと、動作中の熱源装置の台数Nと、1次側Aの流量の過剰分である減段バイパス量Xと、により算出される熱源装置減段温度Txに対して、入口側温度検出手段3により検出される温度Tiが高くなった場合、熱源装置1の運転台数を現運転台数より1台停止させる制御をする。
【選択図】図3
Description
本発明は、1次側に並列に複数台設けられた冷凍装置により熱媒体を冷却して、2次側に設けられた負荷に冷却された熱媒体を供給する冷凍システム、および、1次側に並列に複数台設けられた熱源装置により熱媒体を加熱して、2次側に設けられた負荷に加熱された熱媒体を供給する熱源システムに関する。
1次側に並列に複数台設けられた冷凍装置(または、熱源装置)により熱媒体(例えば、水、ブラインあるいは空気など)を冷却(または、加熱)して、2次側に設けられた負荷に冷却(または、加熱)された2次冷媒を供給する冷凍システム(または、熱源システム)が知られている。
冷凍システムについて、例えば、特許文献1(特開2011−231955号公報)には、1次側に並列に複数台設けられた冷凍装置からの2次冷媒が流入すると共に負荷の上流側に設けられた上流側ヘッダと、前記負荷の下流側に設けられ負荷からの前記2次冷媒を前記複数台の冷凍装置に分配するための下流側ヘッダと、この下流側ヘッダの前記2次冷媒を前記各冷凍装置に個々に供給するための1次側ポンプと、前記上流側ヘッダの前記2次冷媒を前記負荷に供給するための2次側ポンプと、前記上流側ヘッダと下流側ヘッダを接続するバイパス配管とを備えた冷凍システムにおいて、前記各冷凍装置を流れる前記2次冷媒の流量を検出するための流量検出手段と、前記各冷凍装置に流入する前記2次冷媒の温度を検出するための入口側温度検出手段と、前記各冷凍装置から流出した前記2次冷媒の温度を検出するための出口側温度検出手段と、前記上流側ヘッダと前記負荷との間の前記2次冷媒の温度を検出する負荷上流側温度検出手段と、前記負荷上流側温度検出手段で検出された温度が、前記複数台の冷凍装置のうちの動作中の冷凍装置における前記出口側温度検出手段で検出された温度よりも高い場合、前記1次側を流れる前記2次冷媒全体の流量が増大するように制御し、前記複数台の冷凍装置のうちの動作中の冷凍装置における前記入口側温度検出手段で検出された温度が所定温度よりも低い場合、前記1次側を流れる前記2次冷媒の流量全体の流量が減少するように制御する制御手段とを備えていることを特徴とする冷凍システムが記載されている(請求項1参照)。
また、特許文献1の冷凍システムは、前記制御手段は、前記複数台の冷凍装置のうちの動作中の冷凍装置における前記入口側温度検出手段で検出された温度が所定温度よりも低い場合で、動作中の冷凍装置における流量がその最小流量よりも多い状態であれば、流量を減少させ、動作中の冷凍装置における流量が最小流量の状態であれば、動作中の冷凍装置を停止させるように制御することが記載されている(請求項3参照)。また、このような冷凍システムによれば、バイパス配管を流れる2次冷媒流量を低減することができるから、1次側ポンプや2次側ポンプの動力を低減することができ、冷凍システムの省エネ化を図ることができることが記載されている(段落0017参照)。
しかしながら、特許文献1の冷凍システムでは、バイパス配管を流れる2次冷媒(熱媒体)の流量を低減することにより、1次側ポンプや2次側ポンプの動力を低減することが考慮されているものの、冷凍装置として効率のよい領域で運転するようには考慮されていない。このため、1次側ポンプや2次側ポンプだけでなく冷凍装置(熱源装置)の動力も考慮した冷凍システム(熱源システム)全体として、より省エネ化を図ることができる冷凍システム(熱源システム)が求められている。
また、特許文献1の冷凍システムでは、1次側ポンプおよび2次側ポンプは流量が制御可能な可変ポンプで構成されている。これについて、負荷の増減に応じて流量を変動する2次側ポンプを可変ポンプとするとともに、1次側ポンプは安価な定速ポンプとして構成する冷凍システム(熱源システム)が求められている。
そこで、本発明は、効率がよい運転が可能な冷凍システムおよび熱源システムを提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明は、1次側に並列に複数台設けられた冷凍装置から流出された熱媒体が合流して、負荷へと供給する前記負荷の上流側に設けられた上流側ヘッダと、前記負荷の下流側に設けられ、前記負荷からの前記熱媒体を前記複数台の冷凍装置に分配するための下流側ヘッダと、前記下流側ヘッダで分配された前記熱媒体を前記各冷凍装置に個々に供給するための複数台設けられた1次側ポンプと、前記上流側ヘッダの前記熱媒体を前記負荷に供給するための2次側ポンプと、前記上流側ヘッダと下流側ヘッダを接続するバイパス配管と、前記冷凍装置に流入する前記熱媒体の温度を検出する入口温度検出手段と、前記冷凍装置から流出した前記熱媒体の温度を検出する出口温度検出手段と、前記負荷へと流入する前記熱媒体の温度を検出する負荷入口温度検出手段と、前記負荷から流出する前記熱媒体の温度を検出する負荷出口温度検出手段と、前記負荷入口温度検出手段で検出された温度と、前記負荷出口温度検出手段で検出された温度と、運転中の前記冷凍装置の台数と、前記1次側の流量の過剰分である減段バイパス量と、により算出される冷凍装置減段温度に対して、前記入口側温度検出手段により検出される温度が低くなった場合、前記冷凍装置の運転台数を現運転台数より1台停止させる制御をする制御手段と、を備えることを特徴とする冷凍システムである。
また、本発明は、1次側に並列に複数台設けられた熱源装置から流出された熱媒体が合流して、負荷へと供給する前記負荷の上流側に設けられた上流側ヘッダと、前記負荷の下流側に設けられ、前記負荷からの前記熱媒体を前記複数台の熱源装置に分配するための下流側ヘッダと、前記下流側ヘッダで分配された前記熱媒体を前記各熱源装置に個々に供給するための複数台設けられた1次側ポンプと、前記上流側ヘッダの前記熱媒体を前記負荷に供給するための2次側ポンプと、前記上流側ヘッダと下流側ヘッダを接続するバイパス配管と、前記熱源装置に流入する前記熱媒体の温度を検出する入口温度検出手段と、前記熱源装置から流出した前記熱媒体の温度を検出する出口温度検出手段と、前記負荷へと流入する前記熱媒体の温度を検出する負荷入口温度検出手段と、前記負荷から流出する前記熱媒体の温度を検出する負荷出口温度検出手段と、前記負荷入口温度検出手段で検出された温度と、前記負荷出口温度検出手段で検出された温度と、運転中の前記熱源装置の台数と、前記1次側の流量の過剰分である減段バイパス量と、により算出される熱源装置減段温度に対して、前記入口側温度検出手段により検出される温度が低くなった場合、前記熱源装置の運転台数を現運転台数より1台停止させる制御をする制御手段と、を備えることを特徴とする熱源システムである。
本発明によれば、効率がよい運転が可能な冷凍システムおよび熱源システムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
≪冷凍システム≫
本実施形態に係る冷凍システムについて、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る冷凍システムの系統図である。
本実施形態に係る冷凍システムについて、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る冷凍システムの系統図である。
図1に示すように、冷凍システムは、冷凍装置1a〜1dと、1次側ポンプ5a〜5dと、2次側ポンプ6a〜6dと、上流側ヘッダ7と、下流側ヘッダ8と、中間ヘッダ9と、負荷上流側温度検出手段10と、バイパス配管11と、1次側制御手段12と、負荷入口温度検出手段13と、負荷出口温度検出手段14と、流量制御弁15と、逃し弁16と、負荷20と、を備えている。
図1において、熱媒体は時計回りに回っており、上流側ヘッダ7および下流側ヘッダ8の上流・下流とは、負荷20を基準としたものである。また、上流側ヘッダ7および下流側ヘッダ8から見て冷凍装置1a〜1dの側を冷凍システムの1次側Aと称し、上流側ヘッダ7および下流側ヘッダ8から見て負荷20の側を冷凍システムの2次側Bと称する。
冷凍装置1a〜1d(以下、総称する際は、冷凍装置1と称する。)は、1次側Aに並列に複数台設けられている。なお、図1では、並列に4台の冷凍装置1a〜1dが設けられている例を示す。冷凍装置1の運転・停止(台数制御)は、1次側制御手段12により制御される。
冷凍装置1aは、連続的に運転容量の変化が可能な圧縮機(図示せず)と、圧縮機からの高温高圧冷媒と空気とで熱交換可能な冷媒空気熱交換器(図示せず)と、減圧弁(図示せず)と、減圧弁からの低温低圧の冷媒と熱媒体とで熱交換可能な熱交換器2aと、圧縮機や減圧弁を制御する冷凍装置制御手段(図示せず)を備え、圧縮機(図示せず)を動作させることにより、1次側ポンプ5aから供給された熱媒体を冷却することができるようになっている。冷凍装置1aから流出した冷却された熱媒体は、上流側ヘッダ7に流入する。
冷凍装置1aの流入側(入口側)には、冷凍装置1aに流入する熱媒体の温度を検出する入口温度検出手段3aが設けられており、冷凍装置1aの流出側(出口側)には、冷凍装置1aから流出する熱媒体の温度を検出する出口温度検出手段4aが設けられている。温度検出手段3a,4aの検出信号は、1次側制御手段12および冷凍装置制御手段(図示せず)に入力されるようになっている。冷凍装置1aの運転時において、冷凍装置1aの冷凍装置制御手段(図示せず)は、熱交換器2aの出口温度(出口温度検出手段4aの検出温度)が所定の温度(設定温度)となるように、圧縮機(図示せず)や減圧弁(図示せず)を制御するようになっている。
冷凍装置1b〜1dについても、冷凍装置1aと同様であり、説明を省略する。なお、冷凍装置1a〜1dは、同能力の冷凍装置である。
1次側ポンプ5a〜5d(以下、総称する際は、1次側ポンプ5と称する。)は、定速ポンプであり、下流側ヘッダ8の熱媒体を各冷凍装置1a〜1dに供給することができるようになっている。各1次側ポンプ5a〜5dの運転・停止(台数制御)は、対応する冷凍装置1a〜1dと連動して、1次側制御手段12により制御される。
1次側ポンプ5aは、吸込側が下流側ヘッダ8と接続され、吐出側が冷凍装置1aの流入側(入口側)に接続されている。1次側ポンプ5aの運転・停止は、冷凍装置1aと連動して、1次側制御手段12により制御される。
1次側ポンプ5b〜5dについても、1次側ポンプ5aと同様であり、説明を省略する。なお、1次側ポンプ5a〜5dは、同容量の1次側ポンプである。
2次側ポンプ6a〜6d(以下、総称する際は、2次側ポンプ6と称する。)は、流量が可変な変速ポンプであり、上流側ヘッダ7の熱媒体を、中間ヘッダ9を介して、負荷20に供給することができるようになっている。負荷20から流出した熱媒体は、流量制御弁15を介して、下流側ヘッダ8に流入するようになっている。また、中間ヘッダ9と上流側ヘッダ7との間には、2次側ポンプ6と並列に逃し弁16が配置され、中間ヘッダ9の圧力が上昇した際に上流側ヘッダ7に熱媒体を逃がすことができるようになっている。
上流側ヘッダ7には、上流側ヘッダ7の内部の熱媒体の温度を検出する負荷上流側温度検出手段10が設けられている。また、負荷20の流入側(入口側)には、負荷20に流入する熱媒体の温度を検出する負荷入口温度検出手段13が設けられている。また、負荷20の流出側(出口側)には、負荷20から流出する熱媒体の温度を検出する負荷出口温度検出手段14が設けられている。負荷上流側温度検出手段10、負荷入口温度検出手段13および負荷出口温度検出手段14の検出信号は、1次側制御手段12および2次側制御手段(図示せず)に入力されるようになっている。なお、負荷上流側温度検出手段10で検出される温度は、負荷入口温度検出手段13で検出される温度と略同一であり、いずれか一方のみであってもよい。
2次側制御手段(図示せず)は、2次側ポンプ6の台数制御および各ポンプの回転速度制御(流量制御)と、流量制御弁15の開度を制御することにより、負荷20を流れる熱媒体の流量を制御することができるようになっている。また、2次側制御手段(図示せず)は、負荷20に供給される熱媒体の出入口温度差〔即ち、負荷入口温度検出手段13の検出温度(負荷上流側温度検出手段10の検出温度)と、負荷出口温度検出手段14の検出温度との差〕が設定値(所定の温度差)より大きければ、負荷20を流れる熱媒体の流量を増加させ、負荷出口温度検出手段14の温度差が設定値(所定の温度差)より小さければ、負荷20を流れる熱媒体の流量を減少させるように制御することにより、負荷入口温度検出手段13(負荷上流側温度検出手段10)および負荷出口温度検出手段14の温度差が設定値(所定の温度差)に近づくように制御するようになっている。
負荷20の上流側に設けられた上流側ヘッダ7は、冷凍装置1から流出した熱媒体が流入するようになっている。負荷20の下流側に設けられた下流側ヘッダ8は、負荷20からの熱媒体を各冷凍装置1に分配することができるようになっている。
また、上流側ヘッダ7と下流側ヘッダ8とを接続するバイパス配管11が設けられている。バイパス配管11は、1次側Aを流れる熱媒体の流量(動作する1次側ポンプ5の流量の合計)と、2次側Bを流れる熱媒体の流量(動作する2次側ポンプ6の流量の合計)との差により熱媒体が流れるようになっている。1次側Aを流れる熱媒体の流量が2次側Bを流れる熱媒体の流量よりも大きい場合、上流側ヘッダ7の熱媒体の一部がバイパス配管11を介して下流側ヘッダ8に流れるようになっている。また、1次側Aを流れる熱媒体の流量が2次側Bを流れる熱媒体の流量よりも小さい場合、下流側ヘッダ8の熱媒体の一部がバイパス配管11を介して上流側ヘッダ7に流れるようになっている。
図2は、1次側制御手段12の機能ブロック図である。
1次側制御手段12は、運転台数決定部31を有し、入口温度検出手段3a〜3d(以下、総称する際は、入口温度検出手段3と称する。)、出口温度検出手段4a〜4d(以下、総称する際は、出口温度検出手段4と称する。)、負荷上流側温度検出手段10(負荷入口温度検出手段13)、負荷出口温度検出手段14の検出温度が入力され、冷凍装置1および1次側ポンプ5の運転台数を制御することができるようになっている。また、1次側制御手段12は、後述する減段バイパス量Xを設定する減段バイパス量設定部32を有している。
1次側制御手段12は、運転台数決定部31を有し、入口温度検出手段3a〜3d(以下、総称する際は、入口温度検出手段3と称する。)、出口温度検出手段4a〜4d(以下、総称する際は、出口温度検出手段4と称する。)、負荷上流側温度検出手段10(負荷入口温度検出手段13)、負荷出口温度検出手段14の検出温度が入力され、冷凍装置1および1次側ポンプ5の運転台数を制御することができるようになっている。また、1次側制御手段12は、後述する減段バイパス量Xを設定する減段バイパス量設定部32を有している。
ここで、バイパス配管11から上流側ヘッダ7に流れる熱媒体がない場合、負荷上流側温度検出手段10(負荷入口温度検出手段13)の検出温度は、複数の冷凍装置1のうち、運転中の冷凍装置1の出口温度検出手段4の検出温度の平均値と、略等しくなる。即ち、本実施形態では、動作中の1次側ポンプ5の流量は同じであるため、動作中の冷凍装置1の出口温度検出手段4の検出温度の平均値は、冷凍装置1から流出した熱媒体を混合した温度と等しくなる。
一方、バイパス配管11から上流側ヘッダ7に流れる熱媒体がある場合、負荷上流側温度検出手段10(負荷入口温度検出手段13)の検出温度は、前記平均値よりも高くなる。その理由は、冷凍装置1で冷却される前の下流側ヘッダ8の熱媒体の一部が、バイパス配管11を介して上流側ヘッダ7に流入し、冷凍装置1から流出した熱媒体と混合されるためである。
次に、バイパス配管11から下流側ヘッダ8に流れる熱媒体がない場合、複数の冷凍装置1のうち、運転中の冷凍装置1の入口温度検出手段3の検出温度は、負荷出口温度検出手段14の検出温度と略等しくなる。また、負荷20の出口温度は(負荷出口温度検出手段14の検出温度)は、所定の温度(設定温度)になるように制御されるため、運転中の冷凍装置1の入口温度検出手段3の検出温度は、所定の温度(設定温度)とも略等しくなる。
一方、バイパス配管11から下流側ヘッダ8に流れる熱媒体がある場合、複数の冷凍装置1のうち、運転中の冷凍装置1の入口温度検出手段3の検出温度は、負荷出口温度検出手段14の検出温度(設定温度)よりも低くなる。その理由は、冷凍装置1で冷却された上流側ヘッダ7の熱媒体の一部が、バイパス配管11を介して下流側ヘッダ8に流入し、負荷20から流出した熱媒体と混合されるためである。
このように、1次側制御手段12は、入口温度検出手段3、出口温度検出手段4、負荷上流側温度検出手段10(負荷入口温度検出手段13)、負荷出口温度検出手段14の検出温度に基づいて、バイパス配管11に熱媒体が流れているか否かを検知することができる。
なお、運転中の冷凍装置1の出口温度検出手段4の検出温度の平均値を用いるものとして説明したが、下流側ヘッダ8にて分配され冷凍装置1に流入する熱媒体の温度は略等しく、冷凍装置1は同能力の冷凍装置であるため、運転中の冷凍装置1の出口温度検出手段4の検出温度同士は略等しくなる。このため、平均値を求めるのにかえて、運転中の冷凍装置1の出口温度検出手段4の検出温度のいずれかを用いてもよい。
<1次側制御手段による台数制御>
1次側制御手段12(運転台数決定部31)による冷凍装置1および1次側ポンプ5の台数制御について、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態に係る冷凍システムの1次側制御を示すフローチャートである。なお、2次側Bに設けられている2次側ポンプ6や流量制御弁15などは、前述したように、2次側制御手段(図示せず)で制御される。
1次側制御手段12(運転台数決定部31)による冷凍装置1および1次側ポンプ5の台数制御について、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態に係る冷凍システムの1次側制御を示すフローチャートである。なお、2次側Bに設けられている2次側ポンプ6や流量制御弁15などは、前述したように、2次側制御手段(図示せず)で制御される。
ステップS101において、1次側制御手段12は、各冷凍装置1へ入口温度Taおよび出口温度Tbを設定する。
なお、出口温度Tbは、冷凍装置1の冷凍装置制御手段(図示せず)が、圧縮機(図示せず)や減圧弁(図示せず)を制御して、冷凍装置1の出口温度(出口温度検出手段4の検出温度)が所定の温度となるように制御する際の設定温度である。また、入口温度Taは、2次側制御手段(図示せず)が、2次側ポンプ6や流量制御弁15を制御して、負荷20の出口温度(負荷出口温度検出手段14の検出温度)が所定の温度となるように制御する際の設定温度である。
なお、出口温度Tbは、冷凍装置1の冷凍装置制御手段(図示せず)が、圧縮機(図示せず)や減圧弁(図示せず)を制御して、冷凍装置1の出口温度(出口温度検出手段4の検出温度)が所定の温度となるように制御する際の設定温度である。また、入口温度Taは、2次側制御手段(図示せず)が、2次側ポンプ6や流量制御弁15を制御して、負荷20の出口温度(負荷出口温度検出手段14の検出温度)が所定の温度となるように制御する際の設定温度である。
ステップS102において、1次側制御手段12の運転台数決定部31は、運転中の冷凍装置1の入口水温Ti、運転中の冷凍装置1の出口水温To、負荷20の負荷入口温度Tj、負荷20の負荷出口温度Tkを取得する。
なお、入口水温Tiは、運転中の冷凍装置1の入口温度検出手段3の検出温度(平均値、または、いずれかの値)から取得する。出口水温Toは、運転中の冷凍装置1の出口温度検出手段4の検出温度(平均値、または、いずれかの値)から取得する。負荷入口温度Tjは、負荷上流側温度検出手段10または負荷入口温度検出手段13の検出温度から取得する。負荷出口温度Tkは、負荷出口温度検出手段14の検出温度から取得する。
なお、入口水温Tiは、運転中の冷凍装置1の入口温度検出手段3の検出温度(平均値、または、いずれかの値)から取得する。出口水温Toは、運転中の冷凍装置1の出口温度検出手段4の検出温度(平均値、または、いずれかの値)から取得する。負荷入口温度Tjは、負荷上流側温度検出手段10または負荷入口温度検出手段13の検出温度から取得する。負荷出口温度Tkは、負荷出口温度検出手段14の検出温度から取得する。
ステップS103において、運転台数決定部31は、増段判定式が成立するか否かを判定する。ここで、増段判定式は、以下の式(1)である。なお、TAは所定の閾値である。
Tj−To>TA ・・・(1)
増段判定式が成立する場合(S103・Yes)、運転台数決定部31の処理はステップS104に進む。増段判定式が成立しない場合(S103・No)、運転台数決定部31の処理はステップS107に進む。
Tj−To>TA ・・・(1)
増段判定式が成立する場合(S103・Yes)、運転台数決定部31の処理はステップS104に進む。増段判定式が成立しない場合(S103・No)、運転台数決定部31の処理はステップS107に進む。
ステップS104において、運転台数決定部31は、運転中の冷凍装置1の台数が最大であるか否かを判定する。運転中の冷凍装置1の台数が最大である場合(S104・Yes)、運転台数決定部31の処理はステップS102に戻る。運転中の冷凍装置1の台数が最大でない場合(S104・No)、運転台数決定部31の処理はステップS105に進む。
ステップS105において、運転台数決定部31は、冷凍装置1の運転台数を増段し、対応する冷凍装置1および1次側ポンプ5を運転させる。
ステップS106において、運転台数決定部31は、所定の効果待ち時間が経過するまでステップS106を繰り返し(S106・No)、効果待ち時間が経過すると(S106・Yes)、運転台数決定部31の処理はステップS102に戻る。
ステップS107において、運転台数決定部31は、減段判定式が成立するか否かを判定する。ここで、減段判定式は、以下の式(2)である。また、式(2)中の冷凍装置減段温度Txは、式(3)で表される。なお、Xは、減段バイパス量設定部32で設定される減段バイパス量であり、初期値として、例えば1が設定されている。また、Nは、現在の運転中の冷凍装置1の台数である。
Ti<Tx ・・・(2)
Ti<Tx ・・・(2)
減段判定式が成立する場合(S107・Yes)、運転台数決定部31の処理はステップS108に進む。増段判定式が成立しない場合(S107・No)、運転台数決定部31の処理はステップS102に戻る。
ステップS108において、運転台数決定部31は、運転中の冷凍装置1の台数が最小であるか否かを判定する。運転中の冷凍装置1の台数が最小である場合(S108・Yes)、運転台数決定部31の処理はステップS102に戻る。運転中の冷凍装置1の台数が最小でない場合(S108・No)、運転台数決定部31の処理はステップS109に進む。
ステップS109において、運転台数決定部31は、冷凍装置1の運転台数を減段し、対応する冷凍装置1および1次側ポンプ5を停止させる。
ステップS110において、運転台数決定部31は、所定の効果待ち時間が経過するまでステップS110を繰り返し(S110・No)、効果待ち時間が経過すると(S110・Yes)、運転台数決定部31の処理はステップS102に戻る。
ステップS103において、増段判定式(1)が成立する状態とは、下流側ヘッダ8からバイパス配管11を介して上流側ヘッダ7に熱媒体が流入し、上流側ヘッダ7の熱媒体の温度が冷凍装置1の出口温度よりもTA以上高くなっている状態である。換言すれば、負荷20の容量が、現在の冷凍装置1の運転台数の容量に対して、大きくなっている状態である。このため、冷凍装置1の運転台数を増段する(S105)。
つぎに、減段判定式(2)が成立する状態について説明する。
式(3)に示す冷凍装置減段温度Txは、運転台数N台の冷凍装置1および一次ポンプ5のうち、(N−X)台分の熱媒体が負荷20に供給され、X台分の熱媒体がバイパス配管11を介して上流側ヘッダ7から下流側ヘッダ8に流れる状態における下流側ヘッダ8の熱媒体の温度である。
即ち、ステップS107において、減段判定式(2)が成立する状態とは、とは、冷凍装置X台分より多い熱媒体が上流側ヘッダ7からバイパス配管11を介して下流側ヘッダ8に熱媒体が流入している状態である。換言すれば、負荷20の容量が、現在の冷凍装置1の運転台数の容量に対して、小さくなっている状態である。このため、冷凍装置1の運転台数を減段する(S109)。
式(3)に示す冷凍装置減段温度Txは、運転台数N台の冷凍装置1および一次ポンプ5のうち、(N−X)台分の熱媒体が負荷20に供給され、X台分の熱媒体がバイパス配管11を介して上流側ヘッダ7から下流側ヘッダ8に流れる状態における下流側ヘッダ8の熱媒体の温度である。
即ち、ステップS107において、減段判定式(2)が成立する状態とは、とは、冷凍装置X台分より多い熱媒体が上流側ヘッダ7からバイパス配管11を介して下流側ヘッダ8に熱媒体が流入している状態である。換言すれば、負荷20の容量が、現在の冷凍装置1の運転台数の容量に対して、小さくなっている状態である。このため、冷凍装置1の運転台数を減段する(S109)。
なお、ステップS103の増段判定およびステップS107の減段判定において、両条件を満足しない場合(S103・NoかつS107・No)は、負荷20に対する現運転台数(合計運転容量)が安定していることになる(バイパス配管11を熱媒体が流れていないか、微少量である)。この場合には、現運転台数を維持する。
<減段バイパス量Xの設定処理>
次に、1次側制御手段12(減段バイパス量設定部32)による減段バイパス量Xの設定について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態に係る冷凍システムにおいて、ハンチングを判定して減段バイパス量Xを再設定するフローチャートである。
次に、1次側制御手段12(減段バイパス量設定部32)による減段バイパス量Xの設定について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態に係る冷凍システムにおいて、ハンチングを判定して減段バイパス量Xを再設定するフローチャートである。
ステップS201において、減段バイパス量設定部32は、減段バイパス量Xの初期値(例えば、X=1)を設定する。
ステップS202において、減段バイパス量設定部32は、ハンチングが発生しているか否かを判定する。ここで、ハンチングとは、所定のサンプリング期間中に冷凍装置1の運転台数の増段および減段と繰り返す状態をいう。ハンチングが発生している場合(S203・Yes)、減段バイパス量設定部32の処理はステップS203に進む。ハンチングが発生していない場合(S203・No)、減段バイパス量設定部32の処理はステップS202を繰り返す。
ステップS203において、減段バイパス量設定部32は、減段バイパス量Xを補正する。具体的には、減段バイパス量Xを増加させるように補正する。例えば、現在の減段バイパス量Xに0.1を加えたものを新たな減段バイパス量Xとして設定する。そして、減段バイパス量設定部32の処理はステップS202に戻る。
ここで、冷凍装置1は、再起動時に消費電力が増大するため、停止と再起動を繰り返すと冷凍システム全体としての効率が低下するおそれがある。本実施形態に係る冷凍システムは、減段バイパス量設定部32により、減段バイパス量Xを再設定することができるので、冷凍システムの状態に応じた減段バイパス量Xとすることができ、ハンチングを低減して、安定したシステムとすることができる。
<減段バイパス量の重み付け制御>
冷凍装置1の現運転台数から1台増段または減段場合、現在の運転中の冷凍装置1の台数Nによって、冷凍システム全体の変化率が異なる。例えば、4台運転中の状態から1台減段する場合、変化量は3/4(75%)であるのに対し、3台運転中の状態から1台減段する場合、変化量は2/3(約67%)となる。
冷凍装置1の現運転台数から1台増段または減段場合、現在の運転中の冷凍装置1の台数Nによって、冷凍システム全体の変化率が異なる。例えば、4台運転中の状態から1台減段する場合、変化量は3/4(75%)であるのに対し、3台運転中の状態から1台減段する場合、変化量は2/3(約67%)となる。
このため、現在の運転中の冷凍装置1の台数Nに基づいて、減段バイパス量Xに重み付けをするようにしてもよい。なお、現在の運転中の冷凍装置1の台数Nが小さくなるほど、重み付けの係数を小さくするようにする構成が望ましい。
例えば、運転台数が1台減段するごとに、重み係数Y(例えば、Y=0.95)を乗ずる。つまり、冷凍システムとして並列接続台数M台中の運転台数がN台の場合、減段バイパス量X=X0 ×Y(M-N-1) とする。なお、図4(特にステップS202、S203参照)に示す処理と組み合せて、よりハンチングを防止するようにしてもよい。
即ち、減段バイパス量設定部32により設定された基本の減段バイパス量X0 とし、重み付け係数をkN とし、減段判定式(3)の冷凍装置減段温度Tx中に用いる減段バイパス量Xとすると、以下の式(4)および式(5)となる。
X=kN ×X0 ・・・(4)
kN =Y(M-N-1) ・・・(5)
X=kN ×X0 ・・・(4)
kN =Y(M-N-1) ・・・(5)
kNは、現在の運転中の冷凍装置1の台数Nの場合の重み付け係数であり、式(6)の関係が成立する。
kN>kN−1 ・・・(6)
kN>kN−1 ・・・(6)
<まとめ>
以上、本実施形態に係る冷凍システムによれば、冷凍装置1の入口温度検出手段3、出口温度検出手段4、負荷上流側温度検出手段10(負荷入口温度検出手段13)、負荷出口温度検出手段14に基づいて、1次側Aに設けられた冷凍装置1および1次側ポンプ5の運転台数を制御し、2次側B(負荷20側)の負荷変動に対して、効果的にシステムの安定化が図れ、システムがハンチングすることを低減する制御を行うことができる。これにより、1次側ポンプ5が定速ポンプであってもシステムの安定化を図り、システム全体の省エネ化が図れる冷凍システムを構築することができる。
以上、本実施形態に係る冷凍システムによれば、冷凍装置1の入口温度検出手段3、出口温度検出手段4、負荷上流側温度検出手段10(負荷入口温度検出手段13)、負荷出口温度検出手段14に基づいて、1次側Aに設けられた冷凍装置1および1次側ポンプ5の運転台数を制御し、2次側B(負荷20側)の負荷変動に対して、効果的にシステムの安定化が図れ、システムがハンチングすることを低減する制御を行うことができる。これにより、1次側ポンプ5が定速ポンプであってもシステムの安定化を図り、システム全体の省エネ化が図れる冷凍システムを構築することができる。
また、1次側制御手段12は、2次側Bを制御する2次側制御手段(図示せず)とは独立した制御とすることができるので、既存の冷凍システムから冷凍システムの一次側A(冷凍装置1、1次側ポンプ5、1次側制御手段12)だけを交換することができ、省エネ性の高い最適な冷凍装置1を選択できるという効果もある。
≪熱源システム≫
以上、負荷20に冷凍装置1で冷却した熱媒体を供給する冷凍システムについて冷凍装置1および1次側ポンプ5の台数制御について説明したが、これに限られるものではない。負荷に熱源装置で加熱した熱媒体を供給する熱源システムにについて熱源装置および1次側ポンプの台数制御に適用してもよい。
以上、負荷20に冷凍装置1で冷却した熱媒体を供給する冷凍システムについて冷凍装置1および1次側ポンプ5の台数制御について説明したが、これに限られるものではない。負荷に熱源装置で加熱した熱媒体を供給する熱源システムにについて熱源装置および1次側ポンプの台数制御に適用してもよい。
この場合、前記した冷凍システムについて、冷凍システムを熱源システムと読み替え、冷凍装置1を熱源装置1と読み替えれば、熱源システムの構成は図1の構成と同様であり、説明を省略する。また、台数制御の制御フロー(図3参照)について、増段判定式(1)を以下の式(1A)と読み替えればよく、減段判定式(2)を以下の式(2A)と読み替えればよく、説明を省略する。
To−Tj>TA ・・・(1A)
Ti>Tx ・・・(2A)
Ti>Tx ・・・(2A)
≪変形例≫
なお、本実施形態に係る冷凍システム(熱源システム)は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
なお、本実施形態に係る冷凍システム(熱源システム)は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
1次側制御手段12が冷凍装置1の外部に設置されている構成として説明したが、これに限られるものではなく、冷凍装置1の冷凍装置制御手段(図示せず)が1次側制御手段12と同等の機能を備える構成であってもよい。
1a,1b,1c,1d 冷凍装置
2a,2b,2c,2d 熱交換器
3a,3b,3c,3d 入口温度検出手段
4a,4b,4c,4d 出口温度検出手段
5a,5b,5c,5d 1次側ポンプ
6a,6b,6c,6d 2次側ポンプ
7 上流側ヘッダ
8 下流側ヘッダ
9 中間ヘッダ
10 負荷上流側温度検出手段(負荷入口温度検出手段)
11 バイパス配管
12 1次側制御手段
13 負荷入口温度検出手段
14 負荷出口温度検出手段
15 流量制御弁
16 逃し弁
20 負荷
31 運転台数決定部
32 減段バイパス量設定部
A 1次側
B 2次側
X 減段バイパス量
2a,2b,2c,2d 熱交換器
3a,3b,3c,3d 入口温度検出手段
4a,4b,4c,4d 出口温度検出手段
5a,5b,5c,5d 1次側ポンプ
6a,6b,6c,6d 2次側ポンプ
7 上流側ヘッダ
8 下流側ヘッダ
9 中間ヘッダ
10 負荷上流側温度検出手段(負荷入口温度検出手段)
11 バイパス配管
12 1次側制御手段
13 負荷入口温度検出手段
14 負荷出口温度検出手段
15 流量制御弁
16 逃し弁
20 負荷
31 運転台数決定部
32 減段バイパス量設定部
A 1次側
B 2次側
X 減段バイパス量
Claims (5)
- 1次側に並列に複数台設けられた冷凍装置から流出された熱媒体が合流して、負荷へと供給する前記負荷の上流側に設けられた上流側ヘッダと、
前記負荷の下流側に設けられ、前記負荷からの前記熱媒体を前記複数台の冷凍装置に分配するための下流側ヘッダと、
前記下流側ヘッダで分配された前記熱媒体を前記各冷凍装置に個々に供給するための複数台設けられた1次側ポンプと、
前記上流側ヘッダの前記熱媒体を前記負荷に供給するための2次側ポンプと、
前記上流側ヘッダと下流側ヘッダを接続するバイパス配管と、
前記冷凍装置に流入する前記熱媒体の温度を検出する入口温度検出手段と、
前記冷凍装置から流出した前記熱媒体の温度を検出する出口温度検出手段と、
前記負荷へと流入する前記熱媒体の温度を検出する負荷入口温度検出手段と、
前記負荷から流出する前記熱媒体の温度を検出する負荷出口温度検出手段と、
前記負荷入口温度検出手段で検出された温度と、前記負荷出口温度検出手段で検出された温度と、運転中の前記冷凍装置の台数と、前記1次側の流量の過剰分である減段バイパス量と、により算出される冷凍装置減段温度に対して、前記入口側温度検出手段により検出される温度が低くなった場合、前記冷凍装置の運転台数を現運転台数より1台停止させる制御をする制御手段と、を備える
ことを特徴とする冷凍システム。 - 前記制御手段は、
前記減段バイパス量に対して、前記冷凍装置の増段と減段を繰り返す場合、前記減段バイパス量を補正する
ことを特徴とする請求項1記載の冷凍システム。 - 前記減段バイパス量は、重み付け係数により重み付けされ、
前記冷凍装置の運転台数が少なくなるほど、前記重み付け係数は小さくなる
ことを特徴とする請求項1記載の冷凍システム。 - 1次側に並列に複数台設けられた熱源装置から流出された熱媒体が合流して、負荷へと供給する前記負荷の上流側に設けられた上流側ヘッダと、
前記負荷の下流側に設けられ、前記負荷からの前記熱媒体を前記複数台の熱源装置に分配するための下流側ヘッダと、
前記下流側ヘッダで分配された前記熱媒体を前記各熱源装置に個々に供給するための複数台設けられた1次側ポンプと、
前記上流側ヘッダの前記熱媒体を前記負荷に供給するための2次側ポンプと、
前記上流側ヘッダと下流側ヘッダを接続するバイパス配管と、
前記熱源装置に流入する前記熱媒体の温度を検出する入口温度検出手段と、
前記熱源装置から流出した前記熱媒体の温度を検出する出口温度検出手段と、
前記負荷へと流入する前記熱媒体の温度を検出する負荷入口温度検出手段と、
前記負荷から流出する前記熱媒体の温度を検出する負荷出口温度検出手段と、
前記負荷入口温度検出手段で検出された温度と、前記負荷出口温度検出手段で検出された温度と、運転中の前記熱源装置の台数と、前記1次側の流量の過剰分である減段バイパス量と、により算出される熱源装置減段温度に対して、前記入口側温度検出手段により検出される温度が高くなった場合、前記熱源装置の運転台数を現運転台数より1台停止させる制御をする制御手段と、を備える
ことを特徴とする熱源システム。
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JP2021032429A (ja) * | 2019-08-19 | 2021-03-01 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 熱源システムの制御装置、熱源システム、熱源システムの制御方法、及び熱源システムの制御プログラム |
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- 2013-01-11 JP JP2013003626A patent/JP2014134361A/ja active Pending
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