JP2014134174A - 車両用ランキンサイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の停止後において、膨張機が回転する時間を短くするとともに、作動流体の温度上昇を防止することができる車両用ランキンサイクル装置を提供すること。
【解決手段】車両用ランキンサイクル装置10は、ポンプ40、ボイラ50、膨張機20、及び放熱器30が接続されて冷媒が循環する作動流体回路11を有する。作動流体回路11は、エンジンEの停止時に、ボイラ50に液体状の冷媒を供給可能とする容積調整機構60を備える。容積調整機構60は、作動流体回路11の循環方向での放熱器30の下流とボイラ50の上流との間の第1通路21に配置されて冷媒を収容する収容室63と、収容室63の容積を可変する可動部(ピストン62、ロッド64、動力伝達機構65、及び駆動モータ66)と、可動部を制御する制御部75とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポンプ、ボイラ、膨張機、及び放熱器が順次接続されて作動流体が循環する作動流体回路を有する車両用ランキンサイクル装置に関する。
車両のエンジン(内燃機関)から機械的エネルギーを回収するランキンサイクル装置において、エンジンが停止した時は、ランキンサイクル装置は作動を停止し、膨張機での機械的エネルギーの回収は行われない。しかし、ボイラの内部に残存する高温・高圧蒸気により膨張機を無負荷で回転させると、膨張機の回転数が急上昇してしまう虞がある。また、エンジン停止直後にランキンサイクル装置の作動を停止すると、作動流体が作動流体回路を循環しなくなるため、作動流体がボイラに滞留してしまう。このため、ボイラに残る余熱によって作動流体や、作動流体に含まれるオイルが過熱され、熱分解したり炭化したりする虞がある。
そこで、特許文献1に開示のランキンサイクル装置では、エンジンが停止した後もランキンサイクル装置の作動を継続し、機械的エネルギーを回収するために膨張機に負荷をかけ続けるため、膨張機の回転数が急上昇することが防止できる。すなわち、ボイラへ作動流体としての水を供給し続けることで、蒸気の発生を継続し、膨張機に蒸気を流入させ続ける。このときの給水量は、ボイラの内部エネルギーの減少に応じて減少させる。そして、作動流体の蒸気温度及び蒸気圧力が、膨張機が出力しないような温度及び圧力になった場合に、ランキンサイクル装置の作動を停止する。
特許文献2に開示の排熱回収システムでは、コンデンサをボイラの鉛直上方に設けるとともに、エンジン停止時にバイパス流路を開通させ、コンデンサとボイラとの間でヒートポンプサイクルを形成する。すなわち、コンデンサで液化した作動流体が重力によってバイパス流路を経由してボイラへ移動し、ボイラで気化した作動流体がバイパス流路を経由して再びコンデンサへ戻る閉回路を形成する。したがって、エンジン停止後も、ヒートポンプサイクルによってボイラを作動流体が循環し続け、ボイラにおける作動流体の高温化が防止される。
特開2006−250075号公報 特開2011−12625号公報
ところが、特許文献1のランキンサイクル装置では、膨張機に機械的エネルギーを回収するための負荷を与え続けることで膨張機の回転数が急上昇することは防止されるが、作動流体の温度・圧力が、膨張機が出力を発生しない程度の値になるまでランキンサイクル装置の運転を継続する必要がある。また、作動流体の流量をボイラの内部エネルギーに応じて徐々に減少させるため、作動流体の温度を低下させるのに、さらに時間が掛かる。このため、エンジン停止後であって、ランキンサイクル装置を早期に停止することができず、ユーザが違和感を感じることがある。
一方、特許文献2では、エンジン停止後に、排熱回収システムの作動を停止させることができるが、エンジン停止時のボイラは高温でかつ熱容量も大きいため、ヒートポンプサイクルで循環できる作動流体の量では、作動流体及びオイルの高温化を防ぐには不十分である。
本発明は、内燃機関の停止後において、膨張機が回転する時間を短くするとともに、作動流体の温度上昇を防止することができる車両用ランキンサイクル装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の車両用ランキンサイクル装置は、作動流体を圧送するポンプと、前記ポンプにより圧送された作動流体を車両の内燃機関の排熱によって加熱するボイラと、前記ボイラで加熱された作動流体を膨張させて機械的エネルギーを回収する膨張機と、前記膨張機で膨張された作動流体を放熱させる放熱器と、前記ポンプ、前記ボイラ、前記膨張機、及び前記放熱器が接続されて前記作動流体が循環する作動流体回路と、を有する車両用ランキンサイクル装置であって、前記作動流体回路は、前記内燃機関の停止時に、前記ボイラに液体状の作動流体を供給可能とする容積調整機構を備え、該容積調整機構は、前記作動流体回路の循環方向での前記放熱器を含む該放熱器の下流と前記ボイラを含む該ボイラの上流との間に配置されて作動流体を収容する収容室と、該収容室の容積を可変する可動部と、該可動部を制御する制御部とを備えることを要旨とする。
これによれば、内燃機関の停止後は、制御部によって容積調整機構の可動部が駆動され、容積調整機構の容積が減少するとともに、容積調整機構に収容されていた液体状の作動流体がボイラに供給される。容積調整機構の容積が減少することにより、容積調整機構を含めた作動流体回路の容積が減少する一方で、作動流体回路内の作動流体の量は一定であるため、ボイラにおいては相対的に液体状の作動流体の量が増える。よって、容積調整機構が駆動される前と比べて、ボイラの熱容量による作動流体、及び作動流体に含まれるオイルの温度上昇が抑えられるとともに、ボイラが速やかに冷却される。このため、作動流体の温度・圧力の上昇が抑制され、内燃機関の停止後に膨張機が回転する時間を短くすることができる。
また、前記収容室は、前記作動流体回路において、前記作動流体の循環方向での前記ポンプより下流で、かつ前記ボイラより上流となる位置に配置されていてもよい。
これによれば、ポンプより下流で、かつボイラより上流となる位置では、作動流体は確実に液体状であり、また、液相領域においてボイラに最も近い位置である。したがって、容積調整機構から供給された液体状の作動流体を、ボイラに速やかに供給して、ボイラを速やかに冷却することができる。
また、前記制御部は、前記内燃機関の停止後、かつ前記ポンプが停止された後に前記可動部を制御してもよい。
これによれば、内燃機関の停止後、制御部によって可動部が制御され、容積調整機構の容積が減少したとき、ポンプが停止されていることから、ボイラに供給された作動流体が、ポンプによってボイラから送り出されてしまうことを防止できる。このため、容積調整機構から供給された作動流体をボイラに留め、ボイラでの作動流体の温度上昇を効果的に抑えることができる。
また、前記作動流体回路において、前記作動流体の循環方向での前記ボイラより下流で、かつ前記膨張機より上流と、前記膨張機より下流で、かつ前記放熱器より上流とを接続し、前記膨張機をバイパスするバイパス路を備えるとともに、前記バイパス路に開閉弁を備え、前記内燃機関の停止時に、前記制御部は前記開閉弁を開状態とする。
これによれば、内燃機関の停止後、開閉弁が開状態とされると、ボイラの熱容量によって作動流体が加熱されて気化したとき、その気化した作動流体を膨張機をバイパスして膨張機の下流に流すことができる。このため、ボイラで加熱された作動流体により、膨張機が回転することを防止できる。
また、前記膨張機は、前記内燃機関に直接作動連結されていてもよい。
これによれば、内燃機関の停止後、ボイラの熱容量によって作動流体が気化し、その気化した作動流体が膨張機に供給されても、膨張機を介して内燃機関を駆動させることは不可能であるため、膨張機が回転することを防止できる
本発明によれば、内燃機関の停止後において、膨張機が回転する時間を短くするとともに、作動流体の温度上昇を防止することができる。
実施形態の車両用ランキンサイクル装置を示す模式図。 (a)はエンジン停止前の作動流体回路を示す模式図、(b)はエンジン停止後の作動流体回路を示す模式図。 エンジン停止後に制御部が行う制御を示すフローチャート。 別例の車両用ランキンサイクル装置を示す模式図。
以下、車両用ランキンサイクル装置を具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1に示すように、車両用ランキンサイクル装置10は、膨張機20、放熱器30、ポンプ40、ボイラ50を順次接続してなる閉回路である作動流体回路11を備える。この作動流体回路11では、作動流体としての冷媒が循環するようになっている。そして、作動流体回路11では、冷媒は、膨張機20、放熱器30、ポンプ40、ボイラ50の並び順に沿って流れて作動流体回路11を循環するようになっている。
ポンプ40の出口とボイラ50の吸熱部50aとは第1通路21を介して接続されている。また、ボイラ50は放熱部50bを有するとともに、放熱部50bは、内燃機関としてのエンジンEに接続された排気通路E1上に設けられている。エンジンEの排熱を持つ排気は、放熱部50bで放熱された後にマフラE2から排気される。エンジンEは駆動軸Eaを有し、膨張機20の駆動軸20aは、ベルト20bを介してエンジンEの駆動軸Eaと直接作動連結されている。そして、膨張機20で発生した機械的エネルギーは、エンジンEの駆動軸Eaに伝達される。
ボイラ50の吸熱部50aと膨張機20の入口とは第2通路22を介して接続されている。膨張機20の出口と放熱器30の入口とは第3通路23を介して接続されている。放熱器30の出口とポンプ40の入口とは第4通路24を介して接続されている。図2(a)に示すように、ボイラ50には、液体状の冷媒と気体状の冷媒とが混在し、液体状の冷媒だけの液相領域R1と、気体状の冷媒だけの気相領域R2と、気液の混相領域とが存在する。また、放熱器30においても、液体状の冷媒と気体状の冷媒とが混在し、気相領域R2と、液相領域R1と、混相領域とが存在する。
そして、ボイラ50では、ポンプ40により圧送された低温高圧の液体状の冷媒を、エンジンEの排気通路E1を流れる排気と熱交換させることで加熱する。膨張機20は、ボイラ50において加熱されて気化した冷媒を膨張させて、機械的エネルギーを発生させる。放熱器30は、膨張機20で膨張した冷媒を、外気と熱交換させて冷却し(放熱し)、凝縮させる。ポンプ40は、液体状の冷媒を作動流体回路11内に圧送する。
図1に示すように、ポンプ40の駆動軸40aにはモータMが作動連結されているとともに、モータMには制御部75が信号接続されている。作動流体回路11において、冷媒の循環方向におけるボイラ50より下流側で、かつ膨張機20より上流側となる第2通路22には、バイパス路71の一端が接続されている。また、作動流体回路11において、循環方向における膨張機20より下流側で、かつ放熱器30より上流側となる第3通路23には、バイパス路71の他端が接続されている。バイパス路71には開閉弁71aが設けられている。開閉弁71aは制御部75に信号接続されている。開閉弁71aは、制御部75からの信号により開閉されるようになっている。
作動流体回路11において、冷媒の循環方向におけるポンプ40より下流側で、かつボイラ50よりも上流側となる第1通路21には、容積調整機構60が設けられている。容積調整機構60は、ハウジング61内にピストン62が収容されるとともに、このピストン62によって、ハウジング61内に冷媒の収容室63が区画されている。収容室63は、作動流体回路11での循環方向において、放熱器30の下流と、ボイラ50の上流との間の第1通路21に配置されている。よって、収容室63は、第1通路21の一部を構成しており、ポンプ40から圧送された冷媒は、第1通路21の途中で収容室63を流れてボイラ50に流れる。
ピストン62にはロッド64が連結されるとともに、このロッド64のハウジング61からの突出端部には、動力伝達機構65を介して駆動モータ66が連結されている。駆動モータ66には、制御部75が信号接続されている。そして、制御部75の制御によって駆動モータ66が駆動されると、動力伝達機構65を介してピストン62がハウジング61内を移動するとともに、収容室63の容積を増減させるようになっている。本実施形態では、ピストン62、ロッド64、動力伝達機構65、及び駆動モータ66が、収容室63の容積を可変する可動部を構成している。また、制御部75には、イグニッションスイッチ76が信号接続されている。
次に、車両用ランキンサイクル装置10の作用を、図2及び図3に基づいて説明する。
さて、イグニッションスイッチ76がオフされ、エンジンEが停止されると(ステップS1)、制御部75はモータMを停止させて、ポンプ40の駆動を停止させる(ステップS2)。すると、作動流体回路11での冷媒の循環が停止する。その後、制御部75は、駆動モータ66を駆動させて、ピストン62を、収容室63の容積を減少させる方向に移動させる(ステップS3)。すると、収容室63を含めた作動流体回路11全体の容積が、容積調整機構60を駆動させる前よりも減少するとともに、収容室63に留まっていた冷媒が第1通路21に圧送され、ボイラ50に流れ込む。すると、ボイラ50での液相領域R1が増加し、容積調整機構60が駆動される前と比べてボイラ50の冷媒量が相対的に増える。その結果、増えた冷媒によってボイラ50が冷却され、余熱が取られるとともに、冷媒そのものの温度上昇、及び冷媒に含まれるオイルの温度上昇が抑えられる。また、制御部75は、ポンプ40の停止後に、開閉弁71aを開状態とする。すると、ボイラ50で気化した冷媒はバイパス路71を流れ、膨張機20に流れることが防止される。
車両の始動時に、イグニッションスイッチ76がオンされ、エンジンEが始動されると(ステップS4)、制御部75は駆動モータ66を駆動させてピストン62を、収容室63の容積を増大させる方向に移動させる(ステップS5)。すると、作動流体回路11全体の容積が増えるとともに、ボイラ50の冷媒が収容室63に収容される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)作動流体回路11において、放熱器30より下流で、かつボイラ50より上流の第1通路21に容積調整機構60の収容室63を設け、容積調整機構60の収容室63により作動流体回路11全体の容積を調整可能とした。そして、エンジンEの停止後は、容積調整機構60のピストン62を制御部75により駆動させて、作動流体回路11全体の容積を減少させた。すると、ボイラ50においては、容積調整機構60が駆動される前と比べて相対的に冷媒の量が増える。よって、ボイラ50では、ボイラ50の熱容量による冷媒、及び冷媒に含まれるオイルの温度上昇が抑えられるとともに、ボイラ50が速やかに冷却される。このため、エンジンE停止後、膨張機20が回転する時間が短くなり、ユーザが違和感を感じにくくなる。
(2)容積調整機構60は、作動流体回路11において、冷媒の循環方向でのポンプ40より下流で、かつボイラ50より上流となる第1通路21に配置されている。この第1通路21上では、冷媒は確実に液体状であり、また、液相領域R1のうちボイラ50に最も近い位置である。したがって、容積調整機構60から供給された冷媒を、ボイラ50に速やかに供給して、ボイラ50を速やかに冷却することができる。
(3)制御部75は、エンジンEの停止後、ポンプ40を停止させた後に容積調整機構60を駆動させる。このため、容積調整機構60からボイラ50に供給された冷媒が、ポンプ40の駆動によってボイラ50から流出してしまうことを防止できる。このため、容積調整機構60から供給された冷媒をボイラ50に留め、冷媒の温度上昇を抑えてボイラ50を効果的に冷却することができる。
(4)作動流体回路11において、膨張機20をバイパスするバイパス路71を設けるとともに、バイパス路71に開閉弁71aを設けた。そして、エンジンE停止後は、制御部75によって開閉弁71aを開状態とするようにした。このため、ボイラ50の熱容量によって冷媒が気化しても、その冷媒は、バイパス路71へ流れ、膨張機20に流れ込むことが防止される。このため、膨張機20では上流と下流で圧力差が付かず、膨張機20が回転することを防止できる。
(5)膨張機20は、駆動軸20aがエンジンEに直接作動連結され、膨張機20は無負荷になっていない。このため、エンジンEの停止後、容積調整機構60から供給された冷媒によって、ボイラ50での冷媒の温度上昇が抑えられた状態で、ボイラ50の熱容量によって冷媒が加熱され、膨張機20に供給されたとしても、膨張機20を介してエンジンEを回転させることは不可能であるため、膨張機20が回転することを防止できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、膨張機20の駆動軸20aをエンジンEに直接作動連結したが、これに限らない。図4に示すように、膨張機20の駆動軸20aに発電機55や補機(負荷)を作動連結してもよい。
○ 容積調整機構60は、第1通路21に配置したが、図4に示すように、第1通路21に分岐路21aの一端を接続するとともに、分岐路21aの他端に容積調整機構60の収容室63を接続してもよい。
○ 容積調整機構60は、作動流体回路11の作動時に常に液相領域R1となる位置であれば、どこに接続されていてもよい。
○ 容積調整機構60の可動部は、ピストン62を、ロッド64、駆動モータ66、及び動力伝達機構65を介して可変させる構成に限らず、作動流体回路11で生じる圧力差を利用してピストン62を可変させる構成であってもよい。
○ 実施形態では、エンジンEの停止後にポンプ40を停止させたが、エンジンEの停止と同時にポンプ40を停止させてもよい。
○ バイパス路71及び開閉弁71aは無くてもよい。
○ 内燃機関としてのエンジンEの種類は限定されず、例えば、ガソリンエンジンでもディーゼルエンジンでもよい。
○ 排熱は、エンジン冷却水やEGRガス等適宜変更してもよい。
E…内燃機関としてのエンジン、10…車両用ランキンサイクル装置、11…作動流体回路、20…膨張機、30…放熱器、40…ポンプ、50…ボイラ、60…容積調整機構、62…可動部を構成するピストン、63…収容室、64…可動部を構成するロッド、65…可動部を構成する動力伝達機構、66…可動部を構成する駆動モータ、71…バイパス路、71a…開閉弁、75…制御部。

Claims (5)

  1. 作動流体を圧送するポンプと、
    前記ポンプにより圧送された作動流体を車両の内燃機関の排熱によって加熱するボイラと、
    前記ボイラで加熱された作動流体を膨張させて機械的エネルギーを回収する膨張機と、
    前記膨張機で膨張された作動流体を放熱させる放熱器と、
    前記ポンプ、前記ボイラ、前記膨張機、及び前記放熱器が接続されて前記作動流体が循環する作動流体回路と、を有する車両用ランキンサイクル装置であって、
    前記作動流体回路は、前記内燃機関の停止時に、前記ボイラに液体状の作動流体を供給可能とする容積調整機構を備え、
    該容積調整機構は、前記作動流体回路の循環方向での前記放熱器を含む該放熱器の下流と前記ボイラを含む該ボイラの上流との間に配置されて作動流体を収容する収容室と、
    該収容室の容積を可変する可動部と、
    該可動部を制御する制御部とを備える車両用ランキンサイクル装置。
  2. 前記収容室は、前記作動流体回路において、前記作動流体の循環方向での前記ポンプより下流で、かつ前記ボイラより上流となる位置に配置されている請求項1に記載の車両用ランキンサイクル装置。
  3. 前記制御部は、前記内燃機関の停止時、かつ前記ポンプが停止された後に前記可動部を制御する請求項1又は請求項2に記載の車両用ランキンサイクル装置。
  4. 前記作動流体回路において、前記作動流体の循環方向での前記ボイラより下流で、かつ前記膨張機より上流と、前記膨張機より下流で、かつ前記放熱器より上流とを接続し、前記膨張機をバイパスするバイパス路を備えるとともに、前記バイパス路に開閉弁を備え、前記内燃機関の停止時に、前記制御部は前記開閉弁を開状態とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の車両用ランキンサイクル装置。
  5. 前記膨張機は、前記内燃機関に直接作動連結されている請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の車両用ランキンサイクル装置。
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