JP2014133710A - Cgi−58発現促進剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】CGI-58発現促進剤の提供。
【解決手段】コウリャン(Sorghum nervosum又はSorghum vulgare)抽出物、ラック色素、メグスリノキ(Acer nikoense)抽出物、コウガタイゲキ(Knoxia valerianoides)抽出物、ホウセンカ(Impatiens balsamina)抽出物、及びロウドクタイゲキ(Euphorbia fischeriana)抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、CGI-58発現促進剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、CGI-58発現促進剤に関する。
脂肪、炭水化物及びタンパク質は三大栄養素と呼ばれ、動物はこれらが様々な割合で混じりあったものを食餌として摂取する。これらは生命活動に必要なエネルギー源となると同時に、からだを構築する材料ともなる。過剰に摂取したエネルギーは、脂肪組織を構成する脂肪細胞内に脂肪酸などの脂質、ブドウ糖などの炭水化物として取り込まれた後、中性脂肪であるトリグリセリドに合成されて貯蔵される。一方、空腹時や運動時など、エネルギーが不足した際には、脂肪細胞に蓄えられた脂肪は加水分解され、脂肪酸とグリセロールとなって血中に放出される。
脂肪細胞の内部は、大きな脂肪滴でほとんど埋め尽くされており、脂肪滴を構成するトリグリセリドの周囲をリン脂質の一重層が取り囲んでいる。エネルギーが不足した際の脂肪の加水分解には脂肪加水分解酵素が関与し、脂肪加水分解酵素の1種として脂肪細胞特異的トリグリセリドリパーゼ(Adipocyte Triglyceride Lipase;ATGL)が知られている。このATGLの酵素活性は、脂肪滴の表面でATGLと、CGI-58と呼ばれるタンパク質とが結合することにより上昇する。CGI-58とは、Comparative gene identification-58のことであり、別名α/β hydrolase domain-containing protein 5(略してABHD5)とも呼ばれるタンパク質である。したがって、CGI-58の発現が抑制されて脂肪の分解が抑制されると、脂肪細胞の過剰な脂肪蓄積による肥満やセルライト、異所性の脂肪蓄積による脂肪肝などの症状が現われる。
さらに、CGI-58は、脂肪細胞以外では脂質の輸送や脂質の代謝にも関与している。例えば、全身の細胞に脂質(脂肪)が異常に蓄積することで魚鱗癬症候群が発症する。魚鱗癬症候群の1つとしてシャナリン・ドルフマン(Chanarin-Dorfman)症候群があるが、シャナリン・ドルフマン症候群の原因遺伝子の1つがCGI-58遺伝子であり、魚鱗癬患者ではCGI-58の発現が低いことも知られている。この魚鱗癬症候群に関して、培養細胞にCGI-58を強制発現させると脂肪分解が亢進し細胞内への脂質の蓄積が改善することが知られている。さらに、CGI-58遺伝子のノックアウトマウスやRNA抑制試験によって、脂肪の分解が阻害され細胞内に過剰に脂質が蓄積し皮膚の角層が正常に形成されなくなると、皮膚機能や毛髪の形成に異常をきたすことも知られている。
したがって、CGI-58の発現を促進し、脂質代謝異常の予防又は改善、脂質代謝の促進、肥満の抑制、痩身、セルライトの形成の抑制、皮膚機能の改善、毛髪形成異常の予防又は改善に有効な、CGI-58発現促進剤が求められている。
本発明は、CGI-58の発現を促進する、CGI-58発現促進剤の提供を課題とする。また、本発明は、脂質代謝異常を予防又は改善する、脂質代謝異常の予防又は改善剤の提供を課題とする。また、本発明は、脂肪の代謝を促進する、脂質代謝促進剤の提供を課題とする。また、本発明は、肥満を抑制する、肥満抑制剤の提供を課題とする。また、本発明は、痩身を促進する、痩身剤の提供を課題とする。また、本発明は、セルライトの形成を抑制する、セルライト形成抑制剤の提供を課題とする。また、本発明は、皮膚機能を改善する、皮膚機能改善剤の提供を課題とする。さらに、本発明は、毛髪形成の異常を予防又は改善する、毛髪形成異常予防又は改善剤の提供を課題とする。
本発明者等は上記課題に鑑み、CGI-58の発現を促進する新規物質を探求すべく鋭意検討を行った。その結果、コウリャン(Sorghum nervosum又はSorghum vulgare)抽出物、ラック色素、メグスリノキ(Acer nikoense)抽出物、コウガタイゲキ(Knoxia valerianoides)抽出物、ホウセンカ(Impatiens balsamina)抽出物、及びロウドクタイゲキ(Euphorbia fischeriana)抽出物がCGI-58の発現を促進し、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、及び毛髪形成異常予防又は改善剤の有効成分として有用であることを見い出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成するに至った。
すなわち、本発明は、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、CGI-58発現促進剤に関する。
また、本発明は、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、脂質代謝異常の予防又は改善剤に関する。
また、本発明は、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、脂質代謝促進剤に関する。
また、本発明は、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、肥満抑制剤に関する。
また、本発明は、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、痩身剤に関する。
また、本発明は、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、セルライト形成抑制剤に関する。
また、本発明は、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、皮膚機能改善剤に関する。
さらに、本発明は、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、毛髪形成異常予防又は改善剤に関する。
本発明のCGI-58発現促進剤は、CGI-58の発現を促進することができる。また、本発明の脂質代謝異常の予防又は改善剤は、脂質代謝異常を予防又は改善することができる。また、本発明の脂質代謝促進剤は、脂肪の代謝を促進することができる。また、本発明の肥満抑制剤は、肥満を抑制することができる。また、本発明の痩身剤は、痩身を促進することができる。また、本発明のセルライト形成抑制剤は、セルライトの形成を抑制することができる。また、本発明の皮膚機能改善剤は、皮膚機能を改善することができる。さらに、本発明の毛髪形成異常予防又は改善剤は、毛髪形成の異常を予防又は改善することができる。
本明細書において、「改善」とは、疾患、症状又は状態の好転、疾患、症状又は状態の悪化の防止又は遅延、あるいは疾患、症状又は状態の進行の逆転、防止又は遅延をいう。
また、本明細書において、「非治療的」とは、医療行為、すなわち治療による人体への処置行為を含まない概念である。
さらに、本明細書において、「予防」とは、個体における疾患若しくは症状の発症の防止又は遅延、あるいは個体の疾患若しくは症状の発症の危険性を低下させることをいう。
本発明のCGI-58発現促進剤は、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする。後述の実施例で実証するように、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物はCGI-58発現促進効果を有する。
さらに、前述のように、CGI-58の発現を促進することで、脂質代謝異常の予防又は改善、脂質代謝の促進、肥満の抑制、痩身、セルライトの形成の抑制、皮膚機能(角層形成機能、角化異常、魚鱗癬症候群、バリア機能、保湿機能など)の改善、毛髪形成異常の予防又は改善が可能となる(例えば、Akiyama M.et al.,Journal of Investigative Dermatology,2003,vol.121,p.1029-1034;Lass A.et al.,Cell Metabolism,2006,vol.3,p.309-319;Randner F.et al.,Journal of Biological Chemistry,2010,vol.285,p.7300-7311;Montero-Moran G.et al.,Journal of Lipid Research,2010,vol.51,p.709-719;Yamaguchi T.et al.,Journal of Lipid Research,2007,vol.48,p.1078-1089参照)。したがって、CGI-58発現促進効果を有するコウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物は、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、及び毛髪形成異常予防又は改善剤の有効成分とすることができる。
本発明におけるコウリャンとは、イネ(Poaceae)科モロコシ(Sorghum)属の多年草の植物である。コウリャンは、穀物として広く栽培されている。コウリャンの殻より抽出して得られるコウリャン色素は食品添加物として用いられる。
本発明におけるメグスリノキとは、カエデ(Aceraceae)科カエデ(Acer)属の植物である。メグスリノキは、観賞用で用いられたり、煎じて眼病の予防又は治療に用いられている。
本発明におけるコウガタイゲキとは、アカネ(Rubiaceae)科シソノミグサ(Knoxia)属の植物である。コウガタイゲキの塊根を乾燥させたものは、漢方薬として広く用いられている。
本発明におけるホウセンカとは、ツリフネソウ(Balsaminaceae)科ツリフネソウ(Impatiens)属の一年草の植物である。ホウセンカは主に観賞用として広く栽培されている。
本発明におけるロウドクタイゲキとは、トウダイグサ(Euphorbiaceae)科トウダイグサ(Euphorbia)属の植物である。ロウドクタイゲキの根を乾燥させたものは、漢方薬として広く用いられている。
本発明において、コウリャン、メグスリノキ、コウガタイゲキ、ホウセンカ、及びロウドクタイゲキの全ての任意の部分が使用可能である。例えば、コウリャン、メグスリノキ、コウガタイゲキ、ホウセンカ、及びロウドクタイゲキの全草、根、塊根、根茎、茎、葉、樹皮、樹脂、花、果実、種子、殻、果実、果皮、莢、芽、花穂等の任意の部分、及びそれらの組み合わせのいずれか1つ又は2つ以上を使用することができる。
本発明においてコウリャン抽出物を得るには、コウリャンの実、殻、又は実及び殻を抽出することが好ましい。
本発明においてメグスリノキ抽出物を得るには、メグスリノキの樹皮を抽出することが好ましい。
本発明においてコウガタイゲキ抽出物を得るには、コウガタイゲキの塊根を抽出することが好ましい。
本発明においてホウセンカ抽出物を得るには、ホウセンカの種子を抽出することが好ましい。
本発明においてロウドクタイゲキ抽出物を得るには、ロウドクタイゲキの根を抽出することが好ましい。
なお、本発明において、前記抽出物として市販の抽出物を用いてもよい。
本発明において用いる前記抽出物の製造方法については、前記植物を通常の方法で抽出することにより抽出物を得ることができる。具体的には、前記植物を乾燥させた乾燥物、その粉砕物等を圧搾抽出することにより得られる搾汁、水蒸気蒸留物、各種抽出溶剤による粗抽出物、粗抽出物を分配又はカラムクロマトなどの各種クロマトグラフィーなどで精製して得られた抽出物画分などを各種抽出物として用いることができる。
前記植物はそのまま抽出に供することも可能であるが、より抽出効率を高めるために、乾燥、細断、粉砕等の工程を加えることも好ましい。また、本発明においては、前記抽出物、水蒸気蒸留物、圧搾物等のいずれかを単独で、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。なかでも、前記抽出物としては、前記植物を乾燥させた乾燥物又はその粉砕物から、抽出溶剤を用いて得られた抽出物を用いることがより好ましい。
抽出溶剤としては、極性溶剤、非極性溶剤のいずれをも使用することができ、これらを混合して用いることもできる。例えば、水;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等の多価アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の鎖状及び環状エーテル類;ポリエチレングリコール等のポリエーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;ピリジン類;超臨界二酸化炭素;油脂、ワックス、その他オイル等が挙げられる。あるいは、上記溶剤の2種以上を組み合わせた混合物を、抽出溶剤として用いることができる。このうち、水、アルコール類、水−アルコール混合液、多価アルコール類を用いるのが好ましく、エタノール水溶液やプロピレングリコール水溶液を用いるのがより好ましい。
前記抽出物を得るための抽出条件については、使用する溶剤によって異なり、通常の条件を適用できる。例えば、例えば水、アルコール類、多価アルコール類又はこれらの混合物により抽出する場合、好ましくは前記植物1質量部に対して1容量部以上100容量部以下の溶剤を用い、前記植物を0℃以上(好ましくは15℃以上)100℃以下(好ましくは40℃以下)で1時間以上(好ましくは5時間以上)30日間以下(好ましくは10日間以下)浸漬又は加熱還流すればよい。また、抽出効率を向上させるため、併せて攪拌を行ったり、溶媒中でホモジナイズ処理を行ってもよい。
上記溶媒で抽出して得られた抽出物はそのまま使用してもよいが、さらに適当な分離手段、例えばゲル濾過、クロマトグラフィー、精密蒸留、活性炭処理等により活性の高い画分を分画して用いることもできる。本発明において、前記抽出物とは、このようにして得られた各種抽出物、その希釈液、その濃縮液、その精製物又はそれらの乾燥末を包含するものである。
本発明におけるラック色素とは、ラックカイガラムシ(Laccifer lacca)の分泌する樹脂状物質を室温又は加温下で水やエタノール水溶液で抽出して得られる色素である。ラック色素は、食品の着色料として広く用いられている。本発明において、市販されているラック色素を用いてもよい。
本発明のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、及び毛髪形成異常予防又は改善剤には、前記有効成分のうちのいずれか1種を利用しても、2種以上を併用してもよい。また、前記抽出物を有効成分としてそのまま用いてもよいし、前記抽出物を有効成分として含有する組成物として用いてもよい。
本発明のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、及び毛髪形成異常予防又は改善剤の形態は特に制限されないが、例えば、医薬組成物、化粧料組成物若しくは食品組成物とするか、又はこれらに含有させることができる。
医薬組成物を調製する場合は、通常、前記有効成分と好ましくは薬学的に許容される担体を含む製剤として調製する。薬学的に許容される担体とは、一般的に、前記有効成分とは反応しない、不活性の、無毒の、固体又は液体の、増量剤、希釈剤又はカプセル化材料等をいい、例えば、水、エタノール、ポリオール類(例えば、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、及びポリエチレングリコール等)、適切なそれらの混合物、植物性油などの溶媒又は分散媒体などが挙げられる。
医薬組成物は、経口により、非経口により、例えば、口腔内に、皮膚に、皮下に、粘膜に、静脈内に、動脈内に、筋肉内に、腹腔内に、膣内に、肺に、脳内に、眼に、及び鼻腔内に投与される。経口投与製剤としては、錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、カプセル剤、チュアブル剤、ペレット剤、シロップ剤、液剤、懸濁剤及び吸入剤などが挙げられる。非経口投与製剤としては、坐剤、保持型浣腸剤、点滴剤、点眼剤、点鼻剤、ペッサリー剤、注射剤、口腔洗浄剤並びに軟膏、クリーム剤、ゲル剤、制御放出パッチ剤及び貼付剤などの皮膚外用剤などが挙げられる。本発明の医薬組成物は、徐放性皮下インプラントの形態で、又は標的送達系(例えば、モノクローナル抗体、ベクター送達、イオン注入、ポリマーマトリックス、リポソーム及びミクロスフェア)の形態で、非経口で投与してもよい。
医薬組成物はさらに医薬分野において慣用の添加剤を含んでいてもよい。そのような添加剤には、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、抗酸化剤、着色剤、矯味剤などがあり、必要に応じて使用できる。長時間作用できるように徐放化するためには、既知の遅延剤等でコーティングすることもできる。賦形剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、寒天、軽質無水ケイ酸、ゼラチン、結晶セルロース、ソルビトール、タルク、デキストリン、デンプン、乳糖、白糖、ブドウ糖、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム、リン酸水素カルシウム等が使用できる。結合剤としては、例えば、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、エチルセルロース、カゼインナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、寒天、精製水、ゼラチン、デンプン、トラガント、乳糖等が挙げられる。崩壊剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、結晶セルロース、デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ等が挙げられる。滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、硬化油、ショ糖脂肪酸エステル、ロウ類等が挙げられる。抗酸化剤としては、トコフェロール、没食子酸エステル、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、アスコルビン酸等が挙げられる。必要に応じてその他の添加剤や薬剤、例えば制酸剤(炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、沈降炭酸カルシウム、合成ヒドロタルサイト等)、胃粘膜保護剤(合成ケイ酸アルミニウム、スクラルファート、銅クロロフィリンナトリウム等)を加えてもよい。
化粧料組成物を調製する場合、その形態は特に制限されず、溶液、乳液、粉末、水−油二層系、水−油−粉末三層系、ゲル、タブレット等の固形、エアゾール、ミスト、カプセル及びシート等任意の形態とすることができる。また、化粧料組成物の製品形態も任意であり、例えば、洗顔料、メーク落とし、化粧水、美容液、パック、乳液、クリーム及びサンスクリーン等のスキンケア化粧料、ファンデーション、化粧下地、口紅、アイシャドー、アイライナー、マスカラ、アイブロー、頬紅及びネイルエナメル等のメイクアップ化粧料、ヘアシャンプー、ヘアリンス、整髪料、染毛料及び育毛剤等の毛髪化粧料、石鹸、ボディソープ、デオドラント化粧料及び浴用剤等のボディ洗浄料、歯磨剤及び洗口剤等の口腔化粧料、香水等の芳香化粧料等が挙げられる。また、この化粧料は、日本の薬事法上、化粧品もしくは医薬部外品のどちらに属しても良い。
化粧料組成物は、化粧品、医薬部外品及び医薬品等に慣用される他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて配合し、常法により製造することができる。
その他の化粧料組成物に配合可能な成分としては、例えば、防腐剤、消炎剤、美白剤、各種植物抽出物、賦活剤、血行促進剤、抗脂漏剤、抗炎症剤及び殺菌剤等が挙げられる。
本発明の医薬組成物及び化粧料組成物は、口腔用組成物、外用組成物、内服組成物などの形態で適用することができる。
食品組成物を調製する場合、その形態は特に制限されず、飲料も包含される。一般食品の他に、脂質代謝異常の予防又は改善、脂質代謝の促進、肥満の抑制、セルライト形成の抑制、皮膚機能の改善、及び毛髪形成異常の予防又は改善等、CGI-58発現の促進により治療、予防又は改善しうる疾患又は状態の治療、予防又は改善等をコンセプトとしてその旨を表示した飲食品、すなわち、健康食品、機能性食品、病者用食品及び特定保健用食品なども包含される。健康食品、機能性食品、病者用食品及び特定保健用食品は、具体的には、細粒剤、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、シロップ剤、液剤、流動食等の各種製剤形態として使用することができ、これら製剤のために使用することができる。製剤形態の食品組成物は、医薬製剤と同様に製造することができ、前記有効成分と、食品として許容できる担体、例えば適当な賦形剤(例えば、でん粉、加工でん粉、乳糖、ブドウ糖、水等)等とを混合した後、慣用の手段を用いて製造することができる。さらに、食品組成物は、スープ類、ジュース類、乳飲料、茶飲料、コーヒー飲料、ココア飲料、ゼリー状飲料などの液状食品組成物、プリン、ヨーグルトなどの半固形食品組成物、パン類、うどんなどの麺類、クッキー、チョコレート、キャンディ、ガム、せんべいなどの菓子類、ふりかけ、バター、ジャムなどのスプレッド類等の形態もとりうる。また、食品には、飼料も含まれる。
食品組成物には、種々の食品添加物、例えば、酸化防止剤、香料、各種エステル類、有機酸類、有機酸塩類、無機酸類、無機酸塩類、無機塩類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、酸味料、果汁エキス類、野菜エキス類、花蜜エキス類、pH調整剤、品質安定剤などの添加剤を単独、あるいは併用して配合してもよい。
本発明のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、及び毛髪形成異常予防又は改善剤の投与対象は、好ましくは温血脊椎動物であり、より好ましくは哺乳動物である。本明細書において哺乳動物は、例えば、ヒト、並びにサル、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ、ブタなどの非ヒト哺乳動物が挙げられる。本発明のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、及び毛髪形成異常予防又は改善剤は、ヒト、サルなどの霊長類、特にヒトへの投与に好適である。
本発明のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、及び毛髪形成異常予防又は改善剤における前記有効成分の投与量は、個体の状態、体重、性別、年齢、素材の活性、投与又は摂取経路、投与又は摂取スケジュール、製剤形態又はその他の要因により適宜決定することができる。例えば、錠剤や飲料などの経口摂取形態では、前記有効成分の質量に基づき、1日あたり、成人(体重60kg)あたり、好ましくは0.1mg以上、より好ましくは10mg以上、好ましくは10g以下、より好ましくは1000mg以下である。また、前記有効成分は、1日1回〜数回に分け、又は任意の期間及び間隔で摂取・投与され得る。
本発明のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、及び毛髪形成異常予防又は改善剤における前記有効成分の含有量は、上記投与量を達成するように適宜決定できる。例えば、本発明のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、及び毛髪形成異常予防又は改善剤において、入浴剤や皮膚外用形態では、前記有効成分の含有量は、0.0001質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましく、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、毛髪形成異常予防又は改善剤、方法及び使用を開示する。
<1>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、CGI-58発現促進剤。
<2>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、脂質代謝異常の予防又は改善剤。
<3>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、脂質代謝促進剤。
<4>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、肥満抑制剤。
<5>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、痩身剤。
<6>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、セルライト形成抑制剤。
<7>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、皮膚機能改善剤。
<8>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、毛髪形成異常予防又は改善剤。
<9>前記コウリャン抽出物がコウリャンの実、殻、又は実及び殻の抽出物である、前記<1>〜<8>のいずれか1項記載のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、又は毛髪形成異常予防又は改善剤。
<10>前記メグスリノキ抽出物がメグスリノキの樹皮の抽出物である、前記<1>〜<8>のいずれか1項記載のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、又は毛髪形成異常予防又は改善剤。
<11>前記コウガタイゲキ抽出物がコウガタイゲキの塊根の抽出物である、前記<1>〜<8>のいずれか1項記載のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、又は毛髪形成異常予防又は改善剤。
<12>前記ホウセンカ抽出物がホウセンカの種子の抽出物である、前記<1>〜<8>のいずれか1項記載のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、又は毛髪形成異常予防又は改善剤。
<13>前記ロウドクタイゲキ抽出物がロウドクタイゲキの根の抽出物である、前記<1>〜<8>のいずれか1項記載のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、又は毛髪形成異常予防又は改善剤。
<14>前記コウリャン抽出物、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物が、コウリャン、メグスリノキ、コウガタイゲキ、ホウセンカ、及びロウドクタイゲキをそれぞれエタノール水溶液で抽出して得られた、前記<1>〜<13>のいずれか1項記載のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、又は毛髪形成異常予防又は改善剤。
<15>前記ラック色素が、ラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質を抽出して得られた色素である、前記<1>〜<8>のいずれか1項記載のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、又は毛髪形成異常予防又は改善剤。
<16>前記有効成分の含有量が0.001質量%以上(好ましくは0.01質量%以上)10質量%以下(好ましくは5質量%以下)である、前記<1>〜<15>項のいずれか記載のCGI-58発現促進剤、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、又は毛髪形成異常予防又は改善剤。
<17>CGI-58発現促進剤としての、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の使用。
<18>CGI-58発現促進剤の製造のための、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の使用。
<19>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を、CGI-58発現促進剤として使用する方法。
<20>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を用いる、CGI-58発現促進方法。
<21>前記コウリャン抽出物がコウリャンの実、殻、又は実及び殻の抽出物である、前記<17>〜<20>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<22>前記メグスリノキ抽出物がメグスリノキの樹皮の抽出物である、前記<17>〜<20>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<23>前記コウガタイゲキ抽出物がコウガタイゲキの塊根の抽出物である、前記<17>〜<20>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<24>前記ホウセンカ抽出物がホウセンカの種子の抽出物である、前記<17>〜<20>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<25>前記ロウドクタイゲキ抽出物がロウドクタイゲキの根の抽出物である、前記<17>〜<20>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<26>前記コウリャン抽出物、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物が、コウリャン、メグスリノキ、コウガタイゲキ、ホウセンカ、及びロウドクタイゲキをそれぞれエタノール水溶液で抽出して得られた、前記<17>〜<25>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<27>前記ラック色素が、ラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質を抽出して得られた色素である、前記<17>〜<20>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<28>前記有効成分の含有量が0.001質量%以上(好ましくは0.01質量%以上)10質量%以下(好ましくは5質量%以下)である、前記<17>〜<27>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<29>脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、又は毛髪形成異常予防又は改善剤としての、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の使用。
<30>脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、又は毛髪形成異常予防又は改善剤の製造のための、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の使用。
<31>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、又は毛髪形成異常予防又は改善剤として使用する方法。
<32>脂質代謝異常の予防又は改善方法、脂質代謝促進方法、肥満抑制方法、痩身方法、セルライト形成抑制方法、皮膚機能改善方法、又は毛髪形成異常予防又は改善方法のために用いる、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種。
<33>脂質代謝異常の予防又は改善薬、脂質代謝促進薬、肥満抑制薬、痩身薬、セルライト形成抑制薬、皮膚機能改善薬、又は毛髪形成異常予防又は改善薬の製造のための、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の使用。
<34>脂質代謝異常、肥満、痩身、セルライト形成、皮膚機能、又は毛髪形成異常の非治療的な処置方法のために用いる、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の使用。
<35>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を医薬組成物又は化粧料組成物の形態で適用する、前記<34>項記載の使用。
<36>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を外用組成物の形態で適用する、前記<35>項記載の使用。
<37>コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を食品又は飲料の形態で適用する、前記<34>項記載の使用。
<38>前記コウリャン抽出物がコウリャンの実、殻、又は実及び殻の抽出物である、前記<29>〜<37>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<39>前記メグスリノキ抽出物がメグスリノキの樹皮の抽出物である、前記<29>〜<37>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<40>前記コウガタイゲキ抽出物がコウガタイゲキの塊根の抽出物である、前記<29>〜<37>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<41>前記ホウセンカ抽出物がホウセンカの種子の抽出物である、前記<29>〜<37>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<42>前記ロウドクタイゲキ抽出物がロウドクタイゲキの根の抽出物である、前記<29>〜<37>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<43>前記コウリャン抽出物、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物が、コウリャン、メグスリノキ、コウガタイゲキ、ホウセンカ、及びロウドクタイゲキをそれぞれエタノール水溶液で抽出して得られた、前記<29>〜<42>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<44>前記ラック色素が、ラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質を抽出して得られた色素である、前記<29>〜<37>のいずれか1項記載の使用又は方法。
<45>前記有効成分の含有量が0.001質量%以上(好ましくは0.01質量%以上)10質量%以下(好ましくは5質量%以下)である、前記<29>〜<44>のいずれか1項記載の使用又は方法。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
製造例1 コウリャン抽出物の調製
コウリャンの実及び殻より温時〜熱時水、含水エタノールで抽出して得られたコウリャン色素を三栄源エフエフアイ社より購入した。これを50体積%エタノールで濃度1%に調製した。
製造例2 ラック色素の調製
カイガラムシ科ラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質より室温時〜熱時水で抽出して得られたラック色素をOCI株式会社社より購入した。これを20体積%エタノールで固形分濃度1%に調製した。
製造例3 メグスリノキ抽出物の調製
メグスリノキの樹皮より、室温時〜温時、30体積%エタノール水で抽出して得られたメグスリノキ抽出液を松浦薬業社より購入した。これを濃度1.1%に調製した。
製造例4 コウガタイゲキ抽出物の調製
コウガタイゲキの塊根(新和物産社より入手)40gと、50体積%エタノール水溶液400mLとを混合して、室温(約20℃)で7日間抽出後濾過し、コウガタイゲキ抽出物(330mL)を得た(蒸発残分2.7%)。
製造例5 ホウセンカ抽出物の調製
ホウセンカの種子(新和物産社より入手)40gと、50体積%エタノール水溶液400mLとを混合して、室温(約20℃)で7日間抽出後濾過し、ホウセンカ抽出物(340mL)を得た(蒸発残分0.4%)。
製造例6 ロウドクタイゲキ抽出物の調製
ロウドクタイゲキの根(新和物産社より入手)40gと、50体積%エタノール水溶液400mLとを混合して、室温(約20℃)で7日間抽出後濾過し、ロウドクタイゲキ抽出物(290mL)を得た(蒸発残分2.7%)。
参考例 ラフマ(Apocynum venetum)抽出物の調製
ラフマの全草を水もしくは含水エタノールで抽出したラフマエキス末を松浦薬業から購入し、50体積%エタノールで濃度1%に調製した。
試験例1 レポーターアッセイによるCGI-58遺伝子転写活性測定
ヒトCGI-58遺伝子において転写開始点から上流約2Kbpまでをプロモーター領域とし、PCR法によりHuman genomic DNA(Promega社)を鋳型としてCGI-58遺伝子クローニングした。これを制限酵素で処理し、pGL3-Basic Vector(Promega社)のマルチクローニングサイトへ導入することで、CGI-58発現用プラスミドを構築した。
タイプIコラーゲンをコートした培養プレートへ培養線維芽細胞3T3-L1を播種し、5%牛胎児血清、100unit/mLペニシリン、100μg/mLストレプトマイシンを含む高グルコースダルベッコ・フォークト変法イーグル最小必須培地(DMEM)で一晩培養後、Lipofectamin LTX(商品名、ライフテクノロジーズジャパン社)を用いて前記CGI-58発現用プラスミド、及びコントロールレポーターベクターとしてphRL-TKベクター(Promega社)をトランスフェクションした。トランスフェクション3時間後に製造例1〜7及び参考例で調製した評価サンプルを濃度が30μg/mLとなるようにそれぞれ添加し、一晩培養後にDual-Glo Luciferase Assay System(商品名、Promega社)を用いて転写活性を測定した。
CGI-58発現用プラスミドによるホタルルシフェラーゼ発光量に対する、phRL-TKによるウミシイタケルシフェラーゼ発光量で標準化した値をCGI-58遺伝子転写活性とし、評価サンプルを添加しない対照群の転写活性に対する相対値を相対CGI-58遺伝子転写活性値(対照群を1とする)とした。同一条件での試験を培養プレートの3ウェルで行い、平均値を算出した。
その結果を表1に示す。
Figure 2014133710
表1の結果から明らかなように、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、ロウドクタイゲキ抽出物、及びラフマ抽出物をそれぞれ添加することにより、CGI-58遺伝子の転写活性が上昇した。したがって、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、ロウドクタイゲキ抽出物、及びラフマ抽出物は、CGI-58の発現を促進する。
試験例2 培養脂肪細胞でのCGI-58遺伝子発現解析
培養線維芽細胞3T3-L1を5%牛胎児血清、100unit/mLペニシリン、100μg/mLストレプトマイシンを含む高グルコースDMEMでコンフルエントに達するまで培養した後、0.5mMイソブチルメチルキサンチン、0.25マイクロMデキサメタゾン、10μg/mLインスリンを添加した分化誘導培地にて2日間培養し、前記高グルコースDMEMで2日間培養した。前記製造例で調製した評価サンプルを分化誘導開始初日より濃度10μg/mLとなるように培地に添加した。
培養後の細胞よりトータルRNAを抽出しcDNAに逆転写した後、Taq Man Assayによる定量的PCRを行った。CGI-58遺伝子の発現量は、ハウスキーピング遺伝子36B4発現量で標準化し、評価サンプルを添加しない対照群での発現量に対する相対値を相対CGI-58遺伝子発現量(対照群を100とする%)とした。同一条件での試験を培養プレートの3ウェルで行い、平均値を算出した。
その結果を表2に示す。
Figure 2014133710
表2の結果から明らかなように、コウリャン抽出物、ラック色素、コウガタイゲキ抽出物、及びホウセンカ抽出物をそれぞれ添加することにより、CGI-58遺伝子の発現量が上昇した。したがって、コウリャン抽出物、ラック色素、コウガタイゲキ抽出物、及びホウセンカ抽出物は、CGI-58の発現を促進する。
試験例3
7週齢の雄、C57BL/6Jマウスを実験群毎の平均体重が同じになるように各群8匹に分け、5%の脂質を配合した通常の粉末飼料(LFとする)、30%の脂質を配合した高脂肪食(HFとする)、及び参考例で調製したラフマ抽出物をHFに0.5%配合した試験飼料を自由摂取させ、室温23±2℃、湿度55±10%の飼育環境で飼育した。摂取開始から3ヶ月後に解剖を行い、体重、内臓脂肪(副睾丸周囲脂肪)量、皮下脂肪(鼠径−腹部皮下脂肪)量を測定した。その結果を表3〜5に示す。
Figure 2014133710
Figure 2014133710
Figure 2014133710
表3〜5の結果から明らかなように、CGI-58発現促進効果を有するラフマ抽出物を摂取することにより、体重、内臓脂肪量、皮下脂肪量を顕著に低下させることができる。
上記試験例1及び2より、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物はCGI-58発現促進効果を有する。したがって、コウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物は、脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、及び毛髪形成異常予防又は改善剤の有効成分とすることができる。
さらに、上記試験例3に示すように、CGI-58発現促進効果を有するラフマ抽出物は、脂質代謝異常の予防又は改善、脂質代謝促進、肥満抑制、痩身に有効である。したがって、ラフマ抽出物と同様、CGI-58発現促進効果を有するコウリャン抽出物、ラック色素、メグスリノキ抽出物、コウガタイゲキ抽出物、ホウセンカ抽出物、及びロウドクタイゲキ抽出物も、脂質代謝異常の予防又は改善、脂質代謝促進、肥満抑制、痩身に有効であることは明らかである。
処方例
前記製造例で得られた抽出物を有効成分として、本発明の脂質代謝異常の予防又は改善剤、脂質代謝促進剤、肥満抑制剤、痩身剤、セルライト形成抑制剤、皮膚機能改善剤、毛髪形成異常予防又は改善剤として、下記に示す組成のジェル状クリーム、液体浴用剤、及び飲料を常法により各々調製できる。
1.ジェル状クリーム
ラック色素 1質量%
マイクロクリスタリンワックス 2質量%
セチルイソオクタネート 7質量%
ポリオキシエチレン(20)グリセリロールトリイソステアリン酸エステル 0.3質量%
精製水 5質量%
有機ベントナイト 1.2質量%
1,3-ブチレングリコール 5質量%
流動パラフィン バランス
合計100
2.液体浴用剤
コウガタイゲキ抽出物 20質量%
オクタン酸トリグリセライド 33質量%
ミリスチン酸オクチルドデシル 33質量%
ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル(40E.O.) 12質量%
流動パラフィン バランス
合計100
3.飲料
コウリャン抽出物 1質量%
果糖ブドウ糖液糖 25質量%
食塩 0.2質量%
ブドウ果汁 20質量%
ビタミンC 0.1質量%
精製水 バランス
合計100

Claims (8)

  1. コウリャン(Sorghum nervosum又はSorghum vulgare)抽出物、ラック色素、メグスリノキ(Acer nikoense)抽出物、コウガタイゲキ(Knoxia valerianoides)抽出物、ホウセンカ(Impatiens balsamina)抽出物、及びロウドクタイゲキ(Euphorbia fischeriana)抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、CGI-58発現促進剤。
  2. コウリャン(Sorghum nervosum又はSorghum vulgare)抽出物、ラック色素、メグスリノキ(Acer nikoense)抽出物、コウガタイゲキ(Knoxia valerianoides)抽出物、ホウセンカ(Impatiens balsamina)抽出物、及びロウドクタイゲキ(Euphorbia fischeriana)抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、脂質代謝異常の予防又は改善剤。
  3. コウリャン(Sorghum nervosum又はSorghum vulgare)抽出物、ラック色素、メグスリノキ(Acer nikoense)抽出物、コウガタイゲキ(Knoxia valerianoides)抽出物、ホウセンカ(Impatiens balsamina)抽出物、及びロウドクタイゲキ(Euphorbia fischeriana)抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、脂質代謝促進剤。
  4. コウリャン(Sorghum nervosum又はSorghum vulgare)抽出物、ラック色素、メグスリノキ(Acer nikoense)抽出物、コウガタイゲキ(Knoxia valerianoides)抽出物、ホウセンカ(Impatiens balsamina)抽出物、及びロウドクタイゲキ(Euphorbia fischeriana)抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、肥満抑制剤。
  5. コウリャン(Sorghum nervosum又はSorghum vulgare)抽出物、ラック色素、メグスリノキ(Acer nikoense)抽出物、コウガタイゲキ(Knoxia valerianoides)抽出物、ホウセンカ(Impatiens balsamina)抽出物、及びロウドクタイゲキ(Euphorbia fischeriana)抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、痩身剤。
  6. コウリャン(Sorghum nervosum又はSorghum vulgare)抽出物、ラック色素、メグスリノキ(Acer nikoense)抽出物、コウガタイゲキ(Knoxia valerianoides)抽出物、ホウセンカ(Impatiens balsamina)抽出物、及びロウドクタイゲキ(Euphorbia fischeriana)抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、セルライト形成抑制剤。
  7. コウリャン(Sorghum nervosum又はSorghum vulgare)抽出物、ラック色素、メグスリノキ(Acer nikoense)抽出物、コウガタイゲキ(Knoxia valerianoides)抽出物、ホウセンカ(Impatiens balsamina)抽出物、及びロウドクタイゲキ(Euphorbia fischeriana)抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、皮膚機能改善剤。
  8. コウリャン(Sorghum nervosum又はSorghum vulgare)抽出物、ラック色素、メグスリノキ(Acer nikoense)抽出物、コウガタイゲキ(Knoxia valerianoides)抽出物、ホウセンカ(Impatiens balsamina)抽出物、及びロウドクタイゲキ(Euphorbia fischeriana)抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とする、毛髪形成異常予防又は改善剤。
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