JP2014132170A - 重力エンジン - Google Patents

Abstract

【課題】電力の需用が増えて供給不足となり、発電の強化が求められているが、原子力発電には安全面で、水力発電には落差のある水資源の限界、火力発電には燃料の高騰、と、問題山積で、解決がむつかしい。それで、自然エネルギーの開発が求められている。この発明はその一つで、地球の引力を利用して、これを解決しようとするものである。
【解決手段】この発明は、永久磁石を可動重量物とし、これを磁力によって摺動させ、強性的にモーメントのバランスを崩す。モーメントが片側が強くなることにより左右のバランスが崩れ、そして大きい側の方から下側に回転を始める。そしてある一定の回転角になったら電磁石２、５、６の極性を切替え、連続して回転するようにした。本発明により地球の引力と云う不滅で無料の自然エネルギーの利用が可能となり、エネルギー資源の枯渇を防ぐことができる。
【選択図】図１

Description

この発明は、中心軸を持つ左右対称の物体は、モーメントが互いに反対方向に働き、モーメントがバランスした位置で静止する。これを、磁石の吸引力、反発力を利用して強制的にバランスを崩し、左右のモーメントの差によって回転力を生じさせる。また、ある一定の回転角になると、その磁石の極性を切替え、連続して同一方向に連続回転するようにしたものである。

物理の常識では、中心軸をもつ左右対称の物体は、モーメントがバランスした位置で静止する。と云うものである。この発明は、バランスを強制的に崩し、回転力を生じさせ、しかも連続して回転するようにしたものである。

本発明は、地球の引力と云う、消滅することも無く、しかも無料のエネルギーを利用するものである。そして、この引力と同質とされている磁力に着目し、図１で示すように、固定された電磁石２、５、６と可動永久磁石３、４との間に働く、吸引力と反発力をたくみに組み合わせて、連続回転させるものである。
また、複数に連結することで、円滑に回転させることができる。

本発明のエンジンを、発電機や機械装置に利用することにより、今迄の動力源に必要だった石油やガス等の必要が無くなり、エネルギー資源の枯渇を防ぐことができる。

本発明の原理を示す構造図である。シャフト８の中心部に固定された電磁石５、６を設ける。そして、電磁石２と５、２と６の間に摺動可能な永久磁石３と４を設ける。回転角０°（水平の状態）の時に電流を流して図１に示すような極性にする。すると、永久磁石３は内側に、永久磁石４は外側に摺動して吸着される。すると、永久磁３と４に働くモーメントのバランスが崩れ、モーメントの大きい４が下の方向に回転を始める。そして、永久磁石４が回転角９０°になった近辺で、電磁石２、５、６に流れる電流を逆に切替える。すると電磁石２、５、６の極性が切変わり、永久磁石４は内側に、永久磁石３は外側に吸着され、回転を続ける。そしてまた回転角が２７０°近辺になった位置で、電磁石に流れる電流を切替える。これで頭初の状態となり、回転を続ける。回転角９０°と２７０°の近辺では回転モーメントが弱くなるので、例えば９０°毎、または４５°毎と、複数連結すると円滑に回転させることが出来る

１・・・・電磁コイル
２・・・・電磁石（固定、電流方向の切替えにより極性ＮＳが変わる。）
３・・・・永久磁石ａ（摺動可動する、極性は変化しない。）
４・・・・永久磁石ｂ（摺動可動する、極性は変化しない。）
５・・・・電磁石（固定、電流方向の切替えにより極性ＮＳが変わる。）
６・・・・電磁石（固定、電流方向の切替えにより極性ＮＳが変わる。）
７・・・・電磁コイル
８・・・・シャフト

Claims (2)

1. 中心軸に対し、左右対称の摺動物を有し、その摺動物が、引力（重力）によって、モーメントがバランスした位置で静止するのを、強性的にそのバランスを崩し、片寄ったモーメントが連続して働くようにして連続回転することを特徴とした回転装置
2. 本発明のエンジンを動力とした発電機および機械装置

Images