JP5956700B1 - 回転アーム式動力発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力需要が増え供給不足となり、発電強化が望まれる状況で、自然エネルギーの開発が要望される。この発明は、地球引力を利用し、動力を発生させる。【解決手段】永久磁石製のウエイトプランジャーを可動重量物とし、これを磁力と流体圧とにより中空のボビン内を摺動移動させ、水平な中心軸に点対称配置された一対のボビンに作用するモーメントのバランスを強制的に崩す。そして、モーメントの大きい側のボビンから下側に回転させる。一定の回転角度にて磁極を切り替え、当初の状態に戻し、回転を続けさせ連続回転を達成する。地球引力を利用でき、エネルギー資源の枯渇を防ぎ、新たな分野が開ける。【選択図】 図3

Description

この発明は回転アーム式動力発生装置、詳しくは永久磁石製ウエイトプランジャーを中心軸に対して放射方向に移動させて回転アームを回転させることにより動力を得る回転アーム式動力発生装置に関する。
この種の回転アーム式動力発生装置として、特許出願人はすでに、特許文献1に記載の発明を開示した。
この装置は、中心軸から点対称で放射外方に延びるシャフトに沿って永久磁石製の重りを移動させることにより、シャフトを中心軸周りに回転させる構成を有している。すなわち、中心軸を持つ左右対称の物体は、モーメントが互いに反対方向に働き、モーメントがバランスした位置で静止する。これを、磁石の吸引力、反発力を利用して強制的にバランスを崩し、左右のモーメントの差によって回転力を生じさせる。また、ある一定の回転角になると、その磁石の極性を切り替え、連続して同一方向に回転するように構成したものである。
特許第5792756号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明にあっては、回転物体を高速回転するには自ずから限界が生じていた。
そこで、発明者は鋭意研究の結果、電磁コイルを多段に配置し、このコイルへの通電を制御することにより、または同時に電磁石にも印加し、この電流によって発生した磁力と重量物となる永久磁石製のウエイトプランジャーとの間に作用する磁石の吸引力反発力を利用して強制的にバランスを崩し、左右のモーメントの差によって回転力を生じさせるとともに、ある一定の回転角になると、その磁性を切り替え、連続して同一方向に連続回転するように構成した結果、上述した問題が全て解消されることを知見し、この発明を完成させた。
また、ウエイトプランジャーに対して、空気や窒素のような流体またはウエイトプランジャーよりも比重の小さい液体すなわち流体で圧力を加え、同時に電磁石にも印加し、この電流によって発生した磁力と重量物となる永久磁石製のウエイトプランジャーとの間に作用する磁石の吸引力反発力を利用して強制的にバランスを崩し、左右のモーメントの差によって回転力を生じさせる。また、ある一定の回転角になると、その磁性を切り替え、連続して同一方向に連続回転するように構成したものである。
この発明は、従来に増して高速回転が可能な回転アーム式動力発生装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、水平に延びる中心軸のまわりに回転可能に設置された回転アームを有する回転アーム式動力発生装置であって、前記回転アームは、前記中心軸を中心として軸対称に放射方向に延びる一対の筒状のボビンと、当該各ボビンの中心軸側の端部位置に軸対称の配置で固定された一対の内側電磁石と、前記各ボビンの放射方向外側の端部に軸対称の配置で固定された一対の外側磁石とを備えて、さらに、各ボビン内に、前記内側電磁石と前記外側電磁石との間で摺動自在にそれぞれ配設された一対の永久磁石製のウエイトプランジャーと、しかもこれらのウエイトプランジャーは前記中心軸側に同じ極の磁極が向けられた状態に配置されており、前記一対の内側電磁石および一対の外側電磁石に流す電流の向きの切替えによってこれらの内側電磁石および外側電磁石の磁極の向きの切替えが可能であると共に、当該切替えによって、各ウエイトプランジャーの状態を、前記一対のウエイトプランジャーのうち一方のウエイトプランジャーが前記一方の内側電磁石に吸着されると共に、他方のウエイトプランジャーが前記他方の外側電磁石に吸着された状態と、前記一方のウエイトプランジャーが前記一方の外側電磁石に吸着されると共に、前記他方のウエイトプランジャーが前記他方の内側電磁石に吸着された状態と、に切替え可能であり、各ボビンの外周には、これらのウエイトプランジャーを各ボビンの放射外方に向かって付勢する複数個の電磁コイルが多段的にそれぞれ設けられ、前記一対の内側電磁石および一対の外側電磁石の磁極が切替えられて前記各ウエイトプランジャーの状態が切替えられる、ということが繰り返されることで前記回転アームが連続回転する回転アーム式動力発生装置である。
請求項1に記載の発明によれば、内側電磁石および外側電磁石の磁極を回転アームの回転角に対応して切替えることにより、回転アームを回転させることにより、中心軸を介して動力を得ることができる。この場合、複数個の電磁コイルはウエイトプランジャーを放射外方に向かって付勢するため、ウエイトプランジャーの放射外方への移動を高速化することができる。
さらに、ウエイトプランジャーの移動を流体圧力によりアシストすることにより、さらなる高速化を達成することができる。
ここでいう回転アーム式動力発生装置とは、磁力によりウエイトプランジャーを回転アームの延在方向(放射方向)移動することにより、回転アームをその中心軸を中心として回転する装置である。中心軸から動力を取り出すことにより、各種機器の動力源としてこの装置を用いることができる。または、当該装置を車両、船舶などに搭載することも可能となる。
請求項1に記載の発明によれば、地球の引力という、消滅することもなく、しかも無料のエネルギーを利用するものである。そして、この引力と同質とされている磁力に着目し、離間して回転アーム(ボビン)に固定された一対の電磁石の間に重りとなるウエイトプランジャーを移動自在に設け、このウエイトプランジャーの回転角(ボビンの回転角)が例えば180°に達するとこれをセンサーが検知し、磁極を切り替え、作動工程で重量物となる当該ウエイトプランジャーを、引力の作用する方向側、すなわち下側から反対の上側に電磁力(請求項2では流体圧力と併せて)で押し上げて終端の上側に到達させ、対称側とのモーメントのバランスを崩し、同じ方向に連続回転させるものである。
また、角度をずらして複数の回転アームを中心軸に連結することで、円滑に回転させることができる。
請求項2に記載の発明は、重量物となる前記各ウエイトプランジャーと筒状の前記ボビンの内壁とは流体圧の洩れ防止策が施しやすいように隙間を少なくし、前記内側電磁石および外側電磁石は、流体の注入と排出用の流体通路と、この流体通路を開閉する弁とを有するもので、重量物となるウエイトプランジャーを上側に押し上げるのに、当該ウエイトプランジャーに圧力流体を作用させることにより、当該ウエイトプランジャーの移動を流体圧によってアシストし、前記内側電磁石および外側電磁石への印加電流を極小にする請求項1に記載の回転アーム式動力発生装置である。
請求項2に記載の発明によれば、流体通路の弁の開閉を制御して、例えば空気や窒素またはウエイトプランジャーより比重の小さい液体すなわち流体で圧力を加えることにより、一対のウエイトプランジャーの放射外方への移動をこの流体圧によりアシストすることで、より高速での回転駆動が可能となる。または、電磁力に替えて流体圧力を用いることで、消費電力を低減することができる。
請求項1、請求項2に記載の発明によれば、回転アームを高速回転で運転することができる。すなわち、動力発生装置として大きな動力を供給可能となる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、ウエイトプランジャーの移動について流体圧力による補助が可能となり、さらに高速での運転を可能とすることができる。
(A)はこの発明の実施例1に係る回転アーム式動力発生装置の片側のアームのみを示すその断面図である。(B)はそのA−A線断面図、(C)はそのB−B線断面図である。 (A)はこの発明の実施例1に係る回転アーム式動力発生装置のボビンを示す断面図である。(B)はボビンの開口形状を示す側面図である。(C)はこのボビン内に挿入されるウエイトプランジャーの断面図である。(D)はその側面図である。 (A)はこの発明の実施例1に係る回転アーム式動力発生装置の回転軸を含む平面による断面図である。(B)はその側面図である。 この発明の実施例1に係る回転アーム式動力発生装置のアームの回転角を説明するための側面図である。 (A)〜(C)はこの発明の実施例1に係る回転アーム式動力発生装置のウエイトプランジャーの動きを示す断面図である。 (A)〜(C)はこの発明の実施例1に係る回転アーム式動力発生装置のウエイトプランジャーの動きを示す断面図である。 この発明の実施例1に係る回転アーム式動力発生装置の流体の供給排出を示す断面図である。 この発明の実施例1に係る回転アーム式動力発生装置の流体通路を示す断面図である。 この発明の実施例1に係る回転アーム式動力発生装置の流体の供給および排出の経路を示す断面図である。
以下、この発明の実施例を具体的に説明する。
図1において、100はこの発明の実施例1に係る回転アーム式動力発生装置であり、この回転アーム式動力発生装置100は、水平に配設されたシャフト24と、このシャフト24に固着された非磁性体からなる断面6角形の取付ブロック23と、この取付ブロック23の対向する面にそれぞれ基端が固着された一対のボビン(回転アーム)7とを備えている(図1では片側のボビンのみ表示)。ボビン7は透明な非金属製のパイプで構成されている。ボビン7はシャフト(中心軸)24を中心として点対称(軸対称)に配設されている。
所定長さのボビン7の基端部には内側電磁石が配設されており、内側電磁石は鉄心1とこれを取り囲むコイル2とで構成されている。
同様に、ボビン7の先端部(シャフトから放射方向に延びるボビンの放射外端部)には外側電磁石が固着されており、この外側電磁石は鉄心3とこれを取り囲むコイル4とで構成されている。
長さ方向において均一な円筒状のパイプであるボビン7の内部には、円柱形状のウエイトプランジャー8が摺動自在に内装されており、このウエイトプランジャー8は永久磁石でその放射外端部が例えばN極、放射内端部がS極で構成されている。
さらに、この透明な樹脂製パイプであるボビン7の外周面には円筒状のスペーサ29が外嵌固着されており、このスペーサ29の外周面には5個の電磁コイル10〜14がそのスペーサ29の長さ方向に所定間隔毎に固定されている。各電磁コイル10〜14は多段に設けられ、それぞれ独立してオン・オフされる構成である。例えば順次電磁コイル10〜14を励磁することによりウエイトプランジャー8を放射外方に向かって駆動可能である。なお、9はOリングである。
そして、上記内側電磁石の鉄心1には、一端が圧力流体供給源と供給バルブ5Aを介して連通する流体通路31が形成されており、この流体通路31の他端はボビン7の内部空間の内でウエイトプランジャー8より基端側の空間部分に連通開口している。また、鉄心1には一端がこの基端側空間部分に開口し、他端がバルブ6Aを介して外気に開放される流体通路30が形成されている。
また、上記外側電磁石の鉄心3には、内側電磁石の鉄心1と同様にバルブ5Bを介して圧力流体(例えば空気)がウエイトプランジャー8より放射外方空間部分に供給される流体通路27と、これをバルブ6Bを介して排出する流体通路28が、それぞれ形成されている。
本発明が特徴とするのは、重量物となるウエイトプランジャー8をスライド移動させるためのガイドとして、従来のシャフトをやめ、円形、楕円形、六角形、八角形のような開口断面を有するパイプ状の筒形ボビン7を用いたことである。
そして、このボビン7の内部において、その断面がボビン断面と相似形状のウエイトプランジャー8が移動するように構成してある。さらに、このボビン7の内部空間には流体圧力を作用させることができるよう構成してある。また、このボビン7の外側には、複数の電磁コイル10〜14を、ボビンの長さ方向に沿って多段的に設けている。これらの電磁コイル10〜14はウエイトプランジャー8のボビン長さ方向への移動を制御することができる。例えば電磁コイル10〜14に順次通電することにより永久磁石であるウエイトプランジャー8を半径方向(放射方向)の外方に向かって駆動することができる。また、その逆の移動もコントロールすることができる。この電磁入力エネルギーは、流体圧力と併用することで、最小の値とすることが可能となり、このウエイトプランジャー8の移動区間でのストロークを格段に大きくすることができる。これは、回転力の増大、すなわち出力の増大につながる。
図2にはボビン7とこのボビン7内を摺動するウエイトプランジャー8とを示す。ウエイトプランジャー8の外周面にはOリング9が装着され、ウエイトプランジャー8により隔てられた2つの空間の密閉性を保持している。
図3においては回転アーム式動力装置の組み立てた状態を示している。水平なシャフト(中心軸)24に主要なアセンブリが軸対称に取り付けられている。また、その側面図に示すように回転アームの回転角が0°から360°まで回転することとなる。
図4は回転アームの回転動作を説明するための図であり、回転アームは本来は回転角0°で静止しているが、スタート用電磁石25が作動してアセンブリである回転アームが回転角A°まで回転した位置から起動が始まり、アセンブリ内のウエイトプランジャー8の移動(摺動)は回転角B°で終わる。この時点ではすでに軸対称の下側と上側とではモーメントのバランスが崩れている。すなわち、重量物のウエイトプランジャー8が外側に到達している右側が大きくなっているので、この側から下の方向に回転することになる。そして、回転中のウエイトプランジャー8の回転角の各位置での状態を示したものである。詳細は図5に示す。
図5は動作図である。スタート用電磁石が作動し、回転角A°で起動が始まり、B°でウエイトプランジャー8の移動が終わるまでの作動工程を示すものである。シャフト24の軸対称として、中心軸の上側と下側とで上側に向かって同方向移動の形で作動するのであるが、回転角0°と180°とでは園部品の位置が上下逆となる。上と下とで説明するとくどくなるので水平軸シャフト24の上側について説明する。
工程1;これは稼動していないで静止している状態を示すもので、流体圧力も電磁力も印加されていない状態である。
工程2;スタート用電磁石を作動させ回転角A°に達した状態で、これで作動工程の印加が始まる。すなわち、流体圧力の注入と電磁コイルへの電流の印加が始まり始動が始まる。具体的には、電磁コイル2に電流を印加し、ウエイトプランジャー8の下側の極性と同じに電磁力を発生させ、反発力を発生させてウエイトプランジャー8を上側に押し上げる。それと同時に電磁コイル12にも電流を印加し、これによって発生した電磁力によって、ウエイトプランジャー8を上がわに吸引して合力する。
また、下側の電磁石の内側流体注入弁より流体を圧力注入し、ウエイトプランジャー8を押し上げ電磁力の作用に合力させる。ここで、ウエイトプランジャー8の上側にある流体は抵抗とならないように上側の電磁石の流体排出弁より排出させる。このとき、必ず流体排出弁の穴の方が注入弁より大きくすることである。また、この流体注入弁による圧力はウエイトプランジャー8の移動が終了するまで続ける。
工程3;ウエイトプランジャー8が移動したことをセンサー18で検知し、電磁コイル12の印加を止め、電磁コイル13に電流を印加する。これにより電磁コイル13によって発生した磁極によりウエイトプランジャー8をさらに上側に吸引する。
工程4;ウエイトプランジャー8が移動したことをセンサー19で検知し、電磁コイル13への電流の印加を止め、電磁コイル14に電流を印加する。これにより、電磁コイル14により発生した磁極によりウエイトプランジャー8をさらに上側に吸引する。
工程5;ウエイトプランジャー8が移動したことをセンサー20で検知し、終端電磁石の電磁コイル4に電流を印加し、ウエイトプランジャー8の上側の極性を逆の磁力を発生させ、ウエイトプランジャー8を吸引させる。
工程6;ウエイトプランジャー8が終端に到達し、上側の電磁石に吸着される。そして、これはセンサー22で検知され、この状態を回転角180°まで保持する。そして、センサー26がこれを検知し、回転角A°で工程2よりの作動を繰り返し、回転アームは連続回転することになる。
水平に設置されたシャフト24に、中心取付ブロック(非磁性)に、図1、図3のように主要構造物部品を取りつける。そして、スタート用電磁石を作動させ回転角A°までわずかに回転させる。すると、磁極切替えセンサー26が回転角180°を超えたことを検知し、磁極切替えの作動工程が始まる。この作動工程は、相対する軸対称のモーメントのバランスを崩すための動作で、回転角A°で始まり、B°で終わる。図4の回転角B°では、すでに軸対称の上側と下側とでモーメントのバランスが崩れているが、わかり易くするため回転角90°と270°との状態で説明すると、重量物ウエイトプランジャー8が外側に吸着している右側の方がモーメントが大きくなり、この右側が下方向に回転することになる。このウエイトプランジャー8の具体的な作動工程については図5、図6で詳細に説明した通りである。
そして、回転角が180°に達すると、磁極切替センサー26が検知し、上記の通り磁極の切替えが行われて、当初の状態となり、回転を続けることとなる。このままでは、回転角0°と180°との近辺ではモーメントが弱くなるので回転速度は波打つように一定ではない。そこで、これを45°の回転位置、さらに90°の回転位置でと複数個連結することで、安定した回転速度となる。また、流体圧力との併用と、ウエイトプランジャー8の移動方向の側面に電磁コイルを設け、電磁石の機能を持たせたことで、ウエイトプランジャー8の押し上げに必要な電磁コイルへの印加電流が格段に少なくても良いようになり、また、ウエイトプランジャー8移動ストロークを大きくできるようになった。これは回転力の増大、出力の増大につながり、引用文献1の発明と比べると、大きく改良されたことになる。
図7は、圧力流体通路の経路図である。シャフト24の上側で説明する。圧力流体は外部に設置してある圧力流体ボンベBよりウエイトプランジャー8が下側になっている回転体の中心側にある内側電磁石1用の電磁弁5Aを経て流体連結カップリング32,33を通り、内側電磁石注入パイプ27を通り、内側電磁石の注入穴を経てウエイトプランジャー8に圧力を加え、上側に押し上げる。ボビン7内の当該ウエイトプランジャー8の上側にある流体は外側電磁石の排出穴を通り、外側電磁弁、排出パイプ28を通り、カップリングを経て外側電磁石の流体排出弁6Bを経て外部に排出される。
そして、回転体アセンブリが180°回転すると、外側電磁石と内側電磁石との関係位置が上下逆となり、下側になった電磁石の流体注入経路より流体の注入、排出が繰り返し行われ、連続して回転が繰り返される。
図8は外部より内部のアセンブリに流体を注入、排出するための流体中継装置となるカップリングの詳細図である。その取付け状態は、図7の断面図に示すとおりである。
カップリング(内側)33は、シャフト24に固定され当該シャフト24と一緒に回転する。カップリング(外側)32は外部に固定されており、回転しない。すなわち、固定された外側より回転する内側装置へ流体を注入、排出するための装置である、カップリング(外側)32の内側には流体通路用とOリング用の溝が形成されており、Oリング用の溝は流体通路用の溝を挟むように両側に設けられ、Oリングをセットしたときは流体が隣の流体溝に洩れないようにシールされることになる。
そして、必要に応じて流体通路溝が設けられる当該流体用溝には、カップリング(うち側)33が、セットされたときには当該カップリング(内側)周囲に当該溝一周に同一の圧力流体が充満されることになる。すなわち、内側カップリングの対応する穴が1箇所であっても回転する回転すると一周のどの位置からでも流体が内側カップリングの穴を経過して取り出せるようになっている。カップリング(内側)33には断面で示すように流体通路の穴が設けられている。当該カップリングはシャフト24に固定されており、当該シャフト24と一体となって回転する。カップリング(外側)32と内側カップリング33との流体通路穴がずれると正常に作動しなくなるので、このずれ防止には刀のつばのような円板を両側に取り付けることで解決できる。
図9は圧力流体の経路と順路とを示したものである。水平に設置された回転するシャフト24の上側と下側とに分けて説明するものであって、図5の工程3の状態を示すものである。各電磁弁でX印は閉を示す。電磁弁の穴は閉じている。したがって、X印のある電磁弁を圧力流体は通過することができない。
先ず、上側であるが、圧力流体は貯蔵タンクBより内側電磁石用の流体注入弁5Aより流体連結カップリング32,33を経て内側電磁石の注入穴よりボビン7の下側に入り、ウエイトプランジャー8を押し上げ、図5、図6の各工程を終了し、終端の外側電磁石に到達する。
当該ウエイトプランジャー8の移動が始まると、当該ウエイトプランジャー8の上側にあった流体は外側電磁石の排出用穴を介して、シャフト上に回転アームに設置されている一対の流体連結カップリングの反対側のカップリング33,32を経て外側電磁石用の流体排出弁6Bより排出する。
次に下側であるが、圧力流体は貯蔵タンクBより外側電磁石用の流体注入弁5Aより流体連結カップリング32,33を経て外側電磁石の注入穴よりボビン7の内側に入り、ウエイトプランジャー8を押し上げ図5、図6の工程を終了し、終端の内側電磁石に到達する。当該ウエイトプランジャー8の上側にあった流体は、内側電磁石の排出用穴を通り、反対側のカップリング33,32を経て内側電磁石用の流体排出弁6Aより排出する。回転アームがシャフト24に対して一対の形で設置されているので、説明が煩雑となるが、この図の経路のみで考えるとわかりやすい。
また、180°回転すると、上下が逆になるが、各関係位置はこの図にもどる。上側電磁石への電流の印加と、圧力流体の印加は、ウエイトプランジャー8が終端に到達した時点でとめることとなる。
この発明は、各種の産業機器、運輸機器などへ動力を供給する動力発生技術として有用である。
24 シャフト(中心軸)、
7 ボビン、
8 ウエイトプランジャー、
1,2 内側電磁石、
3,4 外側電磁石、
10〜14 電磁コイル、
27,28,30,31 流体通路、
32,33 流体連結カップリング、
5A,5B,6A,6B 弁。

Claims (2)

  1. 水平に延びる中心軸のまわりに回転可能に設置された回転アームを有する回転アーム式動力発生装置であって、
    前記回転アームは、
    前記中心軸を中心として軸対称に放射方向に延びる一対の筒状のボビンと、
    当該各ボビンの中心軸側の端部位置に軸対称の配置で固定された一対の内側電磁石と、
    前記各ボビンの放射方向外側の端部に軸対称の配置で固定された一対の外側磁石とを備えて、
    さらに、各ボビン内に、前記内側電磁石と前記外側電磁石との間で摺動自在にそれぞれ配設された一対の永久磁石製のウエイトプランジャーと、
    しかもこれらのウエイトプランジャーは前記中心軸側に同じ極の磁極が向けられた状態に配置されており、
    前記一対の内側電磁石および一対の外側電磁石に流す電流の向きの切替えによってこれらの内側電磁石および外側電磁石の磁極の向きの切替えが可能であると共に、
    当該切替えによって、各ウエイトプランジャーの状態を、
    前記一対のウエイトプランジャーのうち一方のウエイトプランジャーが前記一方の内側電磁石に吸着されると共に、他方のウエイトプランジャーが前記他方の外側電磁石に吸着された状態と、
    前記一方のウエイトプランジャーが前記一方の外側電磁石に吸着されると共に、前記他方のウエイトプランジャーが前記他方の内側電磁石に吸着された状態と、に切替え可能であり、
    各ボビンの外周には、これらのウエイトプランジャーを各ボビンの放射外方に向かって付勢する複数個の電磁コイルが多段的にそれぞれ設けられ、
    前記一対の内側電磁石および一対の外側電磁石の磁極が切替えられて前記各ウエイトプランジャーの状態が切替えられる、
    ということが繰り返されることで前記回転アームが連続回転することを特徴とした回転アーム式動力発生装置。
  2. 重量物となる前記各ウエイトプランジャーと筒状の前記ボビンの内壁とは流体圧の洩れ防止策が施しやすいように隙間を少なくし、
    前記内側電磁石および外側電磁石は、流体の注入と排出用の流体通路と、この流体通路を開閉する弁とを有するもので、
    重量物となるウエイトプランジャーを上側に押し上げるのに、当該ウエイトプランジャーに圧力流体を作用させることにより、当該ウエイトプランジャーの移動を流体圧によってアシストし、前記内側電磁石および外側電磁石への印加電流を極小にする請求項1に記載の回転アーム式動力発生装置。
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