JP2014131499A - ルアー - Google Patents

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Abstract

【課題】 ルアーの飛翔状態を安定させてキャスティング性能を向上させるルアーを提供すること。
【解決手段】 錘4をルアーの長手方向Xに移動可能に収容する収容部5をルアー本体3内部に備える。収容部5は、錘4が転動して移動する通路6と、少なくとも通路6の後端部6bに錘4を収納可能な収納部8とを有する。少なくとも通路6と収納部8との連通部分10において、通路6における錘4の移動空間の内径は収納部8の内径よりも小である。連通部分10の少なくとも一部に、移動空間を収納部8に対しルアー本体3の内側に位置させる段差部11を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ルアーに関する。さらに詳しくは、錘をルアーの長手方向に移動可能に収容する収容部をルアー本体内部に備えたルアーに関する。
上述の如きルアーとして、例えば特許文献1,2のものが知られている。特許文献1では、通路のルアー前方(頭部)側に固定した磁石等の保持手段によって錘を保持する。また、特許文献2では、移動可能な基本錘を別に設け、移動錘との磁力によってルアー前方側で移動錘を保持する。いずれの文献も、ルアー前方側でのみ錘を保持することで着水後の泳動姿勢を安定させるに過ぎない。そのため、キャスティング時に錘はルアー後方(尾部)へ移動するだけで、不測の負荷により錘がルアー後方で保持されずにルアーの重心が不安定となり、ルアーの飛翔状態が不安定となる場合があった。
実開昭63−20766号公報 特開2001−299154号公報
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、ルアーの飛翔状態を安定させてキャスティング性能を向上させるルアーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るルアーの特徴は、錘をルアーの長手方向に移動可能に収容する収容部をルアー本体内部に備えた構成において、前記収容部は、前記錘が転動して移動する通路と、少なくとも前記通路の後端部に前記錘を収納可能な収納部とを有し、少なくとも前記通路と前記収納部との連通部分において、前記通路における前記錘の移動空間の内径は前記収納部の内径よりも小であり、前記連通部分の少なくとも一部に、前記移動空間を前記収納部に対し前記ルアー本体の内側に位置させる段差部を設けたことにある。
上記第一の特徴構成において、ルアーをキャスティングすると、錘はその遠心力によって通路から通路後端部の収納部へ移動する。ここで、少なくとも通路と収納部との連通部分において、通路における錘の移動空間の内径が収納部の内径よりも小である。この内径の差によって、少なくとも連通部分に段差部が形成され、通路が収納部に対し高くなる。すなわち、通路は収納部よりルアーの内側(中心軸側)へ位置する。内径の差によって生じた段差部によって、通路から収納部への錘の移動はスムースに行われるが、収納部から通路への移動は抑制される。よって、ルアーの飛翔中に遠心力が弱まったとしても、錘が段差部によって係止され、通路側への移動(復帰)が抑制される。これにより、錘は通路の後端部の収納部に保持され、ルアーの重心が尾側に位置するので、より遠くにルアーをキャストできる。また、ルアーの姿勢も安定し、飛翔中にルアーと釣糸が絡らまることも防止することができる。
また、上記目的を達成するため、本発明に係るルアーの他の特徴は、錘をルアーの長手方向に移動可能に収容する収容部をルアー本体内部に備えた構成において、前記収容部は、前記錘が転動して移動する通路と、少なくとも前記通路の後端部に前記錘を収納可能な収納部とを有し、前記通路と前記収納部との連通部分の少なくとも一部に、前記ルアー本体の内側に向けて突出する突出部を設けたことにある。
上記第二の特徴構成においても、ルアーをキャスティングすると、錘はその遠心力によって通路から通路後端部の収納部へ移動する。ここで、通路と収納部との連通部分の少なくとも一部に、ルアー本体の内側に向けて突出する突出部を設けたので、ルアーの飛翔中に遠心力が弱まったとしても、錘が突出部によって係止され、通路側への移動が抑制される。これにより、錘は通路の後端部の収納部に保持され、ルアーの重心が尾側に位置するので、より遠くにルアーをキャストできる。また、ルアーの姿勢も安定し、飛翔中にルアーと釣糸が絡らまることも防止することができる。なお、通路から収納部への移動は、遠心力によってスムースに行われる。
上記各特徴構成において、前記収納部の全長は、前記通路の全長よりも短く形成することが望ましい。これにより、例え錘に対する遠心力が弱まったとしても、収納部の全長が短いので、錘が通路側へ加速されにくいため、上記段差部や突出部を乗り越えることが困難となり、錘の通路側への移動がより抑制される。その結果、より飛翔中のルアーの姿勢が安定し、さらにキャスティング性能が向上する。
上記第一の特徴構成に加え、前記通路は、その長手方向に沿って前記錘を案内するレールを備え、前記レールの収納部側端部が前記段差部を構成するようにしてもよい。また、上記第二の特徴構成に加え、前記通路は、その長手方向に沿って前記錘を案内するレールを備え、前記レールの収納部側端部が前記突出部を構成するようにしても構わない。
係る場合、前記収納部側端部又は前記通路の後端部の少なくとも一方は、少なくとも一部に前記ルアー本体の内側に向けて凸状に形成された凸部を有するようにしてもよく、さらに、前記凸部は、前記収納部に向けて高くなるように傾斜させるとよい。これにより、錘の通路側への移動がさらに抑制され、錘が収納部に保持されるので、より飛翔中のルアーの姿勢が安定し、さらにキャスティング性能が向上する。
また、前記収納部側端部又は前記通路の後端部の少なくとも一方は、少なくとも一部に前記ルアー本体の外側に向けて凹状に形成された凹部を有するようにしてもよく、さらに、前記凹部は、前記収納部に向けて低くなるように傾斜させるとよい。
また、上記各特徴構成に加えて、前記収納部側端部は、前記収納部に向けてテーパー状に形成されていてもよい。これにより、錘の係止部分を増大させることができるので、錘の通路側への移動をさらに抑制することができる。
また、上記各特徴構成に加えて、前記収納部側端部は、少なくとも一部に前記収納部に向けて突出する突起部を有するようにしても構わない。これにより、錘の通路側への移動をさらに抑制することができる。さらに、前記収納部側端部又は前記通路の後端部の少なくとも一方が前記収納部に向けて低くなる傾斜面を有するようにしたり、前記収納部側端部又は前記通路の後端部の少なくとも一方が前記収納部に向けて低くなる階段状の段部を有するようにしたりすることも可能である。
また、上記各特徴構成に加えて、前記連通部分の少なくとも一部に、前記ルアー本体の内側に向けて突出する第二の突出部をさらに有するようにしてもよい。係る場合、前記第二の突出部は、前記ルアー本体の周方向の少なくとも一部に前記周方向に沿ってリブ状に設けられていてもよい。
さらに、上記第一の特徴構成に加えて、前記段差部又は前記通路の後端部の少なくとも一方に滑り止め手段を設けてもよく、上記第二の特徴構成に加えて、前記突出部又は前記通路の後端部の少なくとも一方に滑り止め手段を設けても構わない。係る場合、前記滑り止め手段は、例えば前記突起部の表面を凹凸に形成した凹凸面として形成してもよい。これら滑り止め手段により、錘の通路側への移動をさらに抑制することができる。
また、上記各特徴構成に加えて、前記収納部は、前記ルアー本体の内側に向けて突出し前記通路に向けて高くなる傾斜部をさらに有するようにしてもよい。
上記本発明に係るルアーの特徴によれば、ルアーの飛翔状態を安定させてキャスティング性能を向上させることが可能となった。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
本発明に係るルアーの縦断面図である。 図1のA−A線端面図である。 連通部分の部分拡大斜視図である。 錘と段差部との係止状態を説明する説明図である。 本発明の他の実施形態に係るルアーの図4相当図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るルアーの図4相当図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るルアーの図4相当図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るルアーの図4相当図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。 ルアーの改変例の一例を示す部分拡大斜視図である。
次に、図1〜4を適宜参照しながら、本発明の第一実施形態について詳しく説明する。なお、図面と請求項に係る発明との対応関係は後述の表に記載する。
本発明の第一実施形態に係るルアー1Aは、図1に示すように、例えば合成樹脂製で左右略対称となる一対の半割部材2からなるルアー本体3よりなる。このルアー本体3の内部には、略球状の複数の錘4をルアー1の長手方向Xに移動可能に収容する収容部5が設けられている。なお、図面中、Y方向がルアー1の長手Xに直交するルアー1の左右方向を示す。
ルアー本体3は魚の形状に成形され、その外面には適宜着色や模様等の装飾が施されている。ルアー本体3の頭部31には、釣糸9を取り付ける釣糸取付部35及びリップ部36が設けられ、腹部32及び尾部34に図示省略する釣針を取り付ける釣針取付部37が複数設けられている。本実施形態では、頭部31及び腹部32の2カ所に、図示省略する固定錘を取り付ける錘取付部38が設けられている。また、尾部34側には商品名やロゴを刻設する表示部39が設けられている。なお、本明細書において、ルアー本体3の頭部32側を前側F、尾部33側を後側B、背部33側を上側U、腹部32側を下側Dとする。
収容部5は、図1に示すように、錘4が転動して移動する通路6と、この通路6の前側Fの前端部6aで連通(接続)する前側通路7と、通路6の後側Bの後端部6bで連通する収納部8とからなる。錘4は、通路6を介して長手方向Xに転動して移動し、前側通路7及び収納部8に収納されると共にその移動に応じてルアー1の重心を変化させる。
図1に示すように、通路6は、半割部材2の内面から突出した略平行する上下壁部51,52によって形成されている。上壁部51が通路6の天井部61を構成し、下壁部52が通路6の底部62を構成する。この上壁部51は、前側通路7の天井部71及び前側壁72を構成するように通路6から連続して設けられている。下壁部52は、前側通路7の後側壁73を構成するように通路6から連続して設けられている。通路6の底部62は、収納部8の底部81と比べ、腹部32から離隔してルアー1の中心軸側(ルアー本体3の内側に向けて)設けられている。
図1,2に示すように、収納部5の側面における上壁部51及び下壁部52の間には、前側通路7から通路6にわたって錘4の移動を案内するレール53が一対立設されている。これら上下壁部51,52、一対のレール53及び後述のリブ14によって、通路6内部に錘4が移動する移動空間60が形成される。本実施形態において、この一対のレール53は、錘4の直径R0より若干大きい間隔をおいて対向する。なお、「直径R0より若干大きい」とは、錘4が通路6内を長手方向X移動可能となる程度に若干の隙間(遊び)を含む。
図1,3に示すように、収納部8は、背部31側に上壁部51の後端部51bに隣接してルアー本体3の内部に向けて突出する突出部81が設けられている。また、収納部8の底部82は、下壁部52の後端部52bから連続して設けられ、腹部32bに向けて凸状に湾曲すると共にその湾曲端から尾部34に向けて漸次薄くなるように形成されている。連通部分10において、この下壁部52が、通路6を収納部8に対しルアー本体3の内側へ位置させる(ルアー本体3の内面に対し高くする)段差部11を構成する。
ところで、一対のレール53は、図1に示すように、収納部8には設けられておらず、レール53の後端部53bは通路6と収納部8との連通部分10に位置する。この後端部53bは、少なくとも連通部分10において、通路6を収納部8に対しルアー本体3の内側へ位置させる段差部11の一部として機能する。
また、図1に示すように、後端収納部8の全長L1は、通路6の全長L2よりも短く形成されると共に、複数の錘4の直径の合計よりも若干大きく形成されている。「若干大きい」とは、複数の錘4が収納部8内で長手方向X移動可能となる程度の隙間(遊び)を含む。
本実施形態においては、図1〜3に示すように、通路6と収納部8との連通部分10において、後端部53bからルアー本体3の周方向に沿ってリブ14がさらに設けられている。このリブ14の厚み(ルアー本体3の内面から高さ)は、図2に示すように、レール53の厚みと略同一である。リブ14とレール53の厚み(高さ)が略同一であるので、通路6から収納部8への侵入は容易となるが、収納部8から通路6への移動はリブ14及びレール53の後端部53bを乗り越えなければならない。すなわち、これら部材が錘4の通路6への移動を抑制する。このリブ14は、ルアー本体3の内面から突出する第二の突出部13を構成する。
ここで、図4を参照しながら、錘4の移動に伴うルアー1の重心移動について説明する。なお、同図は、説明の便宜上、断面を示すハッチングを省略してある。
ルアー1Aをキャスティングすると、尾部33側に向けて遠心力が生じ、錘4はその遠心力によって通路6から収納部8へ移動し、ルアー1Aの重心も尾部34側へ移動する。ルアー1が飛翔中、錘4が尾部34側に位置する収納部8内に収納されていると、重心が安定するので、飛翔状態も安定し、ルアー1はより遠方へキャストされる。しかし、重心が不安定であると、飛翔状態も不安定となり、ルアー1を遠方にキャストすることができず、また飛行中にルアー1と釣糸(ライン)9とが絡まってしまう虞もある。
ここで、上述したように、通路6と収納部8との連通部分10において、通路6の移動空間60の内径R1は収納部8の内径R2よりも小さい(狭い)。そして、この内径の差によって、連通部分10に段差部11が形成される。この段差部11により、通路6が収納部8に対し高くなる。すなわち、通路6は収納部8よりルアー本体3の内側(中心軸側)へ位置することとなる。これにより、通路6から収納部8への移動はスムースに行われるが、収納部8から通路6への移動は、内径の差によって生じた段差部11により抑制される。よって、図4の符号4Aに示す錘の如く、この下壁部52の一部分P1が錘4と当接することで係止し、通路6への移動を抑制し、錘4を収納部8に保持する。
ところで、飛翔中のルアー1の向きは、必ずしも腹部32bが鉛直方向の下側となるとは限らない。このような場合であっても、段差部11としてのレール53の後端部53bが連通部分10に位置すると共に周方向に沿ってリブ14も設けられているので、後端部53b及びリブ14を乗り越えなければ通路6へ侵入することができない。よって、図4の符号4Bに示す錘の如く、後端部53b及びリブ14の一部分P2が錘4と当接することで係止し、通路6への移動を抑制し、錘4を収納部8に保持する。これら段差部11として機能する下壁部52、後端部53b及びリブ14が、飛翔中のルアー1の向きに関わらず錘4を収納部8に収納させる。これにより、尾部34側に重心がとどまるので、重心が安定し、飛行状態も安定する。
しかも、後端収納部8の全長L1は、通路6の全長L2よりも短く、複数の錘4の直径の合計よりも若干大きい。これにより、仮に錘4に対する遠心力が弱まったとしても、錘4の通路6側への加速がつきにくいため、段差部11を乗り越えて通路6内へ侵入することが困難となる。よって、錘4の通路6への侵入(移動)がさらに抑制され、収納部8に錘4を保持されるので、さらにルアー1Aの重心が安定し、その飛行状態も安定する。
次に、図5〜8を参照しながら、本発明の他の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態において、上記実施形態と同様の部材等には同一の符号を付してある。
図5に示す第二実施形態では、上記第一実施形態と異なり、段差部11としての下壁部52を設けず、通路6及び収納部8は腹部32bに沿って略同一高さとしてある。そして、下壁部52に代えて腹部32側にさらにレール53を設けている。係る場合、レール53の後端部53bによって、少なくとも連通部分10に段差部11が形成される。また、リブ14は、ルアー本体3の内面から突出する第二の突出部13を構成する。本実施形態では、これら第一、第二突出部12,13としての後端部53b及びリブ14が、錘4と当接することで係止し、通路6への移動を抑制し、錘4を収納部8に保持する。
ところで、同図に一点鎖線で示す錘4Cの如く、錘の直径が小さい場合、ルアー1の飛翔状態によっては後端部53bに係止しない場合もある。しかし、周方向にリブ14が設けられているので、このリブ14が第一突出部12として機能し、錘4Cを係止し、通路6への移動を抑制し、錘4Cを収納部8に保持する。
図6(a)に示す第三実施形態では、連通部分10にリブ14を設けず、通路6に4本のレール53を設けている。各レール53の後端部52bが、上述したように、段差部11の一部として機能する。なお、同図(b)に示す如く、段差部11としての下壁部52をも設けずに、通路6及び収納部8は腹部32bに沿って略同一高さとすることも可能である。係る場合、各レール53の後端部52bが、段差部11として機能して、錘4の通路6への移動を抑制し、収納部8に錘4を収納させる。
また、図7(a)に示す第四実施形態では、レール53を設けず、連通部分10にリブ14を設けている。このリブ14が、第二の突出部13を構成する。なお、同図(b)に示す如く、段差部11としての下壁部52をも設けない態様も可能である。係る場合、リブ14が、前記ルアー本体3の内側に向けて突出する突出部12として機能して、錘4の通路6への移動を抑制し、収納部8に錘4を収納させる。
また、図8に示す第五実施形態では、図1の1点鎖線で示す如く、レール53’が通路6のレール53から延長され収納部8にも設けられている。また、図8に示すように、連通部分10にリブ14が設けられている。本実施形態の場合、レール53により通路6と収納部8との連通部分10に内径の差が生じない。そこで、リブ14をレール53よりもルアー内方へ突出させる。すなわち、リブ14が突出部12として機能し、錘4の通路6への移動を抑制し、収納部8に錘4を収納させる。また、下壁部52も突出部12として機能する。
上述の各実施形態の如く、段差部11,突出部12及び第二突出部13は、それぞれ単独に又は組み合わせて実施することが可能である。
さらに、図9〜34を参照しながら、上記各実施形態の改変例について説明する。なお、以下の改変例は、それぞれ単独に又は組み合わせて実施することが可能である。
図9〜11に示すように、レール53の後端部(収納部側端部)53bの少なくとも一部にルアー本体3の外側に向けて凸状に形成された凸部91を設けてもよい。係る場合、各図に示すように、収納部8に向けて高くなるように傾斜させてもよい。凸部91の形状は、各図に示す如き形状に限定されるものではない。また、通路6の後端部51b,52bに凸部91を設けてもよい。
図12,13に示すように、レール53の後端部53bの少なくとも一部にルアー本体3の内側に向けて凹状に形成された凹部92を設けてもよい。係る場合、図11に示すように、収納部8に向けて低くなるように傾斜させてもよい。凹部92の形状は、各図に示す如き形状に限定されるものではない。また、通路6の後端部51b,52bに凹部92を設けてもよい。
図14に示すように、レール53の後端部53bを収納部8に向けてテーパー状に形成してもよい。テーパー形状は、同図の形状に限られるものではない。また、レール53を複数本設ける場合、必ずしもその全てをテーパー状に形成する必要はなく、適宜本数に対し実施すればよい。
図15,16に示すように、レール53の後端部53bの少なくとも一部に収納部8に向けて突出する突起部93を設けてもよい。突起部93の形状は、図示される形状に限られない。
図17,18に示すように、レール53の後端部53bに収納部8に向けて漸次低くなる傾斜面94を設けてよい。傾斜面94の形状や角度は適宜設定すればよく、平面又は湾曲面いずれであってもよい。この傾斜面94は、通路6の後端部51b,52bに設けてもよい。
図19〜21に示すように、レール53の後端部53bに収納部8に向けて漸次低くなる階段状の段部95を設けてよい。段数は適宜設定すればよく、通路6の後端部51b,52bに段部95を設けてもよい。
図22,23に示すように、レール53の後端部53bに第二の突出部13をさらに設けてもよい。第二の突出部13の形状、個数、位置は、図示される形状に限定されるものではない。また、第二の突出部13は、レール53の後端部53bと一体に設けても別体として設けても構わない。また、図24に示すようにリブ14は、周方向の少なくとも一部に設ければよい。なお、図22,23の例において、通路6の下壁部52及びレール53を設けない態様も可能である。係る場合、当該突出部が本願請求項2に係る発明における突出部を構成する。
図25に示すように、レール53の後端部53b(傾斜面94)の表面を滑り止め手段としての凹凸面96に形成してもよい。また、滑り止め手段96は凹凸面に限られず、錘4に対し摩擦力を生じさせる部材であればよく、例えばゴム部材を別途設けることも可能である。また、通路6の後端部51b,52bに滑り止め手段96を設けてもよい。
図26〜29に示すように、収納部8にルアー本体3の内側に向けて突出し、通路6に向けて高くなる傾斜部97を設けても構わない。この傾斜部97の傾斜角度、形状、個数等は図示されるものに限られない。この傾斜部97により、通路6への移動を補助(促進)させることで、段差部11,突出部12及び第二突出部13の移動抑制とのバランスをとり、重心移動をスムースにさせる。
同様に、図30,31に示すように、収納部8の底部82の形状も上記各実施形態の形状と異なり、傾斜面98とすることで重心移動をスムースにさせる。
図32〜34に示すように、レール53の後端部53bの形状は、略直角に形成してもよく、角部にRを付与したり、先細り形状にしてもよい。なお、図32〜34の例において、通路6の下壁部52を設けない態様も可能である。係る場合、レール53の後端部53bが本願請求項2,5に係る発明における突出部を構成する。
最後に、本発明のさらに他の実施形態の可能性について説明する。
上記各実施形態において、錘4の数は図示されている数に限定されるわけではなく、適宜設定される。また、その錘4の数に応じて収納部8の全長も設定される。但し、係る場合、収納部8の全長L1は、通路6の全長よりも短く(小さく)設定するとよい。
上記各実施形態において、錘4が転動して移動する通路6の前後端部6a,6bにそれぞれ接続される前側通路7及び収納部8を設けた。しかし、通路6は、少なくとも後端部6bで錘4を収納可能な収納部8と連通していればよく、例えば、通路6を省略し前側通路7に直接収納部8を連通させても構わない。また、収納部8の全長L1と通路6の全長L2との関係も、上記実施形態の如くL1<L2との関係に限られない。但し、錘4の通路6(又は前側通路7)側への加速を抑制できる点で上記実施形態が優れている。
上記各実施形態において、レール53は対向させて一対設けた。しかし、レール53の本数及び位置は上記第一実施形態に限られるものではなく、1本でも3本以上であってもよい。例えば、3本の場合であれば、ルアー1の中心軸に対し点対称となるように通路6及び前側通路7の側面に設けることができる。また、レール53は通路6のみならず、第五実施形態の如く通路6のレール53から延長させたレール53’として収納部8にも設けてよい。また、収納部8にのみレール53’を設けることも可能である。
上記各実施形態において、収納部8の背部33側に突出部81を設けた。しかし、突出部81は省略してもよく、その形状も上記各実施形態のものに限られない。
最後に、本願請求項に係る発明と図面に示す実施形態との対応関係を示す。なお、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、上記各実施形態及び改変例に限らず、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
1,1A〜1D:ルアー、2:半割部材、3:ルアー本体、4:錘、5:収容部、6:通路、6a:前端部、6b:後端部、7:前側通路、8:収納部、9:釣糸、10:連通部分、11:段差部、12:突出部、13:第二突出部、14:リブ、31:頭部、32:腹部、33:背部、34:尾部、35:釣糸取付部、36:リップ部、37:釣針取付部、38:錘取付部、39:表示部、51:上壁部、51b:後端部、52:下壁部、52b:後端部、53,53’:レール、53b:後端部(収納部側端部)、60:移動空間、61:天井部、62:底部、71:天井部、72:前側壁、73:後側壁、81:突出部、82:底部、91:凸部、92:凹部、93:突起部、94:傾斜面、95:段部、96:凹凸面(滑り止め手段)、97:傾斜部、F:前側、B:後側、U:上側、D:下側、L1:通路全長、L2:後側収納部全長、X:ルアー長手方向、Y:ルアー左右方向

Claims (19)

  1. 錘をルアーの長手方向に移動可能に収容する収容部をルアー本体内部に備えたルアーであって、
    前記収容部は、前記錘が転動して移動する通路と、少なくとも前記通路の後端部に前記錘を収納可能な収納部とを有し、
    少なくとも前記通路と前記収納部との連通部分において、前記通路における前記錘の移動空間の内径は前記収納部の内径よりも小であり、
    前記連通部分の少なくとも一部に、前記移動空間を前記収納部に対し前記ルアー本体の内側に位置させる段差部を設けたルアー。
  2. 錘をルアーの長手方向に移動可能に収容する収容部をルアー本体内部に備えたルアーであって、
    前記収容部は、前記錘が転動して移動する通路と、少なくとも前記通路の後端部に前記錘を収納可能な収納部とを有し、
    前記通路と前記収納部との連通部分の少なくとも一部に、前記ルアー本体の内側に向けて突出する突出部を設けたルアー。
  3. 前記収納部の全長は、前記通路の全長よりも短い請求項1又は2記載のルアー。
  4. 前記通路は、その長手方向に沿って前記錘を案内するレールを備え、前記レールの収納部側端部が前記段差部を構成する請求項1又は3記載のルアー。
  5. 前記通路は、その長手方向に沿って前記錘を案内するレールを備え、前記レールの収納部側端部が前記突出部を構成する請求項2又は3記載のルアー。
  6. 前記収納部側端部又は前記通路の後端部の少なくとも一方は、その少なくとも一部に前記ルアー本体の内側に向けて凸状に形成された凸部を有する請求項4又は5記載のルアー。
  7. 前記凸部は、前記収納部に向けて高くなるように傾斜させてある請求項6記載のルアー。
  8. 前記収納部側端部又は前記通路の後端部の少なくとも一方は、その少なくとも一部に前記ルアー本体の外側に向けて凹状に形成された凹部を有する請求項4又は5記載のルアー。
  9. 前記凹部は、前記収納部に向けて低くなるように傾斜させてある請求項8記載のルアー。
  10. 前記収納部側端部は、前記収納部に向けてテーパー状に形成されている請求項4〜9のいずれかに記載のルアー。
  11. 前記収納部側端部は、少なくとも一部に前記収納部に向けて突出する突起部を有する請求項4〜9のいずれかに記載のルアー。
  12. 前記収納部側端部又は前記通路の後端部の少なくとも一方は、前記収納部に向けて低くなる傾斜面を有する請求項4〜11のいずれかに記載のルアー。
  13. 前記収納部側端部又は前記通路の後端部の少なくとも一方は、前記収納部に向けて低くなる階段状の段部を有する請求項4〜11のいずれかに記載のルアー。
  14. 前記連通部分の少なくとも一部に、前記ルアー本体の内側に向けて突出する第二の突出部をさらに設けた請求項4〜13のいずれかに記載のルアー。
  15. 前記第二の突出部は、前記ルアー本体の周方向の少なくとも一部に前記周方向に沿ってリブ状に設けられている請求項14記載のルアー。
  16. 前記段差部又は前記通路の後端部の少なくとも一方に滑り止め手段を設けた請求項1,3,4,6〜15のいずれかに記載のルアー。
  17. 前記突出部又は前記通路の後端部の少なくとも一方に滑り止め手段を設けた請求項2,3,5,6〜15のいずれかに記載のルアー。
  18. 前記滑り止め手段は、前記突起部の表面を凹凸に形成した凹凸面である請求項16又は17記載のルアー。
  19. 前記収納部は、前記ルアー本体の内側に向けて突出し前記通路に向けて高くなる傾斜部をさらに有する請求項1〜18のいずれかに記載のルアー。
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