JP2014128856A - 電圧変換アダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の電池電圧に対応し、かつ、電源装置における電力消費量を低減することが可能な電圧変換アダプタを提供する。
【解決手段】 電動工具と接続可能な接続手段と、前記電動工具と前記接続手段との接続を検知する接続検知手段と、外部電源から供給される電圧を制御し、第1の電圧を前記電動工具へ出力する第1の電圧変換手段と、前記第1の電圧変換手段を制御する制御手段と、前記外部電源から供給される電圧を変換し、変換後の第2の電圧を前記制御手段へ供給する第2の電圧変換手段とを有し、前記制御手段は、前記電動工具からの信号の有無により、前記第1の電圧変換手段の駆動を制御することを特徴とする電圧変換アダプタ。
【選択図】図2

Description

本発明は、背負式電源などの大容量電源から供給される電圧を電動工具に使用可能な電圧に変換して出力する電圧変換アダプタに関する。
従来、モータ等を動力とする電動の工具においては、交流の商用電源や、直流の定電圧電源等を接続して用いる工具のみならず、二次電池を装着可能な電動工具が広く用いられている。二次電池を用いた電動工具、いわゆるコードレス電動工具においては、電動工具の種類・用途の拡大により、電池電圧の多様化や電池容量の大容量化の需要が高まっている。従来より、大容量化の需要に対しては、工具本体に直接装着する方式の電池パックのみならず、二次電池を収容し、腰に装着可能なバッテリーホルスターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平7−3983号公報
しかしながら、作業者の腰に装着可能なバッテリーホルスターでは、装着可能な二次電池数に限界があり、電動工具等の携帯用電源としては、背負式等、上記バッテリーホルスターよりもさらに大容量の携帯用電源の実用化が望まれている。
また上述のとおり、電動工具の種類・用途の拡大により、電池電圧が多様化しており、電圧の異なる複数のコードレス工具に対し、簡便に電力を供給可能な電源装置の実用化が望まれていた。
さらに、携帯用電源は、商用電源を利用することが困難な場所において用いられるため、大容量化を図ることのみならず、電源装置における消費電力を効果的に低減し、工具に供給される電力を最大限確保する必要がある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、複数の電池電圧に対応し、かつ、電源装置における電力消費量を低減することが可能な電圧変換アダプタを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、電動工具と接続可能な接続手段と、前記電動工具と前記接続手段との接続を検知する接続検知手段と、外部電源から供給される電圧を制御し、第1の電圧を前記電動工具へ出力する第1の電圧変換手段と、前記第1の電圧変換手段を制御する制御手段と、前記外部電源から供給される電圧を変換し、変換後の第2の電圧を前記制御手段へ供給する第2の電圧変換手段とを有し、前記制御手段は、前記電動工具からの信号の有無により、前記第1の電圧変換手段の駆動を制御することを特徴とする電圧変換アダプタを提供する。
このような構成によれば、前記制御手段は、前記接続検知手段が前記電動工具との接続を検知しない場合に、前記第1の電圧変換手段の動作を停止することができるため、電圧変換アダプタの消費電力を低減することができる。
前記接続手段は、前記電動工具に設けられた停止信号端子と接続可能な接続検知端子を有し、前記制御手段は、前記接続検知端子を介して前記電動工具に停止信号を送出し、前記接続検知手段は、前記接続検知端子を介して前記電動工具と前記接続手段との接続を検知することが好ましい。このような構成によれば、接続検知端子が停止信号、接続検知信号の両方を入力可能である。そのため、それぞれの信号に対応した端子の数を設ける必要がなく、簡易な構成にすることができる。
前記電動工具の定格電圧を識別する定格電圧識別手段と、前記識別した定格電圧に基づいて、前記第1の電圧変換手段の出力電圧値を設定する出力設定手段とを、更に備え、前記接続手段は定格電圧の異なる少なくとも2種類の電動工具と接続可能であり、前記制御手段は、前記出力設定手段が前記出力電圧値を設定した後に、当該出力電圧値に基づいて前記第1の電圧変換手段を制御することが好ましい。このような構成によれば、接続されている電動工具に対応した電圧値を確実に設定し、供給することができる。
前記定格電圧識別手段は識別素子を更に有し、前記電動工具は、各電動工具の定格電圧に応じて異なる構造の接続部を有し、前記電動工具が前記接続手段に接続された状態において、前記識別素子が前記接続部の構造を識別することにより、前記電動工具の定格電圧が識別されることが好ましい。このような構成によれば、確実に接続されている電動工具の定格電圧を識別することができる。
前記接続手段は、前記電動工具の接続部に対して嵌合することにより、前記電動工具と接続可能であり、前記識別素子は、接触、もしくは押下されたことを検知するスイッチ部を有しており、前記スイッチ部の検知の有無によって前記電動工具の定格電圧を識別することが好ましい。このような構成によれば、確実に接続されている電動工具の定格電圧を識別することができる。
前記接続手段は、前記電動工具の接続部に対して嵌合することにより、前記電動工具と接続可能であり、前記識別素子は、前記接続部の構造を識別する光センサ部を有し、前記光センサ部の検知の有無に基づいて、前記接続手段に接続されている前記電動工具の定格電圧を識別することが好ましい。このような構成によれば、確実に接続されている電動工具の定格電圧を識別することができる。
前記接続手段は、前記電動工具の接続部に対して嵌合することにより、前記電動工具と接続可能であり、前記電動工具の接続部、又は、前記接続手段は、磁石、又はコイルからなる磁界発生部を有し、前記識別素子は、前記磁界発生部の磁界を検知する磁気センサを有し、前記磁気センサの検知の有無に基づいて、前記識別手段は前記接続手段に接続されている前記電動工具の定格電圧を識別することが好ましい。このような構成によれば、確実に接続されている電動工具の定格電圧を識別することができる。
前記電動工具は、定格電圧を無線送信する手段を有しており、前記定格電圧識別手段は、前記電動工具から定格電圧を無線受信可能な無線受信手段を有し、前記定格電圧識別手段は、前記無線受信手段が受信した信号に基づいて、前記電動工具の定格電圧を識別することが好ましい。このような構成によれば、確実に接続されている電動工具の定格電圧を識別することができる。
前記第1の電圧変換手段の入力電圧、及び、出力電圧を検出可能な電圧検出手段をさらに有し、前記電圧検出手段が異常を検出した場合には、前記制御手段は、前記停止信号を前記接続検知端子を介して前記電動工具に送出し、同時もしくはその後に、前記第1の電圧変換手段による電圧変換動作を停止させることが好ましい。このような構成によれば、電圧検出手段が異常を検出した場合に、不安定な電圧で電動工具を動作させてしまうことを防ぐことができる。
前記電動工具は、駆動制御機構を有しており、前記制御手段は、前記電動工具の駆動制御機構が起動状態である時に、前記第1の電圧変換手段を起動し、前記駆動制御機構が停止した時に前記第1の電圧変換手段を停止することが好ましい。このような構成によれば、電動工具が使用開始状態になるまで第1の電圧変換手段の動作を停止することができ、効率よく電圧変換アダプタの消費電力を低減することができる。
前記駆動制御機構は前記電動工具のモータを制御する制御素子を有しており、前記制御手段は、前記制御素子の状態に応じて第1の電圧変換手段の制御を行うことが好ましい。このような構成によれば、モータが起動状態になったときに第1の電圧変換手段を起動することが可能になる。
前記第1の電圧は前記外部電源から供給される電圧と等しい電圧であることが好ましい。このような構成によれば、電圧の高い第1の電圧変換手段の動作を停止することができるため、効率よく電圧変換アダプタの消費電力を低減することができる。
本発明の電圧変換アダプタによれば、接続されたコードレス電動工具の定格電圧と適合した出力電圧を、使用者にスイッチの切換え等の煩わしさを強いることなく容易に提供し、かつ、電源装置と電動工具との接続や駆動を検知しない場合に、電圧変換アダプタに設けられた電圧変換手段の動作を停止又は低減するため、未使用時の電圧変換アダプタの消費電力を大幅に低減することができる。
本実施の形態の背負式電源、コードレス電動工具、電圧変換アダプタの外観図 本実施の形態の背負式電源、コードレス電動工具、電圧変換アダプタの回路の構成を示す回路図 電動工具と電池パックとの接続を説明する説明図 電圧変換アダプタの定格電圧識別スイッチについて説明する説明図 電圧変換アダプタの動作を示すフローチャート 変形例の背負式電源、コードレス電動工具、電圧変換アダプタの回路の構成を示す回路図
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態において大容量電源の例として例示的に示した背負式電源1は、内部に多数の電池セルからなる電池組1A(図2)を背負った状態でコードレス電動工具2による作業を行うためのものである。
電池組1Aから電動工具2への電力の供給は、背負式電源1と電動工具2との間に接続ケーブル、及び、工具の接続部と係合する形状の接続アダプタ3を介して行われる。接続アダプタ3が接続された状態で行われる。また、背負式電源1に収容された電池組1Aは、図示せぬ充電器により、当該接続アダプタ3、及び、接続ケーブルを介して充電されることが可能な構成となっている。尚、本実施の形態の接続アダプタ3は、定格電圧の異なる電動工具2Aと2Bとに電力を供給可能である。本実施の形態では、一例として、電動工具2A、2Bの定格電圧をそれぞれ14.4V、18Vとして説明する。尚、電動工具2A、2Bはそれぞれの定格電圧に対応した小型の電池パック4A、4B(図3)を電源として使用することも可能である。
まず、背負式電源1について説明する。図2に示すように、電池組1Aは、直列に接続された複数の二次電池1Bから構成されている。本実施の形態では、電池組1Aは、大容量を有しており、詳細には、直列に接続された複数の二次電池1Bのユニットが複数組、並列に配置された構成となっている。尚、図2では二次電池1Bのユニットを並列に接続する構成を省略している。
電動工具2は、プラス端子20Aと、マイナス端子20Bと、接続検知端子202と、駆動制御機構としての操作スイッチ21と、モータ20と停止回路201と、接続検知回路205と、定格電圧識別部203とを備えている。接続アダプタ3からの電力がプラス端子20A、マイナス端子20Bを介して供給される。ユーザが操作スイッチ21をオンするとモータ20が回転し、電動工具1を使用することができる。
接続検知回路205は、端子20Aと端子202とを接続している。
停止回路201は、FET等の遮断素子を含む回路からなり、接続アダプタ3からの停止信号によってモータ20への電力の供給を遮断し、モータ20を停止する。
図3に示すように、電動工具2は、接続アダプタ3が取り付けられる接続部200を有し、接続部200に定格電圧識別部203が設けられる。本実施の形態では電動工具2Aは、定格電圧識別部203に誤った接続を防止する接続防止構造203Aが設けられている。接続防止構造203Aは接続部200の上面に設けられた突起である。電動工具2Bには定格電圧識別部203が設けられていない。
電動工具2Aに対応した電池パック4Aは、定格電圧が14.4Vであり、電動工具2Aと接続可能な接続部400を有している。接続部400の底面には、凸部401が設けられ、凸部401の左端の一部を切欠いた接続制限回避構造402が形成されている。
電動工具2Bに対応した電池パック4Bは、定格電圧18Vであり、電動工具2Aと接続可能な接続部400を有している。接続部400の底面には、凸部401が設けられているが、接続制限回避構造401が形成されていない。従って、電池パック4Bの凸部401は、電池パック4Aの接続制限回避構造402が設けられた位置まで延設されている。
電動工具2Aに電池パック2Aを接続する際には、電池パック4Aを電動工具2Aの前方(図3左側)からスライドさせる。このとき、接続防止構造203Aが接続制限回避構造401に入り、電動工具2Aと電池パック4Aが接続される。また、ユーザが、誤って電池パック4Bを電動工具2Aに接続しようとしても、接続防止構造203が凸部401に衝突し、電池パック4Bを電動工具2Aに接続されることを回避することができる。これにより、電動工具2Aの定格電圧より大きい定格電圧の電池パックを接続することを回避することができる。
一方、電動工具2Bには、接続防止構造203Aが設けられていないため、電動工具2Bに電池パック4A、4Bのどちらも接続することができる。これにより、電動工具2Bは、電池パック4Bのみならず、自身の定格電圧より低い定格電圧の電池パック4Aも使用することができる。
このように、定格電圧の違いに応じて、電池パック4A、4Bは、接続部400の構造が異なっている。このようにすることで、定格電圧の高い電池パック4Bが電動工具2Aに装着されることを回避している。尚、上記実施例においては、電動工具に対して電池パックをスライドさせて嵌合させるタイプの電池パック、いわゆる「スライド接続型電池」を例示したが、電動工具本体に挿入するタイプの「差し込み接続型電池」に対しても同様に適用することができる。
次に接続アダプタ3について説明する。図2に示すように、接続アダプタ3は、背負式電源1に着脱可能なケーブル58を有し、ケーブル58を介して背負式電源1から電力が供給される。また、接続アダプタ3は、電動工具2に接続可能な接続部50を有し、背負式電源1の電圧を電動工具2が使用可能な電圧に変圧している。一例として、背負式電源1の定格電圧は36Vであり、電動工具2A又は2Bの定格電圧は14.4Vまたは18Vである。
接続アダプタ3は、入力プラス端子30Aと、入力マイナス端子30Bと、コンデンサ41、42と、第1の電圧変換器301と、出力端子33A、33Bとを備えている。入力端子30A、30Bはケーブル58と接続され、背負式電源1からの電力が接続アダプタ3に入力される。第1の電圧変換器301は、背負式電源1の直流電圧を電動工具2が使用可能な直流電圧に変換する。後述するように、出力する直流電圧の電圧値は、マイコン306によって設定される。
尚、ケーブル58によって背負式電源1と接続アダプタ3が接続されるため36Vの電圧がそのまま接続アダプタ3に入力される。例えば、背負式電源1の内部、あるいは、ケーブル58に接続する直前に電圧を降圧させる構成と比較すると、ケーブル58から供給される電圧が高くなる。このため、同じ電力を電動工具に供給する場合、前記比較の構成よりも配線の断面積を減らすことが可能になり、ケーブル58の取回しが容易となる細径のケーブルを採用することができる。
接続アダプタ3は、さらに、入力電圧・電流検知回路31と、出力電圧・電流検知回路32と、第2の電圧変換器302と、マイコン306と、信号送出回路303と、接続検知端子303Aと、検知回路34と、工具停止回路35と、定格電圧識別スイッチ304と、コンデンサ43、44等を備えている。
第2の電圧変換器302は、背負式電源1から供給される電圧を、例えば、5Vに降圧し、かかる電圧によってマイコン306などの制御回路が駆動される。尚、第2の電圧変換器302の出力電圧は、第1の電圧変換器301の出力電圧より小さい。
マイコン306は、検知部37と、電源制御部36と、定格電圧識別部39と、出力制御部305と、異常判定部38とを有する。
信号送出回路303は、第2の電圧変換器302の出力側と、出力端子33Aと接続されている。信号送出回路303は、抵抗器とダイオードとからなり、端子33Aを介して接続検知信号を電動工具2に出力する。
検知回路34は、接続検知端子303Aと、検知部37とに接続されている。接続アダプタ3が電動工具2に取り付けられると、接続検知信号は、信号送出回路303から端子33Aを介して電動工具2に出力され、電動工具2の接続検知回路205、端子202、接続検知端子303Aを経て、検知回路34に検知され、かかる検知結果が、検知部37に入力される。
電源制御部36は、接続アダプタ3の動作開始時には、背負式電源1から第1の電圧変換器1への電力を遮断している。検知部37が接続検知信号を受信すると、電源制御部36は、背負式電源1からの電力の遮断を解除し、当該電力を第1の電圧変換器1へ供給させる制御を行う。第1の電圧変換器1は、第2の電圧変換器2より出力電圧が大きい。このため、第1の電圧変換器1へ電力が供給されると、第1の電圧変換器1が、電力を出力していないアイドリング状態であったとしても電力の消費量が大きくなる。本実施の形態では、電動工具2が接続されるまでは、第1の電圧変換器301への電力を遮断し、第1の電圧変換器301をオフ状態にしている。このため、接続アダプタ3の電力消費量を低減することができる。
入力電圧検知回路31は、異常判定部38と接続され、背負式電源1から第1の電圧変換器301への電圧、電流を検出し(以下、単に入力電圧、入力電流とする)、異常判定部38へ出力する。異常判定部38は、入力電圧値、入力電流値が異常であるかどうかを判断する。具体的には、入力電圧値、または、入力電流値が所定の範囲内になければ、過電流や、出力電圧低下などによる過負荷状態であり、異常であると判断する。また、入力電圧の変化率、または、入力電流の変化率が、所定の値より大きいかを判断し、所定の値より大きい場合には、入力電圧、または、入力電流が不安定であり異常であると判断する。あるいは、入力電圧、または、入力電流が急激に垂下した場合も異常であると判断する。
出力電圧・電流検知回路32は、異常判定部38と接続され、第1の電圧変換器301の出力電圧、出力電流(以下、単に出力電圧、出力電流とする)を検知し、異常判定部38へ出力する。異常判定部38は、入力電圧、入力電流と同様にして、出力電圧、出力電流の異常を判断する。
異常判定部38が異常を判断したときには、まず、異常判定部38は工具停止回路35に停止信号を電動工具2へ出力させ、FET201をオフさせることにより、モータ20を停止させる。次に、異常判定部38は、電源制御部36に第1の電圧変換器301をオフさせる。具体的には、電源制御部36は、背負式電源1から第1の電圧変換器301への電力を遮断する。このように、第1の電圧変換器301より電動工具2を先に停止させることで、不安定な電圧で電動工具2が動作してしまうことを防止することができる。
図4(a)に示すように、接続アダプタ3の電動工具2との接続部50の底面に定格電圧識別スイッチ304が設けられている。定格電圧識別スイッチ304は、電動工具2が装着されていないときには回路が切断されている。図4(b)に示すように、接続アダプタ3が電動工具2Aに装着されると、接続防止構造203が定格電圧識別スイッチ304に当接し、定格電圧識別スイッチ304がオンされる。一方、図4(c)に示すように、接続アダプタ3が電動工具2Bに装着されると、電動工具2Bは接続防止構造203を設けていないため、定格電圧識別スイッチ304はオフ状態が維持される。
定格電圧識別部39(図2)は、定格電圧識別スイッチのオン、オフ状態から、装着されている電動工具2に対応した定格電圧に対応するように、出力制御部305の第1の電圧変換器の出力電流、出力電圧を設定する。例えば、電動工具2Aが接続されていれば、出力電圧を14.4Vに設定し、電動工具2Bが接続されていれば、出力電圧を18Vに設定する。
次に図5を参照して、背負式電源1と接続アダプタ3が接続されたときの接続アダプタ3の動作を説明する。S1において、背負式電源1からの電力により、第2の電圧変換器302が動作を開始する。S3においてマイコン306が動作を開始する。、なお、電源制御部36は、前記マイコン306からの指令が来るまでは、第1の電圧変換器301への電力を遮断し、動作を停止させている。S5において、検知部37は接続検知信号の受信の有無を判断する。接続検知信号を受信するまで(S5:NO)、マイコン306は待機状態になる。接続検知信号を受信したら(S5:YES)、S7において、定格電圧識別部39は接続されている電動工具2の定格電圧、定格電流を判断し、出力制御部305に出力電圧、出力電流を設定させる。S9において、電源制御部36は、第1の電圧変換器301に背負式電源1からの電力を供給するように制御する。これにより、第1の電圧変換器301は電動工具2へ電力を供給することが可能になる。S11において、検知部37は、接続検知信号が検知されているかを判断し、接続検知信号が検知されている間はS11の判定を繰り返す。工具が外された場合、すなわち、S11において接続検知信号が検知されないと判断すると(S11:NO)、電源制御部36は、背負式電源1から第1の電圧変換器301への電力の供給を遮断する。これは、S11において接続検知信号が検知されない(接続解除?:YES)は、電動工具2の使用が終了して、電動工具2と接続アダプタ3との接続が解除されたと判断されるからである。
以上の構成により、本実施の形態では、電動工具2が装着され、工具の定格が識別されるまでは、第1の電圧変換器301への電力を遮断し、第1の電圧変換器301を遮断している。このため、接続アダプタ3の電力消費量を低減することができる。また、電動工具2が外され、出力端子33A、33Bが露出した時などに、出力端子33A、33Bに電圧が印加されていない状態とすることができる
また、検知回路34は、工具停止回路35と共に接続検知端子303Aに接続されている。接続検知端子303Aは、電動工具2の停止信号端子202に接続される。即ち、検知回路34と、工具停止回路35とは接続検知端子303Aを共用している。このため、新たな信号端子を設けることなく、検知回路34は接続検知信号を検知することができる。
出力電圧制御部305が出力電圧、出力電流を設定した後に、電源制御部36は、第1の電圧変換器301に背負式電源1からの電力を供給するように制御している。このため、接続されている電動工具2に対応した出力電圧、出力電流を確実に供給することができる。
本発明による接続アダプタ3は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
上記実施の形態では、電動工具2において、接続検知回路205は操作スイッチ21の上流側、すなわち、端子20Aと操作スイッチ21との間に接続する例を示した。一方、図6に示す変形例では、接続検知回路205は、操作スイッチ21とモータ20との間に接続される構成を例示している。尚、変形例の電源1、電圧変換アダプタの構成は同じである。このような電動工具2の構成では、電動工具2の接続時ではなく、電動工具が接続され、かつ、操作スイッチ21がオンされたときに、ユーザが工具の使用を開始したことを示す信号が停止信号端子202から接続アダプタ3に出力される。従って、検知回路34は、操作スイッチ21がオンされたことを示す信号を接続検知信号として受信し、操作スイッチ21がオフされると、電動工具2が接続アダプタ3に接続されていたとしても接続検知信号を受信しない。このため、接続アダプタ3は、ユーザが電動工具2の操作スイッチ21をオンしたときにのみ第1の電圧変換器301の動作を開始させる。
以上の構成によれば、電動工具2が接続アダプタ3と接続されている状態であっても、ユーザが工具の使用を開始していない場合には第1の電圧変換器301への電力の供給が遮断される。そのため一層効果的に電圧変換アダプタの電力の消費を低減させることができる。
上記の実施の形態では定格電圧識別スイッチ304を1つ設け、そのオン、オフで2つの定格電圧(14.4Vと18V)とを識別していたが、スイッチを複数設け、そのオンオフの組み合わせによって、2つ以上の定格電圧を識別するようにしてもよい。また、上記構成では、背負式電源1が出力する電圧と同一の電圧を定格電圧とする電動工具を接続することも当然可能であり、この場合、第1の電圧変換器301による変換後の昇降圧電圧が変換前と同一(±0V)となる条件で制御を行えばよい。
上記の実施の形態では、機械式の定格電圧識別スイッチ304がオンされるか否かに応じて、電動工具2の定格電圧を識別する構成を例示した。しかしながら、定格電圧を識別する方式は機械式のスイッチに限定されるものではなく、任意の識別手段を用いることが可能である。例えば、工具の定格電圧等に応じた固有の識別抵抗を電動工具2に組み込み、専用、もしくは、他の用途と共有化した端子を設け、接続アダプタ3が該端子を通じて電気的に工具を識別する構成であってもよい。また、電動工具2と接続アダプタ3との間を無線通信可能にしておき、接続アダプタ3が無線通信によって電動工具2の定格電圧に関する情報を取得するようにしてもよい。
あるいは、以下のような非接触型のセンサ(スイッチ)を設ける構成としてもよく、接続アダプタ3にホール素子などの磁気センサを設けるようにしてもよい。この場合には、好適には、所定の定格電圧の場合に電動工具2に磁石あるいは磁界を発生する回路などの磁界発生手段を設けるようにしておき、電動工具2と接続アダプタ3とが接続されたときに、磁気センサが磁界を検出できる構成にする。このような構成によれば、電動工具2と接続アダプタ3が接続されたときに、磁気センサが磁界を検出したか否かによって、定格電圧を識別することができる。なお、上記例とは逆に、ホール素子を電動工具2側に設ける構成としてもよい。
また、非接触型センサとして、磁気センサに代えて、発光素子と受光素子とからなる光センサを接続アダプタ3に設け、電動工具2と接続アダプタ3が接続されたときに、接続防止構造203A(突起)等によって、発光素子から受光素子への光路を遮るようにしてもよい。さらに、電動工具2と接続アダプタ3のそれぞれに受光素子及び発光素子を設け、接続アダプタ3と電動工具2が接続されたときに、電動工具2と接続アダプタ3との間でフォトカプラが構成されるようにしてもよい。
操作スイッチ21はユーザによる手動のスイッチであったが、例えば、加速度センサや、振動センサ、タッチセンサなどをと連動したスイッチでもよい。また、これらのセンサがユーザの電動工具2の使用を検知したときに連動し、自動的にオンになるスイッチとしてもよい。
1 背負式電源
2 電動工具
3 電圧変換アダプタ
301 第1の電圧変換器
302 第2の電圧変換器
306 マイコン
303 接続検知回路
34 接続検知回路
304 定格電圧識別スイッチ

Claims (12)

  1. 電動工具と接続可能な接続手段と、
    前記電動工具と前記接続手段との接続を検知する接続検知手段と、
    外部電源から供給される電圧を制御し、第1の電圧を前記電動工具へ出力する第1の電圧変換手段と、
    前記第1の電圧変換手段を制御する制御手段と、
    前記外部電源から供給される電圧を変換し、変換後の第2の電圧を前記制御手段へ供給する第2の電圧変換手段とを有し、
    前記制御手段は、前記電動工具からの信号の有無により、前記第1の電圧変換手段の駆動を制御することを特徴とする電圧変換アダプタ。
  2. 前記接続手段は、前記電動工具に設けられた停止信号端子と接続可能な接続検知端子を有し、
    前記制御手段は、前記接続検知端子を介して前記電動工具に停止信号を送出し、
    前記接続検知手段は、前記接続検知端子を介して前記電動工具と前記接続手段との接続を検知することを特徴とする請求項1に記載の電圧変換アダプタ。
  3. 前記電動工具の定格電圧を識別する定格電圧識別手段と、
    前記識別した定格電圧に基づいて、前記第1の電圧変換手段の出力電圧値を設定する出力設定手段とを、更に備え、
    前記接続手段は定格電圧の異なる少なくとも2種類の電動工具と接続可能であり、
    前記制御手段は、前記出力設定手段が前記出力電圧値を設定した後に、当該出力電圧値に基づいて前記第1の電圧変換手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電圧変換アダプタ。
  4. 前記定格電圧識別手段は識別素子を更に有し、
    前記電動工具は、各電動工具の定格電圧に応じて異なる構造の接続部を有し、
    前記電動工具が前記接続手段に接続された状態において、前記識別素子が前記接続部の構造を識別することにより、前記電動工具の定格電圧が識別されることを特徴とする請求項3に記載の電圧変換アダプタ。
  5. 前記接続手段は、前記電動工具の接続部に対して嵌合することにより、前記電動工具と接続可能であり、
    前記識別素子は、接触、もしくは押下されたことを検知するスイッチ部を有しており、
    前記スイッチ部の検知の有無によって前記電動工具の定格電圧を識別することを特徴とする請求項4に記載の電圧変換アダプタ。
  6. 前記接続手段は、前記電動工具の接続部に対して嵌合することにより、前記電動工具と接続可能であり、
    前記識別素子は、前記接続部の構造を識別する光センサ部を有し、
    前記光センサ部の検知の有無に基づいて、前記接続手段に接続されている前記電動工具の定格電圧を識別することを特徴とする請求項4に記載の電圧変換アダプタ。
  7. 前記接続手段は、前記電動工具の接続部に対して嵌合することにより、前記電動工具と接続可能であり、
    前記電動工具の接続部、又は、前記接続手段は、磁石、又はコイルからなる磁界発生部を有し、
    前記識別素子は、前記磁界発生部の磁界を検知する磁気センサを有し、
    前記磁気センサの検知の有無に基づいて、前記識別手段は前記接続手段に接続されている前記電動工具の定格電圧を識別することを特徴とする請求項4に記載の電圧変換アダプタ。
  8. 前記電動工具は、定格電圧を無線送信する手段を有しており、
    前記定格電圧識別手段は、前記電動工具から定格電圧を無線受信可能な無線受信手段を有し、
    前記定格電圧識別手段は、前記無線受信手段が受信した信号に基づいて、前記電動工具の定格電圧を識別することを特徴とする請求項3に記載の電圧変換アダプタ。
  9. 前記第1の電圧変換手段の入力電圧、及び、出力電圧を検出可能な電圧検出手段をさらに有し、
    前記電圧検出手段が異常を検出した場合には、前記制御手段は、前記停止信号を前記接続検知端子を介して前記電動工具に送出し、同時もしくはその後に、前記第1の電圧変換手段による電圧変換動作を停止させることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の電圧変換アダプタ。
  10. 前記電動工具は、駆動制御機構を有しており、
    前記制御手段は、前記電動工具の駆動制御機構が起動状態である時に、前記第1の電圧変換手段を起動し、前記駆動制御機構が停止した時に前記第1の電圧変換手段を停止することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の電圧変換アダプタ。
  11. 前記駆動制御機構は前記電動工具のモータを制御する制御素子を有しており、
    前記制御手段は、前記制御素子の状態に応じて第1の電圧変換手段の制御を行うことを特徴とする請求項10に記載の電圧変換アダプタ。
  12. 前記第1の電圧は前記外部電源から供給される電圧と等しい電圧であることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の電圧変換アダプタ。

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