JP2014127825A - 通信端末装置 - Google Patents

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Katsuhiro Morisada
克博 森貞
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Abstract

【課題】本発明は振込詐欺等の被害を防止して利便性を向上できる通信端末装置を提供する。
【解決手段】通話を行う第1通信部4aを介して通話中であるかを判断する通話判定部9と、通信を行う第2通信部4bを介してオンラインバンキングシステム30に接続されるかを判定する接続判定部26と、通話判定部9によって通話中であると判定され、かつ接続判定部26によってオンラインバンキングシステム30に接続されると判定された場合、ユーザに対して所定の報知を行う報知部8と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は報知部を備えた通信端末装置に関する。
従来の通信端末装置は特許文献1に開示される。この通信端末装置はマイク、音声認識部、記憶部、音声データ解析部、報知部及び危険状況判定部を備える。
マイクはユーザの音声を収集する。音声認識部はマイクにより収集した音声を認識して音声データに変換する。記憶部はROMやRAMなどによって構成され、危険キーワードや演算結果を一時記憶する。
音声データ解析部は音声データを単語又は文節に切り出して、記憶部に蓄積されている危険キーワードと一致する単語又は文節を抽出する。報知部は音声又は表示による報知を行う。危険状況判定部は抽出された危険キーワードと一致する単語又は文節から得られる情報に基づいて危険状況を識別する。
上記構成の通信端末装置において、音声認識部により変換された音声データが音声データ解析部により危険キーワードに一致する単語又は分節が抽出される。音声データ解析部により抽出された単語又は分節が危険状況判定部により危険状況と判断されると、報知部により報知される。これにより、通信端末装置により振込詐欺を検知し、振込詐欺による被害を未然に防止することができる。
特開2007−139864号公報
しかしながら、上記従来の音声端末装置によると、通話中の会話速度の変更、音声の強弱、会話の一部省略等により、音声データ解析部が危険キーワードに一致する単語や分節を見逃す場合がある。このため、振込詐欺による被害を十分防止できないという問題があった。
本発明は振込詐欺等の被害を確実に防止できる通信端末装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、通話を行う第1通信部を介して通話中であるかを判断する通話判定部と、通信を行う第2通信部を介してオンラインバンキングシステムに接続されるかを判定する接続判定部と、前記通話判定部によって通話中であると判定され、かつ前記接続判定部によって前記オンラインバンキングシステムに接続されると判定された場合、ユーザに対して所定の報知を行う報知部と、を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の通信端末装置において、ユーザが通話中に、前記オンラインバンキングシステムに対する振り込みの手続の完了前に前記オンラインバンキングシステムとの通信を切断する通信切断部を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の通信端末装置において、ユーザが通話中に、前記オンラインバンキングシステムに対する振り込みの手続の完了前に所定の警備会社に通報が行われる通報部を備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明は、前記通話判定部は、ユーザを撮影するカメラと、前記カメラにより撮影された画像からユーザが電話による通話中か否かを判断するカメラ通話判定部と、を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記構成の通信端末装置において、前記通話判定部はユーザの音声が入力される音声入力部を備え、前記音声入力部により取得した音声によって通話中か否かを判断することを特徴とする。
本発明によると、ユーザが通話中に、オンラインバンキングシステムに接続すると報知部による報知が行われるため、振込詐欺等の被害を防止できる。
本発明の第1実施形態の通信システムの全体構成を示す図 本発明の第1実施形態の通信端末装置の機能ブロック図を示す図 本発明の第1実施形態の通信端末装置の動作を示すフローチャート 本発明の第2実施形態の通信システムの全体構成を示す図 本発明の第2実施形態の通信端末装置の機能ブロック図を示す図 本発明の第2実施形態の通信端末装置の動作を示すフローチャート
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の通信システム100の全体構成を示す。通信システム100はインターネット35及び通信端末装置1を有する。通信端末装置1はインターネット35に接続してオンラインバンキングシステム30と通信を行うことができる。
図2は通信端末装置1の構成を示す機能ブロック図である。通信端末装置1は各部を制御する制御部2を備えている。制御部2には記憶部3、通信部4、表示部5、操作部6、通話部7、報知部8、通話判定部9、接続判定部26、通信切断部27及び通報部28が接続される。
記憶部3はROMやRAMなどによって構成され、オンラインバンキングシステム30の場所(URL)や所定のプログラムを記憶するとともに、制御部2による演算結果を一時記憶する。通信部4は第1通信部4aと第2通信部4bとを備える。第1通信部4aは後述する通話部7を介して、通話を行う。第2通信部4bは無線でインターネット35に接続してオンラインバンキングシステム30と通信する。
操作部6はタッチパネルや所定のボタンなどから構成され、ユーザの入力を受け付ける。表示部5は操作部6の操作に応じたプログラムの実行画面を表示する。通話部7は音声入力部(マイク)18やヘッドフォン(不図示)から構成される。音声入力部18からはユーザの音声が入力され、ヘッドフォンは通話相手の音声が出力され、これらはユーザの通話時に使用される。報知部8は音声や表示部5を介した表示によって報知する。
通話判定部9は第1通信部4aを介して音声入力部18から入力された音声が通話中であるかを判断する。接続判定部26は第2通信部4bを介して、通信端末装置1がオンラインバンキングシステム30に接続されるかを判定する。
通信切断部27はユーザが通話中に、オンラインバンキングシステム30に対する振り込みの手続の完了前にオンラインバンキングシステム30との通信を切断する。通報部28はユーザが通話中に、オンラインバンキングシステム30に対する振り込みの手続の完了前に所定の警備会社に通報を行う。
次に図3のフローチャートを用いて、通信端末装置1の動作について説明する。なお、通信端末装置1では詐欺行為と判断された場合に行われる切断モードや通報モードの設定を有している。切断モードは設定がONの時に詐欺行為と判断された場合に通信端末装置1の通信を切断するモードであり、通報モードは設定がONの時に詐欺行為と判断された場合に所定の警備会社に通報するモードである。
また、その他の設定として、未登録の電話番号や電話番号を非通知にして来た場合に警告を表示したり、詐欺行為と判断された場合に通信端末装置1にパスワードロックを設けてもよい。
ステップS1ではユーザが通話部7を介して通話を行う。ステップ2ではユーザは通話を行う。ステップS3ではユーザが通話を終了するか否かが判断される。ユーザが通話を終了する場合にはステップS1へ戻り、通話を終了しない場合にはステップS4へ移行する。
ステップS4では接続判定部26を介して通信端末装置1はオンラインバンキングシステム30と接続するか否か判断される。通信端末装置1がオンラインバンキングシステム30と接続すると、ステップS5では報知部8により報知が行われる。
例えば「振り込み詐欺に会っている可能性がありますのでご注意ください」などと音声又は表示によってユーザに対して警告が行われる。通信端末装置1がオンラインバンキングシステム30と接続しない場合にはステップS2に戻る。
ステップS6ではオンラインバンキングシステム30において振り込み手続きの完了前の振込確認画面が表示されるか否かが判断される。振込確認画面が表示される場合にはステップS7へ移行し、表示されない場合にはステップS6に戻る。
ステップS7では通報モードが設定されているか否かが判断される。通報モードが設定されている場合にはステップS8へ移行し、設定されていない場合にはステップS9へ移行する。
ステップS8では通信端末装置1は通報部28を介して所定の警備会社へ通報を行う。例えば通話相手の電話番号などの情報を取得できればこの情報や日時、接続先等を付して通報する。これにより、詐欺行為の被害拡大を防止することができる。
ステップS9では切断モードが設定されているか否かが判断される。切断モードが設定されている場合にはステップS10へ移行し、設定されていない場合にはステップS6へ戻る。
ステップS10では通信端末装置1はオンラインバンキングシステム30との接続が通信切断部27を介して切断される。これにより、確実にオンラインバンキングシステム30への振込行為を防ぐことができる。
本実施形態によると、通話判定部9によって、ユーザが通話中に、オンラインバンキングシステム30に接続すると報知部8による報知が行われるため、振込詐欺等の被害を防止できる。
また、ユーザが通話中に、オンラインバンキングシステム30に対する振り込みの手続の完了前にオンラインバンキングシステム30の通信を切断するため、確実に振込詐欺等の詐欺行為を防止できる。
また、ユーザが通話中に、オンラインバンキングシステム30に対する振り込みの手続の完了前に所定の警備会社に通報が行われるため、詐欺行為の被害拡大を防止することができる。
(第2実施形態)
次に図4は第2実施形態の通信システム100の全体構成を示す。説明の便宜上、前述の図1〜図3に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。通信システム100はインターネット35、電話25及び通信端末装置1を有する。電話25はユーザが操作して通話を行う。
図5は通信端末装置1の構成を示す機能ブロック図である。通信端末装置1は各部を制御する制御部2を備えている。制御部2には第1実施形態と異なり、通話判定部9にはカメラ17、カメラ通話判定部19を有している。また、制御部2には第1実施形態と異なり、第1通信部4a、通話部7が接続されない。マイクなどから形成される音声入力部18からはユーザの音声が入力される。
通話判定部9はカメラ17及びカメラ通話判定部19を有している。カメラ17は通信端末装置1の正面に取り付けられてユーザを撮影する。カメラ通話判定部19はカメラ17により撮影された画像からユーザが電話25による通話中か否かを判断する。また、カメラ通話判定部19は音声入力部18により取得したユーザの音声によって通話中か否かも判断する。
次に図6のフローチャートを用いて、通信端末装置1の動作について説明する。ステップS11ではカメラ17によりユーザを撮影して画像を取得する。ステップS12ではカメラ通話判定部19は撮影した画像からユーザが通話中か否か判断される。撮影した画像が通話中と判断される通話画像の場合にはステップS13へ移行し、通話画像でない場合にはステップS11へ戻る。
ステップS13では音声入力部18によりユーザの音声を取得する。ステップS14ではカメラ通話判定部19は音声入力部18により取得した音声が通話中か否かが判断される。例えば“もしもし”と言った会話中の単語から、音声入力部18により取得した音声が通話中であると判断した場合にはステップS15へ移行し、通話中でないと判断した場合にはステップS11へ戻る。
ステップS15では接続判定部26を介して通信端末装置1がオンラインバンキングシステム30と接続するか否かが判断される。通信端末装置1がオンラインバンキングシステム30と接続する場合にはステップS16へ移行し、接続しない場合にはステップS11へ戻る。
ステップS16では報知部8により報知が行われる。例えば「振り込み詐欺に会っている可能性がありますのでご注意ください」などと音声又は表示によってユーザに対して警告が行われる。
ステップS17ではオンラインバンキングシステム30で振り込み手続き完了前の振込確認画面が表示されるか否かが判断される。振込確認画面が表示される場合にはステップS18へ移行し、表示されない場合にはステップS17へ戻る。
ステップS18では通報モードが設定されているか否かが判断される。通報モードが設定されている場合にはステップS19へ移行し、設定されていない場合にはステップS20へ移行する。ステップS19では通信端末装置1は通報部28を介して所定の警備会社へ通報を行う。
ステップS20では切断モードが設定されているか否かが判断される。切断モードが設定されている場合にはステップS21へ移行し、設定されていない場合にはステップS17へ戻る。
ステップS21では通信端末装置1は通信切断部27を介してオンラインバンキングシステム30との接続が切断される。
本実施形態によると、通話判定部9は、ユーザを撮影するカメラ17と、カメラ17により撮影された画像からユーザが電話25による通話中か否かを判断するカメラ通話判定部19と、を備えたため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、カメラ通話判定部19がさらに音声入力部18により取得した音声によって通話中か否かを判断するため、カメラ通話判定部19の判断の精度をより向上することができる。
本発明は報知部を備えた通信端末装置に利用することができる。
1 通信端末装置
2 制御部
3 記憶部
4 通信部
5 表示部
6 操作部
7 通話部
8 報知部
9 音声通話判定部
10 通信端末装置
13 記憶部
14 通信部
15 表示部
16 操作部
17 カメラ
18 音声入力部
19 カメラ通話判定部
20 報知部
25 電話
26 接続判定部
30 オンラインバンキングシステム
35 インターネット
100 通信システム

Claims (5)

  1. 通話を行う第1通信部を介して通話中であるかを判断する通話判定部と、
    通信を行う第2通信部を介してオンラインバンキングシステムに接続されるかを判定する接続判定部と、
    前記通話判定部によって通話中であると判定され、かつ前記接続判定部によって前記オンラインバンキングシステムに接続されると判定された場合、ユーザに対して所定の報知を行う報知部と、
    を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. ユーザが通話中に、前記オンラインバンキングシステムに対する振り込みの手続の完了前に前記オンラインバンキングシステムとの通信を切断する通信切断部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. ユーザが通話中に、前記オンラインバンキングシステムに対する振り込みの手続の完了前に所定の警備会社に通報が行われる通報部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末装置。
  4. 前記通話判定部は、
    ユーザを撮影するカメラと、
    前記カメラにより撮影された画像からユーザが電話による通話中か否かを判断するカメラ通話判定部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信端末装置。
  5. 前記通話判定部はユーザの音声が入力される音声入力部を備え、
    前記音声入力部により取得した音声によって通話中か否かを判断することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の通信端末装置。
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