JP2014127379A - 起動装置及びこれを備えた機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器の起動時における安全性を向上することを課題とする。
【解決手段】起動装置は、機器の動作に伴って物理量の変化を検出し、前記機器の稼動状態を監視するセンサと、前記センサを検出可能状態とするために操作される操作部を備え、前記操作部の動作に伴って前記センサの検出対象である物理量の変化を再現する第1スイッチと、前記操作部の動作に伴って再現された物理量の変化を前記センサが検出した場合に、前記機器を起動させる第2スイッチと、を、備える。これにより、オペレータの機器を起動する動作に伴ってセンサが検出す物理量の変化を再現し、センサの動作確認を行い、機器の起動時における安全性を向上することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、起動装置及びこれを備えた機器に関する。
従来、各種機器には、その安全性等を確保する観点で機器の状態、異常の発生を検出する種々のセンサが装備されている。また、そのようなセンサが故障すると、機器の異常を検出することができない。機器に異常が発生しているにもかかわらず機器が作動し続けると、人に危害を加えたり、機器を損傷したりすることがある。このような事態を回避すべく、予めセンサが適切に動作するか否かを確認することが行われている(特許文献1参照)。特許文献1には、センサが動作するか否かを確認するためのセンサ動作手段と、このセンサ動作手段を作動させるための第一スイッチを備えたセンサ付装置が開示されている。このセンサ付装置は、センサ動作手段が発する検出用信号などを検出して動作したセンサの検出信号を受けて装置を作動させる第二スイッチを備えている。特許文献1には、センサとして振動センサを備え、センサ動作手段として振動発生器を備えた研削盤が開示されている。
特開平7−266197号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示されたセンサ付装置は、センサ動作手段自体が故障していた場合に、センサが故障しているか否かを正確に把握することが困難である。このように、前記特許文献1に開示されたセンサ付装置は、安全性の面で改良の余地がある。
そこで、本明細書開示の起動装置及びこれを備えた機器は、機器の起動時における安全性を向上することを課題とする。
本明細書開示の起動装置は、機器の動作に伴って物理量の変化を検出し、前記機器の稼動状態を監視するセンサと、前記センサを検出可能状態とするために操作される操作部を備え、前記操作部の動作に伴って前記センサの検出対象である物理量の変化を再現する第1スイッチと、前記操作部の動作に伴って再現された物理量の変化を前記センサが検出した場合に、前記機器を起動させる第2スイッチと、を備える。
機器を起動する場合、その機器のオペレータは、機器を起動するためのスイッチ操作を行う。本明細書開示の起動装置は、機器を起動させるための操作部の操作自体がセンサの確認動作となっている。すなわち、センサの状態を確認するためにさらに他の装置等が介在していないため、センサの状態を適正に判定することができる。また、オペレータは、機器を起動するために必要となるスイッチ操作が求められるのみであるため、センサ状態を確認するためだけの操作から開放される。この結果、センサ状態の確認操作を失念したり、センサ状態の確認操作を間違えたりするという事態が生じない。これにより、機器の起動時における安全性が向上する。
本明細書開示の機器は、物理量の変化を検出するセンサを備え、前記センサの検出結果に基づいて、稼動状態が監視される機器であって、前記センサを検出可能状態とするために操作される操作部を備え、前記操作部の動作に伴って前記センサの検出対象である物理量の変化を再現する第1スイッチと、前記操作部の動作に伴って再現された物理量の変化を前記センサが検出した場合に、前記機器を起動させる第2スイッチとを有する起動装置を備える。
センサの状態は、機器を起動させるために必要となるオペレータのスイッチ操作に伴って確認される。これにより、機器の起動時における安全性が向上する。
本明細書開示の起動装置及びこれを備えた機器によれば、機器の起動時における安全性を向上することができる。
図1(A)は第1実施形態の起動装置の第1スイッチが押し込まれる前の状態を示す斜視図であり、図1(B)は第1実施形態の起動装置の第1スイッチが押し込まれた状態を示す斜視図である。 図2は第1実施形態の起動装置を模式的に示す説明図である。 図3は第1実施形態の起動装置のブロック図である。 図4は第1実施形態の起動装置が装着された機器としてのロボットを示す説明図である。 図5は第1実施形態の起動装置が装着されたロボットの運用領域の一例を示す説明図である。 図6は第1実施形態の起動装置による起動動作の一例を示すフロー図である。 図7は第1実施形態の起動装置による起動動作時に磁気センサによって検出される信号の一例を示す説明図である。 図8(A)は第2実施形態の起動装置の第1スイッチが押し込まれる前の状態を示す説明図であり、図8(B)は第2実施形態の起動装置の第1スイッチが押し込まれた状態を示す説明図である。 図9は第2実施形態の起動装置が備える接触センサの説明図である。 図10(A)は第3実施形態の起動装置の第1スイッチが引き出される前の状態を示す説明図であり、図10(B)は第3実施形態の起動装置の第1スイッチが引き出された状態を示す説明図である。 図11(A)は第3実施形態の起動装置が備える操作部及び測定光遮蔽部の側面図であり、図11(B)は第3実施形態の起動装置が備える操作部及び測定光遮蔽部の平面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されている場合がある。
(第1実施形態)
図1(A)は第1実施形態の起動装置1の第1スイッチ5が押し込まれる前の状態を示す斜視図であり、図1(B)は第1実施形態の起動装置1の第1スイッチ5が押し込まれた状態を示す斜視図である。図2は第1実施形態の起動装置1を模式的に示す説明図である。図3は第1実施形態の起動装置1のブロック図である。図4は第1実施形態の起動装置1が装着された機器としてのロボット21を示す説明図である。図5は第1実施形態の起動装置1が装着されたロボット21の運用領域30の一例を示す説明図である。図6は第1実施形態の起動装置1による起動動作の一例を示すフロー図である。図7は第1実施形態の起動装置1による起動動作時に磁気センサ2によって検出される信号の一例を示す説明図である。
図1(A)、(B)乃至図3を参照すると、起動装置1は、機器の稼動状態を監視するセンサとしての磁気センサ2を備える。図4を参照すると、第1実施形態における起動装置1は、ロボット21の前端部に装着されている。ロボット21は、起動装置1が装着される機器の一例であり、磁気センサ2は、ロボット21の稼動状態を監視するための情報を取得する。磁気センサ2は、磁気の変化を検出する。第1実施形態の起動装置1は、二つの磁気センサ2を備えるが、磁気センサ2の数は、二つに限定されるものではなく、一つであってもよいし、三つ以上であってもよい。
図5を参照すると、ロボット21の運用領域30は、第1磁気テープ貼付部32によって区画されている。ロボット21がこの第1磁気テープ貼付部32に差しかかり、磁気センサ2が磁気の変化を検出すると、ロボット21は、停止したり、方向転換をしたりして、運用領域30から逸脱することを回避する。図5に示す例において、階段が位置する領域が危険領域31であり、この危険領域31にロボット21が浸入しないように第1磁気テープ貼付部32及び第2磁気テープ貼付部33が設けられている。第2磁気テープ貼付部33は、ロボット21が危険領域31に浸入する可能性を低減するための二重の障壁として設けられている。
このように、磁気センサ2は、ロボット21の動作に伴って変化する物理量、すなわち、磁気の強さの変化を検出し、ロボット21の稼動状態を監視している。起動装置1は、このような磁気センサ2を含んでいる。磁気センサ2は、マイクロコントローラ(以下、「マイコン」という)10に対し、センサ出力を送信する。
起動装置1は、フレーム部材3を備えている。フレーム部材3には、磁気センサ2を取り付けるための取付部4が設けられている。そして、フレーム部材3には、後述するシャフト部5a2を支持する鍔状の支持部3aが設けられている。また、フレーム部材3には、接点スイッチ7が設けられている。接点スイッチ7には、接点スイッチ7とマイコン10とを接続する第1リード線9aが取り付けられている。
起動装置1は、第1スイッチ5を備えている。第1スイッチ5は、磁気センサ2を検出可能状態とするために操作される操作部5aを備えている。磁気センサ2は、磁気の変化を検出し、マイコン10へセンサ出力をするために、電源と接続された状態とされる。第1スイッチ5は、このように磁気センサ2及びマイコン10への通電をするための操作部5aを備えている。ロボット21を起動させるオペレータは、この操作部5aを操作するだけで、ロボット21を安全に起動させることができる。操作部5aは、ボタン部5a1を備える。そして、操作部5aは、ボタン部5a1から延びるシャフト部5a2を備える。シャフト部5a2は、フレーム部材3に設けられた支持部3aに摺動自在に支持されている。ボタン部5a1と支持部3aとの間には、バネ8が挟持されている。バネ8は、押し込まれた操作部5aを元の位置に復帰させる。押し込まれた操作部5aを元に戻すことができるものであれば、バネ8以外の部材、手段を備えるようにしてもよい。シャフト部5a2には、第1リード線9aの一端が取り付けられている。第2リード線9bの他端は、マイコン10へ接続されている。シャフト部5a2は、接点スイッチ7と接触することができ、接点スイッチ7と接触することにより磁気センサ2及びマイコン10を通電状態とすることができる。
第1スイッチ5は、ボタン部5a1から延びる連結板5a3を備える。連結板5a3は、操作部5aと移動部5bとを連結する。これにより、操作部5aが操作されると、これに伴って、移動部5bも移動する。移動部5bは、羽根状部5b1を備える。羽根状部5b1は、磁気センサ2の下側、すなわち、磁気検出領域に出没することができる。このような移動部5bには、移動部5bの移動方向に沿って間隔を空けて磁気テープ6が貼付されている。このような磁気テープ6が貼付された移動部5bが磁気センサ2の磁気検出領域に出没することによって、磁気が変化する。すなわち、移動部5bは、磁気センサ2に対して相対移動する磁気発生部を形成する。移動部5bは、操作部5の動作に伴って磁気センサ2の検出対象である物理量、すなわち、磁気の変化を再現することができる。ここで、磁気テープ6を、間隔を空けて貼付するのは、磁気センサ2が正常に作動しているか否かをより正確に判定するためである。すなわち、磁気の反応ありの状態と反応なしの状態を連続的に再現し、そのときの磁気センサ2の反応によって磁気センサ2が正常に作動しているか否かを判定することができる。
起動装置1は、操作部5の動作に伴って再現された物理量の変化、すなわち、磁気の変化を磁気センサ2が検出した場合に、ロボット本体20を起動させる第2スイッチ12を備える。第2スイッチ12は、ロボット21の稼動状態を監視する磁気センサ2が正常に作動していると判断した場合にロボット本体20を起動させる。これにより、ロボット21が暴走するような事態を未然に防ぐことができる。第2スイッチ12は、ロボット本体20を起動させることができるものであれば、機械的なスイッチ、電気的なスイッチ又はこれら以外のスイッチであってもよい。第1実施形態の起動装置1は、マイコン10を備えている。マイコン10内には、起動ルーチンが構築されたプログラムが格納されている。起動装置1における第2スイッチ12は、この起動ルーチンによる起動指令に基づいてロボット本体20を起動させる。
なお、第1実施形態では、起動装置1により起動する機器としてロボット21について説明しているが、起動装置1は、起動前にセンサの状態を確認しておくことが求められる他の機器にも用いることができる。
つぎに、起動装置1によりロボット21を起動させる際の制御の一例を、図6を参照しつつ説明する。図6は、第1実施形態の起動装置1による起動動作の一例を示すフロー図である。ロボット21の起動動作は、マイコン10内に格納された起動ルーチンに従って制御される。
まず、ステップS1において、オペレータによるボタン部5a1の押し込み操作が行われると、ステップS2において、磁気センサ2及びマイコン10に通電される。また、これと共に、磁気テープ6が貼付された移動部5bが磁気センサ2の反応領域へ移動する。具体的に、ボタン部5a1が押し込まれると、ボタン部5a1から延びるシャフト部5a2と接点スイッチ7とが接触した状態となって磁気センサ2及びマイコン10が電源11から電源供給される。この結果、磁気センサ2が検出可能状態となる。
ボタン部5a1の押し込み操作は、磁気センサ2を検出可能な状態とするとともに、磁気センサ2の検出対象である物理量の変化、すなわち、磁気を変化させる。ここで、接点スイッチ7とシャフト部5a2、さらに、移動部5bとの位置関係は、シャフト部5a2が接点スイッチ7と接触した後、これに引き続いて移動部5bが磁気センサ2の下側に移動する関係とされている。これにより、磁気センサ2は、ボタン部5a1が押し込まれるときの磁気の変化を検出することができる。マイコン10は、起動ルーチン内で磁気センサ2の出力変動をループして監視している。このため、マイコン10は、磁気センサ2の出力変動を確認しない限り、以後の処理へは移行しない。図7を参照すると、正常な磁気センサ2は、最初に反応なし(H)を出力し、これに引き続き、反応あり(L)、反応なし(H)さらに反応あり(L)を出力する。ステップS3では、磁気センサ2がL−H−Lを検出したか否かを判断する。ステップS3でNoと判断したときは、ステップS4へ進む。ステップS4では、磁気センサ2の以上判定を行い、処理はその後終了となる(エンド)。
ステップS3で、Yesと判断したときは、ステップS5へ進む。ステップS5では、磁気センサ応答無効化処理を行う。これは、操作部5がバネ8の付勢力によって基準位置(元位置)に復帰する際に、移動部5bの復帰動作によって磁気の変化が生じることを考慮した措置である。すなわち、磁気センサ応答無効化処理を行うことなく第2スイッチ12によりロボット21の起動を行うと、磁気センサ2が移動部5b上の磁気テープ6による磁気の変化を検出し、ロボット21を停止させてしまう。そこで、一旦、磁気センサ応答無効化処理を行い、その間に、物理量の変化、すなわち、磁気の変化を収束させる。その後、ロボット21の起動を行う。すなわち、第2スイッチ12は、操作部5aの動作に伴って再現された物理量の変化が収束した後にロボットを起動させる。なお、ステップS3における処理で、移動部5bの往復に伴う磁気の変化を検出することを起動の条件とすれば、ステップS5の処理を省略することができる。
ステップS5に引き続き行われるステップS6では、ロボット本体20が備えるロボット制御システムを有効化すると共に、ロボット本体21の電源をオン状態とする。ステップS7では、ロボット本体20の起動が完了したか否かを判断し、ロボット本体20の起動が完了したときはステップS8へ進む。ステップS8では、ステップS5で一旦無効としていた磁気センサ2を再度有効とする。これにより、ロボット21は、自動的に運用領域30内での作業を行える状態となり、起動処理は終了する(エンド)。一方、ステップS7でNoと判断したときは、ステップS5からの処理を繰り返す。
以上説明した起動装置1によるロボット21の起動において、オペレータは、第1スイッチ5の操作部5、より具体的には、ボタン部5a1を押し込むだけでよい。オペレータが行うこの一つの動作が、磁気センサ2が検出する磁気の変化を生じさせているため、確実に磁気センサ2の状態を確認することができる。また、オペレータが行う動作は、ボタン部5a1を押し込むという、機器を起動するために必ず行われる動作であり、また、非常に単純な動作である。このため、磁気センサ2の状態を確認するための操作を失念することはなく、また、誤った操作をすることがなく、人的ミスを回避することができる。また、起動装置1は、磁気センサ2が故障していなければ必ず反応を示す動作を、起動操作に伴って実行している。このため、確実に磁気センサ2の動作確認を行うことができる。
第1実施形態では、センサとして磁気センサ2を採用したロボット21について説明したが、起動装置及び機器が備えるセンサは、物理的状態を検出するセンサであれば採用することができる。物理量の変化を伴う第1スイッチの操作方法も、例えば、ボタンを押す、引く、捻る、叩くといった動作を伴うことができ、センサは、これらの動作に伴って変化する物理量を検出するものであればよい。例えば、センサとして加速度センサやジャイロ等の慣性系センサを採用し、第1スイッチの操作により、加速度センサにスイッチが機械的に衝突する構成にすることで出力有無を確認し、第1実施形態と同様の起動を可能とすることができる。以下の第2実施形態では、センサとして接触センサを採用した例について説明し、第3実施形態では、センサとして測距センサを採用した例について説明する。
(第2実施形態)
第2実施形態では、図8(A)、図8(B)及び図9を参照して、センサとして接触センサ42を採用した例について説明する。図8(A)は第2実施形態の起動装置41の第1スイッチ45が押し込まれる前の状態を示す説明図であり、図8(B)は第2実施形態の起動装置41の第1スイッチ45が押し込まれた状態を示す説明図である。図9は第2実施形態の起動装置41が備える接触センサ42の説明図である。なお、以下の説明において、第1実施形態と第2実施形態とで共通する構成要素については、同一の参照番号を用いている。
ロボット40が備える起動装置41は、いわゆるバンパースイッチとして機能する接触センサ42を備える。図9を参照すると、接触センサ42は、下部電極42aを備え、その上端縁及び下端縁に沿って配置された絶縁材42bを備える。そして、上端縁の絶縁体42bと下端縁の絶縁体42bに架け渡された上部電極42cを備える。上部電極42cは弧状に形成されており、弾性が付与されている。下部電極42a及び上部電極42cには、それぞれリード線が配設されている。上部電極42cが押圧されて変形し、下部電極42aと接触すると、接触センサ42は信号を発する。上部電極42cには、バンパー部材43が装着されている。
図8(A)、図8(B)を参照すると、接触センサ42は、ロボット40の先端部に装着されている。ロボット40が走行し、例えば、壁に衝突し、バンパー部材43が押されると、上部電極42cが下部電極42aに接触する。この結果、ロボット40は、停止したり、方向転換したりする。
起動装置41は、第1スイッチ45を備える。また、接点スイッチ47を備える。第1スイッチ45は、操作部45aを備える。操作部45aは、ボタン部45a1、シャフト部45a2を備える。操作部45aは、バネ48によって、元位置に復帰できるようになっている。接点スイッチ47には、第1リード線9aが接続されている。シャフト部45a2には、第2リード線9bが接続されている。ボタン部45a1が押し込まれ、シャフト部45a2が接点スイッチ47に接触すると、接触センサ42とマイコン10に通電され、接触センサ42が検出可能な状態となる。
図8(B)を参照すると、ボタン部45a1は、押し込み動作に伴って、上部電極42cを押圧する。すなわち、ボタン部45a1は、接触センサ42を押圧する押圧部として機能する。このように、ボタン部45a1が押圧されると、接触センサ42の動作確認を行うことができる。接触センサ42が正常に作動していることが確認された後、第1実施形態と同様に、第2スイッチ12によってロボット40の起動処理が行われる。
以上説明したように、第2実施形態の起動装置41は、第1実施形態の起動装置1と同様に、ボタン部5a1を押し込むだけで接触センサ42の動作確認と、ロボット40の起動を行うことができる。
(第3実施形態)
つぎに、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、図10(A)、図10(B)及び図11(A)、図11(B)を参照して、センサとして測距センサ52を採用した例について説明する。図10(A)は第3実施形態の起動装置51の第1スイッチ55が引き出される前の状態を示す説明図であり、図10(B)は第3実施形態の起動装置51の第1スイッチ55が引き出された状態を示す説明図である。図11(A)は第3実施形態の起動装置51が備える操作部55a及び測定光遮蔽部55bの側面図であり、図11(B)は第3実施形態の起動装置51が備える操作部55a及び測定光遮蔽部55bの平面図である。
ロボット50が備える起動装置51も、いわゆるバンパースイッチとして機能させることができる測距センサ52を備える。図11を参照すると、第1スイッチ55は、操作部55aとこの操作部55aから延びる板状の測定光遮蔽部55bを備える。測定光遮蔽部55bは、測距センサ52の測定光に対して出没することができる。第3実施形態では、図10(A)に示すように、測定光遮蔽部55bが測定光を遮蔽する位置にあるときは、ロボット50を停止させる設定としている。そして、図10(B)に示すように操作部55a及び測定光遮蔽部55bが引き出され、測定光遮蔽部55bが測定光から外れた位置にあるときは、ロボット50が稼動可能状態となるように設定されている。図11(A)及び図11(B)を参照すると、測定光遮蔽部55bは、移動方向に沿って設けられた複数の透孔55b1が設けられている。
図10(A)、図10(B)を参照すると、操作部55aは、ロボット50の先端部に装着されている。ロボット50が走行し、例えば、壁に衝突し、操作部55aが押されると、測定光遮蔽部55bが測定光を遮蔽する。この結果、ロボット40は、停止する。
測定光遮蔽部55b上には、接点部55cが設けられている。また、起動装置51は、接点スイッチ57を備える。接点スイッチ57には、第1リード線9aが接続されている。接点部55cには、第2リード線9bが接続されている。操作部55cが引き出され、接点部55cが接点スイッチ57と接触すると、測距センサ52とマイコン10に通電され、測距センサ52が検出可能な状態となる。
図11(A)及び図11(B)を参照すると、操作部55aの引出し動作に伴って、測定光遮蔽部55bが移動すると、測定光は、複数の透孔55b1を順次通過する。このように測定光が透孔55b1を通過すると測距センサ52の動作確認を行うことができる。測距センサ52が正常に作動していることが確認された後、第1実施形態と同様に、第2スイッチ12によってロボット50の起動処理が行われる。
以上説明したように、第3実施形態の起動装置51は、第1実施形態の起動装置1と同様に、操作部55aを引き出すだけで測距センサ52の動作確認と、ロボット50の起動を行うことができる。なお、測定光遮蔽部55bに設けられた透孔55b1を廃止し、測定光遮蔽部55bを単純な板体としてもよい。測定光が測定光遮蔽部55bに照射された状態から、測定光遮蔽部55bが測定光の照射位置を外れた状態への変化を検出することができれば、測距センサ52が適切に作動していると判断することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)
機器の動作に伴って物理量の変化を検出し、前記機器の稼動状態を監視するセンサと、
前記センサを検出可能状態とするために操作される操作部を備え、前記操作部の動作に伴って前記センサの検出対象である物理量の変化を再現する第1スイッチと、
前記操作部の動作に伴って再現された物理量の変化を前記センサが検出した場合に、前記機器を起動させる第2スイッチと、
を、備える起動装置。
(付記2)
前記第2スイッチは、前記操作部の動作に伴って再現された物理量の変化が収束した後に前記機器を起動させる付記1に記載の起動装置。
(付記3)
前記センサは、磁気センサであり、
前記第1スイッチは、前記磁気センサを検出可能状態とする前記操作部の動作に伴って前記磁気センサに対して相対移動する磁気発生部を備える付記1又は2に記載の起動装置。
(付記4)
前記センサは、接触センサであり、
前記第1スイッチは、前記接触センサを検出可能状態とする前記操作部の動作に伴って前記接触センサを押圧する押圧部を備える付記1又は2に記載の起動装置。
(付記5)
前記センサは、測距センサであり、
前記第1スイッチは、前記測距センサを検出可能状態とする前記操作部の動作に伴って前記測距センサの測定光に対して出没する測定光遮蔽部を備える付記1又は2に記載の起動装置。
(付記6)
物理量の変化を検出するセンサを備え、前記センサの検出結果に基づいて、稼動状態が監視される機器であって、
前記センサを検出可能状態とするために操作される操作部を備え、前記操作部の動作に伴って前記センサの検出対象である物理量の変化を再現する第1スイッチと、前記操作部の動作に伴って再現された物理量の変化を前記センサが検出した場合に、前記機器を起動させる第2スイッチとを有する起動装置を備える機器。
(付記7)
前記第2スイッチは、前記操作部の動作に伴って再現された物理量の変化が収束した後に前記機器を起動させる付記6に記載の機器。
(付記8)
前記センサは、磁気センサであり、
前記第1スイッチは、前記磁気センサを検出可能状態とする前記操作部の動作に伴って前記磁気センサに対して相対移動する磁気発生部を備える付記6又は7に記載の機器。
(付記9)
前記センサは、接触センサであり、
前記第1スイッチは、前記接触センサを検出可能状態とする前記操作部の動作に伴って前記接触センサを押圧する押圧部を備える付記6又は7に記載の起動機器。
(付記10)
前記センサは、測距センサであり、
前記第1スイッチは、前記測距センサを検出可能状態とする前記操作部の動作に伴って前記測距センサの測定光に対して出没する測定光遮蔽部を備える付記6又は7に記載の起動装置。
1、41、51 起動装置 2 磁気センサ
5、45、55 第1スイッチ 5a、45a、55a 操作部
5a1、45a1 ボタン部 5a2、45a2 シャフト部
6 磁気テープ 7、47、57 接点スイッチ
8 バネ 10 マイコン
11 電源 12 第2スイッチ
20 ロボット本体 21、40、50 ロボット
42 接触センサ 52 測距センサ

Claims (6)

  1. 機器の動作に伴って物理量の変化を検出し、前記機器の稼動状態を監視するセンサと、
    前記センサを検出可能状態とするために操作される操作部を備え、前記操作部の動作に伴って前記センサの検出対象である物理量の変化を再現する第1スイッチと、
    前記操作部の動作に伴って再現された物理量の変化を前記センサが検出した場合に、前記機器を起動させる第2スイッチと、
    を、備える起動装置。
  2. 前記第2スイッチは、前記操作部の動作に伴って再現された物理量の変化が収束した後に前記機器を起動させる請求項1に記載の起動装置。
  3. 前記センサは、磁気センサであり、
    前記第1スイッチは、前記磁気センサを検出可能状態とする前記操作部の動作に伴って前記磁気センサに対して相対移動する磁気発生部を備える請求項1又は2に記載の起動装置。
  4. 前記センサは、接触センサであり、
    前記第1スイッチは、前記接触センサを検出可能状態とする前記操作部の動作に伴って前記接触センサを押圧する押圧部を備える請求項1又は2に記載の起動装置。
  5. 前記センサは、測距センサであり、
    前記第1スイッチは、前記測距センサを検出可能状態とする前記操作部の動作に伴って前記測距センサの測定光に対して出没する測定光遮蔽部を備える請求項1又は2に記載の起動装置。
  6. 物理量の変化を検出するセンサを備え、前記センサの検出結果に基づいて、稼動状態が監視される機器であって、
    前記センサを検出可能状態とするために操作される操作部を備え、前記操作部の動作に伴って前記センサの検出対象である物理量の変化を再現する第1スイッチと、前記操作部の動作に伴って再現された物理量の変化を前記センサが検出した場合に、前記機器を起動させる第2スイッチとを有する起動装置を備える機器。
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