JP2014127217A - 電子材料用研磨液 - Google Patents

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俊一郎 山口
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Abstract

【課題】 電子材料製造工程中の研磨工程において、従来の研磨液と比較して研磨速度の持続性が高い。さらに、続く洗浄工程において、研磨で発生した研磨屑を容易に除去できる電子材料用研磨液、この電子材料用研磨液を用いて電子材料中間体を研磨する研磨方法、及び、この研磨方法で電子材料中間体を研磨する工程を含む電子材料の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、重量平均分子量が1,000〜200,000である中和塩(AB)、硫酸エステル(塩)基、スルホン酸(塩)基及びリン酸エステル(塩)基からなる群から選ばれる1種以上の基を有する重量平均分子量が150〜800であるアニオン性界面活性剤(C)を必須成分として含有する電子材料用研磨液;この電子材料用研磨液を用いて電子材料中間体を研磨する研磨方法;この研磨方法で電子材料中間体を研磨する工程を含む電子材料の製造方法である。
【選択図】なし

Description

本発明は、電子材料用研磨液、この研磨液を用いて電子材料中間体を研磨する研磨方法、及び、この研磨方法で電子材料中間体を研磨する工程を含む電子材料の製造方法に関する。
さらに詳しくは、電子材料製造工程中の研磨工程において使用し、従来と比較して研磨パッドの目詰まりを低減し、研磨速度の持続性に優れた電子材料用研磨液;この電子材料用研磨液を用いて電子材料中間体を研磨する研磨方法;この研磨方法で電子材料中間体を研磨する工程を含む電子材料の製造方法に関する。
電子材料、とりわけ磁気ディスクは、年々小型化、高容量化の一途をたどっており、磁気ヘッドと磁気ディスク基板間の距離がますます小さくなってきている。そのため、磁気ディスク基板の製造での研磨工程直後の洗浄工程で、研磨に使用した研磨粒子や発生した研磨屑等のパーティクルの残留が極力ない基板が求められている。それに加えて、近年はスクラッチやピット、表面うねり、ダレ等の表面欠陥の低減が求められるようになってきている。
磁気ディスク製造工程は、基板用の板を面取り加工する工程であるラッピング工程と、平坦化した基板を作成する工程であるサブストレート製造工程と、磁性層をこの基板上に形成する工程であるメディア工程とを含む。
サブストレート製造工程では、基板の平坦化のために研磨パッドと、コロイダルシリカ、酸化セリウム等の研磨粒子を含む研磨液による研磨を行い、それに続く洗浄工程で基板表面の研磨粒子や発生した研磨屑等のパーティクルを除去した後、乾燥工程を経て、加工された基板は所定の容器に梱包されメディア工程に輸送されるといった煩雑なプロセスから成る。
近年の旺盛な需要に対応するために、前述した基板の品質のみならず、生産の効率化が一層求められている。しかしながら、研磨液を長時間使用した場合、時間の経過につれて研磨速度が低下する問題があり、生産の効率化を妨げる大きな要因となっている。
従来から、被研磨物に対する高い平坦性と研磨速度の向上を目的にイタコン酸(塩)を含む単量体の(共)重合体を含有する研磨用組成物が提案されている(特許文献1)。
特開2001−64632号公報
しかしながら、特許文献1に代表されるような従来の研磨液では、研磨で発生した研磨屑や基板から溶出した金属の不溶性の塩が研磨パッドの目詰まりを引き起こし、研磨速度が低下する問題が解決できない。そのため、生産の効率化を実現するための研磨液としては依然として不十分である。
そこで、電子材料製造工程中の研磨工程において、従来の研磨液と比較して研磨速度の持続性に優れた研磨液、さらに続く洗浄工程において、研磨で発生した研磨屑を容易に除去できる電子材料用研磨液、この電子材料用研磨液を用いて電子材料中間体を研磨する研磨方法、及び、この研磨方法で電子材料中間体を研磨する工程を含む電子材料の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の目的を達成するべく検討を行った結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、重量平均分子量が1,000〜200,000である中和塩(AB)並びに硫酸エステル(塩)基、スルホン酸(塩)基及びリン酸エステル(塩)基からなる群から選ばれる1種以上の基を有する重量平均分子量が150〜800である(AB)以外のアニオン性界面活性剤(C)を必須成分として含有するである電子材料用研磨液;この電子材料用研磨液を用いて電子材料中間体を研磨する研磨方法;この研磨方法で電子材料中間体を研磨する工程を含む電子材料の製造方法である。
中和塩(AB):分子内に少なくとも1つの酸基(X)を有する酸性化合物(A)と、
プロトン付加反応における生成熱変化(Q2)が10〜152kcal/molである窒素含有塩基性化合物(B)との塩であって、前記酸基(X)の酸解離反応における生成熱変化(Q1)が3〜200kcal/molである中和塩。
本発明の電子材料用研磨液は、従来の研磨液と比較して、研磨工程において研磨パッドの目詰まりを低減し、研磨速度の持続性を飛躍的に向上することができる。また、研磨屑等の微細なパーティクルの付着を低減して、その後に続く洗浄工程において上記パーティクルを基板から除去しやすくする効果を有する。そのため、パーティクルの残留が少ない電子材料を高効率に製造することができる。
本発明の電子材料用研磨液は、研磨パッドや研磨テープで電子材料中間体を研磨する工程で使用する研磨液であり、必須成分として重量平均分子量が1,000〜200,000である特定の中和塩(AB)を含む。ここで中和塩(AB)は、分子内に少なくとも1つの酸基(X)を有する酸性化合物(A)と、プロトン付加反応における生成熱変化(Q2)が10〜152kcal/molである窒素含有塩基性化合物(B)との塩であって、上記酸基(X)の酸解離反応における生成熱変化(Q1)が3〜200kcal/molである中和塩である。
本発明における電子材料とは、製造工程中に研磨パッドを用いて研磨する工程を含む工程により製造される電子材料であれば特に限定するものではない。例えば、(1)ハードディスク用ガラス基板又は表面がニッケル−リン(Ni−P)メッキされたハードディスク用アルミ基板等の磁気ディスク用基板、(2)半導体素子又はシリコンウェハ等の半導体基板、(3)SiC基板、GaAs基板、GaN基板、AlGaAs基板等の化合物半導体基板、(4)LED用等のサファイヤ基板等が挙げられる。
これらのうち、生産効率向上の観点で好ましくは磁気ディスク用基板であり、具体的にハードディスク用ガラス基板又は表面がニッケル−リン(Ni−P)メッキされたハードディスク用アルミ基板である。
本発明における中和塩(AB)は、酸性化合物であるポリマー(A)と化合物(B)との中和塩(AB)からなることを特徴とする。中和塩(AB)は、分子内に少なくとも1つの酸基(X)を有する酸性化合物であるポリマー(A)と、プロトン付加反応における生成熱変化(Q2)が10〜152kcal/molである化合物(B)との中和塩である。
ポリマー(A)は、分子内に少なくとも1つの酸基(X)を有し、酸基(X)は酸解離反応における生成熱変化(Q1)が3〜200kcal/molである。酸基(X)の酸解離反応における生成熱変化(Q1)とは、下記式(1)に示す酸(HX)の酸解離反応におけるHXの生成熱とXとの生成熱との差を意味する。
HX→H+X (1)
なお、酸基(X)の酸解離反応における生成熱変化は、酸基(X)が結合しているポリマー鎖を水素原子と仮定した値である。
例えば、スルホン酸基(−SOH)の場合、H−SOHとして計算した値;硫酸基(−OSOH)の場合、H−OSOHとして計算した値;カルボキシル基(−COOH)の場合、H−COOHとして計算した値;カルボキシメチルオキシ基(−OCHCOOH)の場合、H−OCHCOOHとして計算した値;カルボキシエチルオキシ基(−OCHCHCOOH)の場合、H−OCHCHCOOHとして計算した値;(ジ)カルボキシメチルアミノ基(−NRCHCOOH又は−N(CHCOOH))の場合、H−NHCHCOOHとして計算した値;(ジ)カルボキシエチルアミノ基(−NRCHCHCOOH又は−N(CHCHCOOH))の場合、H−NHCHCHCOOHとして計算した値である。なお、Rは水素原子又は炭素数1〜24のアルキル基(メチル、エチル、プロピル、ブチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシルなど)を表す。
すなわち、生成熱変化(Q1)は下記式(2)で表される。
Q1=Δ HX−Δ X− (2)
[式中、Δ HX、Δ X−は、それぞれ順に、HX、Xについての真空中における生成熱を表す。]
ここで、生成熱(Δ)の値は、J.Chem.Soc.Perkin Trans.2,p.923(1995)に記載の半経験的分子軌道法(MOPAC PM3法)を用いて計算することができる。
この生成熱の値は、たとえば、富士通株式会社製「CAChe Worksystem6.01」を用いて真空中における生成熱(25℃)として計算できる。すなわち、この生成熱の値は、計算したい分子構造を「Work Space」上で書き、分子力場法である「MM2 geometry」で構造最適化した後、半経験的分子軌道法である「PM3 geometry」で計算することにより得られる。
また、酸基(X)の酸解離反応における生成熱変化(Q1)(kcal/mol、25℃)は、3〜200であり、ゼータ電位を下げるという観点等から、好ましくは10〜150、次に好ましくは15〜100、次に好ましくは20〜80、特に好ましくは20〜65である。
酸基(X)としては、スルホン酸基(−SOH)(Q1=32kcal/mol)、硫酸基(−OSOH)(Q1=46kcal/mol)、カルボキシル基(−COOH)(Q1=21kcal/mol)、カルボキシメチルオキシ基(−OCHCOOH)(Q1=19kcal/mol)、カルボキシエチルオキシ基(−OCHCHCOOH)(Q1=20kcal/mol)、(ジ)カルボキシメチルアミノ基(−NRCHCOOH又は−N(CHCOOH))(Q1=26kcal/mol)、(ジ)カルボキシエチルアミノ基(−NRCHCHCOOH又は−N(CHCHCOOH))(Q1=20kcal/mol)などが挙げられる。
これらの酸基のうち、パーティクルの再付着防止性及び工業的に生産しやすい観点等から、スルホン酸基、硫酸基又はカルボキシル基が好ましく、中和塩(AB)の加水分解の防止の観点等から、さらに好ましくはスルホン酸基又はカルボキシル基である。
酸基(X)を少なくとも1つ有するポリマー(A)としては、パーティクルの再付着防止性の観点等から、スルホン酸基を有するポリマー(A−1)、硫酸基を有するポリマー(A−2)又はカルボキシル基を有するポリマー(A−3)が好ましく、さらに好ましくはスルホン酸基を有するポリマー(A−1)又はカルボキシル基を有するポリマー(A−3)である。
スルホン酸基を有するポリマー(A−1)としては、スルホン酸基を有する不飽和モノマー(aX−1)を用いてラジカル重合により得られるポリマー(A−1−1)、分子内にスルホン酸基を有する芳香族化合物(aY−1)を用いてホルムアルデヒドとの重縮合反応によって得られるポリマー(A−1−2)などが挙げられる。
硫酸基を有するポリマー(A−2)としては、硫酸基を有する不飽和モノマー(aX−2)を用いてラジカル重合により得られるポリマー(A−2−1)などが挙げられる。
カルボキシル基を有するポリマー(A−3)としては、カルボキシル基を有する不飽和モノマー(aX−3)を用いてラジカル重合により得られるポリマー(A−3−1)などが挙げられる。
ポリマー(A)の内で、パーティクル再付着防止性の観点等から、カルボキシル基を有するポリマー(A−3)、スルホン酸基を有するポリマー(A−1)が好ましく、さらに好ましくは(A−3−1)、(A−1−1)又は(A−1−2)である。
本発明に用いるポリマー(A)は、単独で用いても良いが、2種以上の混合物として用いることもできる。
スルホン酸基を有する不飽和モノマー(aX−1)としては、炭素数2〜20の脂肪族不飽和スルホン酸(ビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸など)、炭素数6〜24の芳香族不飽和スルホン酸(スチレンスルホン酸、p−ノニルスチレンスルホン酸など)、スルホン酸基含有(メタ)アクリレート{2−(メタ)アクリロイルオキシエタンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロパンスルホン酸、3−(メタ)アクリロイルオキシプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシブタンスルホン酸、4−(メタ)アクリロイルオキシブタンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシ−2,2−ジメチルエタンスルホン酸、p−(メタ)アクリロイルオキシメチルベンゼンスルホン酸など}、スルホン酸基含有(メタ)アクリルアミド{2−(メタ)アクリロイルアミノエタンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2−ジメチルエタンスルホン酸、など}などが挙げられる。
これらの内、重合性及び水中における耐加水分解性の観点等から、炭素数2〜20の脂肪族不飽和スルホン酸、炭素数6〜24の芳香族不飽和スルホン酸又はスルホン酸基含有(メタ)アクリルアミドが好ましく、さらに好ましくはビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸又は2−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2−ジメチルエタンスルホン酸である。
硫酸基を有する不飽和モノマー(aX−2)としては、水酸基含有モノマーの硫酸エステルなどが挙げられる。
これらの内、重合性の観点等から、水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルの硫酸エステルが好ましく、さらに好ましくは2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート又は2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートの硫酸エステルである。
カルボキシル基を有する不飽和モノマー(aX−3)としては、不飽和モノカルボン酸{(メタ)アクリル酸、ビニル安息香酸、アリル酢酸、(イソ)クロトン酸、シンナミック酸及びアクリル酸2−カルボキシエチルなど}、不飽和ジカルボン酸又は不飽和ジカルボン酸の無水物{(無水)マレイン酸、フマル酸、(無水)イタコン酸、(無水)シトラコン酸、メサコン酸など}が挙げられる。
これらの内、重合性及び水中における耐加水分解性の観点等から、不飽和モノカルボン酸、不飽和ジカルボン酸又は不飽和ジカルボン酸の無水物が好ましく、さらに好ましくは(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン酸、フマル酸又は(無水)イタコン酸である。
不飽和モノマーを用いてラジカル重合により得られるポリマー(A−1−1)〜(A−3−1)には、スルホン酸基を有する不飽和モノマー(aX−1)、硫酸基を有する不飽和モノマー(aX−2)、カルボキシル基を有する不飽和モノマー(aX−3)以外のラジカル重合性不飽和モノマーを共重合させることができる。
モノマー(aX−1)〜(aX−3)は、それぞれ、単独で用いてもよいし、2種以上の混合物として用いてもよい。共重合体の場合は、ランダム共重合体、ブロック共重合体のいずれの構造であってもよい。
ポリマー(A−1−1)の具体例としては、ポリスチレンスルホン酸、スチレン/スチレンスルホン酸共重合体、ポリ{2−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2−ジメチルエタンスルホン酸}、2−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2−ジメチルエタンスルホン酸/スチレン共重合体、2−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2−ジメチルエタンスルホン酸/アクリルアミド共重合体、又は、2−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2−ジメチルエタンスルホン酸/スチレン/アクリルアミド共重合体などが挙げられる。
ポリマー(A−2−1)の具体例としては、ポリ{2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート硫酸エステル}、2−ヒドロキシエチルアクリレート/2−ヒドロキシエチルアクリレート硫酸エステル共重合体、2−ヒドロキシエチルメタクリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート硫酸エステル共重合体などが挙げられる。
ポリマー(A−3−1)の具体例としては、ポリ(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸/酢酸ビニル共重合体、2−ヒドロキシエチルメタクリレート/(メタ)アクリル酸共重合体などが挙げられる。
不飽和モノマーを用いてラジカル重合により得られるポリマー(A−1−1)〜(A−3−1)の合成方法としては、公知のラジカル重合法が利用できる。例えば、モノマー(aX−1)〜(aX−3)と必要によりその他のラジカル重合性不飽和モノマーからなるモノマーを、ラジカル開始剤(過硫酸塩、アゾビスアミジノプロパン塩、アゾビスイソブチルニトリルなど)をモノマーに対して0.1〜30重量%用い、水又はアルコール系溶剤などの溶媒中で30〜150℃の温度にて重合する。必要であれば、メルカプタンなどの連鎖移動剤を用いてもよい。
ポリマー(A−1−2)を合成する際に用いるスルホン酸基を有する芳香族化合物(aY−1)としては、アリールスルホン酸(ベンゼンスルホン酸など)、アルキル(炭素数1〜24)アリールスルホン酸(トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、モノブチルビフェニルスルホン酸など)、多環芳香族スルホン酸(ナフタレンスルホン酸、アントラセンスルホン酸、ヒドロキシナフタレンスルホン酸、ヒドロキシアントラセンスルホン酸など)、アルキル(炭素数1〜24)置換多環芳香族スルホン酸{アルキル(炭素数1〜24)ナフタレンスルホン酸(メチルナフタレンスルホン酸、ジメチルナフタレンスルホン酸、イソプロピルナフタレンスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸、オクチルナフタレンスルホン酸、ラウリルナフタレンスルホン酸、エイコシルナフタレンスルホン酸など)、メチルアントラセンスルホン酸、ラウリルアントラセンスルホン酸、エイコシルアントラセンスルホン酸など}、フェノールスルホン酸(フェノールスルホン酸、モノブチルフェニルフェノールモノスルホン酸、ジブチルフェニルフェノールジスルホン酸など)、アルキル(炭素数1〜24)フェノールスルホン酸(クレゾールスルホン酸、ノニルフェノールスルホン酸、エイコシルフェノールスルホン酸など)、芳香族アミノスルホン酸(アニリンスルホン酸など)、リグニンスルホン酸(リグニンスルホン酸塩、変性リグニンスルホン酸など)、トリアジン環を有するスルホン酸基含有化合物(メラミンスルホン酸など)などが挙げられる。
これらの内で再付着防止性の観点等から、アルキル(炭素数1〜24)アリールスルホン酸、多環芳香族スルホン酸、アルキル(炭素数1〜24)置換多環芳香族スルホン酸が好ましく、さらに好ましくはドデシルベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ジメチルナフタレンスルホン酸である。
ポリマー(A−1−2)には、スルホン酸基を有する芳香族化合物(aY−1)以外に、必要によりその他の芳香族化合物(aO)や尿素等を構成成分とすることができる。
その他の芳香族化合物(aO)としては、ベンゼン、アルキルベンゼン(アルキル基の炭素数1〜20)、ナフタレン、アルキルナフタレン(アルキル基の炭素数1〜20)、フェノール、クレゾール、ヒドロキシナフタレン、アニリンなどが挙げられる。
ポリマー(A−1−2)の具体例としては、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、メチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、ジメチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、オクチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、ナフタレンスルホン酸−メチルナフタレン−ホルムアルデヒド縮合物、ナフタレンスルホン酸−オクチルナフタレン−ホルムアルデヒド縮合物、ヒドロキシナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、ヒドロキシナフタレンスルホン酸−クレゾールスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合物、アントラセンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、アニリンスルホン酸−フェノール−ホルムアルデヒド縮合物などが挙げられる。
ポリマー(A−1−2)の合成方法としては、公知の方法が利用できる。例えば、上記スルホン酸基を有する芳香族化合物(aY−1)と、必要によりその他の化合物(aO)や尿素、触媒として用いる酸(硫酸など)又はアルカリ(水酸化ナトリウムなど)を反応容器に仕込み、70〜90℃の撹拌下で所定量のホルムアルデヒド水溶液(例えば37重量%水溶液)を1〜4時間かけて滴下し、滴下後、還流下で3〜30時間撹拌して冷却する方法が挙げられる。
また化合物(aY−1)としては、予め一部又は全部のスルホン酸基を化合物(B)で中和したものを用いて、ポリマー(A−1−2)を合成すると同時に直接中和塩(AB)を得てもよい。
その他の化合物(aO)を用いる場合、(aY−1)と(aO)とのモル比{(aY−1)/(aO)}は、1〜99/99〜1が好ましく、さらに好ましくは10〜90/90〜10、特に好ましくは30〜85/70〜15、最も好ましくは50〜80/50〜20である。
尿素を用いる場合、(aY−1)と尿素とのモル比{(aY−1)/尿素}は、1〜99/99〜1が好ましく、さらに好ましくは10〜90/90〜10、特に好ましくは30〜85/70〜15、最も好ましくは50〜80/50〜20である。
また、(aY−1)又は(aO)は2種以上の混合物として用いてもよい。
ポリマー(A)のpKaは、8.0以下が好ましく、ゼータ電位を下げるという観点等から、さらに好ましくは7.0以下、特に好ましくは5.5以下、最も好ましくは3.0以下である。pKaは、前記の方法により求めることができる。
ポリマー(A)の重量平均分子量(以下、Mwと略記。)は、スクラッチ低減等の表面品質向上及び低泡性の観点等から、好ましくは1,000〜200,000である。
上記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下、GPCと略記。)によって、ポリエチレンオキサイドを標準物質として40℃で測定される値である。たとえば、装置本体:東ソー(株)製HLC−8120、カラム:東ソー(株)製TSKgel G5000 PWXL、G3000 PW XL、検出器:装置本体内蔵の示差屈折計検出器、溶離液:0.2M無水硫酸ナトリウム、10%アセトニトリル緩衝液、溶離液流量:0.8ml/分、カラム温度:40℃、試料:1.0重量%の溶離液溶液、注入量:100μl、標準物質:東ソー(株)製TSK SE−30、SE−15、SE−8、SE−5の条件により測定することができる。
次に、中和塩(AB)を構成する化合物(B)について説明する。
本発明では、化合物(B)として、プロトン付加反応における生成熱変化(Q2)が10〜152kcal/molであるものを用いる。
本発明において、プロトン付加反応における生成熱変化(Q2)とは、下記式(4)に示す化合物(B)のプロトン付加反応におけるBの生成熱とHBの生成熱との差を意味する。
B+H→HB (4)
すなわち、Q2は下記式(5)で表される。
Q2=Δ H+B−Δ (5)
[式中、Δ H+B、Δ は、それぞれ順に、HB、Bについての真空中における生成熱を表す。]
生成熱(Δ)の値は、上述したように、半経験的分子軌道法(MOPAC PM3法)を用いて計算することができる。
なお、HBの生成熱を計算する際のHを付加させる位置は、化合物(B)に含まれる窒素原子上である。また窒素原子が複数個存在する場合、各窒素原子ごとに生成熱を計算し、Bの生成熱とHBの生成熱の差が最小になる時の値を生成熱変化(Q2)とする。
化合物(B)のプロトン付加反応における生成熱変化(Q2)(kcal/mol、25℃)は、10〜152であり、ゼータ電位を下げるという観点等から、好ましくは30〜148、さらに好ましくは40〜145、特に好ましくは50〜143、最も好ましくは100〜141である。
化合物(B)は、上記のプロトン付加反応における生成熱変化(Q2)が10〜152kcal/molの範囲にあれば制限なく、例えば、分子内に少なくとも1つのグアニジン骨格を有する化合物(B−1)、分子内に少なくとも1つのアミジン骨格を有する化合物(B−2)などが含まれる。
化合物(B)の分子体積(nm)は、0.025〜0.7が好ましく、ゼータ電位を下げるという観点等から、さらに好ましくは0.050〜0.5、特に好ましくは0.12〜0.36である。
ここで分子体積とは、分子の等電子密度面でできる空間の体積を指し、分子力場法であるMM2(Allinger,N.L.,J.Am.Chem.Soc.,99,8127(1977))及び半経験的分子軌道法であるPM3(Stewart,J.J.P.,J.Am.Chem.Soc.,10,221(1989))を用いて計算した最適化構造から得ることができる。たとえば、上記の富士通株式会社製「CAChe Worksystem6.01」を用いて、同様に構造最適化した後、「Project Leader」上で半経験的分子軌道法である「PM3 geometry」により、計算することができる。なお、計算の結果、分子体積の値が複数個得られた場合については、最大値を用いる。
化合物(B−1)の具体例としては、グアニジン{グアニジン(Q2=147kcal/mol、分子体積=0.062nm)、メチルグアニジン(Q2=144kcal/mol、分子体積=0.084nm)、テトラメチルグアニジン(Q2=145kcal/mol、分子体積=0.147nm)、エチルグアニジン(Q2=142kcal/mol、分子体積=0.104nm)、フェニルグアニジン(Q2=141kcal/mol、分子体積=0.139nm)など}、単環式グアニジン[2−アミノ−イミダゾール{2−アミノ−1H−イミダゾール(Q2=146kcal/mol、分子体積=0.080nm)、2−ジメチルアミノ−1H−イミダゾール(Q2=138kcal/mol、分子体積=0.113nm)など}]、多環式グアニジン{1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−2H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン(以下TBDと略記)(Q2=147kcal/mol、分子体積=0.159nm)、1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−1−メチル−2H−ピリミド[1,2−a]ピリミジン(以下MTBDと略記)(Q2=139kcal/mol、分子体積=0.180nm)など}などが挙げられる。
化合物(B−2)の具体例としては、イミダゾール{1H−イミダゾール(Q2=147kcal/mol、分子体積=0.067nm)、2−メチル−1H−イミダゾール(Q2=144kcal/mol、分子体積=0.113nm)、2−エチル−1H−イミダゾール(Q2=143kcal/mol、分子体積=0.113nm)、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール(Q2=147kcal/mol、分子体積=0.113nm)、2−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール(Q2=147kcal/mol、分子体積=0.113nm)、2−エチル−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール(Q2=145kcal/mol、分子体積=0.119nm)など}、下記一般式(6)で表される2環式アミジンなどが挙げられる。
Figure 2014127217
[式中、R及びRは、互いに独立した水素原子、炭素数1〜24のアルキル基、炭素数2〜24のアルケニル基、炭素数2〜30のアルキニル基、炭素数6〜30のアリール基、又は、炭素数7〜30のアリールアルキル基を表し、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又はアリールアルキル基中の水素原子の一部又は全部が水酸基、アミノ基、(ジ)アルキル(炭素数1〜24)アミノ基、(ジ)ヒドロキシアルキル(炭素数2〜4)アミノ基、メルカプト基又はハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)によってさらに置換されていてもよい。また2つのR及び2つのRは、同一であってもよいし異なっていてもよく、互いに結合(炭素−炭素結合、エーテル結合等)して炭素数4〜12の環を形成してもよい。m及びnは互いに独立して1〜12の整数を表す。]
炭素数1〜24のアルキル基又は炭素数2〜24のアルケニル基としては、疎水基(Y)で例示したアルキル基又はアルケニル基の内、炭素数1〜24のものが挙げられる。
炭素数2〜30のアルキニル基としては、直鎖状及び分岐状のいずれでもよく、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−又は2−ドデシニル、1−又は2−トリデシニル、1−又は2−テトラデシニル、1−又は2−ヘキサデシニル、1−又は2−ステアリニル、1−又は2−ノナデシニル、1−又は2−エイコシニル、1−又は2−テトラコシニルなどが挙げられる。
炭素数6〜30のアリール基としては、フェニル、トリル、キシリル、ナフチル又はメチルナフチルなどが挙げられる。
炭素数7〜30のアリールアルキル基としては、ベンジル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、6−フェニルヘキシル、7−フェニルヘプチル、8−フェニルオクチル、10−フェニルデシル、12−フェニルドデシル、ナフチルメチル、ナフチルエチルなどが挙げられる。
2つのR又は2つのRが互いに結合して炭素数4〜12の環を形成する場合、2つのR又は2つのRは、2価の有機基(炭素数4〜12のアルキレン基等)を形成する。
炭素数4〜12のアルキレン基としては、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクチレン、デシレン、ドデシレンなどが挙げられ、これらのアルキレン基はエーテル結合等で結合されていてもよい。
一般式(6)で表される化合物の具体例としては、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(以下DBUと略記。なお、DBUはサンアプロ社の登録商標である。)(Q2=137kcal/mol、分子体積=0.185nm)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5(以下DBNと略記)(Q2=141kcal/mol、分子体積=0.146nm)、1,8−ジアザビシクロ[5.3.0]デセン−7(Q2=142kcal/mol、分子体積=0.166nm)、1,4−ジアザビシクロ[3.3.0]オクテン−4(Q2=146kcal/mol、分子体積=0.126nm)などが挙げられる。
化合物(B)として好ましいものは、ゼータ電位の観点等から、(B−1)の内、グアニジン、メチルグアニジン、エチルグアニジン、(B−2)の内、DBU、DBNであり、さらに好ましくはDBU又はDBNである。
化合物(B)は、単独で用いてもよく、2種以上の混合物として用いてもよい。
また化合物(B)のpKaは、11〜40が好ましく、ゼータ電位を下げるという観点等から、さらに好ましくは11.5〜30、特に好ましくは12〜25である。
なお、化合物(B)のpKaは、公知の方法{例えば、Can.J.Chem.65,626(1987)}等により得られる。
本発明において、ポリマー(A)と化合物(B)との中和塩(AB)は、酸基(X)の一部又は全部が(B)で中和されていればよい。
中和塩(AB)の具体例としては、以下の化合物等が含まれる。
ポリアクリル酸塩(ポリアクリル酸DBU塩、ポリアクリル酸DBN塩など)、ポリスチレンスルホン酸塩(ポリスチレンスルホン酸グアニジン塩、ポリスチレンスルホン酸DBU塩、ポリスチレンスルホン酸DBN塩など)、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物の塩(ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物グアニジン塩、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物DBU塩、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物DBN塩など)、アルキルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物の塩(メチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物グアニジン塩、メチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物DBU塩、メチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物DBN塩、メチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物TBD塩、メチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物MTBD塩、オクチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物グアニジン塩、オクチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物DBU塩、オクチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物DBN塩など)、ナフタレンスルホン酸−アルキルナフタレン−ホルムアルデヒド縮合物の塩(ナフタレンスルホン酸−オクチルナフタレン−ホルムアルデヒド縮合物グアニジン塩、ナフタレンスルホン酸−オクチルナフタレン−ホルムアルデヒド縮合物DBU塩、ナフタレンスルホン酸−オクチルナフタレン−ホルムアルデヒド縮合物DBN塩など)等が挙げられる。(AB1)及び(AB2)は、単独又は2種以上の混合物であってもよい。
中和塩(AB)の重量平均分子量(Mw)は、スクラッチ低減等の表面品質向上及び低泡性の観点等から、1,000〜1,000,000が好ましく、さらに好ましくは1,000〜200,000、特に好ましくは3,000〜100,000である。なお、中和塩(AB)のMwは、ポリマー(A)と同様にGPCにより得られる値である。
中和塩(AB)は、ポリマー(A)と窒素含有塩基性化合物(B)との中和反応により得ることができる。例えば、温調、撹拌が可能な反応容器に(A)の水溶液を仕込み、撹拌しながら室温(約25℃)で(B)(必要により水溶液)を投入して均一混合することができる。また、例えば、予め水を仕込んだ反応容器に、撹拌しながら(A)並びに(B)を同時又は別々に投入して均一混合することにより得ることができる。中和反応時の濃度は、目的により適宜選択することができる。
本発明の電子材料用研磨液は、中和塩(AB)の酸基(X)の解離度が大きいため、パーティクル及び基板のゼータ電位を効果的に下げることができ、パーティクルの再付着を防止することができる。
電子材料用研磨液中の中和塩(AB)の濃度は、研磨液の重量に基づいて0.01〜5.0重量%であり、好ましくは0.1〜2.0重量%である。
本発明の電子材料用研磨液は、上記の中和塩(AB)以外に、硫酸エステル(塩)基、スルホン酸(塩)基及びリン酸エステル(塩)基からなる群から選ばれる1種以上の基を有する重量平均分子量が150〜800であるアニオン性界面活性剤(C)を必須成分として含む。
硫酸エステル(塩)基を有するアニオン性界面活性剤(C1)としては、炭素数8〜18の脂肪族アルコールの硫酸エステル(塩)、炭素数8〜18の脂肪族アルコールのアルキレンオキサイド1〜10モル付加物の硫酸エステル(塩)、硫酸化油(塩)、硫酸化脂肪酸エステル(塩)及び硫酸化オレフィン(塩)等が挙げられる。
スルホン酸(塩)基を有するアニオン性界面活性剤(C2)としては、炭素数6〜24のアルコールのスルホコハク酸モノ又はジエステル(塩)、炭素数8〜24のα−オレフィンのスルホン酸化物(塩)、炭素数8〜14のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸(塩)及び石油スルホネート(塩)等が挙げられる。
リン酸エステル(塩)基を有するアニオン性界面活性剤(C3)としては、炭素数8〜24の高級アルコールの燐酸モノ又はジエステル(塩)及び炭素数8〜24の高級アルコールのAO付加物の燐酸モノ又はジエステル(塩)等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤(C)が塩を形成する場合の対イオンとしては、特に限定は無いが、例えば、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン、アンモニウムカチオン、又は低級アミンカチオンであり、具体的にはアルカリ金属(ナトリウム、カリウム及びリチウム等)カチオン、アンモニウムカチオン、モノ〜テトラアルキル置換アンモニウム(アルキル基の炭素数1〜8、例えばテトラメチル及びテトラエチル)カチオン並びにアルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミン等)にプロトンが付加したカチオン等が挙げられる。これらの内好ましいものは、アルカリ金属カチオン及びアンモニウムカチオンであり、更に好ましいのはナトリウムカチオン、カリウムカチオン及びアンモニウムカチオンである。
アニオン性界面活性剤(C)のうち好ましいのは、パッドの目詰まり防止の観点から
硫酸エステル(塩)基を有するアニオン性界面活性剤(C1)、スルホン酸(塩)基を有するアニオン性界面活性剤(C2)である。
アニオン性界面活性剤(C)の含有量は、研磨液の重量に基づき、0.1〜10重量%であることが好ましい。
本発明の電子材料用研磨液には、リンス性の観点でアルカノールアミンを(D)含有することが好ましい。
アルカノールアミン(D)として具体的には、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、イソプロパノールアミン等が挙げられる。
アルカノールアミン(D)の含有量は、研磨液の重量に基づき5〜40重量%であることが好ましい。
本発明の電子材料用研磨液には、前述した中和塩(AB)、アニオン性界面活性剤(C)、アルカノールアミン(D)以外に、キレート剤、研磨粒子、非イオン性界面活性剤、防腐剤、安定化剤、防錆剤、還元剤等を配合することができる。
キレート剤(E)としては、カルボキシル基を分子内に含有するキレート剤{例えば、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)、ニトリロ三酢酸(NTA)等}、ホスホン酸基又はリン酸基を分子内に含有するキレート剤{例えば、ニトリロトリスメチレンホスホン酸(NTMP)、1−ヒドロキシエチリデン−1、1−ジホスホン酸(HEDP)等}及びこれらの塩が挙げられる。
研磨粒子として、電子材料研磨用の市販の研磨粒子が使用でき、特に限定するものではない。研磨粒子の材質としては、コロイダルシリカ、酸化セリウム、アルミナ、酸化ジルコニウム、ダイヤモンド、酸化マンガン、酸化チタン、炭化ケイ素、窒化ホウ素等が挙げられる。
研磨粒子の平均粒子径は、使用される研磨粒子によって異なり、コロイダルシリカの場合、通常5nm〜100nmであり、酸化セリウムの場合、0.1μm〜3.0μmであることが電子材料用基板の生産性の観点で好ましい。
非イオン性界面活性剤としては、高級アルコールエチレンオキサイド付加物、脂肪族アミンのエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレンポリプロピレングリコール等が挙げられる。
防腐剤としては、市販の防腐剤を使用することができる。
安定化剤としては、パラトルエンスルホン酸塩、安息香酸塩が挙げられる。
防錆剤としては、市販の防錆剤を使用することができる。
還元剤としては、アスコルビン酸、没食子酸等の有機還元剤、亜硝酸カリウム等の無機還元剤等が挙げられる。
本発明の電子材料用研磨液で使用される水は、清浄度の観点から電気抵抗率が18MΩ・cm以上の純水が好ましく、超純水、イオン交換水、逆浸透水(RO水)、蒸留水などが挙げられる。
本発明の研磨方法は、電子材料の製造工程において、本発明の電子材料用研磨液を用いて電子材料中間体を研磨する研磨方法である。
研磨装置は市販の研磨装置が使用でき、卓上サイズ(4B型等)であっても実生産サイズ(16B型〜22B型等)等を限定するものではない。また、研磨面は片面であっても両面であってもよい。
研磨条件は、通常の基板を研磨する条件(荷重、回転数等)が使用でき、特に限定するものではない。
本発明の電子材料の製造方法は、前述した研磨方法で電子材料中間体を研磨する工程を含む電子材料の製造方法である。ここで、電子材料中間体とは、電子材料になる前の状態の被研磨物のことを指し、例えばハードディスク用ガラス基板の場合、ラッピングされる前のガラス基板や、酸化セリウム等で粗研磨される前のガラス基板や、コロイダルシリカ等で精密研磨される前のガラス基板等のことを指し、研磨加工前の電子材料は全て電子材料中間体に含まれる。
本発明における研磨工程とは、材料を砥石や研磨粒子を用いて平坦に加工する工程のことを指し、例えば砥石が固定された研磨パッドを用いて粗く面取りするラッピング工程や、研磨粒子を用いて精密に平坦化する研磨工程を含む。
研磨パッドとは、ポリウレタン樹脂製やポリエステル樹脂製のパッドであり、表面にダイヤモンド等の砥石が固定されているパッドを含む。また、発泡タイプであってもスエードタイプであっても良く、様々な硬さのものが使用できる。これら研磨パッドは特に限定するものではなく、市販されている研磨パッドを使用することができる。研磨テープも研磨パッドと同様である。
本発明の研磨液を用いた電子材料の製造工程(一部)の一例として、ハードディスクガラス基板のラッピング工程を例にとり、以下に述べる。
(1)ガラス基板を研磨装置のキャリアにセットし、ダイヤモンドの砥粒が固定された研磨パッドが貼られた定盤でガラス基板を挟む。
(2)本発明の研磨液を供給しながら荷重をかけ、定盤及びキャリアを回転させる。
(3)一定膜厚が研磨できたことを確認し、回転を止める。
(4)ガラス基板を流水リンスし、キャリアから取り出し、洗浄剤で浸漬洗浄もしくはスクラブ洗浄する。
以下、実施例及び比較例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下、特に定めない限り、%は重量%、部は重量部を示す。
製造例1 (ポリアクリル酸DBU塩の製造)
温調及び撹拌が可能な反応容器にイソプロピルアルコール300部及び超純水100部を仕込み、反応容器内を窒素で置換後、75℃に昇温した。30rpmで撹拌下、アクリル酸の75%水溶液407部及びジメチル2,2’−アゾビスイソブチレートの15%イソプロピルアルコール溶液95部を3.5時間かけてそれぞれ同時に滴下した。滴下終了後、75℃で5時間撹拌した後、系内が固化しないように超純水を間欠的に投入し、イソプロピルアルコールが検出できなくなるまで水とイソプロピルアルコールの混合物を留去した。得られたポリアクリル酸水溶液をDBU450部でpHが7.0になるまで中和し、超純水で濃度調整することにより、ポリアクリル酸DBU塩(AB−1)の40%水溶液を得た。なお、ポリアクリル酸DBU塩のMwは10,000であった。
製造例2 (ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物DBU塩の製造)
撹拌付き反応容器にナフタレンスルホン酸21部、超純水を10部仕込み、撹拌下、系内の温度を80℃に保ちながら、37%ホルムアルデヒド8部を3時間かけて滴下した。滴下終了後、105℃に昇温して25時間反応した後、室温(約25℃)まで冷却して水浴中、25℃に調整しながらDBUを徐々に加え、pH6.5に調製した(DBU約15部使用)。超純水を加えて固形分を40%に調整して、アニオン性界面活性剤であるナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物DBU塩(AB−2)の40%水溶液を得た。尚、(AB−2)のDBU塩のMwは、5,000であった。
製造例3 (ラウリルアルコールEO2モル付加物硫酸エステルナトリウム塩の製造)
撹拌および温度調節機能の付いたステンレス製耐圧反応容器に、ラウリルアルコール186部(1.0モル)、水酸化カリウム0.5部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下で、120℃にて1時間脱水を行った。次いでエチレンオキサイド(EO)88部(2.0モル)を150℃にて、ゲージ圧が0.1〜0.3MPaとなるように10時間かけて導入した。反応物をガラス容器に移し、温度を20℃に保ちながら、クロルスルホン酸120部(1.03モル)を徐々に滴下し、2時間脱塩酸を行った後、水酸化ナトリウム41.2部(1.03モル)を水1110部に溶解した水溶液で硫酸化物を中和し、ラウリルアルコールEO2モル付加物硫酸エステルナトリウム塩の25%水溶液を得た。
比較製造例1 (イタコン酸重合体アンモニウム塩の製造)
20%濃度のイタコン酸水溶液500g、35%過酸化水素水9gを溶解したものを、水1000gを仕込んだ内容積2リットルの容器中に、還流下で撹拌しながら10時間かけて均等に滴下した。滴下終了後、2時間還流下で保ったのち、アンモニア水溶液で中和してイタコン酸重合体のアンモニウム塩を得た。イタコン酸重合体のアンモニウム塩のMwは、5,000であった。
比較製造例2 (ポリアクリル酸Na塩の製造)
温調及び撹拌が可能な反応容器にイソプロピルアルコール300部及び超純水100部を仕込み、反応容器内を窒素で置換後、75℃に昇温した。30rpmで撹拌下、アクリル酸の75%水溶液407部及びジメチル2,2’−アゾビスイソブチレートの15%イソプロピルアルコール溶液95部を3.5時間かけてそれぞれ同時に滴下した。滴下終了後、75℃で5時間撹拌した後、系内が固化しないように超純水を間欠的に投入し、イソプロピルアルコールが検出できなくなるまで水とイソプロピルアルコールの混合物を留去した。得られたポリアクリル酸水溶液を水酸化ナトリウム70部でpHが7.0になるまで中和し、超純水で濃度調整することにより、ポリアクリル酸Na塩(AB’−1)の40%水溶液を得た。なお、ポリアクリル酸Na塩のMwは10,000であった。
実施例1〜4及び比較例1〜3
表1〜2に記載の組成で、合計100部となるように、各成分を配合し、25℃、マグネチックスターラーで40rpm、20分間撹拌して、本発明の研磨液及び比較のための研磨液を得た。
また、表中、HEDPは1−ヒドロキシエチリデン−1、1−ジホスホン酸を表す。
研磨液の性能評価として、研磨速度持続性能、平坦性、パーティクル付着低減性能の評価試験は下記の方法で行った。なお、本評価は大気からの汚染を防ぐため、クラス1,000(FED−STD−209D、米国連邦規格、1988年)のクリーンルーム内で実施した。
<研磨速度持続性能の評価>
(1)重量を測定した2.5インチの磁気ディスク用ガラス基板及びダイヤモンド砥石固定研磨パッド(住友スリーエム(株)製、「トライザクト677XA」)を研磨装置(株式会社ナノファクター製、「FACT−200」)にセットした。
(2)回転数を100rpm、揺動回数を60回/分、押し付け圧を100g重/cmに設定し、実施例1〜4、比較例1〜3の試験液を1mL/秒の速度で基板に注ぎながら15分間研磨した。
(3)上記の研磨したガラス基板を研磨装置から取り出し、1分間流水ですすいでリンスした後、窒素ブローで乾燥させ、重量測定を行った。
(1)〜(3)を10回繰り返し、1回目と10回目の重量変化量を比較することで、下記の判断基準に従い、研磨速度持続性能の評価を判定した。(10回目の重量変化量/1回目の重量変化量×100)
結果を表1に示す。
5:80%以上
4:60%以上80%未満
3:40%以上60%未満
2:20%以上40%未満
1:20%未満
Figure 2014127217
<基板の平坦性評価>
前述した研磨速度の持続性評価において、(3)の窒素ブローで乾燥させたガラス基板を原子間力顕微鏡(エスアイアイナノテクノロジー(株)製、E−SWEEP)で表面粗さを測定した。
平坦性評価は、表面粗さRaを5点測定し、最大の表面粗さRaMAXと最小の表面粗さRaMINの差を比較することで、下記の基準に従い判定した。
結果を表1に示す。
○:RaMAXとRaMINの差が1.0Å未満
×:RaMAXとRaMINの差が1.0Å以上
<パーティクル付着低減性能の評価>
(1)重量を測定した2.5インチの磁気ディスク用ガラス基板及びダイヤモンド砥石固定研磨パッド(住友スリーエム(株)製、「トライザクト677XA」)を研磨装置(株式会社ナノファクター製、「FACT−200」)にセットした。
(2)回転数を100rpm、揺動回数を60回/分、押し付け圧を100g重/cmに設定し、実施例1〜4、比較例1〜3の試験液を1mL/秒の速度で基板に注ぎながら15分間研磨した。
(3)上記の研磨したガラス基板を研磨装置から取り出し、1分間流水ですすいでリンスした後、研磨装置から基板を取り外して窒素ブローで乾燥させ、評価用基板を作成した。
(4)光を評価用基板に当て、発生する微弱な散乱光を集光、増幅させることで表面の微細なパーティクルを強調し、検査することができる表面検査装置(ビジョンサイテック社製、「MicroMax VMX−6100SK」)を使って、評価用基板表面を任意に5箇所(10mm×10mm角)選んでその範囲内のパーティクル数を数え、5箇所の平均値を算出した。なお、比較例1(ブランク)の基板上パーティクル数は980個であった。
それぞれの基板上のパーティクル数を比較例1の基板上パーティクル数と比較し、下記の判断基準に従い、研磨工程でのパーティクルの付着を低減する効果を評価し、判定した。結果を表1に示す。
5:ブランク(980個)の20%未満
4:20%以上40%未満
3:40%以上60%未満
2:60%以上80%未満
1:80%以上
中和塩(AB)とアニオン性界面活性剤(C)を含む実施例1〜4の本発明の研磨液は、研磨速度の持続性、基板の平坦性が高い。また、アルカノールアミンを含む実施例2〜4はパーティクル分散性が良いため、研磨後に基板に付着する量を大きく低減することができる。
一方、比較例2〜3の研磨液は、比較例1と比較すると、一定のパーティクルの付着を抑える効果があるが、高容量化のために許容できるパーティクルの付着量には及ばない。また、研磨速度が徐々に低下し、十分な生産性は確保できない。
また、(C)を使用した実施例2の研磨液は、(C)以外のアニオン性界面活性剤を使用した比較例3の研磨液と比較して、研磨速度の持続性が向上することから、特定の中和塩(AB)と、特定のアニオン性界面活性剤(C)を同時に含むことによって、これら性能を満足することができることがわかる。
本発明の電子材料用研磨液は、研磨工程中の研磨速度を持続する効果に優れ、また、研磨でのパーティクル付着低減効果にも優れている。そのため、製造工程に研磨工程を含む電子材料用研磨液、例えば磁気ディスク用ガラス基板、磁気ディスク用Ni−Pメッキされたアルミ基板、半導体用シリコン基板、LED用サファイヤ基板製造用の研磨液として有用である。
また、本発明の研磨液を用いて研磨する工程を含む電子材料の製造方法は、研磨中の研磨速度を持続でき、また、研磨でのパーティクル付着が少ない製造方法であるので、磁気ディスク用ガラス基板、磁気ディスク用Ni−Pメッキされたアルミ基板、半導体用シリコン基板、LED用サファイヤ基板等の製造方法として利用できる。

Claims (10)

  1. 重量平均分子量が1,000〜200,000である中和塩(AB)並びに硫酸エステル(塩)基、スルホン酸(塩)基及びリン酸エステル(塩)基からなる群から選ばれる1種以上の基を有する重量平均分子量が150〜800であるアニオン性界面活性剤(C)を必須成分として含有するである電子材料用研磨液。
    中和塩(AB):分子内に少なくとも1つの酸基(X)を有する酸性化合物(A)と、プロトン付加反応における生成熱変化(Q2)が10〜152kcal/molである窒素含有塩基性化合物(B)との塩であって、前記酸基(X)の酸解離反応における生成熱変化(Q1)が3〜200kcal/molである中和塩。
  2. 中和塩(AB)がポリアクリル酸塩、ポリスチレンスルホン酸塩及びナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物の塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の中和塩(AB2)である請求項1に記載の電子材料用研磨液。
  3. 該窒素含有塩基性化合物(B)が1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7である請求項1または2に記載の電子材料用研磨液。
  4. アニオン性界面活性剤(C)が硫酸エステル(塩)基を有するアニオン性界面活性剤(C1)及び/又はスルホン酸(塩)基を有するアニオン性界面活性剤(C2)である請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子材料用研磨液。
  5. アルカノールアミン(D)を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子材料用研磨液。
  6. キレート剤(E)を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子材料用研磨液。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の研磨液が、ラッピング工程で使用されることを特徴とする電子材料用研磨液。
  8. 該電子材料が磁気ディスク用ガラス基板または表面がニッケル−リンメッキされた磁気ディスク用アルミ基板である請求項1〜7のいずれかに記載の電子材料用研磨液。
  9. 電子材料の製造工程において、請求項1〜8のいずれかに記載の電子材料用研磨液を用いて電子材料中間体を研磨する研磨方法。
  10. 製造工程中に研磨工程を含む電子材料の製造方法であって、請求項9に記載の研磨方法で電子材料中間体を研磨する工程を含む電子材料の製造方法。
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JP2018051645A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 富士紡ホールディングス株式会社 研磨パッド及びその製造方法

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