JP2014126816A - 帯電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレーム内の不純物を効率的に除去することができる帯電器を提供する。
【解決手段】帯電器100は、コロナ放電により感光体ドラム61を帯電させるように構成された放電電極110と、グリッド電極120と、一対のシールド電極130,140と、一対の側壁151,152を有するフレーム150と、フレーム150の内面の少なくとも一部に設けられ、一対の側壁151,152の間に侵入した不純物を除去するように構成された不純物除去部材170と、グリッド電極120を挟んで放電電極110が配置された側とは反対側に設けられ、グリッド電極120に印加される電圧よりも低い電圧が印加されるように構成された気流形成電極160とを備える。不純物除去部材170の少なくとも一部は、一対のシールド電極130,140の対向方向において、気流形成電極160と同じ側に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に設けられた感光体に対向して配置される帯電器に関する。
従来より、画像形成装置に設けられた感光体ドラムなどの感光体に対向して配置され、コロナ放電により感光体を帯電させるように構成された帯電器が知られている。例えば、特許文献1には、コロナ放電を行う放電電極や、感光体の帯電電位を所定の電位に制御するグリッド電極、放電電極を挟んで対向する一対のシールド板、これらを収容するハウジング部材などを備え、ハウジング部材とシールド板との間にオゾンを除去するオゾン除去部材を配置した帯電装置(帯電器)が開示されている。
特開2006−106453号公報
ところで、帯電器内の空気は、ファンなどでその流れを形成しない限り、通常は大部分が放電電極の周辺(一対のシールド板の間)で渦を巻くように流れる。そのため、特許文献1の構成において、オゾン除去部材を通過する空気は一部であり、実際のオゾンの除去効率はそれほど高くはならない。また、帯電器内に侵入するケイ素化合物などは放電電極に付着することで帯電性能を低下させるため、これを放電電極に付着する前に積極的に外部に排出したり、専用の除去部材に向けて移動させたりして除去することが望まれる。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、フレーム内の不純物を効率的に除去することができる帯電器を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するための本発明は、画像形成装置に設けられた感光体に対向して配置される帯電器であって、所定方向に沿って設けられ、コロナ放電により感光体を帯電させるように構成された放電電極と、感光体と放電電極の間に配置されるグリッド電極と、放電電極を挟んで感光体の表面の移動方向に対向して設けられた一対のシールド電極と、放電電極および一対のシールド電極を挟んで前記移動方向に対向して設けられた一対の側壁を少なくとも有するフレームと、フレームの内面の少なくとも一部に設けられ、一対の側壁の間に侵入した不純物を除去するように構成された不純物除去部材と、グリッド電極を挟んで放電電極が配置された側とは反対側に設けられ、グリッド電極に印加される電圧よりも低い電圧が印加されるように構成された気流形成電極と、を備える。
不純物除去部材の少なくとも一部は、一対のシールド電極の対向方向において、気流形成電極と同じ側に設けられている。
このような構成によれば、コロナ放電により発生した荷電粒子が放電電極から気流形成電極に向けて移動するときに気流が形成されるため、この気流によりフレーム内に侵入した不純物を外部に排出したり、不純物除去部材に向けて移動させたりすることができる。これにより、フレーム内の不純物を効率的に除去することができる。
前記した帯電器において、少なくとも一方のシールド電極は、フレームとの間に所定の隙間を有した状態で配置されて当該フレームとの間に流路を形成し、不純物除去部材は、フレームの内面のうち少なくとも流路を形成する部分に設けられ、気流形成電極は、流路と感光体の間に配置される構成とすることが望ましい。
これによれば、気流形成電極によってフレーム内に不純物除去部材が設けられた流路に流れ込む気流を形成することができるので、フレーム内の不純物をより効率的に除去することができる。
前記した帯電器において、グリッド電極は、前記移動方向に延びる第1グリッド電極と、第1グリッド電極に対し感光体から離れる側に傾斜して延びる第2グリッド電極と、を有し、気流形成電極は、第2グリッド電極と対面するように設けられた構成とすることができる。
これによれば、対面する気流形成電極と第2グリッド電極との間に不純物を移動させる気流を形成することができる。また、気流形成電極を第2グリッド電極に沿って感光体から離れる側に傾斜するように配置することができるので、電圧が印加される気流形成電極が感光体の帯電に与える影響を小さくすることができる。
前記した帯電器において、気流形成電極は、前記移動方向において放電電極よりも上流側に設けられている構成とすることができる。
感光体の表面の移動方向上流側は表面電位が低いので、気流形成電極を移動方向上流側に設けることで、感光体の表面電位の影響が少ない状況下でコロナ放電により発生した荷電粒子を放電電極から気流形成電極に向けて移動させることができる。これにより、放電電極から気流形成電極に向けて強い気流を形成することができるので、フレーム内の不純物をより効率的に除去することができる。
前記した帯電器において、フレームは、内面に当該フレームの内側に向けて突出する突出部を有し、不純物除去部材は、フレームの内面および突出部の表面に設けられている構成とすることができる。
これによれば、不純物除去部材の表面積を大きくすることができるので、フレーム内の不純物をより効率的に除去することができる。
前記した帯電器において、フレームは、放電電極を挟んで感光体が配置された側とは反対側が壁により閉塞されている構成とすることができる。
これによれば、フレーム内に侵入する不純物を減らすことができる。
また、前記した帯電器において、フレームは、放電電極を挟んで感光体が配置された側とは反対側に開口を有し、開口から流入した空気が放電電極の周囲を通過して感光体との隙間から外部に流出可能に構成することもできる。
これによれば、気流形成電極により形成される気流や不純物除去部材の効果に加えて、放電電極の周囲に流速の大きい空気の流れを形成可能となるので、放電電極の周囲の不純物の濃度を迅速に低下させることができる。これにより、放電電極に不純物が付着することを抑制することができる。
本発明によれば、フレーム内の不純物を効率的に除去することができる。
本発明の帯電器を備えた画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る帯電器の構成を示す図である。 第1実施形態の変形例に係る帯電器の構成を示す図である。 第2実施形態に係る帯電器の構成を示す図である。 本発明の帯電器のフレーム内に形成される気流を計算したシミュレーション結果を示す図である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下においては、まず、実施形態に係る帯電器100を備えた画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成について説明し、その後、帯電器100の詳細な構成について説明する。また、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、用紙Sを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙S上にトナー像を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙S上のトナー像を熱定着する定着装置8とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Sを収容する給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33とを主に備えている。給紙トレイ31内の用紙Sは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33によって1枚ずつ分離されてプロセスカートリッジ5に供給される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ光源やポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光装置4では、レーザ光源から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、感光体ドラム61の表面で高速走査されることで、感光体ドラム61の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、感光体ユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
感光体ユニット6は、感光体の一例としての正帯電性の感光体ドラム61と、帯電器100と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、感光体ユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部74と、アジテータ75とを主に備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器100により一様に正帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、アジテータ75によって撹拌されながら、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71の回転に伴って、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、給紙部3から供給された用紙Sが、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を通過することで、感光体ドラム61上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着装置8は、プロセスカートリッジ5の後方に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。定着装置8では、トナー像が転写された用紙Sが、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を通過することで、トナー像が用紙S上に熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Sは、排紙ローラ23によって排紙トレイ22上に排出される。
<帯電器の詳細構成>
図2に示すように、帯電器100は、レーザプリンタ1に設けられた感光体ドラム61に所定の間隔をあけて対向して配置されており、放電電極110と、グリッド電極120と、一対のシールド電極130,140と、フレーム150と、気流形成電極160と、不純物除去部材170とを主に備えている。
放電電極110は、所定の電圧(帯電バイアス)が印加されることでコロナ放電を発生させるように構成されたワイヤ状の電極であり、所定方向、具体的には感光体ドラム61の軸方向である左右方向に沿って張設されている。この放電電極110は、コロナ放電により感光体ドラム61の表面を正帯電させる荷電粒子、例えば窒素イオンなどを発生させる。
グリッド電極120は、放電電極110と異なる電位(電位0を含む)に設定されることで、感光体ドラム61の帯電量を制御するように構成された板状の電極であり、感光体ドラム61と放電電極110の間に配置されている。このグリッド電極120は、帯電器100に対向する感光体ドラム61の表面の移動方向(太い矢印参照)に略沿う前後方向に延びる第1グリッド電極121と、第1グリッド電極121の後端部から第1グリッド電極121に対し感光体ドラム61から離れる側である後斜め上側に傾斜して延びる第2グリッド電極122とを主に有している。第1グリッド電極121および第2グリッド電極122は、それぞれ、放電電極110のコロナ放電により発生した荷電粒子を通過させるための複数のグリッド穴123を有している。
一対のシールド電極130,140は、放電電極110を挟んで前後方向に対向して設けられた板状の電極であり、グリッド電極120と一体に形成されている。より詳細に、シールド電極130は、第1グリッド電極121の前端部から上方に向けて延びて第1グリッド電極121に対し略直交するように設けられ、シールド電極140は、第2グリッド電極122の上端部から上方に向けて延びてシールド電極130に対し略平行となるように設けられている。
フレーム150は、放電電極110や後述する気流形成電極160などの各電極を支持する部材であり、樹脂などの誘電体から形成されている。このフレーム150は、放電電極110および一対のシールド電極130,140を挟んで前後方向に対向して設けられた一対の側壁151,152と、一対の側壁151,152の上端部同士を接続する上壁153とを主に有している。
側壁151は、フレーム150の前側の壁を構成し、その内面に沿うようにしてシールド電極130が配置されている。
側壁152は、フレーム150の後側の壁を構成している。
上壁153は、フレーム150の上側の壁を構成し、放電電極110やグリッド電極120、一対のシールド電極130,140を覆うように設けられている。本実施形態において、フレーム150は、放電電極110を挟んで感光体ドラム61が配置された側とは反対側が上壁153により閉塞されているため、フレーム150内に侵入する不純物を減らすことができる。
側壁152と、シールド電極140および第2グリッド電極122とは、その間に所定の隙間を有した状態で離間して配置されており、また、シールド電極140の上端部と上壁153とは、所定の間隔をあけた状態で離間して配置されている。これにより、側壁152および上壁153と、シールド電極140および第2グリッド電極122との間に流路Fが形成されている。
なお、本実施形態において、フレーム150は、感光体ユニット6(図1参照)のフレームの一部として一体に形成されているが、本発明はこれに限定されず、例えば、感光体ユニット6のフレームとは別部品として形成されていてもよい。
気流形成電極160は、グリッド電極120に印加される電圧よりも低い電圧(コロナ放電で発生した荷電粒子を引き寄せる電圧)が印加されるように構成された板状の電極であり、グリッド電極120を挟んで放電電極110が配置された側とは反対側で、フレーム150(側壁152)に支持された状態で設けられている。より詳細に、気流形成電極160は、第2グリッド電極122と略平行で対面するように設けられており、流路Fと感光体ドラム61の間、より具体的には、上下方向において、流路Fのうち側壁152とシールド電極140との間の部分と、感光体ドラム61との間に配置されている。また、本実施形態において、気流形成電極160は、太い矢印で示す感光体ドラム61の表面の移動方向において放電電極110よりも上流側、すなわち前後方向において放電電極110よりも後側に設けられている。
なお、一例として、放電電極110に印加する電圧が5kVであり、グリッド電極120に印加する電圧が700Vである場合、気流形成電極160に印加する電圧は、0V以下であることが望ましい。
不純物除去部材170は、一対の側壁151,152の間(フレーム150内)に侵入した不純物を除去するように構成された部材であり、フレーム150の内面の一部に層状に設けられている。より詳細に、不純物除去部材170は、上壁153の内面から側壁152の内面上部にかけて設けられており、これによって、その一部が一対のシールド電極130,140の対向方向である前後方向において、気流形成電極160が配置された側と同じ後側に設けられている。また、不純物除去部材170は、側壁152の内面に設けられていることで、フレーム150の内面のうち流路Fを形成する部分に設けられている。
不純物除去部材170は、不純物を吸着する材料や不純物を分解する材料、これらを組み合わせた材料などから形成することができ、具体的な材質は除去したい不純物の種類に応じて適宜選択することができる。不純物を吸着する材料としては、例えば、活性炭などの多孔質の材料を採用することができ、不純物を分解する材料としては、例えば、不純物を分解する触媒作用を有する材料などを採用することができる。
より具体的に、除去したい不純物がシロキサンの気体である場合、不純物除去部材170は、例えば、活性炭などから形成することができる。また、より多くのシロキサンを吸着するため、活性炭にポリスチレンなどを練り込んだ材料から形成することもできる。また、除去したい不純物がオゾンである場合、不純物除去部材170は、例えば、活性炭のほか、二酸化マンガンや酸化ニッケルなどのオゾン分解作用を有する化合物を含む材料などから形成することができる。
不純物除去部材170を設ける方法としては、例えば、不純物除去部材170の材料をシート状に形成し、このシートをフレーム150の内面に貼り付ける方法や、不純物除去部材170の材料をフレーム150の内面に塗布する方法などを採用することができる。
次に、以上説明した本実施形態に係る帯電器100の作用効果について説明する。
放電電極110に帯電バイアスが印加されてコロナ放電が発生しているときに、気流形成電極160にグリッド電極120に印加される電圧よりも低い電圧が印加されると、コロナ放電により発生した荷電粒子の一部が、放電電極110の周囲から気流形成電極160に向けて移動する。これにより、一対のシールド電極130,140の間の空気が放電電極110の周囲から気流形成電極160に向けて流れ、さらに流路Fを通って一対のシールド電極130,140の間に再び流れ込む、細い矢印で示すような気流をフレーム150内に形成することができる。
帯電器100では、このような気流により、フレーム150内に浸入した不純物を、不純物除去部材170に向けて移動させ、その表面に接触させることで、不純物除去部材170に効果的に吸着したり、分解したりすることができる。また、帯電器100では、フレーム150外に流れる気流により、フレーム150内に浸入した不純物を外部に排出することもできる。これらにより、本実施形態の帯電器100によれば、フレーム150内の不純物を効率的に除去することができる。
また、本実施形態では、気流形成電極160が第2グリッド電極122と対面するように設けられているので、気流形成電極160を第2グリッド電極122に沿って感光体ドラム61から離れる側に傾斜するように配置することができる。これにより、電圧が印加される気流形成電極160が感光体ドラム61の帯電に与える影響を小さくすることができる。
また、本実施形態では、気流形成電極160が、感光体ドラム61の表面電位が低い放電電極110の上流側に設けられているので、感光体ドラム61の表面電位の影響が少ない状況下でコロナ放電により発生した荷電粒子を放電電極110から気流形成電極160に向けて移動させることができる。これにより、放電電極110から気流形成電極160に向けて強い気流を形成できるので、フレーム150内の不純物をより効率的に除去することができる。
なお、本実施形態は、上記の構成に限定されるものではない。例えば、図3に示すように、帯電器101は、フレーム150が側壁152や上壁153の内面にフレーム150の内側に向けて突出する突出部としてのリブ154を有し、不純物除去部材170が側壁152や上壁153の内面およびリブ154の表面に設けられている構成であってもよい。これによれば、不純物除去部材170の表面積を大きくすることができるので、フレーム150内の不純物をより効率的に除去することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、前記した第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態の帯電器200は、前記した第1実施形態の帯電器100(図2参照)と略前後対称に構成されている。
帯電器200のフレーム150は、放電電極110を挟んで感光体ドラム61が配置された側とは反対側の上壁153に、フレーム150の内外を連通させる開口155を有している。これにより、フレーム150は、開口155から内部に流入した空気が、放電電極110の周囲を通過し、さらにグリッド電極120のグリッド穴123を通過して、感光体ドラム61との間の隙間から外部に流出可能に構成されている。
なお、フレーム150内の空気の流れは、レーザプリンタ1(図1参照)に設けた図示しないファンによって形成することができる。例えば、本体筐体2内の帯電器200の後方などに、本体筐体2内の空気を外部に排出する排気ファンを設けることで、フレーム150内の空気を吸引して、開口155からフレーム150と感光体ドラム61との間の隙間に向けて流れる気流を形成することができる。また、開口155付近に空気をフレーム150内に供給する給気ファンを設けることで、開口155からフレーム150と感光体ドラム61との間の隙間に向けて流れる気流を形成することもできる。
本実施形態の帯電器200によれば、前記した第1実施形態の帯電器100と同様の作用効果を得ることができる。
さらに、本実施形態によれば、放電電極110の周囲に流速の大きい空気の流れを形成することができるので、放電電極110の周囲の不純物の濃度を迅速に低下させることができる。これにより、放電電極110に不純物が付着することを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、一方のシールド電極140とフレーム150との間だけに流路Fが形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、流路は、一方のシールド電極とフレームとの間、および、他方のシールド電極とフレームとの間の両方に形成されていてもよい。この場合、他方のシールド電極とフレームとの間に形成される流路と、感光体との間にも気流形成電極を設けることが望ましい。また、フレームの内面のうち流路を形成する部分に不純物除去部材を設けることがより望ましい。
前記実施形態では、不純物除去部材170が側壁152(流路F)と上壁153の内面に設けられていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、気流形成電極と同じ側の流路を形成する部分だけに設けられていてもよい。また、前記実施形態では、不純物除去部材170がフレーム150の内面の一部に設けられていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、不純物除去部材は、フレームの内面全体に設けられていてもよい。
前記実施形態では、フレーム150は、一対の側壁151,152と、上壁153とを有して構成されていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、フレームは、感光体の表面の移動方向に対向して設けられた一対の側壁だけを有する構成であってもよい。
前記実施形態では、グリッド電極120と一対のシールド電極130,140が一体に形成されていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、グリッド電極とシールド電極は、別部品として形成されていてもよい。
前記実施形態では、放電電極としてワイヤ状の放電電極110を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、放電電極は、所定方向に沿って配列された複数の針状の電極であってもよい。言い換えると、本発明の帯電器は、鋸歯帯電器であってもよい。
前記実施形態では、本発明を、感光体ドラム61(感光体)を正に帯電させるシステムに適用した例を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、感光体を負に帯電させるシステムにも適用することができる。
前記実施形態では、本発明の帯電器が使用される画像形成装置として、モノクロ画像のみを形成可能なレーザプリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、カラー画像を形成可能なプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。
次に、本発明の効果を確認した実施例(シミュレーション結果)について説明する。
本実施例では、以下に示す計算条件の下、帯電器のフレーム内に形成される気流を計算した。
<計算条件>
帯電器は、前記した第1実施形態の帯電器100と同様の構成である。
放電電極の電圧 : 6kV
グリッド電極の電圧:700V
気流形成電極の電圧:−1kV
コロナ電流 :250μA
ここで、コロナ電流とは、コロナ放電によりワイヤ(放電電極)の表面から発生する電流の総量である。
<計算結果>
図5に示すように、本発明の帯電器では、フレーム内に、放電電極の周辺で渦を巻くように流れる気流のほか、放電電極の周囲からグリッド電極のグリッド穴を通過して気流形成電極に向けて流れ、さらに一方のシールド電極とフレームとの間に形成された流路を通って一対のシールド電極の間に再び流れ込む気流が形成されることが確認された。また、フレーム内から当該フレームと感光体ドラムとの間の隙間を通過して外部に流れる気流が形成されることも確認された。
これにより、本発明の帯電器によれば、形成された気流によってフレーム内に侵入した不純物を外部に排出したり、フレームの内面に設ける不純物除去部材に向けて移動させたりすることができるので、フレーム内の不純物を効率的に除去可能であることが確認された。
1 レーザプリンタ
61 感光体ドラム
100 帯電器
110 放電電極
120 グリッド電極
121 第1グリッド電極
122 第2グリッド電極
130 シールド電極
140 シールド電極
150 フレーム
151 側壁
152 側壁
153 上壁
154 リブ
155 開口
160 気流形成電極
170 不純物除去部材
F 流路

Claims (7)

  1. 画像形成装置に設けられた感光体に対向して配置される帯電器であって、
    所定方向に沿って設けられ、コロナ放電により前記感光体を帯電させるように構成された放電電極と、
    前記感光体と前記放電電極の間に配置されるグリッド電極と、
    前記放電電極を挟んで前記感光体の表面の移動方向に対向して設けられた一対のシールド電極と、
    前記放電電極および前記一対のシールド電極を挟んで前記移動方向に対向して設けられた一対の側壁を少なくとも有するフレームと、
    前記フレームの内面の少なくとも一部に設けられ、前記一対の側壁の間に侵入した不純物を除去するように構成された不純物除去部材と、
    前記グリッド電極を挟んで前記放電電極が配置された側とは反対側に設けられ、前記グリッド電極に印加される電圧よりも低い電圧が印加されるように構成された気流形成電極と、を備え、
    前記不純物除去部材の少なくとも一部は、前記一対のシールド電極の対向方向において、前記気流形成電極と同じ側に設けられていることを特徴とする帯電器。
  2. 少なくとも一方の前記シールド電極は、前記フレームとの間に所定の隙間を有した状態で配置されて当該フレームとの間に流路を形成し、
    前記不純物除去部材は、前記フレームの内面のうち少なくとも前記流路を形成する部分に設けられ、
    前記気流形成電極は、前記流路と前記感光体の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の帯電器。
  3. 前記グリッド電極は、前記移動方向に延びる第1グリッド電極と、前記第1グリッド電極に対し前記感光体から離れる側に傾斜して延びる第2グリッド電極と、を有し、
    前記気流形成電極は、前記第2グリッド電極と対面するように設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯電器。
  4. 前記気流形成電極は、前記移動方向において前記放電電極よりも上流側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の帯電器。
  5. 前記フレームは、内面に当該フレームの内側に向けて突出する突出部を有し、
    前記不純物除去部材は、前記フレームの内面および前記突出部の表面に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の帯電器。
  6. 前記フレームは、前記放電電極を挟んで前記感光体が配置された側とは反対側が壁により閉塞されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の帯電器。
  7. 前記フレームは、前記放電電極を挟んで前記感光体が配置された側とは反対側に開口を有し、前記開口から流入した空気が前記放電電極の周囲を通過して前記感光体との隙間から外部に流出可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の帯電器。
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